JP2013197992A - 文字入力装置および文字入力方法 - Google Patents

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喬之 長谷川
Hideyuki Suzuki
英之 鈴木
Hiromichi Takigawa
裕道 滝川
Akira Tsuji
顯 辻
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Abstract

【課題】他の表示を妨げることなく、直観的な操作で文字を入力することができる文字入力装置および文字入力方法を提供する。
【解決手段】キーボード表示領域において「あ」が表示されたソフトキーを、例えば親指でファーストタッチすると、基準文字として行頭文字の「あ」が、テキスト表示領域のカーソル位置に最初の候補文字として表示される(状態(a))。次にタッチパネル上の任意の位置を別の指で2箇所目にタッチすると、「あ」行の次の文字である「い」が、候補文字としてカーソル位置に表示される(状態(b))。ファーストタッチの指をソフトキーから離さずに、タッチパネルの入力面をタッチする指の数を減らしたり、増やしたりすると、その数に応じて候補文字が、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の中から適宜選択されてカーソル位置に表示される候補文字がその都度変化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、接触位置を同時に複数検出することが可能なタッチパネルを備えた文字入力装置および文字入力方法に関する。
タッチパネルを搭載した携帯端末装置は、必要最小限の数のハードキーを備え、多くの機能はタッチパネルと表示装置とによるソフトキーで実現している。ソフトキーによって実現している機能の1つに文字入力がある。携帯端末装置は、タッチパネルのサイズが制限されるので、タッチのしやすさなどを考慮すると、文字入力のためのソフトキーも多くを表示させることができない。
なるべく少ないソフトキーによって文字入力を可能とするための入力方式が考案されている。特にタッチパネルの特性を用いた入力方式として、フリック入力方式がある。フリック入力方式によりかな入力では、五十音の各行の行頭文字(「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ」のあ段の文字)を1文字ごとにひとつのソフトキーに割り当て、1つのキーが一定時間押下されると、押下されているキーの上下左右に、押下されている行頭文字を含む行の残りの文字を候補文字としてそれぞれ表示し、入力したい候補文字の方向にフリック操作することで、1つの文字を選択して入力することができる(特許文献1参照)。
たとえば、「な」のソフトキーを長押しすると、上下左右にな行の残りの文字(上に「ぬ」、下に「の」、左に「に」、右に「ね」)が表示され、右方向にフリックすれば「ね」を入力することができる。
特開2000−112636号公報
フリック入力方式では、候補文字が行頭文字の上下左右の一定範囲に表示されることで、ソフトキー以外の領域にまで、候補文字の表示がはみ出して、他の表示を妨げることになってしまう。具体的には、表示されるかな漢字変換候補や、アプリケーションが表示する各種ソフトキーが候補文字の表示によって隠れてしまう。また、電子メールを返信するときなどは、受信メールと返信メールとを二段組で表示する表示形態があるが、受信メールが候補文字の表示で隠れてしまうことがあり入力の妨げになる。
また、上下左右にフリックする操作については、どの方向にどの候補文字が表示されるのかを記憶するまでは、表示を見ながら探す必要があり、直観的な操作で文字を入力することができない。
本発明の目的は、他の表示を妨げることなく、直観的な操作で文字を入力することができる文字入力装置および文字入力方法を提供することである。
本発明は、画像を表示する表示面を備えた表示部と、
前記表示面に重ねて設けられるタッチパネルであって、基準の文字が1文字ずつ割り当てられた複数の基準文字領域からなる第1領域と、前記第1領域以外の第2領域とを有する入力面を備えたタッチパネルと、
前記入力面に対する物体の接触箇所の位置および接触箇所の数を検出する位置検出手段と、
前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求め、該求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字が選択されるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする文字入力装置である。
