JP2013196840A - バッテリパックの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリパックの小型化及び高い冷却効率を実現する。
【解決手段】バッテリパック(10)のジャンクションボックス(160)内には、バッテリマイナス端子(220)、第1リレー(410)、第2リレー(420)、制限抵抗(500)、バッテリプラス端子(210)、第3リレー(430)、バッテリ制御ユニットプラス端子(310)及びバッテリ制御ユニットマイナス端子(320)の順で各部材が配置されている。バッテリマイナス端子と第1リレーとの間、第1リレーとバッテリ制御ユニットマイナス端子との間、第2リレーと第3リレーとバッテリ制御ユニットプラス端子との間、第2リレーと制限抵抗との間、制限抵抗とバッテリプラス端子と第3リレーとの間は、部分的に冷却通路(130)に露出されたバスバ(610,620,630,640,650)により電気的に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両に搭載されるバッテリパックの冷却構造の技術分野に関する。
この種のバッテリパックは、例えば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等に、駆動用の電力を蓄える手段として搭載される。バッテリパックは、例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池に加え、システムメインリレーや制御ユニット等を備えて構成される。
バッテリパックは、その動作時に発熱し高温となる場合があるため、冷却ファン等を用いて冷却される。例えば特許文献1では、単一のファンによって、バッテリモジュール、DC/DCコンバータ、システムメインリレーを冷却するという技術が開示されている。また特許文献2では、バッテリ冷却用ファンによってバッテリモジュール間に冷却風を供給し、DC/DCコンバータ用ファンによってバッテリモジュール間のジャンクションボックスを冷却するという技術が開示されている。
特開2004−306726号公報 特開2006−024510号公報
バッテリパックは、搭載される車両の空間を有効に利用するためにも小型であることが好ましい。しかしながら、上述した冷却ファン等を用いた冷却構造は、バッテリパックの体格を大きくする原因となってしまうおそれがある。具体的には、例えば冷却ファンや冷却風を供給する通路を配置する容積を確保することが求められるため、バッテリモジュールに付属する各部材を効率よく実装できなければ、その分だけバッテリパックが大型化してしまうという技術的問題点が生ずる。
また、バッテリパックには、小型化を実現しつつ十分な冷却効率を実現することも求められる。特に、バッテリモジュールだけでなく、バッテリパックに含まれるジャンクションボックス等についても、効率的に冷却可能であることが好ましい。しかしながら、上記先行技術文献においては、ジャンクションボックス内の冷却効率については何ら議論されていない。即ち、上記先行技術文献を含む従来の技術は、バッテリパックにおいて十分な冷却効率を実現できないおそれがあるという技術的問題点を有している。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、バッテリパックの小型化及び高い冷却効率を実現することが可能なバッテリパックの冷却構造を提供することを課題とする。
本発明のバッテリパックの冷却構造は上記課題を解決するために、一対のバッテリモジュールと、前記一対のバッテリモジュール間に配置された冷却通路と、前記冷却通路上に設けられたジャンクションボックスとを備えるバッテリパックの冷却構造であって、前記ジャンクションボックス内には、前記冷却通路の長手方向に、バッテリマイナス端子、第1リレー、第2リレー、制限抵抗、バッテリプラス端子、第3リレー、バッテリ制御ユニットプラス端子及びバッテリ制御ユニットマイナス端子の順で各部材が配置されており、前記バッテリマイナス端子と前記第1リレーとの間、前記第1リレーと前記バッテリ制御ユニットマイナス端子との間、前記第2リレーと前記第3リレーと前記バッテリ制御ユニットプラス端子との間、前記第2リレーと前記制限抵抗との間、前記制限抵抗と前記バッテリプラス端子と前記第3リレーとの間は、それぞれ単一のバスバにより電気的に接続されており、前記バスバは、少なくとも部分的に前記冷却通路に露出されている。
本発明に係るバッテリパックは、例えば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等に、駆動用の電力を蓄える手段として搭載されるものであり、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池を含む一対のバッテリモジュールを備えている。なお、ここでの「一対の」とは、バッテリモジュールを少なくとも2つ備える態様を意味しており、バッテリパックは3つ以上のバッテリモジュールを備えていても構わない。
