JP2013207125A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなく電子部品を固定可能とすることによって、簡易な構成で電子部品の振動を抑制する。
【解決手段】電子部品20が実装されるプリント配線板2と、当該プリント配線板2を覆うカバー3bとを備える電子装置1であって、カバー3bに固着されると共に、電子部品20を保持する弾性部材4を備える。
【選択図】図1
【解決手段】電子部品20が実装されるプリント配線板2と、当該プリント配線板2を覆うカバー3bとを備える電子装置1であって、カバー3bに固着されると共に、電子部品20を保持する弾性部材4を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子装置に関するものである。
複数の電子部品が実装されたプリント配線板と、このプリント配線板を収容する筐体とを備える電子装置は、様々なところで使用されている。例えば、自動車には、エンジン、モータあるいはバッテリーを制御するための電子制御装置として、上記電子装置が搭載されている。
ところで、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やEV(Electric Vehicle)では、バッテリーが高出力化されており、これによって、プリント配線板が有する実装部品の耐高電圧性能の向上が要求されている。このため、近年、HEVやEVに搭載される電子装置に実装される電子部品は、大型化する傾向にある。このような大型の電子部品が振動すると、その振動によって接合部分に作用する力が大きくなり、接合部分の負荷が大きくなる。特に、自動車では、自動車自体が走行することから、電子装置の揺れをなくすことは難しく、電子部品が振動しやすい。このため、例えば、特許文献1では、プリント配線板に孔を形成し、当該孔に嵌合される部位を有するように特別に形状設定された電子部品を上記孔に嵌め込むことによって、電子部品の振動を抑制することが提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示された方法を採用しようとすると、電子部品を専用の複雑な形状にする必要がある。したがって、汎用の電子部品を使用することができなくなり、コストの増大を招く。また、特許文献1では、接着剤によって電子部品をプリント配線板に固着させている。このため、接着剤が硬化するまで、時間管理や電子部品の姿勢管理を行う必要があり、電子装置の製造工程が煩雑化する。さらに、プリント配線板に対して、大きな貫通孔を形成する必要があることから、プリント配線板の実装面積を減少させることになり、電子部品の大型化を招く。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、電子部品を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなく電子部品を固定可能とすることによって、簡易な構成で電子部品の振動を抑制可能な電子装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。第1の発明は、電子部品が実装されたプリント配線板と、当該プリント配線板を覆うカバーとを備える電子装置であって、上記カバーに固着されると共に、上記電子部品を保持する弾性部材を備えるという構成を採用する。第2の発明は、上記第1の発明において、上記カバーに上記電子部品が嵌合される凹部が形成されることで上記カバーが上記電子部品の形状に沿う形とされ、上記弾性部材が、上記凹部の内壁と上記電子部品との間に介装されるシート材からなるという構成を採用する。第3の発明は、上記第2の発明において、上記プリント配線板に、隣り合って配置される複数の上記電子部品が実装され、上記カバーが、上記電子部品同士の間にて上記プリント配線板側に突出する突出部を備え、上記弾性部材が、上記突出部を跨いで複数の上記電子部品を保持しているという構成を採用する。第4の発明は、上記第1の発明において、上記弾性部材が、上記電子部品が嵌合される凹部を備え、上記電子部品の面部と上記凹部の内壁面との間に空隙が設けられているという構成を採用する。第5の発明は、上記第4の発明において、上記プリント配線板に、隣り合って配置される複数の上記電子部品が実装され、上記弾性部材が、上記電子部品同士の間にて上記プリント配線板側に突出する突出部を備えているという構成を採用する。
