JP2013207216A - ウエハ加工方法とウエハ加工システム - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な方法で、品種間差を反映した加工条件を算出できるウエハ加工方法とウエハ加工装置を提供する。
【解決手段】関係式算出部がウエハの品種に依存するパラメータと該パラメータに対応する検査結果との関係を表す関係式を算出する関係式算出工程S4と、次回加工条件算出部が該関係式からウエハの加工条件を算出する工程S11と、を有し、検査装置により新たな検査結果が得られる度に、該パラメータを横軸とし該検査結果の単位を縦軸とする座標平面において、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、該関係式を補正するS25。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウエハの加工に用いられるウエハ加工方法とウエハ加工システムに関する。
特許文献1には、ウエハの加工条件を決めるために、まずシミュレーションを行い、当該シミュレーション結果を実測データで補正することが開示されている。
特開2009−152269号公報
加工装置ではさまざまな品種のウエハを処理する。そのため、ウエハに所望の加工を施すためには、品種間差を考慮して加工条件を定めることが好ましい。しかしながら特許文献1に開示の技術では加工条件を求めるためにシミュレーションが必要となるので、複雑な演算を要するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、容易な方法で、品種間差を反映した加工条件を算出できるウエハ加工方法とウエハ加工システムを提供することを目的とする。
本願の発明に係るウエハ加工方法は、加工装置が、第1品種のウエハと第2品種のウエハに対しそれぞれ所定の加工を施す第1加工工程と、検査装置が、該第1加工工程で加工されたウエハを検査する第1検査工程と、検査結果取得部が、該第1検査工程の検査結果を取得する工程と、関係式算出部が、該ウエハの品種に依存するパラメータと該パラメータに対応する該検査結果から、該パラメータと該検査結果との関係を表す第1関係式を算出する工程と、次回加工品種特定部が、該加工装置で次に加工するウエハの品種である次回加工品種を特定する工程と、次回加工条件算出部が、該次回加工品種に対する加工条件である次回加工条件を、該第1関係式から算出する工程と、通知部が、該次回加工条件を該加工装置に通知する工程と、該加工装置が、該次回加工条件でウエハを加工する第2加工工程と、該検査装置が、該第2加工工程で加工されたウエハを検査する第2検査工程と、該検査結果取得部が、該第2検査工程の検査結果を取得する工程と、該関係式算出部が、該パラメータを横軸とし該検査結果の単位を縦軸とする座標平面において、該第1関係式から得られる基準点と該第2検査工程の検査結果を表す点とから、該第1関係式を補正して第2関係式を算出する工程と、該第2関係式から算出した加工条件でウエハを加工する工程と、を備え、該検査装置により新たな検査結果が得られる度に、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、該関係式を補正することを特徴とする。
本願の発明に係るウエハ加工システムは、第1品種のウエハと第2品種のウエハに対しそれぞれ所定の加工を施す加工装置と、該加工装置で加工されたウエハを検査する検査装置と、該検査装置の検査結果を取得する検査結果取得部と、該ウエハの品種に依存するパラメータと該パラメータに対応する該検査結果から、該パラメータと該検査結果との関係を表す第1関係式を算出する関係式算出部と、該加工装置で次に加工するウエハの品種である次回加工品種を特定する次回加工品種特定部と、該次回加工品種に対する加工条件である次回加工条件を、該第1関係式から算出する次回加工条件算出部と、該次回加工条件を該加工装置に通知する通知部と、を備え、該加工装置は、該次回加工条件でウエハを加工し、該検査装置は、該次回加工条件で加工されたウエハを検査し、該検査結果取得部は、該次回加工工程で加工されたウエハの検査結果を取得し、該関係式算出部は、該パラメータを横軸とし該検査結果の単位を縦軸とする座標平面において、該第1関係式から得られる基準点と、該次回加工工程で加工されたウエハの検査結果を表す点とから、該第1関係式を補正して第2関係式を算出し、該加工装置は、該第2関係式から算出した加工条件でウエハを加工し、該関係式算出部は、該検査装置により新たな検査結果が得られる度に、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、該関係式を補正することを特徴とする。
