JP2013197702A - 携帯端末及び着信応答方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの意図に反する着信応答を防止することができる携帯端末及びこの携帯端末における着信応答方法を提供する。
【解決手段】携帯電話10に、画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネル12と、他の通信端末からの着信を受け付ける着信受付部18と、着信受付部18が着信を受け付けた後にタッチパネル12に対向する側の空間の画像を撮影する撮影部20と、撮影部20により撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識部22と、顔認識部22による認識結果に応じて着信受付部18によって受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定部28と、応答可否判定部28が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理部30と、を設ける。この構成により、ユーザの意図に反する着信応答を防止できる。
【選択図】図2
【解決手段】携帯電話10に、画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネル12と、他の通信端末からの着信を受け付ける着信受付部18と、着信受付部18が着信を受け付けた後にタッチパネル12に対向する側の空間の画像を撮影する撮影部20と、撮影部20により撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識部22と、顔認識部22による認識結果に応じて着信受付部18によって受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定部28と、応答可否判定部28が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理部30と、を設ける。この構成により、ユーザの意図に反する着信応答を防止できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、タッチパネルを備える携帯端末及びこの携帯端末における着信応答方法に関する。
従来、タッチパネルを備える携帯端末においては、誤操作防止のため、着信応答時に、例えば着信応答用のアイコンをスライド動作させるなどの所定の操作をユーザが行ったことを検知して着信応答を行っていた。ところが、近年は小型携帯端末が増えており、このような小型携帯端末においては、タッチパネルの画面サイズが小さいため、アイコンをスライド動作させるための領域が狭く、スライド操作を行うことが難しい。そのため、小型携帯端末では、例えば下記特許文献1に記載されるエニーキーアンサー機能をタッチパネルに適用することにより、タッチパネルのどの領域がタッチされても着信応答を行うことができるようにしている。
しかしながら、このような小型携帯端末にエニーキーアンサーなどの方法を適用した場合、かかる小型携帯端末をカバンやポケットの中などに入れているときに着信があると、ユーザがカバンやポケットから小型携帯端末を取り出すときに意図せずにタッチパネルに接触してしまい、このタッチパネルへの接触を契機としてユーザの意図に反する着信応答を行ってしまう場合があった。
そこで、本発明は、ユーザの意図に反する着信応答を防止することができる携帯端末及びこの携帯端末における着信応答方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る携帯端末は、画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネルと、他の通信端末からの着信を受け付ける着信受付手段と、着信受付手段が着信を受け付けた後にタッチパネルに対向する側の空間の画像を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識手段と、顔認識手段による認識結果に応じて着信受付手段によって受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定手段と、応答可否判定手段が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理手段とを備えている。この携帯端末では、応答可否判定手段は、撮影手段により撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であると顔認識手段が認識した場合には、着信応答を行うと判定することを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る着信応答方法は、画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネルを備える携帯端末における着信応答方法であって、他の端末からの着信を受け付ける着信受付ステップと、着信受付ステップにおいて着信を受け付けた後にタッチパネルに対向する側の空間の画像を撮影する撮影ステップと、撮影ステップにおいて撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識ステップと、顔認識ステップにおける認識結果に応じて着信受付ステップにおいて受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定ステップと、応答可否判定ステップにおいて着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理ステップとを備えている。