JP2013192064A - 局側装置及びponシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、複数の異なるPON区間に跨って公平性が保たれるDBA制御を行なえる手段を提供する。
【解決手段】 局側装置は、集約スイッチ部、管理部、判定部、算出部及びDBA制御部を備える。集約スイッチ部は、各々のPONインタフェースの配下に接続された加入者側装置から送信されてくる加入者毎の送信データを示すトラフィックのフローを集約した後、トラフィックを所定の宛先に出力する。管理部は、加入者側装置毎のフローを識別する識別子及びフローの優先度に基づいて、フローを一元管理する。判定部は、フローに基づいて、集約スイッチ部がトラフィックを出力する出力ポートの輻輳状態の有無を判定する。算出部は、判定部が輻輳状態であると判定した場合、加入者側装置毎のフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。DBA制御部は、帯域制限値に基づいて、複数の異なるPON区間に跨ってDBA制御を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、局側装置及びPONシステムに関する。
従来、一般家庭等の加入者宅を対象とした加入者系光ファイバネットワークシステムとして、主にFTTH(Fiber To The Home)サービスで使用されている受動光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)システムが知られている。このPONシステムは、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)に接続された一本の光ファイバを光分岐回路(光スプリッタ)により分岐し、複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)に接続し、複数のユーザで一本の光ファイバを共用する光伝送システムである(例えば、特許文献1参照)。
ここで、加入者側装置と局側装置とを結ぶPON区間では、PONインタフェース(以下「PIF」という。)において、DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)制御等の帯域制御が用いられている。DBA制御等の帯域制御は、例えば、ONUから局側装置への上り帯域のトラフィック(ネットワーク上を移動する音声や文書、画像等のデジタルデータ)に対し、各ONUに動的に光伝送可能な帯域を割り当てる機能である。DBA制御により、加入者間における公平性を考慮した帯域制御や、光伝送によるデータ通信のトラフィックの混雑を緩和させる輻輳制御が行なわれる。
従来、異なる2つの装置間の輻輳制御の具体的手段としては、フロー制御(Flow Control)が知られている。フロー制御は、データ通信において、受信側の処理が追いつかずにトラフィックを取りこぼしたりするのを防ぐため、通信状況に応じて送信停止や速度制限などの調整を行なう。
特開2007−142764号公報
しかしながら、従来の一般的なフロー制御は、ポート単位、又は優先度単位に応じて行なわれており、DBA制御は、1つのPON区間毎で行なわれる。すなわち、例えば複数の異なるPON区間における加入者等を意識した制御が十分に考慮されていない。そのため、局側装置から上位のネットワークへの出力の輻輳時において、1つのPON区間で複数の加入者側装置に対してDBA制御が正常に行なわれても、他のPON区間で大量のトラフィックが発生すると、結果的に公平性が保たれなくなってしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、複数の異なるPON区間に跨って公平性が保たれるDBA制御を行なえる手段を提供することを目的とする。
第1の発明に係る局側装置は、集約スイッチ部と、管理部と、判定部と、算出部と、DBA制御部とを備える。集約スイッチ部は、各々のPONインタフェースの配下に接続された加入者側装置から送信されてくる加入者毎の送信データを示すトラフィックのフローを集約した後、トラフィックを所定の宛先に出力する。管理部は、集約スイッチ部が集約する加入者側装置毎のフローを識別する識別子及びフローの優先度に基づいて、フローを一元管理する。判定部は、管理部が一元管理するフローに基づいて、集約スイッチ部がトラフィックを出力する出力ポートの輻輳状態の有無を判定する。算出部は、判定部が輻輳状態であると判定した場合、加入者側装置毎のフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。DBA制御部は、算出部が算出した帯域制限値に基づいて、複数の異なるPON区間に跨ってPONインタフェースの帯域制御方式であるDBA制御を行なう。
第2の発明は、第1の発明において、算出部は、加入者側装置間で同一の優先度におけるフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、DBA制御部は、DBA制御に帯域制限値をフィードバックさせることにより、出力帯域の制御を行なう。
