JP2013192349A - パワーコンディショナ及びそれを備えた発電システム - Google Patents

パワーコンディショナ及びそれを備えた発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電等に用いられるパワーコンディショナにおいて、各昇圧回路において同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減する。
【解決手段】制御回路4が複数の直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのそれぞれのスイッチングタイミングが重ならないように、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチングを制御する。これにより、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パワーコンディショナ及びそれを備えた発電システムに関する。
従来から複数系統の太陽電池から直流電力を取出して交流電力に変換する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−116010号公報
図8は、上記特許文献1に開示されている装置において、複数の直流昇圧回路(DC/DCコンバータ装置)に入力される制御信号と、インダクタ電流の波形を示す。なお、同図においては、4系統の太陽電池パネル及び直流昇圧回路が接続されているものとする。直流昇圧回路を構成するスイッチング素子のゲートには、制御信号として矩形波のパルス信号が入力され、スイッチング素子のスイッチングによって三角波のインダクタ電流が出力される。ところが、それぞれの昇圧回路において、ゲートに入力される信号が、オフからオンに切り替わるとき及びオンからオフに切り替わるとき、スイッチングサージが発生し、伝導ノイズや放射ノイズの原因となっている。
直流昇圧回路にされる制御信号は、制御回路によって生成される。従来のパワーコンディショナにおいては、各直流昇圧回路に入力される制御信号のオン/オフのタイミングについては特に連携されていない。そのため、図8に示すように、各直流昇圧回路においてオンタイミング同士又はオフタイミング同士が重なると、各直流昇圧回路において同時にサージが発生し、大きなノイズの原因となる。また、いずれかの直流昇圧回路のオンタイミングと別の直流昇圧回路のオフタイミングが重なる場合も同様である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、各直流昇圧回路において同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減できるパワーコンディショナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のパワーコンディショナは、複数の直流電力入力部のいずれかに接続され、各直流電力入力部から入力された直流電圧を所定の直流電圧に変換する複数の直流電圧変換部と、前記複数の直流電圧変換部から出力された直流電力を交流電力に変換する直流交流変換部と、前記複数の直流電圧変換部のスイッチングを制御するスイッチング制御部を備えたパワーコンディショナにおいて、前記スイッチング制御部は、前記複数の直流電圧変換部のそれぞれのスイッチングタイミングが重ならないように、各直流電圧変換部のスイッチングを制御するものである。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング位相をシフトさせることが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングが等間隔になるように前記スイッチング位相をシフトさせることが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングの間隔が最大になるように前記スイッチング位相をシフトさせることが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングとオフタイミングが重ならないように、前記スイッチングのオンタイミングを制御することが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数をシフトさせることが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部ごとに異なるスイッチング周波数で前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数を変動させて前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することが好ましい。
この発明において、前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部について同一のスイッチング周波数で変動させて前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することが好ましい。
この発明において、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数は、周期的に循環して変動することが好ましい。
この発明において、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数は、不規則に変動することが好ましい。
また、本発明の発電システムは、前記パワーコンディショナを備えたものである。
本発明のパワーコンディショナによれば、各昇圧回路において同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減できる。
本発明の一実施形態による発電システムの構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態によるパワーコンディショナの構成を示すブロック図。 制御回路が各直流昇圧回路にそれぞれ入力する制御信号の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。 制御回路が各直流昇圧回路にそれぞれ入力する制御信号の変形例の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。 制御回路が各直流昇圧回路にそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。 制御回路が各直流昇圧回路にそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。 制御回路が各直流昇圧回路にそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。 従来のパワーコンディショナにおいて、各直流昇圧回路にそれぞれ入力される制御信号の波形と、各直流昇圧回路のインダクタ電流の波形を示す図。
