JP2013196114A - 電子カルテ装置 - Google Patents

電子カルテ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013196114A
JP2013196114A JP2012060073A JP2012060073A JP2013196114A JP 2013196114 A JP2013196114 A JP 2013196114A JP 2012060073 A JP2012060073 A JP 2012060073A JP 2012060073 A JP2012060073 A JP 2012060073A JP 2013196114 A JP2013196114 A JP 2013196114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
combination
data
practices
stamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012060073A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Kaji
大介 梶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012060073A priority Critical patent/JP2013196114A/ja
Publication of JP2013196114A publication Critical patent/JP2013196114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】電子カルテにおいて一纏まりで選択される診療行為の組み合わせの作成におけるユーザーの負担を軽減させる。
【解決手段】診療行為DBから診療行為データを取得し(ステップS3)、取得した診療行為データを解析して、出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出する(ステップS4)。次に、出現頻度と、組み合わせに含まれる診療行為の数と、に基づいて、各組み合わせに対してスコアを算出し(ステップS7)、スコアの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する(ステップS8)。次に、抽出した診療行為の組み合わせをスタンプ候補として表示し(ステップS9)、ユーザーがスタンプを作成する診療行為の組み合わせを選択する(ステップS10)。次に、選択された診療行為の組み合わせ単位で、当該診療行為の組み合わせからなるスタンプデータを作成する(ステップS11)。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子カルテ装置に関する。
近年、医療施設では、電子カルテやレセプト等、書類の電子化が進んでいる。電子カルテは、紙のカルテに記載されていた患者の病状や処方等の情報を電子化して保存・管理するものである。電子カルテでは、カルテ情報の記録、検査オーダー情報の発行、医事会計システム(レセプトコンピューター)に対する治療や処方内容の通知等が行われる。
通常、電子カルテを作成する際には、医師が電子カルテ作成画面上で患者に対する検査や投薬等の診療行為を選択又は入力している。カルテに記録すべき内容が多いと、ユーザーである医師の負担が大きい。
電子カルテを作成する際のユーザーの操作負担を軽減させるために、カルテの入力に対して様々な工夫がなされている。例えば、過去データの潜在的意味解析を用いたクラスタリングにより、過去データをグルーピングすることで関連する操作を予測し、その入力を簡略化する技術が提案されている(特許文献1参照)。しかし、この技術は、既に行われた過去の操作の組み合わせから、次に起こる可能性が高い操作を抽出するものである。
また、医師の診断ミスや入力ミスをチェックするために、レセプトデータに含まれる傷病名と医薬品、傷病名と検査の組の整合性をチェックするレセプトチェックが行われている。
また、電子カルテでは、使用頻度の高い診療行為の組み合わせを予めスタンプ(プリセット)として用意しておき、組み合わせ単位で選択可能となっている。スタンプを使用することにより、診療行為を一つ一つ選択する場合と比べて、カルテ入力の手間を簡略化することができる。例えば、スタンプとして、風邪の診断時に処方される総合感冒薬等に、胃腸薬、うがい薬、解熱剤等を組み合わせたり、これにさらに注射等の処置を組み合わせたりすることもできる。また、インフルエンザ等の検査とX線撮影のオーダーの組み合わせが用いられる場合もある。
特開2010−108388号公報
しかしながら、スタンプとして登録する診療行為の組み合わせを作成する際には、その組み合わせに属する診療行為を一つ一つ選択しなければならず、非常に手間がかかる作業であった。また、医療施設によって登録すべき診療行為の組み合わせも異なることから、適切な診療行為の組み合わせを作成することは困難であった。
また、上述した特許文献1に記載の次に発生する診療行為を予測する技術や、レセプトデータのチェックを行う技術は、いずれも診療行為を解析するものであるが、医師の操作負担を低減させるために、頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出するものではなく、必ずしもスタンプ作成に適切とは言えない。