JP2012175647A - 車内放送認識システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電車やバス等の車内で携帯情報家電機器を使用していても車内放送を聞き逃して乗り過ごしたりすることを防止する車内放送検知システムを得る。
【解決手段】電車やバス等の車内で携帯情報家電機器を使用することで車内放送を聞き逃すことによる乗り過ごしなどを防止するため、車内放送発生の前後で、可聴範囲外の信号や、赤外線信号、あるいは、小電力無線信号などによる制御信号を、車内放送システムのスピーカー4、あるいは、各種送信機から発生させ、当該制御信号を、携帯情報家電機器に搭載したマイク7、あるいは、各種受信機で受信して、制御部11により、当該受信信号と記憶部12内の登録データとを比較することにより、受信信号の信号種別を判定し、当該信号種別に基づいて、携帯情報家電機器の再生音量を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】電車やバス等の車内で携帯情報家電機器を使用することで車内放送を聞き逃すことによる乗り過ごしなどを防止するため、車内放送発生の前後で、可聴範囲外の信号や、赤外線信号、あるいは、小電力無線信号などによる制御信号を、車内放送システムのスピーカー4、あるいは、各種送信機から発生させ、当該制御信号を、携帯情報家電機器に搭載したマイク7、あるいは、各種受信機で受信して、制御部11により、当該受信信号と記憶部12内の登録データとを比較することにより、受信信号の信号種別を判定し、当該信号種別に基づいて、携帯情報家電機器の再生音量を制御する。
【選択図】図1
Description
この発明は車内放送認識システムに関し、特に、デジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器におけるヘッドホンを用いた視聴者に対し、電車の車内放送を認識させるための車内放送認識システムに関する。
昨今、小型の携帯情報家電機器の普及により、電車内で携帯情報家電機器を使用している人(以下、携帯情報家電機器ユーザとする。)が多数存在する。そうした携帯情報家電機器においては、ヘッドホンからの再生音漏れ防止のため、携帯情報家電機器ユーザの中耳にはめこむカナル型ヘッドホンや、ノイズキャンセル機能を搭載したヘッドホンなどが使用されている。特にそのようなヘッドホンは、再生音を明瞭にするため、周囲音の進入を抑えた設計となっている。そのため、電車の車内アナウンス放送(車内放送)が聞き取りにくくなり、携帯情報家電機器ユーザが必要な情報を聞き逃して、下車駅の乗り過ごしや、あるいは、乗換え駅の間違えなどしてしまう例がある。
特許文献1に記載の従来技術においては、このような携帯情報家電機器を使用していなくても、車内放送の音量が低い、あるいは、車内が騒がしい等の理由から、車内放送が聞きづらい場合や、パソコン等で作業していて車内電光掲示板を見逃してしまう場合などを想定して、乗客が使用する端末を用いて、乗客に対して必要な情報を提示することが提案されている。当該特許文献1に記載の従来技術においては、乗客が音声での車内放送に積極的に耳を傾けたり、車内電光掲示板を能動的に見る必要のない車内放送システムとして、有線または無線で取得した次の停車駅の情報を車内通信装置により送信し、乗客が使用している端末に、予め乗客が下車する駅を登録しておき、有線または無線で取得した次の停車駅の情報と、乗客により登録された乗客の下車駅とが一致する場合に、車内通信装置から出力された情報を、当該端末を介して、乗客の視覚、聴覚、または、触覚に対して出力する。
従来においては、上述のような携帯情報家電機器ユーザによる車内放送の聞き逃しがあるため、それを防止するために、携帯情報家電機器の再生音量以上の大音量で、電車やバス等の車内放送を流せれば、携帯情報家電機器ユーザも聞き取れる可能性がある。しかしながら、車内には携帯情報家電機器を使用していない人も大勢乗っており、そうした携帯情報家電機器を使用していない人に大音量の車内放送を聞かせた場合には、苦痛を与えてしまうという問題点があった。また、当該問題点を考慮せずに、たとえ大音量で車内放送ができたとしても、携帯情報家電機器の再生音量が、携帯情報家電機器ユーザごとに、様々な音量であるため、どの程度の音量であれば、車内放送を認識できるか不明であるという問題点もあった。従って、大音量での車内放送を行うことはいずれにしても得策ではない。
また、特許文献1に記載の端末のように、携帯情報家電機器において、視覚や聴覚に訴える割り込み出力を行って、携帯情報家電機器ユーザに、必要な情報を提示することも考えられるが、その場合には、視覚や聴覚に訴える割り込み出力を生成する構成が必要になるという問題点があった。
この発明ではかかる問題点を解消するためになされたものであり、電車やバス等の車内放送の前後で、携帯情報家電機器の再生音量を制御することができ、車内放送を携帯情報家電機器ユーザに認識させることが可能な、車内放送認識システムを得ることを目的とする。
この発明は、車内放送を行う車内放送システムと、音声を出力する携帯情報家電機器とから構成される車内放送認識システムであって、前記車内放送システムが、車内放送を行う前後に、前記携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を出力することを特徴とする車内放送認識システムである。
この発明は、車内放送を行う車内放送システムと、音声を出力する携帯情報家電機器とから構成される車内放送認識システムであって、前記車内放送システムが、車内放送を行う前後に、前記携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を出力することを特徴とする車内放送認識システムであるので、電車やバス等の車内放送の前後で、携帯情報家電機器の再生音量を制御することができ、車内放送を携帯情報家電機器ユーザに認識させることが可能になる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る車内放送認識システムの構成を説明する。車内放送認識システムは、電車やバス内で車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図1(a)は、スピーカーから可聴範囲外の音量制御信号を発生させるための車内放送システムの構成を示すブロック図であり、図1(b)は、車内放送システムのスピーカーから発生した音量制御信号を内蔵されたマイクで集音し、それに基づき携帯情報家電機器の再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分の構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態1に係る車内放送認識システムの構成を説明する。車内放送認識システムは、電車やバス内で車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図1(a)は、スピーカーから可聴範囲外の音量制御信号を発生させるための車内放送システムの構成を示すブロック図であり、図1(b)は、車内放送システムのスピーカーから発生した音量制御信号を内蔵されたマイクで集音し、それに基づき携帯情報家電機器の再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分の構成を示すブロック図である。
まず、車内放送システムについて説明する。図1(a)に示すように、本実施の形態1に係る車内放送システムは、制御部1と、デジタルアナログ変換機2と、スピーカーアンプ3と、スピーカー4と、記憶部5と、信号生成部6とから構成されている。本実施の形態1に係る車内放送システムは、このように構成され、車内放送の前後に、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する。
各構成について簡単に説明する。
記憶部5は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を記憶するとともに、可聴範囲外の周波数または可聴範囲外の信号パターンを有する音量制御信号パターンを信号種別ごとに記憶している。なお、信号種別には、音量を下げる「音下げ」、ミュート(消音)にする「消音」、および、音下げ及び消音を解除する「音量を元に戻す」の3つが少なくとも含まれる(以降の実施の形態でも同様。)。
信号生成部6は、記憶部5に記憶された音量制御信号パターンに基づいて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を生成する。