本発明に係るバッテリパックは、例えばPCU(Power Control Unit)として構成されるバッテリ制御ユニットによって、その動作が制御される。バッテリ制御ユニットは、例えばバッテリモジュールから取り出した直流電力を交流電力に変換して出力する。また、モータジェネレータ等から供給された交流電力を直流電力に変換してバッテリモジュールに供給する。即ち、バッテリ制御ユニットは、バッテリモジュールと外部の他の部材との相互間の電力の入出力を制御可能に構成された電力制御ユニットとして構成される。
また本発明に係るバッテリパックには、一対のバッテリモジュール間に、バッテリパックを冷却するための冷却通路が配置されている。冷却通路は、例えば冷却ファンから供給される冷却風を供給するための通路として構成されており、一対のバッテリモジュール間の間隙に沿うように配置されている。バッテリパックの動作時には、この冷却通路を介してバッテリモジュールに冷却風が供給され、バッテリモジュールの温度を適温に保つことができる。
本発明では特に、上述した冷却通路上には、バッテリパックに含まれる各部材の電気的接続を実現するためのジャンクションボックスが配置される。なお、ここでの「冷却通路上」とは、単に上方を意味するだけではなく、ジャンクションボックスが冷却通路に接するように(より具体的には、後述するバスバの冷却通路への露出を実現できるように近接して)配置された状態を包含する広い概念である。バッテリモジュール間にジャンクションボックスを配置することで、バッテリパックにおける各部材の電気的な接続をコンパクト化できる。よって、バッテリパック全体で見た場合にも小型化を実現することができる。
ジャンクションボックス内には、冷却通路の長手方向に、バッテリマイナス端子、第1リレー、第2リレー、制限抵抗、バッテリプラス端子、第3リレー、バッテリ制御ユニットプラス端子及びバッテリ制御ユニットマイナス端子の順で各部材が配置されている。なお、ここでの「バッテリプラス端子」及び「バッテリマイナス端子」は、バッテリモジュールの入出力端子である。また、「バッテリ制御ユニットプラス端子」及び「バッテリ制御ユニットマイナス端子」は、上述したバッテリ制御ユニットの入出力端子である。「第1リレー」、「第2リレー」及び「第3リレー」は、例えばシステムメインリレーとして構成される素子であり、ジャンクションボックスにおける各部材の電気的な接続を制御信号に応じて切り替え可能とされている。
ちなみに、ジャンクションボックス内の各部材のうち、バッテリ制御ユニットプラス端子及びバッテリ制御ユニットマイナス端子は、他の部材とは異なり冷却通路の長手方向に交わる方向に互いに並列して配置される。このため、バッテリ制御ユニットプラス端子及びバッテリ制御ユニットマイナス端子の冷却通路の長手方向で見た場合の位置は互いに概ね同じであり、他の部材のように互いの配置順は特に限定されない。
上述したジャンクションボックス内に配置された各部材は、バスバによって電気的に接続されている。具体的には、バッテリマイナス端子と第1リレーとの間、第1リレーとバッテリ制御ユニットマイナス端子との間、第2リレーと第3リレーとバッテリ制御ユニットプラス端子との間、第2リレーと制限抵抗との間、制限抵抗とバッテリプラス端子と第3リレーとの間が、それぞれ単一のバスバにより電気的に接続されている。
そして本発明では特に、ジャンクションボックス内の各部材を接続するバスバは、少なくとも部分的に冷却通路に露出されている。このため、バスバは少なくとも部分的に冷却通路によって供給される冷媒に曝される状態となり、結果としてジャンクションボックス内の各部材を効率的に冷却することが可能となる。即ち、バッテリモジュールだけでなく、ジャンクションボックスについても効果的な冷却を行える。よって、例えばジャンクションボックス内の第1リレー、第2リレー及び第3リレーの温度が上昇し劣化が進行してしまうことを好適に抑制できる。
なお、バスバは比較的表面積が大きいため、通常の配線と比べて高い冷却効果を得ることができる。バスバは、冷却効果を高めるためにも、熱伝導率の高い材料(例えば、アルミや銅等)を含んで構成されることが好ましい。なお、バスバの露出部分が多いほど冷却効果を高めることができるが、一部のバスバが露出されるだけであっても相応に冷却効果を高めることができる。また、露出部分が少ない場合であっても、高温となり易い部分を優先的に露出させるようにすれば、効率的に冷却効果を高めることができる。
本発明では更に、ジャンクションボックス内の各部材を冷却するために、専用の冷却通路を設けずに済む。即ち、上述したようにジャンクションボックスがバッテリモジュールに冷却風を供給する冷却通路上に配置されるため、バスバを冷却通路上に露出させるだけで、ジャンクションボックスの冷却効果を高めることができる。よって、バッテリパックの大型化を防止しつつ、冷却効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明に係るバッテリパックの冷却構造によれば、バッテリパックにおける電気的な接続が冷却通路上に配置されたジャンクションボックスによって実現されると共に、ジャンクションボックス内の部材を電気的に接続するバスバが冷却通路に露出されている。従って、バッテリパックの小型化及び高い冷却効率を実現することが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
