JP2013205680A - 音声出力装置および音声出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を施すことができ、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させることができる音声出力装置を提供すること。
【解決手段】音声を出力する音声出力部11と、音声出力装置の移動を検出する移動検出部1と、移動検出部1の検出結果に基づいて、当該装置の移動状態を判定する移動状態判定部2と、当該装置の位置を検出する自己位置検出部3と、自己位置検出部3の検出結果に基づいて、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内に到達したかを判定する目的地近傍判定部5と、移動状態判定部2の判定結果と、目的地近傍判定部5の判定結果に基づいて、前記音声のうち、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を変更する帯域変更部7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声出力装置および音声出力方法に関するものである。
近年、携帯電話、ポータブル音楽プレイヤー、ポータブルゲーム機等の携帯端末に音楽機能やゲーム機能が搭載されており、外出先で利用されることが増加している。
そうしたなか、ユーザは視聴している音楽やゲームの音声に集中するため、手動でノイズキャンセル機能を動作させたり、音量を調整することが行われている。
しかしながら、例えば、ノイズキャンセル機能を起動している場合、周囲の音声のうち、ユーザにとって必要な音声(例えば、電車におけるアナウンスなど)も聞こえなくなり、不便なケースが発生しうる。
そこで、従来の音声出力装置は、加速度センサ・角速度センサによって、屋内か車内かを判定し、それぞれに適したノイズキャンセラのノイズキャンセル特性を自動的に選択している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−163458号公報
しかしながら、従来の音声出力装置においては、当該装置を保持したユーザの移動状態に適さない音声出力設定を行ってしまう場合がある。例えば、電車移動の場合、車内であっても降車駅近傍であれば車内アナウンスを聞きたい場合などが考えられる。
本発明は上記の従来の課題を解決するものであり、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を施すことのできる音声出力装置および音声出力方法を提供することを目的とする。
本発明の音声出力装置は、音声を出力する音声出力部を備えた音声出力装置であって、当該装置の移動を検出する移動検出部と、前記移動検出部の検出結果に基づいて、移動状態を判定する移動状態判定部と、当該装置の位置を検出する自己位置検出部と、前記自己位置検出部の検出結果に基づいて、第1の地点から所定距離内に到達したかを判定する目的地近傍判定部と、前記移動状態判定部の判定結果と、前記目的地近傍判定部の判定結果に基づいて、前記音声のうち、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を変更する帯域変更部と、を備えた構成を有する。
この構成により、視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を施すことができ、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させることができる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、目的地(第1の地点)から離れた場所で、ユーザが電車をホームで待っている場合や、バスを停留所で待っている場合などに、乗車前のアナウンスの聞き逃しを低減できる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、目的地(第1の地点)から離れた場所で、ユーザが電車に乗車するためホームへ向かっていたり、ホームを歩いている場合などに、乗車前のアナウンスの聞き逃しを低減できる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、ユーザが電車やバスなどに乗車して移動開始後であって、目的地(第1の地点)から遠方に位置する経由駅に停車した場合に、外部音声の全てをノイズキャンセルしているため、視聴している音声のみに集中することができる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、ユーザが電車やバスなどに乗車して移動中であって、目的地(第1の地点)から遠方に位置する場合に、外部音声の全てをノイズキャンセルしているため、視聴している音声のみに集中することができる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達している場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、ユーザが電車やバスなどに乗車中であり、目的地(第1の地点)から近傍に位置する経由駅または目的地に停車した場合に、乗り物内で放送されるアナウンスの聞き逃しを低減できる。
また、本発明の音声出力装置は、前記帯域変更部が、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達している場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する構成を有する。
