JP2013196159A - 情報処理装置、情報処理方法、通信端末および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、通信端末および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末の通信状況に基づいて通信端末にコンテンツを提供するための技術を実現する。
【解決手段】通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、通信端末および情報処理システムに関する。
スマートフォンの普及に伴い、携帯端末などの通信端末からソーシャルネットワークサービスやニュースサービス等のウェブサービスを利用するユーザが増えている。ウェブサービスにおいては、ユーザによって求める情報や利用頻度が異なるため、ユーザ毎に異なるコンテンツを提供する技術が提案されている。また、ウェブサービスを携帯電話やPC(Personal Computer)等の様々な通信端末から利用する場合に、通信端末毎に画面の解像度が異なるため、提供されるコンテンツを画面に合わせるといったことが行われる。
このように、ユーザの趣向の違いや通信端末の性能を考慮して、ユーザ毎や通信端末毎に配信するコンテンツを変化させる技術が提案されている。例えば、通信端末においてユーザのコンテンツ閲覧履歴からユーザの趣向情報を生成し、ユーザの趣向に関連するコンテンツを配信可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、携帯端末のセンサを利用してユーザの状況を推定し、ユーザの状況に基づいてユーザに有用な情報を配信する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、携帯端末の機種名の情報から、機種に応じてフォントサイズなどを調節したウェブページの閲覧画面を生成する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−202101号公報 特表2004−535000号公報 特開2011−60215号公報
一方、通信端末においては、ユーザの状況や時間帯等によって通信状況が大きく変化し得る。例えば、屋内で無線LAN(Local Area Network)に接続している場合と屋外の混雑した環境で3G回線を用いてネットワーク接続する場合とでは、通信速度は前者が後者の5倍以上になることもある。また、ユーザが地下鉄に乗車している場合などでは、通信可能な時間に制限がある。
しかしながら、上記した特許文献1〜3により開示された技術では、通信端末の通信状況の違いが考慮されておらず、通信状況が良い場合と悪い場合とで同じコンテンツが通信端末に配信される。通信状況が考慮されずにコンテンツが配信された場合、通信帯域が狭いところではコンテンツのダウンロードに多くの時間を要することもある。また、通信可能な時間が限られている場合、コンテンツのダウンロードが限られた時間内に完了しないこともある。
したがって、通信端末の通信状況に基づいて通信端末にコンテンツを提供するための技術が実現されることが望ましい。
本開示によれば、通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、自端末の通信状況に基づいて制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、を備える、通信端末が提供される。
また、本開示によれば、通信端末と情報処理装置とを有し、前記情報処理装置は、通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、を備え、前記通信端末は、前記通信端末の通信状況に基づいて前記情報処理装置により制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、通信端末の通信状況に基づいて通信端末にコンテンツを提供するための技術を実現することが可能である。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信端末の機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 通信端末に提供されるコンテンツの制御例を説明するための図である。 サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。 サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。 サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの動作の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.第1の実施形態
1−1.情報処理システムの構成例
1−2.通信端末の機能構成例
1−3.情報処理装置の機能構成例
1−4.通信端末に提供されるコンテンツの制御例
1−5.情報処理システムの動作例
2.第2の実施形態
2−1.情報処理装置の機能構成例
2−2.情報処理システムの動作例
3.むすび
<<1.第1の実施形態>>
まず、本開示の第1の実施形態について順次詳細に説明する。
<1−1.情報処理システムの構成例>
まず、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図1に示したように、本開示の実施形態に係る情報処理システム1は、一例として、通信端末10と情報処理装置20とを備える。通信端末10および情報処理装置20の各々は、ネットワーク30に接続されており、ネットワーク30を介して相互に通信可能にされている。ただし、図1に示した構成は一例に過ぎない。例えば、図1には、1台の通信端末10がネットワーク30に接続されているが、複数の通信端末10がネットワーク30に接続されていてもよい。また、ネットワーク30は、インターネットであってもよいし、無線LANであってもよいし、3G回線であってもよいし、他のネットワークであってもよい。
通信端末10は、無線信号によりネットワーク30を介してコンテンツを取得する。通信端末10によって取得されるコンテンツは、情報処理装置20から提供されてもよいし、図示しないサーバ(例えば、ウェブサーバなど)から提供されてもよい。通信端末10は、例えば、スマートフォン、PC(Personal Computer)、Tablet型コンピュータなどの任意の種類の装置であってよい。コンテンツの種類は特に限定されない。例えば、コンテンツは、ウェブページであってもよいし、画像データであってもよいし、音声データであってもよいし、テキストデータであってもよい。
なお、本明細書におけるコンテンツは、一般的に1件として扱われるコンテンツであってもよいことは言うまでもないが、一般的に1件として扱われるコンテンツに含まれる部分であってもよい。例えば、1つのウェブページは一般的に1件のコンテンツとして扱われるが、本明細書においては、この1つのウェブページに含まれる部分(例えば、画像、文章など)もコンテンツの意味で用いられている。また、複数件のコンテンツの集合をコンテンツとして扱ってもよい。
情報処理装置20は、ネットワーク30を介して通信端末10に提供されるコンテンツを制御する。図1に示したように、情報処理装置20は、通信端末10とは別体に構成されていてもよいし、通信端末10に組み込まれていてもよい。コンテンツの制御の手法は後に説明する。上記したように、通信端末10にコンテンツを提供する機能は、情報処理装置20が有していてもよいし、図示しないサーバが有していてもよい。情報処理装置20がコンテンツを提供する場合には、情報処理装置20はウェブサーバであってもよい。以下では、主に、情報処理装置20からコンテンツが提供される場合を想定して説明を続ける。
ここで、上記したように、通信端末10の通信状況は変化する可能性があり、通信状況が考慮されずにコンテンツが配信された場合、通信帯域が狭いところではコンテンツのダウンロードに多くの時間を要することもある。また、通信可能な時間が限られている場合、コンテンツのダウンロードが限られた時間内に完了しないこともある。したがって、本開示の実施形態では、通信端末10の通信状況に基づいて通信端末10にコンテンツを提供するための技術を提案する。
以上、第1の実施形態に係る情報処理システム1の構成例について説明した。続いて、第1の実施形態に係る通信端末10の機能構成例について説明する。
<1−2.通信端末の機能構成例>