本発明の一実施形態によるパワーコンディショナについて図面を参照して説明する。図1はパワーコンディショナを備えた発電システムの構成を示す。発電システム100は、複数系統の太陽電池パネル(直流電力入力部)50a,50b,50c,50dと、パワーコンディショナ1と、分電盤60等によって構成される。
太陽電池パネル50a,50b,50c,50dは、建物の屋根等に設置され、直流電力を出力する。パワーコンディショナ1は、太陽電池パネル50a,50b,50c,50dによって発電された直流電力を交流電力に変換して、分電盤60に出力する。分電盤60には、負荷65や系統電源等が接続される。負荷65は、例えば家電機器等の電気機器であり、系統電源とは、商用の電力系統である。分電盤60は、パワーコンディショナ1から入力された交流電力を負荷65に供給する。パワーコンディショナ1から入力された交流電力が負荷65の消費電力よりも大きい場合、分電盤60は、余剰の電力を売電用メータ(図示せず)を介して系統電源に逆潮流する。なお、分電盤60には、必要に応じてコンバータ/インバータを介して蓄電池が接続されていてもよい。
パワーコンディショナ1は、複数の直流昇圧回路(直流電圧変換部)2a,2b,2c,2dと、インバータ回路3と、制御回路(スイッチング制御部)4等によって構成される。
直流昇圧回路2a,2b,2c,2dは、それぞれ太陽電池パネル50a,50b,50c,50dに接続される。直流昇圧回路は、太陽電池パネルの系統数(ストリング数)に応じて設けられる。すなわち直流昇圧回路の個数を増減することにより、太陽電池パネルの系統数が異なるときにも対応できる。直流昇圧回路2a,2b,2c,2dの出力端は、互いに並列に接続され(図2参照)、インバータ回路3の入力端と接続される。直流昇圧回路2a,2b,2c,2dは、太陽電池パネル50a,50b,50c,50dから入力された直流電圧を所定の直流電圧に昇圧変換する。例えば、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dは、入力電圧DC250Vを出力電圧DC320Vに昇圧する。
インバータ回路3は、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dから出力された直流電力を交流電力に変換する。インバータ回路3の出力端は、リレー等によって構成されている系統連系部(図示せず)を介して分電盤60の入力端と接続される。
制御回路4は、直流昇圧回路2a,2b,2c,2d、インバータ回路3及びリレー(図示せず)を制御する。例えば、制御回路4は、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dの出力電圧に基づいて直流昇圧回路2a,2b,2c,2dを構成するスイッチング素子のオンデューティを制御する。
図2は、パワーコンディショナ1の構成を示す。直流昇圧回路2aは、コンデンサC、インダクタL、FET等のスイッチング素子S、ダイオードD等によって構成される昇圧チョッパ回路である。スイッチング素子Sは、制御回路4から入力されるゲート信号に応じてスイッチング動作する。最大電力点追従制御を行っているパワーコンディショナ1において、太陽電池パネル50aから直流昇圧回路2aに入力される直流電圧(入力電圧)は、太陽電池パネル50aを構成する太陽電池パネルの仕様(P−V特性)と直列接続枚数に依存する。一方、直流昇圧回路2aからインバータ回路3に出力する直流電圧(出力電圧)は、インバータ回路3の仕様に対応するように設定される。制御回路4は、入力電圧と出力電圧から算出されるオンデューティでスイッチング素子Sを駆動する。
直流昇圧回路2b,2c,2dに関しても直流昇圧回路2aと同等であるので、その説明を省略する。通常、各系統の太陽電池パネル50a,50b,50c,50dには、同等の仕様と枚数の太陽電池パネルが適用される。従って、制御回路4からそれぞれの直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sに入力されるゲート信号のオンデューティは、同等となる。以下、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sに同等のオンデューティのゲート信号が入力される場合について説明する。なお、各系統の太陽電池パネル50a,50b,50c,50dに異なる仕様の太陽電池パネルが適用される場合にあっては、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sに入力されるゲート信号のオンデューティは、個別に算出された値となる。また、各系統の太陽電池パネル50a,50b,50c,50dを構成する太陽電池パネルの枚数が異なる場合にあっても、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sに入力されるゲート信号のオンデューティは、個別に算出された値となる。
本実施形態においては、制御回路4が、それぞれの直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sについて、スイッチングタイミングが重ならないように、制御信号を出力する。そのため、制御回路4から直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのそれぞれのスイッチング素子Sのゲートには、独立した信号ラインが設けられる。
図3は、本実施形態において、制御回路4が直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力する制御信号の波形と、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのインダクタ電流の波形を示す。それぞれの直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいてスイッチング素子Sのゲートには、矩形波のパルス(ゲート信号)が入力される。直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力されるゲート信号の周波数(スイッチング周波数)は、等しくF0である。
