JP2013202721A - レンチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロッドを受容する開口部(13)と、開口部(13)と一体的に構成された柄部(「柄」の部分)(12)を有し、柄部(12)の中央部分には貫通孔(120:肉抜き部)が形成されており、開口部(13)の先端(14A、14B)には脱落防止用ピン(40)が挿入される挿入孔(14a、14b)が形成され、脱落防止用ピン(40)の長手方向両端部近傍には円周方向全周に亘る溝(41c、41d)が形成されている。
【選択図】図1
Description
図10において、地中側のインナーロッド20Aと、地上側のインナーロッド20Bは、雄ねじ20Ba及び雌ねじ20Aaによって接続されている。ここで、インナーロッド20A、20Bは、二重管の外管であるケーシング30の中空部30cに収容されている。図10においては、図示の簡略化のため、地中側のケーシング30の図示を省略している。
地上側のインナーロッド20B近傍には、インナーロッド20A、20Bの軸方向に延在したガイドセル8が配置されている。
図11では、インナーロッド20Aのレンチフラット20Afに、レンチ10J(の開口部における面13Ja)が係合している状態が示されている。
そして、レンチ10Jをインナーロッド20Aに係合した状態で、地上側のインナーロッド20B(図10参照)を、図示しない油圧機器等で地中側から見て反時計回りに回転する。その結果、レンチ10Jと地中側のインナーロッド20Aが一体的に回転し、レンチ10Jの柄の部分12Jが、案内部材であるガイドセル8に当接する(図11の破線で示すレンチ10Jを参照)。
図示しない油圧機器等で地上側のインナーロッド20B(図10参照)をさらに回転すると、地中側のインナーロッド20Aはレンチ10Jを介してガイドセル8により回転が阻止されるので、地上側のインナーロッド20Bと地中側のインナーロッド20Aが相対的に回転することになり、地上側のインナーロッド20Bが地中側のインナーロッド20Aから切り離される。
インナーロッド20A、20Bを接続する場合は、図10における地上側のインナーロッド20Bを油圧機器等で逆方向(地中側から見て時計回り)に回転すればよい。
しかし、作業員が両手でレンチ10Jを保持してしまうと、図13で示す様に、作業員の手指がレンチ10Jとガイドセル8により挟まれてしまい、重傷を負ってしまう恐れがある。
図示の簡略化のため、図13ではレンチ10Jの柄の部分12Jに作業員の片手のみが示されているが、上述した通り、実際には柄の部分12Jを両手で保持してしまう。
レンチ10Jの開口側の端部をロックボルトBLで架橋しておけば、レンチ10Jがインナーロッド20Aから脱落することがない。そのため、レンチ10Jがインナーロッド20Aから外れそうになったとしても、作業員がレンチ10Jを保持する必要はなく、作業員が反射的に両手でレンチ10J(の柄の部分)を保持してしまうことはなくなる。そして、レンチ10Jとガイドセル8により、作業員の手指が挟まれることが防止される。
そのため、レンチの開口側の端部をロックボルトで架橋する作業を省略してしまう事例が多々存在する。そして、作業者がレンチの開口側の端部をロックボルトで架橋する作業を省略してしまった場合において、レンチとガイドセルにより作業員の手指が挟まれて、重大な損傷を負ってしまう事故が発生している。
図15で示す従来技術においては、取手部分102は、レンチ101Jとガイドセル8が当接してしまう箇所から離隔した位置に設けられている。そのため、作業員が取手部分102を把持している場合には、取手部分102を把持している作業員の手指が、柄の部分120Jとガイドセル8により挟まれて重大な損傷を負わせてしまうことが防止される。
そして図15で示す従来技術によれば、例えば垂直ボーリング(いわゆる「直掘り」)であれば、作業員の手指がレンチの柄の部分とガイドセル8により挟まれて重大な損傷を負ってしまうという上述の不都合が防止される。
しかし、地表に対して斜め方向にボーリングをしている場合(いわゆる「斜掘り」の場合)には、レンチ101Jがインナーロッド20Aから脱落しそうになると、作業員は取手部分102ではなく、レンチ101Jの柄120Jを反射的に両手で把持してしまう。そして、作業員が柄120Jを両手で把持している際に、レンチ101Jの柄120Jとガイドセル8が衝突すると、作業員の手指が損傷してしまう。