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、電子カルテにおいて一纏まりで選択される診療行為の組み合わせの作成におけるユーザーの負担を軽減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、患者毎及び診断毎に記録された一又は複数の診療行為を含む診療行為データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている診療行為データを解析して、当該診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する抽出手段と、当該抽出された診療行為の組み合わせ単位で当該診療行為の組み合わせからなる組み合わせデータを作成する作成手段と、前記作成された組み合わせデータに基づいて、当該組み合わせデータに含まれる診療行為の組み合わせを一纏まりで選択可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える電子カルテ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテ装置において、前記抽出手段は、頻出パターン検出アルゴリズムを用いて、前記予め定められた基準により出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテ装置において、前記抽出手段は、前記診療行為データにおける診療行為の組み合わせの出現頻度が高いほど値が大きくなり、当該診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数が多いほど値が大きくなるパラメーターを算出し、前記予め定められた基準により前記算出されたパラメーターの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子カルテ装置において、前記診療行為の組み合わせには、傷病名、投薬、処置、注射又は検査の区分に分類される診療行為が含まれる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の電子カルテ装置において、医事会計システムから前記診療行為データを含むレセプトデータを取得する取得手段を備え、前記抽出手段は、前記取得手段により取得されたレセプトデータを解析して、当該レセプトデータに含まれる診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、前記予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する。
請求項1に記載の発明によれば、電子カルテにおいて一纏まりで選択される診療行為の組み合わせの作成におけるユーザーの負担を軽減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、出現頻度の高い診療行為の組み合わせからなる組み合わせデータを作成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、出現頻度が高く、組み合わせに含まれる診療行為の数が多い診療行為の組み合わせからなる組み合わせデータを作成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、傷病名、投薬、処置、注射又は検査の区分に分類される診療行為を含む組み合わせデータを作成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、医事会計システムから取得したレセプトデータを利用して、組み合わせデータを作成することができる。
診断システムのシステム構成図である。 電子カルテ装置の機能的構成を示すブロック図である。 電子カルテ装置において実行されるスタンプ作成処理を示すフローチャートである。 スコアの算出例を示す図である。 スタンプ作成画面の例である。 スタンプ箱にスタンプ候補を構成する診療行為の組み合わせが表示された状態を示す図である。 スタンプ箱にスタンプが作成された状態を示す図である。 電子カルテ装置において実行される電子カルテ作成処理を示すフローチャートである。 電子カルテ作成画面の例である。
〔診断システムの構成〕
以下、図面を参照して、本発明に係る電子カルテ装置の実施の形態について説明する。
図1に、診断システム1のシステム構成を示す。
図1に示すように、診断システム1は、モダリティー10と、電子カルテ装置20と、医用画像サーバー30と、医事会計システム40と、を備えて構成されており、各装置は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
モダリティー10は、患者の診断対象部位を撮影し、撮影した画像をデジタル変換して画像データを生成する。また、モダリティー10は、検査オーダー情報や撮影時に入力された情報に基づいて、画像データに付帯される付帯情報を生成する。付帯情報には、患者情報(患者ID、患者氏名、性別、年齢、生年月日等)、撮影条件(モダリティーの種類、撮影部位、撮影方向、各種パラメーター等)等が含まれる。
例えば、モダリティー10は、画像データに付帯情報を付帯させ、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に則ったDICOMファイル形式でDICOM準拠画像データを生成する。
モダリティー10としては、CR(Computed Radiography)装置等のX線画像撮影装置、超音波診断装置(US)等が適用可能である。
電子カルテ装置20は、電子カルテ作成機能、画像ビューアー機能を有するコンピューター装置である。電子カルテ装置20は、患者毎、診断毎に、一又は複数の診療行為を記録した診療行為データを生成する。電子カルテ装置20は、診療行為データを医事会計システム40に送信する。
医用画像サーバー30は、モダリティー10において生成された画像データを記憶し、管理する。医用画像サーバー30として、PACS(Picture Archiving and Communication System)等が適用可能である。医用画像サーバー30は、外部機器からの画像データの取得要求に応じて、要求された画像データを当該外部機器に送信する。
医事会計システム40は、会計計算や保険点数計算等を行うためのコンピューター装置である。医事会計システム40は、電子カルテ装置20から診療行為データを受信する。医事会計システム40は、診療行為データに含まれる診療行為を診療報酬の点数に変換し、会計計算や保険点数計算を行い、レセプトデータを生成する。レセプトデータは、患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に医療費を請求するための診療報酬明細書(レセプト)の情報である。レセプトデータには、患者情報(患者氏名、性別、生年月日等)、患者の健康保険加入情報、請求元の医療機関名、診療科、診療行為データ、診療行為データに含まれる各診療行為に対応する診療報酬の点数等が記載されている。