図2は、本開示の第1の実施形態に係る通信端末10の機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、通信端末10は、制御部110、入力部120、通信部130、記憶部140および出力部150を備える。また、制御部110は、測定部111、コンテンツ取得部112および出力制御部113を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサに相当する。制御部110は、記憶部140または他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部110が有する様々な機能を発揮する。測定部111、コンテンツ取得部112および出力制御部113の各機能は、アプリケーションが実行されることにより実現される。これらの各機能については後に説明する。
通信端末10により実行されるアプリケーションの例としては、ソーシャルネットワークサービスをユーザに提供するためのアプリケーション、ユーザの近くの店舗などを推薦するためのアプリケーション、配信されたニュースを閲覧するためのアプリケーションなどが想定される。しかし、通信端末10により実行されるアプリケーションの種類は特に限定されない。
なお、本明細書におけるソーシャルネットワークは、複数の人物間のコミュニケーションを促進させるための社会的なネットワークという広義の意味に解されるべきである。ソーシャルネットワークは、趣味、職業、居住地域などが同一である人物間のコミュニケーションを促進させるためのネットワークという狭義の意味に解される場合もあるが、本明細書におけるソーシャルネットワークは、このような特定の人物間のコミュニケーションを促進させるためのネットワークに限定して解釈されるべきではない。
入力部120は、ユーザからの操作を受け付ける機能を有する。入力部120は、ユーザからの操作を操作情報として制御部110に出力する。操作情報は制御部110により用いられ、例えば、プログラムの実行に用いられる。図2に示した例では、入力部120は通信端末10に組み込まれているが、入力部120は通信端末10の外部に存在してもよい。
通信部130は、例えば、無線によりネットワーク30に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部130は、例えば、ネットワーク30を介して情報処理装置20と通信を行うことが可能である。また、通信部130は、図示しないサーバからコンテンツが提供される場合には、ネットワーク30を介して当該サーバと通信を行うことが可能である。
記憶部140は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部110による処理のためのプログラムおよびデータを記憶する。例えば、記憶部140は、制御部110により実行されるプログラムを記憶することができる。また、例えば、記憶部140は、プログラムによって使用される設定情報を記憶することもできる。図2に示した例では、記憶部140は通信端末10に組み込まれているが、記憶部140は通信端末10の外部に存在してもよい。
出力部150は、制御部110による制御に従ってコンテンツを出力する機能を有する。例えば、出力部150は、コンテンツがウェブページである場合や、画像データである場合には、コンテンツを出力する表示装置であってもよい。また、例えば、出力部150は、コンテンツが音声データである場合には、コンテンツを出力する音声出力装置であってもよい。また、出力部150は、制御部110によるプログラムの実行結果を出力する機能を有する。
以上、第1の実施形態に係る通信端末10の機能構成例について説明した。続いて、第1の実施形態に係る情報処理装置20Aの機能構成例について説明する。
<1−3.情報処理装置の機能構成例>
図3は、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置20Aの機能構成例を示すブロック図である。図3に示したように、情報処理装置20Aは、制御部210、通信部220および記憶部230を備える。また、制御部210は、通信状況取得部211およびコンテンツ制御部212を備える。
制御部210は、CPUまたはDSPなどのプロセッサに相当する。制御部210は、記憶部230または他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部210が有する様々な機能を発揮する。通信状況取得部211およびコンテンツ制御部212の各機能については後に説明する。
通信部220は、例えば、ネットワーク30に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信部220は、例えば、ネットワーク30を介して通信端末10と通信を行うことが可能である。また、通信部220は、図示しないサーバから通信端末10にコンテンツが提供される場合には、ネットワーク30を介して当該サーバと通信を行うことが可能である。
記憶部230は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部210による処理のためのプログラムおよびデータを記憶する。例えば、記憶部230は、制御部210により実行されるプログラムを記憶することができる。また、例えば、記憶部230は、プログラムによって使用される設定情報を記憶することもできる。図3に示した例では、記憶部230は情報処理装置20Aに組み込まれているが、記憶部230は情報処理装置20Aの外部に存在してもよい。
以上、第1の実施形態に係る情報処理装置20Aの機能構成例について説明した。ここで、上記したように、通信端末10の通信状況に基づいて通信端末10にコンテンツを提供するため、第1の実施形態では、通信端末10の通信状況に基づいて通信端末10に提供されるコンテンツが制御される。以下では、通信端末10に提供されるコンテンツの制御例について説明する。
図4は、通信端末10に提供されるコンテンツの制御例を説明するための図である。通信端末10の測定部111は、通信端末10の通信状況の把握に必要なパラメータを測定する。通信端末10の通信状況は特に限定されないが、例えば、通信可能時間を含んでいてもよいし、通信速度を含んでいてもよいし、通信可能時間と通信速度との双方を含んでいてもよい。通信可能時間は、連続して通信を行うことが可能な時間であり、例えば、地下鉄の駅構内や朝の通勤ラッシュ時の電車内では短くなることが想定される。通信速度は、単位時間当たりに通信を行うことが可能なデータ量を示す。
通信可能時間は、例えば、通信端末10の位置情報に基づいて推定される。その場合、通信端末10の位置情報は、例えば、測定部111により測定される。通信端末10の位置情報の測定手法は特に限定されない。例えば、位置情報は、GPS(Global Positioning System)によって測定されてもよいし、検出された基地局情報に基づいて測定されてもよい。
また、通信端末10の位置情報に基づいた通信可能時間の推定手法は特に限定されない。例えば、図4に示すように、位置情報毎の連続通信時間が測定履歴として登録されている場合には、この測定履歴と通信端末10の位置情報とに基づいて通信可能時間が推定されてもよい。通信可能時間の推定は、通信端末10によって行われてもよく、情報処理装置20Aによって行われてもよい。また、通信端末10および情報処理装置20Aの通信状況、処理能力、負荷状態などに応じて、どちらで推定を行うかを適応的に選択してもよい。
このような推定手法によれば、通信端末10が存在する位置と同じエリア内で既に測定された連続通信時間に基づいて通信可能時間を推定することができる。また、通信可能時間は、通信端末10の位置情報と位置情報の測定がなされた時刻情報とに基づいて推定されてもよい。このような推定手法によれば、通信端末10が存在する位置と同じエリア内で現在の時刻と同じ時間帯に既に測定された連続通信時間に基づいて通信可能時間を推定することができる。
通信速度は、例えば、測定部111によって測定される。通信速度の測定手法は特に限定されない。例えば、通信方式と通信速度とが関連付けられている場合には、測定部111は、通信端末10により現在使用されている通信方式から通信速度を特定することができる。通信方式には、例えば、無線LAN、3G(第三世代移動通信システム)、LTE(Long
Term Evolution)などがある。
また、測定部111は、所定のサーバに対して通信部130を介して所定のリクエストを送信した場合、当該リクエストを送信してから当該リクエストに対する応答が受信されるまでの時間の長さ(レイテンシ)に応じて通信速度を測定してもよい。また、測定部111は、このように測定された通信速度を通信時におけるエラー発生率に基づいて補正してもよい。また、測定部111は、通信端末10による通信に使用される電波強度に応じて通信速度を測定してもよい。測定部111は、このように測定された通信速度を通信端末10により現在接続されているネットワーク30の種類に基づいて補正してもよい。ネットワーク30の種類は、無線LANであってもよいし、3G回線であってもよい。