制御部1は、記憶部5に記憶された運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を読み出してデジタルアナログ変換機2に対して出力するとともに、信号生成部6で生成された音量制御信号をデジタルアナログ変換機2に対して出力する。
デジタルアナログ変換機2は、制御部1から入力された車内放送情報および音量制御信号をデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ3は、アナログ信号に変換された車内放送情報および可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号パターンを増幅させる。
スピーカー4は、スピーカーアンプ3で増幅された車内放送情報(可聴範囲の音声)および可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号(可聴範囲外の音声)を出力する。
記憶部5は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を記憶するとともに、可聴範囲外の周波数または可聴範囲外の信号パターンを有する音量制御信号パターンを信号種別ごとに記憶している。なお、信号種別には、音量を下げる「音下げ」、ミュート(消音)にする「消音」、および、音下げ及び消音を解除する「音量を元に戻す」の3つが少なくとも含まれる(以降の実施の形態でも同様。)。
信号生成部6は、記憶部5に記憶された音量制御信号パターンに基づいて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を生成する。
制御部1は、記憶部5に記憶された運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を読み出してデジタルアナログ変換機2に対して出力するとともに、信号生成部6で生成された音量制御信号をデジタルアナログ変換機2に対して出力する。
デジタルアナログ変換機2は、制御部1から入力された車内放送情報および音量制御信号をデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ3は、アナログ信号に変換された車内放送情報および可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号パターンを増幅させる。
スピーカー4は、スピーカーアンプ3で増幅された車内放送情報(可聴範囲の音声)および可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号(可聴範囲外の音声)を出力する。
本実施の形態1に係る車内放送システムは、車内放送を行うための、一般的な車内放送システムの構成をベースにしている。すなわち、本実施の形態1に係る車内放送システムにおいては、記憶部5に記憶された(運行情報やアナウンスなどの)車内放送情報が、制御部1の制御により読み出され、それがデジタルアナログ変換機2にてデジタルアナログ変換されて、スピーカーアンプ3で増幅され、スピーカー4から車内に出力される。
本実施の形態1に係る車内放送システムは、このような一般的な車内放送システムの構成に加えて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する構成を有している。当該構成の動作について説明する。車内放送システムからの車内放送開始前に、制御部1から信号生成部6に対して指令を出力し、信号生成部6は、当該指令に基づいて、記憶部5に格納されている可聴範囲外の音量制御信号パターンを読み出して、それに基づく音量制御信号を生成し出力する。生成された音量制御信号は、デジタルアナログ変換機2にてデジタルアナログ変換され、スピーカーアンプ3で増幅されて、スピーカー4から出力される。
次に、携帯情報家電機器の構成について説明する。但し、以下では、携帯情報家電機器の構成のうち、信号認識機能部分についてのみ説明し、従来から備えられている一般的な機能については説明しない。
図1(b)に示すように、本実施の形態1に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分は、マイク7と、マイクアンプ8と、アナログデジタル変換機9と、周波数分析機10と、制御部11と、記憶部12と、イヤホンアンプ13と、イヤホン14とを備えている。本実施の形態1に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分はこのように構成され、図1(a)の車内放送システムのスピーカーから発生された可聴範囲外の音声制御信号を、内蔵したマイクで集音し、周波数分析させ、再生音量を制御する。
各構成について簡単に説明する。
マイク7は、車内放送システムのスピーカー4から出力された可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号を集音する。
マイクアンプ8は、マイク7で集音された可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号を増幅する。
アナログデジタル変換機9は、マイクアンプ8で増幅した可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号をアナログデジタル変換する。
周波数分析器10は、デジタル変換された信号の信号成分の周波数分析を行う。
制御部11は、周波数分析された信号成分の周波数成分(または信号パターン成分)と記憶部12に予め格納された音量制御信号の周波数成分(または信号パターン成分)とを比較分析し、マイク7で集音した信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、判定した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ13を制御し、イヤホン14からの出力音量を制御する。
記憶部12は、携帯情報家電機器の音量制御信号の周波数成分(基準周波数成分)(または信号パターン成分(基準信号パターン成分))を予め記憶している。
イヤホンアンプ13は、イヤホン14から出力される音量を制御する。
イヤホン14は、再生された音楽や英会話の音声等をイヤホンアンプ13で制御された音量で音声出力する。
マイク7は、車内放送システムのスピーカー4から出力された可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号を集音する。
マイクアンプ8は、マイク7で集音された可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号を増幅する。
アナログデジタル変換機9は、マイクアンプ8で増幅した可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号をアナログデジタル変換する。
周波数分析器10は、デジタル変換された信号の信号成分の周波数分析を行う。
制御部11は、周波数分析された信号成分の周波数成分(または信号パターン成分)と記憶部12に予め格納された音量制御信号の周波数成分(または信号パターン成分)とを比較分析し、マイク7で集音した信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、判定した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ13を制御し、イヤホン14からの出力音量を制御する。
記憶部12は、携帯情報家電機器の音量制御信号の周波数成分(基準周波数成分)(または信号パターン成分(基準信号パターン成分))を予め記憶している。
イヤホンアンプ13は、イヤホン14から出力される音量を制御する。
イヤホン14は、再生された音楽や英会話の音声等をイヤホンアンプ13で制御された音量で音声出力する。
本実施の形態1に係る携帯情報家電機器は、音楽等を再生するための一般的な機能の構成に加えて、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を認識して音量の制御を行う信号認識機能の構成を有している。当該構成の動作について説明する。図1(a)に示した車内放送システムのスピーカー4から出力された携帯情報家電機器に対する音量制御信号を、携帯情報家電機器に搭載されているマイク7にて集音し、それをマイクアンプ8で増幅し、さらに、デジタルアナログ変換機9にてアナログデジタル変換し、周波数分析器10にて、マイク7で集音された当該信号の信号成分の周波数分析を行う。次に、制御部11が、周波数分析器10で分析した周波数成分が、あらかじめ格納されている記憶部12内の携帯情報家電機器音量制御信号(音下げまたは消音)の周波数成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、当該信号に基づいて、イヤホンアンプ13を制御して、携帯情報家電機器のイヤホン14から出力される音楽等の再生音量を下げるか、あるいは、ミュート(消音)にする制御を行う。
