JP2013193075A - 淡水化システム - Google Patents

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Koji Kageyama
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Abstract

【課題】逆浸透膜への付着物が低減されることにより,低運転コストかつ安定して淡水を得られる淡水化システムを提供する。
【解決手段】本発明の淡水化システムは,逆浸透膜13を用いて原水1から淡水4を得る淡水化システムS1であって,逆浸透膜13より前段に配置されて,原水1を前処理する前処理装置11と,前処理装置11に供給される原水1,前処理装置11の処理水2,逆浸透膜13から排出される濃縮水5のいずれかひとつ以上の水質特性を計測する計測手段19,20,22と,計測手段19,20,22による計測値とあらかじめ与えた目標値とに基づいて,前処理装置11の操作量を算出して制御信号を出力する制御手段23とを備え,計測手段19,20,22は,原水1中および処理水2中および濃縮水5中のうちの何れかの有機物を分離する分離手段19,20と,水質特性である当該有機物の濃度を検出する検出装置22とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は,海水やかん水から淡水を得るための逆浸透膜を用いた淡水化システムに関する。
従来,逆浸透膜を用いた海水淡水化装置では,逆浸透膜モジュールの圧力抵抗の増加に伴う淡水生産効率の低下や生産水質の悪化が問題となっている。この原因は,膜の洗浄の薬剤などによる不可逆的な劣化,およびその膜面や膜を隔てる流路スペーサへの付着物による流路閉塞である。
膜面への付着物は,主に1)海水に含まれる粒子性物質などの固形成分が直接付着するもの,2)溶解している無機物が膜面近傍での濃縮により析出したもの,3)溶解している有機物が膜面近傍での濃縮によりゲル化したもの,および4)固形成分に付着した細菌が有機物を資化して増殖し,その代謝物とともに形成したバイオフィルムなどから成る。3)および4)はバイオファウリングと呼称される。
逆浸透膜への供給水からこれらの付着物形成要因を除去するため,さまざまな前処理技術が開発され,単層や複層の砂ろ過や精密ろ過膜(MF膜:Microfiltration Membrane),限外ろ過膜(UF膜:Ultrafiltration Membrane)を用いたろ過,殺菌のための塩素や重亜硫酸ソーダの薬剤注入などが導入されている。
ところで,前処理設備における付着物要因の除去性能を評価する際,SDI(Silt Density Index)値が供給水の清澄度の指標として広く使用されており,一般に同値が3以下になるよう運転するとよいとされている。
しかし,非特許文献1によると,UF膜を前処理に採用した実プラントで,SDI値は安定して3以下を維持しても後段の逆浸透膜で閉塞(目詰まり)が発生する場合が報告されている。SDI値は一定量の試料が孔径0.45μmのメンブレンフィルタを通過する時間の比であり,0.45μm以下の溶解している成分を評価しにくい。
非特許文献2によると,海水中の有機物の60〜80%は分子量1000Da(dalton:ダルトン)以下と微小であり,かつ生物学的に不活性とされる。この低分子量の有機物は,一般に海水淡水化設備の前処理に使用されるUF膜の孔径より小さく,砂ろ過や膜処理の前処理では除去されにくいと考えられる。
また,これらの有機物は細菌により資化困難なため,バイオフィルムの形成への寄与は低い。このため,前処理水の全有機炭素(TOC:Total Organic Carbon)を測定しても,有機物の60〜80%は細菌により資化困難であることから逆浸透膜の閉塞との明確な相関関係は得にくい。
さらに,膜モジュールを解体して測定した蓄積した付着物量と逆浸透膜の圧力上昇幅との間には必ずしも比例の相関はないことが報告されている。これは,固形物の堆積物から成るケーク層と,コロイドや微小ゲルが膜面で濃縮されたものやバイオフィルムから成るゲル層では圧力抵抗が異なり,後者のほうが前者より重量あたりの圧力抵抗が大きい可能性を示唆する。つまり,逆浸透膜の閉塞を抑制するためには,前処理において,固形成分に加え,溶解成分やバイオフィルムの形成に影響の大きい成分を除去することが有効であると考えられる。