この着信応答方法では、応答可否判定ステップにおいて、撮影ステップで撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であると顔認識ステップで認識した場合には、着信応答を行うと判定することを特徴としている。
この携帯端末又は着信応答方法によれば、他の端末からの着信を受け付けた後、タッチパネルに対向する側の空間の画像を撮影し、撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であるか否かを認識し、認識結果に応じて、受け付けた着信の応答の可否を判定している。そして、着信応答を行うと判定した場合に、着信応答処理を行うが、撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像でない場合には、着信応答を行わない。この場合、ユーザの操作入力が顔をタッチパネルに向けずに行われた意図的でないものであると、着信応答処理を行わないようにすることができる。したがって、本発明によれば、ユーザの意図に反する着信応答を防止することができる。
上記携帯端末において、タッチパネルに着信応答用画像を表示させる表示制御手段と、表示制御手段によって着信応答用画像が表示された領域に対するユーザの操作入力を受け付ける入力受付手段と、をさらに備え、着信応答処理手段は、入力受付手段がユーザの操作入力を受け付けた後であり、かつ、応答可否判定手段が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行うようにしてもよい。この場合、ユーザの操作入力を受け付けた後に着信応答処理が行われるため、ユーザの意図に反する着信応答をより確実に防止することができる。
上記携帯端末において、携帯端末の鉛直又は水平方向に対する傾斜度である端末傾斜度を計測する端末傾斜度計測手段をさらに備え、応答可否判定手段は、撮影手段により撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像であると顔認識手段が認識した場合に、端末傾斜度計測手段が計測した端末傾斜度が第1のしきい値よりも小さいことを条件として、着信応答を行うと判定するようにしてもよい。この場合、撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像である場合に、端末傾斜度が第1のしきい値よりも小さいことを条件として着信応答処理が行われるため、ユーザの顔がタッチパネルを向いた状態でユーザがタッチパネルに操作入力を行った場合でも、その操作入力が意図的でない偶然のものであって端末傾斜度が大きい場合には着信応答が行われない。したがって、ユーザの意図に反する着信応答をより確実に防止することができる。
上記携帯端末において、撮影手段により撮影された画像がタッチパネルを向いた人間の顔の画像である場合に顔の携帯端末に対する傾斜度である顔傾斜度を計算する顔傾斜度計算手段をさらに備え、応答可否判定手段は、端末傾斜度計測手段が計測した端末傾斜度が第1のしきい値よりも大きい場合に、顔傾斜度計算手段が計算した顔傾斜度が第2のしきい値よりも小さいことを条件として、着信応答を行うと判定するようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザが寝転んだ状態で携帯端末を操作しているといったような、端末傾斜度が大きい場合であっても、顔傾斜度が小さい場合には、ユーザが携帯端末に対して意図的に操作入力を行っていることを推察できるので、着信応答が行われる。したがって、ユーザの意図に基づく着信応答を妨げられにくくすることができる。
上記携帯端末において、撮影手段は、タッチパネルへのユーザの操作入力を契機として動作を開始するようにしてもよい。この場合、ユーザの操作入力が行われるまでは撮影手段は動作しないため、携帯端末の消費電力を削減することができる。
上記携帯端末において、撮影手段は、他の通信端末からの着信があったことを契機として動作を開始するようにしてもよい。この場合、他の通信端末からの着信があるまでは撮影手段は動作しないため、携帯端末の消費電力を削減することができる。
本発明によれば、ユーザの意図に反する着信応答を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る携帯電話10は、図1に示されるように、画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネル12と、画像を撮影するためのカメラ32とを含んで構成される。本実施形態では、以下、携帯電話10を例にとって説明するが、本発明の携帯端末は、タッチパネル12を備えた携帯端末であればよく、携帯電話に限らず、例えばタッチパネル型のパーソナルコンピュータなどに本発明を適用してもよい。
