JP2013194535A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Yasushi Hayashi
康司 林
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Abstract

【課題】密閉型圧縮機内部の温度上昇により、体積効率、モータ効率が低下すると共に。摺動部の油膜厚さが減少することで耐久性が低下していた。
【解決手段】密閉容器内に弾性支持される圧縮要素を収容し、前記密閉容器内で連通する吐出管を有し、前記圧縮要素と内部吐出管を接続するディスチャージラインとを備え、前記圧縮要素よりも前記密閉容器に近い側に吐出チャンバーを設けることで、シリンダの温度を低下させ、吸入する冷媒ガスの温度を低下させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用電気冷凍冷蔵庫やショーケースなどに使用される密閉型圧縮機に関し、特に密閉型圧縮機の吐出チャンバーに関するものである。
近年、地球環境保護に対する要求はますます強まってきており、冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置などにおいても、特に高効率化が強く要望されている。
従来、この種の密閉型圧縮機としては、圧縮要素に隣接した吐出チャンバー備えたもの(例えば、特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図3は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の水平断面図、図4は、同特許文献に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。
図3から図4に示すように、従来の密閉型圧縮機は、吐出管1を備えた密閉容器3の底部に冷凍機油5を貯留するとともに冷媒ガス7が充填され、圧縮機本体9がサスペンションスプリング11によって、密閉容器3に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体9は、電動要素13と、電動要素13の上方に配設される圧縮要素15とを備え、電動要素13は、ステータ17およびロータ19を有している。
圧縮要素15は、偏心軸21と主軸23とを備えたクランクシャフト25と、圧縮室27を形成するシリンダ29を一体に形成したブロック31と、ピストン33と、シリンダ29の端面を封止するバルブプレート35に備えられた吐出孔(図示せず)を開閉する吐出バルブ(図示せず)と偏心軸21とピストン33とを連結するコンロッド37を備えている。
さらに、ブロック31には、吐出チャンバー39が備えられおり、吐出管1と吐出チャンバー39はディスチャージライン41によって接続されている。
以上のように構成された特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
まず、密閉型圧縮機は、ステータ17に電流を流して磁界を発生させ、主軸23に固定されたロータ19を回転させることで、クランクシャフト25が回転し、偏心軸21に回転自在に取り付けられたコンロッド37を介して、ピストン33がシリンダ29内を往復運動する。
そして、このピストン33の往復運動により、冷媒ガス7は圧縮室27への吸入と圧縮を経て、一旦、吐出チャンバー39の空間に導かれ、その後、ディスチャージライン41、吐出管1へと排出され、冷凍サイクル(図示せず)への吐出が繰り返される。
特開2010−265755号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の構成では、吐出チャンバー39内に高温の冷媒ガス7を滞留させているため、シリンダ29の温度を上昇させ、吸入する冷媒ガス7の温度を上昇させることにより、体積効率を悪化させるという課題を有していた。
さらに、密閉容器3内部の温度を上昇させることで、電動要素13の巻線抵抗が増大しモータ効率が低下するため、密閉型圧縮機の効率を低下させるという課題を有していた。
また、密閉容器3内部の温度を上昇させることで、冷凍機油5の温度が上昇するため冷凍機油の粘度が低下し、その結果、クランクシャフト25、ピストン33、コンロッド37などの摺動部に発生する油膜厚さが減少するため、耐久性を低下させるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、効率が高く、耐久性の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内に弾性支持される圧縮要素を収容し、前記密閉容器内で連通する吐出管を有し、前記圧縮要素と前記吐出管を接続するディスチャージラインとを備え、前記圧縮要素よりも前記密閉容器に近い箇所に吐出チャンバーを設けたものである。
これにより、高温となる吐出チャンバーの熱がシリンダに伝達することを抑制し、シリンダの温度を低下させ、吸入する冷媒ガスの温度を低下させることができる。