この構成により、例えば、ユーザが電車やバスなどに乗車中であり、目的地(第1の地点)の近傍を移動している場合に、乗り物内で放送されるアナウンスの聞き逃しを低減できる。
また、本発明の音声出力装置は、前記第1の地点を記憶する目的地定義情報記憶部と、他の装置と非接触通信をする非接触通信部とをさらに備え、前記目的地近傍判定部が、前記非接触通信部が非接触通信を実行した場合、前記目的地定義情報記憶部から前記第1の地点を読み出し、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達したか否かの判定を開始する構成を有する。
この構成により、音声出力装置が自動的に目的地を定義するため、ユーザ自身が目的地を設定する作業を簡略化することができる。
また、本発明の音声出力方法は、携帯端末装置において音声を出力する音声出力方法であって、当該装置の移動を検出する移動検出ステップと、前記移動検出ステップの検出結果に基づいて、当該装置の移動状態を判定する移動状態判定ステップと、当該装置の位置を検出する自己位置検出ステップと、前記自己位置検出ステップの検出結果に基づいて、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内に到達したかを判定する目的地近傍判定ステップと、前記移動状態判定ステップの判定結果と、前記目的地近傍判定ステップの判定結果に基づいて、前記音声のうち、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を変更する帯域変更ステップと、を備える。
この方法により、視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を施すことができ、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させることができる。
本発明によれば、視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を施すことができ、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させることができる。
本発明の実施の形態1における音声出力装置の全体構成を示すブロック図 同実施形態1における音声出力装置の動作を示すフローチャート 同実施形態1における音声出力装置のノイズキャンセル対象の周波数帯域制御を示すマトリクス図 同実施形態1における音声出力装置の概念図 同実施形態1における音声出力装置のノイズキャンセル対象の周波数帯域制御にて乗り物とユーザの移動状態を利用した場合のマトリクス図 同実施形態1における音声出力装置の非接触通信部を構成に含めた場合の全体構成を示すブロック図 同実施形態1における音声出力装置の音量変更を構成に含めた場合の全体構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る音声出力装置の全体構成を示すブロック図である。
音声出力装置は、移動検出部1、移動状態判定部2、自己位置検出部3、目的地定義情報記憶部4、目的地近傍判定部5、帯域特性記憶部6、帯域変更部7、外部音声取得部8、外部音声制御部9、装置内音声制御部10、音声出力部11から成る。
移動検出部1は、加速度センサを使用することによって、当該装置の加速度を検出し、移動状態判定部2に対して検出した加速度を通知する。
移動状態判定部2は、移動検出部1からの通知の有無および加速度の値から、当該装置の移動または静止を判定する。
さらに、移動状態判定部2は、帯域変更部7に対して、当該装置の移動状況の判定結果を通知する。
自己位置検出部3は、GPSを使用することによって、一定間隔おきに当該装置の現在位置を検出し、当該装置の自己位置を目的地近傍判定部5に対して通知する。
目的地定義情報記憶部4は、ユーザによって入力された第1の地点を目的地として定義し、記憶する。
目的地近傍判定部5は、自己位置検出部3によって検出された当該装置の自己位置と、目的地定義情報記憶部4に記憶している目的地とから、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内に到達しているかどうかを判定する。
さらに目的地近傍判定部5は、帯域変更部7に対して、当該装置の自己位置の判定結果を通知する。
帯域特性記憶部6は、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を記憶する。ノイズキャンセル対象の周波数帯域としては、人間の音声帯域以外の帯域および全ての周波数帯の2つの特性を有するものとして説明する。
帯域変更部7は、移動状態判定部2の判定結果と、目的地近傍判定部5の判定結果に基づいて、帯域特性記憶部6のノイズキャンセル対象の周波数帯域のうち、いずれの特性とするかを選択する。