バッテリパックの全体構成を示す上面図である。 ジャンクションボックス内のレイアウトを示す上面図である。 図2のA−A’線断面図である。 図2のB−B’線断面図である。 バスバの接続構成を示す平面図である。 第1の変形例に係るジャンクションボックスの側面図(その1)である。 第1の変形例に係るジャンクションボックスの側面図(その2)である。 第2の変形例に係るジャンクションボックスの下面図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態に係るバッテリパックの全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、バッテリパックの全体構成を示す上面図である。
図1において、本実施形態に係るバッテリパック10は、例えばニッケル水素バッテリやリチウムイオンバッテリ等の各種バッテリ等として構成されており、本発明の「一対のバッテリモジュール」の一例である第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120を備えている。バッテリパック10は、例えばハイブリッド車両等に搭載される充電可能な蓄電手段であり、その動作時には図示せぬPCU等の制御ユニットによって制御される。
より具体的には、バッテリパック10は、然るべき発電手段により生成される電力又は外部電源から供給される電力を所定の充電経路を介して蓄積する(即ち、蓄電する)ことが可能に構成され、車両における各種の用途(例えばエアコン、照明装置、パワーステアリング等の電装補機類の駆動、例えばABS(Antilock Braking System)、VSC(Vehicle Stability Control)又はPCS(Pre Crush Safety system)等の各種挙動制御装置の駆動、例えばセルモータの駆動、或いは例えば動力源としてのモータの駆動等)に応じた電力の供給源として機能する手段である。
例えば、バッテリパック10は、主として車両の補機類を駆動する所謂車載用バッテリ(例えば、12V)であってもよいし、車両がハイブリッド車両であれば、大出力モータを駆動する例えば出力数百Vの所謂ハイブリッドバッテリであってもよく、その適用範囲は何ら限定されない。
バッテリパック10は、その温度によって大なり小なり出力特性(例えば、電圧や電流の立ち上がり特性や最大値、或いは放電特性等)が変化することが知られており、少なくとも実践上不足無い電力供給が可能となる温度範囲として定められる動作適温範囲が、例えばバッテリパック10の物理的構成、機械的構成、電気的構成又は化学的構成等に応じて適宜に定まり得る。従って、バッテリパック10から少なくとも実践上不足ない電力供給を受けるためには、望ましくはバッテリパック10の温度が係る動作適温範囲内にある必要があり(但し、好適には、この種の動作適温範囲外にある場合であっても幾らかなりの電力供給は可能である)、バッテリパック10の温度が動作適温範囲以上であれば、迅速に動作適温範囲に相当する温度まで冷却する必要が生じ得る。
このため、本実施形態に係るバッテリパック10には、動作時の温度を適切な範囲に保つための冷却構造が設けられる。具体的には、第1バッテリモジュール110と第2バッテリモジュール120との間に、冷却風を供給するための吸気ダクト130が配置される。吸気ダクト130は、第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120間の間隙に沿うように設けられている。吸気ダクト130は、本発明の「冷却通路」の一例であり、インターロックユニット140によってロックされた状態で配置されている。
吸気ダクト130には、ブロア150によって圧縮された空気が供給される。吸気ダクト130に供給された空気は、図中の矢印が示す方向へと流れる。即ち、冷却風は、ブロア150から吸気ダクトを介して第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120側にそれぞれ供給され、その後、第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120側の他面側から外部へと放出される。
以上のように、本発明に係るバッテリパック10の冷却構造によれば、吸気ダクト130を介して供給される冷却風によって、第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120を好適に冷却することが可能である。なお、冷却風を供給する手段としては、上述したブロア150以外にも、例えば通常の冷却ファンなど様々な手段を用いることができる。また、冷却風に代えて、空気以外の冷媒が供給されるように構成されてもよい。
ここで、本実施形態に係るバッテリパック10は特に、上述した吸気ダクト130上に、第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120の電気的な接続を実現するためのジャンクションボックス160が設けられている。
