JP2013205854A - 当て字変換人名入力装置、人名入力方法および人名入力プログラム - Google Patents

当て字変換人名入力装置、人名入力方法および人名入力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外国人の名前を、その人の性別に対応したより利用しやすい当て字に変換する当て字変換人名入力装置等を提供する。
【解決手段】当て字変換人名入力装置10は、カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を予め記憶された性別対応辞書記憶部113から検索してこれを変換候補として出力する性別対応変換候補検索部103と、出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する漢字文字列出力部104とを有する。また、可能な限り文字数が少なくなる変換候補を予め記憶された多音節辞書記憶部112から検索してこれを変換候補として出力する多音節変換部102と、カナ文字列に対応する漢字文字列を変換履歴111の中から検索してこれを変換候補として出力する変換履歴検索部101も備える。
【選択図】図1

Description

本発明は当て字変換人名入力装置、人名入力方法および人名入力プログラムに関する。
日本語を勉強する外国人、あるいは日本を訪れる外国人が増加するにつれ、外国人の名前に対して日本風の当て字を付けるということに対する需要も出てきている。特にその外国人が日本国籍取得を申請する場合に、そのような当て字でつけた名前を帰化後の氏名として申請することが多い。以下の特許文献1には、そのようなことをコンピュータ装置で行うための文字列変換コンピュータプログラムの一例が記載されている。
この特許文献1に記載された文字列変換コンピュータプログラムは、外国人名を入力する入力手段と、入力された外国語単語をカナ文字列に対応づける外国語単語変換手段と、漢字変換できないカナ文字を強制的に似た音訓のカナ文字列に変換するカナ変換手段と、変換されたカナ文字列を分割する分割手段と、分割された個々のカナ文字列を漢字に対応づける漢字変換手段と、対応づけられた漢字を変換候補として出力する出力手段とから構成されている。
この他にも、これに関連する技術文献として、次の各々がある。特許文献2には、中国語・台湾語・韓国語の人名を、正式な読み方を知らなくても容易に入力できるという人名入力装置が記載されている。特許文献3には、言語の種別を特に意識しなくても、中国漢字・台湾漢字・韓国漢字と日本語、韓国語などの複数言語を入力できるという入力装置が記載されている。
特許文献4には、ワープロで当て字を含む文章を容易に作成できるという入力装置が記載されている。特許文献5には、複数の言語間で多数の名前の照合を可能とするという名前照合システムについて記載されている。
特開2006−338155号公報 特開平07−152742号公報 特開平08−171568号公報 特開平11−066061号公報 特表2010−519655号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術(以下、従来技術という)では、望ましい当て字の変換結果を得られないことが多い。以下、それについてより詳しく説明する。
第一に、従来技術では、変換対象となる外国人名について、性別に応じた変換がそもそも考慮されていない。たとえば、同じ「ユーリ」という名前でも、性別を考慮するなら、男性なら「勇利」、女性なら「優里」などのように変換することが望ましいが、従来技術ではそのような変換ができない。
第二に、変換して得られる当て字は、可能な限り字数が少なく、また同じ字数ならより画数の少ない簡単な文字であることが望ましい。しかしながら従来技術では、そのような点についても考慮がなく、ただ読み方の1音節に対して、単純かつ杓子定規に漢字1文字を当ててしまう。そのため、漢字を理解しているわけではない外国人にとって、利用しにくい当て字の変換結果が出力されてしまうことになる。
第三に、従来技術には、過去に変換された同一または類似の名前を参照する手段も具備されていない。ただ、入力された外国人名をその都度、杓子定規に漢字に変換して出力するのみである。そのため、変換候補の中から実際に採用された名前を参考にして、より自然に感じられる当て字の変換結果を得ることも、従来技術ではできない。
特許文献2〜5に記載の技術は、そもそもこの従来技術とは目的が異なり、またその目的に転用可能な技術も記載されていない。従って、この従来技術に特許文献2〜5に記載の技術を組み合わせても、これらの問題点が解決されることはない。
本発明の目的は、外国人の名前を、その人の性別に対応したより利用しやすい当て字に変換することを可能とする当て字変換人名入力装置、人名入力方法および人名入力プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る当て字変換人名入力装置は、入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置であって、カナ文字列と性別に対応する漢字文字を予め記憶している性別対応辞書記憶部と、起動時に予め入力された性別およびカナ文字列に対応する漢字文字を性別対応辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する性別対応変換候補検索部と、出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する漢字文字列出力部とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る当て字変換人名入力方法は、入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索し、検索された