JP2013195674A - 文字パターン出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォントの色やアンチエイリアスの有無の変更等が発生した場合でも、文字パターン出力の高速化を図ることのできる文字パターン出力装置を得る。
【解決手段】ビット深度情報生成部31は、文字データから文字のビットマップフォントのビット深度情報を生成し、キャッシュメモリ5に登録する。文字パターン生成部32は、任意の文字の表示データを生成する場合、文字に対応したビット深度情報をキャッシュメモリ5から取得し、このビット深度情報に基づいて色づけを行い、文字の表示データとして出力する。
【選択図】図1
【解決手段】ビット深度情報生成部31は、文字データから文字のビットマップフォントのビット深度情報を生成し、キャッシュメモリ5に登録する。文字パターン生成部32は、任意の文字の表示データを生成する場合、文字に対応したビット深度情報をキャッシュメモリ5から取得し、このビット深度情報に基づいて色づけを行い、文字の表示データとして出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばテレビのEPG(電子番組ガイド)画面といった特定の文字の表示データを頻繁に出力する文字パターン出力装置に関する。
文字パターンを表示する際には、スケーラブルフォントやアウトラインフォント、ビットマップフォントなどのフォントデータを基に、該当する文字コードをビットマップデータに変換する必要がある。表示する文字数が多いほど、時間を要していた。
その打開策として、従来、文字パターンの表示速度向上の為、CPU負荷が低い時や電源ON時に、決められた文字コードをスケーラブルフォントやアウトラインフォント、ビットマップフォントを用いて、ビットマップデータ化しておく方法が提案されていた(例えば特許文献1参照)。このように、予めビットマップデータ化し、メモリ上にて保持しておくことで、フォントデータからのビットマップ変換にかかる時間を短縮することができる。
しかしながら、従来では、特定の文字色を指定してビットマップ化する為、フォントの色やアンチエイリアスの有無の変更が発生すると、再度ビットマップ化を行う必要がある等、文字パターン生成に時間を要し、このような場合の表示処理の高速化への妨げになるという課題があった。また、ビットマップデータ化したデータはキャッシュメモリに保存されるが、キャッシュメモリの容量にも制限があるため、異なる色の同一の文字を保存し続けることができず、このような点からも表示処理の高速化への妨げとなっていた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、フォントの色やアンチエイリアスの有無の変更等が発生した場合でも、文字パターン出力の高速化を図ることのできる文字パターン出力装置を得ることを目的とする。
この発明に係る文字パターン出力装置は、同一の文字の表示データを複数回出力する文字パターン出力装置であって、文字データから文字のビットマップフォントのビット深度情報を生成するビット深度情報生成部と、ビット深度情報生成部で生成したビット深度情報を保存するビット深度情報保存部と、任意の文字の表示データを生成する場合、文字に対応したビット深度情報をビット深度情報保存部から取得し、ビット深度情報に基づいて色づけを行い、文字の表示データとして出力する文字生成部とを備えたものである。
この発明の文字パターン出力装置は、文字データからビットマップフォントのビット深度情報を生成して保存するようにしたので、フォントの色やアンチエイリアスの有無の変更が発生した場合でも高速に文字パターンを出力することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による文字パターン出力装置を示す構成図である。
図示の文字パターン出力装置は、電源スイッチ1、入力装置2、制御部3、フォントメモリ4、キャッシュメモリ5、文字コードメモリ6、表示装置7を備えている。電源スイッチ1は、文字パターン出力装置を起動/終了させるためのスイッチである。入力装置2は、例えば赤外線受信装置であり、使用者が操作するリモコン8の操作内容をイベントとして受信する。制御部3は、文字パターン出力装置における各部の制御を行うもので、ROMに書き込まれたプログラムやこのプログラムを実行するCPU等からなり、ビット深度情報生成部31と文字パターン生成部32を備えている。ビット深度情報生成部31は、文字コードメモリ6から文字コードを読み込んでフォントメモリ4に展開すると共に、ビットマップデータのビット深度情報を変換してキャッシュメモリ5に保存するよう構成されている。文字パターン生成部32は、文字の表示データを生成する場合、その文字に対応したビット深度情報がキャッシュメモリ5に保存されていた場合は、そのビット深度情報に基づいて色づけを行い、表示装置7への表示データとして出力するよう構成されている。