図2に示されるように、携帯電話10は、機能的には、タッチパネル12、表示制御部14(表示制御手段)、入力受付部16(入力受付手段)、着信受付部18(着信受付手段)、撮影部20(撮影手段)、顔認識部22(顔認識手段)、端末傾斜度計測部24(端末傾斜度計測手段)、顔傾斜度計算部26(顔傾斜度計算手段)、応答可否判定部28(応答可否判定手段)及び着信応答処理部30(着信応答処理手段)を備えている。
ここで、図3に示されるように、この携帯電話10は、物理的には、CPU10a、RAM10b、ROM10c、入力装置10d、出力装置10e、通信装置10f、記録装置10g及び加速度センサ10hを備えており、これらのハードウェアはバス10jに接続されている。CPU10aは、ROM10cや記録装置10g等の内蔵メモリに格納された所定のコンピュータソフトウェア(図6,10に示す携帯電話10の行う処理を実行するためのコンピュータプログラム等を含む)をRAM10bにロードして実行することにより、携帯電話10を統括的に制御する。
入力装置10dは、タッチパネル12の入力部等からなる入力用デバイスであり、入力されたデータをCPU10aに出力する。出力装置10eは、例えばタッチパネル12の表示部であり、CPU10aから入力された画像情報等を表示する。通信装置10fは、通信網等を介して他の携帯電話との間で通話や通信を行うためのインターフェイスを有する。記録装置10gは、CPU10aの実行可能なコンピュータソフトウェアを格納する。加速度センサ10hは、携帯電話10の鉛直方向に対する傾斜度を計測するセンサであり、計測された傾斜度をCPU10aに出力する。後述する各機能は、CPU10aがROM10cや記録装置10gに格納されたコンピュータソフトウェアを実行し、図3に示す携帯電話10の各構成部を動作させることにより実現される機能である。以下、図2に戻って、携帯電話10の各機能ブロックについて説明する。
タッチパネル12は、LCD等の表示画面とタッチパネル入力部とを含んで構成される。表示画面には、表示制御部14による表示制御により、各種の画像情報が表示される。タッチパネル入力部は、この表示画面の略全面を覆うように配置される。タッチパネル入力部は、表示画面上に配置された際に表示画面に表示される各種情報が視認できる程度の透明度を有しており、入力の検出方式としては、抵抗膜方式、表面弾性波方式や静電容量方式などが適宜、選択され得る。
表示制御部14は、タッチパネル12に画像を表示させる制御を行う部分である。タッチパネル12に表示させる画像としては、具体的には、着信応答用画像(図1参照)やカメラ32で撮影した画像(図8(a)参照)、通話中画像(図9参照)等がある。図1に示すように、着信応答用画像は、例えば着信表示12aと着信応答ボタン12bを含んで構成されている。着信表示12aは、着信があった旨並びに発信元の氏名及び電話番号等の情報を示す表示である。着信応答ボタン12bは、ユーザが着信に応答するために行う操作入力を受け付けるためのアイコンである。
入力受付部16は、タッチパネル12に対する携帯電話10のユーザの操作入力を受け付ける部分である。ユーザの操作入力としては、例えばタッチパネル12へのタッチ操作がある。入力受付部16は、ユーザの操作入力が行われた位置のタッチパネル12における座標を検知し、タッチパネル12に表示されているどのアイコンに対して入力操作が行われたのかを特定する。例えば、タッチパネル12に着信応答用画像が表示されている場合に、ユーザが着信応答用画像中の着信応答ボタン12bに相当する位置に対し操作入力を行った場合には、入力受付部16は、着信応答ボタン12bに対して操作入力があったことを示す情報を、着信応答処理部30に送信する。
着信受付部18は、他の端末からの携帯電話10への着信を受け付ける部分である。着信受付部18は、着信を受け付けると、着信があった旨の情報を入力受付部16及び撮影部20に送信する。
撮影部20は、カメラ32を用いて、タッチパネル12に対向する側の空間の画像を撮影する部分である。この撮影部20は、タッチパネル12へのユーザの操作入力を契機として動作を開始する。撮影部は、撮影した画像の情報を顔認識部22及び顔傾斜度計算部26に送信する。
顔認識部22は、撮影部20により撮影された画像に対して画像認識処理を行い、この画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する。この認識処理は、例えば、撮影された画像から目や鼻、口の位置を検出し、これらの位置に基づいて、撮影された画像が人の顔の画像であるか、また、撮影された画像が人の顔であった場合に、その人の顔はどのような方向を向いているかを計算することにより行うことができる。また、この認識処理には、例えば一般のカメラ等で利用されている、種々の公知の顔認識処理の手法を用いることができる。