また本発明は、前記制御手段は、前記表示パネルの前記表示面のうち、前記第2領域に対向する部分に、選択された文字を表示させることを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は、前記第1領域について前記1つの基準文字領域においてのみ接触箇所が検出された状態で、前記接触箇所の数の和が変化すると、変化した前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、1つの文字が選択されるように制御することを特徴とする。
また本発明は、前記第1領域について前記1つの基準文字領域において検出されていた1つの接触箇所が検出されなくなると、前記制御手段は、前記1つの基準文字領域において接触箇所が検出されていたときに最後に選択された1つの文字を入力すべき文字として確定することを特徴とする。
また本発明は、基準の文字が1文字ずつ割り当てられた複数の基準文字領域からなる第1領域と、前記第1領域以外の第2領域とを有するタッチパネルの入力面に対する接触が検出され、前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求める算出ステップと、
該求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字を選択する選択ステップとを備えることを特徴とする文字入力方法である。
本発明によれば、タッチパネルは、表示部の表示面に重ねて設けられるタッチパネルであって、基準の文字が1文字ずつ割り当てられた複数の基準文字領域からなる第1領域と、前記第1領域以外の第2領域とを有する入力面を備える。
制御手段は、前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求める。そして、求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字を選択する。
操作者が複数の指でタッチパネルに接触すれば、接触位置の数が接触した指の数となるので、たとえば、一方の手で携帯端末装置を持ちながら、もう一方の手でタッチパネルに接触させる指の数を変えるだけで文字を入力することができる。
これにより、他の表示を妨げることもなく、直観的な操作で文字を入力することができる。
また本発明によれば、前記制御手段は、前記表示パネルの前記表示面のうち、前記タッチパネルの前記第2領域に対向する部分に、選択した文字を表示する。
選択した文字が表示パネルに表示されるので、操作者は、現在どの文字が入力の候補として選択されているかを容易に確認することができる。
また本発明によれば、前記第1領域について前記1つの基準文字領域においてのみ接触箇所が検出された状態で、前記接触箇所の数の和が変化すると、変化した前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、1つの文字を選択する。
これにより、タッチパネルに接触している指の数を増減させると、それに伴い選択される文字が変化するので、より直観的な操作で文字を入力することができる。
また本発明によれば、前記第1領域について前記1つの基準文字領域において検出されていた1つの接触箇所が検出されなくなると、前記制御手段は、前記1つの基準文字領域において接触箇所が検出されていたときに最後に選択された1つの文字を入力すべき文字として確定する。
基準文字領域に接触していた指をタッチパネルから離すだけで入力文字を確定させることができるので、入力文字を確定させるための特別な操作が必要なく、容易に文字を入力することができる。
また本発明によれば、算出ステップで、タッチパネルの入力面に対する接触が検出され、前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求める。選択ステップでは、求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字を選択する。
操作者が複数の指でタッチパネルに接触すれば、接触位置の数が接触した指の数となるので、タッチパネルに接触させる指の数を変えるだけで文字を入力することができる。
これにより、他の表示を妨げることもなく、直観的な操作で文字を入力することができる。
