JP2013196344A - プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013196344A
JP2013196344A JP2012062474A JP2012062474A JP2013196344A JP 2013196344 A JP2013196344 A JP 2013196344A JP 2012062474 A JP2012062474 A JP 2012062474A JP 2012062474 A JP2012062474 A JP 2012062474A JP 2013196344 A JP2013196344 A JP 2013196344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
license plate
coordinates
control unit
cpu
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012062474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5924054B2 (ja
Inventor
Takako Kawanami
貴子 川並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012062474A priority Critical patent/JP5924054B2/ja
Publication of JP2013196344A publication Critical patent/JP2013196344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924054B2 publication Critical patent/JP5924054B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】装置設置時に設置者が車線数を設定する手間を省略することが可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】情報処理装置1にはカメラ2が接続されている。カメラ2を通じて情報処理装置1は画像を取り込む。情報処理装置1は、取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで取得する。情報処理装置1は、取得した複数の座標に基づき、各ナンバープレートの切片値を算出する。情報処理装置1は、算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する。情報処理装置1はその他、車両の移動方向を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置を用いたプログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
従来、ミリ波レーダまたはカメラ等により車両認識を行う交通監視装置が数々提案されている(例えば、特許文献1から3参照)。これらは道路にミリ波レーダまたはカメラを設置し、車両またはナンバープレート等の認識を行う。
特開2007−257536号公報 特開2004−258991号公報 特開2002−318533号公報
しかしながら、道路には1車線またはそれ以上の車線が混在しており、交通監視装置を現場にて設置する際に、設置者がわざわざ車線数を設定しなければならないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、装置設置時に設置者が車線数を設定する手間を省略することが可能なプログラム等を提供することにある。
本願に開示するプログラムは、制御部を有するコンピュータに、取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における複数の座標を、複数種のナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得し、取得した前記複数の座標に基づき前記制御部により各ナンバープレートの切片値を算出し、前記制御部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する処理を実行させる。
本願の一観点によれば、装置設置時に設置者が車線数を設定する手間を省略することが可能となる。
計測システムの概要を示す説明図である。 情報処理装置のハードウェア群を示すブロック図である。 取り込み画像のイメージを示す説明図である。 履歴ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 山の数により車線数を判断する例を示すグラフである。 記憶処理の手順を示すフローチャートである。 車線数決定処理の手順を示すフローチャートである。 移動方向を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。 移動方向を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る履歴ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 領域変更処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る移動方向算出処理の手順を示すフローチャートである。 上述した形態の情報処理装置の動作を示す機能ブロック図である。 実施の形態5に係る情報処理装置のハードウェア群を示すブロック図である。
実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は計測システムの概要を示す説明図である。計測システムはインターネット、LAN(Local Area Network)及び公衆電話網等の通信網Nを介して相互に接続される情報処理装置1、撮像装置2及び監視装置3等を含む。情報処理装置1は例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)または専用の制御装置であり道路を跨ぐ高架上または道路脇等に設置される。撮像装置2はビデオカメラであり撮像した画像を隣接して配置される情報処理装置1へ出力する。なお、撮像装置2(以下、カメラ2という)と情報処理装置1とを一体化しても良い。またカメラ2を、道路を跨ぐ高架上に設置し、情報処理装置1を道路脇に設置しても良い。