第4の発明は、第1から第3の何れか1つの発明において、識別子には、トラフィックの入力先の入力ポートの番号、加入者側装置のMAC(Media Access Control)アドレス及び仮想的なネットワークを構成するためのVLAN(Virtual Local Area Network)番号を含む。集約スイッチ部は、識別子に基づいて、各加入者のトラフィックのフローを識別すると共に、トラフィックの重要度に関連付けられたパラメータに基づいて、優先度を設定する。
第5の発明は、第4の発明において、帯域管理表を備える。帯域管理表は、識別子及び優先度に対応付けられた帯域制限値を管理する。管理部は、帯域管理表に基づいて、トラフィックのフローを一元管理する。
第6の発明に係るPONシステムは、ユーザ端末に接続する加入者側装置と、複数の加入者側装置をPON回線で接続する局側装置とで構成される。局側装置は、集約スイッチ部と、管理部と、判定部と、算出部と、DBA制御部とを有する。集約スイッチ部は、各々のPONインタフェースの配下に接続された加入者側装置から送信されてくる加入者毎の送信データを示すトラフィックのフローを集約した後、トラフィックを所定の宛先に出力する。管理部は、集約スイッチ部が集約する加入者側装置毎のフローを識別する識別子及びフローの優先度に基づいて、フローを一元管理する。判定部は、管理部が一元管理するフローに基づいて、集約スイッチ部がトラフィックを出力する出力ポートの輻輳状態の有無を判定する。算出部は、判定部が輻輳状態であると判定した場合、加入者側装置毎のフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。DBA制御部は、算出部が算出した帯域制限値に基づいて、複数の異なるPON区間に跨ってPONインタフェースの帯域制御方式であるDBA制御を行なう。
第7の発明は、第6の発明において、加入者側装置は、送信バッファメモリと、送信制御部とを有する。送信バッファメモリは、ユーザ端末の送信データを一時的に記録する。送信制御部は、出力ポートの輻輳時に送信データを送信バッファメモリにバッファリングすると共に、データ送信の開始タイミングに合わせて、バッファリング中の送信データを局側装置へ送信する。
本発明は、複数の異なるPON区間に跨って公平性が保たれるDBA制御を行なえる手段を提供できる。
PONシステム100の構成の一例を示す図である。 加入者側装置の構成の一例を示す図である。 帯域管理テーブル16の一例を示す図である。 DBA管理テーブル17の一例を示す図である。 局側装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 従来のPONシステム200の構成の一例を示す図である。 第2実施形態の加入者側装置の内部構成の一例を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。先ず、PONシステム100の構成について説明する。
<PONシステム100の構成>
図1は、PONシステム100の構成の一例を示す図である。本発明の一実施形態のPONシステム100は、例えば、GE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)システムを採用している。GE−PONは、米国電気電子学会(IEEE)により「IEEE 802.3ah」規格として標準化された高速光アクセス方式の1つである。GE−PONは、局側装置(OLT)1と、宅内設置型の加入者側装置(ONU)によって構成される。加入者側装置は、宅内のユーザ端末(以下「端末」という。)等に接続される。さらに、GE−PONは、イーサネット(登録商標)データ信号を、最大1ギガビット(Gbit)/秒にて、双方向全二重伝送するシステムである。
したがって、PONシステム100では、本発明の一実施形態である局側装置1と、複数の加入者側装置(ONU101〜104)によって構成される。また、複数の加入者側装置(ONU101〜104)は、各々、宅内の端末(T1〜T4)に接続されている。
なお、図1では、説明をわかりやすくするため、加入者側装置(ONU101〜104)や端末(T1〜T4)の台数を各々4台例示しているが、これらの台数に限定されず、例えば、ONUは、加入者の家庭数分、各々設置される。また、1つのONUから複数の端末等に接続されても良い。なお、端末としては、例えば、パーソナルコンピュータ、インターネットプロトコル(Internet Protocol)電話(IP電話)であっても良い。
また、PONシステム100では、第1のPON区間において、局側装置1に接続された一本の光ファイバを光分岐回路L1により分岐し、複数の加入者側装置(ONU101、102)に接続する。また、PONシステム100では、第2のPON区間において、局側装置1に接続された一本の光ファイバを光分岐回路L2により分岐し、複数の加入者側装置(ONU103、104)に接続する。
以下、PONシステム100における加入者側装置、局側装置1の構成について具体的に説明する。なお、説明の便宜上、端末T1〜T4及びONU101〜104は、一例として各々同機種とする。
<加入者側装置の構成>
図2は、加入者側装置の構成の一例を示す図である。なお、ONU101〜104は、同機種としているので、ONU101を代表して説明を行なう。ONU101は、ユーザ側インタフェース部(以下「ユーザ側IF部」という。)21と、ONU制御部22と、OLT側通信部23とを備える。
ユーザ側IF部21は、端末T1との間でデータ通信を行なうためのインタフェースを提供する。ONU制御部22は、ONU101全体の動作を制御する。また、ONU制御部22は、フレーム送受信部22aと、PON制御部22bとを有する。