図3に示す制御においては、制御回路4が直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力するゲート信号の位相をシフトさせている。すなわち、ゲート信号がオフからオンに切り替わるタイミング(パルスの立上がり:オンタイミング)が、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dごとに異なるように、ゲート信号の位相(スイッチング位相)をシフトさせている。これに伴い、ゲート信号がオンからオフに切り替わるタイミング(パルスの立下がり:オフタイミング)も各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dごとに異なっている。
また、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、一つの周期でスイッチング素子Sのオンタイミングが等間隔になるように、ゲート信号の位相をシフトさせている。すなわち、直流昇圧回路2bには、直流昇圧回路2aに対して時間ΔTだけ遅れたゲート信号が入力される。同様に、直流昇圧回路2cには、直流昇圧回路2bに対して時間ΔTだけ遅れたゲート信号が入力され、直流昇圧回路2dには、直流昇圧回路2cに対して時間ΔTだけ遅れたゲート信号が入力される。
また、既に述べたように、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sに入力されるゲート信号のオンデューティは、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dの入力電圧と出力電圧によって算出され、各直流昇圧回路間で同等である。従って、スイッチング素子Sの周波数F0に応じて、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sのオンタイミング及びオフタイミングを算出できる。これにより、スイッチング素子Sの周波数F0を適宜設定することにより、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング同士の重なり、オフタイミング同士の重なり、及びオンタイミングとオフタイミングとの重なりを防止できる。ゲート信号のオンデューティが、各直流昇圧回路間で異なる場合であっても、制御回路4は、オンデューティとスイッチング周波数F0から各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sのオンタイミング及びオフタイミングを算出できる。従って、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング同士の重なり、オフタイミング同士の重なり、及びオンタイミングとオフタイミングとの重なりが生じないように、スイッチング素子Sの周波数F0を設定する。
以上のように、本実施形態のパワーコンディショナ1によれば、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズが分散・平均化されて低減される。
特に、制御回路4が直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力するゲート信号の位相をシフトすることにより、スイッチング素子Sのオンタイミングが重ならないように分散する。これにより、各昇圧回路においてオンタイミング時に同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減できる。また、スイッチング素子Sのオフタイミングが重ならないように分散するので、各昇圧回路においてオフタイミング時に同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減できる。
また、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、等しいスイッチング周波数F0でスイッチング素子Sを駆動し、一つのスイッチング周期でそれぞれのスイッチング素子Sのオンタイミングが等間隔になるように、ゲート信号の位相をシフトさせている。これにより、スイッチング素子Sのオンタイミングが常に重ならないように分散でき、各昇圧回路においてオンタイミング時に同時にサージが発生することを回避して、サージによって発生するノイズを低減できる。
また、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング同士の重なり、オフタイミング同士の重なり、及びオンタイミングとオフタイミングとの重なりを防止できるので、より一層サージによって発生するノイズを低減できる。
なお、図3等に示すように、インダクタ電流に重畳されるノイズは、その発生から収束まで相応の時間を必要とする。従って、上記タイミングの重なりは、ノイズの発生から収束までに要する全ての時間で重ならないことが望ましい。しかしながら、パワーコンディショナ1を構成する太陽電池パネル及び直流昇圧回路の系統数によっては、ノイズの発生から収束までに要する全ての時間で、上記タイミングが重ならないように制御できない場合もある。このような場合は、ノイズの発生から収束までに要する一部の時間で、上記タイミングが重ならないように制御することも有効である。インダクタ電流に重畳されるノイズを一部においても分散できるからである。
図4は、本実施形態において、制御回路4が各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力する制御信号の変形例の波形と、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのインダクタ電流の波形を示す。この変形例においては、制御回路4は、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチングのオンタイミングの間隔が等間隔で最大になるようにゲート信号の位相をシフトさせる。すなわち、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dに、位相を1/4F0ずつシフトさせたゲート信号を入力する。太陽電池パネル及び直流昇圧回路の系統数がnである場合、制御回路4が、各直流昇圧回路に、位相を1/nF0ずつシフトさせたゲート信号を入力すれば、各直流昇圧回路のスイッチングのオンタイミングの間隔が等間隔で最大になる。