車内放送システムからの車内放送終了の際は、開始前とは異なる携帯情報家電機器音量制御信号をスピーカー4から出力し、携帯情報家電機器に搭載しているマイク7で集音し、上述と同様にして、周波数分析器10にて周波数分析を行って、さらに制御部11で、周波数分析器10で分析した周波数成分が、あらかじめ格納されている記憶部12内の携帯情報家電機器音量制御信号(音量を元に戻す)の周波数成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、当該信号に基づいて、イヤホンアンプ13を制御して、音量を元に戻す制御を行う。
なお、本実施の形態1においては、スピーカー4から発生させる音量制御信号として、人間の可聴範囲外の周波数の信号を用いるようにしたので、周囲に不快感を与えることは無い。
また、携帯情報家電機器ユーザが、音量制御信号検知時の携帯情報家電機器の音量制御内容をあらかじめ設定しておくことで、再生音量を下げるか、あるいは、ミュートにするか等を、好みや環境等に合わせて適宜設定することが可能となる。その設定方法は、任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
再生音量を元に戻す機能は携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、再生音量を元に戻すことができる。再生音量を元に戻す機能は任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、マニュアル制御だけでなく、自動的に再生音量を戻す機能も設けるようにしてもよい。その場合には、例えば、再生音量を元に戻すための機能ボタンの押下操作が検知できない場合に、音量制御信号検知時から所定時間経過したら、自動的に再生音量が元に戻る構成にしておけばよい。
また、再生音量を制御する機能のON/OFFを設定するための機能が携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、任意にユーザ設定にてON/OFFさせることが出来る。
また、携帯情報家電機器にタイマー機能を設け、それによりあらかじめ時刻を設定することで、その設定時刻に音量制御機能を動作させることが出来る。
以上のように、本実施の形態1においては、車内放送システムが、車内放送を開始する前に音量制御信号をスピーカー4から発生させ、それを、携帯情報家電機器に内蔵されたマイク7で集音し、携帯情報家電機器内で、周波数分析器10により集音した信号の周波数分析を行い、さらに、制御部11により、分析した信号成分の周波数と、記憶部12内の予め登録された信号成分の周波数とを比較することにより、当該スピーカー4から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ13を制御し、イヤホン14からの出力音量を制御するようにしたので、車内の乗客が携帯情報家電機器を使用中で、音楽に集中した場合においても、内蔵されたマイク7で音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の再生音量を下げることができるため、乗客は、電車内のアナウンス放送を確実に認識することができる。また、音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の音量を制御することで、電車内のアナウンス放送を聞き逃すことがなくなるため、乗り継ぎや下車を失念することも防止することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態2においても、上述の実施の形態1と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図2(a)は、車内放送とは別に、携帯情報家電機器の音量制御信号を赤外線通信を用いて出力する、車内放送システムを示すブロック図であり、図2(b)は、車内放送システムの赤外線送信機から送信された音量制御信号を、赤外線受信機で受信し、それに基づき、再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
この発明の実施の形態2に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態2においても、上述の実施の形態1と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図2(a)は、車内放送とは別に、携帯情報家電機器の音量制御信号を赤外線通信を用いて出力する、車内放送システムを示すブロック図であり、図2(b)は、車内放送システムの赤外線送信機から送信された音量制御信号を、赤外線受信機で受信し、それに基づき、再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
本実施の形態2と上述の実施の形態1との違いは、音量制御信号として、上述の実施の形態1では、可聴範囲外の周波数のデジタル信号をスピーカーから車内に発生させていたが、本実施の形態2においては、赤外線信号を赤外線送信機から送信する点が異なる。他の構成および動作については、基本的には、実施の形態1と同じである。
図2(a)に示すように、本実施の形態2に係る車内放送システムは、制御部21と、デジタルアナログ変換機22と、スピーカーアンプ23と、スピーカー24と、記憶部25と、赤外線送信機26とから構成されている。本実施の形態2に係る車内放送システムは、このように構成され、車内放送の前後に、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する。
各構成について簡単に説明する。
記憶部25は、運行情報やアナウンス等の車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための赤外線信号パターンを信号種別ごとに記憶している。
赤外線送信機26は、制御部21の制御により、記憶部25から読みだされた赤外線信号パターンを用いて赤外線信号を送信する。
デジタルアナログ変換機22は、制御部21の制御により、記憶部25から読みだされた車内放送情報のデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ23は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー24は、増幅した車内放送情報を音声にして出力する。
記憶部25は、運行情報やアナウンス等の車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための赤外線信号パターンを信号種別ごとに記憶している。
赤外線送信機26は、制御部21の制御により、記憶部25から読みだされた赤外線信号パターンを用いて赤外線信号を送信する。
デジタルアナログ変換機22は、制御部21の制御により、記憶部25から読みだされた車内放送情報のデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ23は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー24は、増幅した車内放送情報を音声にして出力する。
本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、車内放送システムは、記憶部25内に記憶された運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を制御部21による制御にて読み出し、デジタルアナログ変換機22にてデジタルアナログ変換し、スピーカーアンプ23で増幅し、スピーカー24で出力する、一般的な車内放送システムをベースにしている。
本実施の形態2に係る車内放送システムは、このような一般的な車内放送システムの構成に加えて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する構成を有している。当該構成の動作について説明する。車内放送システムからの車内放送開始前および車内放送終了時に、制御部21から赤外線送信機26に対して携帯情報家電機器の音量制御信号を赤外線出力させるように制御する。車内放送システムからの車内放送開始前と車内放送終了後に出力される赤外線信号としては、互いに異なる信号をそれぞれ出力させるようにする。