さらに、帯域変更部7は、移動状態判定部2と目的地近傍判定部5から当該装置の移動速度を導き、移動速度の変化履歴を管理する。また、当該装置の移動手段の変更があったことを判断するために、帯域変更部7は移動速度の閾値を記憶する。前記閾値として例えば、電車やバスなどでの移動速度を考慮した走行速度を設定する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が静止であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していないと判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が移動であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していないと判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が静止であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していないと判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が移動であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していないと判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が静止であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していると判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する。
さらに、帯域変更部7は、当該装置の移動状態が移動であり、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していると判断した場合には、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更する。
外部音声取得部8は、マイクを使用して、外部音声を取得する。
外部音声制御部9は、外部音声取得部8で取得した外部音声を、帯域変更部7で変更した帯域特性にてノイズキャンセルする。例えば、外部音声としては、駅のホームのアナウンス、電車やバスの走行音、騒音、周囲の人々の会話などが考えられる。
装置内音声制御部10は、当該装置で出力すべき内部音声を制御する。例えば、内部音声としては当該装置内部で発生される、音楽、ゲーム音、テレビ音声、アラーム音、着信音などが考えられる。
音声出力部11は、イヤホンやヘッドホンなどを使用して、装置内音声制御部10で制御した内部音声と、外部音声制御部9のノイズキャンセル実施後の外部音声とを合成して、音声出力を実施する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る音声出力装置の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、音声出力装置に音声出力部11としてイヤホンやヘッドホンが接続されている場合に以下の動作を行うものとする。
まず、帯域変更部7は、目的地定義情報記憶部4に記憶されている目的地情報を取得する(ステップS101)。
次に、帯域変更部7は、移動検出部1で検出した加速度および自己位置検出部3で検出した自己位置情報の時間あたりの移動距離を利用することによって、当該装置の移動速度を記憶する。そして、帯域変更部7は、当該装置の移動速度が、帯域変更部7自身が記憶している予め設定しておいた閾値を超過したか否かを履歴として保存し、履歴の有無を確認する(ステップS102)。
次に、移動状態判定部2は、移動速度が閾値を超過した履歴がない場合(ステップS102、No(履歴なし))、当該装置の移動または静止を判定する(ステップS103)。
次に、帯域変更部7は、当該装置の移動状態に基づいて、帯域変更マトリクス(詳細は後述する)を適用し、ノイズキャンセル対象の周波数帯域の特性を決定する。帯域変更部7は、移動速度が閾値を超過した履歴がない場合、当該装置が乗り物を利用した移動前の状態であると判断し、目的地からの距離は遠方であるとして帯域変更マトリクスで帯域特性を決定する(ステップS104)。
次に、外部音声制御部9は、帯域変更部7で決定した周波数帯域を設定して、外部音声のノイズキャンセルを実施する(ステップS105)。
次に、帯域変更部7は、移動速度が閾値を超過したか否かの判定を再度行う(ステップS102)。
一方、移動状態判定部2は、移動速度が閾値を超過した履歴がある場合(ステップS102、Yes(履歴あり))、当該装置の移動または静止を判定する(ステップS106)。
次に、目的地近傍判定部5は、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内(例えば、1,000mなど)に到達しているかどうかを判定する(ステップS107)。
次に、帯域変更部7は、当該装置の移動状態と目的地近傍判定結果に基づいて、帯域変更マトリクスを適用し、ノイズキャンセル対象の周波数帯域の特性を決定する(ステップS108)。
次に、外部音声制御部9は、帯域変更部7で決定した周波数帯域を設定して、外部音声のノイズキャンセルを実施する(ステップS109)。
次に、帯域変更部7は、目的地近傍判定部5の判定結果に基づき、目的地に到着したか否かを判断する(ステップS110)。
次に、移動状態判定部2は、目的地に到着していない場合(ステップS110、No)は、再び、移動状態判定を行う(ステップS106)。一方、帯域変更部7は、目的地に到着した場合(ステップS110、Yes)、処理を終了する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る音声出力装置のノイズキャンセル対象の周波数帯域の特性を決定する帯域変更マトリクス図である。
図3において特性Aは、人間の音声帯域以外の周波数帯域をノイズキャンセル対象とする帯域特性であるとする。また、特性Bは、全ての周波数帯域をノイズキャンセル対象とする帯域特性であるとする。