この変形例によれば、各直流昇圧回路のスイッチングのオンタイミングの間隔が最大になるように分散されるので、各昇圧回路においてオンタイミング時に発生するサージが分散され、サージによって発生するノイズが低減される。
図5は、本実施形態において、制御回路4が各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのインダクタ電流の波形を示す。この変形例においては、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおけるスイッチング素子Sのスイッチング周波数をシフトさせる。特に本変形例においては、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dごとに異なるスイッチング周波数F0,F1,F2,F3のゲート信号を入力する。各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおけるスイッチング周波数F0,F1,F2,F3は、変動することなく固定される。
この変形例によれば、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング及びオフタイミングが分散されるので、各昇圧回路においてオンタイミング時に発生するサージが分散されて、サージによって発生するノイズが低減される。
図6は、本実施形態において、制御回路4が各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dから出力されるインダクタ電流の波形を示す。この変形例においても、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおけるスイッチング素子Sのスイッチング周波数をシフトさせる。特に本変形例においては、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、変動するスイッチング周波数F0,F1,F2,F3のパルスをゲート信号として出力する。スイッチング周波数の変動は、例えば周波数のジッタ制御等によってなされる。制御回路4は、スイッチング周波数F0,F1,F2,F3を、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dについて同一のスイッチング周波数で変動させる。制御回路4は、スイッチング周波数F0,F1,F2,F3が周期的に循環するように変動させる。
すなわち、最初のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにスイッチング周波数F0のパルスをゲート信号として入力する。その後、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dに入力されるゲート信号のスイッチング周波数は、スイッチングごとにF1,F2,F3と変動してF0に戻り、以下同様に循環する。それぞれのスイッチングにおいて、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング素子Sは、同等のスイッチング周波数で動作するので、スイッチングタイミングが重ならないように、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間で初期の位相がシフトされる。
この変形例によれば、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング及びオフタイミングが分散されるので、各昇圧回路においてオンタイミング時に発生するサージが分散されて、サージによって発生するノイズが低減される。また、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング周波数が変動するので、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、スイッチング周波数を基本波とする高調波成分のノイズを減少させることができる。
図7は、本実施形態において、制御回路4が各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれ入力する制御信号の別の変形例の波形と、直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのインダクタ電流の波形を示す。この変形例においても、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおけるスイッチング素子Sのスイッチング周波数をシフトさせる。特に本変形例においては、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、変動するスイッチング周波数F0,F1,F2,F3のパルスをゲート信号として入力する。スイッチング周波数の変動は、例えば周波数のジッタ制御等によってなされる。制御回路4は、スイッチング周波数F0,F1,F2,F3は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dごとに異なるスイッチング周波数で変動させる。制御回路4は、スイッチング周波数F0,F1,F2,F3が周期的に循環するように変動させる。