端末傾斜度計測部24は、加速度センサ10hを用いて、携帯電話10の鉛直方向に対する傾斜度である端末傾斜度を計測するための部分である。ここで、図4を用いて、端末傾斜度について説明する。ここでは、携帯電話10の形状は略矩形となっており、携帯電話10は側辺10nを有しているものとする。この端末傾斜度は、側辺10nと鉛直線のなす角αで表される。
顔傾斜度計算部26は、撮影部20により撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像である場合に、この顔の携帯電話10に対する傾斜度である顔傾斜度を計算する部分である。この顔傾斜度は、例えば、図5に示すように、画像から鼻と2つの目の位置をそれぞれ抽出し、2つの目の中点と鼻の中心とを通る直線34aを求め、この直線34aと携帯電話10の縦方向の中心線とのなす角βを計算することにより求められる。また、顔傾斜度は、例えば、2つの目を通る直線34bと携帯電話10の横方向の中心線とのなす角を計算することによっても求められる。
応答可否判定部28は、顔認識部22による認識結果、端末傾斜度計測部24が計測した端末傾斜度α、及び顔傾斜度計算部26が計算した顔傾斜度βに基づいて、着信受付部18が受け付けた着信の応答の可否を判定する。この判定処理では、まず、顔認識部22が、撮影部20により撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔であると認識したか否かを判定する。撮影部20により撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔であると認識されなければ、携帯電話10に対する操作入力がユーザの意図的な操作ではなかったと判定して、その後の判定処理を中止する。次に、画像がタッチパネル12を向いた人間の顔である場合に、端末傾斜度計測部24で計測された端末傾斜度αが第1のしきい値である±45°以内であれば、携帯電話10が傾いていないと判定され、携帯電話10に対する操作入力がユーザの意図的な操作であったと判定される。さらに、顔傾斜度計算部26で計算された顔傾斜度βが第2のしきい値である±30°以内であれば、カメラ32に向かった顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いていると判定し、端末に対する操作入力がユーザの意図的な操作であったと判定される。応答可否判定部28は、以上で述べた判定処理によって、携帯電話10に対する操作入力がユーザの意図的な操作であったと判定したときにのみ、着信受付部18が受け付けた着信への応答を行うと判定する。なお、第1及び第2のしきい値の具体的な数値は、それぞれ45°、30°に限られるものではない。また、第1及び第2のしきい値として、全てのユーザに対して同一の固定値を適用するようにしてもよいし、個々のユーザがそれぞれ異なる値を設定できるようにしてもよい。
着信応答処理部30は、応答可否判定部28が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う部分である。ここで、着信応答処理部30は、応答可否判定部28が着信応答を行うと判定したことに加えて、入力受付部16が携帯電話10のユーザの操作入力を受け付けたことを条件として、この条件が満たされたときにのみ着信応答を行う。
続いて、上述した構成を備えた携帯電話10における着信応答方法について、図6を参照して詳細に説明する。
まず、他の端末からの着信があるか否かが、着信受付部18により判定される(ステップS11:着信受付ステップ)。着信がない場合は、一定の時間をおいて再びステップS11に戻り、再度、着信の有無が判定される。
一方、ステップS11において着信があった場合、図1に示すように、タッチパネル12に着信表示12a及び着信応答ボタン12bが表示される。そして、ユーザが着信応答ボタン12bに触れているか否かが判定される(ステップS12)。ユーザが着信応答ボタン12bに触れていなければ、一定の時間をおいて再びステップS12に戻り、ユーザが着信応答ボタン12bに触れているか否かが判定される。
一方、図7に示すように、ステップS12においてユーザが指で着信応答ボタン12bに触れていた場合は、カメラ32が起動され、タッチパネル12に対向する側の空間の画像の撮影がカメラ32により行われる(ステップS13:撮影ステップ)。このとき、図8(a)のように、カメラ32が撮影した画像34をタッチパネル12に表示してユーザにカメラ32が起動したことを意識させてもよいし、図8(b)のように、タッチパネル12に着信表示12aを表示させたまま、カメラ32が撮影した画像34を表示させず、ユーザにカメラ32が起動したことを意識させないようにしてもよい。
そして、カメラ32により撮影された画像が顔認識部22によって認識され、タッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かが判定される(ステップS14:顔認識ステップ)。撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像でない場合には、カメラ32が停止され(ステップS15)、その後、ステップS12に戻る。一方、撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像である場合には、携帯電話10が傾いていない状態であるか否かが、端末傾斜度計測部24によって計測された端末傾斜度αに基づいて、応答可否判定部28により判定される(ステップS16:応答可否判定ステップ)。