帯域変更マトリクスでは、移動状態判定部2の判定結果と目的地近傍判定部5の判定結果とに基づいて、帯域特性を決定する。
ここでは、内部音声として音楽を視聴しているユーザが電車を利用して乗車駅から降車駅(目的地)へ移動する場合を例として説明する。
帯域変更部7は、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなければ乗車前と判断し、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があれば乗車後と判断する。速度の閾値は帯域変更部7自身が記憶し、その値は電車の移動速度から決定する。(例えば時速30km)。
乗車前で、当該装置の移動状態が静止かつ当該装置の位置が目的地から遠方の場合は、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。乗車駅でユーザがホームにて電車を待っている場合、ホームで放送されるアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
乗車後で、当該装置の移動状態が静止かつ当該装置の位置が目的地から遠方の場合は、帯域変更部7は帯域特性を特性Bに決定する。電車が経由駅に停車中の場合、降車駅から遠方であれば車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はないため、ノイズキャンセルによってアナウンスなどの人間の音声帯域を排除する。
乗車前で、当該装置の移動状態が移動かつ当該装置の位置が目的地から遠方の場合は、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。乗車駅でユーザが移動している場合、駅構内で放送されるアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
乗車後で、当該装置の移動状態が移動かつ当該装置の位置が目的地から遠方の場合は、帯域変更部7は帯域特性を特性Bに決定する。電車が走行中の場合、降車駅から遠方であれば車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はないため、ノイズキャンセルによってアナウンスなどの人間の音声帯域を排除する。
当該装置の移動状態が静止かつ当該装置の位置が目的地近傍の場合、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。電車が経由駅に停車中の場合、降車駅付近ではアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
当該装置の移動状態が移動かつ当該装置の位置が目的地近傍の場合、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。電車が走行中の場合、降車駅付近ではアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
図4は、本発明の実施の形態1に係る音声出力装置の動作概念図である。
なお、ここでも図3と同様に、内部音声として音楽を視聴しているユーザが電車を利用して乗車駅から降車駅(目的地)へ移動する場合を例として説明する。
まず、乗車駅で、ユーザがホームにて電車を待っている場合(静止状態)、ホームで放送されるアナウンスを聞き逃さないために、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Aに設定する。
また、乗車駅から電車が発車し移動中の場合(移動状態)、ユーザは降車駅から遠方に位置しているため、車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はない。したがって、外部からの音声は排除して、視聴している音楽に集中させるため、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Bに設定する。
また、降車駅から遠方に位置する経由駅Aにて停車する場合(静止状態)、車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はない。したがって、外部からの音声は排除して、視聴している音楽に集中させるため、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Bに設定する。
また、降車駅の近傍に位置する経由駅Bにて停車する場合(静止状態)、降車駅に近づいていることをユーザに気づかせるために、車内で放送されるアナウンスに注意を向ける必要がある。したがって、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Aに設定する。
また、経由駅Bから出発後(移動状態)、ユーザに対して、車内で放送されるアナウンスに注意を向けさせるために、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Aに設定する。
また、降車駅に到着後(静止状態)、ホームで放送されるアナウンスを聞き逃さないために、本発明の音声出力装置はノイズキャンセル対象の周波数帯域特性を特性Aに設定する。
本実施例によれば、上記の構成により、視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を行えるように作用し、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させるという効果を奏する。