本発明によれば、プリント配線板を覆うカバーに対して弾性部材が固着されており、プリント配線板をカバーで覆うことによって弾性部材が電子部品を保持するように構成されている。弾性部材は、電子部品に当接することによって容易に形状変化することから、電子部品がどのような形状であっても保持することができる。また、電子部品に当接することによって形状変化した弾性部材は、元の形状に戻ろうとする復元力によって電子部品を押さえることから、接着剤を用いなくとも電子部品を保持することができる。したがって、本発明によれば、電子部品を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなく電子部品を固定することができ、簡易な構成で電子部品の振動を抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電子装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子装置1の概略構成を示す図であり、(a)が組み付け前の状態を示す分解断面図であり、(b)が組み付け後の状態を示す断面図である。これらの図に示すように、電子装置1は、プリント配線板2と、筐体3と、弾性部材4とを備えている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子装置1の概略構成を示す図であり、(a)が組み付け前の状態を示す分解断面図であり、(b)が組み付け後の状態を示す断面図である。これらの図に示すように、電子装置1は、プリント配線板2と、筐体3と、弾性部材4とを備えている。
プリント配線板2は、配線層が複数層に亘って形成された多層プリント配線板であり、複数のコンデンサ20(電子部品)が実装されている。コンデンサ20は、リード部品であり、円柱形状の本体部21と、本体部21の周面に接続された2本のリード22とを備えている。このようなコンデンサ20は、プリント配線板2に設けられた貫通孔に表側からリード22が挿通され、裏面でリード22の先端が半田付けされることによって、実装されている。また、2つのコンデンサ20は、図1に示すように、互いの周面を対向させて、所定間隔離間した状態で、隣り合って配置されている。なお、図1には示していないが、プリント配線板2上には、コンデンサ20のみではなく、他の様々な電子部品が実装されている。
筐体3は、ケース3aと、カバー3bとから構成されている。ケース3aは、上部が開口された容器形状を有しており、内部にプリント配線板2を収容する。カバー3bは、ケース3aの開口された上部を塞ぐことによって、プリント配線板2を覆うものである。
カバー3bは、凹部3b1と、突出部3b2とを備えている。凹部3b1は、カバー3bの下面3b3側に設けられ、コンデンサ20の本体部21の上側半分の外形形状に合わせた形状とされている。凹部3b1は、コンデンサ20に合わせて隣り合って2つ設けられており、カバー3bがケース3aに取り付けられたときに、コンデンサ20の本体部21が嵌合される。突出部3b2は、凹部3b1同士の間に設けられており、カバー3bの下面3b3よりも下方に突出されている。この突出部3b2は、後述のようにシート状に成形された弾性部材4をよりコンデンサ20の下側まで配置すると共に、カバー3bの下面3b3よりも弾性部材4がより強固に固着される部位である。
弾性部材4は、図1(b)に示すように、組み付け後の電子装置1においては、凹部3b1の内壁とコンデンサ20の本体部21との間に介装されており、コンデンサ20の本体部21を側方及び上方から包み込むことによって保持するものである。この弾性部材4は、図1(a)に示すように、電子装置1の組み付け前においては、突出部3b2を跨ぐようにして2つの凹部3b1を覆い隠す平板のシート材とされている。また、弾性部材4は、例えば、ブチルフォーム等の低反発材によって形成されており、両面テープ等によってカバー3bに固着されている。また、弾性部材4を粘着性シートのような表面に粘着性を有する材料によって形成しても良く、この場合には両面テープ等は必要ない。
このような弾性部材4は、電子装置1が組み付けられたときには、コンデンサ20に当接する領域が、コンデンサ20によって凹部3b1に押し込まれて弾性変形する。この弾性部材4の弾性変形した領域は、元の形状に復元しようとする。この結果、上記復元力によってコンデンサ20が押さえつけられて保持される。なお、図1(b)に示すように、電子装置1の組み付け後において弾性部材4は、突出部3b2を跨いで2つのコンデンサ20を保持している。
このような構成を有する本実施形態の電子装置1では、外部からの振動等によって電子装置1自体が揺れたとしても、コンデンサ20が弾性部材4によって保持されているため、コンデンサ20の本体部21がプリント配線板2に対して振動することがない。