監視装置3は例えばサーバコンピュータまたはパーソナルコンピュータであり情報処理装置1が認識した車両のナンバープレート番号を記憶する。車線は図1に示すように1車線または2車線以上のものが混在する。本実施形態では説明を容易にするために1車線と2車線との2種類が存在するものとして説明する。情報処理装置1は複数車両のナンバープレートの切片値の分布に基づき、車線数を決定する。情報処理装置1は決定した車線数を監視装置3(以下、パーソナルコンピュータ3という)へ送信する。以下詳細を説明する。
図2は情報処理装置1のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置1はCPU(Central Processing Unit)11、RAM(RandomAccess Memory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、通信部16、時計部18及び画像取得部19等を含む。CPU11は、バス17を介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は記憶部15に記憶された制御プログラム15Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM12は、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部13は操作ボタン、マウス、キーボードまたはタッチパネル等であり入力された情報をCPU11へ出力する。表示部14は例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(electroluminescence)ディスプレイであり、CPU11の制御に従い必要な情報を表示する。なお、入力部13及び表示部14は必ずしも設けなくても良い。通信部16は有線または無線のLANカード等であり、パーソナルコンピュータ3との間でHTTP(HyperText Transfer Protocol)等により情報を送受信する。時計部18は日時情報をCPU11へ出力する。画像取得部19は例えばフレームメモリ等であり、カメラ2から出力される画像をCPU11へ出力する。記憶部15は例えば、大容量フラッシュメモリまたはハードディスク等であり、制御プログラム15P、履歴ファイル151または設定ファイル152等を格納する。
図3は取り込み画像のイメージを示す説明図である。画像取得部19は例えば1秒間に30の画像を取得しCPU11へ出力する。図3に示すように本実施形態では画面左下を原点とし、右横方向に増加する方向をX軸正方向、上方向に増加する方向をY軸正方向とする。第1座標系としてのX軸は0から1600ピクセル、第2座標系としてのY軸は0から1200ピクセルである。なお、本実施形態で示す数値は一例でありこれに限るものではない。また本実施形態では画像を3つの領域に分割している。CPU11は、各領域にてナンバープレートの認識を行う。図3の例では、2車線道路を走行する車両A及び車両Bのナンバープレートが領域1、領域2及び領域3のそれぞれにおいて認識されている。
領域1はY軸の最大座標を含む領域であり、領域3はY軸の最小座標を含む領域である。切片値の算出にあたっては領域間の距離が最も大きくなる領域1及び領域3を用いる。なお、本実施形態では領域1及び領域3を用いる形態を示すが、これに限るものではない。領域1及び領域2または領域2及び領域3を用いても良い。また領域数の数はこれに限るものではなく、一または複数であれば良い。CPU11は、領域において認識したナンバープレートを履歴ファイル151に記憶する。またCPU11は、ナンバープレートを構成する座標を履歴ファイル151に記憶する。ナンバープレートを構成する座標はナンバープレートの左上隅の点とすれば良い。なお、ナンバープレートを構成する座標はナンバープレートの中心座標、右下隅の点等、他の点であっても良い。また領域内で複数回ナンバープレートを認識した場合、認識した時間の最も早い、または、遅い時間における座標を履歴ファイル151に記憶するようにすればよい。
図4は履歴ファイル151のレコードレイアウトを示す説明図である。履歴ファイル151は台数フィールド、認識結果フィールド及び領域フィールド等を含む。台数フィールドにはナンバープレートを認識した車両の台数が記憶されている。認識結果フィールドには台数に対応づけて、パターンマッチング等により認識したナンバープレートの番号を記憶している。領域フィールドには、ナンバープレートの番号に対応づけて、各領域にて認識したナンバープレートの座標及び認識時刻を記憶している。図4の例では、ナンバープレート番号「11−22」が、領域1では12時00分00秒に認識され、ナンバープレートの座標は(1000、1200)と記憶されている。なお、履歴ファイル151のレコードレイアウトはあくまで一例であり、これに限るものではない。データ間の関係さえ維持されていれば、他の記憶形式であっても良い。またデータを記憶部15に記憶するほか、RAM12または図示しない外部の記憶部に記憶させても良い。
CPU11は、各領域で認識したナンバープレートの左上隅の座標を履歴ファイル151に記憶する。またCPU11は、認識した時点で時計部18から出力される時間をナンバープレート及び座標に対応づけて、履歴ファイル151に記憶する。CPU11は、記憶部15に予め記憶した数値まで履歴ファイル151に記憶する。本実施形態においては100台分のナンバープレートについて認識を行う。なお、100台を超えた場合、他のレコードに新に認識したナンバープレート、台数、座標及び時刻を記憶するようにすればよい。
CPU11は、履歴ファイル151の領域1及び領域3の2座標を読み出す。CPU11は、読み出した2座標に基づきY軸の切片値を算出する。具体的にはy=ax+bで規定される1次関数のx、yに領域1及び領域3のx座標及びy座標を入力する。CPU11は、入力した値に基づき、切片値bを算出する。例えば、領域1の座標が(1000、1200)、領域3の座標が(800、800)の場合、切片値は−800となる。1車線の場合、この求めた切片値に近似する切片値が多数算出される。