本発明によれば、容易な方法で品種間差を反映した加工条件を算出できる。
本発明の実施の形態に係るウエハ加工システムを示す図である。 本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法を示すフローチャートである。 第1関係式により得られた直線を示す図である。 第2関係式を算出することを示す図である。 第3関係式を算出することを示す図である。 第i関係式を算出することを示す図である。 比較例の関係式により得られた直線を示す図である。 マスクパターン開口率が大きい品種のウエハについて新規検査結果が得られたときの関係式の補正を示す図である。 マスクパターン開口率が小さい品種のウエハについて新規検査結果が得られたときの関係式の補正を示す図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係るウエハ加工システムを示す図である。ウエハ加工システムは計算機10を備える。計算機10には加工装置12と検査装置14が接続されている。加工装置12は、計算機10から通知される条件でウエハをエッチングするエッチング装置である。検査装置14は加工装置12で加工されたウエハを検査するものである。本発明の実施の形態1に係るウエハ加工システムは、計算機10が、検査装置14で得られた検査結果から次に処理するウエハの加工条件を決定し、加工装置12に通知するものである。
次いで、本発明の実施の形態に係るウエハ加工システムを用いた、ウエハ加工方法を説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法を示すフローチャートである。まず、加工装置12が、第1品種のウエハと第2品種のウエハに対しそれぞれエッチングを施す。第1品種のウエハと第2品種のウエハにはマスクパターンが形成されている。このマスクパターンをマスクとしてウエハをエッチングすることでディープトレンチを形成する。第1品種のウエハにおけるマスクパターン開口率(第1開口率)は、第2品種のウエハにおけるマスクパターン開口率(第2開口率)よりも小さい。第1開口率と第2開口率の差は大きいほど好ましい。この工程を第1加工工程(ステップS1)と称する。第1加工工程による処理を終えたウエハは検査装置14に搬送される。
ステップS1を終えるとステップS2へ処理が進められる。ステップS2では検査装置14が第1加工工程で加工されたウエハを検査する。この工程を第1検査工程(ステップS2)と称する。第1検査工程では、第1品種のウエハのエッチングレートと、第2品種のウエハのエッチングレートを検査する。ステップS2を終えるとステップS3へと処理が進められる。ステップS3では検査結果取得部10aが、ウエハの検査結果を取得する。この工程を検査結果取得工程と称する。検査結果取得部10aは、検査結果をマスクパターン開口率と関連付けて取得する。すなわち、ウエハの品種に依存するパラメータであるマスクパターン開口率ごとに、検査結果(エッチングレート)を取得する。
ステップS3を終えるとステップS4へ処理が進められる。ステップS4では関係式算出部10bが、検査結果取得部10aで取得したデータを用いて第1関係式を算出する。第1関係式とは、ウエハの品種に依存するパラメータと検査結果の関係を表すものである。本発明の実施の形態では、ウエハの品種に依存するパラメータとしてマスクパターン開口率を採用し、検査結果としてエッチングレートを採用する。半導体のエッチングにおいては、エッチングレートがマスクパターン開口率によって変化することがある。例えばマスクパターン開口率が小さいとエッチングレートが増加傾向となることがある。検査結果取得部10aにより検査結果とマスクパターン開口率を関連付けて取得したので、マスクパターン開口率Eとそれに対応するエッチングレートVに基づいて第1関係式を算出することができる。
図3は、第1関係式により得られた直線を示す図である。第1関係式は、マスクパターン開口率がE11(第1開口率)である第1品種のウエハの検査結果(エッチングレート)を示すP11と、マスクパターン開口率がE12(第2開口率)である第2品種のウエハの検査結果(エッチングレート)を示すP12を結ぶ下記の式1で表される。
Figure 2013207216
ここで、
V:エッチングレート
:切片
:傾き
E:マスクパターン開口率