係る従来技術(特許文献1)ではレンチを使用しないので、上述した手指の損傷という問題は回避することが出来る。
しかし、専用のクランプ機構、ストッパ、把持装置を必要とするため、レンチを使用する場合に比較して、ロッドの接続や切り離しのコストが増加し、且つ、作業性が低下してしまう。
柄部(12)の中央部分には貫通孔(120:肉抜き部)が形成されており、
開口部(13)の先端(14A、14B)には脱落防止用ピン(40)が挿入される挿入孔(14a、14b)が形成され、脱落防止用ピン(40)の長手方向両端部近傍には円周方向全周に亘る溝(41c、41d)が形成されており、前記挿入孔(14a、14b)の半径方向外方の領域には半径方向内方に付勢された突出部材(例えば、プランジャー50)が内蔵されており、
開口部(13)の半径方向外方の領域から(開口部13に収容されたインナーロッド20Aの軸線方向へ)突出している鍔(15)を有していることを特徴としている。
前記鍔(15)は、開口部(13)の半径方向外方の領域であって、開口部(13)にインナーロッド(20A)を収容した際に、(インナーロッド20A、20Bを収容している)ケーシング(30:二重管の外管)の端部内周面近傍で、ケーシング(30)の端部内周面と同心に形成されているのが好ましい。
そして、鍔(15)の突出量は、例えば、外径57mmあるいは外径73mmのインナーロッド用のレンチであれば、40mmである。
ただし、開口部(13)の中心線(Lc1)と前記柄部(12A)の中心線(Lc2)を同一直線上に配置していても良い。
また、柄部(12、12A)において、貫通孔(120、120Aを挟んで対向する領域(121、122:121A、122A)の何れか一方の領域(ロッドの接続あるいは切り離しに際して、案内部材、ガイドセル8、と当接しない側の領域:ハンドグリップ部(121、121A))には、(作業者の指と類似する形状の)凹部(121a、121Aa)が形成されているのが好ましい。
従来のボーリング用ロッドの接続、切り離し用のレンチの重量が、例えば7.5kgであると、通常の作業員であれば両手でなければ把持あるいは保持することが困難である。そして、レンチの柄部を両手で把持するため、案内部材(ガイドセル8)とレンチ(10、10A)が衝突する箇所には、左右何れかの手の指が位置することになってしまう。
それに対して、本発明のレンチ(10、10A)は、従来の7.5kgのレンチと同一サイズであれば6kg程度まで軽量化されているため、片手で把持あるいは保持することが可能であり、レンチ(10、10A)がインナーロッド(20A)から外れそうになった場合にも、案内部材(8)と当接しない部分(121、121A)を片手で把持することが出来る。そのため、案内部材(8)とレンチ(10、10A)が衝突する箇所に手指を位置させないことが可能となり、案内部材(8)とレンチ(10、10A)の衝突による手指の損傷を防止することが出来る。
換言すれば、従来技術では、レンチの開口部先端に脱落防止用ピンを取り付けるに際しては、当該ピンを挿入した後、当該ピンに例えばナット等を螺合する作業が必要であり、作業員が煩雑さを感じている。それに対して本発明では脱落防止用ピン(40)を挿入するのみで取り付けることが出来るので、作業員が煩雑さを感じることがなくなる。その結果、ボーリング用インナーロッド(20A、20B)の接続作業、切り離し作業において、作業者が脱落防止用ピン(40)の取り付けを意識的に省略する恐れがなくなり、案内部材(8)とレンチ(10、10A)の衝突による手指の損傷を防止することが出来る。
インナーロッド(20A)からレンチ(10、10A)が外れることが防止できれば、作業員がレンチ(10、10A)の柄部(12、12A)を両手で把持することもなく、案内部材(8)とレンチ(10、10A)が衝突する箇所に作業員の手指が存在してしまうこともなくなる。
一般的に、ボーリング用インナーロッド(20A、20B)を回転する機器は油圧駆動であり、作動開始後一定角度の範囲では回転速度が低く、一定角度だけ回転した後に急激に回転速度が増加する傾向がある。レンチ(10A)の開口部(13)をボーリング用ロッドインナーロッド(20A)の平坦部(レンチフラット20Af)に係合させた状態で、レンチ(10A)の柄部(12A)がガイドセル8に極めて近接した位置に配置されていれば、レンチ(10A)の柄部(12A)が案内部材(8)に衝突した時点におけるインナーロッド(20A、20B)の回転速度が低いので、レンチの柄部と案内部材に挟まれる箇所に作業員の手指が位置していても、レンチの柄部と案内部材が衝突する以前に当該作業員が当該箇所から手指を離して逃げることが可能である。