情報処理装置20Aの通信状況取得部211は、通信端末10の通信状況を取得し、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供されるコンテンツを通信状況に基づいて制御する。例えば、コンテンツ制御部212は、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供されるコンテンツのデータ量を通信状況に基づいて制御すればよい。例えば、コンテンツ制御部212は、通信端末10の通信状況が通信可能時間を含んでいる場合には、通信可能時間に基づいてコンテンツのデータ量を制御すればよい。具体的には、通信可能時間が短いほどコンテンツのデータ量を小さくすればよい。
また、例えば、コンテンツ制御部212は、通信端末10の通信状況が通信速度を含んでいる場合には、通信速度に基づいてデータ量を制御すればよい。具体的には、通信速度が小さいほどコンテンツのデータ量を小さくすればよい。また、例えば、コンテンツ制御部212は、通信端末10の通信状況が通信可能時間と通信速度との双方を含んでいる場合には、通信可能時間および通信速度に基づいてデータ量を制御すればよい。図4には、コンテンツ制御部212が、データ量制御情報から通信可能時間と通信速度とに関連付けられているデータ量を通信端末10に提供されるコンテンツの総データ量として決定する例が示されている。
なお、これらの通信状況の把握に必要なパラメータ(例えば、通信端末10の位置情報、時刻情報、通信速度など)は、コンテンツを取得するためのコンテンツ要求に含められてもよい。例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のGETリクエストにおいてURL(Uniform Resource Locator)にパラメータを付記する手法が採用され得る。これにより、通信状況の把握に必要なパラメータの送信と、コンテンツの要求を一度の通信で同時に実行できる。
コンテンツのデータ量は、コンテンツの件数により制御されてもよいし、1件当たりのコンテンツのサイズにより制御されてもよいし、双方により制御されてもよい。コンテンツの件数の制御手法は特に限定されない。例えば、コンテンツ制御部212は、コンテンツのデータ量と各コンテンツの平均データサイズとから、コンテンツの件数を決定してもよい。また、1件当たりのコンテンツのサイズの制御手法も特に限定されない。例えば、コンテンツ制御部212は、コンテンツに含まれるテキストデータ(例えば、記事など)を要約することによりコンテンツのサイズを小さくしてもよい。あるいは、コンテンツ制御部212は、コンテンツから画像データを取り除くことによりコンテンツのサイズを小さくしてもよい。
例えば、1件当たりのコンテンツのサイズが制御される場合、サイズの種類は何種類設けられてもよい。例えば、サイズの種類を2種類設けることにすると、1件当たりのサイズがより大きいコンテンツを「リッチコンテンツ」と称し、1件当たりのコンテンツのサイズがより小さいコンテンツを「プレインコンテンツ」と称することができる。
図5は、サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。図5に示した例では、サイズの異なる複数のコンテンツが「リッチコンテンツ」と「プレインコンテンツ」として示されている。特に、図5に示した例では、ソーシャルネットワークサービスを提供するためのアプリケーションが実行される場合を想定している。例えば、コンテンツに含まれる部分(例えば、友人が投稿した文章や画像など)もコンテンツの例である。
例えば、「プレインコンテンツ」においては、「リッチコンテンツ」と比較して、画像データが縮小されていてもよいし、図5に示すように、画像コンテンツが画像へのリンクを示すURLに置き換わっていてもよい。また、図5に示すように、アイコンがユーザ名のテキストデータに置き換わっていてもよい。このように、「リッチコンテンツ」と比較して「プレインコンテンツ」では1件当たりのコンテンツのデータ量が低減される。
図6は、サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。図6に示した例では、サイズの異なる複数のコンテンツが「リッチコンテンツ」と「プレインコンテンツ」として示されている。特に、図6に示した例では、ユーザの近くの店舗などを推薦するためのアプリケーションが実行される場合を想定している。例えば、コンテンツに含まれる部分(例えば、店舗名、店舗評価点、口コミなど)もコンテンツの例である。
例えば、図6に示すように、「リッチコンテンツ」には、店舗詳細情報(例えば、地図情報)や画像(例えば、料理画像)などが含まれ、口コミが数件含まれてもよい。一方、図6に示すように、「プレインコンテンツ」には、店舗詳細情報および画像の代わりに店舗情報要約が含まれてもよい。
図7は、サイズの異なる複数のコンテンツの例を示す図である。図7に示した例では、サイズの異なる複数のコンテンツが「リッチコンテンツ」と「プレインコンテンツ」として示されている。特に、図7に示した例では、配信されたニュースを閲覧するためのアプリケーションが実行される場合を想定している。例えば、コンテンツに含まれる部分(例えば、記事、画像、関連する詳細記事へのリンクなど)もコンテンツの例である。
例えば、図7に示すように、「リッチコンテンツ」には、記事要約、画像などが含まれてもよい。一方、図7に示すように、「プレインコンテンツ」には、記事要約の代わりに記事要約の先頭20文字が含まれてもよく、画像が含まれなくてもよい。
以上、サイズの異なる複数のコンテンツの例について示した。例えば、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供されるコンテンツの総データ量が所定のデータ量を上回る場合(例えば、1MB以上の場合)、通信端末10が十分な通信を行うことが可能であると想定されるため、「リッチコンテンツ」が通信端末10に提供されるようにすればよい。一方、例えば、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供されるコンテンツの総データ量が所定のデータ量を下回る場合(例えば、100KB未満の場合)、通信端末10による通信が制限されることが想定されるため、「プレインコンテンツ」が通信端末10に提供されるようにすればよい。
「リッチコンテンツ」や「プレインコンテンツ」といったようにサイズが異なる複数のコンテンツはあらかじめ作成されていてもよいし、通信端末10からコンテンツ要求がなされてから作成されてもよい。例えば、あらかじめサイズが異なる複数のコンテンツを作成しておけば、コンテンツ要求に対する高速な応答を実現することが可能となる。また、例えば、通信端末10からコンテンツ要求がなされてからコンテンツが作成される場合には、あらかじめ定められたフォーマットに従って通信端末10の通信状況に応じて必要なコンテンツが作成されればよい。
以上に示したように、通信端末10に提供されるコンテンツが通信端末10の通信状況に基づいてコンテンツ制御部212により制御されると、通信端末10に当該コンテンツが提供される。通信端末10のコンテンツ取得部112は、このように制御されたコンテンツを取得し、出力制御部113は、コンテンツ取得部112により取得されたコンテンツを出力するように出力部150を制御する。例えば、出力制御部113は、あらかじめ決められたフォーマットに従ってコンテンツを表示させることができる。
また、通信端末10において通信可能な状況が続く場合には、通信端末10から定期的にコンテンツ要求を送信するようにしてもよい。このようにすることで、通信端末10は、前回のコンテンツ要求送信時には選択されなかった追加のコンテンツや新規のコンテンツを受信して表示することも可能である。
また、測定部111は、連続通信時間を測定し、連続通信時間と位置情報とが関連付けられた情報を記憶部140に記録しておいてもよい。そして、通信部130は、次回通信時にこの関連付けられた情報を情報処理装置20Aに送信してもよい。そうすれば、情報処理装置20Aは、この関連付けられた情報を測定履歴に追加することができる。連続通信時間には時刻情報が関連付けられてもよい。
以上、第1の実施形態に係る通信端末10に提供されるコンテンツの制御例について説明した。続いて、以下では、第1の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れについて説明する。
<1−5.情報処理システムの動作例>
図8は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図8に示す動作は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の動作の一例を示したに過ぎないため、第1の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れは、図8に示した動作の流れに限定されない。