フレーム送受信部22aは、OLT側通信部23が出力する局側装置1から受信したフレームを入力し、ユーザ側IF部21を介して端末T1側に出力する。逆に、フレーム送受信部22aは、ユーザ側IF部21を介して端末T1側から入力する送信データに基づいてフレームを作成して、OLT側通信部23に出力する。なお、フレーム送受信部22aは、OLT側通信部23から受信したフレームの中で制御フレームをPON制御部22bに出力する。また、フレーム送受信部22aは、ONUの登録時に局側装置1側から与えられたLLID(Logical Link Identification)と一致する場合のみ受信データに変換して端末T1側に出力する。すなわち、GE−PONでは、受信したフレームの取捨選択の判断をLLIDという識別子を用いて行なう。局側装置1は、LLIDの値をONUの登録時に決定する。局側装置1は、自己の配下のONUで重複が起こらないようにLLIDを決定し、各ONU101〜104に通知する。
PON制御部22bは、制御フレームを解析して、解析内容に応じたGE−PONの制御を行なう。
OLT側通信部23は、局側装置1から受信する光信号を電気信号に変換したり、局側装置1へ送信する電気信号を光信号に変換したりする。また、OLT側通信部23は、例えばWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)を利用した通信処理を行なう手段を提供する。WDMは、一本の光ファイバに波長の異なる複数の光信号を多重化し同時に伝送する方式である。
<局側装置1の構成>
局側装置1は、図1に示す通り、第1PONインタフェース(以下「第1PIF」という。)11と、第2PONインタフェース(以下「第2PIF」という。)12と、集約スイッチ部(以下「集約SW部」という。)13と、送受信部14と、制御部15と、帯域管理テーブル16と、DBA管理テーブル17と、第1DBA制御部18と、第2DBA制御部19とを備える。
第1PIF11、第2PIF12は、局側装置1に実装されるPONインタフェース盤であって、一本の光ファイバケーブルから光分岐回路を介して最大32台のONUと接続することができる。なお、局側装置1は、例えば、PONインタフェース盤を16枚実装した場合、1台の局側装置1につき最大512台(32台×16)のONUと接続することができる。
集約SW部13は、ネットワークの中継機器の1つで、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのデータリンク層(第2層)のデータ(パケット)の行き先を判断して転送を行なう。集約SW部13は、スイッチ部(以下「SW部」という。)13aとバッファメモリ13bとを有する。SW部13aは、入力ポートP1と、入力ポートP2と、出力ポートP3とを有する。集約SW部13は、第1PIF11及び第2PIF12からのトラフィック(送信データ等)のフロー(データ流量としてのトラフィック量)を集約する。
具体的には、SW部13aは、第1PIF11の配下に接続されたONU101、102や、第2PIF12の配下に接続されたONU103、104から送信されてくる加入者毎のトラフィックのフローを入力ポートP1、P2を介して集約する。この場合、SW部13aは、それらのトラフィックを出力ポートP3を介してバッファメモリ13bに一時記録する。バッファメモリ13bは、揮発性メモリであって、例えば、1ギガバイトのデータを一時記録可能なRAM(Random Access Memory)等によって構成される。また、SW部13aは、トラフィックを送信先の宛先に出力する。
さらに、集約SW部13は、一例として、(1)SW部13aの入力ポート番号、(2)MACアドレス、(3)VLAN番号の3つの識別子に基づいて、各加入者のトラフィックのフローを識別する。
MACアドレスは、ネットワーク上でネットワーク機器等のハードウェアに一義的に割り当てられる物理アドレスである。なお、図中では、MACアドレスをMACと表記する。
本実施形態では、説明の便宜上、端末T1のMACアドレスをAとし、端末T2のMACアドレスをBとし、端末T3のMACアドレスをCとし、端末T4のMACアドレスをDとする。なお、MACアドレスA、B、C及びDは、規格により、実際には48ビット(2進数48桁)の番号であって、前半の24ビットがベンダーコード(メーカを示すコード)を表し、後半の24ビットがベンダー割り当てコード(製品固有のコード)を表している。
また、VLAN番号は、仮想的なネットワークを構成するための識別番号である。仮想LANは、物理的なLAN構成とは独立に、例えばネットワークに接続した端末をグループ化する機能である。
本実施形態では、説明の便宜上、優先度が高いトラフィックを送信するときの端末T1〜T4を、VLAN番号100でグループ化し、優先度が低いトラフィックを送信するときの端末T1〜T4を、VLAN番号200でグループ化している。
また、集約SW部13は、入力ポート(P1、P2)毎に割り振られるVLAN#IDやQoS(Quality of Service)技術の一種であるCoS(Class of Service)値に基づいて、各加入者のトラフィックのフローの優先度を設定する。