以上のような本実施形態の電子装置1においては、プリント配線板2を覆うカバー3bに対して弾性部材4が固着されており、プリント配線板2をカバー3bで覆うことによって弾性部材4がコンデンサ20を保持するように構成されている。弾性部材4は、コンデンサ20に当接することによって容易に形状変化することから、コンデンサ20がどのような形状であっても保持することができる。また、コンデンサ20に当接することによって形状変化した弾性部材4は、元の形状に戻ろうとする復元力によってコンデンサ20を押さえることから、接着剤を用いなくともコンデンサ20を保持することができる。したがって、本実施形態の電子装置1によれば、コンデンサ20を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなくコンデンサ20を固定することができ、簡易な構成でコンデンサ20の振動を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電子装置1においては、カバー3bにコンデンサ20が嵌合される凹部3b1が形成されることでカバー3bがコンデンサ20の形状に沿う形とされ、弾性部材4は、凹部3b1の内壁とコンデンサ20との間に介装されるシート材からなっている。このような構成の電子装置1は、図1(a)に示すように平板シート状の弾性部材4を凹部3b1が覆われるようにカバー3bに両面テープ等で固着し、この弾性部材4が固着されたカバー3bでプリント配線板2を覆うことで容易に形成することができる。
また、本実施形態の電子装置1においては、プリント配線板2が、隣り合って配置される2つのコンデンサ20を備え、カバー3bが、コンデンサ20同士の間にてプリント配線板2側に突出する突出部3b2を備え、弾性部材4が、突出部3b2を跨いで2つのコンデンサ20を保持している。このため、組み付け後に、突出部3b2によって、シート状の弾性部材4がよりプリント配線板2側まで押し込まれることになり、コンデンサ20をより広範囲にて弾性部材4で包み込むことができる。したがって、コンデンサ20同士が接触することを防止し、また弾性部材4のコンデンサ20の保持力を向上させることができる。
なお、突出部3b2のカバー3bの下面3b3に対する突出量が大きくなると、突出部3b2による弾性部材4の押込み量が増大することになり、弾性部材4の変形量すなわち弾性部材4の復元力が増大することになる。このため、より強固にコンデンサ20を押し付けることが可能となる。一方、コンデンサ20に対する押圧力が強すぎる場合には、例えば、弾性部材4に対して、予め変形しやすくなるような切込みをいれておくことによって、コンデンサ20に対する押圧力を和らげることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図2は、本発明の第2実施形態に係る電子装置1Aの概略構成を示す図であり、(a)が組み付け前の状態を示す分解断面図であり、(b)が組み付け後の状態を示す断面図である。これらの図に示すように、電子装置1Aは、プリント配線板2と、筐体5と、弾性部材6とを備えている。
筐体5は、ケース5aと、カバー5bとから構成されている。ケース5aは、上部が開口された容器形状を有しており、内部にプリント配線板2を収容する。カバー5bは、ケース5aの開口された上部を塞ぐことによって、プリント配線板2を覆うものである。本実施形態においてカバー5bは、薄板状に形状設定されており、下面は平面とされている。
弾性部材6は、カバー5bの下面に両面テープ等で固着されており、凹部6aと、突出部6bとを備えている。凹部6aは、弾性部材6の下面6c側に設けられ、側面6dが、プリント配線板2側に向かうに連れて広がる傾斜面とされている。この凹部6aの深さは、傾斜された側面6dがコンデンサ20の本体部21に当接したときに、コンデンサ20の頂部と凹部6aの天面(内壁面)との間に空隙7が形成される深さとされている。この凹部6aは、コンデンサ20に合わせて隣り合って2つ設けられており、カバー5bがケース5aに取り付けられたときに、コンデンサ20の本体部21が嵌合される。
突出部6bは、凹部6a同士の間に設けられており、弾性部材6の下面6cよりも下方に突出されている。この突出部6bは、コンデンサ20同士の間を隔離し、コンデンサ20同士が接触することを防止するためのものである。
このような弾性部材6は、電子装置1Aが組み付けられたときには、凹部6aの側面6dがコンデンサ20に当接して押し込まれて弾性変形する。この弾性部材6の弾性変形した領域は、元の形状に復元しようとする。この結果、上記復元力によってコンデンサ20が押さえつけられて保持される。