本発明の実施形態である携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。 文字入力状態における携帯端末装置1の表示画面例を示す図である。 文字入力時の操作例を示す概略図である。 携帯端末装置1における文字入力処理を示すフローチャートである。 基準文字接触領域30を特定する座標位置を示す模式図である。 基準文字接触領域30の設定情報を示す座標テーブル33を示す図である。 候補文字を選択するための対応テーブル37を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態である携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。携帯端末装置1は、静電容量式タッチパネル2と、タッチパネルドライバ3と、表示装置4と、表示ドライバ5と、制御部6と、記憶部7と、通信部8とを備える。
携帯端末装置1は、タッチパネルによって文字の入力を行うことが可能な装置であれば、特に限定されず、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット端末および電子辞書などによって実現される。
静電容量式タッチパネル2(以下では単に「タッチパネル」と称する場合がある)は、操作者の指やタッチペンなどの接触物がパネル表面に近接または接触すると、その接触物による静電容量の変化を電気信号により出力する。本実施形態では、接触物が複数箇所に同時に接触したときに、それぞれの接触位置を検出することが可能な、投影型タッチパネルを用いることが好ましい。タッチパネルドライバ3は、タッチパネル2から出力される電気信号に基づいて、接触物の接触位置の座標を検出して、制御部6へと出力する。
表示装置4は、液晶表示装置、プラズマ表示装置、有機EL表示装置など携帯可能な薄型表示パネルであれば用いることができ、ソフトキーの表示、入力された文字の表示、アプリケーションソフトウェア(以下では単に「アプリケーション」と称する場合がある)で作成された画面の表示などを行う。表示ドライバ5は、制御部6から出力される画像データを、表示装置4によって表示可能な信号に変換して表示装置4に各種の画像を表示させる。文字入力においては、入力の基準となる文字である基準文字、50音では「あ」の段の各文字を、1文字ごとに矩形の基準文字領域に割り当てて表示するとともに、入力が確定する前の候補文字、および確定された入力文字を含む文字列を表示する。入力された文字列は、起動しているアプリケーションに応じて、たとえば電子メールの件名、本文テキストや、検索キーワードなどとして処理される。
制御部6は、記憶部7に記憶された各種プログラムに基づいて携帯端末装置1全体の動作を制御する。文字入力においては、タッチパネル2によって複数の基準文字領域のうちの1つの基準文字領域内に1つの接触位置が検出された状態で検出される接触位置の数を計数し、1つの接触位置が検出された基準文字領域と、計数した接触位置の数とに基づいて、1つの文字を選択する。
記憶部7は、携帯端末装置1の動作を制御するための制御プログラム、文字を入力するための文字入力プログラム、アプリケーションの管理を行うアプリ管理プログラム、電話通信を行う電話通信プログラム、無線または有線でデータ通信を行うデータ通信プログラムおよび各種アプリケーションプログラムなどが記憶される。また、記憶部7は、これらのプログラムを実行する際に一時的にプログラムを展開したり、演算に必要なパラメータや演算結果などを一時的に記憶することも可能であり、表示装置4に表示させる画像データなども記憶することができる。
通信部8は、電話通信およびデータ通信可能な通信インターフェイスであり、移動体通信網、インターネットなどの通信網と接続したり、通信可能な他の通信装置とピアツーピア接続することが可能となっている。
図2は、文字入力状態における携帯端末装置1の表示画面例を示す図である。表示装置4の表示面は、複数の基準文字表示領域20aからなるキーボード表示領域20およびキーボード表示領域20に隣接して入力候補文字、入力文字などを表示するテキスト表示領域21を有する。
基準文字表示領域20aは、たとえば縦に4つ、横に3つ並んだ合計12あり、それぞれの基準文字表示領域20aには、50音の「あ」の段の各文字が重複しないように1文字ずつ表示する。
タッチパネル2は、表示装置4の表示面に対向するように設けられ、操作者の指またはタッチペンなどの接触物が接触する入力面が露出するように、表示装置4側とは反対側に入力面を配置する。タッチパネル2の入力面は、表示装置4の表示画面に表示されたキーボード表示領域20およびテキスト表示領域21にそれぞれ対向する領域が設けられる。具体的に入力面は、キーボード表示領域20に対向する位置にキーボード接触領域、テキスト表示領域21に対向する位置にテキスト接触領域を有する。さらに、キーボード接触領域は、表示面の各基準文字表示領域20aに対向する位置にそれぞれ基準文字接触領域を有する。