図8に示すように、まず、制御部110は、アプリケーションを起動する(S11)。ここで起動されるアプリケーションとしては、コンテンツの提供を受けるためのアプリケーションであるが、上記した通り、アプリケーションの種類は特に限定されない。続いて、測定部111は、通信端末10の位置情報を測定する(S12)。また、測定部111は、通信速度を測定する(S13)。通信部130は、情報処理装置20Aにコンテンツ要求を送信する(S14)。ここで送信されるコンテンツ要求には、測定部111により測定された位置情報および通信速度が含まれてもよい。また、コンテンツ要求には、位置情報の測定がなされた時刻情報が含まれてもよい。
情報処理装置20Aの通信部220は、コンテンツ要求を受信し(S15)、通信状況取得部211は、通信端末10の通信状況を推定する(S16)。なお、図8においては、通信端末10の通信状況が通信状況取得部211によって推定される例が示されているが、通信端末10の通信状況の推定は、通信端末10により行われてもよい。通信端末10の通信状況の推定には、例えば、コンテンツ要求に含まれる各種の情報(例えば、位置情報、通信速度、時刻情報など)が用いられる。通信状況の推定の詳細は上記した通りである。
通信状況取得部211は、このように推定された通信状況を取得し、コンテンツ制御部212は、通信状況に基づいて、通信端末10に提供されるコンテンツの総データ量を決定する(S17)。上記したように、コンテンツの総データ量の決定は、コンテンツの件数によりなされてもよいし、1件当たりのコンテンツのサイズにより決定されてもよいし、双方により決定されてもよい。
続いて、コンテンツ制御部212は、決定したデータ量のコンテンツが通信端末10に提供されるようにコンテンツを制御する。その結果、通信部220は、コンテンツ制御部212により決定されたデータ量のコンテンツを通信端末10に送信する(S18)。なお、図8に示した例では、コンテンツの送信は、情報処理装置20Aにより行われるが、上記したように、コンテンツの送信は、図示しないサーバにより行われてもよい。
情報処理装置20Aにより送信されたコンテンツが通信端末10の通信部130により受信されると(S19)、コンテンツ取得部112は、受信されたコンテンツを取得し、出力制御部113は、コンテンツが表示されるように出力部150を制御する。出力部150は、出力制御部113による制御に従ってコンテンツを表示する(S20)。なお、図8には、出力部150がコンテンツを表示する例が示されているが、上記したように、コンテンツの出力の仕方は、コンテンツの種類に応じて変わってもよい。
続いて、通信端末10による通信が途切れたりするなどして通信が完了し、通信が開始してから終了するまでの連続通信時間が測定部111により測定されると(S21)、通信部130は、連続通信時間を情報処理装置20Aに送信する(S22)。情報処理装置20Aの通信部220により連続通信時間が受信されると(S23)、通信状況取得部211は、連続通信時間を位置情報に関連付けて測定履歴に記録する(S24)。なお、連続通信時間が使用されない場合には、S21〜S24は行われなくてもよい。
以上、第1の実施形態について説明した。
<<2.第2の実施形態>>
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と第2の実施形態とは、情報処理装置20Bの機能が情報処理装置20Aの機能と異なる点において主に相違する。したがって、以下の第2の実施形態では、情報処理装置20Bの機能構成例について主に説明する。
<2−1.情報処理装置の機能構成例>
図9は、第2の実施形態に係る情報処理装置20Bの機能構成例を示すブロック図である。図9に示したように、情報処理装置20Bは、情報処理装置20Aと同様に、制御部210、通信部220および記憶部230を備える。しかし、情報処理装置20Aの制御部210は、通信状況取得部211およびコンテンツ制御部212を備えるとともに優先度決定部213を備える点において、情報処理装置20Aの制御部210と異なる。
第1の実施形態においては、通信端末10に提供されるコンテンツのデータ量を制御する例について説明した。第2の実施形態では、優先度に基づいて、このようなデータ量に応じたコンテンツを決定する。すなわち、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度に基づいて、データ量のコンテンツを決定する。優先度に基づいてコンテンツが決定されれば、より有用なコンテンツが通信端末10のユーザに提供される可能性を向上させることができる。
通信端末10に提供される1または複数のコンテンツが決定された場合、どのコンテンツから通信端末10に提供されるようにするかは限定されない。しかし、例えば、ニュースが記載されたコンテンツが提供される場合には、要約情報の方が詳細情報よりも優先度が高いことが想定される。したがって、コンテンツ制御部212は、優先度の高いコンテンツから順に通信端末10に提供されるようにコンテンツを制御してもよい。
通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々は、ネットワーク30に接続されている装置(例えば、情報処理装置20、図示しないサーバなど)から提供され得る。優先度は1または複数のコンテンツの各々に関連付けられていてもよいし、優先度決定部213が、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定してもよい。以下では、優先度決定部213による優先度の決定手法の例について詳細に説明する。
なお、以下に示す各例において、通信端末10に提供可能なコンテンツの例として、コンテンツC1およびコンテンツC2が使用されるが、通信端末10に提供可能なコンテンツは、3件以上であってもよい。また、以下に示す各例において、優先度としては「高」と「低」との2種類が使用されるが、優先度の種類は3種類以上であってもよい。
図10は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図10には、優先度決定部213が、通信端末10のユーザの嗜好情報に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。例えば、優先度決定部213は、ユーザの嗜好がより強いコンテンツに対してより高い優先度を関連付けてもよい。
ここで、ユーザの嗜好情報は、ユーザによるコンテンツの閲覧履歴であってもよい。また、ユーザの嗜好情報は、ユーザ自身が設定した情報であってもよい。図10には、コンテンツの視聴回数がジャンル毎に記録されている場合、優先度決定部213が、ユーザの視聴回数がより多いジャンル「お笑い」のコンテンツC2の優先度を、ユーザの視聴回数がより少ないジャンル「ドラマ」のコンテンツC1の優先度より高くする例が示されている。
このように、通信端末10のユーザの嗜好情報に基づいて優先度が決定されれば、ユーザの嗜好に従ったコンテンツが通信端末10のユーザに提供される可能性を向上させることが期待できる。
図11は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図11には、優先度決定部213が、通信端末10の位置情報に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。例えば、優先度決定部213は、通信端末10の位置情報により近い位置情報のコンテンツに対してより高い優先度を関連付けてもよい。
ここで、上記したように、通信端末10の位置情報は、GPSによって測定されてもよいし、検出された基地局情報に基づいて測定されてもよい。図11には、コンテンツに関連付けられる位置情報が記録されている場合、優先度決定部213が、通信端末10の位置情報により近い位置情報に関連付けられるコンテンツC1の優先度を、通信端末10の位置情報により遠い位置情報に関連付けられるコンテンツC2の優先度より高くする例が示されている。
このように、通信端末10の位置情報に基づいて優先度が決定されれば、通信端末10の位置に応じたコンテンツが通信端末10のユーザに提供される可能性を向上させることが期待できる。例えば、店舗に関するコンテンツが位置情報に関連付けられている場合には、通信端末10の近くにある店舗に関するコンテンツが通信端末10に提供される。
また、例えば、待ち合わせ場所に関する情報が位置情報に関連付けられている場合には、通信端末10の近くにある待ち合わせ場所に関する情報を通信端末10に提供することが可能となる。さらに、例えば、待ち合わせ場所にユーザを案内するナビゲーション技術を利用することで、花火大会や初詣などのイベントが開催される場所のように混雑度の高い場所で待ち合わせをするためのサービスを提供することが可能である。