特許文献1によれば,原水である海水を用いて系外で海洋細菌を培養すると,細菌量や細菌が資化可能な有機物量を推定できる。或いは,同じ海水を試験片に連続的に接触させることでバイオフィルム形成速度を測定できる。これらの資化可能な有機物量,バイオフィルム形成速度,或いは細菌量を用いて殺菌剤の添加量を制御すると,海水の水質に対して過不足なく殺菌剤が添加されるため,後段の逆浸透膜におけるバイオフィルムの形成を抑制でき,逆浸透膜の運転圧力の上昇を低減することができる。
特開2002−143849号公報
膜を用いた水処理技術,中尾真一・渡辺義公,シーエムシー出版,p. 261,2004 海洋における溶存有機物の動態,小川浩史,水環境学会誌,Vol. 34(A),No. 5,2011
しかしながら,特許文献1に記載の対策技術では,バイオフィルム形成量を高い精度で予測できる一方,溶解している有機物の濃縮によるゲル層の形成を予測できない。また,オフラインでの有機物量の測定或いはバイオフィルム形成速度の測定に3日以上要し,海水の水質変動に対応できない可能性がある。例えば,近海で油を運搬するタンカーが座礁し,運搬中の油が漏出し漂着した場合などに対応が困難となる可能性が潜在する。
本発明は上記実状に鑑み,逆浸透膜への付着物が低減されることにより,低運転コストかつ安定して淡水を得られる淡水化システムの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく,本発明に関わる淡水化システムは,逆浸透膜を用いて原水から淡水を得る淡水化システムであって,前記逆浸透膜より前段に配置されて,前記原水を前処理する前処理装置と,前記前処理装置に供給される原水,前記前処理装置の処理水,前記逆浸透膜から排出される濃縮水のいずれかひとつ以上の水質特性を計測する計測手段と,前記計測手段による計測値とあらかじめ与えた目標値とに基づいて,前記前処理装置の操作量を算出して制御信号を出力する制御手段とを備え,前記計測手段は,前記原水中および前記処理水中および前記濃縮水中のうちの何れかの有機物を分離する分離手段と,前記水質特性である当該有機物の濃度を検出する検出装置とを有している。
本発明によれば,逆浸透膜への付着物が低減されることにより,低運転コストかつ安定して淡水を得られる淡水化システムを実現できる。
本発明に係る第1実施形態の海水淡水化システムの構成模式図。 第1実施形態による切替弁が海水を有機物計測装置,分離装置に流通させる場合の制御を示すフローチャート。 第1実施形態による切替弁が前処理水を有機物計測装置,分離装置に流通させる場合の制御を示すフローチャート。 第1実施形態による切替弁が濃縮水を有機物計測装置,分離装置に流通させる場合の制御を示すフローチャート。 第2実施形態の海水淡水化システムの構成模式図。
以下,本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお,各図を通して同一の符号は同等の構成要素を示している。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の海水淡水化システムの構成模式図である。
第1実施形態の海水淡水化システムS1は,原水の海水1の混入物の除去や殺菌の前処理が行われる前処理装置11と,海水1を逆浸透処理により塩分を除いて淡水(透過水4)を得る逆浸透膜モジュール13とを備えている。
海水淡水化システムS1は,原水の海水1中または処理水中に混入する有機物の濃度を計測し,当該濃度に従って前処理装置11での前処理を制御することで逆浸透膜モジュール13の汚染を抑制するシステムである。
海水淡水化システムS1においては,処理対象の海水1は取水ポンプ10により前処理装置11に送られ,懸濁物の除去や殺菌処理が施されて前処理水2となる。前処理水2は,高圧ポンプ12により逆浸透膜モジュール13に供給され,逆浸透膜モジュール13において逆浸透処理により塩分(主にNaCl)が除去された透過水4と塩分が濃縮された濃縮水5に分離される。透過水4は原水の海水1の1/2の量の淡水となり,濃縮水5は原水の海水1の塩分濃度が2倍となった海水1の1/2の量の濃縮水となる。
海水1,前処理水2,濃縮水5は,それぞれ分岐流路15,16,17を通って切替弁18に至る。そして,切替弁18の開弁により,海水1,前処理水2,濃縮水5の何れかが被計測水27となり,高圧ポンプ26により分離装置19,20へ供給される一方,その一部が有機物計測装置22へ流入する。
例えば,海水1が切替弁18の切り替えにより被計測水27となり,分離装置19,20へ供給される一方,海水1の一部は有機物計測装置22へ流入する。或いは,前処理水2が切替弁18の切り替えにより被計測水27となり,分離装置19,20へ供給される一方,前処理水2の一部は有機物計測装置22へ流入する。或いは,濃縮水5が切替弁18の切り替えにより被計測水27となり,分離装置19,20へ供給される一方,濃縮水5の一部は有機物計測装置22へ流入する。