なお、診断システム1を構成する各装置の数は、特に限定されない。
また、診断システム1における通信方式としては、一般的に、DICOM規格が用いられており、各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
〔電子カルテ装置の構成〕
図2に、電子カルテ装置20の機能的構成を示す。
図2に示すように、電子カルテ装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM(Random Access Memory)25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、電子カルテ装置20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部24は、モダリティー10により患者を撮影して得られた画像データを受信する。また、通信部24は、診療行為データを医事会計システム40に送信する。また、通信部24は、医事会計システム40からレセプトデータを受信する。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部26は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。具体的に、記憶部26には、スタンプ作成処理プログラムP1、電子カルテ作成処理プログラムP2、診療行為DB(DataBase)261等が記憶されている。
スタンプ作成処理プログラムP1は、診療行為データを解析し、二以上の診療行為を組み合わせたスタンプを作成する機能を実現させるためのプログラムである。スタンプを使用することにより、頻繁に用いる診療行為の組み合わせを一纏まりで選択することができる。
電子カルテ作成処理プログラムP2は、電子カルテを作成する機能を実現させるためのプログラムである。
診療行為DB261には、患者毎及び診断毎に記録された一又は複数の診療行為を含む診療行為データが格納される。診療行為は、傷病名、投薬(処方)、処置、注射、検査、手術、画像診断、リハビリ(リハビリテーション)等の区分に分類される。傷病名を表す診療行為には、傷病名、部位等が含まれる。投薬を表す診療行為には、薬剤名、投与量、投与日数等が含まれる。処置を表す診療行為には、処置に用いる装置、薬剤名等が含まれる。注射を表す診療行為には、薬剤名、投与量等が含まれる。検査を表す診療行為には、検査名、部位、検査条件等が含まれる。検査には、検体検査、生体検査、細菌検査、放射線撮影検査等が含まれる。手術を表す診療行為には、手術の種類、部位等が含まれる。画像診断を表す診療行為には、モダリティーの種類、部位等が含まれる。リハビリを表す診療行為には、リハビリの種類等が含まれる。
制御部21は、記憶部26の診療行為DB261に記憶されている診療行為データを解析して、診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する。すなわち、制御部21は、抽出手段として機能する。診療行為の組み合わせには、傷病名、投薬、処置、注射、検査、手術、画像診断、リハビリ等の区分に分類される診療行為が含まれる。診療行為の組み合わせには、同一区分内の複数の診療行為が含まれてもよいし、異なる二以上の区分にそれぞれ属する診療行為が含まれてもよい。
例えば、制御部21は、頻出パターン検出アルゴリズムを用いて、予め定められた基準により、出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出する。頻出パターン検出アルゴリズムとして、AprioriやFP-tree等の頻出アイテム抽出アルゴリズムを使用することができる。また、特開2011−113519号公報に記載されているようなクラスタリングを使った手法により、出現頻度の高いクラスの中で、出現頻度がある閾値以上になるデータの組み合わせをスタンプ候補として抽出してもよい。
出現頻度としては、例えば、患者毎及び診断毎の診療行為データ全体に対する、対象となる診療行為の組み合わせが含まれる診療行為データの割合を算出してもよいし、診療行為データ全体における診療行為の組み合わせの出現回数を用いてもよい。
出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出する際には、診療行為の組み合わせの出現頻度が予め定められた値以上のものを抽出してもよいし、診療行為の組み合わせの出現頻度が高いものから順に所定数だけ抽出してもよい。
また、制御部21は、診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせについて、診療行為データにおける診療行為の組み合わせの出現頻度が高いほど値が大きくなり、かつ、当該診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数が多いほど値が大きくなるパラメーター(以下、スコアという。)を算出する。そして、制御部21は、予め定められた基準により、算出されたスコアの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する。
スコアの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する際には、診療行為の組み合わせのスコアの値が予め定められた値以上のものを抽出してもよいし、診療行為の組み合わせのスコアの値が大きいものから順に所定数だけ抽出してもよい。出現頻度が高い診療行為の組み合わせだけでなく、診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数が多いほど、スタンプとして登録しておくことで、ユーザーの手間を省くことができる。
具体的には、制御部21は、診療行為の組み合わせの出現頻度と、診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数と、に基づいて、式(1)により、スタンプ作成の推奨度を示すスコアを算出する。
スコア=(出現頻度)*(診療行為の数)^a (1)
ここで、aは、組み合わせに含まれる診療行為の数をどのくらい重視するかを表す値である。
