JP2013205898A - データ処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク状記録媒体に印刷データを一旦書き込んでから読み出す際に、印刷速度を上回る読み出し速度が保証されるようにディスク状記録媒体に印刷データを書き込む。
【解決手段】クラスタサイズ設定部24は、HDD23における各論理ボリュームに対してクラスタサイズを設定する。次に、中間データ生成部22は、受付部21により受け付けた印刷ジョブに基づいて中間データを生成する。そして、中間データ書込部26は、生成された中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている、かつ、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームのうち、最も小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリュームに該中間データにおける1ページ分のデータを書き込む。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ処理装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、論理的に複数のエリアに分割されたデータストレージデバイスにおいて、ファイルタイプに応じて格納先のストレージエリアを選択することが開示されている。
特許文献2には、異なるブロック数で読み込む複数のボリュームを有するストレージ装置において、複数のボリュームそれぞれに同一のファイルを書き込んだ後、各ボリュームが読み込むブロック数に応じてファイルが記憶されているブロック番号リストを更新することが開示されている。
特許文献3には、入力されたデータが連続データである場合には記録媒体の第1の領域に、不連続データである場合には記録媒体の第2の領域に、記録されたデータの管理情報を記録媒体の第3の領域に記録することが開示されている。
特開2008−052730号公報 特開2005−148854号公報 特開2011−081905号公報
本発明の目的は、ディスク状記録媒体に印刷データを一旦書き込んでから読み出す際に、印刷速度を上回る読み出し速度が保証されるようにディスク状記録媒体に印刷データを書き込むことが可能なデータ処理装置およびプログラムを提供することである。
請求項1に係る本発明は、論理的に複数の領域に分割されたディスク状記録媒体における各領域に対して、データの読み書きを行う最小の単位であるクラスタのサイズを設定する設定手段と、
受け付けた印刷データにおける処理単位分のデータのサイズと前記設定手段により前記各領域に対して設定されたクラスタサイズとを比較して、前記印刷データにおける処理単位分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている領域うち、最も小さいクラスタサイズが設定されている領域に該印刷データにおける処理単位分のデータを書き込む書込手段と、
を有するデータ処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記印刷データを出力する出力先の印刷装置が印刷データを読み出して出力を行うために最低限必要な速度である読み出し速度に関する情報を取得する取得手段をさらに有し、
前記書込手段は、前記複数の領域それぞれについて、書き込まれたデータを転送する際の最低速度である最低転送速度に関する情報と、前記取得手段により取得された読み出し速度に関する情報とを比較して、最低転送速度が前記読み出し速度以上である領域に前記印刷データにおける処理単位分のデータを書き込む請求項1に記載のデータ処理装置である。
請求項3に係る本発明は、ページ記述言語により記述された印刷指示に基づいて、中間形式の印刷データを生成する生成手段と、
前記書込み手段により前記ディスク状記録媒体に書き込まれた印刷データを処理単位毎に読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された中間形式の印刷データをラスタ形式の画像データに変換する変換手段とをさらに備え、
前記書込手段は前記生成手段により生成された中間形式の印刷データを前記ディスク状記録媒体に書き込む請求項1または2に記載のデータ処理装置である。
請求項4に係る本発明は、論理的に複数の領域に分割されたディスク状記録媒体における各領域に対して、データの読み書きを行う最小の単位であるクラスタのサイズを設定するステップと、
受け付けた印刷データにおける処理単位分のデータのサイズと前記設定手段により前記各領域に対して設定されたクラスタサイズとを比較して、前記印刷データにおける処理単位分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている領域うち、最も小さいクラスタサイズが設定されている領域に該印刷データにおける処理単位分のデータを書き込むステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、ディスク状記録媒体に印刷データを一旦書き込んでから読み出す際に、印刷速度を上回る読み出し速度が保証されるようにディスク状記録媒体に印刷データを書き込むことが可能となる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、出力先の印刷装置における印刷速度に応じて印刷データの読み出しが行えるようにディスク状記録媒体に印刷データを書き込むことが可能なデータ処理装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1または2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、ディスク状記録媒体における各領域の記憶容量の使用量を削減することができる。