分離装置19のろ液は分離装置20へ供給され,分離装置20のろ液3は排水される。
分離装置19,20は,それぞれ,海水1,前処理水2,濃縮水5に含有される有機物を大きさ別に篩い分けする装置である。分離装置19,20は,それぞれ樹脂の粒などが充填された分離カラムやUF膜で構成される。
海水1中に,相対的に大,中,小の大きさの有機物が含有されるとした場合,分離装置19は,海水1に含まれる有機物のうちから相対的に大なる大きさの有機物を捕捉して分離する分離装置であり,分離装置20は,海水1に含まれる有機物のうちから相対的に中なる大きさの有機物を捕捉して分離する分離装置である。
つまり,分離装置19では大なる大きさの有機物が捕捉されて除去され,分離装置20では中なる大きさの有機物が捕捉されて除去される。
例えば,切替弁18で,海水1が分離装置19,20,有機物計測装置22に向けて流入するように切り替えた際には,切替弁18から有機物計測装置22に向けて流れる被計測水27は海水1であり,海水1中の相対的に大,中,小の大きさの全有機物の濃度が有機物計測装置22で計測される。
流入した海水1が分離装置19,20を通過した後,分離装置19,20をそれぞれ逆洗する逆洗用水6は逆洗用水タンク14から逆洗ポンプ21により分離装置19と分離装置20の各吐出側19o,20oに注入される。分離装置19を逆洗した逆洗用水6は大なる大きさの有機物を含む逆洗水7となり,有機物計測装置22へ流入する。分離装置19を逆洗した逆洗水7から,有機物計測装置22では,分離装置19で補足した大なる大きさの有機物の濃度が計測される。
また,分離装置20を逆洗した逆洗用水6は中なる大きさの有機物を含む逆洗水8となり,有機物計測装置22へ流入する。分離装置20を逆洗した逆洗水8から,有機物計測装置22では,分離装置20で補足した中なる大きさの有機物の濃度が計測される。
これらより,海水1の全有機物の濃度から,分離装置19で補足した大なる大きさの有機物の濃度および分離装置20で補足した中なる大きさの有機物の濃度を減算することにより,小なる大きさの有機物の濃度を求めることもできる。
なお,逆洗用水6はろ過水3の一部を用いてもよい。
制御手段23は,例えば,コントローラであり,制御プログラムが,ファラッシュメモリ,RAM(Random Access Memory)などのメモリ上で実行されることにより,各種制御回路を用いて,海水淡水化システムS1が統括的に制御される。各種制御回路とは,取水ポンプ10,高圧ポンプ12,逆洗ポンプ21,高圧ポンプ26の各制御回路,切替弁18の切替回路,有機物計測装置22の制御回路,前処理装置11の運転条件制御回路などである。図1では、主要な制御に関わる信号の送信を破線で示している。
なお,制御手段23は,説明する所定の制御が行われれば,その機能の一部をIC(Integrated Circuit),LSI(Large Scale Integration)などの回路で構成してもよく,その実施態様は限定されない。
入力手段24は,LAN(Local Area Network)などの閉域のネットワークで制御手段23と接続される端末装置,例えばパソコン(Personal computer),携帯端末(Personal Digital Assistant)などである。
制御手段23,入力手段24を一体に構成してもよく,例示した構成に限定されない。
有機物計測装置22は,流入した各種の水の有機物濃度を計測し,計測値の信号(情報)を制御手段23へ送信する。制御手段23はユーザによる入力手段24からの設定値と有機物計測装置22からの計測値とを用いて,前処理装置11の運転条件を算出する。
例えば,有機物濃度が高い場合には,前処理装置11での前処理を厳しくし,海水1を前処理装置11にゆっくり流す,逆浸透膜モジュール13でのファウリングの起因となる雑菌を死滅させる殺菌剤の添加量を増加させるなどの運転条件とする。これに対して,有機物濃度が低い場合には,海水1を前処理装置11に早めに流す,殺菌剤の添加量を減少させるなどの運転条件とする。
なお,有機物計測装置22からの計測値と比較する入力手段24からの設定値は,他システムからのシステムによる設定値としてもよい。
<逆浸透膜モジュール13の前段までの運転方法>
海水淡水化システムS1における逆浸透膜モジュール13の前段までの運転方法を,以下説明する。
逆浸透膜モジュール13の前段までの運転(後記の(1),(2),(3))は,前記したように,制御手段23によって制御される。