さらに、冷媒ガスの温度を低減することにより、電動要素の巻線抵抗を低く抑えることでモータ効率が改善できる。
また、冷凍機油の温度上昇による冷凍機油の粘度低下を防ぐことができるので、粘度低下によって摺動部に発生する油膜厚さの低下を防ぎ、耐久性を高めることができる。
本発明の密閉型圧縮機は、圧縮機の効率を向上させた上で、信頼性を向上させることができ、省エネルギーで耐久性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の実施の形態における密閉型圧縮機の水平断面図 本発明の実施の形態における密閉型圧縮機の縦断面図 特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の水平断面図 特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図
第1の発明は、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内に弾性支持される圧縮要素を収容し、前記密閉容器内で連通する吐出管を有し、前記圧縮要素と前記吐出管を接続するディスチャージラインとを備え、前記圧縮要素よりも前記密閉容器に近い箇所に吐出チャンバーを設けたものである。
これにより、高温となる吐出チャンバーの熱がシリンダに伝達することを抑制し、シリンダの温度を低下させ、吸入する冷媒ガスの温度を低下させることができ、圧縮機の圧縮効率を向上させることが可能となる。
さらに、冷媒ガスの温度を低減することにより、電動要素の巻線抵抗を低く抑えることでモータ効率が改善できる。
また、冷凍機油の温度上昇による冷凍機油の粘度低下を防ぐことができるので、粘度低下によって摺動部に発生する油膜厚さの低下を防ぎ、耐久性を高めることができる。
第2の発明は、吐出チャンバーには外部と連通する外部吐出管が設けられ、前記外部吐出管は前記吐出チャンバーの下部に設けられることで、吐出チャンバー内に冷凍機油が滞留することを防止し、吐出した冷媒ガスの脈動が増大し騒音が悪化することを防止し、密閉容器内の冷凍機油の量が低下することを防止することで、耐久性を高めることができる。
第3の発明は、外部吐出管は、前記吐出チャンバー側端部の外径をシステム側端部の外径よりも小さくしたことにより、システムに吐出される前に断面積比を大きく取れるため、吐出したシステム中の冷媒ガスの脈動が増大し騒音が悪化することを防止することができる。
第4の発明は、吐出チャンバーには、複数のフィンが設けられているため、吐出チャンバー内の冷媒ガスの温度を低下させるため、十分な凝縮温度を確保しフラッシュガスの発生を防止し、システム効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における密閉型圧縮機の水平断面図、図2は、同実施の形態における密閉型圧縮機の縦断面図である。
図1から図2において、本発明の実施の形態における密閉型圧縮機は、吐出管101を備えた密閉容器103の底部に冷凍機油105を貯留するとともに冷媒ガス107として例えば地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600aなどが充填され、圧縮機本体109がサスペンションスプリング111によって、密閉容器103に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体109は、電動要素113と、電動要素113の上方に配設される圧縮要素115とを備え、電動要素113は、ステータ117およびロータ119を有している。
圧縮要素115は、偏心軸121と主軸123とを備えたクランクシャフト125と、圧縮室127を形成するシリンダ129を一体に形成したブロック131と、ピストン133と、シリンダ129の端面を封止するバルブプレート135に備えられた吐出孔(図示せず)を開閉する吐出バルブ(図示せず)と偏心軸121とピストン133とを連結するコンロッド137を備えている。
バルブプレート135にはシリンダヘッド141が備えられており、吐出管101とシリンダヘッド141はディスチャージライン143によって接続されている。
さらに、密閉容器103には吐出管101が開放される位置にフィン144を備えた吐出チャンバー145が設けられている。吐出チャンバー145の下部には、外部吐出管147が備えられ、外部吐出管147は吐出チャンバー145側端部外径がシステム(図示せず)側端部外径よりも小さくした縮管部149を設けている。
また、圧縮要素115よりも密閉容器103に近い箇所に吐出チャンバーを設けたものの一例として、密閉容器103の外側に吐出チャンバー145を備えた構成である。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、密閉型圧縮機は、ステータ117に電流を流して磁界を発生させ、主軸123に固定されたロータ119を回転させることで、クランクシャフト125が回転し、偏心軸121に回転自在に取り付けられたコンロッド137を介して、ピストン133がシリンダ129内を往復運動する。