a=1の場合、スコアは、式(2)により求められる。
スコア=(出現頻度)*(診療行為の数) (2)
例えば、100回の診断のうち、20回出現する5個の診療行為からなる組み合わせと、10回出現する10個の診療行為からなる組み合わせと、では、一つずつ診療行為を選んでいく場合、ともに100回の操作となり、同じスコア(評価)となる。
式(1)において、aの値により、組み合わせに含まれる診療行為の数が多いときの手間を評価することができる。aの値が大きくなるにつれて、組み合わせに含まれる診療行為の数が多いものほどスタンプにする価値が高いと判断される。
制御部21は、抽出された診療行為の組み合わせ単位で、当該診療行為の組み合わせからなる組み合わせデータとしてのスタンプデータを作成する。すなわち、制御部21は、作成手段として機能する。
制御部21は、作成されたスタンプデータに基づいて、当該スタンプデータに含まれる診療行為の組み合わせを一纏まりで選択可能に表示部23に表示させる。すなわち、制御部21は、表示制御手段として機能する。
なお、電子カルテ装置20において、診療行為DB261に診療行為データが所定数以上蓄積されていない場合には、制御部21は、通信部24を介して、医事会計システム40から診療行為データを含むレセプトデータを取得する。すなわち、制御部21は、取得手段として機能する。
制御部21は、取得したレセプトデータを解析して、レセプトデータに含まれる診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する。
〔電子カルテ装置の動作〕
次に、電子カルテ装置20における動作について説明する。
図3は、電子カルテ装置20において実行されるスタンプ作成処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているスタンプ作成処理プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザーの操作部22からの操作により、表示部23に表示される操作画面上でスタンプ作成ボタンが押下されると(ステップS1;YES)、制御部21により、記憶部26の診療行為DB261に患者毎及び診断毎の診療行為データが所定数以上蓄積されているか否かが判断される(ステップS2)。ここで、所定数は、診療行為データの解析にあたり、スタンプとして登録すべき診療行為の組み合わせを抽出するために十分と考えられる値が予め設定されている。
記憶部26の診療行為DB261に診療行為データが所定数以上蓄積されている場合には(ステップS2;YES)、制御部21により、記憶部26の診療行為DB261から診療行為データが取得される(ステップS3)。
次に、制御部21により、取得された診療行為データが解析され、診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準により出現頻度の高い診療行為の組み合わせが抽出される(ステップS4)。例えば、制御部21により、AprioriやFP-tree等の頻出パターン検出アルゴリズムを用いて、診療行為データから出現頻度の高い診療行為の組み合わせが抽出される。
ステップS2において、記憶部26の診療行為DB261に診療行為データが所定数以上蓄積されていない場合には(ステップS2;NO)、制御部21により、通信部24を介して、医事会計システム40から診療行為データを含むレセプトデータが取得される(ステップS5)。例えば、ユーザーの操作部22からの操作により、解析対象となる所定のフォルダーに、医事会計システム40に保存されているレセプトデータのファイルが設定されると、制御部21により、通信部24を介して、医事会計システム40からレセプトデータが取得される。
次に、制御部21により、取得されたレセプトデータが解析され、レセプトデータに含まれる診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準により出現頻度の高い診療行為の組み合わせが抽出される(ステップS6)。出現頻度の高い診療行為の組み合わせの抽出方法については、ステップS4と同様である。
ステップS4又はステップS6の後に、制御部21により、ステップS4又はステップS6において抽出された診療行為の組み合わせの出現頻度と、当該診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数(項目数)と、に基づいて、各組み合わせに対してスコアが算出される(ステップS7)。
図4に、スコアの算出例を示す。図4の例では、出現頻度と、組み合わせに含まれる診療行為の数と、を掛けた値がスコアとなっており(式(2)参照)、スコアの値が大きい順に上位20位までの診療行為の組み合わせが並んでいる。なお、図4では、各診療行為は、その診療行為を示す識別情報である診療行為コードで示されている。例えば、順位が0位の診療行為の組み合わせ(SY/8833421,SY/5351003)は、出現頻度が「26」であり、組み合わせに含まれる診療行為の数が「2」であるため、スコアは「52」である。
次に、制御部21により、スコアの値が大きいものから順に所定数だけ診療行為の組み合わせが抽出される(ステップS8)。すなわち、出現頻度が高く、かつ、診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数が多い診療行為の組み合わせが抽出されることになる。
次に、制御部21により、抽出された診療行為の組み合わせがスタンプ候補として表示部23に表示される(ステップS9)。
図5に、スタンプ候補が表示されたスタンプ作成画面231の例を示す。スタンプ作成画面231には、スタンプ箱232、スタンプ候補表示画面233が含まれる。
スタンプ箱232には、複数の区分毎に、診療行為の組み合わせであるスタンプが表示される。スタンプ箱232の各タブ(処方、初診・再診、指導・在宅、検体検査、生体検査、細菌検査、注射、その他、処置、手術、放射線、傷病名、汎用)が各区分を表している。
スタンプ候補表示画面233には、スタンプ候補51,52,53,54が表示されている。例えば、スタンプ候補51は、診療行為「AAA 60mg」「BB顆粒」「CCC 3.2mg」の組み合わせを示している。