QoSの技術は、例えば特定のトラフィックを他のトラフィックよりも優先させて通信を行なうための技術である。CoS値は、トラフィックの重要度に関連付けられたパラメータの一種であって、例えば、いわゆるVLANタグ内のフィールドでレイヤ2フレームに優先度を付与する際に使用される。
したがって、PONシステム100において、局側装置1と各ONU間では、上記の識別子等を用いて複数の論理的なパス(LL:Logical Link)を設定することができ、さらに、優先度に基づいて、論理的なパス毎に優先制御することができる。
送受信部14は、局側装置1の上位のネットワーク(不図示)との間で、データの送受信を行なう。制御部15は、局側装置1の統括的な制御を行なうプロセッサである。制御部15は、帯域管理部15aと、輻輳状態判定部15bと、帯域制限値算出部15cとしても機能する。
帯域管理部15aは、上記の識別子(SW部13aの入力ポート番号、MACアドレス、VLAN番号)、及び優先度に基づいて、フローを一元管理する。具体的には、帯域管理部15aは、帯域管理テーブル16に基づいて、加入者側装置毎のトラフィックのフローを一元管理する。
図3は、帯域管理テーブル16の一例を示す図である。帯域管理テーブル16は、5つの項目で構成され、上記の識別子(入力ポート番号、MACアドレス、VLAN番号)及び優先度に対応付けられた帯域制限値を管理することにより、フローを一元管理する。これにより、第1DBA制御部18と、第2DBA制御部19では、一元管理されたフローに基づく帯域制限値の情報を容易に得ることができる。なお、帯域管理テーブル16を用いた処理の詳細については、局側装置1の動作例(図5)で説明する。
輻輳状態判定部15bは、帯域管理部15aが一元管理するフローに基づいて、集約SW部13がトラフィックを出力する出力ポート(P3)の輻輳状態の有無を判定する。帯域制限値算出部15cは、輻輳状態判定部15bが輻輳状態であると判定した場合、加入者側装置毎の同一の優先度におけるフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。ここで、帯域制限値算出部15cは、加入者側装置間で同一の優先度におけるフローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出することが好ましい。これにより、同一の優先度におけるフローの出力帯域の配分が輻輳時に公平になるので、局側装置1では、複数の異なるPON区間に跨って、加入者側装置からのフローを同一の優先度で公平にすることができる。
第1DBA制御部18は、帯域制限値算出部15cが優先度毎に算出した帯域制限値に基づいて、第1PIF11のDBA制御を行なう。また、同様にして、第2DBA制御部19も、その帯域制限値に基づいて、第2PIF12のDBA制御を行なう。
ここで、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、帯域制限値をDBA制御にフィードバックする指示を帯域管理部15aから受け付けることにより、DBA制御を行なう。この際、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、DBA管理テーブル17に基づいて、DBA制御を行なう。つまり、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、DBA制御に帯域制限値をフィードバックさせることにより、出力帯域の制御を行なう。これにより、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、複数の異なるPON区間に跨って公平性を考慮した帯域制御を容易に行なうことができる。
図4は、DBA管理テーブル17の一例を示す図である。第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、帯域管理テーブル16に基づいて、各々使用するDBA管理テーブル17を管理する。
図4(a)は、端末T1に接続されている加入者側装置ONU101と、端末T2に接続されている加入者側装置ONU102のDBA制御に用いるためのDBA管理テーブル17である。図4(b)は、端末T3に接続されている加入者側装置ONU103と、端末T4に接続されている加入者側装置ONU104のDBA制御に用いるためのDBA管理テーブル17である。
DBA管理テーブル17は、5つの項目から構成されている。具体的には、DBA管理テーブル17は、MACアドレス、VLAN番号、優先度、LLID、DBA設定情報の項目から構成されている。なお、DBA管理テーブル17を用いた処理の詳細については、局側装置1の動作例(図5)で説明する。
<局側装置1の動作>
次に、局側装置1の動作の一例について説明する。図5は、局側装置1の動作の一例を示すフローチャートである。局側装置1では、電源オン(電源投入)による装置起動の指示入力を受け付けると、集約SW部13は、各加入者のトラフィックのフローの識別処理を開始する。具体的には、集約SW部13は、SW部13aで受信するトラフィックのフレーム(パケット)を解析し、SW部13aの入力ポート番号、MACアドレス、VLAN番号から、各加入者のトラフィックのフローを識別する。そして、集約SW部13は、各加入者のトラフィックのフローの優先度を設定する。