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が変換候補として出力し、出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を漢字文字列出力部が出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る当て字変換人名入力プログラムは、入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、当て字変換人名入力装置が備えるコンピュータに、カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索する手順、検索された性別に対応する漢字文字を変換候補として出力する手順、および出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように、性別対応辞書記憶部から性別に対応した漢字文字を予め記憶し、そこから変換候補を検索するように構成したので、これによって外国人の名前を、その人の性別に対応したより利用しやすい当て字に変換することを可能であるという優れた特徴を持つ当て字変換人名入力装置、人名入力方法および人名入力プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る人名入力装置の構成について示す説明図である。 図1に示した変換履歴記憶部に記憶されている内容の一例について示す説明図である。 図1に示した多音節辞書記憶部に記憶されている内容の一例について示す説明図である。 図1に示した性別対応辞書記憶部に記憶されている内容の一例について示す説明図である。 図1に示した人名入力装置の動作について示すフローチャートである。 図5のステップS206〜207に示した処理で、出力手段に出力される変換候補一覧の例について示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係る当て字変換人名入力装置(人名入力装置10)は、入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置である。この装置は、カナ文字列と性別に対応する漢字文字を予め記憶している性別対応辞書記憶部113と、起動時に予め入力された性別およびカナ文字列に対応する漢字文字を性別対応辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する性別対応変換候補検索部103と、出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する漢字文字列出力部104とを有する。
人名入力装置10はさらに、カナ文字列に対して可能な限り文字数が少なくなる変換候補を予め記憶された多音節辞書記憶部112から検索してこれを変換候補として出力する多音節変換部102を備える。そして、漢字文字列出力部104が、決定された漢字文字列を変換履歴(変換履歴記憶部111)として記憶する機能を有すると共に、カナ文字列に対応する漢字文字列を変換履歴の中から検索してこれを変換候補として出力する変換履歴検索部101も有する。
そして、変換履歴検索部101がカナ文字列に対応する漢字文字列を変換履歴の中から検索できなかった場合に多音節変換部102がカナ文字列に対して変換候補を検索し、多音節変換部102がカナ文字列に対して変換候補を検索できなかった場合に性別対応変換候補検索部103がカナ文字列に対して性別に対応する漢字文字を検索する構成となっている。
この構成を備えることにより、人名入力装置10は、外国人の名前を、その人の性別に対応したより利用しやすい当て字に変換することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る人名入力装置10の構成について示す説明図である。人名入力装置10は、コンピュータ装置としての基本的な構成を備えている。即ち、コンピュータプログラムの動作主体であるプロセッサ11と、プログラムおよびデータを記憶する記憶手段12と、ユーザからのデータ入力を受け付ける(キーボードやマウスなどのような)入力手段13と、処理結果をユーザに提示する(ディスプレイやプリンタなどのような)出力手段14とを備える。
プロセッサ11は、人名入力プログラムが動作することにより、変換履歴検索部101、多音節変換部102、性別対応変換候補検索部103、および漢字文字列出力部104として機能する。また、記憶手段12には、変換履歴記憶部111、多音節辞書記憶部112、および性別対応辞書記憶部113といった各々の記憶領域が存在する。
変換履歴検索部101は、入力手段13からカナ文字列を入力されると、この文字列に対応する過去の変換履歴を変換履歴記憶部111から検索し、対応する履歴が存在する場合にはこれを結果として出力手段14に表示する。
多音節変換部102は、入力手段13から入力されたカナ文字列から、可能な限り文字数が少なくなる変換候補を多音節辞書記憶部112から検索し、その変換候補を出力手段14に表示する。
性別対応変換候補検索部103は、変換履歴検索部101または多音節変換部102から受け取った漢字文字列候補から、入力された性別を考慮した漢字候補を性別対応辞書記憶部113から検索し、その変換候補を該当する性別と共に出力手段14に表示する。
漢字文字列出力部104は、表示された変換候補に対してユーザが決定入力操作を行うと、この決定された漢字文字列を出力手段14に表示し、同時にこれを変換履歴として変換履歴記憶部111に追加記憶する。
図2は、図1に示した変換履歴記憶部111に記憶されている内容の一例について示す説明図である。変換履歴記憶部111には過去の変換履歴、即ち過去に入力されたカナ文字列111aと、このカナ文字列から過去に変換されて漢字文字列出力部104が出力した変換結果の漢字文字列111bとが対応づけられて予め記憶されている。