図12は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図12には、優先度決定部213が、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられるコンテンツ評価に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。例えば、優先度決定部213は、より高いコンテンツ評価に関連付けられるコンテンツに対してより高い優先度を関連付けてもよい。
ここで、コンテンツ評価は特に限定されない。例えば、コンテンツ評価は、今までにそのコンテンツが検索された回数であってもよいし、今までにそのコンテンツに対して書き込まれた回数であってもよい。また、例えば、コンテンツ評価は、そのコンテンツの閲覧者から与えられたコンテンツに対する点数であってもよい。
図12には、コンテンツに関連付けられるコンテンツ評価が記録されている場合、優先度決定部213が、コンテンツ評価がより高いコンテンツC1に関連付けられる優先度を、コンテンツ評価がより低いコンテンツC2に関連付けられる優先度より高くする例が示されている。
このように、コンテンツ評価に基づいて優先度が決定されれば、コンテンツ評価に基づいたコンテンツが通信端末10のユーザに提供される。例えば、コンテンツ評価の高いコンテンツから順に通信端末10のユーザに提供することが可能である。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
図13は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図13には、優先度決定部213が、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。例えば、優先度決定部213は、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度が高いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定してもよい。
ここで、行動履歴は特に限定されない。例えば、行動履歴は、ユーザが存在する場所を時間毎に記録したデータであってもよい。ユーザが存在する場所は、ユーザの位置情報であってもよいし、ユーザが存在するエリアを示す情報(例えば、宿泊施設を示す情報、駅を示す情報など)であってもよい。また、ユーザが存在する場所は、ソーシャルネットワークにおけるチェックイン時のユーザの位置情報であってもよい。このようにチェックイン時のユーザの位置情報を使用することにすれば、扱うべき履歴のデータ量を低減することができる。
また、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度は、通信端末10のユーザと他のユーザとが同じ場所または近い場所にいる回数が多いほど高いと判断されてもよい。また、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度は、通信端末10のユーザと他のユーザとが同じ場所または近い場所にいる時間が長いほど高いと判断されてもよい。
ユーザがコンテンツに対してどのように関わったかについては特に限定されない。例えば、ユーザとコンテンツとが何らかのログデータによって結び付けられている場合には、ユーザがコンテンツに関わったと判断され得る。例えば、ユーザがコンテンツを登録した者である場合や、ユーザがコンテンツに対して評価を与えた場合、ユーザがコンテンツに対して書き込みを行った場合などには、ユーザがコンテンツに関わったと判断され得る。
図13に示した例では、コンテンツC1には人物Aが関わっており、コンテンツC2には人物Bが関わっている。かかる場合、図13に示すように、優先度決定部213は、通信端末10のユーザの行動履歴との類似度がより高い行動履歴の人物Bが関わるコンテンツC2の優先度を、通信端末10のユーザの行動履歴との類似度がより低い行動履歴の人物Aが関わるコンテンツC1の優先度よりも高くしてもよい。
このように、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度に基づいて優先度が決定されれば、通信端末10のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度に基づいたコンテンツを通信端末10のユーザに提供することができる。例えば、通信端末10のユーザの行動履歴との類似度が高い行動履歴の他のユーザが関わるコンテンツの優先度を高くすることができる。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
図14は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図14には、優先度決定部213が、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。例えば、優先度決定部213は、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性が強いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定してもよい。
ここで、ユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性は特に限定されない。例えば、この関係性は、ユーザや他のユーザによって登録されてもよいし、何らかのログデータに基づいて、推定されてもよい。図14に示した例では、関係性の強さの種類として、「強」である場合と「弱」である場合との二種類が示されているが、関係性の強さの種類は、三種類以上であってもよい。
図14に示した例では、コンテンツC1には人物Dが関わっており、コンテンツC2には人物Eが関わっている。かかる場合、図14に示すように、優先度決定部213は、ソーシャルネットワーク内において通信端末10のユーザとの関係性がより強い人物Dが関わるコンテンツC1の優先度を、ソーシャルネットワーク内において通信端末10のユーザとの関係性がより低い人物Eが関わるコンテンツC2の優先度よりも高くしてもよい。
このように、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性に基づいて優先度が決定されれば、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性に基づいたコンテンツを通信端末10のユーザに提供することができる。例えば、通信端末10のユーザとソーシャルネットワーク内における関係性が強い他のユーザが関わるコンテンツほど、優先度を高くすることができる。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
図15は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図15には、優先度決定部213が、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性と、通信端末10の位置情報とに基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。
例えば、優先度決定部213は、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性が所定の関係性よりも強い場合、通信端末10の位置と他のユーザとの位置が所定の距離よりも近づいた場合に、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定してもよい。なお、例えば、優先度決定部213は、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性が所定の関係性よりも強くない場合には、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高くしなくてもよい。
ここで、上記した例と同様に、ユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性は特に限定されない。また、所定の関係性についても特に限定されない。例えば、所定の関係性は、あらかじめ決められていてもよく、関係性として「強」と「弱」とが存在する場合、所定の関係性は、「弱」と決められていてもよい。また、所定の距離についても特に限定されない。例えば、所定の距離は、あらかじめ決められていてもよい。
図15に示した例では、コンテンツC1には人物Fが関わっている。また、所定の関係性が「弱」であり、通信端末10のユーザと人物Fとの関係性が所定の関係性「弱」よりも強い「強」である。かかる状況において、図15に示すように、優先度決定部213は、通信端末10と人物Fの通信端末との距離が所定の距離より遠い場合には、人物Fが関わるコンテンツC1の優先度を低いままにしてもよい。また、図15に示すように、優先度決定部213は、通信端末10と人物Fの通信端末との距離が所定の距離よりも近づいた場合には、人物Fが関わるコンテンツC1の優先度を高くしてもよい。