図2から図4は,それぞれ切替弁18が海水1,前処理水2,濃縮水5を有機物計測装置22,分離装置19,20に流通させる場合の制御を示すフローチャートである。
本淡水化システムS1を運転する場合は,所定の頻度でこれら3ヶ所の水を切替えて測定してもよく,いずれか1つまたは2つまたは3つを測定してもよい。
ここで,少なくともいずれか2つの水を切り替えて測定すると,海水1,前処理水2,濃縮水5の水質がより明確になるのでより好ましい。
また,計測数を海水1,前処理水2,濃縮水5の3つ(後記の(1),(2),(3))とすれば,より多数の情報を把握でき,より精度が高い淡水化システムS1の運転が可能になる。
(1)有機物計測装置22での被計測水27が海水1の場合
切替弁18で切り替えた被計測水27が海水1の場合の制御手段23による制御は次のように行われる。
図2のS101において,制御手段23は切替弁18を海水1が流れる分岐流路15(図1参照)の側に開弁し,海水1が,分岐流路15,切替弁18を介して高圧ポンプ26により分離装置19,20に流入するとともに,有機物計測装置22に流入する。これにより,前記したように,分離装置19には海水1に含まれる相対的に大なる大きさの有機物が補足されるとともに,分離装置20には海水1に含まれる中なる大きさの有機物が補足される。
その後,有機物計測装置22は,流入する海水1,分離装置19を逆洗した逆洗水7,分離装置20を逆洗した逆洗水8の各有機物濃度を計測し,それぞれ計測値Cp0,Cp1,Cp2として制御手段23へ送る。すなわち,海水1からは,海水1に含有される全有機物の濃度(計測値Cp0)が計測される。逆洗水7からは分離装置19に補足された相対的に大なる大きさの有機物の濃度(計測値Cp1)が計測される。逆洗水8からは分離装置20に補足された相対的に中なる大きさの有機物の濃度(計測値Cp2)が計測される(S102)。
続いて,制御手段23は,入力手段24から,海水1に関する逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜のファウリング生成能の指標Fpを下記の(1)式で算出するための係数kp0,kp1,kp2,Rなどを取り込む。kp0,kp1,kp2は,それぞれ計測値Cp0,Cp1,Cp2に関する逆浸透膜のファウリング生成量に対する寄与率(重み付けの係数),Rは逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜における淡水の回収率である。
そして,海水1に対して逆浸透膜のファウリング生成能の指標Fpを,式(1)を用いて算出する。
Fp=(kp0・Cp0+kp1・Cp1+R・kp2・Cp2)/(Cp0+Cp1+Cp2) (1)
式(1)に示すように,ファウリング生成能の指標Fpの算出には,各有機物濃度Cp0,Cp1,Cp2にそれぞれ重み係数kp0,kp1,kp2を乗じた項を含む算出式を用いるとよい。
重み係数kp0,kp1,kp2は,ゲル濃縮に影響する,菌に代謝され易さなど逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜のファウリング生成に寄与する各有機物濃度Cp0,Cp1,Cp2に適した値を割り当てるとよい。さらに,この低分子量(例えば分画分子量が1kDa(ダルトン)から0.2μmの間)の有機物濃度の項には,逆浸透膜の膜面におけるゲル層形成に寄与する,淡水の回収率Rも加えるとよい。
なお,式(1)における(Cp0+Cp1+Cp2)による除算は,Fpを無次元化するためであり,(Cp0+Cp1+Cp2)による除算を行わなくてもよい。
また,制御手段23は過去のFpの計算値を蓄積し,ファウリング生成能の指標Fpの時間変化を算出してFpの増加速度VFPを,
FP=d(Fp)/dt (2)
式(2)を用いて算出する(S103)。
続いて,入力手段24から取り込んだファウリング生成能の稼働上限値の目標値Fptと計算値Fpとを比較し,Fp(計算値)<Fpt(稼働目標値)であるか否か判定する(S104)。ファウリング生成能の稼働上限値の稼働目標値Fptは,前処理装置11が定格運転の場合に,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜が通常に運転できる水準で設定するとよい。
つまり,S104では,実測による計算値Fpがファウリング生成能の稼働上限値の稼働目標値Fpt未満(正常範囲)であるか否か判定される。
計算値Fpよりファウリング生成能の稼働上限値の稼働目標値Fptが大きいと判定された場合(S104でYes),ファウリング生成能が正常範囲であるので,そのまま終了する。
