JP2013198677A - 車椅子用テーブル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車椅子に設置される車椅子用テーブル1であって、車椅子に対して位置固定される左右非対称の非対称天板2を備え、この非対称天板2を、前後方向は維持したまま、一方面と他方面の何れが天面となった状態でも、車椅子に対して位置固定することができるように構成されていることで、前記非対称天板2を、左右に反転させた何れの状態でも車椅子に対して位置固定自在とした。
【選択図】図1
Description
ここで、左右片方のみの上肢が不自由で他方の腕や手は健常者と同様に機能する場合、不自由な側には肘や腕を安定的にのせておくための場所があれば好ましい一方で、健常者と同様に機能する側には、車輪を掴んで回すなどして車椅子を自走させる際の邪魔にならないような工夫がされていることが好ましい。
また、座っている状態でどちらかに姿勢が傾く場合などは、傾く方向の側に、支えとして肘や腕を安定的にのせておくための場所があれば好ましい。そして、姿勢が傾く方向とは逆方向の腕や手が健常者と同様に機能する場合には、機能する腕や手で車輪を回すことがリハビリなどの面から好ましいことがある。
このように、車椅子使用者の方の状態に合わせた、左右非対称の車椅子用テーブルがあれば有用である。
また、不要になった車椅子用テーブルを他の使用者に流用する際には、障害などのある体の左右半身が同じでないと流用できないといった課題もあった。
車椅子の使用者の状態に応じて、左右非対称のテーブルを左右反転させて車椅子に設置することができれば、汎用性が高くなり便利である。
非対称天板には表裏一対の面(通常は、表面及び裏面と称される)があり、これら表裏一対の面のうち、片方の面を一方面とすれば、他方の面が他方面となる。このように、一方面と他方面は相対的な関係にある。
以降、これら各構成要素について説明するが、本発明およびその構成要素は、以下の説明に限定されるものではない。なお、以下の実施形態では、左右の係合レール3が左右対称であるため、図1、図7及び図10においては、図中向かって左側の係合レール3の構成要素にのみ符号を付し、他方側は符号を省略してある。
非対称天板2は、一対の面である一方面と他方面を有し、一方面と他方面のうち車椅子に設置した際に上方を向く面である天面に食品等の物品を置くなどするものである。
また、非対称天板2には、食事の際に口からこぼれた食品などを受け止める役割もある。さらに、非対称天板2の天面には、肘・腕・手をのせることもできる。
なお、以降、一方面と他方面のうち車椅子に設置した際に下方を向く面を非対称天板の下面と称することがある。
本実施形態では、非対称天板2の幅広の腕置き部231の側に、前後一対のボルト螺合孔20a,20b,20c,20dが左右平行に四対設けてある。一方、非対称天板2の幅狭の腕置き部232の側に、前後一対のボルト螺合孔20eが設けてある。ここで、前後一対のボルト螺合孔には同一の符号を付してある(例えば、前側のボルト螺合孔20aと後側のボルト螺合孔20aは一対である)。前後一対のボルト螺合孔20a,20b,20c,20d,20eの、一対となった前後の間隔は、何れも同じ間隔である。
これらのボルト螺合孔には取付けボルト6の先端部が、非対称天板2の一方面又は他方面から螺合して、非対称天板2に係合レール3が取付けられる。取付けボルト6は、非対称天板2の天面側からボルトの先端が飛び出さないような長さとすることが好ましい。
本実施形態において、左右の係合片としての係合レール3は、長尺のアングル状であり、非対称天板2の一方面又は他方面に左右一対が取付けられる。そして、非対称天板2の一方面及び他方面のうち係合レール3が取付けられた面を下方に向けて車椅子の左右のアームレスト91の上方に非対称天板を位置させた状態において、係合レール3は、車椅子9の左右のアームレスト91に沿ってそれぞれスライド係合する。
本実施形態において、係合レール3は、側面ガイド4と下面ガイド5を備える。左右一対の係合レール3は、一方が他方に対して左右対称の形状である。
係合レール3を構成する側面ガイド4は、車椅子用テーブル1を車椅子9に設置した状態において、左右のアームレスト91の外方側で左右のアームレスト91の側面に沿うことにより、車椅子用テーブル1の左右のガタつきを押さえるものである。
そして、側面ガイド4が、複数枚の長尺状の板状部材を厚み方向に積層して構成されており、アームレスト91の厚みに合わせて積層する板状部材の枚数を変えることで、側面ガイド4の下端部から延びる下面ガイド5(後述)の位置を調節することができるように構成してある。本実施形態では、図1に示すように、三枚の長尺状の板状部材41,42,43を厚み方向(上下方向)に積層した側面ガイド4としてある。
一方、係合レール3を構成する下面ガイド5は、車椅子用テーブル1を車椅子9に設置した状態において、アームレスト91の下面に沿うことにより、車椅子用テーブル1の上下のガタつきを押さえるものである。下面ガイド5は、左右のアームレスト91の下面に沿うように、側面ガイド4の下端部から内側に向かって延びる、内向きのフランジ状である。
本実施形態では、非対称天板2の天面に置いた物品等の落下を防ぐ目的で、非対称天板2の前部の左右両端に、非対称天板2の両面側(一方面と他方面の両面)に突出する長板状の落下止め24を設けてある。本実施形態では、左右対称の落下止め24を、非対称天板2の前部において左右対称の位置に設けてある。