なお、図3に示す帯域変更マトリクスについて、乗り物内での移動中のユーザ自体の移動状態を利用して、帯域特性の変更を行ってもよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係る音声出力装置のノイズキャンセル対象の周波数帯域制御にて乗り物とユーザの移動状態を利用した場合のマトリクス図である。
なお、ここでも図3と同様に、内部音声として音楽を視聴しているユーザが電車を利用して乗車駅から降車駅(目的地)へ移動する場合を例として説明する。
図3と同様に、帯域変更部7は、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなければ乗車前と判断し、帯域変更部7自身が管理している当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があれば乗車後と判断する。速度の閾値は帯域変更部7自身が記憶し、その値は電車の移動速度から決定する。(例えば時速30km)。
帯域変更部7は、移動状態判定部2と目的地近傍判定部5から当該装置の移動速度を導き、乗り物の移動状態を判定する。また、乗車前の乗り物の移動状態は静止と判断する。
帯域変更部7は、移動状態判定部2の判定結果に基づいて、ユーザの移動状態を判定する。
乗車前で、乗り物が静止かつユーザが静止しており、当該装置の位置が目的地から遠方である時に、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。乗車駅でユーザがホームにて電車を待っている場合、ホームで放送されるアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
乗車後で、乗り物が静止かつユーザが静止しており、当該装置の位置が目的地から遠方である時に、帯域変更部7は帯域特性を特性Bに決定する。電車が経由駅に停車中の場合、降車駅から遠方であれば車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はないため、ノイズキャンセルによってアナウンスなどの人間の音声帯域を排除する。
乗り物が静止かつユーザが移動しており、当該装置の位置が目的地から遠方である時に、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。降車駅から遠方であっても、座席変更などのためにユーザが移動している場合、人の話し声を遮断すると危険であるため、ノイズキャンセルによってアナウンスや人の会話を遮断しない。
乗り物が移動かつユーザが静止しており、当該装置の位置が目的地から遠方である時に、帯域変更部7は帯域特性を特性Bに決定する。電車が走行中の場合、降車駅から遠方であれば車内で放送されるアナウンスに注意をする必要はないため、ノイズキャンセルによってアナウンスなどの人間の音声帯域を排除する。
乗り物が移動かつユーザが移動しており、当該装置の位置が目的地から遠方の場合は、帯域変更部7は帯域特性を特性Aに決定する。降車駅から遠方であっても、座席変更などのためにユーザが移動している場合、人の話し声を遮断すると危険であるため、ノイズキャンセルによってアナウンスや人の会話を遮断しない。
当該装置の位置が目的地近傍の場合は、帯域変更部7は移動状態に関わらず帯域特性を特性Aに決定する。降車駅付近ではアナウンスの聞き逃しを避けるために、ノイズキャンセルによってアナウンスを遮断しない。
上記のマトリクスにより、目的地から遠方で乗り物が移動していた場合であっても、ユーザの移動状態に合わせて音声出力設定を変更するように作用し、ユーザへ注意を喚起させる効果を奏する。
なお、移動検出部1は、当該音声出力装置の移動状態を検出可能なジャイロセンサなどのセンサであってもよい。
なお、自己位置検出部3は、当該音声出力装置の自己位置を検出可能な携帯電話基地局情報や公衆無線LANアクセスポイント情報、電車やバスの運行情報などを利用してもよい。
なお、目的地定義情報記憶部4は、ユーザによる事前の入力だけでなく、非接触通信による電子定期券に記録済の目的地情報(第1の地点)を利用してもよい。
図6は、非接触通信部を備えた音声出力装置の構成を示すブロック図である。図1と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
非接触通信部12は、音声出力装置が保有する、目的地情報(第1の地点)が記録された電子定期券(ICカードなど)が、改札口などに設けられたリーダに読まれると、乗車を検知し、電子定期券に記録された目的地(第1の地点)を目的地定義情報記憶部4に通知する。
なお、目的地定義情報記憶部4は、目的地に到着するために乗り換えが必要となる降車駅を一時的な目的地として定義してもよい。
また、目的地定義情報記憶部4は、平日と休日の移動記録や時間帯による移動記録などのユーザの行動記録に基づいて目的地を定義してもよい。
上記の構成より、ユーザが事前に目的地を設定する操作を簡略化し、ユーザの利便性を高めることができる。
なお、帯域変更部7では、乗り物での移動だけに限らず徒歩による移動や、電車やバスなどの公共交通機関だけでなく、自転車やバイク、自家用車などでの移動に対応するため、移動速度の閾値の設定を変更してもよい。また、自己位置検出部3の場所情報によって、帯域特性の設定を変更してもよい。例えば、自己位置検出部3で検出した当該装置の場所情報がショッピングモール等の休憩所であれば、アナウンスがありえると想定し、人間の音声帯域以外の周波数帯域をノイズキャンセル対象としてもよい。また、自己位置検出部3で検出した当該装置の場所情報がカフェや自宅などであれば、アナウンスがないと想定し、全ての周波数帯域をノイズキャンセル対象としてもよい。