一方,実測による計算値Fpがファウリング生成能の稼働上限値の稼働目標値Fpt以上と判定された場合(S104でNo),入力手段24から取り込んだ,ファウリング生成能の停止上限値の停止目標値Fphと比較し,Fp(計算値)<Fph(停止上限値)であるか否か判定する(S105)。停止上限値Fphは,前処理装置11を最大の運転強度で運転した場合でも前処理水2の基準(目標)値を達成できない水準で設定するとよい。
実測によるFp(計算値)が停止上限値Fph以上と判定された場合(S105でNo),海水淡水化システムS1の通常の稼動状態でないと判断し,取水を停止する(S106)。例えば,タンカーで運搬中の油が漂着したなど突発的事象が発生した場合などが想定される。
一方,実測によるFp(計算値)の方が停止上限値Fphより小さい場合(S105でYes),前処理装置11の運転強度を増加させて(S107),S101に移行し,再度,海水1のファウリング生成能が正常運転範囲であるか否かの判定を行う。なお,切替弁18を海水1が流れる分岐流路15の側に開弁している場合には,S107の後,S102に移行すればよい。
(2)図1の被計測水27が海水1と前処理水2の場合
(1)の有機物計測装置22での被計測水27が海水1の場合の動作(制御)に続き,被計測水27が海水1と前処理水2の場合の図3に示すフローの運転制御が行われる。
図3のS201において,制御手段23は,切替弁18を前処理水2が流れる分岐流路16の側に開弁し,前処理水2が分岐流路16,切替弁18を介して,高圧ポンプ26により分離装置19,20に流入するとともに,有機物計測装置22に流入する。これにより,前記したように,分離装置19には前処理水2に含有される相対的に大なる大きさの有機物が補足されるとともに,分離装置20には前処理水2に含有される中なる大きさの有機物が補足される。
その後,有機物計測装置22は,流入する前処理水2,分離装置19を逆洗した逆洗水7,分離装置20を逆洗した逆洗水8の有機物濃度を計測し,それぞれの計測値Cs0,Cs1,Cs2として制御手段23へ送る。前処理水2からは,前処理水2に含有される全有機物の濃度(計測値Cs0)が計測される。逆洗水7からは前処理水2から分離装置19で補足した相対的に大なる大きさの有機物の濃度(計測値Cs1)が計測される。逆洗水8からは前処理水2から分離装置20で補足した相対的に中なる大きさの有機物の濃度(計測値Cs2)が計測される(S202)。
続いて,制御手段23は,入力手段24から,前処理水2に関する逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜のファウリング生成能の指標係数ks0,ks1,ks2,Rなどを取り込む。ここで,ks0,ks1,ks2は,前処理水2における有機物濃度の各計測値Cs0,Cs1,Cs2の逆浸透膜のファウリング生成量に対する寄与率(重み付けの係数),Rは逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜における淡水の回収率である。
前記の(1)式と同様にして,前処理水2に対して逆浸透膜のファウリング生成能の指標Fsを算出する。
すなわち,
Fs=(ks0・Cs0+ks1・Cs1+R・ks2・Cs2)/(Cs0+Cs1+Cs2) (3)
なお,式(1)と同様に,式(3)を無次元化するための(Cs0+Cs1+Cs2)による除算を行わなくてもよい。
また,制御手段23は過去のFsの計算値を蓄積し,前処理水2のファウリング生成能の指標Fsの時間変化を計算してFsの増加速度VFSを,式(2)と同様にして,
FS=d(Fs)/dt (4)
式(4)で算出する(S203)。
続いて,入力手段24から取り込んだ前処理水2のファウリング生成能の稼働上限値の稼働目標値Fstと前処理水2の計算値Fsとを比較し,Fs(前処理水2の計算値)<Fst(稼働目標値)であるか否か判定する(S204)。
Fs(前処理水2の計算値)がFst(稼働目標値)以上と判定される場合(S204でNo),前処理装置11の運転強度を増加させて(S205),S201に移行し,再び水質測定に戻る。
一方,Fs(前処理水2の計算値)方がFst(稼働目標値)より小さい場合(S204でYes),海水1のファウリング生成能Fpを算出して求めた海水1のファウリング生成能の増加速度VFP(式(2)参照)と前処理水2のファウリング生成能の増加速度VFSとが,VFS<VFPであるか否か判定する(S206)。つまり,S206で,前処理装置11が正常に稼動しているか判定する。前処理装置11が正常に稼動している場合,VFS<VFPの関係になるからである。