また、例えば領域1の座標が(600、1000)、領域3の座標が(200、10)の場合、切片値は−233となる。このように2車線の場合切片値の分布は2つとなる。CPU11は、算出した所定台数分の切片値の分散を算出する。CPU11は、閾値を読み出す。CPU11は、分散が読み出した閾値以下である場合、ばらつきが少なく1車線と判断する。CPU11は、分散が閾値を超える場合、ばらつきが多いため2車線と判断する。なお、複数の閾値を予め設定しておくことにより、分散に応じて3車線以上であることも判断することができる。本実施形態においては分散を用いる例を示したが、k-means法によるクラスタリング、または、閾値を超える山の数により車線数を判断しても良い。
図5は山の数により車線数を判断する例を示すグラフである。図5Aは2車線の統計を示すグラフ、図5Bは1車線の統計を示すグラフである。横軸は切片値、縦軸は台数である。CPU11は、算出した切片値を横軸にとり、各切片値を有する台数を縦軸に取る。なお、横軸は算出した切片値を四捨五入した値、800〜810等所定の範囲に設定した値、小数点以下を切り捨てた値としても良い。図5に示すように、車線数に応じて記憶部15に記憶した閾値を超える山の数が相違する。CPU11は、記憶部15から閾値を読み出し、閾値を超える山の数を車線数とする。具体的にはCPU11は、切片値についての積分値が正から負へ変化する数を山の数として算出する。
図6は記憶処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、制御プログラム15Pに従い取り込んだ画像からナンバープレートの認識を行い、認識したナンバープレートの座標の算出、及び、認識時に時計部18から出力される時刻を取得する(ステップS61)。CPU11は、認識したナンバープレートの番号が履歴ファイル151内で最初のナンバープレート番号か否かを判断する(ステップS62)。CPU11は、最初のナンバープレート番号であると判断した場合(ステップS62でYES)、新たなレコードを作成すべく、ステップS63へ移行する。CPU11は、履歴ファイル151に台数を新に記憶する(ステップS63)。
CPU11は、台数に対応づけて履歴ファイル151に認識したナンバープレート番号を記憶する(ステップS64)。CPU11は、最初のナンバープレート番号でないと判断した場合(ステップS62でNO)、及び、ステップS64の後、処理をステップS65へ移行させる。CPU11は、ナンバープレート番号に対応づけて履歴ファイル151に領域に対応する座標及び取得した時刻を記憶する(ステップS65)。なお、領域のY軸座標は記憶部15に予め記憶されており、CPU11は、記憶部15に記憶した座標と、算出した座標とに基づき、当該算出した座標が属する領域を判断する。
CPU11は、記憶部15から所定台数を読み出し、履歴ファイル151に記憶した台数を参照し、所定台数分記憶したか否かを判断する(ステップS66)。CPU11は、履歴ファイル151に所定台数記憶していないと判断した場合(ステップS66でNO)、処理をステップS61へ戻す。これにより、複数種のナンバープレート番号及び座標値が取得される。CPU11は、所定台数分記憶したと判断した場合(ステップS66でYES)、処理を終了する。
図7は車線数決定処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ステップS66の処理後以下の処理を行う。CPU11は、領域1の座標及び領域3の座標を履歴ファイル151から読み出す(ステップS71)。CPU11は、読み出した2座標に基づき、y軸切片値を算出する(ステップS72)。CPU11は、切片値をRAM12に記憶する(ステップS73)。CPU11は、履歴ファイル151に記憶した全ての台数について切片値を算出したか否かを判断する(ステップS74)。
CPU11は、全ての台数について切片値を算出していないと判断した場合(ステップS74でNO)、処理をステップS71に戻す。CPU11は、全ての台数について切片値を算出したと判断した場合(ステップS74でYES)、処理をステップS75に移行させる。CPU11は、RAM12に記憶した複数の切片値を読み出し、分散を算出する(ステップS75)。CPU11は、記憶部15に記憶した閾値を読み出す(ステップS76)。CPU11は、算出した分散が閾値以下か否かを判断する(ステップS77)。
CPU11は、分散が閾値以下であると判断した場合(ステップS77でYES)、処理をステップS78へ移行させる。CPU11は、車線数を1に決定する(ステップS78)。CPU11は、分散が閾値以下でないと判断した場合(ステップS77でNO)、処理をステップS79に移行させる。CPU11は、車線数を2に決定する(ステップS79)。CPU11は、ステップS78またはS79の後、決定した車線数を設定ファイル152に記憶する(ステップS710)。これにより設置者が設定しなくとも道路の車線数が決定されることとなる。
実施の形態2
実施の形態2はナンバープレートの移動方向を算出する形態に関する。図8及び図9は移動方向を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、ナンバープレート番号に対応する領域の認識時刻を履歴ファイル151から読み出す(ステップS81)。CPU11は、領域1の認識時刻は領域2の認識時刻より前であるか否かを判断する(ステップS82)。CPU11は、領域1の認識時刻が前であると判断した場合(ステップS82でYES)、ステップS83へ移行する。CPU11は、領域2の認識時刻が領域3の認識時刻より前であるか否かを判断する(ステップS83)。CPU11は、領域2の認識時刻が領域3の認識時刻より前であると判断した場合(ステップS83でYES)、処理をステップS84へ移行させる。