図1は、この発明の実施の形態1による文字パターン出力装置を示す構成図である。
図示の文字パターン出力装置は、電源スイッチ1、入力装置2、制御部3、フォントメモリ4、キャッシュメモリ5、文字コードメモリ6、表示装置7を備えている。電源スイッチ1は、文字パターン出力装置を起動/終了させるためのスイッチである。入力装置2は、例えば赤外線受信装置であり、使用者が操作するリモコン8の操作内容をイベントとして受信する。制御部3は、文字パターン出力装置における各部の制御を行うもので、ROMに書き込まれたプログラムやこのプログラムを実行するCPU等からなり、ビット深度情報生成部31と文字パターン生成部32を備えている。ビット深度情報生成部31は、文字コードメモリ6から文字コードを読み込んでフォントメモリ4に展開すると共に、ビットマップデータのビット深度情報を変換してキャッシュメモリ5に保存するよう構成されている。文字パターン生成部32は、文字の表示データを生成する場合、その文字に対応したビット深度情報がキャッシュメモリ5に保存されていた場合は、そのビット深度情報に基づいて色づけを行い、表示装置7への表示データとして出力するよう構成されている。
フォントメモリ4は、表示装置7で文字を表示するためのフォントデータを保存するためのメモリである。キャッシュメモリ5は、ビット深度化したフォントデータを保存するためのメモリであり、ビット深度情報保存部を構成している。文字コードメモリ6は、地域情報と紐付けされた文字コードといった文字データを格納するメモリであり、文字データ格納部を構成している。表示装置7は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)等からなり、文字データを含む各種の情報を表示する装置である。
次に、実施の形態1の文字パターン出力装置の動作について説明する。
図2は、装置起動時の動作を示すフローチャートである。
電源スイッチ1によって起動が指示されると、制御部3は各部の起動を行い、装置の初期化処理が実行される(ステップST1)。その際、制御部3のビット深度情報生成部31は、使用するフォントをフォントメモリ4にロードする(ステップST2)。次に、ビット深度情報生成部31は、キャッシュメモリ5にデータがあるかを確認し(ステップST3)、データがない場合は、初期設定となっている地域情報を文字コードメモリ6より取得し(ステップST4)、文字コードを取得する(ステップST5)。図3は、地域情報と文字コードの管理データを示している。図示のように、地域と都道府県名に対応した文字コードのデータが予め文字コードメモリ6に格納されている。
図2は、装置起動時の動作を示すフローチャートである。
電源スイッチ1によって起動が指示されると、制御部3は各部の起動を行い、装置の初期化処理が実行される(ステップST1)。その際、制御部3のビット深度情報生成部31は、使用するフォントをフォントメモリ4にロードする(ステップST2)。次に、ビット深度情報生成部31は、キャッシュメモリ5にデータがあるかを確認し(ステップST3)、データがない場合は、初期設定となっている地域情報を文字コードメモリ6より取得し(ステップST4)、文字コードを取得する(ステップST5)。図3は、地域情報と文字コードの管理データを示している。図示のように、地域と都道府県名に対応した文字コードのデータが予め文字コードメモリ6に格納されている。
なお、実施の形態1では、テレビのEPG画面のように、テレビ局名や時刻(12時など)といった特定の文字を表示する頻度が高いものを対象としている。また、テレビ視聴中に表示される文字は、放送波にて送信される文字なので対象としない。さらに、テレビの設定画面のように、表示する頻度の低いものは対象としない。
次に、ビット深度情報生成部31は、取得した文字コードを基に、ビットマップフォントのビット深度情報(ビット深度データ)を作成する(ステップST6)。ビット深度データとは、図4で示すように8bitで表現されるフォントデータである。この8bitで表現するのは、色ではなく、色の濃さを表す。すなわち、このビット深度データに対して、赤色を指定し、また、0xFFを指定すると、赤色が表示され、0x00を指定すると、濃さはない為、色は表示されない。
ビット深度情報生成部31は、生成したビット深度データを、キャッシュメモリ5に保存する(ステップST7)。そして、図3に示す地域ごとに登録されている文字コード全てを、ビット深度データに変換し、キャッシュメモリ5に保存するまで、処理を繰り返す(ステップST8)。これらの処理が完了すると文字パターン出力装置として起動完了となる。
次に、起動完了後の地域設定を変更する場合の処理について説明する。
図5は、この場合の処理を示すフローチャートである。