図3は、図1に示した多音節辞書記憶部112に記憶されている内容の一例について示す説明図である。多音節辞書記憶部112には、カナ文字列から出来るだけ文字数が少なくなる漢字候補が検索するための、漢字とカナ文字列を対応付けた情報が予め記憶されている。即ち、入力されるであろうカナ文字列112aと、これに対応する変換候補となりうる漢字文字列112bとが対応づけられて予め記憶されている。
図4は、図1に示した性別対応辞書記憶部113に記憶されている内容の一例について示す説明図である。性別対応辞書記憶部113には、漢字に変換された漢字文字列に対して、入力者の性別を考慮した漢字候補を検索するための文字と性別ごとの漢字候補が予め記憶されている。即ち、入力されるであろうカナ文字列113aと、これに対応する変換候補となりうる漢字文字113b、さらにこの漢字文字113bの変換が適する性別113cとが対応づけられて予め記憶されている。性別113cは、「男性」「女性」「共通(男女共通)」の3種類のうちのいずれかの値である。
出力手段14に表示された変換候補の中から、ユーザが決定入力を行うと、漢字文字列出力部104が決定された漢字文字列を変換履歴記憶部111に追加記憶する。
図5は、図1に示した人名入力装置10の動作について示すフローチャートである。この人名入力装置10は、本実施形態ではスマートフォン用、もしくはパーソナルコンピュータ用のソフトウェアとして提供されるものとして説明する。変換によって得られた漢字文字列は、出力手段14に表示するだけでなく、たとえばワープロ、メーラー、ウェブブラウザなどのような他のアプリケーションソフトで利用可能に出力してもよい。
ユーザが入力手段13からカナ文字列を入力して「外国人名当て字変換モード」を起動すると(ステップS201)、変換履歴検索部101はこのカナ文字列について、過去に同じ文字列を変換した履歴がないか変換履歴記憶部111から検索し(ステップS202)、その履歴を検索できたか否かについて判断する(ステップS203)。変換履歴を検索できていれば、その履歴を出力手段14に出力する(ステップS208)。
変換履歴記憶部111で履歴が検索できなければ、引き続いて多音節変換部102がそのカナ文字列に対応する多音節の候補、即ち可能な限り文字数が少なくなる変換候補を多音節辞書記憶部112から検索し(ステップS204)、検索できたか否かについて判断する(ステップS205)。そのような候補を検索できていれば、その候補を出力手段14に出力する(ステップS208)。
このステップS204の処理で、多音節変換部102は、漢字変換のためのカナ文字の区切りを調整しつつ、他の多音節の候補があるか否かを検索する。この動作自体は、通常のカナ漢字変換(人名に限らず)で一般的に行われていることであるので、特に詳しく説明するまでもない。
多音節辞書記憶部112で変換候補が検索できなければ、引き続いて性別対応変換候補検索部103が、性別に対応する変換候補を性別対応辞書記憶部113から検索し(ステップS206)、検索できたか否かについて判断し(ステップS207)、その候補を出力手段14に出力する(ステップS208)。検索できなければ、変換できない旨を出力手段14に出力して(ステップS210)処理を終了する。
図6は、図5のステップS206〜207に示した処理で、出力手段14に出力される変換候補一覧の例について示す説明図である。このステップS206〜207で、性別対応変換候補検索部103は、性別113cが「男性」である漢字文字と「共通(男女共通)」である漢字文字を使った変換候補、もしくは性別113cが「女性」である漢字文字と「共通(男女共通)」である漢字文字を使った変換候補を、各々の漢字に該当する性別と共に表示する。性別113cが「男性」である漢字文字と「女性」である漢字文字とを両方使用した変換候補は表示しない。
ステップS208で出力された変換候補に対してユーザが決定入力を行うと、漢字文字列出力部104は、入力されたカナ文字列111aと、決定入力された変換結果文字列111bとを変換履歴記憶部111に追加記憶して処理を終了する(ステップS209)。図6に示した例では、ラジオボタンを選択して「OK」を押すとその変換候補に対して決定入力が行われるが、この選択方法およびユーザインターフェイスはどのようなものでもよい。
(第1の変換例)
以上の動作を、具体的な変換例で説明する。まず第1の変換例として、外国人男性の名前「Girts」の読み方である「ガアツ」を人名入力装置10に入力した場合について考える。なお、この入力は、たとえば「Girts」あるいは「ガーツ」を直接入力すれば、その読み方「ガアツ」が変換履歴検索部101に入力されるように構成することもできる。
まず、変換履歴検索部101は、この入力されたカナ文字列「ガアツ」に対応する文字列を、変換履歴記憶部111から検索する(図5・ステップS202)。図2に記載された例では、これに対応する過去の変換履歴として「雅亜津」「雅吾都」などといった文字列が変換履歴記憶部111に記憶されているので、変換履歴検索部101はこれを出力手段14へ出力する(図5・ステップS203、208)。
この内容が変換履歴記憶部111に記憶されていない場合は、今度は多音節変換部102がカナ文字列「ガアツ」に対応する多音節変換の候補、即ち可能な限り漢字文字数が少なくなる変換候補を多音節辞書記憶部112から検索する(図5・ステップS204)。図3に記載された例では、「ガアツ」のうちの2文字「アツ」に対応する漢字文字「篤」が多音節辞書記憶部112に記憶されているので、これと「ガ」に対応する漢字(たとえば「雅」「我」など)と組み合わせた「雅篤」「我篤」を変換候補として出力手段14に出力する(図5・ステップS205、208)。
(第2の変換例)
第2の変換例として、外国人女性の名前「アリョーナ」を入力したことに応じて変換履歴検索部101にその読み方「アリョウナ」が入力されたが、変換履歴検索部101および多音節変換部102による検索結果が見つからなかったという場合について考える。