また、帯域変更部7は、ノイズキャンセル対象の帯域特性でなく、当該音声出力装置の装置内音量を変更してもよい。
図7は、音量特性記憶部および音量変更部を備えた音量出力装置の構成を示すブロック図である。図1と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
音量特性記憶部13は、当該装置の音量特性を記憶する。音量として、通常の音量、および、通常の音量よりも小さく、周囲の音声を聞き取れる小音量の2つの音量特性を有する。
音量変更部14は、移動状態判定部2の判定結果と、目的地近傍判定部5の判定結果に基づいて、音量特性記憶部13の音量特性のうち、いずれの特性とするかを選択する。
なお、音量特性記憶部13は、当該装置のイコライザ特性を記憶してもよい。この場合音量変更部14は、イコライザ特性の選択を行う。
本発明の音声出力装置は、視聴している音声に対して、ユーザの移動状態に適した音声出力設定を行えるように作用し、周囲の音声のうち、特定の音声の聞き逃しを低減させるという効果を有し、携帯電話、スマートフォン、音楽プレーヤー、ゲーム機等の情報通信端末などへの適用が可能である。
1 移動検出部
2 移動状態判定部
3 自己位置検出部
4 目的地定義情報記憶部
5 目的地近傍判定部
6 帯域特性記憶部
7 帯域変更部
8 外部音声取得部
9 外部音声制御部
10 装置内音声制御部
11 音声出力部
12 非接触通信部
13 音量特性記憶部
14 音量変更部

Claims (9)

  1. 音声を出力する音声出力部を備えた音声出力装置であって、
    当該装置の移動を検出する移動検出部と、
    前記移動検出部の検出結果に基づいて、当該装置の移動状態を判定する移動状態判定部と、
    当該装置の位置を検出する自己位置検出部と、
    前記自己位置検出部の検出結果に基づいて、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内に到達したかを判定する目的地近傍判定部と、
    前記移動状態判定部の判定結果と、前記目的地近傍判定部の判定結果に基づいて、前記音声のうち、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を変更する帯域変更部と、
    を備えた音声出力装置。
  2. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  3. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴がなく、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  4. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  5. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達していない場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を全ての周波数帯に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  6. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が静止であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達している場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  7. 前記帯域変更部は、当該装置の移動状態が移動であり、当該装置の速度が所定の閾値を超過した履歴があり、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達している場合、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を人間の音声帯域以外の帯域に変更することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  8. 前記第1の地点を記憶する目的地定義情報記憶部と、
    他の装置と非接触通信をする非接触通信部とをさらに備え、
    前記目的地近傍判定部は、前記非接触通信部が非接触通信を実行した場合、前記目的地定義情報記憶部から前記第1の地点を読み出し、当該装置の位置が前記第1の地点から所定距離内に到達したか否かの判定を開始することを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  9. 携帯端末装置において音声を出力する音声出力方法であって、
    当該装置の移動を検出する移動検出ステップと、
    前記移動検出ステップの検出結果に基づいて、当該装置の移動状態を判定する移動状態判定ステップと、
    当該装置の位置を検出する自己位置検出ステップと、
    前記自己位置検出ステップの検出結果に基づいて、当該装置の位置が第1の地点から所定距離内に到達したかを判定する目的地近傍判定ステップと、
    前記移動状態判定ステップの判定結果と、前記目的地近傍判定ステップの判定結果に基づいて、前記音声のうち、ノイズキャンセル対象の周波数帯域を変更する帯域変更ステップと、
    を備えた音声出力方法。
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