ユーザのリモコン操作により地域設定が行われた場合(ステップST11)、制御部3は、入力された地域が現在設定されている地域設定と異なるかを判定する(ステップST12)。ステップST12において、地域設定が異なる場合、地域設定を指定された地域に変更する(ステップST13)。また、ビット深度情報生成部31は、指定された地域を基に、図3で示した地域ごとに登録されている文字コードを取得する(ステップST14)。次に、ビット深度情報生成部31は、取得した文字コードを基に、ビットマップフォントのビット深度データを作成する(ステップST15)。さらに、ビット深度情報生成部31は、作成したビット深度データを、キャッシュメモリ5に保存する(ステップST16)。この処理を地域ごとに登録されている文字コード全てに対して行い(ステップST17)、全ての文字コードに対応したビット深度データへの変換が終了すると地域変更処理は終了となる。
図5は、この場合の処理を示すフローチャートである。
ユーザのリモコン操作により地域設定が行われた場合(ステップST11)、制御部3は、入力された地域が現在設定されている地域設定と異なるかを判定する(ステップST12)。ステップST12において、地域設定が異なる場合、地域設定を指定された地域に変更する(ステップST13)。また、ビット深度情報生成部31は、指定された地域を基に、図3で示した地域ごとに登録されている文字コードを取得する(ステップST14)。次に、ビット深度情報生成部31は、取得した文字コードを基に、ビットマップフォントのビット深度データを作成する(ステップST15)。さらに、ビット深度情報生成部31は、作成したビット深度データを、キャッシュメモリ5に保存する(ステップST16)。この処理を地域ごとに登録されている文字コード全てに対して行い(ステップST17)、全ての文字コードに対応したビット深度データへの変換が終了すると地域変更処理は終了となる。
次に、文字パターン生成部32における文字パターン生成について説明する。
先ず、該当する文字のデータがキャッシュメモリ5に存在しない新規文字表示の場合、文字パターン生成部32はフォントメモリ4から該当する文字のフォントデータを検索し、その文字のビット深度情報を取得する。そして、このビット深度情報をキャッシュメモリ5に登録すると共に、該当する文字データに色づけを行って文字データを作成する。作成した文字データはキャッシュメモリ5に登録すると共に表示装置7に送出し、表示装置7で表示される。
先ず、該当する文字のデータがキャッシュメモリ5に存在しない新規文字表示の場合、文字パターン生成部32はフォントメモリ4から該当する文字のフォントデータを検索し、その文字のビット深度情報を取得する。そして、このビット深度情報をキャッシュメモリ5に登録すると共に、該当する文字データに色づけを行って文字データを作成する。作成した文字データはキャッシュメモリ5に登録すると共に表示装置7に送出し、表示装置7で表示される。
次に、キャッシュメモリ5に該当する文字データが存在する同一文字かつ同色の場合を説明する。この場合はキャッシュメモリ5に保存されている文字データに色づけを行って文字データを作成すると共に、この作成した文字データをキャッシュメモリ5に登録して表示装置7で表示する。
さらに、同一文字で異なる色の表示データを生成する場合は次のように行う。すなわち、文字パターン生成部32はキャッシュメモリ5の文字データに色づけを行って文字データを作成し、これをキャッシュメモリ5に登録すると共に表示装置7で表示する。このとき、従来であれば、色が異なるため、再度ビットマップデータを作成した後、色づけを行う必要があったが、実施の形態1では、ビット深度情報に基づいて色を指定するだけで済むため、処理の短縮を図ることができる。
また、アンチエイリアスの有無が変更された場合、ビット深度情報における0xFF以外の値に対して色の設定を変更することで対応することができる。すなわち、アンチエイリアスを有効にする場合には、ビット深度情報を0xFF以外の値として濃度を薄くする必要があるが、実施の形態1では、キャッシュメモリ5に格納されているビット深度情報の値を変更するだけで対応することができる。
従来では、アンチエイリアスを、有効の文字データと無効の文字データとは完全に異なるため、それぞれビットマップ化して保持することが必要であったが、実施の形態1の文字パターン出力装置では、ビット深度情報に基づいてアンチエイリアスの有無を変更できるため、アンチエイリアスの有効時の文字データとアンチエイリアス無効時の文字データといったものを持つ必要がなく、キャッシュメモリの有効利用を図ることができる。
以上のように、実施の形態1の文字パターン出力装置によれば、同一の文字の表示データを複数回出力する文字パターン出力装置であって、文字データから文字のビットマップフォントのビット深度情報を生成するビット深度情報生成部と、ビット深度情報生成部で生成したビット深度情報を保存するビット深度情報保存部と、任意の文字の表示データを生成する場合、文字に対応したビット深度情報をビット深度情報保存部から取得し、ビット深度情報に基づいて色づけを行い、文字の表示データとして出力する文字生成部とを備えたので、フォントの色やアンチエイリアスの有無の変更が発生した場合でも高速に文字パターンを出力することができる。