である。このように、第1関係式はマスクパターン開口率Eに関する1次関数Vで表される。この関係式は、品種間の出来栄えの違いを定量的に表すものである。図3から明らかなように、E11(第1開口率)とE12(第2開口率)の差を大きくすることで、第1関係式を精度よく算出できる。なお、第1加工工程ではE11(第1開口率)とE12(第2開口率)の差を大きくするために、製品用マスクパターンとは異なるパターンが形成された評価用ウエハなどを用いてもよい。
ステップS4を終えるとステップS5へ処理が進められる。ステップS5では次回加工品種特定部10cが、加工装置12で次に加工するウエハの品種である次回加工品種を特定する。ステップS5を終えるとステップS6へ処理が進められる。ステップS6では、次回加工条件算出部10dが、次回加工品種に対する加工条件である次回加工条件を、第1関係式から算出する。具体的には、第1関係式を用いて、次回加工品種のマスクパターン開口率E23から次回加工品種のウエハのエッチングレートVcalc23(=c+a×E23)を算出する。そして、エッチングレートVcalc23で所望のディープトレンチを形成できるようにエッチング条件(次回加工条件)を決める。エッチング条件の一つとして、エッチング時間が挙げられる。エッチング時間を例えばエッチングレートに反比例するように設定することで、マスクパターン開口率による品種間の出来映えの違いをエッチング条件に反映して加工することができ、品種によらず所望の深さのエッチングを精度よく行うことができる。
ステップS6を終えるとステップS7へ処理が進められる。ステップS7では通知部10eが、次回加工条件を加工装置12に通知する。ステップS7を終えるとステップS8へ処理が進められる。ステップS8では加工装置12が次回加工品種のウエハを次回加工条件でエッチングする。この工程は第2加工工程と称する。ステップS8を終えるとステップS9へ処理が進められる。ステップS9では検査装置14が第2加工工程で加工したウエハを検査する。この工程を第2検査工程と称する。また、直近の検査で得られた検査結果を「新規検査結果」と称する。新規検査結果は、1品種分の検査結果に限らず、複数品種分の検査結果であってもよい。ステップS9を終えるとステップS10へと処理が進められる。ステップS10では検査結果取得部10aが新規検査結果を取得する。
ステップS10を終えるとステップS11へと処理が進められる。ステップS11では関係式算出部10bが、第1加工工程で加工したウエハの検査結果に新規検査結果を加えて、第1関係式を補正し第2関係式を算出する。関係式の補正について図4を参照して説明する。図4は、第2関係式を算出することを示す図である。補正前の第1関係式は直線Lで表されている。補正後の第2関係式は直線Lで示されている。直線Lは、P11、P12から算出されている。P11、P12の2点の座標はそれぞれ(E11,V11)、(E12,V12)である。第1関係式の補正は、P21、P22、P23の3点から関係式を算出し直すことで行う。P21、P22の2点は直線L上の基準点である。P21、P22の2点の座標はそれぞれ(E21,V(E21))、(E22,V(E22))である。P23は新規検査結果を表す点である。P23の座標は、第2工程の加工品種のマスクパターン開口率E23と第2検査工程における検査結果V23から(E23,V23)と表される。これらの3点から一次関数である関係式の切片と傾きを最小二乗法で求める。
21、P22、P23の3点の座標をそれぞれ(E21、V21)、(E22、V22)、(E23、V23)とすると、最小二乗法を用いて、第2関係式の切片cは以下の数式で表される。
Figure 2013207216
また、第2関係式の傾きaは以下の数式で表される。
Figure 2013207216
第2関係式は以下の数式で表される。
Figure 2013207216
このように、関係式算出部10bは、パラメータ(マスクパターン開口率)を横軸とし検査結果(エッチングレート)の値を縦軸とする座標平面において、第1関係式から得られる基準点(P21,P22)と第2検査工程の検査結果を表す点(P23)とから、第1関係式Lを補正して第2関係式Lを算出する。
ところで、第2関係式算出のための第1開口率E21、第2開口率E22をそれぞれ第1加工工程における第1開口率E11、第2開口率E12と同一の値とすれば、基準点P21、P22はそれぞれP11、P12と同一の点となる。なお、E21、E22をそれぞれE11、E12と異なる値とすることもでき、その場合基準点P21、P22は直線L上の点であるものの、P11、P12とは異なる点となる。なお、第2関係式算出のための第1開口率E21と第2開口率E22の差は大きいほど好ましい。