CPU11は、移動方向は画面の下側から上側、すなわちY軸正方向であると判断し、Y軸正方向フラグをインクリメントする(ステップS84)。その後処理をステップS87へ移行させる。CPU11は、領域2の認識時刻が領域3の認識時刻より前でないと判断した場合(ステップS83でNO)、認識ミスであるとして処理をステップS81に戻す。CPU11は、その後、次のナンバープレートについて処理を行う。CPU11は、領域1の認識時刻は領域2の認識時刻より前でないと判断した場合(ステップS82でNO)、処理をステップS85へ移行させる。CPU11は、領域3の認識時刻は領域2の認識時刻より前であるか否かを判断する(ステップS85)。
CPU11は、領域3の認識時刻は領域2の認識時刻より前であると判断した場合(ステップS85でYES)、処理をステップS86へ移行させる。CPU11は、移動方向は画面の上側から下側、すなわちY軸負方向であると判断し、Y軸負方向フラグをインクリメントする(ステップS86)。その後処理をステップS87へ移行させる。CPU11は、領域3の認識時刻が領域2の認識時刻より前でないと判断した場合(ステップS85でNO)、認識ミスであるとして処理をステップS81に戻す。CPU11は、その後、次のナンバープレートについて処理を行う。
CPU11は、履歴ファイル151に記憶した全てのナンバープレート番号について上述した処理を終了したか否かを判断する(ステップS87)。CPU11は、全てのナンバープレート番号について処理を終了していないと判断した場合(ステップS87でNO)、処理をステップS81へ戻す。この場合、次のナンバープレートについて処理を行う。以上の処理を繰り返すことによりナンバープレートの移動方向が蓄積される。
全てのナンバープレート番号について処理を終了したと判断した場合(ステップS87でYES)、処理をステップS88へ移行させる。CPU11は、Y軸正方向のフラグ数がY軸負方向のフラグ数より多いか否かを判断する(ステップS88)。CPU11は、Y軸正方向のフラグ数が多いと判断した場合(ステップS88でYES)、ナンバープレートの移動方向をY軸正方向と決定する(ステップS89)。CPU11は、Y軸負方向のフラグ数より多いと判断できない場合(ステップS88でNO)、ナンバープレートの移動方向をY軸負方向と決定する(ステップS91)。ステップS89及びS91の処理後ステップS92へ移行する。CPU11は、ステップS89またはステップS91で決定した移動方向を設定ファイル152に記憶する(ステップS92)。これにより、設置者が設定しなくとも車両の移動方向が決定されることとなる。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は二輪車の走行が多い車線について取り込み領域を変更する形態に関する。なお、本実施形態では説明を容易にするために二輪車を原動機付き自転車(以下、原付という)であるものとして説明するが、これに限るものではない。図10は実施の形態3に係る履歴ファイル151のレコードレイアウトを示す説明図である。新に原付フィールドが設けられている。CPU11は、原付のナンバープレートを認識した場合、原付フィールドにフラグを設定する。図10の例では白丸印が原付であることを示し、X印は原付でないことを示している。なお、原付か否かはナンバープレートの大きさ、または、番号等により識別すればよい。
図11は領域変更処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、設定ファイル152を参照し道路は2車線であり、かつ、移動方向はY軸正方向であるか否かを判断する(ステップS111)。CPU11は、道路が2車線であり、かつ、移動方向はY軸正方向であると判断できない場合(ステップS111でNO)、処理を終了する。CPU11は、設定ファイル152を参照し道路は2車線であり、かつ、移動方向はY軸正方向であると判断した場合(ステップS111でYES)、処理をステップS112へ移行させる。CPU11は、履歴ファイル151を参照し原付のX座標の最大値を読み出す(ステップS112)。CPU11は、第1座標系であるX軸の初期値及び終了値を記憶部15から読み出す(ステップS113)。例えば初期値は0、終了値は1600である。CPU11は、初期値及び終了値の平均を取ることにより中心値を算出する(ステップS114)。なお、中心値は予め記憶部15に記憶しておいても良い。またステップS112における最大値は中心値より小さいものを読み出すものとする。
CPU11は、中心値に最大値を加算し合計値を算出する(ステップS115)。CPU11は、第1車線の領域を初期値から合計値までに変更する(ステップS116)。CPU11は、第2車線の領域を合計値から終了値までに変更する(ステップS117)。CPU11は、変更後の領域を設定ファイル152に記憶する(ステップS118)。なお、CPU11は、設定ファイル152の記憶内容を定期的に、通信部16を介してパーソナルコンピュータ3へ送信する。本実施形態において、例えば最大値が200の場合、第1車線の領域はx=0から1000、第2車線の領域はx=1000から1600となる。すなわち中心値800で2分していたよりも第1車線の領域が広くなる。これにより、第1車線を走行する車両の取り込み範囲が増加する結果、原付を避けて中央付近を走行する車両のナンバープレートを的確に認識することが可能となる。
本実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は定期的に移動方向を算出する形態に関する。図12は実施の形態4に係る移動方向算出処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ステップS92において移動方向を設定ファイル152に記憶した後、一定時間(例えば30分)を経過したか否かを判断する(ステップS121)。なお、一定時間は記憶部15に予め記憶されている。なお、本実施形態では30分間隔に処理を行う例を挙げたが、毎時0分等、予め定められた時間毎に処理を行っても良い。
CPU11は、一定時間を経過していないと判断した場合(ステップS121でNO)、一定時間を経過するまで待機する。CPU11は、一定時間を経過したと判断した場合(ステップS121でYES)、ステップS61〜S66の処理を実行する。すなわち、所定台数分のナンバープレートの座標及び認識時刻を履歴ファイル151に記憶する。その後、CPU11は、ステップS81〜S92で述べた処理を行う。すなわち、実施の形態2で述べた移動方向の算出処理を行う。なお、実施の形態1で述べた車線数の算出処理は実行しても良いし、本実施形態の如く実施しなくとも良い。