携帯電話10が傾いていない状態であれば、応答可否判定部28により着信応答を行ってよいと判定され、この判定結果を受けて、着信応答処理部30により着信応答処理が行われる(ステップS17:着信応答処理ステップ)。すなわち、タッチパネル12の着信応答ボタン12bへのユーザの操作が許可される。着信応答処理が行われると、携帯電話10は通話中状態に移行する。この通話中状態においては、図9に示すように、タッチパネル12に通話中表示12cが表示される。なお、ステップS14からステップS17までの処理は、1秒程度の間に完了することが望ましい。
一方、ステップS16において、携帯電話10が傾いている状態であれば、カメラ32によって撮影された画像に写った顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いているか否かが、顔傾斜度計算部26により計算された顔傾斜度βに基づいて、応答可否判定部28により判定される(ステップS18)。顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いていれば、着信応答処理部30により着信応答処理が行われる(ステップS17)。一方、顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いていなければ、着信応答を行わないことが応答可否判定部28により判定され、この判定結果を受けて、着信応答を行うことが許可されず、再びステップS14に戻る。
このように、本実施形態によれば、他の端末からの着信を受け付けた後、タッチパネル12に対向する側の空間の画像を撮影し、撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かを認識し、認識結果に応じて、受け付けた着信の応答の可否を判定している。そして、着信応答を行うと判定した場合に、着信応答処理を行うが、撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像でない場合には、着信応答を行わない。このため、ユーザの操作入力が顔をタッチパネル12に向けずに行われた意図的でないものであると、着信応答処理を行わない。したがって、本実施形態によれば、ユーザの意図に反する着信応答が防止される。
また、本実施形態によれば、ユーザの操作入力を受け付けた後に着信応答処理が行われるため、ユーザの意図に反する着信応答がより確実に防止される。
さらに、本実施形態によれば、撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像である場合に、端末傾斜度αが第1のしきい値以内であることを条件として着信応答処理が行われるため、ユーザの顔がタッチパネル12を向いた状態でユーザがタッチパネル12に操作入力を行った場合でも、その操作入力が意図的でない偶然のものであって端末傾斜度αが大きい場合には着信応答が行われない。したがって、ユーザの意図に反する着信応答がより確実に防止される。
また、本実施形態によれば、端末傾斜度αが第1のしきい値よりも大きい場合にも、顔傾斜度βが第2のしきい値以内であることを条件として、着信応答を行うと判定されるため、例えば、ユーザが寝転んだ状態で携帯電話10を操作しているといったような、端末傾斜度αが大きい場合であっても、顔傾斜度βが小さい場合には、ユーザが携帯電話10に対して意図的に操作入力を行っていることを推察できるので、着信応答が行われる。したがって、ユーザの意図に基づく着信応答が妨げられにくくなる。
さらに、撮影部20は、タッチパネル12へのユーザの操作入力を契機として動作を開始するので、ユーザの操作入力が行われるまでは撮影部20は動作しないため、携帯電話10の消費電力が削減される。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について説明する。この変形例に係る携帯電話10の構成は、上記の実施形態で説明したものと同様であるが、その動作が一部、上記の実施形態のものと異なっている。以下、変形例に係る携帯電話10の動作について、図10を参照しながら説明する。
次に、本実施形態の変形例について説明する。この変形例に係る携帯電話10の構成は、上記の実施形態で説明したものと同様であるが、その動作が一部、上記の実施形態のものと異なっている。以下、変形例に係る携帯電話10の動作について、図10を参照しながら説明する。
まず、上記実施形態のステップS11〜S13(図6参照)と同様に、他の端末から着信があるかが判定され(ステップS21:着信受付ステップ)、着信があった場合にユーザが着信応答ボタン12bに触れているかが判定され(ステップS22)、ユーザが着信応答ボタン12bに触れていた場合にカメラが起動され、タッチパネル12に対向する側の空間の画像の撮影がカメラ32により行われる(ステップS23:撮影ステップ)。