次に、携帯情報家電機器の構成について説明する。但し、以下では、携帯情報家電機器の構成のうち、信号認識機能部分についてのみ説明し、従来から備えられている一般的な機能については説明しない。
図2(b)に示すように、本実施の形態2に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分は、赤外線受信機27と、赤外線信号比較機30と、制御部28と、記憶部29と、イヤホンアンプ31と、イヤホン32とを備えている。本実施の形態2に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分はこのように構成され、図2(a)の車内放送システムのスピーカー24から発生された赤外線信号による音量制御信号を、内蔵した赤外線受信機27で受信し、記憶部29内のデータと比較分析させ、比較分析した結果をもとに再生音量を制御する。
各構成について簡単に説明する。
赤外線受信機27は、車内放送システムから出力された赤外線信号による音量制御信号を受信する。
赤外線信号比較機30は、受信した赤外線信号の信号分析を行う。
制御部28は、分析された信号成分と記憶部29に予め格納された再生音量制御赤外線信号の信号成分とを比較分析し、スピーカー24から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ31を制御し、イヤホン32からの出力音量を制御する。
記憶部29は、赤外線信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン成分(基準信号パターン成分))を予め記憶している。
イヤホンアンプ31は、イヤホン32から出力される音量を制御する。
イヤホン32は、イヤホンアンプ31で制御された音量で再生音声を出力する。
赤外線受信機27は、車内放送システムから出力された赤外線信号による音量制御信号を受信する。
赤外線信号比較機30は、受信した赤外線信号の信号分析を行う。
制御部28は、分析された信号成分と記憶部29に予め格納された再生音量制御赤外線信号の信号成分とを比較分析し、スピーカー24から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ31を制御し、イヤホン32からの出力音量を制御する。
記憶部29は、赤外線信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン成分(基準信号パターン成分))を予め記憶している。
イヤホンアンプ31は、イヤホン32から出力される音量を制御する。
イヤホン32は、イヤホンアンプ31で制御された音量で再生音声を出力する。
本実施の形態2に係る携帯情報家電機器は、音楽等を再生するための一般的な機能の構成に加えて、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を認識して音量の制御を行う信号認識機能の構成を有している。当該構成の動作について説明する。図2(a)に示した車内放送システムのスピーカー24から出力された携帯情報家電機器に対する赤外線信号による音量制御信号を、携帯情報家電機器に搭載されている赤外線受信機27にて受信し、赤外線信号比較機30にて信号分析する。次に、制御部28が、赤外線信号比較機30で分析した信号成分が、あらかじめ格納されている記憶部29内の携帯情報家電機器音量制御信号(音下げまたは消音)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、イヤホンアンプ31を制御して、携帯情報家電機器のイヤホン32から出力される音楽等の再生音量を下げるか、あるいは、ミュート(消音)にする制御を行う。
車内放送システムからの車内放送終了の際は、開始前とは異なる携帯情報家電機器音量制御信号を、車内放送システムのスピーカー24から出力し、携帯情報家電機器に搭載している赤外線受信機27で受信し、上述と同様にして、赤外線信号比較機30にて信号分析し、さらに、制御部28により、赤外線信号比較機30で分析した信号成分が、あらかじめ格納されている記憶部29内の携帯情報家電機器音量制御信号(音量を元に戻す)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、イヤホンアンプ31を制御して、音量を元に戻す制御を行う。
このように、本実施の形態2では、携帯情報家電機器使用時における、車内放送システムからの車内放送前後に、再生音量を制御する信号を付加させ、その信号によって携帯情報家電機器の再生音量を制御し、携帯情報家電機器ユーザが重要情報を聞き逃すことを防止する。
なお、本実施の形態2においては、スピーカー24から発生させる音量制御信号として、人間の可聴範囲外の赤外線信号を用いるようにしたので、周囲に不快感を与えることは無い。
また、携帯情報家電機器ユーザが、音量制御信号検知時の携帯情報家電機器の音量制御内容をあらかじめ設定しておくことで、再生音量を下げるか、あるいは、ミュートにするか等を、好みや環境等に合わせて適宜設定することが可能となる。その設定方法は、任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、再生音量を元に戻す機能が、携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、再生音量を元に戻すことができる。再生音量を元に戻す機能は任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、マニュアル制御だけでなく、自動的に再生音量を戻す機能も設けるようにしてもよい。その場合には、例えば、再生音量を元に戻すための機能ボタンの押下操作が検知できない場合に、音量制御信号検知時から所定時間経過したら、自動的に再生音量が元に戻る構成にしておけばよい。
また、再生音量を制御する機能のON/OFFを設定するための機能が携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、任意にユーザ設定にてON/OFFさせることが出来る。
また、携帯情報家電機器にタイマー機能を設け、それによりあらかじめ時刻を設定することで、その設定時刻に音量制御機能を動作させることが出来る。
以上のように、本実施の形態2においては、車内放送システムが、車内放送を開始する前に赤外線信号による音量制御信号をスピーカー24から発生させ、それを、携帯情報家電機器に内蔵された赤外線受信機27で受信し、携帯情報家電機器内で、赤外線信号比較機30で信号分析を行い、さらに、制御部28で、分析した信号成分と、記憶部25内の予め登録された信号成分とを比較することにより、当該スピーカー24から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ31を制御し、イヤホン32からの出力音量を制御するようにしたので、車内の乗客が携帯情報家電機器を使用中で、音楽に集中した場合においても、内蔵された赤外線受信機27で音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の再生音量を下げることができるため、乗客は、電車内のアナウンス放送を確実に認識することができる。また、音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の音量を制御することで、電車内のアナウンス放送を聞き逃すことがなくなるため、乗り継ぎや下車を失念することも防止することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態3においても、上述の実施の形態1,2と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図3(a)は、小電力無線通信を用いて音量制御信号を送信する電車内の車内放送システムを示すブロック図であり、図3(b)は、車内放送システムの小電力無線送信機から送信された音量制御信号を、内蔵された小電力無線受信機で受信し、それに基づいて再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
この発明の実施の形態3に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態3においても、上述の実施の形態1,2と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図3(a)は、小電力無線通信を用いて音量制御信号を送信する電車内の車内放送システムを示すブロック図であり、図3(b)は、車内放送システムの小電力無線送信機から送信された音量制御信号を、内蔵された小電力無線受信機で受信し、それに基づいて再生音量を制御するための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