文字入力においては、タッチパネル2に対する、接触物による最初の接触(以下「ファーストタッチ」ともいう)の接触位置が、基準文字接触領域内であれば、その基準文字領域内に表示された文字を基準文字として設定する。続いて、ファーストタッチの接触位置が、基準文字接触領域内にある状態で、別の指などの接触物によって複数の接触位置が検出されると、ファーストタッチの基準文字と、検出される接触位置の数と、に基づいて1つの候補文字が選択される。候補文字は、ファーストタッチの接触位置が含まれる基準文字接触領域に割り当てられた文字を50音の行頭文字として、その行頭文字を含む行の文字を候補文字とする。
図3は、文字入力時の操作例を示す概略図である。図3に示す図では、あ行(あ、い、う、え、お)のかな文字を入力するときの操作例を示している。
まず、キーボード表示領域20において「あ」が表示されたソフトキーを、例えば親指でファーストタッチすると、基準文字として行頭文字の「あ」が、テキスト表示領域21のカーソル位置に最初の候補文字として表示される(状態(a))。
次にタッチパネル2上の任意の位置を別の指で2箇所目にタッチすると、「あ」行の次の文字である「い」が、候補文字としてカーソル位置に表示される(状態(b))。
タッチパネル2上の任意の位置を、指で3箇所タッチすると、「あ」行の「う」が、候補文字としてカーソル位置に表示され(状態(c))、タッチパネル2上の任意の位置を、指で4箇所タッチすると、「あ」行の「え」が、候補文字としてカーソル位置に表示され(状態(d))、タッチパネル2上の任意の位置を、指で5箇所タッチすると、「あ」行の「お」が、候補文字としてカーソル位置に表示される(状態(e))。
ここで、ファーストタッチの指をソフトキーの基準文字から離さずに、タッチパネル2の入力面をタッチする指の数を減らしたり、増やしたりすると、その数に応じて候補文字が、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の中から適宜選択されてカーソル位置に表示される候補文字がその都度変化する。
「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」のいずれかが候補文字として表示された状態で、ファーストタッチの指を離すと、そのときに表示されていた候補文字を入力文字として確定する(状態(f))。
タッチパネル2をタッチする指の数と候補文字とが対応しており、指の数が増加するに従い(1→5)、行頭から行末に向かって候補文字が変化する(「あ」→「お」)ので、直観的な操作による文字入力が可能となる。
図4は、携帯端末装置1における文字入力処理を示すフローチャートである。
文字入力処理は、携帯端末装置1の電源がオン状態となり、たとえば電子メールアプリケーション、検索アプリケーションなどを起動させ、文字入力の待機状態になると開始する。
文字入力処理の開始時点では、タッチパネル2に接触物が接触していない状態であるとする。
ステップS1では、基準文字接触領域に対するファーストタッチが検出されたかどうかを判断する。基準文字接触領域は、基準文字表示領域20aに対向する位置にあるタッチパネル2上の領域であるので、予め各領域の位置は、たとえば座標位置で表わされ、記憶部7に記憶されている。
図5は、基準文字接触領域30を特定する座標位置を示す模式図である。なお、図5では、説明をわかりやすくするために表示装置4の基準文字表示領域20aに表示されている基準文字、この例では「あ」も記載している。基準文字接触領域30は、矩形状の領域であり、矩形における4つの頂点のうち対角に位置する2つの頂点座標によって矩形を特定することができる。図5に示す例では、矩形の左上の頂点に相当する第1の頂点31と、矩形の右下の頂点に相当する第2の頂点32とによって、基準文字接触領域30として1つの矩形が表わされる。なお、基準文字接触領域30を規定する矩形は、4辺がタッチパネル2に設定されるxy直交座標系のx軸およびy軸にそれぞれ平行となるような矩形である。
第1の頂点31の座標を座標A(xA,yA)、第2の頂点32の座標を座標B(xB,yB)とすると、1つの基準文字接触領域30は、2つの座標値によって特定される。基準文字接触領域30は、キーボード表示領域20の基準文字表示領域20aと同数であるので、本実施形態では、10の基準文字接触領域30について、それぞれ2つの座標値が予め設定される。
図6は、基準文字接触領域30の設定情報を示す座標テーブル33を示す図である。座標テーブル33は、行頭文字34、座標A35、座標B36を含み、記憶部7に記憶される。行頭文字34は、各基準文字接触領域30に割り当てられている50音の行頭文字が記載される。座標A35および座標B36は、各行頭文字の基準文字接触領域30を規定する矩形の第1の頂点31および第2の頂点32のそれぞれの座標値である座標Aおよび座標Bが記載される。