以上のような本実施形態の電子装置1Aにおいても、プリント配線板2を覆うカバー5bに対して弾性部材6が固着されており、プリント配線板2をカバー5bで覆うことによって弾性部材6がコンデンサ20を保持するように構成されている。弾性部材6は、コンデンサ20に当接することによって容易に形状変化することから、コンデンサ20がどのような形状であっても保持することができる。また、コンデンサ20に当接することによって形状変化した弾性部材6は、元の形状に戻ろうとする復元力によってコンデンサ20を押さえることから、接着剤を用いなくともコンデンサ20を保持することができる。したがって、本実施形態の電子装置1Aによれば、コンデンサ20を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなくコンデンサ20を固定することができ、簡易な構成でコンデンサ20の振動を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電子装置1Aにおいては、弾性部材6が、コンデンサ20が嵌合される凹部6aを備え、コンデンサ20の上面(面部)と凹部6aの天面との間に空隙7が設けられている。このような空隙7が許容されることによって、組み付け作業のときに、コンデンサ20と弾性部材6との位置決めが容易となり、組み付け作業を容易に行うことができる。また、空隙7が存在することによって、弾性部材6の柔軟変形が容易となり、弾性部材6とコンデンサ20の密着性を向上させることができる。さらに、空隙7によって、例えば電子装置1Aに外部から衝撃が加わったときに、この衝撃力がコンデンサ20に伝達されることを抑制することができる。
また、本実施形態の電子装置1Aにおいては、プリント配線板2に、隣り合って配置される2つのコンデンサ20が実装され、弾性部材6が、コンデンサ20同士の間にてプリント配線板2側に突出する突出部6bを備えている。このため、コンデンサ20をより広範囲にて弾性部材6で包み込むことができる。したがって、コンデンサ20同士が接触することを防止し、また弾性部材6のコンデンサ20の保持力を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態あるいは第2実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態あるいは第2実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る電子装置1Bの概略構成を示す図であり、(a)が組み付け前の状態を示す分解断面図であり、(b)が組み付け後の状態を示す断面図である。これらの図に示すように、電子装置1Bは、筐体5と、プリント配線板8と、弾性部材9とを備えている。
筐体5については、第2実施形態の電子装置1Aの筐体5と同様であるため、ここでの説明は省略する。プリント配線板8は、配線層が複数層に亘って形成された多層プリント配線板であり、1つのコンデンサ30(電子部品)が実装されている。コンデンサ30は、リード部品であり、円柱形状の本体部31と、本体部31の底面に接続された2本のリード32とを備えている。なお、図3においては、視認方向において2本のリード32が重なっているため、1本のリード32のみが図示されている。このようなコンデンサ30は、プリント配線板8に設けられた貫通孔に表側からリード32が挿通され、裏面でリード32の先端が半田付けされることによって、実装されている。
弾性部材9は、カバー5bの下面に両面テープ等で固着されており、コンデンサ30を収容する凹部9aを有するブロック形状とされている。凹部9aの深さは、コンデンサ30の本体部31が凹部9aに収容されたときに、コンデンサ30の頂部面(面部)と、凹部9aの天面(内壁面)との間に空隙10が形成される深さとされている。
また、弾性部材9の凹部9aの内周面には、突起部9bが設けられている。図4は、弾性部材9の断面図であり、(a)が図3(a)のA−A線断面図であり、(b)が図3(b)のB−B線断面図である。突起部9bは、図4(a)に示すように周方向に4つ設けられており、図4(b)に示すようにコンデンサ30の周面に当接して弾性変形する。
このような弾性部材9は、電子装置1Bが組み付けられたときには、凹部9aの突起部9bがコンデンサ30に当接して押し込まれて弾性変形する。この弾性部材9の弾性変形した領域は、元の形状に復元しようとする。この結果、上記復元力によってコンデンサ30が押さえつけられて保持される。