本実施の形態3と上述の実施の形態1との違いは、音量制御信号として、上述の実施の形態1では、可聴範囲外の周波数のデジタル信号をスピーカーから車内に発生させていたが、本実施の形態3においては、小電力無線信号を用いる点が異なる。他の構成および動作については、基本的には、実施の形態1と同じである。
図3(a)に示すように、本実施の形態3に係る車内放送システムは、制御部41と、デジタルアナログ変換機42と、スピーカーアンプ43と、スピーカー44と、記憶部45と、小電力無線送信機46とから構成されている。本実施の形態3に係る車内放送システムは、このように構成され、車内放送の前後に、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する。
各構成について簡単に説明する。
記憶部45は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号パターンとしての小電力無線信号パターンを信号種別ごとに記憶している。
小電力無線送信機46は、制御部41の制御により、記憶部45から読みだされた小電力無線信号パターンを用いて音量制御信号としての小電力無線信号を送信する。
デジタルアナログ変換機42は、制御部41の制御により、記憶部45から読みだされた車内放送情報のデジタルデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ43は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー44は、増幅した車内放送情報を音声にして出力する。
記憶部45は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号パターンとしての小電力無線信号パターンを信号種別ごとに記憶している。
小電力無線送信機46は、制御部41の制御により、記憶部45から読みだされた小電力無線信号パターンを用いて音量制御信号としての小電力無線信号を送信する。
デジタルアナログ変換機42は、制御部41の制御により、記憶部45から読みだされた車内放送情報のデジタルデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ43は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー44は、増幅した車内放送情報を音声にして出力する。
本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、車内放送システムは、記憶部45内に記憶された運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を制御部41による制御にて読み出し、デジタルアナログ変換機42にてデジタルアナログ変換し、スピーカーアンプ43で増幅し、スピーカー44で出力する、一般的な車内放送システムをベースにしている。
本実施の形態3に係る車内放送システムは、このような一般的な車内放送システムの構成に加えて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する構成を有している。当該構成の動作について説明する。車内放送システムからの車内放送開始前および車内放送終了時に、制御部41から小電力無線送信機46に対して、携帯情報家電機器の音量制御信号を小電力無線送信させるように制御する。車内放送システムからの車内放送開始前と車内放送終了後に出力される無線信号は、互いに異なる信号をそれぞれ出力させる。
次に、携帯情報家電機器の構成について説明する。但し、以下では、携帯情報家電機器の構成のうち、信号認識機能部分についてのみ説明し、従来から備えられている一般的な機能については説明しない。
図3(b)に示すように、本実施の形態3に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分は、小電力無線受信機47と、小電力無線比較機50と、制御部48と、記憶部49と、イヤホンアンプ51と、イヤホン52とを備えている。本実施の形態3に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分はこのように構成され、図3(a)の車内放送システムのスピーカー44から発生された赤外線信号による音量制御信号を、内蔵した小電力無線受信機47で受信し、記憶部49内のデータと比較分析させ、比較分析した結果をもとに再生音量を制御する。
各構成について簡単に説明する。
小電力無線受信機47は、車内放送システムから出力された小電力無線信号による音量制御信号を受信する。
小電力無線比較機50は、受信した小電力無線信号の信号分析を行う。
制御部48は、分析した小電力無線信号の信号成分と、記憶部49に予め格納された再生音量制御無線信号の信号成分とを比較分析し、当該小電力無線信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ51を制御し、イヤホン52からの出力音量を制御する。
記憶部49は、小電力無線信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン(基準信号パターン))を予め記憶している。
イヤホンアンプ51は、イヤホン52から出力される音量を制御する。
イヤホン52は、イヤホンアンプ51で制御された音量で再生音声を出力する。
小電力無線受信機47は、車内放送システムから出力された小電力無線信号による音量制御信号を受信する。
小電力無線比較機50は、受信した小電力無線信号の信号分析を行う。
制御部48は、分析した小電力無線信号の信号成分と、記憶部49に予め格納された再生音量制御無線信号の信号成分とを比較分析し、当該小電力無線信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ51を制御し、イヤホン52からの出力音量を制御する。
記憶部49は、小電力無線信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン(基準信号パターン))を予め記憶している。
イヤホンアンプ51は、イヤホン52から出力される音量を制御する。
イヤホン52は、イヤホンアンプ51で制御された音量で再生音声を出力する。
本実施の形態3に係る携帯情報家電機器は、音楽等を再生するための一般的な機能の構成に加えて、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を認識して音量の制御を行う信号認識機能の構成を有している。当該構成の動作について説明する。図3(a)に示した車内放送システムのスピーカー44から出力された携帯情報家電機器に対する小電力無線信号による音量制御信号を、携帯情報家電機器に搭載されている小電力無線受信機47にて受信し、小電力無線比較機50にて信号種別を分析する。次に、制御部48が、小電力無線比較機50で分析した信号成分が、あらかじめ格納されている記憶部49内の携帯情報家電機器音量制御信号(音下げまたは消音)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、イヤホンアンプ51を制御して、携帯情報家電機器のイヤホン52から出力される音楽等の再生音量を下げるか、あるいは、ミュート(消音)にする制御を行う。
車内放送システムからの車内放送終了の際は、開始前とは異なる携帯情報家電機器音量制御信号(小電力無線信号)を、車内放送システムのスピーカー44から出力し、携帯情報家電機器に搭載している小電力無線受信機47で受信し、上述と同様にして、小電力無線比較機50にて信号分析して、さらに、制御部48で、あらかじめ格納されている記憶部49内の携帯情報家電機器音量制御信号(音量を元に戻す)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、当該比較分析結果を元に、音量を元に戻す制御を行う。
このように、本実施の形態3では、携帯情報家電機器使用時における、車内放送システムからの車内放送前後に、再生音量を制御する信号を付加させ、その信号によって携帯情報家電機器の再生音量を制御し、携帯情報家電機器ユーザが重要情報を聞き逃すことを防止する。
なお、本実施の形態3においては、スピーカー44から発生させる音量制御信号として、人間の可聴範囲外の無線信号を用いるようにしたので、周囲に不快感を与えることは無い。