次に、カメラ32によって撮影された顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いているか否かが、顔傾斜度計算部26により計算された顔傾斜度βに基づいて、応答可否判定部28により判定される(ステップS24)。顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いていれば、着信応答を行ってよいと応答可否判定部28により判定され、この判定結果を受けて、着信応答処理部30により着信応答が行われる(ステップS25:着信応答処理ステップ)。
一方、ステップS24において、顔がタッチパネル12に対してまっすぐ向いていなければ、カメラ32によって撮影された画像が顔認識部22によって認識され、この画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であるか否かが判定される(ステップS26:顔認識ステップ)。この画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像でない場合は、カメラ32が停止され(ステップS27)、その後、ステップS22に戻る。
一方、ステップS26において、カメラ32によって撮影された画像がタッチパネル12を向いた人間の顔の画像であると判定された場合は、携帯電話10が傾いていない状態であるか否かが、端末傾斜度計測部24によって計測された端末傾斜度αに基づいて、応答可否判定部28により判定される(ステップS28:応答可否判定ステップ)。携帯電話10が傾いていない状態であれば、着信応答を行ってよいと応答可否判定部28により判定され、この判定結果を受けて、着信応答処理部30により着信応答が行われる(ステップS25)。一方、携帯電話10が傾いている状態であれば、着信応答を行わないと応答可否判定部28により判定され、この判定結果を受けて、着信応答を行うことが許可されず(ステップS29)、再びステップS24に戻る。
このような動作を行う、変形例に係る携帯電話10によっても、上記の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、携帯電話10の端末傾斜度を計測するために加速度センサ10hを使用したが、加速度センサ10hに代えてジャイロセンサを使用してもよい。
また、図1に示した着信応答用画像では、右利きの人に合わせて着信応答ボタン12bをタッチパネル12の右下側に表示しているが、これに代えて、図11(a)に示すように、左利きの人に合わせて着信応答ボタン12bをタッチパネル12の左下側に表示してもよい。さらに、特定の領域に着信応答ボタン12bを表示するのではなく、図11(b)に示すように、タッチパネル12のどの領域にユーザがタッチ操作を行った場合にもユーザの操作入力が行われたものとして取り扱うエニーキーアンサー方式を採用してもよい。
さらに、上記の実施形態においては、撮影部20がタッチパネル12へのユーザの操作入力を契機として動作を開始するものとして説明を行ったが、撮影部20が、他の通信端末からの着信があったことを着信受付部18が受け付けたことを契機として動作を開始するものとしてもよい。この場合には、携帯電話10は、図6のステップS13〜S16,S18の処理または図10のステップS23,S24,S26〜S28の処理を実行しながら、その間に入力受付部16が、ユーザがタッチパネル12の着信応答ボタン12bに対して操作入力を行ったかどうかの判定を行う。そして、入力受付部16がユーザの操作入力を受け付けた後であり、かつ、応答可否判定部28が着信応答を行うと判定した場合に、着信応答処理部30が着信応答処理を行う。このような場合にも、上記の実施形態と同様の作用・効果が得られ、また、他の通信端末からの着信があるまでは撮影部20は動作しないため、携帯電話10の消費電力を削減することができる。
なお、携帯電話10にイヤホンが接続されている場合には、ユーザはイヤホンを用いて例えば音楽を聴いている等の状態にあり、したがって、ユーザは携帯電話10を使用している状態にあると考えられる。このため、携帯電話10にイヤホンが接続されている場合には上記のユーザの顔の向きや端末傾斜度に基づく判定処理を省略して、ユーザによる操作入力があった場合には必ず着信応答を行うこととし、携帯電話10にイヤホンが接続されていない場合にのみ上記の判定処理を行うようにしてもよい。
また、端末傾斜度計測部24は、携帯電話10の側辺10nと鉛直線のなす角αを計測して端末傾斜度とするものとしたが、これに代えて、携帯電話10の底辺と水平面のなす角を計測して、携帯電話10の水平方向に対する傾斜度を計測して端末傾斜度とするものとしてもよい。
10…携帯電話、12…タッチパネル、14…表示制御部、16…入力受付部、18…着信受付部、20…撮影部、22…顔認識部、24…端末傾斜度計測部、26…顔傾斜度計算部、28…応答可否判定部、30…着信応答処理部、32…カメラ。
Claims (7)
- 画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネルと、
他の通信端末からの着信を受け付ける着信受付手段と、