請求項4に係る本発明によれば、ディスク状記録媒体に印刷データを一旦書き込んでから読み出す際に、印刷速度を上回る読み出し速度が保証されるようにディスク状記録媒体に印刷データを書き込むことが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態における印刷システムを示す図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ2のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ2を動作させる構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ2の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるHDD23において論理的に分割された領域である論理ボリューム1〜4を説明するための図である。 本発明の一実施形態における各論理ボリュームに設定されたクラスタサイズ、各論理ボリュームの最低アクセス速度等を示す図である。 本発明の一実施形態における中間データを説明するための図である。 本発明の一実施形態における中間データを論理ボリュームに書き込む処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における印刷装置3〜5がラスタデータを読み出して出力を行うために最低限必要な速度である読み出し速度等を示す図である。 本発明の一実施形態における書き込み先の論理ボリュームの候補を選択する処理を示すフローチャートである。 本実施形態の中間データにおける各ページのデータのサイズ等を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態における印刷システムを示す図である。
図1に示すように、本実施形態における印刷システムは、端末装置1がネットワーク10を介してコントローラ2と相互に接続されており、コントローラ2と印刷装置3、4、5がケーブル等を介して接続されている。
端末装置1は、ユーザの操作により印刷ジョブ(印刷指示)を作成し、ネットワーク10を介してコントローラ2に印刷ジョブを送信する。
コントローラ2は、端末装置1からの印刷ジョブを受け付け、印刷装置3、4、5により印刷用紙に画像を出力するためのラスタデータ(ラスタ形式の画像データ)に変換して、印刷装置3、4、5のうち端末装置1においてユーザにより指定された印刷装置にラスタデータを送信する。
印刷装置3、4、5は、コントローラ2から送信されてきたラスタデータに基づいて印刷用紙に画像を出力する。
次に、本実施形態におけるコントローラ2のハードウェア構成について図2を参照して説明する。
コントローラ2は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、HDD23(ハードディスクドライブ、ディスク状記録媒体)、ネットワーク10を介して端末装置2との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12またはHDD23に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、コントローラ2の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12またはHDD23内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現されるコントローラ2を動作させる構成を示すブロック図である。
受付部21は、端末装置1から送信されたページ記述言語により記述された印刷ジョブを受け付ける。
中間データ生成部22は、受付部21が受け付けた印刷ジョブに基づいて、中間形式の印刷データである中間データを生成する。
HDD23は、4つの論理ボリューム(複数の領域)により論理的に分割されたディスク状記録媒体であり、中間データ書込部26により中間データが書き込まれる。
クラスタサイズ設定部24は、論理ボリューム1〜4に対して、データの読み書きを行う最小の単位であるクラスタサイズ(クラスタのサイズ)をそれぞれ設定する。
読出速度情報取得部25は、ラスタデータを出力する出力先の印刷装置がラスタデータを読み出して出力を行うために最低限必要な速度である読み出し速度に関する情報を取得する。
中間データ書込部26は、中間データ生成部22により生成された中間データにおける1ページ(処理単位)分のデータのサイズとクラスタサイズ設定部24により各論理ボリュームに対して設定されたクラスタサイズとを比較して、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている領域うち、最も小さいクラスタサイズが設定されている領域に中間データにおける1ページ分のデータを書き込む。なお、本実施形態においては、処理単位として1ページを用いるものとして説明するが、本発明は、2ページ毎に処理する場合には処理単位として2ページ、3ページ毎に処理する場合には処理単位として3ページを用いるなど処理単位は1ページに限定されるものではない。
また、中間データ書込部26は、各論理ボリュームについて、書き込まれたデータを転送する際の最低速度である最低アクセス速度(最低転送速度)に関する情報と、読出速度情報取得部25により取得された読み出し速度に関する情報とを比較して、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームに中間データにおける1ページ分のデータを書き込む。
なお、本実施形態における最低アクセス速度とは、HDD23に記録されている中間データを転送する際に、各論理ボリュームにおける回転速度により定まるアクセス速度を基準として、中間データを読み出すための磁気ヘッドが中間データが記録されているクラスタの位置を特定するためのシーク時間および中間データが記録されているクラスタの位置までのHDD23の回転遅延(最大1回転)が最も遅れる場合のアクセス速度である。