この読み方を入力された性別対応変換候補検索部103は、「アリョウナ」の「ナ」について性別が「女性」として登録された文字、図4に記載された例では「奈」の字を使用し、これと「ア」「リョウ」の各々に対応する漢字を組み合わせた「亜涼奈」を「女性用」の変換候補として出力手段14へ出力する(図5・ステップS206〜208)。
(第3の変換例)
また、第3の変換例として、発明が解決しようとする課題の欄で記載した「ユウリ(ユーリ)」という名前についても考える。これについても、変換履歴検索部101および多音節変換部102による検索結果が見つからなかったものとする。
この名前に対しても、読み方を入力された性別対応変換候補検索部103は、図4に記載された例で性別が「男性」もしくは「共通」として登録された文字を利用した「勇利」を「男性用」の変換候補として出力手段14へ出力する。また図4に記載された例で性別が「女性」もしくは「共通」として登録された文字を利用して「優里」もしくは「優利」を「女性用」の変換候補として出力手段14へ出力する。
(実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係る当て字変換人名入力方法は、入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置(人名入力装置10)にあって、カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索し(図5・ステップS206〜207)、検索された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が変換候補として出力し(図5・ステップS208)、出力された変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を漢字文字列出力部が出力する(図5・ステップS209)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行する人名入力装置10のプロセッサ11に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態によれば、性別対応変換候補検索部103が、性別に対応する漢字を予め記憶している性別対応辞書記憶部113から、その人の性別に対応した変換候補を検索することができる。従って、入力されたカナ文字列から漢字候補を出力するにあたり、入力された名前の性別を考慮して変換を行うことができる。この結果、性別を考慮した、より利用しやすい当て字変換を得ることが可能となる。
また、多音節変換部102が、予め記憶された多音節辞書記憶部112から、可能な限り文字数が少なくなる変換候補を検索することができる。従って、読み方の1音節に対して漢字1文字を当てる従来技術と比べて、字数が少なく利用しやすい当て字変換を得ることが可能となる。
さらに、変換履歴検索部101が、過去に変換された同一または類似の名前を参照することができる。従って、変換候補の中から実際に採用された名前を参考にして、より自然に感じられる利用しやすい当て字変換を得ることが可能となる。
(実施形態の拡張)
上述した実施形態は、その趣旨を改変しない範囲で、様々な拡張が可能である。
たとえば、1台のコンピュータのみで実行されるものではなく、クライアント−サーバ方式によって1台のサーバが集中的にこの当て字変換を行うようにしてもよい。この場合は、1人のユーザだけでなく、多数のユーザによる変換結果が変換履歴として蓄積されることになるので、さらに多くの人にとって自然に感じられるという意味で利用しやすい当て字変換を得ることが可能となる。
また、日本語入力用IME(Input Method Editor)の一部の機能として提供されるものとしてもよい。この場合、このIMEをたとえば「外国人名当て字変換モード」という動作モードにて起動することによって機能する。その際、この「外国人名当て字変換モード」には「男性用」と「女性用」とがあるので、同時にこの性別も選択する。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置であって、
カナ文字列と性別に対応する漢字文字を予め記憶している性別対応辞書記憶部と、
起動時に予め入力された性別および前記カナ文字列に対応する漢字文字を前記性別対応辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する性別対応変換候補検索部と、
出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する漢字文字列出力部と
を有することを特徴とする当て字変換人名入力装置。
(付記2) 前記カナ文字列に対して可能な限り文字数が少なくなる変換候補を予め記憶された多音節辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する多音節変換部を有することを特徴とする、付記1に記載の当て字変換人名入力装置。
(付記3) 前記漢字文字列出力部が、前記決定された漢字文字列を変換履歴として記憶する機能を有すると共に、
前記カナ文字列に対応する漢字文字列を前記変換履歴の中から検索してこれを変換候補として出力する変換履歴検索部を有することを特徴とする、付記2に記載の当て字変換人名入力装置。
(付記4) 前記変換履歴検索部が前記カナ文字列に対応する漢字文字列を前記変換履歴の中から検索できなかった場合に前記多音節変換部が前記カナ文字列に対して前記変換候補を検索し、
前記多音節変換部が前記カナ文字列に対して前記変換候補を検索できなかった場合に前記性別対応変換候補検索部が前記カナ文字列に対して前記性別に対応する漢字文字を検索することを特徴とする、付記3に記載の当て字変換人名入力装置。