以下では、ジャンクションボックス160内の各部材のレイアウトについて、図2を参照して説明する。ここに図2は、ジャンクションボックス内のレイアウトを示す上面図である。
図2において、本実施形態に係るジャンクションボックス160内には、バッテリプラス端子210、バッテリマイナス端子220、PCUプラス端子310、PCUマイナス端子320、SMR(システムメインリレー)−G410、SMR−P420、SMR−B430、及び制限抵抗500が配置されている。
バッテリプラス端子210及びバッテリマイナス端子220は、第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120の入出力端子として構成されている。また、PCUプラス端子310及びPCUマイナス端子320は、本発明の「バッテリ制御ユニットプラス端子」及び「バッテリ制御ユニットマイナス端子」の一例であり、バッテリパック10の動作を制御するPCUの入出力端子として構成されている。
SMR−G410、SMR−P420及びSMR−B430は、それぞれ制御信号に応じて電気的な接続及び遮断が可能な機構である。なお、SMR−G410は本発明の「第1リレー」の一例であり、SMR−P420は本発明の「第2リレー」の一例であり、SMR−B430は本発明の「第3リレー」の一例である。
制限抵抗500は、上述したSMR−P420及びSMR−B430間に流れる電流を制限するための抵抗素子である。
次に、上述したジャンクションボックス内に配置される各部材の接続構成について、図3から図5を参照して説明する。ここに図3は、図2のA−A’線断面図であり、図4は、図2のB−B’線断面図である。また図5は、バスバの接続構成を示す平面図である。なお、図5では、説明の便宜上、ジャンクションボックス内に配置される各部材を透過的に図示している。
図3及び図5において、バッテリマイナス端子220とSMR−G410とは、バスバ610によって電気的に接続されている。SMR−G410とPCUマイナス端子320とは、バスバ620によって電気的に接続されている。
図4及び図5において、SMR−P420とSMR−B430とPCUプラス端子310とは、バスバ630によって電気的に接続されている。SMR−P420と制限抵抗500とは、バスバ640によって電気的に接続されている。制限抵抗500とSMR−B430とは、バスバ650によって電気的に接続されている。
ここで特に、バスバ610における領域R1に配置される部分、及びバスバ630における領域R2に配置される部分は、ジャンクションボックス160内から、吸気ダクト130に露出するように構成されている。このため、バスバ610及びバスバ630は、少なくとも部分的に吸気ダクト130を流れる冷却風に曝される状態となり、冷却効果が高められる。
ジャンクションボックス160内に配置されたSMR−G410、SMR−P420及びSMR−B430は、例えばその動作時に発熱し高温となることで、劣化が進行してしまうおそれがある。これに対し、本実施形態に係るバスバを部分的に吸気ダクト130に露出させる構成によれば、バスバ610における領域R1に配置される部分、及びバスバ630における領域R2に配置される部分が効率的に冷却される。このため、バスバを介してジャンクションボックス160内の各部材を効果的に冷却することができ、上述したような発熱による不具合を抑制することができる。
また、バスバは通常の配線と比べて表面積が大きいため、より高い冷却効果を得ることができる。バスバは、冷却効果を高めるためにも、ジャンクションボックス160の筐体よりも熱伝導率の高い材料(例えば、アルミや銅等)を含んで構成されることが好ましい。なお、バスバの露出部分が多いほど冷却効果を高めることができるが、一部のバスバが露出されるだけであっても相応に冷却効果を高めることができる。また、露出部分が少ない場合であっても、高温となり易い部分を優先的に露出させるようにすれば、効率的に冷却効果を高めることができる。
なお、吸気ダクト130では、風上側(即ち、図3及び図4の左側)の方が風下側(即ち、図3及び図4の右側)よりも流速が大きい。よって、風上側で露出されているバスバの方が、風下側で露出されているバスバよりも冷却効果が高くなり、複数箇所でバスバが露出される場合には、露出箇所によって冷却性能に差が生じる。このため、バスバの冷却性能のばらつきを抑制したい場合には、風上側の露出面積を風下側よりも小さくすればよい。
上述した本実施形態に係る構成では更に、ジャンクションボックス160内の部材を冷却するために、専用の冷却通路を設けずに済む。即ち、上述したようにジャンクションボックス160が第1バッテリモジュール110及び第2バッテリモジュール120に冷却風を供給する吸気ダクト130上に配置されるため、バスバを吸気ダクト130上に露出させるだけで、ジャンクションボックス160の冷却効果を高めることができる。よって、バッテリパック10の大型化を防止しつつ冷却効果を高めることができる。