また、携帯情報家電機器ユーザが、音量制御信号検知時の携帯情報家電機器の音量制御内容をあらかじめ設定しておくことで、再生音量を下げるか、あるいは、ミュートにするか等を、好みや環境等に合わせて適宜設定することが可能となる。その設定方法は、任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、再生音量を元に戻す機能が、携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、再生音量を元に戻すことができる。再生音量を元に戻す機能は任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、マニュアル制御だけでなく、自動的に再生音量を戻す機能も設けるようにしてもよい。その場合には、例えば、再生音量を元に戻すための機能ボタンの押下操作が検知できない場合に、音量制御信号検知時から所定時間経過したら、自動的に再生音量が元に戻る構成にしておけばよい。
また、再生音量を制御する機能のON/OFFを設定するための機能が携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、任意にユーザ設定にてON/OFFさせることが出来る。
また、携帯情報家電機器にタイマー機能を設け、それによりあらかじめ時刻を設定することで、その設定時刻に音量制御機能を動作させることが出来る。
以上のように、本実施の形態3においては、車内放送システムが、車内放送を開始する前に小電力無線信号による音量制御信号をスピーカー44から発生させ、それを、携帯情報家電機器に内蔵された小電力無線受信機47で受信し、携帯情報家電機器内で、小電力無線比較機50で信号種別分析を行い、さらに、制御部48で、分析した信号成分と、記憶部49内の予め登録された信号成分とを比較することにより、当該スピーカー44から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ51を制御し、イヤホン52からの出力音量を制御するようにしたので、車内の乗客が携帯情報家電機器を使用中で、音楽に集中した場合においても、内蔵された小電力無線受信機47で音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の再生音量を下げることができるため、乗客は、電車内のアナウンス放送を確実に認識することができる。また、音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の音量を制御することで、電車内のアナウンス放送を聞き逃すことがなくなるため、乗り継ぎや下車を失念することも防止することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態4においても、上述の実施の形態1〜3と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図4(a)は、FM放送波通信を用いた電車内の放送システムを示すブロック図であり、図4(b)は、FM放送波送信機から送信された音声制御信号を携帯情報家電機器に搭載したFM放送波受信機で受信し、携帯情報家電機器の再生音量を制御させるための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
この発明の実施の形態4に係る車内放送認識システムについて説明する。本実施の形態4においても、上述の実施の形態1〜3と同様に、車内放送認識システムは、車内放送を行う車内放送システムと、乗客が携帯するデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯情報家電機器とから構成されている。図4(a)は、FM放送波通信を用いた電車内の放送システムを示すブロック図であり、図4(b)は、FM放送波送信機から送信された音声制御信号を携帯情報家電機器に搭載したFM放送波受信機で受信し、携帯情報家電機器の再生音量を制御させるための携帯情報家電機器の信号認識機能部分のブロック図である。
本実施の形態4と上述の実施の形態1との違いは、音量制御信号として、上述の実施の形態1では、可聴範囲外の周波数のデジタル信号をスピーカーから車内に発生させていたが、本実施の形態4においては、FM放送波を用いる点が異なる。他の構成および動作については、基本的には、実施の形態1と同じである。
図4(a)に示すように、本実施の形態4に係る車内放送システムは、制御部61と、デジタルアナログ変換機62と、スピーカーアンプ63と、スピーカー64と、記憶部65と、FM放送波送信機66とから構成されている。本実施の形態4に係る車内放送システムは、このように構成され、車内放送の前後に、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する。
各構成について簡単に説明する。
記憶部65は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するためのFM放送波パターンを信号種別ごとに記憶している。
FM放送波送信機66は、制御部61の制御により、記憶部65から読みだされたFM放送波パターンを用いてFM放送波を送信する。
デジタルアナログ変換機62は、制御部61の制御により、記憶部65から読みだされた車内放送情報のデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ63は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー64は、増幅した車内放送情報を出力する。
記憶部65は、運行情報やアナウンスなどの車内放送情報、および、携帯情報家電機器の再生音量を制御するためのFM放送波パターンを信号種別ごとに記憶している。
FM放送波送信機66は、制御部61の制御により、記憶部65から読みだされたFM放送波パターンを用いてFM放送波を送信する。
デジタルアナログ変換機62は、制御部61の制御により、記憶部65から読みだされた車内放送情報のデータをデジタルアナログ変換する。
スピーカーアンプ63は、アナログ変換された車内放送情報信号を増幅させる。
スピーカー64は、増幅した車内放送情報を出力する。
本実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、車内放送システムは、記憶部65内に記憶された運行情報やアナウンスなどの車内放送情報を制御部61による制御にて読み出し、デジタルアナログ変換機62にてデジタルアナログ変換し、スピーカーアンプ63で増幅し、スピーカー64で出力する、一般的な車内放送システムをベースにしている。
本実施の形態4に係る車内放送システムは、このような一般的な車内放送システムの構成に加えて、乗客が使用している携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を出力する構成を有している。当該構成の動作について説明する。車内放送システムからの車内放送開始前および車内放送終了時に、制御部61からFM放送波送信機66に対して、携帯情報家電機器の音量制御信号をFM放送波送信させるように制御する。車内放送システムからの車内放送開始前と車内放送終了後に出力されるFM放送波信号は互いに異なる信号をそれぞれ出力させるようにする。
次に、携帯情報家電機器の構成について説明する。但し、以下では、携帯情報家電機器の構成のうち、信号認識機能部分についてのみ説明し、従来から備えられている一般的な機能については説明しない。
図4(b)に示すように、本実施の形態4に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分は、FM放送波受信機67と、FM放送波比較機70と、制御部68と、記憶部69と、イヤホンアンプ71と、イヤホン72とを備えている。本実施の形態4に係る携帯情報家電機器の信号認識機能部分はこのように構成され、図4(a)の車内放送システムのスピーカー64から発生されたFM放送波信号による音量制御信号を、内蔵したFM放送波受信機67で受信し、記憶部69内のデータと比較分析させ、比較分析した結果をもとに再生音量を制御する。
各構成について簡単に説明する。
FM放送波受信機67は、車内放送システムから出力されたFM放送波信号による音量制御信号を受信する。
FM放送波比較機70は、受信したFM放送波信号の信号分析を行う。
制御部68は、分析したFM放送波信号の信号成分と、記憶部69に予め格納された音量制御信号の信号成分とを比較分析し、比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ71を制御し、イヤホン72からの出力音量を制御する。
記憶部69は、FM放送波信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン(基準信号パターン))を予め記憶している。