CPU11は、その後ステップS111〜S118の処理を行う。すなわち、実施の形態3で述べた中心値の変更処理が行われる。なお、ステップS111〜S118の処理は必ずしも繰り返し行う必要はない。これにより、時間に応じて走行方向が変更される道路を撮像している場合でも、自動的に移動方向及び中心値の変更処理が実行される。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1から3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
図13は上述した形態の情報処理装置1の動作を示す機能ブロック図である。CPU11が制御プログラム15Pを実行することにより、情報処理装置1は以下のように動作する。取得部101は取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における複数の座標を、複数種のナンバープレートについて予め記憶した数値まで取得する。算出部102は取得部101により取得した複数の座標に基づき各ナンバープレートの切片値を算出する。決定部103は算出部102により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する。
図14は実施の形態5に係る情報処理装置1のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置1を動作させるためのプログラムは、ディスクドライブ等の読み取り部10AにCD-ROM、DVD(DigitalVersatile Disc)ディスク、メモリカード、またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体1Aを読み取らせて記憶部15に記憶しても良い。また当該プログラムを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ1Bを情報処理装置1内に実装しても良い。さらに、当該プログラムは、インターネット等の通信網Nを介して接続される他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図14に示す情報処理装置1は、上述した各種ソフトウェア処理を実行するプログラムを、可搬型記録媒体1Aまたは半導体メモリ1Bから読み取り、或いは、通信網Nを介して他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードする。当該プログラムは、制御プログラム15Pとしてインストールされ、RAM12にロードして実行される。これにより、上述した情報処理装置1として機能する。
本実施の形態5は以上の如きであり、その他は実施の形態1から4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の実施の形態1乃至5を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
制御部を有するコンピュータに、
取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における複数の座標を、複数種のナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得し、
取得した前記複数の座標に基づき前記制御部により各ナンバープレートの切片値を算出し、
前記制御部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する
処理を実行させるプログラム。
(付記2)
車線数を決定するに際し、前記制御部により前記算出した切片値の分散を算出し、算出した分散の値に応じて車線数を決定する
付記1に記載のプログラム。
(付記3)
取得した複数の座標及び各座標を取得した時間に基づき前記制御部により各ナンバープレートの移動方向を算出する
付記1または2に記載のプログラム。
(付記4)
車線数を2車線と決定した場合に、前記制御部により取り込み画像から認識した二輪車のナンバープレートの座標を前記制御部により複数取得し、
取得した複数の座標の内、取り込み画像の第1座標系の最大値を抽出し、
抽出した最大値に基づき、前記制御部により車線を分割する領域を変更する
付記2または3に記載のプログラム。
(付記5)
領域を変更するに際し、
前記第1座標系における画像取り込み画像の初期値及び終了値に基づき決定される中心値に抽出した最大値を、前記制御部により加算して合計値を求め、
前記制御部により前記初期値から前記合計値までを第1車線の領域に変更し、前記合計値から前記終了値までを第2車線に変更する
付記4に記載のプログラム。
(付記6)
前記制御部により取り込み画像を第2座標系にて3以上に分割し、
第2座標系における画像取り込み領域の最小座標が属する取り込み画像及び最大座標が属する取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における2座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得する
付記1から5のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記7)
一定時間毎に、取得した複数の座標及び各座標を取得した時間に基づき前記制御部により各ナンバープレートの移動方向を算出する
付記1から6のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記8)
取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで取得する取得部と、
該取得部により取得した複数の座標に基づき各ナンバープレートの切片値を算出する算出部と、
該算出部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する決定部と
を備える情報処理装置。