次に、上述した本実施形態に係るバッテリパックの変形例について、図6から図8を参照して説明する。ここに図6は、第1の変形例に係るジャンクションボックスの側面図(その1)であり、図7は、第1の変形例に係るジャンクションボックスの側面図(その2)である。また図8は、第2の変形例に係るジャンクションボックスの下面図である。
図6及び図7において、第1の変形例に係るバッテリパック10では、ジャンクションボックス160の下面側に、仕切り700が設けられている。仕切り700は、バスバ610における露出部分とバスバ630における露出部分とを仕切るように配置されている。
ここで、例えば吸気ダクト130に埃等の異物が混入した場合、吸気ダクト130に露出されたバスバに異物が付着することで、電気的に接続されるべきでないバスバ同士が短絡し発火するおそれがある。即ち本実施形態では、バスバを吸気ダクト130に露出させるが故に、露出部分の短絡という新たな不都合が生じ得る。
これに対し第1の変形例では、上述したように、仕切り700によってバスバ610における露出部分とバスバ630における露出部分とが仕切られている。このため、吸気ダクト130に異物が混入したとしても、露出されたバスバ同士が短絡してしまうことがない。従って、露出されたバスバ同士の短絡による発火等の不都合を好適に回避することができる。
図8において、第2の変形例に係るバッテリバック10では、ジャンクションボックス160の下面側に、上述した仕切り700に加え、ボルテックスジェネレータ810及び820が設けられている。ボルテックスジェネレータ810は、バスバ610における露出部分及びその周辺に設けられている。また、ボルテックスジェネレータ820は、バスバ630における露出部分及びその周辺に設けられている。
ボルテックスジェネレータ810及び820によれば、バスバ610における露出部分及びバスバ630における露出部分の周辺に乱流を作り出すことができる。言い換えれば、部分的に冷却風の流速を速くすることができる。よって、露出されたバスバ周辺の流速が遅い場合であっても、高い冷却効率を実現する思ができる。
以上説明したように、本実施形態に係るバッテリパックの冷却構造によれば、バッテリパック10における電気的な接続が吸気ダクト130上に配置されたジャンクションボックス160によって実現されると共に、ジャンクションボックス160内の部材を電気的に接続するバスバが吸気ダクト130に露出されている。従って、バッテリパック10の小型化及び高い冷却効率を実現することが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うバッテリパックの冷却構造もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10…バッテリパック、110…第1バッテリモジュール、120…第2バッテリモジュール、130…吸気ダクト、140…インターロックユニット、150…ブロア、160…ジャンクションボックス、210…バッテリプラス端子、220…バッテリマイナス端子、310…PCUプラス端子、320…PCUマイナス端子、410…SMR−G、420…SMR−P、430…SMR−B、500…制限抵抗、610,620,630,640,650…バスバ、700…仕切り、810,820…ボルテックスジェネレータ。

Claims (1)

  1. 一対のバッテリモジュールと、
    前記一対のバッテリモジュール間に配置された冷却通路と、
    前記冷却通路上に設けられたジャンクションボックスと
    を備えるバッテリパックの冷却構造であって、
    前記ジャンクションボックス内には、前記冷却通路の長手方向に、バッテリマイナス端子、第1リレー、第2リレー、制限抵抗、バッテリプラス端子、第3リレー、バッテリ制御ユニットプラス端子及びバッテリ制御ユニットマイナス端子の順で各部材が配置されており、
    前記バッテリマイナス端子と前記第1リレーとの間、前記第1リレーと前記バッテリ制御ユニットマイナス端子との間、前記第2リレーと前記第3リレーと前記バッテリ制御ユニットプラス端子との間、前記第2リレーと前記制限抵抗との間、前記制限抵抗と前記バッテリプラス端子と前記第3リレーとの間は、それぞれ単一のバスバにより電気的に接続されており、
    前記バスバは、少なくとも部分的に前記冷却通路に露出されている
    ことを特徴とするバッテリパックの冷却構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015149212A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 富士重工業株式会社 車載用バッテリー
JP2018098058A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社デンソー 電池パック
KR101873263B1 (ko) * 2017-11-06 2018-08-02 엔디티엔지니어링(주) 배터리 냉각장치를 구비하는 가로등

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