JP2013206400A - 情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】組織間の関係が変化した場合に共有が不能になる情報を特定すること。
【解決手段】情報管理装置10は、複数の組織間の関係を示す第1のデータと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータと、タスクを実施する組織を示す第3のデータと、情報が作成されるタスクを示す第4のデータとを記憶する記憶部16と、第1のデータに基づいて複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定し、第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、組織間の関係の有無、第3のデータ、および第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定する制御部15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムに関する。
組織間にまたがる作業または業務を行う場合、組織間での情報共有が重要である。特許文献1では、災害発生時において、組織による行動結果に応じて得られる新たな情報を提示するための技術が開示されている。
特開2011−215799号公報
何らかの理由で組織間の関係が変化した場合、組織間での情報共有が不能になることがある。このような場合、早期に、共有が不能になった情報を特定し、対策を立案することが求められる。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、組織間の関係が変化した場合に共有が不能になる情報を特定することができる情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様において、情報管理装置は、複数の組織間の関係を示す第1のデータと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータと、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータと、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータとを記憶する記憶部と、前記第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定し、前記第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記第3のデータ、および前記第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定する制御部とを備える。
他の態様において、情報管理装置は、複数の組織間の関係を示す第1のデータと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータと、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータと、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータと、前記タスクが実施される順序示す第5のデータとを記憶する記憶部と、前記第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定し、前記第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記第3のデータ、前記第4のデータ、および前記第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定する制御部とを備える。
他の態様において、情報管理方法は、情報管理装置によって実行される情報管理方法であって、複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、および前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップとを含む。
他の態様において、情報管理方法は、情報管理装置によって実行される情報管理方法であって、複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータ、および前記タスクが実施される順序示す第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップとを含む。
他の態様において、情報管理プログラムは、情報管理装置に、複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、および前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップとを実行させる。
他の態様において、情報管理プログラムは、情報管理装置に、複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータ、および前記タスクが実施される順序示す第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップとを実行させる。
本発明に係る情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムは、組織間の関係が変化した場合に共有が不能になる情報を特定することができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係る情報管理装置の構成を示すブロック図である。 図2Aは、組織データの例を示す図である。 図2Bは、組織データの他の例を示す図である。 図3Aは、組織の構成の例を示す図である。 図3Bは、組織の構成の他の例を示す図である。 図4は、情報データの例を示す図である。 図5は、タスクデータの例を示す図である。 図6は、タスクの実施の順序に注目した場合のタスクの構成の例を示す図である。 図7は、タスクにおいて作成または参照される情報に注目した場合のタスクの構成の例を示す図である。 図8は、入手不能情報データの例を示す図である。 図9は、代替組織データの例を示す図である。 図10は、入手不能情報探索処理の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、代替組織決定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