前処理水2のファウリング生成能の増加速度VFSの方が海水1のファウリング生成能の増加速度VFPより小さいと判定される場合(S206でYes)は,前処理装置11が正常に稼動しているので,そのまま終了する。
一方,前処理水2のファウリング生成能の増加速度VFSが海水1のファウリング生成能の増加速度VFP以上と判定される場合(S206でNo)は,前処理装置11が正常に稼動してないので前処理装置11の前処理運転の異常を示す警報を発動し(S207),終了する。S207の警報は,制御手段23の制御による不図示の警報発生手段で発音・点灯させる警報音,警告灯でもよいし,制御手段23の制御による不図示の電子連絡手段で電子メール,FAXなどをユーザ(管理者)宛に電子連絡することとしてもよい。
(3)被計測水27が前処理水2と濃縮水17の場合
(2)の運転制御に続き,図4に示すフローによる被計測水27が前処理水2と濃縮水17の場合の制御が行われる。
図4のS301において,制御手段23は切替弁18を濃縮水5が流出される分岐流路17の側に開弁し,濃縮水5は,分岐流路17,切替弁18を介して,高圧ポンプ26により分離装置19,20に流入するとともに,有機物計測装置22に流入する。これにより,前記したように,分離装置19には濃縮水5に含有される相対的に大なる大きさの有機物が補足されるとともに,分離装置20には濃縮水5に含有される中なる大きさの有機物が補足される。
その後,有機物計測装置22は,流入する濃縮水5,分離装置19を逆洗した逆洗水7,分離装置20を逆洗した逆洗水8の有機物濃度を計測し,それぞれ計測値Cb0,Cb1,Cb2として制御手段23へ送る。すなわち,濃縮水5からは,濃縮水5に含有される全有機物の濃度(計測値Cb0)が計測される。逆洗水7からは濃縮水5から分離装置19に補足された相対的に大なる大きさの有機物の濃度(計測値Cb1)が計測される。逆洗水8からは濃縮水5から分離装置20に補足された相対的に中なる大きさの有機物の濃度(計測値Cb2)が計測される(S302)。
続いて,制御手段23は,入力手段24から,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の回収率Rと,逆浸透膜モジュール13の通過中に減少する前処理水2の有機物濃度Cs0から濃縮水5の有機物濃度Cb0への減少率上限値f0h,前処理水2の有機物濃度Cs1から濃縮水5の有機物濃度Cb1への減少率上限値f1h,前処理水2の有機物濃度Cs2から濃縮水5の有機物濃度Cb2への減少率上限値f2hを取り込む。
ここで,有機物濃度の減少率上限値f0h,f1h,f2hは,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜が詰まった場合や有機物が微生物に沢山食された場合などに逆浸透膜モジュール13の通過中に有機物濃度が大きく減少するので,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の異常を検出するために設定したものである。
前処理水2が逆浸透膜モジュール13の通過中に減少する有機物濃度をΔC,その減少率をf(有機物濃度Csを1とするとどの位に減少したかの数値),逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の有機物阻止率を100%とすると,前処理水2の有機物濃度Cs0,Cs1,Cs2と,濃縮水5の有機物濃度Cb0,Cb1,Cb2に関して,下記の式(5)の関係から式(6)と表せる。
ΔCs=Cb×(1−R)=Cs×(1−f) (5)
∴ Cb/Cs=(1−f)/(1−R)
∴ f=1−Cb(1−R)/Cs (6)
制御手段23は,濃縮水5の各有機物濃度Cb0,Cb1,Cb2の測定値と前処理水2の各有機物濃度Cs0,Cs1,Cs2の測定値とのf0〜f2(f)を計算(算出)する(S303)。
そして,減少率f0〜f2の全てが減少率上限値f0h,f1h,f2h(fh)未満であるか否か判定する(S304)。
減少率f0〜f2の1つ以上がそれぞれ減少率上限値f0h〜f2h以上と判定される場合(S304でNo),逆浸透膜モジュール13の内部に付着物が増加しているとみなし,前処理装置11の運転強度を増加させて(S305),S301に移行し,再び水質測定に戻る。なお,切替弁18を濃縮水5が流れる分岐流路17の側に開弁している場合には,S305の後,S302に移行すればよい。
一方,減少率f0〜f2の全てが減少率上限値f0h〜f2hより小さい場合(S304でYes),そのまま終了する。
前記(1)のみ,または(2)の前処理水のみを分析してもよい。この場合,切替弁18は不要である。