イヤホンアンプ71は、イヤホン72から出力される音量を制御する。
イヤホン72は、再生された音楽等をイヤホンアンプ71で制御された音量で出力する。
FM放送波受信機67は、車内放送システムから出力されたFM放送波信号による音量制御信号を受信する。
FM放送波比較機70は、受信したFM放送波信号の信号分析を行う。
制御部68は、分析したFM放送波信号の信号成分と、記憶部69に予め格納された音量制御信号の信号成分とを比較分析し、比較分析した結果をもとに、イヤホンアンプ71を制御し、イヤホン72からの出力音量を制御する。
記憶部69は、FM放送波信号による携帯情報家電機器の音量制御信号の信号成分(基準信号成分)(または信号パターン(基準信号パターン))を予め記憶している。
イヤホンアンプ71は、イヤホン72から出力される音量を制御する。
イヤホン72は、再生された音楽等をイヤホンアンプ71で制御された音量で出力する。
本実施の形態4に係る携帯情報家電機器は、音楽等を再生するための一般的な機能の構成に加えて、携帯情報家電機器の再生音量を制御するための音量制御信号を認識して音量の制御を行う信号認識機能の構成を有している。当該構成の動作について説明する。図4(a)に示した車内放送システムのスピーカー64から出力された携帯情報家電機器に対するFM放送波信号による音量制御信号を、携帯情報家電機器に搭載されているFM放送波受信機67にて受信し、FM放送波比較機70にて信号分析する。次に、制御部68が、FM放送波比較機70で分析した信号成分が、あらかじめ格納されている記憶部69内の携帯情報家電機器音量制御信号(音下げまたは消音)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、イヤホンアンプ71を制御して、携帯情報家電機器のイヤホン72から出力される音楽等の再生音量を下げるか、あるいは、ミュート(消音)にする制御を行う。
車内放送システムからの車内放送終了の際は、開始前とは異なる携帯情報家電機器音量制御信号(FM放送波信号)を、車内放送システムのスピーカー64から出力し、携帯情報家電機器に搭載しているFM放送波受信機67で受信し、上述と同様にして、FM放送波比較機70にて信号分析して、さらに、制御部48で記憶部69内の信号との比較分析をして、FM放送波比較機70で分析した信号成分が、あらかじめ格納されている記憶部69内の携帯情報家電機器音量制御信号(音を元に戻す)の信号成分と一致するかについて両者を比較し、一致した場合には、当該比較分析結果を元に、イヤホンアンプ71を制御して、音量を元に戻す制御を行う。
このように、本実施の形態4では、携帯情報家電機器使用時における、車内放送システムからの車内放送前後に、再生音量を制御する信号を付加させ、その信号によって携帯情報家電機器の再生音量を制御し、携帯情報家電機器ユーザが重要情報を聞き逃すことを防止する。
なお、本実施の形態4においては、スピーカー64から発生させる音量制御信号として、人間の可聴範囲外のFM放送波信号を用いるようにしたので、周囲に不快感を与えることは無い。
また、携帯情報家電機器ユーザが、音量制御信号検知時の携帯情報家電機器の音量制御内容をあらかじめ設定しておくことで、再生音量を下げるか、あるいは、ミュートにするか等を、好みや環境等に合わせて適宜設定することが可能となる。その設定方法は、任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、再生音量を元に戻す機能が、携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、再生音量を元に戻すことができる。再生音量を元に戻す機能は任意にユーザ設定できるマニュアル制御となっている。
また、マニュアル制御だけでなく、自動的に再生音量を戻す機能も設けるようにしてもよい。その場合には、例えば、再生音量を元に戻すための機能ボタンの押下操作が検知できない場合に、音量制御信号検知時から所定時間経過したら、自動的に再生音量が元に戻る構成にしておけばよい。
また、再生音量を制御する機能のON/OFFを設定するための機能が携帯情報家電機器に搭載されており、たとえば、該当の機能ボタンを押下することで、任意にユーザ設定にてON/OFFさせることが出来る。
また、携帯情報家電機器にタイマー機能を設け、それによりあらかじめ時刻を設定することで、その設定時刻に音量制御機能を動作させることが出来る。
以上のように、本実施の形態4においては、車内放送システムが、車内放送を開始する前にFM放送波信号による音量制御信号をスピーカー64から発生させ、それを、携帯情報家電機器に内蔵されたFM放送波受信機67で受信し、携帯情報家電機器内で、FM放送波比較機70で信号分析を行い、さらに、制御部68で、分析した信号成分と、記憶部69内の予め登録された信号成分とを比較することにより、当該スピーカー64から発生された信号が、再生音量を制御するための音量制御信号であるか否かの分析と、かつ、それが音量制御信号であった場合に、再生音量を下げるための信号か、あるいは、再生音量を元に戻すための信号かの種別を判定し、当該比較分析した結果をもとに、携帯情報家電機器のイヤホンアンプ71を制御し、イヤホン72からの出力音量を制御するようにしたので、車内の乗客が携帯情報家電機器を使用中で、音楽に集中した場合においても、内蔵されたFM放送波受信機67で音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の再生音量を下げることができるため、乗客は、電車内のアナウンス放送を確実に認識することができる。また、音量制御信号を検知し、携帯情報家電機器の音量を制御することで、電車内のアナウンス放送を聞き逃すことがなくなるため、乗り継ぎや下車を失念することも防止することができる。
上記の実施の形態1〜4の説明においては、携帯情報家電機器として、デジタルオーディオプレーヤーを例にして説明したが、その場合に限らず、例えば携帯ラジオや携帯テレビ等の他のあらゆる携帯情報家電機器にも本発明が適用されることは言うまでもない。また、現在においては、車内の携帯電話機の通話は一般的に禁止されているが、技術的には携帯電話機への本発明の適用も可能であり、例えば、ワンセグをイヤホンで使用している場合等には有効である。
1,21,41,61 制御部、2,22,42,62 デジタルアナログ変換機、3,23,43,63 スピーカーアンプ、4,24,44,64 スピーカー、5,25,45,65 記憶部、6 信号生成部、7 マイク、8 マイクアンプ、9 アナログデジタル変換機、10 周波数分析器、11,28,48,68 制御部、12,29,49,69 記憶部、13,31,51,71 イヤホンアンプ、14,32,52,72 イヤホン、26 赤外線送信機、27 赤外線受信機、30 赤外線信号比較機、46 小電力無線送信機、47 小電力無線受信機、50 小電力無線比較機、66 FM放送波送信機、67 FM放送波受信機、70 FM放送波比較機。
Claims (5)
- 車内放送を行う車内放送システムと、
音声を出力する携帯情報家電機器と
から構成される車内放送認識システムであって、
前記車内放送システムが、車内放送を行う前後に、前記携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を出力する
ことを特徴とする車内放送認識システム。 - 前記車内放送システムは、
車内放送情報を記憶するとともに、携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を生成するための可聴範囲外周波数または信号パターンの音量制御信号パターンを信号種別ごとに記憶する、車内放送システム記憶手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された前記可聴範囲外周波数または信号パターンを用いて、可聴範囲外の音量制御信号を生成する信号生成手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された車内放送情報、および、前記信号生成部で生成された音量制御信号を、デジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、
アナログ変換された前記車内放送情報および前記音量制御信号を増幅させるスピーカーアンプと、
前記スピーカーアンプで増幅された車内放送情報および音量制御信号を出力するスピーカーと
を有し、
前記携帯情報家電機器は、
音声を出力するイヤホンと、
前記イヤホンから出力される音声の音量を制御するイヤホンアンプと、
前記車内放送システムのスピーカーから出力された前記音量制御信号を集音するマイクと、
前記マイクで集音された前記音量制御信号を増幅するマイクアンプと、