まず、本実施例に係る情報管理装置10の構成について説明する。図1は、情報管理装置10のブロック図である。情報管理装置10は、組織間の関係の変化にともなって共有が不能になる情報を特定し、対策を立案するための装置である。図1に示すように、情報管理装置10は、操作部11と、表示部12と、通信部13と、媒体読取部14と、制御部15と、記憶部16とを備える。
操作部11は、キーボード等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行う操作に対応する信号を制御部15へ出力する。表示部12は、液晶ディスプレイ(LED)や有機ELディスプレイ(OELD)等の表示装置を有し、制御部15から送信される制御信号に基づいて、文字や図形等の各種情報を表示する。通信部13は、所定の通信プロトコルに基づいて、他の装置との間での情報の送受信を制御する。媒体読取部14は、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード等の可搬の記憶媒体からプログラムやデータを読み取る。
制御部15は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメモリとを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部15は、記憶部16に記憶されているプログラムを読み出してメモリに展開し、メモリに展開されたプログラムに含まれる命令をCPUに実行させる。そして、制御部15は、CPUによる命令の実行結果に応じて、メモリおよび記憶部16に対してデータの読み書きを行ったり、通信部13等の動作を制御したりする。
記憶部16は、磁気記憶装置や半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置からなり、各種のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部16に記憶されるプログラムには、情報管理プログラム17が含まれる。記憶部16に記憶されるデータには、組織データ18と、情報データ19と、タスクデータ20と、入手不能情報データ21と、代替組織データ22とが含まれる。
なお、図1において記憶部16が記憶していることとしたプログラムおよびデータの全体または一部は、媒体読取部14が読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。また、図1において記憶部16が記憶していることとしたプログラムおよびデータの全体または一部は、通信部13による通信によって他の装置から取得されてもよい。
情報管理プログラム17は、組織間の関係の変化にともなって共有が不能になる情報を特定し、対策を立案するための機能を提供する。情報管理プログラム17は、入手不能情報探索部17aと、代替組織決定部17bを有する。情報管理プログラム17は、組織間の関係の変化にともなって共有が不能になる情報を特定するための機能を提供する。代替組織決定部17bは、共有が不能になる情報を、本来の提供元の組織に代わって提供する組織を決定する。
組織データ18には、組織とそれらの関係に関するデータが格納される。組織データ18の例を図2Aに示す。図2Aに示すように、組織データ18は、組織ID、親組織ID、名称といった項目を有する。組織IDは、組織を識別するための識別子である。親組織IDは、上位の組織を識別するための識別子である。名称は、組織の名称である。図2Aに示す組織データ18に含まれる組織の構成は、図3Aのように模式的に図示される。図3Aに示すように、本実施例では、組織間の関係は、ツリー形状で構築される。組織データ18は、組織間の関係がツリー形状以外の形状で構築できるように構成されてもよい。
情報データ19には、組織間で共有される情報に関するデータが格納される。情報データ19の例を図4に示す。図4に示すように、情報データ19は、情報ID、名称、作成タスクIDといった項目を有する。情報IDは、情報を識別するための識別子である。名称は、情報の名称である。作成タスクIDは、情報が作成されるタスクを識別するためのタスクである。
タスクデータ20には、組織によって実施されるタスクに関するデータが格納される。タスクデータ20の例を図5に示す。図5に示すように、タスクデータ20は、タスクID、名称、担当組織ID、入力情報ID、後続タスクIDといった項目を有する。タスクIDは、タスクを識別するための識別子である。名称は、タスクの名称である。担当組織IDは、タスクを実施する組織を識別するための識別子である。入力情報IDは、タスクに入力される情報(以下、「入力情報」ということがある)、すなわち、タスクにおいて参照される情報を識別するための識別子である。タスクに入力される情報は、複数ある場合がある。後続タスクIDは、次に実施されるタスクを識別するための識別子である。次に実施されるタスクは、複数ある場合があるし、ない場合もある。
タスクの実施の順序に注目すると、図5に示すタスクデータ20に含まれるタスクの構成は、図6のように模式的に図示される。タスクにおいて作成または参照される情報に注目すると、図5に示すタスクデータ20に含まれるタスクの構成は、図7のように模式的に図示される。図7は、情報が作成されるタスクが図4の通りである場合の構成を示している。図7において、タスクの上側に図示されている情報は、そのタスクにおいて参照される情報であり、タスクの下側に図示されている情報は、そのタスクにおいて作成される情報である。