描画処理部27は、HDD23に記録されている中間データをページ単位で読み出し、読み出した中間データをラスタライズ(ラスタ形式の画像データに変換)することによりラスタデータを生成する。
次に、本実施形態におけるコントローラ2の全体的な動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、本実施形態におけるHDD23の構成について説明する。HDD23は、図5に示すように、論理ボリューム1〜4により論理的に複数の領域に分割されており、各論理ボリュームは80GBの記憶容量を有する。そして、クラスタサイズ設定部24は、論理ボリューム1〜4それぞれにおけるクラスタサイズを設定する入力を行うよう図示しない表示装置に表示し、図示しないタッチパネル等の入力装置によってユーザにより入力された指示に基づいて、論理ボリューム1〜4それぞれにクラスタサイズを設定する。具体的には、図5に示すように、クラスタサイズ設定部24は、HDD23における論理ボリューム1〜4はそれぞれ80GBの容量を有しているという情報を取得する。そして、クラスタサイズ設定部24は、論理ボリューム1〜4それぞれにおけるクラスタサイズを設定する入力を行うよう図示しない表示装置に表示し、ユーザからの入力により、図6に示すように論理ボリューム1には1MB、論理ボリューム2には2MB、論理ボリューム3には4MB、論理ボリューム4には8MBのクラスタサイズをそれぞれ設定する。
上記のようにして論理ボリューム1〜4に対してクラスタサイズが設定された後に、まず、受付部21は、端末装置1から送信された印刷ジョブを受け付ける(ステップS101)。
すると、中間データ生成部22は、受付部21が受け付けた印刷ジョブに基づいて中間データを生成する(ステップS102)。ここで、中間データとは、受付部21が受け付けた印刷ジョブに基づいて作成されるデータであって、イメージや文字などのオブジェクトのデータであるページデータ1〜Nと、ページのフォームを定義するフォームデータ1〜Aにより構成されている。また、既に定義されているフォームデータを参照する場合については、参照情報によりフォームデータが参照される。例えば、図7(A)、図7(B)に示すように、中間データにおいて最初のページであるページ1はページデータ1−1、フォームデータ1、ページデータ1−2により構成される。また、中間データにおいてNページ目であるページNは、ページデータN−1、フォームデータAを参照する参照情報A、ページデータN−2により構成されている。
次に、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ、クラスタサイズ設定部24により設定されたクラスタサイズ、読出速度情報取得部25により取得された出力先の印刷装置が中間データを読み出して出力を行うために最低限必要な読み出し速度および論理ボリューム1〜4における最低アクセス速度に基づいて、中間データ生成部22により生成された中間データを論理ボリューム1〜4のいずれかに中間データにおける1ページ分のデータを書き込む(ステップS103)。なお、中間データを書き込む論理ボリュームを選択する詳細な方法については後述する。
次に、描画処理部27は、HDD23に記録されている中間データをページ単位で読み出して、読み出された中間データをラスタライズすることによりラスタデータを生成し、出力先の印刷装置にラスタデータを送信する(ステップS104)。そして、出力先の印刷装置は、描画処理部27からラスタデータを受信して印刷用紙に画像を出力する。
次に、ステップS103における中間データを書き込む論理ボリュームを選択する方法について図8に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、読出速度情報取得部25は、出力先の印刷装置がラスタデータを取得して出力するために最低限必要な読み出し速度に関する情報を取得する(ステップS201)。ここで、本実施形態における読み出し速度について説明する。例えば、出力先の印刷装置において複数のページを出力する印刷処理を行う際に、印刷装置の印刷速度よりも遅い速度でラスタデータが転送されると、ラスタデータが遅れて転送された分印刷処理が停止してしまうため、印刷装置の印刷速度以上の速度でラスタデータを転送する必要がある。なお、印刷装置の印刷速度は出力先の印刷装置からの要求により算出される。また、中間データをラスタデータに変換した場合には一般的にデータのサイズが伸長されるため、この伸長率に応じた読み出し速度でHDD23から中間データを読み出すことが必要となる。なお、中間データにおける各ページのデータのサイズは中間データが生成された時点で確定する。
つまり、本実施形態における読み出し速度とは、出力先の印刷装置の印刷処理を停止させないように描画処理部27がHDD23から中間データを読み出すために最低限必要な速度である。
具体的には、図9に示すように、読出速度情報取得部25は、印刷装置3から要求された印刷速度が400MB/sであり、中間データからラスタデータに変換した場合の伸長率が10倍である場合には、必要な読み出し速度は40MB/sであるという情報を取得する。同様に、読出速度情報取得部25は、印刷装置4から要求された印刷速度が300MB/s、伸長率が5倍である場合には、必要な読み出し速度は60MB/sであるという情報を取得する。また、読出速度情報取得部25は、印刷装置5から要求された印刷速度が800MB/s、伸長率が20倍である場合には、必要な読み出し速度は40MB/sであるという情報を取得する。
次に、中間データ書込部26は、中間データにおける先頭のページから1ページ分のデータのサイズと、ステップS101において論理ボリューム1〜4に設定されたクラスタサイズとを比較して、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上のクラスタサイズが設定されている書き込み先の論理ボリュームの候補を選択する(ステップS202)。なお、具体的な書き込み先の論理ボリュームの候補を選択する方法については後述する。