すなわち、最初のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれスイッチング周波数F0,F1,F2,F3のパルスをゲート信号として入力する。次のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれスイッチング周波数F1,F2,F3,F0のパルスをゲート信号として入力する。さらに、次のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれスイッチング周波数F2,F3,F0,F1のパルスをゲート信号として入力する。さらに、次のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれスイッチング周波数F3,F0,F1,F2のパルスをゲート信号として入力する。そして、次のスイッチングにおいて、制御回路4は、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにそれぞれスイッチング周波数F0,F1,F2,F3のパルスをゲート信号として入力する。制御回路4が各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dに入力するゲート信号のスイッチング周波数は、以下同様に循環する。この変形例では、1回目、5回目、9回目...のスイッチングにおいて、オンタイミングが重ならないように、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間で初期の位相がシフトされるのが望ましい。
この変形例によれば、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d間におけるオンタイミング及びオフタイミングが分散されるので、各昇圧回路においてオンタイミング時に発生するサージが分散されて、サージによって発生するノイズが低減される。また、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング周波数が変動するので、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dにおいて、スイッチング周波数を基本波とする高調波成分のノイズを減少させることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることはない。少なくとも制御回路4が複数の直流昇圧回路2a,2b,2c,2d...のそれぞれのスイッチングタイミングが重ならないように、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2d...のスイッチングを制御するように構成されていればよい。また、本発明はさらに種々の変形が可能である。例えば、図6及び図7に示す変形例の波形において、各直流昇圧回路2a,2b,2c,2dのスイッチング周波数は、周期的に循環して変動する形態に限られることなく、不規則に変動する形態であってもよい。また、直流電力入力部は、太陽電池パネルに限られることなく、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱等の再生可能エネルギーを用いた発電装置を含む構成であってもよい。また、直流電力入力部として、蓄電池を用いてもよい。
1 パワーコンディショナ
2a,2b,2c,2d 直流昇圧回路(直流電圧変換部)
3 インバータ回路(直流交流変換部)
4 制御回路(スイッチング制御部)
50a,50b,50c,50d 太陽電池パネル(直流電力入力部)
100 発電システム

Claims (12)

  1. 複数の直流電力入力部のいずれかに接続され、各直流電力入力部から入力された直流電圧を所定の直流電圧に変換する複数の直流電圧変換部と、
    前記複数の直流電圧変換部から出力された直流電力を交流電力に変換する直流交流変換部と、
    前記複数の直流電圧変換部のスイッチングを制御するスイッチング制御部を備えたパワーコンディショナにおいて、
    前記スイッチング制御部は、前記複数の直流電圧変換部のそれぞれのスイッチングタイミングが重ならないように、各直流電圧変換部のスイッチングを制御することを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング位相をシフトさせることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングが等間隔になるように前記スイッチング位相をシフトさせることを特徴とする請求項2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングの間隔が最大になるように前記スイッチング位相をシフトさせることを特徴とする請求項3に記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチングのオンタイミングとオフタイミングが重ならないように、前記スイッチングのオンタイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載のパワーコンディショナ。
  6. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数をシフトさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーコンディショナ。
  7. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部ごとに異なるスイッチング周波数で前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することを特徴とする請求項6に記載のパワーコンディショナ。
  8. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数を変動させて前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することを特徴とする請求項6に記載のパワーコンディショナ。
  9. 前記スイッチング制御部は、前記各直流電圧変換部について同一のスイッチング周波数で変動させて前記各直流電圧変換部のスイッチングを制御することを特徴とする請求項2に従属する請求項6に記載のパワーコンディショナ。
  10. 前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数は、周期的に循環して変動することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のパワーコンディショナ。
  11. 前記各直流電圧変換部のスイッチング周波数は、不規則に変動することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のパワーコンディショナ。
  12. 請求項1乃至請求項11に記載のパワーコンディショナを備えたことを特徴とする発電システム。
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