そして、このピストン133の往復運動により、冷媒ガス107は圧縮室127への吸入と圧縮を経て、一旦、シリンダヘッド141の空間に導かれ、その後、ディスチャージライン143、吐出管101へと排出され、吐出チャンバー145の空間に開放されることで脈動を低減し、外部吐出管147を経て冷凍サイクル(図示せず)への吐出が繰り返される。
ここで、本実施の形態の吐出チャンバー145は圧縮要素115と隣接せずに密閉容器103に隣接して設けることで、吐出チャンバーの高温がシリンダ129に熱伝達することを抑制し、シリンダ129の温度上昇を抑制し、吸入する冷媒ガス107の温度を低下させることができる。
このように吸入する冷媒ガス107の温度を低下させることで、圧縮機の圧縮効率の中でも体積効率を向上させることができ、密閉型圧縮機の高効率化を図ることが可能となる。
また、吐出チャンバー145の高温がシリンダ129に伝わることを抑制することで、密閉容器103内部の温度を低減し、電動要素113の温度についても低下させることができる。
電動要素113の温度が低下することにより、電動要素113の巻線抵抗が低く抑えられるため、モータ効率が改善でき、さらなる高効率化を実現することが可能となる。
さらに、吐出チャンバー145の高温が密閉容器103の底部に貯留された冷凍機油に伝達することを防ぐことで、冷凍機油の温度上昇を抑制し、高温による冷凍機油の粘度低下を防ぐことで、摺動部に発生する油膜厚さを増大させることができ、圧縮機の耐久性を高めることができる。
さらに、本実施の形態では、圧縮要素115よりも密閉容器103に近い箇所に吐出チャンバーを設ける構成の中でも、さらに密閉容器103の外側に吐出チャンバー145を備えることで、吐出チャンバー145が密閉容器103の外部と熱交換することができ、密閉容器103の内部と熱交換することを低減することで、密閉容器103の内部側に吐出チャンバー145を設ける場合よりも、さらに密閉容器103内への熱影響を抑えることが可能となる。
また、吐出チャンバー145にはシステム(図示せず)と連通する外部吐出管147が
下部に設けられることで、吐出チャンバー145内に冷媒ガス107と共に排出される冷凍機油105が滞留することを防止し、吐出した冷媒ガスの脈動が増大し騒音が悪化することを防止することで、密閉容器103内の冷凍機油105の量が低下することを防止し、耐久性を高めることができる。
また、外部吐出管147は、吐出チャンバー145側端部の外径をシステム(図示せず)側端部の外径よりも小さくした縮管部149を有しているため、システムに吐出される前に断面積比を大きく取れるため、吐出した冷媒ガス107の脈動が増大することを防止することができ、システム(図示せず)の騒音悪化を防止することができる。
さらに、吐出チャンバー145には、複数のフィン144が設けられているため、外部との熱交換が行われ、吐出チャンバー145内の冷媒ガス107の温度を低下させ、十分な凝縮温度を確保しフラッシュガスの発生を防止し、システム(図示せず)の効率を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、冷却システムの性能を安定させ、効率を向上できるので、家庭用電気冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍装置などに広く適用できる。
101 吐出管
103 密閉容器
113 電動要素
115 圧縮要素
143 ディスチャージライン
144 フィン
145 吐出チャンバー
147 外部吐出管

Claims (4)

  1. 密閉容器内に弾性支持される圧縮要素と、前記圧縮要素と連通する吐出管と、前記圧縮要素と前記吐出管を接続するディスチャージラインとを備え、前記圧縮要素よりも前記密閉容器に近い箇所に吐出チャンバーを設けたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 吐出チャンバーには外部と連通する外部吐出管が設けられ、前記外部吐出管は前記吐出チャンバーの下部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 外部吐出管は、前記吐出チャンバー側端部の外径をシステム側端部の外径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1から2のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  4. 吐出チャンバーには、複数のフィンが設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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