入手不能情報データ21には、どのタスクにおいてどの情報を入手できないかに関するデータが格納される。入手不能情報データ21の例を図8に示す。図8に示すように、入手不能情報データ21は、情報ID、タスクID、最上位組織ID、組織IDといった項目を有する。情報IDは、入手できない情報を識別するための識別番号である。タスクIDは、情報を入手できないタスクを識別するための識別子である。最上位組織IDは、情報を入手できないタスクを実施する組織が属するツリーの最上位の組織を識別するための識別子である。組織IDは、情報を入手できないタスクを実施する組織を識別するための識別子である。
最上位組織IDは、組織が複数のグループ(系統)に分割されている場合に、それぞれの組織がどのグループに属しているかを識別するために用いられる。それぞれの組織がどのグループに属しているかを識別できる他の項目が入手不能情報データ21に含まれていれば、入手不能情報データ21は、最上位組織IDの項目をもたなくてもよい。
代替組織データ22には、入手できない情報を、本来の提供元の組織に代わってどの組織が提供すべきかに関するデータが格納される。代替組織データ22の例を図9に示す。図9に示すように、代替組織データ22は、情報ID、最上位組織ID、組織ID、参照数といった項目を有する。情報IDは、入手できない情報を識別するための識別番号である。最上位組織IDは、情報を入手できないタスクを実施する組織が属するツリーの最上位の組織を識別するための識別子である。組織IDは、入手できない情報を提供すべき組織を識別するための識別子である。参照数は、最上位の組織以下のツリーに属する組織によって実施されるタスクのうち、入手できない情報を参照するタスクの数である。
次に、図10および図11を参照しながら、情報管理装置10の動作について説明する。図10は、情報管理装置10による入手不能情報探索処理の処理手順を示すフローチャートである。図11は、情報管理装置10による代替組織決定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10および図11に示す動作は、制御部15が情報管理プログラム17を実行することによって実現される。具体的には、図10に示す入手不能情報探索処理は、入手不能情報探索部17aが提供する機能に基づいて実現され、図11に示す代替組織決定処理は、代替組織決定部17bが提供する機能に基づいて実現される。代替組織決定処理は、入手不能情報探索処理に続けて実行されてもよいし、入手不能情報探索処理とは別のタイミングで実行されてもよい。
入手不能情報探索処理において、制御部15は、図10に示すように、タスクデータ20から未取得のデータを1件取得する(ステップS101)。データを取得できた場合(ステップS102,Yes)、制御部15は、取得したデータの入手情報IDの項目に設定されている入力情報の情報IDから、未取得の情報IDを選択する(ステップS103)。
情報IDを選択できない場合(ステップS104,No)、制御部15は、ステップS101以降を再実行する。情報IDを選択できた場合(ステップS104,Yes)、制御部15は、ステップS101で取得したデータに対応するタスクを実行する組織が、情報IDに対応する入力情報を入手可能であるかを判定する(ステップS105)。
情報の入手可能性の判定について説明する。記憶部16に記憶される組織データ18、情報データ19、およびタスクデータ20が、それぞれ、図2A、図4、および図5の通りである場合、組織間の情報の断絶は生じておらず、全てのタスクにおいて、参照すべき全ての情報を入手することができる。
何らかの理由により、組織の構成が図2Bに示すように変化したものとする。この場合、図3Bに示すように、組織A−1と組織B−1との間の関係が絶たれ、組織は、組織A−1を最上位とする系統と、組織B−1を最上位とする系統とに分裂する。その結果、異なる系統に属する組織間では、情報の共有が不能になる。このような状況は、例えば、組織変更が行われた場合、通信障害等の障害によって組織間の情報伝達の手段が絶たれた場合等に生じる。
タスクの実施の順序に注目すると、組織の分裂により、タスク間の結びつきは、図6に示すボーダーB1によって分断される。
例えば、組織A−1を最上位とする系統に属する組織B−2によって実施されるタスクT−7は、組織B−1を最上位とする系統に属する組織C−2によって実施される後続のタスクT−6との結び付きが絶たれる。この結果、タスクT−6およびその上流のタスクT−1で作成される情報を、組織C−2がタスクT−6において入手することはできなくなる。
同様に、組織B−1を最上位とする系統に属する組織C−1によって実施されるタスクT−5は、組織A−1を最上位とする系統に属する組織C−3によって実施される後続のタスクT−8との結び付きが絶たれる。この結果、タスクT−5およびその上流のタスクT−2で作成される情報を、組織C−3がタスクT−8において入手することはできなくなる。
このようなタスクの実施の順序に注目した場合の情報の入手可能性の判定は、タスクにおいて参照される情報毎に、タスクの実施の順序を逆に辿っていき、他の系統に属する組織によって実施されるタスクを経ることなく、その情報を作成するタスクまで辿り着くことができるかを検査することによって行われる。タスクにおいて参照される情報を作成するタスクまで辿り着く過程に他の系統に属する組織によって実施されるタスクがあった場合、および、その情報を作成するタスクが他の系統に属する組織によって実施されるタスクであった場合、そのタスクにおいてその情報は入手不能であると判定される。
例えば、タスクT−3において参照される情報03は、1つ前のタスクT−2で作成され、タスクT−3を実施する組織C−1とタスクT−2を実施する組織B−1は同じ系統に属する。このため、タスクT−3で参照される情報03は、入手可能であると判定される。一方、タスクT−3で参照される情報01は、タスクT−2のさらに1つ前のタスクT−1で作成され、タスクT−3を実施する組織C−1とタスクT−1を実施する組織A−1は異なる系統に属する。このため、タスクT−3で参照される情報01は、入手不能であると判定される。