このように、優先度決定部213は、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性と、通信端末10の位置情報とに基づいて、優先度を決定することができる。かかる構成によれば、通信端末10のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性と、通信端末10の位置情報とに基づいたコンテンツを通信端末10のユーザに提供することができる。例えば、過去において関係性が強かった人物がユーザに近づいた場合には、その人物が関わるコンテンツの優先度を高くすることができる。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
図16は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図16には、優先度決定部213が、ソーシャルネットワーク内において通信端末10のユーザと関係性を有する人物情報とソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物情報とに基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。
例えば、優先度決定部213は、ソーシャルネットワーク内において通信端末10のユーザと関係性を有する人物とソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物との間に共通の人物が多いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定してもよい。
ここで、ソーシャルネットワーク内においてユーザと関係性を有する場合とは、ソーシャルネットワーク内においてユーザと何らかの関係性を有すればよいため、関係性の強さは特に限定されない。また、例えば、所定の関係性よりも強い関係性がある場合を、関係性を有する場合であるとして扱ってもよい。また、上記したように、この関係性は、ユーザや他のユーザによって登録されてもよいし、何らかのログデータに基づいて、推定されてもよい。
図16に示した例では、コンテンツC1には人物Hが関わっており、コンテンツC2には人物Jが関わっている。また、ソーシャルネットワーク内において人物Jと関係性を有する人物が登録され、通信端末10のユーザと関係性を有する人物が登録され、人物Hと関係性を有する人物が登録されている。図16に示すように、通信端末10のユーザが関係性を有する人物群と人物Jが関係性を有する人物群との間においてよりも、通信端末10のユーザが関係性を有する人物群と人物Hが関係性を有する人物群との間においてより多く共通する。
かかる状況において、図16に示すように、優先度決定部213は、通信端末10のユーザとの間で関係性を有する人物群がより多く共通する人物Hが関わるコンテンツC1の優先度を、人物Jが関わるコンテンツC2の優先度よりも高くしてもよい。
このように、優先度決定部213は、ソーシャルネットワーク内において通信端末10のユーザと関係性を有する人物情報とソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物情報とに基づいて、優先度を決定することができる。かかる構成によれば、例えば、共通の友人が存在する場合には、共通の友人が関わるコンテンツの優先度を高くすることができる。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
図17は、コンテンツに関連付けられる優先度の決定手法の例を示す図である。特に、図17には、優先度決定部213が、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に設定される人物情報に基づいて、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する例について示されている。
例えば、優先度決定部213は、同一のコンテンツに対して通信端末10のユーザとソーシャルネットワーク内における他のユーザとの双方が設定される頻度に基づいて、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定してもよい。コンテンツに対する人物情報の設定は、どのような機能によって実現されてもよいが、例えば、画像などのコンテンツに対して人物情報を設定することができる「タグ付け」の機能によって実現され得る。このような人物情報の設定は、通信端末10のユーザによって行われてもよいし、他のユーザによって行われてもよいし、通信端末10や図示しないサーバなどによってコンテンツに映る人物が解析され、その解析結果に基づいてなされてもよい。
図17に示した例では、コンテンツC1には通信端末10のユーザと人物K1と人物K2とが設定されており、コンテンツC2には通信端末10のユーザと人物K1とが設定されている。また、コンテンツC1には人物K1が関わっており、コンテンツC2には人物K2が関わっている。図17に示した例では、通信端末10のユーザが設定されるコンテンツと同一のコンテンツには、人物K1が設定される頻度の方が、人物K2が設定される頻度より高い。
かかる状況において、図17に示したように、優先度決定部213は、通信端末10のユーザが設定されるコンテンツにより多く設定される人物K1が関わるコンテンツC1の優先度を、人物K2が関わるコンテンツC2の優先度よりも高くしてもよい。
このように、優先度決定部213は、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に設定される人物情報に基づいて、優先度を決定することができる。かかる構成によれば、例えば、同一のコンテンツに対してユーザと一緒によく設定される人物が存在する場合には、その人物が関わるコンテンツの優先度を高くすることができる。したがって、ユーザが求めるコンテンツをユーザに提供できる可能性を向上させることが期待できる。
以上、第2の実施形態に係る情報処理装置20Bの機能構成例について説明した。続いて、第2の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れについて説明する。
<2−2.情報処理システムの動作例>
図18は、第2の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図18に示す動作は、第2の実施形態に係る情報処理システム1の動作の一例を示したに過ぎないため、第2の実施形態に係る情報処理システム1の動作の流れは、図18に示した動作の流れに限定されない。
図18に示すように、まず、制御部110は、アプリケーションを起動する(S31)。ここで起動されるアプリケーションとしては、コンテンツの提供を受けるためのアプリケーションであるが、上記した通り、アプリケーションの種類は特に限定されない。続いて、測定部111は、通信端末10の位置情報を測定する(S32)。また、測定部111は、通信速度を測定する(S33)。通信部130は、情報処理装置20Bにコンテンツ要求を送信する(S34)。ここで送信されるコンテンツ要求には、測定部111により測定された位置情報および通信速度が含まれてもよい。また、コンテンツ要求には、位置情報の測定がなされた時刻情報が含まれてもよい。
情報処理装置20Bの通信部220は、コンテンツ要求を受信し(S35)、通信状況取得部211は、通信端末10の通信状況を推定する(S36)。なお、図18においては、通信端末10の通信状況が通信状況取得部211によって推定される例が示されているが、通信端末10の通信状況の推定は、通信端末10により行われてもよい。通信端末10の通信状況の推定には、例えば、コンテンツ要求に含まれる各種の情報(例えば、位置情報、通信速度、時刻情報など)が用いられる。通信状況の推定の詳細は上記した通りである。
通信状況取得部211は、このように推定された通信状況を取得し、コンテンツ制御部212は、通信状況に基づいて、通信端末10に提供されるコンテンツのデータ量を決定する(S37)。上記したように、コンテンツのデータ量の決定は、コンテンツの件数によりなされてもよいし、1件当たりのコンテンツのサイズにより決定されてもよいし、双方により決定されてもよい。
続いて、優先度決定部213は、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する(S38)。続いて、コンテンツ制御部212は、決定したデータ量のコンテンツが通信端末10に提供されるようにコンテンツを制御する。その際、コンテンツ制御部212は、通信端末10に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度に基づいて、データ量のコンテンツを決定する。通信部220は、コンテンツ制御部212により決定されたデータ量のコンテンツを通信端末10に送信する(S39)。なお、図18に示した例では、コンテンツの送信は、情報処理装置20Bにより行われるが、上記したように、コンテンツの送信は、図示しないサーバにより行われてもよい。