以上のような本実施形態の電子装置1Bにおいても、プリント配線板8を覆うカバー5bに対して弾性部材9が固着されており、プリント配線板8をカバー5bで覆うことによって弾性部材9がコンデンサ30を保持するように構成されている。弾性部材9は、コンデンサ30に当接することによって容易に形状変化することから、コンデンサ30がどのような形状であっても保持することができる。また、コンデンサ30に当接することによって形状変化した弾性部材9は、元の形状に戻ろうとする復元力によってコンデンサ30を押さえることから、接着剤を用いなくともコンデンサ30を保持することができる。したがって、本実施形態の電子装置1Bによれば、コンデンサ30を専用品とすることなく、かつ、接着剤を使用することなくコンデンサ30を固定することができ、簡易な構成でコンデンサ30の振動を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電子装置1Bにおいては、弾性部材9が、コンデンサ30が嵌合される凹部9aを備え、コンデンサ30の頂部と凹部9aの天面との間に空隙10が設けられている。このような空隙10が許容されることによって、組み付け作業のときに、コンデンサ30と弾性部材9との位置決めが容易となり、組み付け作業を容易に行うことができる。また、空隙10が存在することによって、弾性部材9の柔軟変形が容易となり、弾性部材9とコンデンサ30の密着性を向上させることができる。さらに、空隙10によって、例えば電子装置1Bに外部から衝撃が加わったときに、この衝撃力がコンデンサ30に伝達されることを抑制することができる。
また、突起部9bが周方向に離散的に設けられているため、図4(b)に示すように、突起部9bと突起部9bとの間にも、コンデンサ30と凹部9aの内壁面との間に空隙11が形成される。この空隙11によっても、弾性部材9の柔軟変形が容易となり、弾性部材9とコンデンサ30の密着性を向上させることができる。さらに、空隙11によって、例えば電子装置1Bに外部から衝撃が加わったときに、この衝撃力がコンデンサ30に伝達されることを抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、寸法等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、電子部品がコンデンサである構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の電子部品の振動を同様に抑制することができる。
1,1A,1B……電子装置、2……プリント配線板、20……コンデンサ(電子部品)、21……本体部、22……リード、3……筐体、3a……ケース、3b……カバー、3b1……凹部、3b2……突出部、3b3……下面、4……弾性部材、5……筐体、5a……ケース、5b……カバー、6……弾性部材、6a……凹部、6b……突出部、6c……下面、6d……側面、7……空隙、8……プリント配線板、30……コンデンサ、31……本体部、32……リード、9……弾性部材、9a……凹部、9b……突起部、10……空隙、11……空隙
Claims (5)
- 電子部品が実装されたプリント配線板と、当該プリント配線板を覆うカバーとを備える電子装置であって、
前記カバーに固着されると共に、前記電子部品を保持する弾性部材を備えることを特徴とする電子装置。 - 前記カバーに前記電子部品が嵌合される凹部が形成されることで前記カバーが前記電子部品の形状に沿う形とされ、
前記弾性部材は、前記凹部の内壁と前記電子部品との間に介装されるシート材からなることを特徴とする請求項1記載の電子装置。 - 前記プリント配線板に、隣り合って配置される複数の前記電子部品が実装され、
前記カバーが、前記電子部品同士の間にて前記プリント配線板側に突出する突出部を備え、
前記弾性部材が、前記突出部を跨いで複数の前記電子部品を保持している
ことを特徴とする請求項2記載の電子装置。 - 前記弾性部材が、前記電子部品が嵌合される凹部を備え、
前記電子部品の面部と前記凹部の内壁面との間に空隙が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の電子装置。 - 前記プリント配線板に、隣り合って配置される複数の前記電子部品が実装され、
前記弾性部材が、前記電子部品同士の間にて前記プリント配線板側に突出する突出部を備えている
ことを特徴とする請求項4記載の電子装置。
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