また、本実施形態では、車椅子用テーブル1を車椅子9に着脱する際の作業性を考慮して、非対称天板2の先端部に、太角材状の把持部材25を着脱自在に取付けてある。具体的には、把持部材25の長手方向に沿った三カ所に把持部材貫通孔26を等間隔で設けるとともに、この把持部材貫通孔26に対応するように非対称天板2の先端部に三カ所の把持部材用螺合孔27を設けてある。そして、把持部材貫通孔26に貫通させた把持部材用ボルト61の先端部を、非対称天板2の一方面側又は他方面側から把持部材用螺合孔27に螺合することで、非対称天板2に把持部材25を着脱自在に取付けてある。把持部材25は、天面の平坦性を確保する意味では、非対称天板2の一方面又は他方面のうち、係合レール3を取付ける面と同じ面に取付けることが好ましい。
上記構成の車椅子用テーブル1を車椅子9に設置する方法について、例示説明する。車椅子用テーブル1を設置する対象である車椅子9は、車椅子の左右両側で前後方向に配置される左右のアームレスト91を備えている。
また、本実施形態では、天面カバー8の左右両端それぞれにおいて、落下止め24の前後を挟み込むような位置に前後一対の位置決め突起81を設けて、非対称天板2の天面に載置した天面カバー8を位置決めするようにしてある。
以上説明した車椅子用テーブル1において、非対称天板2の左右を反転させて車椅子に対して位置固定する方法を説明する(図1と図10の対比、及び図6と図11の対比を参照)。
このように、非対称天板2を、前後方向は維持したままで、上下方向に反転させて、下面側から左右の係合レール3を取付ける(共に付け替える)ことで、非対称である左右を反転させた状態で車椅子9に対して、概ね同じ位置で、位置固定することができるのである。
以上のように、非対称天板は、一方面と他方面を同様に使用することができる、いわゆるリバーシブルな天板として機能するのである。
左右の係合レール3の間隔が、使用者側である後方に向かって広がるように係合レール3を斜めに取付けることで、車椅子9の左右のアームレスト91に左右の係合レール3を車椅子の前方からスライド係合させて押し込むことができ、より一層、多くの車椅子に対して、左右のガタつきが少ない状態でしっかりと取付けることができる。
2 非対称天板
20a,20b,20c,20d ボルト螺合孔
21 テーブル部
22 切欠部
231 腕置き部(前後方向に長い)
232 腕置き部(前後方向に短い)
24 落下止め
25 把持部材
26 把持部材貫通孔
27 把持部材用螺合孔
3 係合レール(係合片)
30 ボルト貫通孔
4 側面ガイド
41,42,43 板状部材
5 下面ガイド
6 取付けボルト
61 把持部材用ボルト
8 天面カバー
81 位置決め突起
9 車椅子
91 アームレスト
911 外側突出部
92 アームパイプ
93 背パイプ
Claims (7)
- 車椅子に設置される車椅子用テーブルであって、
車椅子に対して位置固定される左右非対称の非対称天板を備え、
この非対称天板を、前後方向は維持したまま、一方面と他方面の何れが天面となった状態でも、車椅子に対して位置固定することができるように構成されていることで、
前記非対称天板を、左右に反転させた何れの状態でも車椅子に対して位置固定自在とした、
車椅子用テーブル。
- 非対称天板の一方面又は他方面の何れにも取付け自在である左右の係合片を備え、
この左右の係合片は、非対称天板の一方面及び他方面のうち前記左右の係合片が取付けられた面を下方に向けて車椅子の左右のアームレストの上方に非対称天板を位置させた状態において、前記左右のアームレストにそれぞれ係合することで非対称天板を車椅子に対して位置固定するものであり、
前記左右の係合片を非対称天板の一方面と他方面とに付け替えることによって、非対称天板を、前後方向は維持したまま、一方面と他方面の何れが天面となった状態でも、車椅子に対して位置固定することができるように構成されている、
請求項1記載の車椅子用テーブル。
- 左右の係合片にはボルト貫通孔が設けられており、
このボルト貫通孔に貫通させた取付けボルトの先端部を、非対称天板に設けた貫通孔であるボルト螺合孔に、非対称天板の一方面側又は他方面側から螺合することで、左右の係合片が非対称天板の一方面又は他方面の何れにも取付け自在となるように構成されている、
請求項2記載の車椅子用テーブル。
- 左右の係合片はそれぞれ長尺状の係合レールであり、この左右の係合レールを車椅子の左右のアームレストにそれぞれスライド係合することで非対称天板が車椅子に対して位置固定され、
前記左右の係合レールには両端にボルト貫通孔が対設されており、
このボルト貫通孔に貫通させた取付けボルトの先端部を、非対称天板に対設した貫通孔であるボルト螺合孔に、非対称天板の一方面側又は他方面側から螺合することで、前記左右の係合レールが非対称天板の一方面又は他方面の何れにも取付け自在となるように構成されている、
請求項2記載の車椅子用テーブル。
- 非対称天板が、
テーブル部と、
このテーブル部の左右から後方に向かってそれぞれ延びる左右の腕置き部と、を備え、
この左右の腕置き部は、両者間で前後方向の長さが異なるものである、
請求項1〜4何れか記載の車椅子用テーブル。
- 車椅子に対して位置固定された非対称天板の天面に載置される、薄板状の天面カバーを備えた、
請求項3〜5何れか記載の車椅子用テーブル。
- 左右の係合レールは、
車椅子の左右のアームレストの外方側で前記左右のアームレストの側面に沿う長尺状の側面ガイドと、
この側面ガイドの下端部から延びて、前記左右のアームレストの下面に沿う下面ガイドと、をそれぞれ備える、
請求項4〜6何れか記載の車椅子用テーブル。
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2012
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