ステップS11を終えるとステップS12へと処理が進められる。ステップS12では、次回加工品種(第3加工工程における加工品種)を特定する。次いで、ステップS13では次回加工条件(第3加工工程における加工条件)を第2関係式から算出する。具体的には、第2関係式を用いて、次回加工品種のマスクパターン開口率E33から次回加工品種のウエハのエッチングレートVcalc33(=V(E33))を算出し、エッチング条件(次回加工条件)を決める。次いで、ステップS14では、通知部10eが次回加工条件を加工装置12に通知する。次いで、ステップS15では加工装置12が、次回加工条件で次回加工品種のウエハをエッチングする(第3加工工程)。次いで、ステップS16にて検査装置14が第3加工工程で加工したウエハを検査する(第3検査工程)。次いでステップS17にて、検査結果取得部10aが新規検査結果すなわち第3検査工程における検査結果を取得する。
次いで、ステップS18にて、関係式算出部10bが第2関係式から得られる基準点と、第3加工工程におけるエッチングレートを表す新規検査結果から、第3関係式を算出する(第3関係式算出工程)。図5は、第3関係式を算出することを示す図である。具体的には、直線L上の基準点P31、P32に、P33で表される新規検査結果を加えた3点から、一次関数の切片と傾きを最小二乗法で求めることで、第3関係式を算出する。P31、P32の座標はそれぞれ(E31,V(E31))、(E32,V(E32))である。P33の座標は、第3加工工程の加工品種のマスクパターン開口率E33と第3検査工程における検査結果V33から(E33,V33)と表される。第3関係式算出のための第1開口率E31、同第2開口率E32は、それぞれ第2関係式算出のための第1開口率E21、同第2開口率E22と同一の値とすると、関係式の算出が容易となる。E31、E32を、E21、E22とは異なる値とすることもでき、その場合はE31とE32の差は大きいほど好ましい。
以上のように、第2検査工程における検査結果により第1関係式を補正して第2関係式を得て、第3検査工程における検査結果により第2関係式を補正して第3関係式を得る、というように新規検査結果により関係式を順次補正していく。このことにより、品種間の出来映えの違いのみならず、加工工程の変動(加工条件を一定にしていても加工装置または環境の変化等により経時的に製品の出来映えが変化すること)をも製品の出来映えの検査結果を介して加工条件にフィードバックさせ、製品の加工ばらつきを小さくすることができる。
以後、加工と検査を行う度に、新しく得られた検査結果によって関係式を補正していく。すなわち、検査装置14により新たな検査結果が得られる度に、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、その関係式を補正していく。ステップS19−S25の処理内容は、ステップS12−S18の処理内容と同じである。図6は、第i関係式を算出することを示す図である。第i関係式とはi番目の関係式である。第i加工工程(ステップS23)では、第i加工工程における加工品種のマスクパターン開口率Ei3と、その直前の関係式算出工程で得られた第(i−1)関係式V=Vi−1(E)とから得られるエッチングレートVcalci3(=Vi−1(Ei3))を用いて、エッチング条件を決定し加工を行う。そして、第(i−1)関係式で示される直線Li−1上の基準点Pi1,Pi2と、第i検査工程の検査結果Vi3に対応する点Pi3=(Ei3,Vi3)とから、最小二乗法により、以下の数式で表される第i関係式を求める。
Figure 2013207216
ここで、ciとaiは以下のように求められる。
Figure 2013207216
Figure 2013207216
ステップS26で関係式をリセットしなければならない事由(加工装置のメンテナンス等)がなければ、上述した処理と同じ処理である第(i+1)加工工程、第(i+1)検査工程、第(i+1)関係式算出工程などを実施する。ステップ26で関係式をリセットしなければならない事由が生じない限り、これらの処理を繰り返していく。
なお、関係式の補正を行うための第1開口率Ei1、第2開口率Ei2は、それぞれ各段階の工程を通して同一の値を用いると、関係式算出が容易となる。第i加工工程においてマスク開口率がEi3,Ei4,..,E N+2であるN個の複数品種の加工を行う場合には、第i検査工程において複数品種の検査結果Vi3,Vi4,...,V N+2が得られる。この場合、式6、式7の総和(Σ)の計算において、j=1,2,3ではなくj=1,2,...,N+2として計算する。具体的には以下のとおりである。