(付記9)
制御部を有するコンピュータを用いた情報処理方法において、
取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得し、
取得した複数の座標に基づき前記制御部により各ナンバープレートの切片値を算出し、
前記制御部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する
情報処理方法。
1 情報処理装置
2 カメラ
1A 可搬型記録媒体
1B 半導体メモリ
3 パーソナルコンピュータ
10A 読み取り部
11 CPU
12 RAM
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
15P 制御プログラム
16 通信部
18 時計部
19 画像取得部
101 取得部
102 算出部
103 決定部
151 履歴ファイル
152 設定ファイル
N 通信網

Claims (6)

  1. 制御部を有するコンピュータに、
    取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における複数の座標を、複数種のナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得し、
    取得した前記複数の座標に基づき前記制御部により各ナンバープレートの切片値を算出し、
    前記制御部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する
    処理を実行させるプログラム。
  2. 車線数を決定するに際し、前記制御部により前記算出した切片値の分散を算出し、算出した分散の値に応じて車線数を決定する
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 取得した複数の座標及び各座標を取得した時間に基づき前記制御部により各ナンバープレートの移動方向を算出する
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 車線数を2車線と決定した場合に、前記制御部により取り込み画像から認識した二輪車のナンバープレートの座標を前記制御部により複数取得し、
    取得した複数の座標の内、取り込み画像の第1座標系の最大値を抽出し、
    抽出した最大値に基づき、前記制御部により車線を分割する領域を変更する
    請求項2または3に記載のプログラム。
  5. 取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで取得する取得部と、
    該取得部により取得した複数の座標に基づき各ナンバープレートの切片値を算出する算出部と、
    該算出部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する決定部と
    を備える情報処理装置。
  6. 制御部を有するコンピュータを用いた情報処理方法において、
    取り込み画像から認識した同一ナンバープレートの異なる時間における座標を、各ナンバープレートについて予め記憶した数値まで前記制御部により取得し、
    取得した複数の座標に基づき前記制御部により各ナンバープレートの切片値を算出し、
    前記制御部により算出した複数の切片値の分布に基づき車線数を決定する
    情報処理方法。
JP2012062474A 2012-03-19 2012-03-19 プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP5924054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062474A JP5924054B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 プログラム、情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062474A JP5924054B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 プログラム、情報処理装置及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013196344A true JP2013196344A (ja) 2013-09-30
JP5924054B2 JP5924054B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49395214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012062474A Expired - Fee Related JP5924054B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 プログラム、情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5924054B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157652A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nissan Motor Co Ltd 走行支援用車載情報提供装置
US20050169500A1 (en) * 2004-01-30 2005-08-04 Fujitsu Limited Method of and apparatus for setting image-capturing conditions, and computer program
JP2007102492A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Fuji Heavy Ind Ltd 車両情報提示装置
JP2007257536A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Fujitsu Ltd ミリ波レーダによる道路交通監視装置