次に、ユーザーの操作部22からの操作により、表示部23に表示されているスタンプ候補の中からスタンプを作成する診療行為の組み合わせが選択される(ステップS10)。
例えば、図5のスタンプ候補表示画面233において、スタンプ候補54が選択され、OKボタンB1が押下された場合には、図6に示すように、スタンプ候補54を構成する診療行為「KKK 500mg」「LLL 0.4mg」「MMM 3.0mg」「注射NN液 20mL 1A」「注射OO液 3.0mL 1A」の組み合わせがスタンプ箱232のスタンプ内容表示領域55に表示されるとともに、セット名称入力画面234が表示される。
そして、ユーザーの操作部22からの操作により、セット名称入力画面234のセット名称入力領域56にセット名称が入力され、OKボタンB2が押下された場合には、図7に示すように、スタンプ箱232にスタンプ57が表示されるとともに、スタンプ作成終了確認画面235が表示される。ここでは、スタンプ57に対して、「風邪セット1」という名称が付けられている。
次に、制御部21により、選択された診療行為の組み合わせ単位で、当該診療行為の組み合わせからなるスタンプデータが作成され、記憶部26に記憶される(ステップS11)。
例えば、図7のスタンプ作成終了確認画面235において、OKボタンB3が押下された場合には、スタンプ箱232に表示されているスタンプ57が、診療行為「KKK 500mg」「LLL 0.4mg」「MMM 3.0mg」「注射NN液 20mL 1A」「注射OO液 3.0mL 1A」の組み合わせを示すものとして登録される。
以上で、スタンプ作成処理が終了する。
次に、図8を参照して、電子カルテ装置20において実行される電子カルテ作成処理について説明する。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されている電子カルテ作成処理プログラムP2との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザーの操作部22からの操作により、表示部23に表示される操作画面上で診断対象となる患者が選択されると(ステップS21)、制御部21により、診断対象患者の電子カルテ作成画面が表示部23に表示される(ステップS22)。
また、制御部21により、これまでに作成され、記憶部26に記憶されているスタンプデータに基づいて、当該スタンプデータに含まれる診療行為の組み合わせが一纏まりで選択可能に表示部23に表示される(ステップS23)。すなわち、登録されているスタンプが表示される。
図9に、電子カルテ作成画面236の例を示す。電子カルテ作成画面236には、スタンプ箱237、カルテ情報入力画面238が含まれる。
スタンプ箱237には、記憶部26に記憶されているスタンプデータ毎に、スタンプデータに含まれる診療行為の組み合わせがスタンプ61として表示される。ここでは、「汎用」という区分に分類されている「風邪セット1」というスタンプ61が表示されている。スタンプ箱237において、各タブが選択されると、各タブが示す区分に分類されているスタンプが表示される。
カルテ情報入力画面238は、診断対象となる患者に対する診療行為を入力するための操作画面である。
次に、ユーザーの操作部22からの操作により、スタンプが選択された場合には(ステップS24;YES)、制御部21により、選択されたスタンプに含まれる各診療行為が電子カルテ作成画面内のカルテ情報入力画面に追加される(ステップS25)。
例えば、ユーザーは、操作部22のポインティングデバイスを操作して、図9に示すスタンプ箱237からスタンプ61をカルテ情報入力画面238上にドラッグアンドドロップすることにより、スタンプ61に含まれる診療行為の組み合わせを一纏まりで選択することができる。図9の例では、「風邪セット1」というスタンプ61が選択された結果として、カルテ情報入力画面238上に「風邪セット1」に含まれる診療行為の組み合わせ62が表示されている。
また、スタンプを選択してカルテ情報入力画面に追加された診療行為のうち、不要な診療行為を削除する等、内容を修正可能としてもよい。
ステップS25の後、又は、ステップS24において、スタンプが選択されない場合には(ステップS24;NO)、ステップS26に移行する。ユーザーの操作部22からの操作により、診療行為(組み合わせになっていないもの)が選択された場合には(ステップS26;YES)、制御部21により、選択された診療行為が電子カルテ作成画面内のカルテ情報入力画面に追加される(ステップS27)。
ステップS27の後、又は、ステップS26において、診療行為が選択されない場合には(ステップS26;NO)、制御部21により、カルテの入力が終了したか否かが判断される(ステップS28)。カルテの入力が終了していない場合には(ステップS28;NO)、ステップS24に戻る。
ステップS28において、カルテの入力が終了した場合には(ステップS28;YES)、制御部21により、ステップS25においてカルテ情報入力画面に追加された各診療行為、ステップS27においてカルテ情報入力画面に追加された診療行為を含む診療行為データが生成され、記憶部26の診療行為DB261に記憶される(ステップS29)。
以上で、電子カルテ作成処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態における電子カルテ装置20によれば、診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出し、抽出された診療行為の組み合わせ単位で、当該診療行為の組み合わせからなるスタンプデータを作成するので、電子カルテにおいて一纏まりで選択される診療行為の組み合わせの作成におけるユーザーの負担を軽減させることができる。
また、頻出パターン検出アルゴリズムを用いて、出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出することにより、出現頻度の高い診療行為の組み合わせからなるスタンプデータを作成することができる。