(付記5) 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、
前記カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索し、
検索された前記性別に対応する漢字文字を前記性別対応変換候補検索部が変換候補として出力し、
出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を漢字文字列出力部が出力する
ことを特徴とする当て字変換人名入力方法。
(付記6) 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、
前記当て字変換人名入力装置が備えるコンピュータに、
前記カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索する手順、
検索された前記性別に対応する漢字文字を変換候補として出力する手順、
および出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する手順
を実行させることを特徴とする当て字変換人名入力プログラム。
本発明は、日本語による文字入力を利用する場面において利用可能である。
10 人名入力装置
11 プロセッサ
12 記憶手段
13 入力手段
14 出力手段
101 変換履歴検索部
102 多音節変換部
103 性別対応変換候補検索部
104 漢字文字列出力部
111 変換履歴記憶部
111a、112a、113a カナ文字列
111b、112b 漢字文字列
112 多音節辞書記憶部
113 性別対応辞書記憶部
113b 漢字文字
113c 性別

Claims (6)

  1. 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置であって、
    カナ文字列と性別に対応する漢字文字を予め記憶している性別対応辞書記憶部と、
    起動時に予め入力された性別および前記カナ文字列に対応する漢字文字を前記性別対応辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する性別対応変換候補検索部と、
    出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する漢字文字列出力部と
    を有することを特徴とする当て字変換人名入力装置。
  2. 前記カナ文字列に対して可能な限り文字数が少なくなる変換候補を予め記憶された多音節辞書記憶部から検索してこれを変換候補として出力する多音節変換部を有することを特徴とする、請求項1に記載の当て字変換人名入力装置。
  3. 前記漢字文字列出力部が、前記決定された漢字文字列を変換履歴として記憶する機能を有すると共に、
    前記カナ文字列に対応する漢字文字列を前記変換履歴の中から検索してこれを変換候補として出力する変換履歴検索部を有することを特徴とする、請求項2に記載の当て字変換人名入力装置。
  4. 前記変換履歴検索部が前記カナ文字列に対応する漢字文字列を前記変換履歴の中から検索できなかった場合に前記多音節変換部が前記カナ文字列に対して前記変換候補を検索し、
    前記多音節変換部が前記カナ文字列に対して前記変換候補を検索できなかった場合に前記性別対応変換候補検索部が前記カナ文字列に対して前記性別に対応する漢字文字を検索することを特徴とする、請求項3に記載の当て字変換人名入力装置。
  5. 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、
    前記カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を性別対応変換候補検索部が予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索し、
    検索された前記性別に対応する漢字文字を前記性別対応変換候補検索部が変換候補として出力し、
    出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を漢字文字列出力部が出力する
    ことを特徴とする当て字変換人名入力方法。
  6. 入力された外国人の名前を表すカナ文字列に対して日本風の当て字を対応させた漢字文字列を出力する当て字変換人名入力装置にあって、
    前記当て字変換人名入力装置が備えるコンピュータに、
    前記カナ文字列に対して起動時に予め入力された性別に対応する漢字文字を予め記憶された性別対応辞書記憶部から検索する手順、
    検索された前記性別に対応する漢字文字を変換候補として出力する手順、
    および出力された前記変換候補の中からユーザの入力操作によって決定された漢字文字列を出力する手順
    を実行させることを特徴とする当て字変換人名入力プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5870381B1 (ja) * 2014-08-25 2016-03-01 株式会社 加藤企画 漢字変換装置、漢字変換方法およびプログラム
JP2016049642A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 株式会社モリイチ 印鑑セット及び印鑑セット制作装置
WO2020244598A1 (en) * 2019-06-07 2020-12-10 Beijing Didi Infinity Technology And Development Co., Ltd. Analyzing passenger gender on a ridesharing platform

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