Figure 2013207216
Figure 2013207216
また、関係式の補正に際して、各加工工程における品種の数が多い場合や、新規検査結果の誤差が大きい場合など、新規検査結果の補正への反映量を小さくしたいときや、逆に反映量を大きくしたいときには、基準点と新規検査結果を表す点とで異なる重み付けを行い最小二乗近似を行えばよい。
本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法とウエハ加工システムによれば、容易な方法で、品種間差を反映した加工条件(エッチングレート)を算出できる。すなわち、品種間の出来栄えの違いを定量的に表す関係式を用いて加工条件を算出するので品種ごとに適切な加工条件を算出できる。さらに本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法とウエハ加工システムによれば、加工工程の変動を関係式に反映させつつ、品種ごとに適切な加工条件を算出できるので、経時的な品質ばらつきと品種間の品質ばらつきの両方を小さくすることができる。また、処理実績のない品種のウエハについても、関係式を用いて最適な加工条件を算出することができる。このように品種ごとに最適な加工条件を算出することで、品種間差を低減して、品種間の品質ばらつきを小さくすることができる。しかも、関係式は1次関数で表されるので任意の品種のウエハに対して採用すべき加工条件を容易に求めることができる。
ところで、新規検査結果のみから関係式を求めることとすると、関係式が不正確になることがある。このことについて、図7を参照して説明する。図7は、比較例の関係式により得られた直線を示す図である。直線Laは補正前の関係式を表し、直線Lbは補正後の関係式を表す。直線Lbは、直線Laで表される関係式を算出したときの検査結果の影響を受けず、新規検査結果であるPa、Pb、Pcのみから算出されている。新規検査結果Pa、Pb、Pcはマスクパターン開口率の大きい領域に集中しているため、直線Lbはマスクパターン開口率の小さい領域において誤差が大きくなり易い。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法によれば、補正前の関係式で算出される2点以上の基準点に新規検査結果を加えて関係式を補正する。新規検査結果が特定のマスクパターン開口率周辺に集中した場合でも、補正前の関係式で算出される基準点が他のマスクパターン開口率についての検査結果を補う。よって、様々なマスクパターン開口率について誤差の小さいエッチングレートを算出できる。
例えば、マスクパターン開口率が大きい品種のウエハについて新規検査結果が得られた場合を考える。図8は、マスクパターン開口率が大きい品種のウエハについて新規検査結果が得られたときの関係式の補正を示す図である。この場合、マスクパターン開口率の大きい領域では新規検査結果(P23)の影響を受けるが、マスクパターン開口率の小さい領域では補正がかかりにくい。他方、マスクパターン開口率が小さい品種のウエハについて新規検査結果が得られた場合を考える。図9は、マスクパターン開口率が小さい品種のウエハについて新規検査結果が得られたときの関係式の補正を示す図である。この場合、マスクパターン開口率の小さい領域では新規検査結果(P23)の影響を受けるが、マスクパターン開口率の大きい領域では補正がかかりにくい。
実際のウエハ加工工程においては、マスクパターン開口率の下限から上限までの広い範囲で均等に製品の検査結果が得られるとは限らず、マスクパターン開口率が偏った領域の品種の検査結果しか得られない場合がある。このような場合においても、本発明の実施の形態に係るウエハ加工方法とウエハ加工システムによれば、補正前の関係式の直線上の基準点も使用して関係式を補正するため、検査結果が得られなかったマスクパターン開口率の領域での誤差を抑制しつつ、検査結果を関係式にフィードバックすることができる。補正前の直線上の2つの基準点を、マスクパターン開口率の差が大きくなるように、特にマスクパターン開口率の下限領域と上限領域とに取ることで、検査結果が得られなかったマスクパターン開口率の領域での補正誤差を顕著に抑制することができる。
本発明の実施の形態では、最初に第1品種のウエハと第2品種のウエハの検査結果から関係式を算出したが、本発明はこれに限定されない。複数品種のウエハの計算結果から第1関係式を算出すれば特に限定されない。