分離装置19,20は,MF膜やUF膜を用いることができ,例示した2段以外の1段でも3段以上でもよい。複数段の分離装置を用いる場合は,各分離装置のろ液の有機物濃度を測定して差分をその分離装置の分画量(分離する分子の大きさ)としてもよい。
逆洗水7,8を測る場合は,逆洗開始時と逆洗終了時で濃度が減少するため,複数点の濃度を測り,積分値を用いる,または,不図示のバッファタンクを設けて逆洗開始時から逆洗終了時までの逆洗水7,8をそれぞれ均等にしてから測ると望ましい。
有機物計測装置22は,水中に含まれる有機物の量を示すTOC(Total Organic Carbon:全有機炭素),糖などの分析装置を用いるとよい。
図2のS107,図3のS205,図4のS305の前処理の運転強度の増加とは,例えば前処理装置11の前処理が砂ろ過装置の場合,制御手段23による凝集剤の注入率の増加や洗浄頻度の増加である。一方,前処理装置11の前処理が膜処理の場合には,膜処理への通水割合の増加(原水と膜処理水を混合する方式の場合),或いは洗浄頻度の増加,膜に対する運転圧力の低減などである。前処理が吸着処理や生物処理の場合,処理水に対する滞留時間の増加や曝気量の増加である。
なお,分離装置19,20のいずれか一つに孔径1kDa(ダルトン)のUF膜を用いると,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜面の付着への寄与が少なく,かつ有機物濃度としては大部分を占める大きさ(最大長さ)が1kDa以下の低分子成分を除去し,UF膜面に捕捉された成分,すなわち濃縮によりゲル化し,かつ細菌に資化される有機物を逆洗水7,8として濃縮して分析できる。
その結果,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜への供給水中のファウリング寄与成分を高い精度で把握することができる。
このように,第1実施形態の構成を採ることで,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の付着物による圧力抵抗増加を緩和し,逆浸透膜の洗浄頻度を低減する,或いは交換までの使用期間を伸張するような運転を実現できる。
逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の洗浄には,次亜塩素酸(HClO),クエン酸などの薬剤を使用するため,膜の経時劣化が促進され膜の寿命が短くなる。また,逆浸透膜の洗浄,交換には人手もかかり,コスト上昇の起因となる。
そのため,逆浸透膜モジュール13の逆浸透膜の洗浄頻度を低減する,或いは交換までの使用期間を伸張するような運転を実現することで,コスト低減を図ることができる。
さらに,薬剤の使用を抑制できるので薬剤の廃棄量を低減でき,環境汚染を軽減できる。
その結果,海水淡水化システムS1の運転コストの低減や環境負荷の低減が可能となる。
また,リアルタイムで海水淡水化システムS1の原水(海水1)、処理水の状態を把握できるので、原水(海水1)の状況にリアルタイムに応じた海水淡水化システムS1の制御が可能になる。
(第2実施形態)
図5に示す第2実施形態の海水淡水化システムS2は,分離装置19のろ液19rを有機物計測装置22により分析する構成としたものである。
これ以外の構成は,第1実施形態と同様であるから,同一の構成要素には同一の符号を付して示し,詳細な説明は省略する。
有機物計測装置22の分析精度が十分に高い場合は,逆洗水ではなく分離装置19のろ液19rを分析してもよい。この場合,サイズ分離できる充填カラムを用いて液体クロマトグラムで分離してもよい。液体クロマトグラムでは,有機物の大きさで順番にピークがでるので,時間とピーク部の積の面積で濃度を求めることができる。
また,第1実施形態に比べ,装置構成が削減されるので,コスト低減を図れる。
(その他の実施形態)
なお,第1実施形態の構成に代替して,第1実施形態で説明した海水1の各有機物濃度Cp0,Cp1,Cp2に,それぞれ海水1中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当て,また,前処理水2の有機物濃度Cs0,Cs1,Cs2に,それぞれ前処理水2中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当て,また,濃縮水5の有機物濃度Cb0,Cb1,Cb2に,それぞれ濃縮水5中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当てるように構成してもよい。なお、大・中・小なる有機物の濃度を求める場合には、有機物計測装置22での各有機物の計測値の差分をとることで、それぞれ大・中・小なる有機物の濃度を求めることができる。