そして、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上のクラスタサイズが設定されている書き込み先の論理ボリュームの候補が選択された場合にはステップS204に進む(ステップS203においてyes)。また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上のクラスタサイズが設定されている論理ボリュームが存在せず、中間データ書込部26によりエラー通知が行われた場合にはステップS208に進む(ステップS203においてno)。
次に、中間データ書込部26は、ステップS202において選択された書き込み先の候補である論理ボリュームそれぞれの最低アクセス速度と、出力先の印刷装置がラスタデータを取得して出力するために必要な読み出し速度とを比較する(ステップS204)。なお、本実施形態においては、図6に示すように、最低アクセス速度がそれぞれ論理ボリューム1は44MB/s、論理ボリューム2は57MB/s、論理ボリューム3は67MB/s、論理ボリューム4は73MB/sであるものとする。
具体的には、例えば、図6、図9に示すように、出力先の印刷装置として印刷装置3が指定された場合、論理ボリューム1〜4の最低アクセス速度が40MB/sの読み出し速度以上であると判定される。また、出力先の印刷装置として印刷装置4が指定された場合、論理ボリューム3、4の最低アクセス速度が60MB/sの読み出し速度以上であると判定される。さらに、出力先の印刷装置として印刷装置5が指定された場合、論理ボリューム1〜4の最低アクセス速度が40MB/sの読み出し速度以上であると判定される。
そして、書き込み先の候補である論理ボリュームのうち、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームが存在する場合に(ステップS205においてyes)、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上のクラスタサイズが設定されている、かつ、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームのうち、最も小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリュームを選択する(ステップS206)。そして、中間データ書込部26は、選択された論理ボリュームに対して、中間データにおける1ページ分のデータを書き込む(ステップS207)。この場合に、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが論理ボリュームに設定されたクラスタサイズよりも小さいため、クラスタ1つに対して1ページ分のデータが書き込まれる。
また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームが存在しない(ステップS203においてno)、または、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームが存在しない場合には(ステップS205においてno)、図示しない表示装置により、中間データにおける1ページ分のデータを記録できない旨のエラー表示を行う(ステップS208)。
そして、中間データ書込部26は、上記の処理により書き込まれたページが中間データにおいて最終ページであるか否かを判定する(ステップS209)。最終ページでない場合には(ステップS209においてno)、ステップS202〜ステップS208の処理を繰り返し、最終ページである場合には(ステップS209においてyes)、中間データの書き込み処理を終了する。
次に、ステップS202における書き込み先の論理ボリュームの候補を選択する具体的な方法について図10のフローチャートを参照して詳細に説明する。
この処理において、中間データ書込部26は、論理ボリューム1〜4に設定されているクラスタサイズに基づいて、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが1MBより大きいか否か、2MBより大きいか否か、4MBより大きいか否か、8MBより大きいか否かについてそれぞれ判定する。
具体的には、まず、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが、論理ボリューム1に設定されているクラスタサイズ(1MB)より大きいか否かを判定する(ステップS301)。ここで、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが1MB以下である場合には(ステップS301においてno)、論理ボリューム1〜4が書き込み先の候補として選択される(ステップS302)。また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが1MBより大きい場合には(ステップS301においてyes)、ステップS303に進む。
そして、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが1MBより大きいと判定された場合に、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが、論理ボリューム2に設定されているクラスタサイズ(2MB)より大きいか否かを判定する(ステップS303)。ここで、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが2MB以下である場合には(ステップS303においてno)、論理ボリューム2〜4が書き込み先の候補として選択される(ステップS304)。また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが2MBより大きい場合には(ステップS303においてyes)、ステップS305に進む。