ステップS1における判断は、タッチパネル2に接触物が接触したときに、タッチパネルドライバ3から出力される座標値を制御部6が取得し、記憶部7の記憶された座標テーブル33を参照して、接触位置を示す座標値が、基準文字接触領域30のいずれかの領域内に存在するかどうかによって判断することができる。
タッチパネル2のファーストタッチによる接触位置が、基準文字接触領域30のうちの1つの領域内にあればステップS2に進み、いずれの領域内にもなければ待機する。ファーストタッチによる接触位置の座標値は、ファーストタッチ座標値として記憶部7に記憶される。
ステップS2では、ファーストタッチの接触位置に基づいて、行頭文字を特定する。ファーストタッチによる接触位置の座標によって、座標テーブル33からファーストタッチの接触位置を含む基準文字接触領域30に割り当てられた行頭文字を特定する。
特定した行頭文字は、「あ」の段のいずれかの文字であり、ステップS3では、この特定した行頭文字を最初の候補文字として選択し、記憶部7に記憶するとともに、表示装置4のテキスト表示領域21の候補文字表示箇所、たとえばカーソル位置に表示する。
ステップS4では、タッチ位置の数が増減したかどうかを判断する。タッチ位置の数は、タッチパネルドライバ3から出力される座標値の数によって決定される、制御部6は、タッチパネルドライバ3から出力される座標値の数に増減が生じた場合に、タッチパネル2に対する接触位置の数が増減したものと判断する。タッチ位置の数の増減があればステップS5に進み、増減が無ければ待機する。
ステップS5では、タッチ位置の数に増減があった場合に、基準文字接触領域30の領域内に接触位置があるファーストタッチが離れたかどうかを判断する。
タッチパネルドライバ3から出力される座標値と、記憶部7に記憶されているファーストタッチ座標値とを比較し、一致する座標値があればファーストタッチは離れていないと判断してステップS6に進み、一致する座標値が無ければファーストタッチが離れたと判断してステップS8に進む。
ステップS6では、タッチ位置の総数を特定する。制御部6は、タッチパネルドライバ3から出力される座標値の数に基づいて、タッチパネル2における接触位置の総数を計数し、タッチ位置の総数として特定する。特定したタッチ位置の総数は、記憶部7に記憶される。
ステップS7では、記憶されている行頭文字とタッチ位置の総数に基づいて候補文字を選択する。行頭文字は、ステップS2においてすでに特定され、記憶部7に記憶されているので、行頭文字を記憶部7から読み出し、タッチ位置の総数と併せて候補文字を選択する。行頭文字およびタッチ位置の総数と、候補文字との関係は、予め対応テーブルとして記憶部7に記憶しておく。
図7は、候補文字を選択するための対応テーブル37を示す図である。対応テーブル37では、縦に行頭文字、横にタッチ位置の総数をマトリクス状に並べ、行頭文字とタッチ位置の総数との交点が選択すべき候補文字となる。たとえば、行頭文字が「た」で、タッチ位置の総数が3箇所であれば、対応テーブル37に基づいて「つ」を候補文字として選択する。タッチ位置の総数が1箇所の場合は、行頭文字そのものが候補文字として選択される。
なお、行頭文字が「や」でタッチ位置の総数が2箇所および4箇所の場合の候補文字(*1、*2)、ならびに行頭文字が「わ」でタッチ位置の総数が2箇所および4箇所の場合の候補文字(*3、*4)については、携帯端末装置1の種類、文字入力処理を用いるアプリケーションの種類などによって適宜変更してもよい。これらの候補文字には、何らかの文字を割り当ててもよいが、割り当てなくてもよい。割り当てない場合は、タッチ位置の総数が変化した結果、候補文字が*1〜*4であれば、現在表示されている候補文字から変化させず、同じ候補文字の表示を継続すればよい。
このように、ステップS7では、タッチ位置の総数が特定されると、制御部6が、記憶部7に記憶されている行頭文字を読み出し、対応テーブル37を参照して候補文字を選択する。選択した候補文字は、記憶部7に記憶される。このとき、新たに選択した候補文字を、すでに記憶されている候補文字と置き換え、候補文字を更新する。
2回目以降のステップS3の処理では、ステップS7で選択されて更新された候補文字を、すでに表示されている文字に代えて、テキスト表示領域21のカーソル位置に表示する。ステップS3〜ステップS7までに処理は、ステップS5でファーストタッチが離れたと判断されるまで繰り返される。