また、実施の形態1の文字パターン出力装置によれば、地域ごとに使用される文字データを格納する文字データ格納部を備え、ビット深度情報生成部は、地域が指定された場合は、指定された地域の文字データのビット深度情報を生成するようにしたので、必要最低限の文字のデータを保持するだけで済むため、処理時間の短縮やメモリの有効利用を図ることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 電源スイッチ、2 入力装置、3 制御部、4 フォントメモリ、5 キャッシュメモリ、6 文字コードメモリ、7 表示装置、31 ビット深度情報生成部、32 文字パターン生成部。
Claims (2)
- 同一の文字の表示データを複数回出力する文字パターン出力装置であって、
文字データから当該文字のビットマップフォントのビット深度情報を生成するビット深度情報生成部と、
前記ビット深度情報生成部で生成したビット深度情報を保存するビット深度情報保存部と、
任意の文字の表示データを生成する場合、当該文字に対応したビット深度情報を前記ビット深度情報保存部から取得し、当該ビット深度情報に基づいて色づけを行い、前記文字の表示データとして出力する文字生成部とを備えた文字パターン出力装置。 - 地域ごとに使用される文字データを格納する文字データ格納部を備え、
ビット深度情報生成部は、地域が指定された場合は、当該指定された地域の文字データのビット深度情報を生成することを特徴とする請求項1記載の文字パターン出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012062196A JP2013195674A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 文字パターン出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012062196A JP2013195674A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 文字パターン出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013195674A true JP2013195674A (ja) | 2013-09-30 |
Family
ID=49394696
Family Applications (1)
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JP2012062196A Pending JP2013195674A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 文字パターン出力装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016165837A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 三菱電機株式会社 | フォントキャッシュ装置の制御方法、フォントキャッシュ装置、文字描画処理装置およびプログラム |
CN107111990A (zh) * | 2015-01-30 | 2017-08-29 | 伊英克公司 | 用于电光显示器的字体控制以及相关设备和方法 |
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2012
- 2012-03-19 JP JP2012062196A patent/JP2013195674A/ja active Pending
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EP3251112A4 (en) * | 2015-01-30 | 2018-10-24 | E Ink Corporation | Font control for electro-optic displays and related apparatus and methods |
CN107111990B (zh) * | 2015-01-30 | 2020-03-17 | 伊英克公司 | 用于电光显示器的字体控制以及相关设备和方法 |
JP2016165837A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 三菱電機株式会社 | フォントキャッシュ装置の制御方法、フォントキャッシュ装置、文字描画処理装置およびプログラム |
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