さらに、帯域管理部15aは、各加入者のトラフィックのフローに応じて、適宜、帯域管理テーブル16の帯域制限値を設定する。なお、本実施形態では、高優先のトラフィック(例えば、音声データ)と低優先のトラフィック(例えば、文書、画像等のデジタルデータ)に分けて、光伝送を行なう。説明をわかりやすくするため、端末T1、T2からは、最大10Mbps(bits per second)の高優先のトラフィックを送信し、最大1000Mbpsの低優先のトラフィックを送信することとする。また、端末T3、T4からは、最大10Mbpsの高優先のトラフィックを送信することとする。また、端末T3からは、最大980Mbpsの低優先のトラフィックを送信することとする。また、端末T4からは、低優先のトラフィックを、送信しないこととする。
一方、制御部15は、図5に示すフローチャートの処理を開始する。
ステップS101:制御部15の輻輳状態判定部15bは、出力ポートP3の輻輳状態をチェックする。具体的には、輻輳状態判定部15bは、出力ポートP3を通過するトラフィックのフローをカウンタ等で統計的に計測している。そして、輻輳状態判定部15bは、例えばバッファメモリ13bの空き容量に余裕がなくなる等した場合に輻輳状態と判断する。なお、輻輳状態判定部15bは、バッファメモリ13bの空き容量に余裕がなくなり、制御部15がバッファメモリ13bに溜まっているトラフィックを一部破棄した場合に、輻輳状態と判断しても良い。
ステップS102:輻輳状態である場合(ステップS102:Yes)、制御部15は、ステップS103の処理に移行する。一方、輻輳状態でない場合(ステップS102:No)、制御部15は、後述するステップS105の処理に移行する。
ステップS103:制御部15の帯域制限値算出部15cは、帯域制限値の算出処理を行なう。ここで、局側装置1では、高優先のトラフィックについては、上位のネットワークに送信することが好ましいので、帯域制限を行なわないこととする。なお、図3の帯域管理テーブル16において、優先度(高)に対応する帯域制限値が空欄になっているのは、帯域制限を行なわないことを意味する。
したがって、帯域制限値算出部15cは、同一の優先度である低優先のトラフィックについて、帯域制限値の算出処理を行なう。この場合、帯域制限値算出部15cは、出力ポートからバッファメモリ13bを介して最大1ギガバイトのトラフィックが出力されるように帯域制限値を算出する。これは、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19が各加入者間の優先度、公平性を考慮した帯域制御や輻輳制御を行なうためである。出力のトラフィックがバッファメモリ13bの容量が超えないように保たれると、輻輳は生じなくなる。
具体的には、帯域制限値算出部15cは、加入者側装置(ONU101〜104)の高優先のトラフィックのフローが各々10Mbps(出力帯域が40Mbpsに相当)に設定されているので、残りの960Mbpsについて、加入者側装置(ONU101〜104)の低優先のトラフィックのフローが公平になるように帯域制限値を算出する。ただし、ONU104については、低優先のトラフィックが存在しないので、この事例では、帯域制限値算出部15cは、結果的に、加入者側装置(ONU101〜103)の低優先のトラフィックのフローが公平になるように帯域制限値を算出すれば良い。したがって、帯域制限値算出部15cは、960Mbps(出力帯域)を均等に割り振れば良いので、帯域制限値を320Mbps(960Mbps/3等分)として算出する。
この結果、制御部15の帯域管理部15aは、図3の帯域管理テーブル16の優先度(低)に対応する帯域制限値の欄に、帯域制限値を各々設定する。
具体的には、帯域管理部15aは、入力ポート番号(P1)、MACアドレス(A)、VLAN番号(200)、優先度(低)で特定される端末T1に接続されたONU101の帯域制限値を320Mbpsに設定する。また、帯域管理部15aは、入力ポート番号(P1)、MACアドレス(B)、VLAN番号(200)、優先度(低)で特定される端末T2に接続されたONU102の帯域制限値を320Mbpsに設定する。
さらに、帯域管理部15aは、入力ポート番号(P2)、MACアドレス(C)、VLAN番号(200)、優先度(低)で特定される端末T3に接続されたONU103の帯域制限値を320Mbpsに設定する。なお、帯域管理部15aは、入力ポート番号(P2)、MACアドレス(D)、VLAN番号(200)、優先度(低)で特定される端末T4に接続されたONU104については、トラフィックが現時点で存在しないので、帯域制限値を0Mbpsに設定する。
帯域管理部15aによる帯域制限値の設定が終了すると、制御部15は、ステップS104の処理に移行する。
ステップS104:帯域管理部15aは、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19に指示を出して、帯域制限値に基づくDBA制御処理を行なわせる。具体的には、帯域管理部15aは、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19に、入力ポート番号、MACアドレス、VLAN番号、帯域制限値を通知する。つまり、各加入者のトラフィックのフロー毎に算出された帯域制限値(出力値)は、その帯域制限値に対応付けられた入力ポート番号、MACアドレス及びVLAN番号と合わせて入力値として、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19にフィードバックされる。