第1加工工程、第2加工工程などの加工工程をエッチング工程としたが本発明はこれに限定されない。例えば、成膜工程や写真製版工程について本発明を応用しても上述の効果を得ることができる。成膜工程の場合は、「ウエハの品種に依存するパラメータ」として仕上がり寸法、「検査結果」として成膜レートを採用した関係式を算出する。このように、「ウエハの品種に依存するパラメータ」や「検査結果」は対象とする工程によって適宜変化させればよい。
本発明の実施の形態では、関係式を最小二乗法で算出したが、他の方法で算出してもよい。さらに、本発明の特徴を失わない限りにおいて様々な変形が可能である。
10 計算機、 10a 検査結果取得部、 10b 関係式算出部、 10c 次回加工品種特定部、 10d 次回加工条件算出部、 10e 通知部、 12 加工装置、 14 検査装置

Claims (4)

  1. 加工装置が、第1品種のウエハと第2品種のウエハに対しそれぞれ所定の加工を施す第1加工工程と、
    検査装置が、前記第1加工工程で加工されたウエハを検査する第1検査工程と、
    検査結果取得部が、前記第1検査工程の検査結果を取得する工程と、
    関係式算出部が、前記ウエハの品種に依存するパラメータと前記パラメータに対応する前記検査結果から、前記パラメータと前記検査結果との関係を表す第1関係式を算出する工程と、
    次回加工品種特定部が、前記加工装置で次に加工するウエハの品種である次回加工品種を特定する工程と、
    次回加工条件算出部が、前記次回加工品種に対する加工条件である次回加工条件を、前記第1関係式から算出する工程と、
    通知部が、前記次回加工条件を前記加工装置に通知する工程と、
    前記加工装置が、前記次回加工条件でウエハを加工する第2加工工程と、
    前記検査装置が、前記第2加工工程で加工されたウエハを検査する第2検査工程と、
    前記検査結果取得部が、前記第2検査工程の検査結果を取得する工程と、
    前記関係式算出部が、前記パラメータを横軸とし前記検査結果の単位を縦軸とする座標平面において、前記第1関係式から得られる基準点と前記第2検査工程の検査結果を表す点とから、前記第1関係式を補正して第2関係式を算出する工程と、
    前記第2関係式から算出した加工条件でウエハを加工する工程と、を備え、
    前記検査装置により新たな検査結果が得られる度に、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、前記関係式を補正することを特徴とするウエハ加工方法。
  2. 前記第1加工工程と前記第2加工工程はエッチング工程であり、
    前記パラメータはウエハに形成されたマスクパターンの開口率であり、
    前記検査結果はエッチングレートであることを特徴とする請求項1に記載のウエハ加工方法。
  3. 前記第1関係式、前記第2関係式、及び前記関係式は一次関数で表され、
    前記第1関係式、前記第2関係式、及び前記関係式の切片と傾きは、最小二乗法で求めることを特徴とする請求項1又は2に記載のウエハ加工方法。
  4. 第1品種のウエハと第2品種のウエハに対しそれぞれ所定の加工を施す加工装置と、
    前記加工装置で加工されたウエハを検査する検査装置と、
    前記検査装置の検査結果を取得する検査結果取得部と、
    前記ウエハの品種に依存するパラメータと前記パラメータに対応する前記検査結果から、前記パラメータと前記検査結果との関係を表す第1関係式を算出する関係式算出部と、
    前記加工装置で次に加工するウエハの品種である次回加工品種を特定する次回加工品種特定部と、
    前記次回加工品種に対する加工条件である次回加工条件を、前記第1関係式から算出する次回加工条件算出部と、
    前記次回加工条件を前記加工装置に通知する通知部と、を備え、
    前記加工装置は、前記次回加工条件でウエハを加工し、
    前記検査装置は、前記次回加工条件で加工されたウエハを検査し、
    前記検査結果取得部は、前記次回加工条件で加工されたウエハの検査結果を取得し、
    前記関係式算出部は、前記パラメータを横軸とし前記検査結果の単位を縦軸とする座標平面において、前記第1関係式から得られる基準点と、前記次回加工条件で加工されたウエハの検査結果を表す点とから、前記第1関係式を補正して第2関係式を算出し、
    前記加工装置は、前記第2関係式から算出した加工条件でウエハを加工し、
    前記関係式算出部は、前記検査装置により新たな検査結果が得られる度に、最新の関係式から得られる基準点と新たな検査結果である新規検査結果を表す点とから、前記関係式を補正することを特徴とするウエハ加工システム。
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