タスクにおいて作成または参照される情報に注目すると、組織の分裂により、タスク間の結びつきは、図7に示すボーダーB2によって分断される。
例えば、情報08を作成するタスクT−7は、情報08が参照されるタスクT−6と異なる系統に属する組織によって実施されるため、タスクT−6との結び付きが絶たれる。この結果、タスクT−6で作成される情報08を、タスクT−6を実施する組織C−2が入手することはできなくなる。
同様に、情報06を作成するタスクT−5は、情報06が参照されるタスクT−8と異なる系統に属する組織によって実施されるため、タスクT−8との結び付きが絶たれる。この結果、タスクT−5で作成される情報06を、タスクT−8を実施する組織C−3が入手することはできなくなる。
このようなタスクにおいて作成または参照される情報に注目した場合の情報の入手可能性の判定は、タスクにおいて参照される情報毎に、その情報を作成するタスクを実施する組織が同一の系統に属するかを検査することによって行われる。タスクにおいて参照される情報を作成するタスクが他の系統に属する組織によって実施されるタスクであった場合、そのタスクにおいてその情報は入手不能であると判定される。
例えば、タスクT−3で参照される情報03は、タスクT−2で作成され、タスクT−3を実施する組織C−1とタスクT−2を実施する組織B−1は同じ系統に属する。このため、タスクT−3で参照される情報03は、入手可能であると判定される。一方、タスクT−3で参照される情報01は、タスクT−1で作成され、タスクT−3を実施する組織C−1とタスクT−1を実施する組織A−1は異なる系統に属する。このため、タスクT−3で参照される情報01は、入手不能であると判定される。
情報の入手可能性の判定は、タスクの実施の順序に注目して行ってもよいし、タスクにおいて作成または参照される情報に注目して行ってもよいし、両方に注目して行ってもよい。両方に注目して判定する場合、あるタスクにおいて参照されるある情報は、両方の判定方式で入手可能であると判定された場合にのみ、入手可能として取り扱われる。
図10のステップS105で入力情報を入手不能であると判定された場合(ステップS106,No)、制御部15は、入手情報を、ステップS101で取得したデータに対応するタスクおよびそれを実行する組織と対応付けて入手不能情報データ21に登録する(ステップS107)。続いて、制御部15は、ステップS103以降を再実行する。ステップS105で入力情報を入手可能であると判定された場合(ステップS106,Yes)、制御部15は、入手不能情報データ21にデータを登録することなく、ステップS103以降を再実行する。
ステップS102でタスクデータ20から未取得のデータを取得できない場合(ステップS102,No)、制御部15は、入手不能情報探索処理を終了させる。
記憶部16に記憶される組織データ18、情報データ19、およびタスクデータ20が、それぞれ、図2B、図4、および図5の通りである場合、上記の処理手順を実行することにより、図8に示すようなデータが入手不能情報データ21に登録される。
代替組織決定処理において、制御部15は、図11に示すように、入手不能情報データ21から未取得のデータを1件取得する(ステップS201)。データを取得できた場合(ステップS202,Yes)、制御部15は、取得したデータに設定されている情報IDおよび最上位組織IDの組み合わせが代替組織データ22に登録済かを判定する(ステップS203)。登録済の場合(ステップS204,Yes)、制御部15は、ステップS201以降を再実行する。
組み合わせが代替組織データ22に登録済でない場合(ステップS204,No)、制御部15は、ステップS201で取得したデータに含まれる最上位組織IDに対応する系統に属する組織の中から、ステップS201で取得したデータに含まれる情報IDに対応する情報を参照するタスクを最も多く実施する組織を選択する(ステップS205)。
入手不能情報データ21が図8の通りであり、ステップS201でその1行目のデータが取得された場合、最上位組織IDが「B−1」の系統に属する組織のうち、組織B−1は、情報01に対応する情報を参照するタスクを1件実施し、組織C−1は、情報01に対応する情報を参照するタスクを3件実施する。この場合、ステップS205では、組織C−1が選択される。
続いて、制御部15は、代替組織データ22にデータを登録する(ステップS206)。ステップS206で登録されるデータでは、情報IDには、ステップS201で取得されたデータの情報IDが設定され、最上位組織IDには、ステップS201で取得されたデータの最上位組織IDが設定され、組織IDには、ステップS205で選択された組織の組織IDが設定される。参照数には、ステップS201で取得したデータに含まれる最上位組織IDに対応する系統に属する組織によって実施されるタスクのうち、ステップS201で取得したデータに含まれる情報IDに対応する情報を参照するタスクの数が設定される。
その後、制御部15は、ステップS201以降を再実行する。ステップS201で入手不能情報データ21から未取得のデータを取得できない場合(ステップS202,No)、制御部15は、代替組織決定処理を終了させる。
記憶部16に記憶される入手不能情報データ21が、図8の通りである場合、上記の処理手順を実行することにより、図9に示すようなデータが代替組織データ22に登録される。
このように、代替組織決定処理では、情報を参照するタスクを実施する数に基づいて、入手不能な情報を本来の提供元の組織に代わって提供する組織が決定される。このように決定することにより、情報を熟知していると期待される組織に情報の提供を指示することができる。
なお、上記の実施例で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上記の実施例で示したプログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと統合されていてもよい。上記の実施例で示したデータは、複数のデータに分割されていてもよいし、他のデータと統合されていてもよい。
10 情報管理装置
11 操作部
12 表示部
13 通信部
14 媒体読取部
15 制御部
16 記憶部
17 情報管理プログラム
17a 入手不能情報探索部
17b 代替組織決定部
18 組織データ
19 情報データ
20 タスクデータ
21 入手不能情報データ
22 代替組織データ

Claims (8)

  1. 複数の組織間の関係を示す第1のデータと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータと、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータと、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータとを記憶する記憶部と、
    前記第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定し、前記第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記第3のデータ、および前記第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定する制御部と
    を備える情報管理装置。
  2. 複数の組織間の関係を示す第1のデータと、複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータと、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータと、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータと、前記タスクが実施される順序示す第5のデータとを記憶する記憶部と、
    前記第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定し、前記第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記第3のデータ、前記第4のデータ、および前記第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定する制御部と
    を備える情報管理装置。
  3. 前記制御部は、入手不能な情報として決定した情報毎に、対応するタスクを実施する祖組織のうち、当該情報が参照されるタスクを最も多い組織を、当該情報を提供する代替の組織として決定する請求項1または2に記載の情報管理装置。
  4. 情報管理装置によって実行される情報管理方法であって、
    複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、
    複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、および前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップと
    を含む情報管理方法。
  5. 情報管理装置によって実行される情報管理方法であって、
    複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、
    複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータ、および前記タスクが実施される順序示す第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップと
    を含む情報管理方法。
  6. 入手不能な情報として決定した情報毎に、対応するタスクを実施する祖組織のうち、当該情報が参照されるタスクを最も多い組織を、当該情報を提供する代替の組織として決定するステップをさらに含む請求項4または5に記載の情報管理方法。
  7. 情報管理装置に、
    複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、
    複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有するかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、および前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータに基づいて判定し、当該情報を作成する組織が当該タスクを実施する組織と関係を有さないと判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップと
    を実行させる情報管理プログラム。
  8. 情報管理装置に、
    複数の組織間の関係を示す第1のデータに基づいて前記複数の組織に含まれる組織間の関係の有無を判定するステップと、
    複数のタスクのそれぞれにおいて参照される情報を示す第2のデータに含まれるタスクと情報の組み合わせ毎に、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあるかを、前記組織間の関係の有無、前記タスクを実施する組織を示す第3のデータ、前記情報が作成されるタスクを示す第4のデータ、および前記タスクが実施される順序示す第5のデータに基づいて判定し、当該情報が作成されるタスクと当該タスクとの間に当該タスクを実施する組織と関係の無い組織によって実施されるタスクがあると判定した場合に、当該情報を当該タスクにおいて入手不能な情報として決定するステップと
    を実行させる情報管理プログラム。
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