第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、MACアドレス及びVLAN番号に基づいて、トラフィックのフローが収容されるロジカルリンク(LLID)を特定する。そして、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、DBA管理テーブル17において該当するロジカルリンクに対するDBA設定情報をフィードバックされた帯域制限値に変更する。この場合、第1DBA制御部18は、図4(a)のDBA管理テーブル17の帯域制限値の欄に関し、フィードバックされた帯域制限値に変更する。また、第2DBA制御部19は、図4(b)のDBA管理テーブル17の帯域制限値の欄に関し、フィードバックされた帯域制限値に変更する。図4(a)、(b)に示すDBA管理テーブル17では、帯域制限値の変更後の状態を例示している。
次に、第1DBA制御部18は、変更後の帯域制限値に基づいて、公知のDBA制御を第1PIF11に対して行なう。また、第2DBA制御部19は、変更後の帯域制限値に基づいて、公知のDBA制御を第2PIF12に対して行なう。これらのフィードバック制御の動作を行なうことにより、本実施形態では、異なるPONインタフェースに収容された加入者間の優先度、公平性を考慮した帯域制御や輻輳制御等を実現できる。そして、制御部15は、ステップS105の処理に移行する。
ステップS105:制御部15は、帯域制限値に基づくDBA制御処理中であるか否かを判定する。DBA制御処理中でない場合(ステップS105:No)、制御部15は、ステップS101の処理に戻る。つまり、制御部15は、ステップS102の処理において、輻輳状態でなければ、帯域制限値に基づくDBA制御処理を行なう必要がない。そのため、制御部15は、輻輳状態が発生するまで、ステップS101、S102、S105の処理を繰り返し実行することになる。
一方、DBA制御処理中である場合(ステップS105:Yes)、制御部15は、ステップS106の処理に移行する。
ステップS106:制御部15は、入力のトラフィックのフローが閾値以下に変化したか否かをチェックする。入力のトラフィックのフローが閾値以下でない場合(ステップS106:No)、制御部15は、ステップS101の処理に戻る。この場合、帯域制限値に基づくDBA制御処理によって輻輳状態は回避されているので、制御部15は、ステップS101、S102、S105、S106の処理を繰り返し実行することになる。なお、閾値は、例えばバッファメモリ13bの容量とする。
一方、入力のトラフィックのフローが閾値以下である場合(ステップS106:Yes)、制御部15は、ステップS107の処理に移行する。
ステップS107:制御部15は、帯域制限値の解除処理を行なう。帯域制限値の解除処理を行なう理由は、入力のトラフィックのフローが閾値以下である場合、もはや帯域制限値に基づくDBA制御処理をしなくても、出力ポートP3では輻輳状態にならないためである。そのため、帯域管理部15aは、図3に示す帯域管理テーブル16の優先度(低)に対応する帯域制限値の欄に、帯域制限値を解除して空欄とする。また、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、各々、図4に示すDBA管理テーブル17のDBA設定情報の欄を空欄にする。そして、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、帯域制限値を用いないDBA制御を行なう。
そして、制御部15は、再び、ステップS101の処理に戻る。その後、再び、入力のトラフィックのフローが増大して、輻輳状態が発生するようになれば、制御部15は、ステップS103の処理に移行し、帯域制限値の算出処理を再度行なう。さらに、制御部15は、ステップS104の処理に移行し、帯域制限値に基づくDBA制御処理を再度行なう。
このようにして、本実施形態では、輻輳時において、各PONインタフェース(第1PIF11、第2PIF12)で、帯域制限値に基づくDBA制御処理を行なうことにより、異なるPONインタフェースに収容された加入者間での帯域制御等を行なうことができる。
次に、比較例を用いて、本実施形態の帯域制限値に基づくDBA制御処理と従来のDBA制御処理の差異を明確にする。
図6は、従来のPONシステム200の構成の一例を示す図である。説明の便宜上、PONシステム200では、図1に示すPONシステム100から、帯域管理部15a、輻輳状態判定部15b、帯域制限値算出部15cの機能を停止することとする。さらに、帯域管理テーブル16、DBA管理テーブル17を使用しないこととする。そのため、図6では、帯域管理部15a、輻輳状態判定部15b、帯域制限値算出部15c、帯域管理テーブル16及びDBA管理テーブル17の図示を行なっていない。
PONシステム200では、複数の異なるPON区間に跨って、統括的にDBA制御処理を行なわない。具体的には、端末T1、T2からは、図1と同様、最大10Mbpsの高優先のトラフィックを送信し、最大1000Mbpsの低優先のトラフィックを送信することとする。この場合、例えば、加入者側装置(ONU101、102)と局側装置1とを結ぶPON区間では、従来のDBA制御処理により、各々の加入者側装置(ONU101、102)から10Mbpsの高優先のトラフィック、490Mbpsの低優先のトラフィック(合計1Gbps)が発生する。