ステップS5でファーストタッチが離れたと判断された場合は、ステップS8で、入力文字として、現在選択されている候補文字、すなわち記憶部7に記憶されている候補文字を入力文字として確定する。確定した入力文字は、すでに確定された他の入力文字があれば、それらの入力文字とともに、入力文字列として記憶部7に記憶される。
ステップS9では、確定した入力文字をテキスト表示領域21に表示する。たとえば、カーソル位置を次に移動させるなどすれば、操作者に対して入力文字が確定したことを知らせることができる。
上記に示した実施形態では、50音に基づくひらがな文字の入力処理について説明したが、これに限らず、かたかな文字の入力処理に適用することもできる。かたかな文字の場合は、図7に示した対応テーブル37の候補文字を全てかたかなとした対応テーブルを、ひらがな入力用の対応テーブル以外に記憶部7に記憶しておけばよい。ひらがなで文字入力を行うか、かたかなで文字入力を行うかは、従来公知の切り換え手段によって、切り換えることができる。
また、本発明は、対応テーブルの候補文字に文字を割り当てることで文字の入力が可能となるので、ひらがなおよびかたかななどのかな入力だけでなく、アルファベットや記号などの入力に適用することも可能である。アルファベットの場合は、たとえば3〜4文字ごとに行頭文字を設定して、行頭文字のアルファベットから続くアルファベットをタッチ位置の総数に対応させて対応テーブルを作成すればよい。記号の場合は、記号の種類ごとに行頭文字を設定し、同じ種類の他の記号をタッチ位置の総数に対応させて対応テーブルを作成すればよい。たとえば、演算記号の「+」、「−」、「×」、「÷」を同じ種類の記号として、行頭文字を「+」とし、タッチ位置が2箇所のときは「−」を候補文字とし、3箇所のときは「×」を候補文字とし、4箇所のときは「÷」を候補文字とすればよい。
1 携帯端末装置
2 静電容量式タッチパネル
3 タッチパネルドライバ
4 表示装置
5 表示ドライバ
6 制御部
7 記憶部
8 通信部

Claims (5)

  1. 画像を表示する表示面を備えた表示部と、
    前記表示面に重ねて設けられるタッチパネルであって、基準の文字が1文字ずつ割り当てられた複数の基準文字領域からなる第1領域と、前記第1領域以外の第2領域とを有する入力面を備えたタッチパネルと、
    前記入力面に対する物体の接触箇所の位置および接触箇所の数を検出する位置検出手段と、
    前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求め、該求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字が選択されるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記制御手段は、前記表示パネルの前記表示面のうち、前記第2領域に対向する部分に、選択された文字を表示させることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1領域について前記1つの基準文字領域においてのみ接触箇所が検出された状態で、前記接触箇所の数の和が変化すると、変化した前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、1つの文字が選択されるように制御することを特徴とする請求項1または2記載の文字入力装置。
  4. 前記第1領域について前記1つの基準文字領域において検出されていた1つの接触箇所が検出されなくなると、前記制御手段は、前記1つの基準文字領域において接触箇所が検出されていたときに最後に選択された1つの文字を入力すべき文字として確定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の文字入力装置。
  5. 基準の文字が1文字ずつ割り当てられた複数の基準文字領域からなる第1領域と、前記第1領域以外の第2領域とを有するタッチパネルの入力面に対する接触が検出され、前記第1領域についての前記位置検出手段の検出結果が、1つの基準文字領域においてのみ接触箇所があり、該接触箇所の数が1つであるとき、該接触箇所の数と前記第2領域について前記位置検出手段によって検出された接触箇所の数との和を求める算出ステップと、
    該求めた前記接触箇所の数の和と、接触箇所が検出された前記基準文字領域に割り当てられた文字とに基づいて、予め定める複数の候補文字から1つの文字を選択する選択ステップとを備えることを特徴とする文字入力方法。
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