また、出現頻度と、診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数と、に基づいてスコアを算出し、スコアの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出するので、出現頻度が高く、組み合わせに含まれる診療行為の数が多い診療行為の組み合わせからなるスタンプデータを作成することができる。出現頻度が高い場合だけでなく、組み合わせに含まれる診療行為の数が多い場合にも、診療行為を一つ一つ選択すると手間がかかるため、スタンプとして登録しておく価値がある。
また、傷病名、投薬、処置、注射、検査、手術、画像診断、リハビリ等の区分に分類される診療行為を含むスタンプデータを作成することができる。
また、新規に電子カルテを導入する場合等、電子カルテ装置20において、診療行為DB261に診療行為データが所定数以上蓄積されていない場合には、医事会計システム40から取得したレセプトデータを利用して、スタンプデータを作成することができる。多くの医療施設では、電子カルテに先行してレセプトの電子化が進んでいるため、レセプトデータを利用することで、診療行為データが蓄積されていない場合であっても、スタンプデータを作成することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る電子カルテ装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、図3に示したスタンプ作成処理において、診療行為の組み合わせの出現頻度と、当該診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数と、に基づいて算出したスコアの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する場合について説明したが、診療行為の組み合わせの出現頻度のみに基づいて、予め定められた基準により出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出し、抽出した出現頻度の高い診療行為の組み合わせからなるスタンプデータを作成することとしてもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてHDDや不揮発性メモリーを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
1 診断システム
10 モダリティー
20 電子カルテ装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 記憶部
30 医用画像サーバー
40 医事会計システム
261 診療行為DB
N 通信ネットワーク
P1 スタンプ作成処理プログラム
P2 電子カルテ作成処理プログラム

Claims (5)

  1. 患者毎及び診断毎に記録された一又は複数の診療行為を含む診療行為データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている診療行為データを解析して、当該診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する抽出手段と、
    当該抽出された診療行為の組み合わせ単位で当該診療行為の組み合わせからなる組み合わせデータを作成する作成手段と、
    前記作成された組み合わせデータに基づいて、当該組み合わせデータに含まれる診療行為の組み合わせを一纏まりで選択可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備える電子カルテ装置。
  2. 前記抽出手段は、頻出パターン検出アルゴリズムを用いて、前記予め定められた基準により出現頻度の高い診療行為の組み合わせを抽出する、
    請求項1に記載の電子カルテ装置。
  3. 前記抽出手段は、前記診療行為データにおける診療行為の組み合わせの出現頻度が高いほど値が大きくなり、当該診療行為の組み合わせに含まれる診療行為の数が多いほど値が大きくなるパラメーターを算出し、前記予め定められた基準により前記算出されたパラメーターの値が大きい診療行為の組み合わせを抽出する、
    請求項1に記載の電子カルテ装置。
  4. 前記診療行為の組み合わせには、傷病名、投薬、処置、注射又は検査の区分に分類される診療行為が含まれる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電子カルテ装置。
  5. 医事会計システムから前記診療行為データを含むレセプトデータを取得する取得手段を備え、
    前記抽出手段は、前記取得手段により取得されたレセプトデータを解析して、当該レセプトデータに含まれる診療行為データに含まれる二以上の診療行為の組み合わせのうち、前記予め定められた基準を満たす診療行為の組み合わせを抽出する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電子カルテ装置。
JP2012060073A 2012-03-16 2012-03-16 電子カルテ装置 Pending JP2013196114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060073A JP2013196114A (ja) 2012-03-16 2012-03-16 電子カルテ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060073A JP2013196114A (ja) 2012-03-16 2012-03-16 電子カルテ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013196114A true JP2013196114A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49395041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012060073A Pending JP2013196114A (ja) 2012-03-16 2012-03-16 電子カルテ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013196114A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124764A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 セコム株式会社 診療情報処理システム及び診療情報処理プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346690A (ja) * 2004-03-10 2005-12-15 Hiroko Oki 診療行為・投薬剤分析方法