また、端末T3、T4からは、図1と同様、最大10Mbpsの高優先のトラフィックを送信することとする。また、端末T3からは、最大980Mbpsの低優先のトラフィックを送信することとする。また、端末T4からは、低優先のトラフィックを、送信しないこととする。
この場合、PONシステム200では、例えば、加入者側装置(ONU103、104)と局側装置1とを結ぶPON区間において、従来のDBA制御処理により、各々の加入者側装置(ONU103、104)から10Mbpsの高優先のトラフィックが発生し、ONU103から980Mbpsの低優先のトラフィック(合計1Gbps)が発生する。
この結果、集約SW部13では、各PON区間で出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する。そして、送受信部14は、合計1Gbpsのトラフィックを出力する。その内訳は、端末T1からのトラフィックと、端末T2からのトラフィックとの出力について、10Mbpsの高優先のトラフィック、240Mbpsの低優先のトラフィックとなる。また、端末T3からのトラフィックについては、10Mbpsの高優先のトラフィック、480Mbpsの低優先のトラフィックとなる。また、端末T4からのトラフィックについては、10Mbpsの高優先のトラフィックとなる。
したがって、従来のPONシステム200では、輻輳時において、240Mbpsの低優先のトラフィックと、480Mbpsの低優先のトラフィックが出力されることになるので、この事例が示す通り、異なるPON区間に収容された低優先のトラフィックの公平性が保たれないことになる。
一方、本実施形態のPONシステム100では、輻輳時において、複数の異なるPON区間に跨って、統括的にDBA制御処理を行なうため、図1に示す通り、例えば、異なるPON区間に収容された低優先のトラフィックが320Mbpsとなり、トラフィックの公平性が保たれることになる。
以上、第1実施形態によれば、複数の異なるPON区間に跨って公平性が保たれるDBA制御を行なえる手段を提供できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と第2実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
第2実施形態のPONシステム100では、各加入者側装置内に、帯域制御用の送信バッファメモリとその送信バッファメモリを利用したデータ通信を制御する機能を備える点を特徴とする。
図7は、第2実施形態の加入者側装置の内部構成の一例を示す図である。なお、図1では、第1実施形態の加入者側装置(ONU101〜104)が第2実施形態の加入者側装置(ONU101〜104)に置き換わる。また、説明をわかりやすくするため、第2実施形態の加入者側装置(ONU101〜104)は、同機種とし、ONU101を代表して以下説明を行なう。
第2実施形態のONU101は、第1実施形態のONU101と比較して、送信バッファメモリ22cと、送信制御部221bをさらに備える。
送信バッファメモリ22cは、DBA制御において帯域制御をPON区間まで下ろすことを目的としたバッファメモリである。
送信制御部221bは、局側装置1の出力ポートP3の輻輳時に送信データを送信バッファメモリにバッファリングする。この場合、送信制御部221bは、局側装置1から送信データのバッファリングの指示を示す制御フレームを受け付けて、送信データを送信バッファメモリ22cに一時的に記録する。また、送信制御部221bは、データ送信の開始タイミングに合わせて、バッファリング中の送信データを局側装置1へ送信する。この場合、送信制御部221bは、局側装置1からデータ送信の開始を示す制御フレームを受け付けて、バッファリング中の送信データを局側装置1へ送信する。
より、詳細には、送信制御部221bは、例えば「GATEフレーム」と呼ばれる制御フレーム(送信許可通知)を局側装置1から受信することにより、バッファリング中の送信データを局側装置1へ送信する。このGATEフレームは、ONUにとってのデータの送信開始時刻及び送信継続時間の指示情報により構成される。なお、送信制御部221bは、局側装置1の出力ポートP3が輻輳状態でない場合には、送信データを送信バッファメモリにバッファリングせずに、局側装置1に送信する。
次に、第2実施形態のPONシステム100における加入者側装置(ONU101〜104)と、局側装置1との動作例について説明する。局側装置1の動作は、基本的に第1実施形態で説明したフローチャートの処理(図5)と同様である。
ただし、SW部13aの出力ポート(P3)の輻輳時には、第1DBA制御部18及び第2DBA制御部19は、DBA制御処理により加入者側装置(ONU101〜104)毎に出力帯域を制限する。これにより、加入者側装置(ONU101〜104)毎に、送信制御部221bは、出力されない送信データのバッファリングを行なう。
したがって、第2実施形態によれば、加入者側装置(ONU101〜104)側のバッファメモリ22cと、局側装置1側のバッファメモリ13bとを有効活用することができ、集約SW部13内のメモリ13bのバッファ容量を削減することができる。
<実施形態の補足説明>