情報処理装置20Bにより送信されたコンテンツが通信端末10の通信部130により受信されると(S40)、コンテンツ取得部112は、受信されたコンテンツを取得し、出力制御部113は、コンテンツが表示されるように出力部150を制御する。出力部150は、出力制御部113による制御に従ってコンテンツを表示する(S41)。なお、図18には、出力部150がコンテンツを表示する例が示されているが、上記したように、コンテンツの出力の仕方は、コンテンツの種類に応じて変わってもよい。
続いて、通信端末10による通信が途切れたりするなどして通信が完了し、通信が開始してから終了するまでの連続通信時間が測定部111により測定されると(S42)、通信部130は、連続通信時間を情報処理装置20Bに送信する(S43)。情報処理装置20Bの通信部220により連続通信時間が受信されると(S44)、通信状況取得部211は、連続通信時間を位置情報に関連付けて測定履歴に記録する(S45)。なお、連続通信時間が使用されない場合には、S42〜S45は行われなくてもよい。
以上、第2の実施形態について説明した。
<3.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。かかる構成によれば、通信端末の通信状況に基づいて通信端末にコンテンツを提供するための技術を実現することが可能である。
本開示の実施形態によれば、例えば、ウェブサーバとの通信によりコンテンツを取得する携帯アプリケーションの利用時において、地下鉄の駅に停車中の電車内のように通信状況が悪い場合でも、ユーザが求めるコンテンツを配信することが可能となる。例えば、スマートフォンなどの通信端末は、位置や混雑具合などによって通信状況が変化する可能性がある。そのため、ウェブサービスから同じコンテンツを転送する場合であっても、転送時間が変化する可能性がある。したがって、通信端末の通信状況が悪い場合には、ユーザの待ち時間が増加する可能性があり、通信が途切れ易いような状況ではコンテンツを最後まで読み込めない可能性もある。
本実施形態では、通信状況に応じたコンテンツが配信されるため、通信状況が悪い場合であっても、ユーザの待ち時間を軽減し、通信が途切れる前に一部のコンテンツだけでも通信端末に提供することが可能となる。本開示の技術を応用することで多様なサービスが実現できる。例えば、ユーザの情報に基づいて家族情報(例えば、家族の位置情報と家族の携帯電話の使用履歴)を参照して家族の安否を推定する技術を利用することで、災害時に身内の安否情報を共有するサービスが実現できる。
ソーシャルネットワーク内におけるユーザ間の親密度と各ユーザの位置情報を利用することで、ユーザの近くにいる親しい友人が把握できるため、ユーザの近くにいる友人の情報を配信するSNS(ソーシャルネットワークサービス)を実現することが可能である。同様に、ソーシャルネットワーク内における各ユーザの親密度やニュースのランキングなどを利用して、複数のサービスからユーザにとって有益な情報を抽出することで、複数のSNSやニュースの情報を集約して、ユーザが求める情報を抽出するサービスを実現できる。
また、各サービスにおけるコンテンツに対する優先度の関連付けにおいては、例えば、一般的に人気の高い店舗の情報や一般的なユーザが興味を持つニュースなどの「一般視点」を利用することが可能である。また、ユーザの趣向情報やユーザの活動履歴などを用いた「ユーザ視点」を用いることも可能である。また、ソーシャルネットワーク内において親密度の高い友人が共有する情報、お薦めする店舗、興味のあるニュースなどの「ソーシャル視点」を利用することも可能である。その他にも、ユーザの近所のイベントに関する情報を配信するなどといった「位置視点」を利用することも可能である。このように、優先度の関連付けにおいては、さまざまな視点を利用することができる。
ネットワークにおいては混雑度が高い場所もあり、通信環境が改善されたとしても、コンテンツはデータ量が多くなったり、利用するユーザが増えたりする可能性もある。そのため、ネットワークが混雑する状況は続いていく可能性も想定される。ネットワークが混雑している状況において、各ユーザのアプリケーションがそれぞれリッチなコンテンツを取得しようとすれば、各ユーザのアプリケーションはお互いの通信を阻害し、結果的に全てのユーザの待ち時間を増やすことになってしまう。
本開示の技術によれば、通信状況に応じて提供されるコンテンツが変化する。このような技術を利用することで、例えば、上記の災害時やイベント時の例のように、必要なコンテンツを必要な量だけやりとりすることができるため、ネットワークという限られた共有資源をより効率よくお互いが共有できる。
さらに、本開示の実施形態では、主に通信状況が悪い場合に対する改善策を述べたが、通信状況が良い場合には、コンテンツにアニメーションを加えたり、動画コンテンツの埋め込みを行ったりするなど、よりよいユーザ体験を実現することも可能である。その他にも、サーバは、コンテンツ送信時にユーザにとって重要な情報である要約情報を先に送信し、その後に詳細情報や画像データを送信するようにしてもよい。その場合に、通信端末のアプリケーションにおいて、要約情報をまずコンテンツとして表示し、後から詳細情報や画像データをコンテンツに埋め込んでいくという処理を行うことも可能である。このようにすれば、ユーザは、求める情報を少ない待ち時間で高い粒度から閲覧していくことが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書の情報処理システム1の動作における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、情報処理システム1の動作における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、通信端末10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した通信端末10の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
同様に、情報処理装置20に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した情報処理装置20の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、
前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記コンテンツ制御部は、前記通信端末に提供されるコンテンツのデータ量を前記通信状況に基づいて制御する、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記コンテンツ制御部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度に基づいて、前記データ量のコンテンツを決定する、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記情報処理装置は、
前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する優先度決定部をさらに備える、
前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの嗜好情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記優先度決定部は、前記通信端末の位置情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(7)
前記優先度決定部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられるコンテンツ評価に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(8)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(9)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度が高いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(11)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性が強いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性と、前記通信端末の位置情報とに基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(13)