また,第1実施形態の構成に代替して,有機物計測装置22により,海水1または前処理水2または濃縮水5の有機物濃度,分離装置19のろ液の有機物濃度,分離装置20のろ液3の有機物濃度を計測して,それぞれ有機物濃度Cp0,Cp1,Cp2,Cs0,Cs1,Cs2,Cb0,Cb1,Cb2とする構成としてもよい。
この場合も,各有機物濃度Cp0,Cp1,Cp2に,それぞれ海水1中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当て,また,前処理水2の有機物濃度Cs0,Cs1,Cs2に,それぞれ前処理水2中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当て,また,濃縮水5の有機物濃度Cb0,Cb1,Cb2に,それぞれ濃縮水5中の相対的に大・中・小なる有機物の濃度を割り当てるように構成してもよい。なお、前記したように、大・中・小なる有機物の濃度を求める場合には、有機物計測装置22での各有機物の計測値の差分をとることで、それぞれ大・中・小なる有機物の濃度を求めることができる。
なお,前記第1,第2実施形態では,海水を例示して説明したが,海水以外のかん水などの淡水化にも本発明を適用することが可能である。つまり,本発明の作用効果を奏すれば,海水以外の水の淡水化にも本発明は幅広く適用可能である。
1 海水(原水)
2 前処理水(処理水)
4 透過水(淡水)
5 濃縮水
11 前処理装置
13 逆浸透膜モジュール(逆浸透膜,逆浸透膜面)
19 分離装置(計測手段,分離手段)
20 分離装置(計測手段,分離手段)
22 有機物計測装置(計測手段,検出装置)
23 制御手段
S1,S2 海水淡水化システム(淡水化システム)

Claims (7)

  1. 逆浸透膜を用いて原水から淡水を得る淡水化システムであって,
    前記逆浸透膜より前段に配置されて,前記原水を前処理する前処理装置と,
    前記前処理装置に供給される原水,前記前処理装置の処理水,前記逆浸透膜から排出される濃縮水のいずれかひとつ以上の水質特性を計測する計測手段と,
    前記計測手段による計測値とあらかじめ与えた目標値とに基づいて,前記前処理装置の操作量を算出して制御信号を出力する制御手段とを備え,
    前記計測手段は,
    前記原水中および前記処理水中および前記濃縮水中のうちの何れかの有機物を分離する分離手段と,前記水質特性である当該有機物の濃度を検出する検出装置とを有する
    ことを特徴とする淡水化システム。
  2. 請求項1に記載の淡水化システムにおいて,
    前記分離手段は,前記有機物をその大きさで分離する
    ことを特徴とする淡水化システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の淡水化システムにおいて,
    前記制御手段は,前記計測手段による前記有機物の濃度の計測値から求められ,前記前処理装置の処理水の前記逆浸透膜に付着物を形成する能力を示す指標に基づいて,前記前処理装置の操作量を算出する
    ことを特徴とする淡水化システム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の淡水化システムにおいて,
    前記分離手段は,前記有機物を1kDaから1μmの範囲の大きさで分離する機能を備える
    ことを特徴とする淡水化システム。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の淡水化システムにおいて,
    前記分離手段は,大きさが1kDa以下の有機物を除去する機能を備える
    ことを特徴とする淡水化システム。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の淡水化システムにおいて,
    前記分離手段は,有機物を濃縮する機能を備える
    ことを特徴とする淡水化システム。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の淡水化システムにおいて,
    前記制御手段は,前記前処理装置の処理水と前記逆浸透膜の濃縮水との有機物濃度の差に基づいて前記前処理装置の操作量を算出する
    ことを特徴とする淡水化システム。
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