先ず、図1〜図8に基づいて、第1実施形態を説明する。
図1、図2において、第1実施形態のレンチ1はレンチ本体10を備えている。そして、脱落防止用ロックピン(以下、「ロックピン」と言う)40と、ピン固定用のプランジャ50と、コイルスプリング60と、プラグ70とを備えている。
図1において、符号Lcはレンチ本体10の中心軸を示している。中心軸Lcは、レンチ本体10の開口部13における幅方向(図1では上下方向)の中心を通り、脱落防止用ピン40の軸方向と直交している。
開口部13は、レンチ中心軸Lcに平行な2辺13aと、底辺13bを有している。開口部13の幅(開口幅)は符号W1で示されている。開口部13の先端(図3では左端)には突出部14A、14Bが形成されており、突出部14A、14Bは中心軸Lcに平行に突出しており、突出部14A、14B間の間隔は開口幅W1よりも大きい。
ここで、突出部14Bは、突出部14Aよりも先端方向(図3の左方)に突出している。換言すると、突出部14Bは、プランジャ摺動孔141等が設けられている分だけ、突出部14Aよりも3の左方に突出している。
突出部14A、14Bには、それぞれ、挿入孔14a、14bが形成されている。挿入孔14a、14bは、共にレンチ中心軸Lcに直交する方向に延在しており、挿入孔14aの中心軸は挿入孔14bの中心軸と一致している。そして、おり、挿入孔14a、14bの内径は同一である。
図3において、プランジャ摺動孔141の開口側(図3では左側:突出部14Bの左端)には雌ねじ142が形成され、当該雌ねじ142にはプラグ70の雄ねじ71が螺合している。プラグ70における開口側端面(図3では左端面)には、ドライバ(工具)係合用の溝72が形成されている。
プランジャ摺動孔141の底部141bには貫通孔143が形成されており、当該貫通孔143により、プランジャ摺動孔141と挿入孔14bが連通している。ここで貫通孔143の直径は、プランジャ摺動孔141の直径よりも小さく設定されている。
プラグ70の底面(図2における右端面)と、プランジャ50の円柱部52の端面との間の領域にはコイルスプリング60が介装されている。コイルスプリング60は、プランジャ50を挿入孔14b側(図2では右方)に付勢している。
図2で示す状態では、プランジャ50がロックピン40のプランジャ係合溝41cに嵌入し、以って、ロックピン40を固定(ロック)している。そのため、図2で示す状態では、ロックピン40は挿入孔14a、14bから脱落しない。
プランジャ50のロックピン押圧部51の球状端部がプランジャ係合溝41cに嵌入した状態(図2で示す状態)においては、プランジャ係合溝41dが突出部14Aに形成された挿入孔14aに位置するように、プランジャ係合溝41c、41dの位置が設定されている。
図1、図2ではロックピン40は図において上方から下方に向って挿入されているが、施工現場の状況によっては、図1、図2とは逆に、図において下方から上方に向ってロックピン40を挿入しなければならない場合も存在する。プランジャ係合溝41cのみならず、プランジャ係合溝41dも設けているのは、そのような場合(図1、図2とは逆方向にロックピン40を挿入しなければならない場合)に対処するためである。
柄部12は、貫通孔(肉抜き部)120を取り囲むように、第1の平行部(以下、「ハンドグリップ部」と言う)121と、垂直部123と、第2の平行部122とを有している。ハンドグリップ部121と第2の平行部122とは、図3における中心軸Lcを挟んで対向している。
図3で示すように、第2の平行部122における外周側には、平坦な面122bが形成されている。平坦な面122bは、インナーロッド20の切り継ぎの際に、ガイドセル8(図10、図11参照)に当接する部分である。
また、ハンドグリップ部121における貫通孔(肉抜き部)120側の反対側の面(貫通孔120とは離隔する側の面:外周側)には、円弧状の凹部121bが形成されており、凹部121bは、標準的な大人の親指が掛るような断面形状となっている。ただし、円弧状の凹部121bを省略することが可能である。或いは、円弧状の凹部121a、121bを省略することも可能である。
レンチ本体10の顎部11において、ケーシング端部の内周面30iの至近位置と開口部13の底部13b(図3参照)との間の領域には、円弧状の鍔15が形成されている。鍔15は、ケーシング内周面30iと同心円の円弧を構成している。
図8で示すように、レンチ1がインナーロッド20Aのレンチフラット20Afに係合した状態において、この鍔15は、ケーシング端部の内周面30iと、インナーロッド20Bの間の領域に位置する。
例えば、外径が57mmのインナーロッドに用いられるレンチ(レンチフラット巾50mm)あるいは外径が73mmのインナーロッドに用いられるレンチ(レンチフラット巾65mm)であれば、鍔15の高さ寸法(図1、図3の紙面に対して垂直方向の寸法)は40mmに設定される。
最初に図5で示すように、ロックピン40の先端(面取り41aが形成されている側)をレンチ本体10の挿入孔14a上方から下方に向って挿入する。
ロックピン40を挿入すると、ロックピン40先端の面取り41aがプランジャ50のロックピン押圧部51の球状端部に接触する。その状態から、ロックピン40をさらに下方へ押し込むと、プランジャ50におけるロックピン押圧部51先端の球状端部が、ロックピン40先端の面取り41aが下方へ移動するのに従って、図5において左方に移動する。すなわち、プランジャ50はコイルスプリング60を圧縮しつつ、左方に移動する。
図6の状態から、ロックピン40をさらに下方へ押し込むと、図7で示すように、プランジャ50のロックピン押圧部51の球状端部が、ロックピン40のプランジャ係合溝41cに嵌合する。
ここで、例えばハンマーにより、ロックピン40の先端(面取り41aが形成されている側:図7では下端部)を反対側(図7では上方)に向かって叩けば、図7で示す状態から、ロックピン40を挿入孔14a、14bから抜け出すことが出来る。
従来のボーリング用ロッドの接続、切り離し用のレンチの重量が、例えば7.5kgであれば、通常の作業員であれば両手でなければ把持あるいは保持することが困難であった。そして、レンチの柄部を両手で把持するために、ガイドセルとレンチが衝突する箇所には、左右何れかの手の指が位置することになってしまっていた。
それに対して、第1実施形態に係るレンチ1は、従来のレンチと同一サイズであれば、6.0kg程度まで軽量化されるため、作業員が片手で把持あるいは保持することが可能である。したがって、レンチ1がインナーロッド20Aから外れそうになった場合にも、作業員はハンドグリップ部121を把持することにより、レンチ1を片手で把持出来る。換言すれば、作業員は、レンチ1がインナーロッド20Aから外れそうになっても、第1実施形態に係るレンチ1を片手で把持すれば足りる。
そのため、作業員はガイドセル8とレンチ本体10が衝突する箇所(第2の平行部122)に手指を位置させる必要がなくなり、ガイドセル8とレンチ本体10が衝突しても、作業員の手指が損傷することを防止出来る。
そして挿入孔14b近傍の領域には挿入孔14b内に向って付勢されたプランジャ50が内蔵されているので、レンチ本体10の開口部13をレンチフラット20Afに係合させた状態で、開口部13先端にロックピン40が挿入すれば、ロックピン40のプランジャ係合溝41c、41dの何れかにプランジャ50が係合して、ロックピン40がレンチ本体10から抜け出ることが防止される。
換言すれば、従来技術では、レンチの開口部先端に脱落防止用ピンを取り付けるに際しては、当該ピンを挿入した後、当該ピンに例えばナット等を螺合する作業が必要であり、作業員が煩雑さを感じていた。それに対して本発明ではロックピン40を挿入するのみで取り付けることが出来る。したがって、作業員が、ロックピン40を取り付ける作業について煩雑さを感じる恐れが減少する。その結果、ボーリング用インナーロッド20A、20Bの接続作業、切り離し作業において、作業者がロックピン40の取り付けを意識的に省略してしまう恐れがなくなり、ガイドセル8とレンチ10の衝突による手指の損傷を防止することが出来る。
図8で示すように、レンチ1がインナーロッド20Aから外れる際には、レンチ1がインナーロッド20Aに対して傾く方向(矢印R方向)に移動する。しかし、レンチ1がインナーロッド20Aに対して矢印R方向に傾くと、鍔15がケーシング30の内周面30iに当接し、それ以上、レンチ1がインナーロッド20Aに対して傾斜することを妨げる(インナーロッド20Aに対するレンチ1の相対的な移動を制限する)。そのため、インナーロッド20Aからレンチ1が外れてしまうことが防止される。
インナーロッド20Aからレンチ本体10が外れることが防止されれば、作業員がレンチ本体10の柄部12を両手で把持することもなくなり、ガイドセル8とレンチ本体10が衝突する箇所(第2の平行部122)に作業員の手指が位置してしまうこともなくなる。
換言すれば、作業員が反射的にハンドグリップ部121を掴む可能性が高い分だけ、作業員の手指がレンチの柄部12とガイドセル8に挟まれてしまう危険性は減少する。
図1〜図8の第1実施形態のレンチ本体10では、レンチ1の中心軸Lcはロックピン40の中心を通過する直線であり、柄部12の中心軸と一致している。
それに対して、図9の第2実施形態におけるレンチ1Aでは、レンチ本体10Aの中心軸Lc1と柄部12Aの中心軸Lc2が、角度θで交差している。
図9において、垂直線Lvから左側に示す領域(顎部11:矢印F側の領域)に関しては第1実施形態と同様な構成となっている。
柄部12Aは、レンチ1Aを軽量化して取り扱いを容易にするために、中央部分に貫通孔(肉抜き部)120Aが設けられている。
また、柄部12Aは、貫通孔(肉抜き部)120Aの周囲に、第1の傾斜部(以下、「ハンドグリップ部」と言う)121Aと、垂直部123Aと、水平部122Aと、第2の傾斜部124Aを有している。ハンドグリップ部121Aと第2の傾斜部124Aとは中心軸Lc2と平行に延在している。そして、ハンドグリップ部121Aと第2の傾斜部124Aは、貫通孔(肉抜き部)120Aを挟んで対向して配置されている。
図9において、水平部122Aにおける平坦な面は、符号122Abで示されており、この平坦面122Abがガイドセル8に当接する。
また、ハンドグリップ部121Aにおける貫通孔(肉抜き部)120A側の反対側(離隔する側)の面(外周側)には、円弧状の凹部121Abが形成されており、凹部121Abは、大人の親指が掛るような円弧形状となっている。
なお、円弧状の凹部121Abを省略することが可能であり、円弧状の凹部121Aa、121Abを全て省略することが可能である。
図9において、柄部12Aとガイドセル8の間隔は符号Dで示されている。図1〜図8では間隔Dは示されていないが、図9における間隔Dは、第1実施形態に比較すると極めて短くなる。
一般的に、ボーリング用インナーロッド20A、20Bを回転する機器は油圧駆動であり、作動開始後一定角度の範囲では回転速度が遅いが、一定角度だけ回転した後に急激に回転速度が増加する傾向がある。図9の間隔Dが短ければ、レンチ本体10Aの開口部13をボーリング用ロッドインナーロッド20Aのレンチフラット20Afに係合させた状態で、レンチ本体10Aの柄部12Aがガイドセル8に近接した位置に配置されていることになる。そのため、レンチ本体10Aの柄部12Aがガイドセル8に衝突した時点における油圧機器の回転速度は低速となる。油圧機器の回転速度すなわちレンチ本体10Aの柄部12Aの移動速度が低速であれば、柄部12Aとガイドセル8に挟まれる箇所に作業員の手指が位置していても、柄部12Aとガイドセル8が衝突する以前に当該作業員が当該箇所から手指を離して逃げることが可能である。
図9の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、第2実施形態と同様である。
8・・・ガイドセル
10、10A・・・レンチ本体
11・・・顎部
12・・・柄部
13・・・開口部
14A、14B・・・突出部
15・・・縁部
20、20A、20B・・・インナーロッド
30・・・ケーシング
40・・・ロックピン
50・・・プランジャ
60・・・コイルスプリング
70・・・プラグ
Claims (3)
- ロッドを受容する開口部と、開口部と一体的に構成された柄部を有し、柄部の中央部分には貫通孔が形成されており、開口部の先端には脱落防止用ピンが挿入される挿入孔が形成され、脱落防止用ピンの長手方向両端部近傍には円周方向全周に亘る溝が形成されており、前記挿入孔の半径方向外方の領域には半径方向内方に付勢された突出部材が内蔵されており、開口部の半径方向外方の領域から突出している鍔を有していることを特徴とするレンチ。
- 前記開口部の中心線と前記柄部の中心線が同一直線上に配置されておらず、傾斜角を為して交差している請求項1のレンチ。
- 柄部において、貫通孔を挟んで対向する領域の何れか一方の領域に凹部が形成されている請求項1、請求項2の何れかのレンチ。
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