前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性が所定の関係性よりも強い場合、前記通信端末の位置と前記他のユーザとの位置が所定の距離よりも近づいた場合に、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高める、
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記優先度決定部は、ソーシャルネットワーク内において前記通信端末のユーザと関係性を有する人物情報と前記ソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物情報とに基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(15)
前記優先度決定部は、ソーシャルネットワーク内において前記通信端末のユーザと関係性を有する人物と前記ソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物との間に共通の人物が多いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記優先度決定部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に設定される人物情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(17)
前記優先度決定部は、同一のコンテンツに対して前記通信端末のユーザと前記ソーシャルネットワーク内における他のユーザとの双方が設定される頻度に基づいて、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記コンテンツ制御部は、優先度の高いコンテンツから順に前記通信端末に提供されるように前記通信端末に提供されるコンテンツを制御する、
前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
自端末の通信状況に基づいて制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、
を備える、通信端末。
(20)
通信端末と情報処理装置とを有し、
前記情報処理装置は、
通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、
前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、
を備え、
前記通信端末は、
前記通信端末の通信状況に基づいて前記情報処理装置により制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、
を備える、情報処理システム。
1 情報処理システム
10 通信端末
20(20A、20B) 情報処理装置
110 制御部
111 測定部
112 コンテンツ取得部
113 出力制御部
120 入力部
130 通信部
140 記憶部
150 出力部
210 制御部
211 通信状況取得部
212 コンテンツ制御部
213 優先度決定部
220 通信部
230 記憶部



Claims (20)

  1. 通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、
    前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記コンテンツ制御部は、前記通信端末に提供されるコンテンツのデータ量を前記通信状況に基づいて制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツ制御部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度に基づいて、前記データ量のコンテンツを決定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する優先度決定部をさらに備える、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの嗜好情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記優先度決定部は、前記通信端末の位置情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記優先度決定部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられるコンテンツ評価に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  9. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザの行動履歴と他のユーザの行動履歴との類似度が高いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  11. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における関係性が強いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性と、前記通信端末の位置情報とに基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  13. 前記優先度決定部は、前記通信端末のユーザと他のユーザとのソーシャルネットワーク内における過去の関係性が所定の関係性よりも強い場合、前記通信端末の位置と前記他のユーザとの位置が所定の距離よりも近づいた場合に、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高める、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記優先度決定部は、ソーシャルネットワーク内において前記通信端末のユーザと関係性を有する人物情報と前記ソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物情報とに基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  15. 前記優先度決定部は、ソーシャルネットワーク内において前記通信端末のユーザと関係性を有する人物と前記ソーシャルネットワーク内において他のユーザと関係性を有する人物との間に共通の人物が多いほど、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記優先度決定部は、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に設定される人物情報に基づいて、前記通信端末に提供可能な1または複数のコンテンツの各々に関連付けられる優先度を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  17. 前記優先度決定部は、同一のコンテンツに対して前記通信端末のユーザと前記ソーシャルネットワーク内における他のユーザとの双方が設定される頻度に基づいて、当該他のユーザが関わるコンテンツに関連付けられる優先度を高く決定する、
    請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記コンテンツ制御部は、優先度の高いコンテンツから順に前記通信端末に提供されるように前記通信端末に提供されるコンテンツを制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  19. 自端末の通信状況に基づいて制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、
    を備える、通信端末。
  20. 通信端末と情報処理装置とを有し、
    前記情報処理装置は、
    通信端末の通信状況を取得する通信状況取得部と、
    前記通信端末に提供されるコンテンツを前記通信状況に基づいて制御するコンテンツ制御部と、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記通信端末の通信状況に基づいて前記情報処理装置により制御されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツ取得部により取得されたコンテンツを出力するように出力部を制御する出力制御部と、
    を備える、情報処理システム。




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