また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが2MBより大きい判定された場合に、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが、論理ボリューム3に設定されているクラスタサイズ(4MB)より大きいか否かを判定する(ステップS305)。ここで、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが4MB以下である場合には(ステップS305においてno)、論理ボリューム3、4が書き込み先の候補として選択される(ステップS306)。また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが4MBより大きい場合には(ステップS305においてyes)、ステップS307に進む。
また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが4MBより大きいと判定された場合に、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが、論理ボリューム4に設定されているクラスタサイズ(8MB)より大きいか否かを判定する(ステップS307)。ここで、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが8MB以下である場合には(ステップS307においてno)、論理ボリューム4が書き込み先の候補として選択される(ステップS308)。また、中間データにおける1ページ分のデータのサイズが8MBより大きい場合には(ステップS307においてyes)、中間データ書込部26は、図示しない表示装置にエラー通知を行う(ステップS309)。
上記のようにして、中間データ書込部26は、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームを書き込み先の候補として選択する。
上記の処理についてより具体的するために、受付部21が受け付けた印刷ジョブに基づいて、中間データ生成部22により、図11に示すようなページ番号1のサイズが512KB、ページ番号2のサイズが1.5MB、ページ番号3のサイズが8MBである中間データが生成されて、中間データからラスタデータへ変換する場合の伸長率が10倍であり、出力先の印刷装置として印刷装置3が指定された場合を用いて説明する。
まず、読出速度情報取得部25は、図9に示すように、印刷装置3がラスタデータを読み出して出力するために必要な読み出し速度が40MB/sであるという情報を取得する。
そして、図6、図11に示すように、ページ番号1のデータのサイズが512KBであり、論理ボリューム1は1MB、論理ボリューム2は2MB、論理ボリューム3は4MB、論理ボリューム4は8MBにクラスタサイズが設定されているため、中間データ書込部26は、ページ番号1のデータの書き込み先の候補として論理ボリューム1〜4を選択する。
次に、中間データ書込部26は、図6に示すような、各論理ボリュームにおける最低アクセス速度と、読出速度情報取得部25により取得された最低限必要な読み出し速度を比較する。ここで、最低限必要な読み出し速度が40MB/sであるため、論理ボリューム1〜4の最低アクセス速度が読み出し速度以上であると判定される。なお、ページ番号2、3のデータの処理においても、読み出し速度と論理ボリューム1〜4における最低アクセス速度は、ページ番号1のデータの処理におけるものと同一であるため、以降読み出し速度と最低アクセス速度を比較する処理の説明を省略する。
そして、中間データ書込部26は、選択された論理ボリューム1〜4のうち、最も小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリューム1にページ番号1のデータを書き込む。
次に、ページ番号2のデータのサイズが1.5MBであるため、中間データ書込部26は、ページ番号2のデータの書き込み先の候補として、クラスタサイズがそれぞれ2MB、4MB、8MBに設定されている論理ボリューム2〜4を選択する。
そして、中間データ書込部26は、選択された論理ボリューム2〜4のうち、最も小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリューム2にページ番号2のデータを書き込む。
また、ページ番号3のデータのサイズが8MBであるため、中間データ書込部26は、ページ番号3のデータの書き込み先の候補として、クラスタサイズが8MBに設定されている論理ボリューム4を選択する。そして、中間データ書込部26は、論理ボリューム4にページ番号3のデータを書き込む。
なお、本実施形態において、コントローラ2は各印刷装置から独立しているものとして説明したが、印刷装置内部に設置される形態であってもよい。
また、本実施形態では、HDD23に中間データを書き込む場合について説明したが、本発明においては描画処理が施されることにより生成される描画データをディスク状記録媒体に書き込む場合にも同様に適用可能である。
また、本実施形態において、中間データにおける1ページ分のサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームが存在しない、または、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームが存在しない場合には、エラー通知を行うものとして説明したが、条件を満たさないページのデータについてはDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)等の別の記憶媒体に記録するようにしてもよい。
また、本実施形態において、中間データにおける1ページ分のサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームが存在しない、または、最低アクセス速度が読み出し速度以上である論理ボリュームが存在しない場合にはエラー通知を行うものとして説明したが、本発明においては、中間データにおける1ページ分のデータを物理アドレスに従って連続的に複数のクラスタに書き込むようにしてもよい。
また、本実施形態において、最低アクセス速度と読み出し速度を比較して、最低アクセス速度が読み出し速度以上であるか否かを判定する場合について説明したが、本発明においては、最低アクセス速度と読み出し速度の比較を省略するようにしてもよい。この場合、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームが書き込み先の候補として選択された時点で、書き込み先の論理ボリュームの候補のうち最も小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリュームに中間データにおける1ページ分のデータを書き込むようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、中間データにおける1ページ分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている論理ボリュームを選択してデータの書込みを行うものとして説明した。しかし、印刷装置の印刷速度が低速であり必要な読み出し速度が低速である場合には、逆に、中間データの1ページ分のデータのサイズよりも小さいクラスタサイズが設定されている論理ボリュームをあえて選択するようにしてもよい。この場合、読み出し速度の閾値を予め設定しておき、読み出し速度と閾値を比較して、読み出し速度が閾値以上の場合には本実施形態において説明した処理により1ページ分のデータを分割せずに記録することができる論理ボリュームを選択し、読み出し速度が閾値未満である場合には、1ページ分のデータを分割して複数のクラスタに跨って記録するようにしてもよい。このような処理を行うことにより、読み出し速度が遅くなっても問題が発生しない場合には、大きなクラスタサイズが設定されている論理ボリュームができるだけ未利用の状態で残すようにして、後から印刷速度が高速になった場合等においても対応可能とすることができる。
1 端末装置
2 コントローラ
3〜5 印刷装置
10 ネットワーク
11 CPU
12 メモリ
14 通信IF
15 UI装置
16 制御バス
21 受付部
22 中間データ生成部
23 HDD
24 クラスタサイズ設定部
25 読出速度情報取得部
26 中間データ書込部
27 描画処理部

Claims (4)

  1. 論理的に複数の領域に分割されたディスク状記録媒体における各領域に対して、データの読み書きを行う最小の単位であるクラスタのサイズを設定する設定手段と、
    受け付けた印刷データにおける処理単位分のデータのサイズと前記設定手段により前記各領域に対して設定されたクラスタサイズとを比較して、前記印刷データにおける処理単位分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている領域うち、最も小さいクラスタサイズが設定されている領域に該印刷データにおける処理単位分のデータを書き込む書込手段と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記印刷データを出力する出力先の印刷装置が印刷データを読み出して出力を行うために最低限必要な速度である読み出し速度に関する情報を取得する取得手段をさらに有し、
    前記書込手段は、前記複数の領域それぞれについて、書き込まれたデータを転送する際の最低速度である最低転送速度に関する情報と、前記取得手段により取得された読み出し速度に関する情報とを比較して、最低転送速度が前記読み出し速度以上である領域に前記印刷データにおける処理単位分のデータを書き込む請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. ページ記述言語により記述された印刷指示に基づいて、中間形式の印刷データを生成する生成手段と、
    前記書込み手段により前記ディスク状記録媒体に書き込まれた印刷データを処理単位毎に読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された中間形式の印刷データをラスタ形式の画像データに変換する変換手段とをさらに備え、
    前記書込手段は前記生成手段により生成された中間形式の印刷データを前記ディスク状記録媒体に書き込む請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 論理的に複数の領域に分割されたディスク状記録媒体における各領域に対して、データの読み書きを行う最小の単位であるクラスタのサイズを設定するステップと、
    受け付けた印刷データにおける処理単位分のデータのサイズと前記設定手段により前記各領域に対して設定されたクラスタサイズとを比較して、前記印刷データにおける処理単位分のデータのサイズ以上であるクラスタサイズが設定されている領域うち、最も小さいクラスタサイズが設定されている領域に該印刷データにおける処理単位分のデータを書き込むステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9471022B2 (en) 2015-03-12 2016-10-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Print control apparatus, print control method, image forming system, and non-transitory computer readable medium

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