前記マイクアンプで増幅された前記音量制御信号をアナログデジタル変換するアナログデジタル変換手段と、
デジタル変換された前記音量制御信号を周波数分析する周波数分析手段と、
信号種別ごとに音量制御信号の周波数データが登録されている携帯情報家電機器記憶手段と、
周波数分析された前記再生音量制御信号の信号成分の周波数と、前記携帯情報家電機器記憶手段に記憶された前記周波数データとを比較して、前記マイクで集音された前記音量制御信号の種別を判定し、当該比較判定した結果をもとに、前記イヤホンアンプを制御することにより、前記イヤホンの出力音量を制御する制御手段と
を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の車内放送認識システム。 - 前記車内放送システムは、
車内放送情報を記憶するとともに、携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を生成するための赤外線信号パターンを信号種別ごとに記憶する、車内放送システム記憶手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された前記赤外線信号パターンを用いて、音量制御信号としての赤外線信号を送信する赤外線送信手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された車内放送情報をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、
アナログ変換された前記車内放送情報を増幅させるスピーカーアンプと、
前記スピーカーアンプで増幅された車内放送情報を出力するスピーカーと
を有し、
前記携帯情報家電機器は、
音声を出力するイヤホンと、
前記イヤホンから出力される音声の音量を制御するイヤホンアンプと、
前記車内放送システムの前記赤外線送信手段から送信された前記赤外線信号を受信する赤外線受信手段と、
信号種別ごとに音量制御信号の信号成分データが登録されている携帯情報家電機器記憶手段と、
前記赤外線受信手段で受信された前記赤外線信号の信号成分と、前記携帯情報家電機器記憶手段に記憶された前記信号成分データとを比較して、前記赤外線信号の種別を判定し、当該比較判定した結果をもとに、前記イヤホンアンプを制御することにより、前記イヤホンの出力音量を制御する制御手段と
を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の車内放送認識システム。 - 前記車内放送システムは、
車内放送情報を記憶するとともに、携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を生成するための無線信号パターンを信号種別ごとに記憶する、車内放送システム記憶手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された前記無線信号パターンを用いて、音量制御信号としての無線信号を送信する無線送信手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された車内放送情報をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、
アナログ変換された前記車内放送情報を増幅させるスピーカーアンプと、
前記スピーカーアンプで増幅された車内放送情報を出力するスピーカーと
を有し、
前記携帯情報家電機器は、
音声を出力するイヤホンと、
前記イヤホンから出力される音声の音量を制御するイヤホンアンプと、
前記車内放送システムの前記赤外線送信手段から送信された前記赤外線信号を受信する赤外線受信手段と、
信号種別ごとに音量制御信号の信号成分データが登録されている携帯情報家電機器記憶手段と、
前記無線受信手段で受信された前記無線信号の信号成分と、前記携帯情報家電機器記憶手段に記憶された前記信号成分データとを比較して、前記無線信号の種別を判定し、当該比較判定した結果をもとに、前記イヤホンアンプを制御することにより、前記イヤホンの出力音量を制御する制御手段と
を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の車内放送認識システム。 - 前記車内放送システムは、
車内放送情報を記憶するとともに、携帯情報家電機器の音量を制御するための音量制御信号を生成するためのFM放送波信号パターンを信号種別ごとに記憶する、車内放送システム記憶手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された前記FM放送波信号パターンを用いて、音量制御信号としてのFM放送波信号を送信するFM放送波送信手段と、
前記車内放送システム記憶部に記憶された車内放送情報をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、
アナログ変換された前記車内放送情報を増幅させるスピーカーアンプと、
前記スピーカーアンプで増幅された車内放送情報を出力するスピーカーと
を有し、
前記携帯情報家電機器は、
音声を出力するイヤホンと、
前記イヤホンから出力される音声の音量を制御するイヤホンアンプと、
前記車内放送システムの前記FM放送波送信手段から送信された前記FM放送波信号を受信するFM放送波受信手段と、
信号種別ごとに音量制御信号の信号成分データが登録されている携帯情報家電機器記憶手段と、
前記FM放送波受信手段で受信された前記FM放送波信号の信号成分と、前記携帯情報家電機器記憶手段に記憶された前記信号成分データとを比較して、前記FM放送波信号の種別を判定し、当該比較判定した結果をもとに、前記イヤホンアンプを制御することにより、前記イヤホンの出力音量を制御する制御手段と
を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の車内放送認識システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011038593A JP2012175647A (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 車内放送認識システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011038593A JP2012175647A (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 車内放送認識システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012175647A true JP2012175647A (ja) | 2012-09-10 |
Family
ID=46978057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011038593A Withdrawn JP2012175647A (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 車内放送認識システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012175647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022139124A1 (ko) * | 2020-12-21 | 2022-06-30 | 삼성전자주식회사 | 전자 장치 및 그의 제어 방법 |
US11804241B2 (en) | 2020-12-21 | 2023-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus and controlling method thereof |
-
2011
- 2011-02-24 JP JP2011038593A patent/JP2012175647A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022139124A1 (ko) * | 2020-12-21 | 2022-06-30 | 삼성전자주식회사 | 전자 장치 및 그의 제어 방법 |
US11804241B2 (en) | 2020-12-21 | 2023-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus and controlling method thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |