JP2013202042A - トラスユニットを利用した栽培施設 - Google Patents

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Abstract

【課題】早い施工で建設費を抑制することができる、簡易かつ安価に建設可能なトラスユニットを利用した栽培施設を提供すること。
【解決手段】本発明のトラスユニットを利用した栽培施設は、複数のトラスユニットの間を連結して、栽培ユニット載置部が設置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、トラスユニットを利用した、栽培施設に関する。
農業又は園芸用温室等の建築物は、屋根と建築内の栽培環境を良好に保ち、安心の高い農産物又は丈夫で長持ちする園芸品を生産する提案が一般的であった。そのような商品を生産するために、栽培環境の向上を図りながら経費の節減が強よく求められている。
本発明者は、水や肥料の無駄を削減するために新規な栽培装置を提案している。一般に水耕栽培(特許文献1参照)では、使用する水溶液の垂れ流しによる環境問題が、起きて、欧州では水溶液の垂れ流しは禁止されている国々がある。
特開2012−103
本発明栽培施設は、従来の工法による、基礎、組立、栽培施設等の工事期間が長く費用の負担が大である。特に近年は、異常気象による温度調整又は電力需要の増大で、農産物の採算性が悪化している。又、従来の栽培施設では建屋の構築の後、栽培装置を(畝や高設ベンチなど)別途造る必要がある。
本発明栽培施設は、三角形状もしくは台形状をなす、複数のトラスユニットが間隔を置いて基礎に締結されて立設され、該複数のトラスユニットの角部付近の間が連結材によって連結されて栽培ユニット載置部が構成されていることを特徴とする。
本発明栽培施設は、トラスユニットの連立で栽培施設と建築物全体の構造物がトラスユニットで組まれている。トラスユニットは、現場以外でも組み立てた部材を、現地で、建設施工もできる、栽培施設も同時に建設施工ができることを特徴とする栽培施設である、また、基礎は、トラスユニット三ヶ所の柱全てに、スパイラル抗(スパイラルのねじりパイプについては特許第3023583号参照)で基礎工事を行うこと施工が短縮される。
本発明のトラスユニットを利用した栽培施設は、早い工期で建設ができ、建築費を抑えることができる。また、大型の栽培施設も可能であり、栽培ユニットを設置して栽培することで、栽培面積の有効利用と収穫増になる。該栽培は、余剰な水溶液を循環して使用し、周辺の環境を配慮した栽培をおこなうことができる。即ち、複数のトラスユニットでなる構築物が、そのまま栽培ユニットの載置部に活用できる。
本発明のトラスユニットを利用した栽培施設は、南側壁面に太陽光パネルを設置して、電力と温水を利用して、照明や栽培地を適温に保つこともできる。また、該栽培施設は、畝型の上面、ベンチ型の上面や立体の台形型を造り、上面や両傾斜面を栽培地として、栽培ユニットを設置して栽培する。また、台形型の内部一部は、雨水の貯水、又は、育苗室や生育室や機械室等として使用することもできる。
本発明のトラスユニットを利用した栽培施設は、各トラスユニットの通し柱の間に筋かいをして補強をする、また、トラスユニットの柱三ヶ所をスパイラル抗基礎で固めることができる。
本発明トラスユニットを利用した栽培施設の骨組を示す斜視図である。 本発明トラスユニットを利用した栽培施設を要素とする建屋を示す斜視図である 本発明トラスユニットを利用した台形型の栽培施設を示す斜視図である。 本発明トラスユニットを利用した栽培施設で使用する栽培ユニットを示す斜視図である。 本発明トラスユニットを利用した栽培施設で使用する別の栽培ユニットを示す斜視図である。 本発明トラスユニットを利用したベンチ型の栽培施設を示す斜視図である。 本発明トラスユニットを利用した畝型の栽培施設を示す斜視図である。
図1は、トラスユニット1を建てた通し柱3の間の等間隔を利用して、栽培施設を造る骨組の構造である。複数のトラスユニット1が間隔を置いてスパイラル抗基礎4に締結して、トラスユニット1の通し柱3に棟木5や軒桁6で各トラスユニットを連結する、また、各スパイラル抗基礎も土台8で連結され、トラスユニットの間に筋かい7で補強されている。
図2は、トラスユニット1を等間隔で、スパイラル抗基礎4の上の建て通路幅を確保して連棟にする、各連棟は、一列おきの通し柱3の長さに差を作り、棟木5と軒桁6を組み屋根と谷間の形状で棟上げして、外側壁面に太陽光パネル21を備えつけた栽培施設の建屋2である。
図3は、いちご、葉菜類を栽培する台形型の栽培装置である。トラスユニット1を建てた通し柱3の間に筋かい7で補強して、台形型栽培施設9を造る。該栽培施設9は、上面と両側の傾斜面を栽培地として利用する。該栽培施設9は、内側から耐水ボード14、断熱防水シート15、温水、冷水を通すパイプ16(栽培地の適温)、妨根保水シート17の上に組み合わせた栽培ユニット13(12)を設置して、栽培をする。水溶液は、上部から散水して、両側の傾斜面の下方に溝18を設置して、余剰の水溶液を貯水して循環して使用する。
図4は、栽培施設で使用する栽培ユニット12で、規則正しく穴が開けてあり、苗の種類により、植える数を調整する。栽培ユニット12は、プラスチック、あるいは廃プラを使用して、簡単に成型できる。
図5は、ボックス型の栽培ユニット13で底に多数の穴が開けられて、水溶液が底から流れ出る構造である。図4の栽培ユニット12と組み合わせて図3台形型栽培施設9で使用できる。12と同様にプラスチック、廃プラの成型製品である。
図6は、レタス、キャベツを栽培するベンチ型の栽培装置である。トラスユニット1を建てた通し柱3の間に筋かい7で補強して、人が作業しやすい高さに、等間隔の間に枠付きのベンチ型栽培施設10を造り、その上に、断熱防水シート15、温水、冷水を流すパイプ16(栽培地の適温)、妨根保水シート17、栽培用土20、その上に栽培ユニット12の順で設置して栽培をする。上面から散水をおこない余剰な水溶液は、排水口19から溝18に貯水して循環をして使用する。
図7は、トマト、メロンを栽培する畝型の栽培装置である。トラスユニット1を建てた通し柱3の間に筋かい7で補強して、等間隔を利用して、畝型栽培施設11を造り断熱防水シート15、妨根保水シート17を敷き詰めて栽培用土20で満たし、温水、冷水を流すパイプ16(栽培地の適温)を埋設して栽培地の上に栽培ユニット12を設置して栽培する。上面から散水をおこない余剰な水溶液は、排水口19から溝18に貯水して循環をする。水溶液は、施設のなかで使用し、外部に排泄しないように栽培することも可能である。
1 トラスユニット
2 建屋
3 通し柱
4 スパイラル基礎
5 棟木
6 軒桁
7 筋かい
8 士台
9 台形型栽培施設
10 ベンチ型栽培施設
11 畝型栽培施設
12 穴あき栽培ユニット
13 ボックス栽培ユニット
14 耐水ボード
15 断熱防水シート
16 温水冷水用パイプ
17 防根保水シート
18 溝
19 排水口
20 栽培用土
21 太陽光パネル

Claims (2)

  1. 三角形状もしくは台形状をなす、複数のトラスが間隔を置いて基礎に締結されて立設され、該複数のトラスユニットの角部付近の間が連結材によって連結されて栽培ユニット載置部が構成されていることを特徴とする栽培施設。
  2. 前記トラスユニットの中心部分に、通し柱を立設させてなる請求項1記載の栽培施設。
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