前記着信受付手段が着信を受け付けた後に前記タッチパネルに対向する側の空間の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識手段と、
前記顔認識手段による認識結果に応じて前記着信受付手段によって受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定手段と、
前記応答可否判定手段が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理手段と、を備え、
前記応答可否判定手段は、前記撮影手段により撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像であると前記顔認識手段が認識した場合には、着信応答を行うと判定することを特徴とする携帯端末。 - 前記タッチパネルに着信応答用画像を表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって前記着信応答用画像が表示された領域に対する前記ユーザの操作入力を受け付ける入力受付手段と、をさらに備え、
前記着信応答処理手段は、前記入力受付手段が前記ユーザの操作入力を受け付けた後であり、かつ、前記応答可否判定手段が着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。 - 前記携帯端末の鉛直又は水平方向に対する傾斜度である端末傾斜度を計測する端末傾斜度計測手段をさらに備え、
前記応答可否判定手段は、前記撮影手段により撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像であると前記顔認識手段が認識した場合に、前記端末傾斜度計測手段が計測した前記端末傾斜度が第1のしきい値よりも小さいことを条件として、着信応答を行うと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。 - 前記撮影手段により撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像である場合に前記顔の前記携帯端末に対する傾斜度である顔傾斜度を計算する顔傾斜度計算手段をさらに備え、
前記応答可否判定手段は、前記端末傾斜度計測手段が計測した前記端末傾斜度が前記第1のしきい値よりも大きい場合に、前記顔傾斜度計算手段が計算した前記顔傾斜度が第2のしきい値よりも小さいことを条件として、着信応答を行うと判定することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。 - 前記撮影手段は、前記タッチパネルへの前記ユーザの操作入力を契機として動作を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記撮影手段は、他の通信端末からの着信があったことを契機として動作を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 画像を表示すると共にユーザによる操作入力を受け付けるタッチパネルを備える携帯端末における着信応答方法であって、
他の端末からの着信を受け付ける着信受付ステップと、
前記着信受付ステップにおいて着信を受け付けた後に前記タッチパネルに対向する側の空間の画像を撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップにおいて撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像であるか否かを認識する顔認識ステップと、
前記顔認識ステップにおける認識結果に応じて前記着信受付ステップにおいて受け付けた着信の応答の可否を判定する応答可否判定ステップと、
前記応答可否判定ステップにおいて着信応答を行うと判定した場合に着信応答処理を行う着信応答処理ステップと、を備え、
前記応答可否判定ステップでは、前記撮影ステップにおいて撮影された前記画像が前記タッチパネルを向いた人間の顔の画像であると前記顔認識ステップにおいて認識した場合には、着信応答を行うと判定することを特徴とする着信応答方法。
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JP2008244690A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Nec Saitama Ltd | 情報処理端末、情報処理端末の制御方法、およびプログラム |
JP2011205475A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Kyocera Corp | 携帯電子機器 |
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- 2012-03-16 JP JP2012060613A patent/JP2013197702A/ja active Pending
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