(1)上記の実施形態において、PONシステム100として、GE−PONシステムを採用したが、GE−PONシステムに限られず、FTTHサービスで使用されているPONシステムであれば、他のPONシステムを採用しても良い。
(2)上記の実施形態において、説明をわかりやすくするため、SW部13aの入力ポートの数を2つとして説明したが、入力ポートの数は、この数に限定されない。また、SW部13aの出力ポートの数を1つとして説明したが、出力ポートの数は、この数に限定されない。
(3)上記の実施形態において、説明をわかりやすくするため、優先度のレベルを、高と低との2段階としてが、さらに多段階に優先度のレベルを設定しても良い。
1・・・局側装置、13・・・集約SW部、15a・・・帯域管理部、15b・・・輻輳状態判定部、15c・・・帯域制限値算出部、18・・・第1DBA制御部、19・・・第2DBA制御部、100・・・PONシステム

Claims (7)

  1. 各々のPON(Passive Optical Network)インタフェースの配下に接続された加入者側装置から送信されてくる加入者毎の送信データを示すトラフィックのフローを集約した後、前記トラフィックを所定の宛先に出力する集約スイッチ部と、
    前記集約スイッチ部が集約する前記加入者側装置毎の前記フローを識別する識別子及び前記フローの優先度に基づいて、前記フローを一元管理する管理部と、
    前記管理部が一元管理する前記フローに基づいて、前記集約スイッチ部が前記トラフィックを出力する出力ポートの輻輳状態の有無を判定する判定部と、
    前記判定部が前記輻輳状態であると判定した場合、前記加入者側装置毎の前記フローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記帯域制限値に基づいて、複数の異なるPON区間に跨って前記PONインタフェースの帯域制御方式であるDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)制御を行なうDBA制御部と、
    を備えることを特徴とする局側装置。
  2. 請求項1に記載の局側装置において、
    前記算出部は、前記加入者側装置間で同一の前記優先度における前記フローの前記出力帯域の配分を公平にするための前記帯域制限値を算出することを特徴とする局側装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の局側装置において、
    前記DBA制御部は、前記DBA制御に前記帯域制限値をフィードバックさせることにより、前記出力帯域の制御を行なうことを特徴とする局側装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の局側装置において、
    前記識別子には、前記トラフィックの入力先の入力ポートの番号、前記加入者側装置のMAC(Media Access Control)アドレス及び仮想的なネットワークを構成するためのVLAN(Virtual Local Area Network)番号を含み、
    前記集約スイッチ部は、前記識別子に基づいて、各加入者の前記トラフィックの前記フローを識別すると共に、前記トラフィックの重要度に関連付けられたパラメータに基づいて、前記優先度を設定することを特徴とする局側装置。
  5. 請求項4に記載の局側装置において、
    前記識別子及び前記優先度に対応付けられた前記帯域制限値を管理する帯域管理表を備え、
    前記管理部は、前記帯域管理表に基づいて、前記トラフィックの前記フローを一元管理することを特徴とする局側装置。
  6. ユーザ端末に接続する加入者側装置と、複数の前記加入者側装置をPON回線で接続する局側装置とで構成されるPONシステムにおいて、
    前記局側装置は、
    各々のPONインタフェースの配下に接続された加入者側装置から送信されてくる加入者毎の送信データを示すトラフィックのフローを集約した後、前記トラフィックを所定の宛先に出力する集約スイッチ部と、
    前記集約スイッチ部が集約する前記加入者側装置毎の前記フローを識別する識別子及び前記フローの優先度に基づいて、前記フローを一元管理する管理部と、
    前記管理部が一元管理する前記フローに基づいて、前記集約スイッチ部が前記トラフィックを出力する出力ポートの輻輳状態の有無を判定する判定部と、
    前記判定部が前記輻輳状態であると判定した場合、前記加入者側装置毎の前記フローの出力帯域の配分を公平にするための帯域制限値を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記帯域制限値に基づいて、複数の異なるPON区間に跨って前記PONインタフェースの帯域制御方式であるDBA制御を行なうDBA制御部と、
    を有することを特徴とするPONシステム。
  7. 請求項6に記載のPONシステムにおいて、
    前記加入者側装置は、
    前記ユーザ端末の送信データを一時的に記録する送信バッファメモリと、
    前記出力ポートの輻輳時に前記送信データを前記送信バッファメモリにバッファリングすると共に、データ送信の開始タイミングに合わせて、バッファリング中の前記送信データを前記局側装置へ送信する送信制御部と、
    を有することを特徴とするPONシステム。
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