JP2012043113A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Fuji Xerox Co Ltd プログラム及び診療支援装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346690A (ja) * 2004-03-10 2005-12-15 Hiroko Oki 診療行為・投薬剤分析方法
JP2012043113A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Fuji Xerox Co Ltd プログラム及び診療支援装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124764A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 セコム株式会社 診療情報処理システム及び診療情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013249502B2 (en) Systems and methods for displaying patient data
US10593428B2 (en) Diagnosis support apparatus and method, and non-transitory computer readable medium
JP4906404B2 (ja) 診断支援方法、診断支援装置、診断支援システム、及び診断支援プログラム
KR20160147753A (ko) 메디컬 서비스 추적 시스템 및 방법
Chun et al. Age-varying susceptibility to the delta variant (B. 1.617. 2) of SARS-CoV-2
JP5891305B2 (ja) 診療プロセス分析システム
US20140068489A1 (en) Interactive historical timeline of personal health record
JP5958321B2 (ja) 医用情報処理装置及びプログラム
US20170024516A1 (en) Information analysis assistance device, operation method and operation program thereof, and information analysis assistance system
Kopanitsa Evaluation study for an ISO 13606 archetype based medical data visualization method
JP2013182444A (ja) 電子カルテ装置
WO2012032441A2 (en) Clinical state timeline.
AU2022231758A1 (en) Medical care assistance device, and operation method and operation program therefor
US20190244691A1 (en) Medical record/management system with augmented patient images for rapid retrieval
Basch Evaluating alternative payment models in oncology
JP2014119881A (ja) 情報処理装置、ラベル選択方法、及びプログラム
JP6968704B2 (ja) 情報管理システム及び情報管理方法
JP2013196114A (ja) 電子カルテ装置
US20160092644A1 (en) Diagnosis support program development promoting apparatus, operation method and operation program for diagnosis support program development promoting apparatus, and diagnosis support program development promoting system
Huber et al. Early experience with implementation of a commercial decision-support product for imaging order entry
Tsai et al. Development of an automated bone mineral density software application: facilitation radiologic reporting and improvement of accuracy
JP2008071122A (ja) 医療情報処理装置及びプログラム
JP5953411B1 (ja) 医療費解析システム
Zhu et al. DCDS: A real-time data capture and personalized decision support system for heart failure patients in skilled nursing facilities
Abedtash An interoperable electronic medical record-based platform for personalized predictive analytics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151201