JP2008146154A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp 車種判別装置
US20110135156A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Chao-Ho Chen Method of Locating License Plate of Moving Vehicle

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157652A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nissan Motor Co Ltd 走行支援用車載情報提供装置
US20050169500A1 (en) * 2004-01-30 2005-08-04 Fujitsu Limited Method of and apparatus for setting image-capturing conditions, and computer program
JP2005216070A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Fujitsu Ltd 撮影条件設定プログラム、撮影条件設定方法および撮影条件設定装置
JP2007102492A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Fuji Heavy Ind Ltd 車両情報提示装置
JP2007257536A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Fujitsu Ltd ミリ波レーダによる道路交通監視装置
JP2008146154A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp 車種判別装置
US20110135156A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Chao-Ho Chen Method of Locating License Plate of Moving Vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP5924054B2 (ja) 2016-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9710977B2 (en) Vehicle data collection and verification
US9760800B2 (en) Method and system to detect objects using block based histogram of oriented gradients
CN103093181B (zh) 一种车牌图像定位的方法和装置
JP2020194565A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
Kyriakou et al. Smartphone-based pothole detection utilizing artificial neural networks
US9576348B2 (en) Facilitating text identification and editing in images
EP3443482B1 (en) Classifying entities in digital maps using discrete non-trace positioning data
JP2016162420A (ja) 注目領域検出装置、注目領域検出方法及びプログラム
JP5924054B2 (ja) プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
US10803580B2 (en) Video image processing and motion detection
CN110880023A (zh) 一种检测证件图片的方法及装置
JP2014042157A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
CN112101139B (zh) 人形检测方法、装置、设备及存储介质
CN117011532A (zh) 图像处理方法、装置、设备、存储介质及程序产品
Narkhede et al. Automatic traffic rule violation detection and number plate recognition
JP6292708B2 (ja) 画像情報から交通量推定のためのパラメータを求める方法
JP6973509B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2015056065A (ja) ナンバープレート傾斜角度算出装置、コンピュータプログラム及びナンバープレート傾斜角度算出方法
CN113939711A (zh) 多边形检索方法
US20170011715A1 (en) Method, non-transitory storage medium and electronic device for displaying system information
JP2018147438A (ja) 図面抽出プログラム、図面抽出方法及び情報処理装置
CN117171627B (zh) 一种基于成像技术的电力设备噪声源点识别方法及系统
CN113407885B (zh) XPath数据篡改告警方法、装置、设备及可读存储介质
Shah et al. Real-time Pothole Detection using Deep Learning
JP2017076291A (ja) 認識プログラム、認識方法及び認識装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5924054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees