JP2013191360A - 同軸コネクタ - Google Patents

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Eisaku Kobayashi
英作 小林
Takumi Yamamoto
巧 山本
錬之助 ▲もたい▼
Rennosuke Motai
Takeji Kunikata
武二 国方
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Abstract

【課題】コネクタを構成する各部材を高精度にかつ強度高く位置決めする。
【解決手段】外部導体Cに支持体105を外嵌し、内部導体Bに連結した中心コンタクト104にインシュレータ106Aを外嵌し、支持体105とインシュレータ106Aとをコネクタボディ103に内嵌し、同軸ケーブルAに外嵌した圧着フランジ102にコネクタボディ103を連結し、インシュレータ106Aを中心コンタクト104に面接触させる。支持体105のインシュレータ側端面とインシュレータ106Aの支持体側端面との間に外部導体Cの拡開端面(コネクタ接続端)Caを面接触させて挟んだ状態で、圧着フランジ102とコネクタボディ103とを連結して支持体105とインシュレータ106Aとを挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報機器、通信機器等に用いられる同軸ケーブルに関する。
同軸ケーブルとして、図8に示すように、導管からなる内部導体31と、波付き導管からなる外部導体32との間に絶縁体33を配置したものがある。従来から、このような構成を備えた同軸ケーブルCは、特許文献1に記載されているように、次のようにして同軸コネクタYに連結される。まず、コネクタ装着の前処理として、外部導体32の端部を拡開処理しておく。そのうえで以下のコネクタ装着を行う。すなわち、外部導体32の外周に第2の接続体15を外嵌してケーブル軸方向奥側に挿入する。そのうえで外部導体32の端部外周を割クランプ21で把持し、さらにこの状態で、第2の接続体15をケーブル軸方向端部側に若干移動させることで、割クランプ21を第2の接続体15の端部で外嵌把持する。一方、短筒状の絶縁体3を外嵌装着した中心コンタクト1を内部導体31の端部に内嵌ネジ連結して電気的かつ機械的に連結したうえで、絶縁体3に第1の接続体11を外嵌し、さらに第1の接続体11と第2の接続体15とをネジ連結する。これにより前処理で拡開処理された外部導体32の端部が第1、第2の接続体11、15によって強固に把持されて機械的かつ電気的に連結される。これにより第1、第2の接続体11、15は、外部コンタクト2として機能する。
特開2001−93627号公報
このようにして同軸ケーブルCに接続される同軸コネクタYでは、第1、第2の接続体11、15(外部コンタクト2)が外部導体32の端部を挟持し、中心コンタクト1が内部導体31にねじ連結されるが、外部コンタクト2と中心コンタクト1とは、両者の間に環状の絶縁体3が圧入されるだけでコネクタ内での位置決めがなされている。そのため、ケーブル軸方向に沿った外力(例えば、同軸コネクタYを同軸ケーブルCから引き抜く力)が同軸コネクタYにかかると、絶縁体3が正規の位置から移動してしまい、そのために外部導体32と中心コンタクト1との間や外部コンタクト2と中心コンタクト1との間で絶縁体3が位置ずれしてしまう。このような位置ずれは同軸ケーブル接続部位における電気特性の劣化原因になるうえに、同軸コネクタYの耐久性劣化や防水性劣化の原因となる。なお、特許文献1の同軸コネクタYでは、絶縁体3は、同軸ケーブルCの絶縁体(発泡材)33と第1の接続体11との間に位置しているものの、絶縁体(発泡材)33が容易に圧縮変形される材料であるために、絶縁体3が軸方向に精度高く位置決めされることはない。
本発明は、このような実状に着目してなされたものであって、コネクタを構成する各部材の高精度な位置決めが可能な同軸コネクタの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、コネクタ接続端が拡開処理された外部導体を備える同軸ケーブルに連結される同軸コネクタにおいて本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明の同軸コネクタは、前記同軸ケーブルに外嵌される圧着フランジと、前記同軸ケーブルの内部導体に同軸に連結されて当該内部導体のコネクタ接続端からケーブル軸方向外側に突出する中心コンタクトと、前記外部導体に外嵌される環状導体からなる支持体と、前記中心コンタクトに外嵌される環状絶縁体からなるインシュレータと、前記支持体と前記インシュレータとを内嵌した状態で前記圧着フランジに同軸に連結されるコネクタボディとを備え、
前記インシュレータの内周面を前記中心コンタクトの外周面と同一形状にして前記インシュレータと前記中心コンタクトとを面接触させ、
前記支持体のインシュレータ側端面と前記インシュレータの支持体側端面との間に前記外部導体の拡開端面を面接触させて挟んだ状態で、前記圧着フランジと前記コネクタボディとを連結して、前記支持体と前記インシュレータとを挟持する。
以上の構成を備える本発明では、外部導体の拡開端面が支持体とインシュレータとに面接触して強固に挟持された状態で、中心コンタクトがインシュレータに面接触して支持されることで、外部導体やコネクタボディに対する中心コンタクトの位置決めが確実となる。これより、中心コンタクトの位置決め精度が向上するうえ、中心コンタクトの固定強度が高まる。
本発明では、前記コネクタボディは、前記支持体を収納して前記圧着フランジに連結される第1のボディと、前記インシュレータを収納して前記第1のボディに同軸に連結される第2のボディとを有するのが好ましい。この構成では、同軸ケーブルに複数種の同軸コネクタが連結される場合であっても、異なる構成を有する種々の第2のボディを用意したうえで、それらの第2のボディを同一の第1のボディに連結することができる。これにより圧着フランジと第1のボディとを共通化することができる。
また、本発明では、前記インシュレータは、軸方向に沿った分割面で分割された複数の分割体と、前記中心コンタクトに装着された前記分割体に外嵌されて当該分割体を締結するOリングとを備えるのが好ましい。この構成では、インシュレータを分割することでインシュレータを中心コンタクトに装着しやすくなるうえ、Oリングにより分割体を締結するので装着作業中にインシュレータがばらけることもない。
また、第1、第2のボディを備える構成の一例として、次のようなものがある。すなわち、前記インシュレータよりケーブル軸方向外側で、前記中心コンタクトと前記第2のボディとの間の隙間を封止する封止用インシュレータと、前記インシュレータと前記封止用インシュレータとの間に位置する第2のボディの外周部に設けられて、前記第2のボディ内に封止ガスを導入するガス導入端子とをさらに有し、前記ガス導入端子から前記第2のボディ内に導入した封止ガスを、前記複数の分割体の間の隙間を介して前記内部導体と前記外部導体との間の隙間に導入する。
この構成では、同軸コネクタを介して同軸ケーブル内に封止ガスを封入可能な同軸コネクタを、圧着フランジと第1のボディとを他の同軸コネクタで共通化したうえで構成することが可能となる。
本発明の同軸コネクタによれば、コネクタを構成する各部材を高精度にかつ強度高く位置決めすることが可能となる。
本発明の実施の形態の同軸コネクタの構成を示す一部切欠正面図である。 実施の形態の同軸コネクタを同軸ケーブルに連結する際の第1の状態を示す断面図である。 実施の形態の同軸コネクタを同軸ケーブルに連結する際の第2の状態を示す断面図である。 実施の形態の同軸コネクタを同軸ケーブルに連結する際の第3の状態を示す断面図である。 実施の形態の同軸コネクタを同軸ケーブルに連結する際の第4の状態を示す断面図である。 実施の形態の同軸コネクタを同軸ケーブルに連結する際の第5の状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態の同軸コネクタの構成を示す一部切欠正面図である。 従来例の同軸ケーブルの構成を示す断面図である。
図1は、本発明の一実施の形態の同軸コネクタ100の構造を示す一部切欠正面図である。この同軸コネクタ100は同軸ケーブルAのコネクタ連結端Aaに連結される。同軸ケーブルAは、内部導体Bと、内部導体Bの周囲に同軸に配置された外部導体Cと、内部導体Bと外部導体Cとの間の隙間αに配置された絶縁体Dと、外部導体Cを覆う外被Eとを備える。内部導体Bと外部導体Cとは、共に銅等の導体からなる螺旋コルゲート形状を有している。絶縁体Dはポリエチレン等の絶縁樹脂紐からなり、内部導体Bに螺旋状に巻回されて隙間αに配置されている。外被Eはポリエチレン等の樹脂からなる。
同軸コネクタ100は、圧着フランジ102とコネクタボディ103と中心コンタクト104と支持体105とインシュレータ106Aと封止用インシュレータ106Bとを備える。なお、図1〜図6を参照して以下に行う上記部材の説明において、各部材における図中左側を一端側と称し、右側を他端側と称する。
圧着フランジ102は、同軸ケーブルAに外嵌されるものであって、黄銅等の導体からなる。圧着フランジ102は、同軸ケーブルAに外嵌可能な内径を有する円筒状をしており、その一端側内周面には第1のOリング107が収納配置されている。第1のOリング107の内径は外被Eの外径より若干小径に設定されている。圧着フランジ102の他端側は径方向外側に延びており、フランジ本体102aを形成している。フランジ本体102aには、圧着フランジ102の径方向と平行に雌ねじ102bが形成されている。フランジ本体102aよりさらに他端側の圧着フランジ102の外周面には、第2のOリング108が収納配置されている。圧着フランジ102の他端側内周面には、第1の収納凹部102cが形成されている。第1の収納凹部102cは、一端側端部が閉塞されて段部102dが形成され、他端側端部が開放された形状を有しており、この第1の収納凹部102cにシリコンゴム等の絶縁体からなる環状のパッキン112とワッシャ114とが収納されている。
パッキン112とワッシャ114とはワッシャ114を段部102dに当接させ、パッキン112の他端を圧着フランジ102の他端と面一もしくはこの他端から微少に突出させた状態で、第1の収納凹部102cに収納されている。パッキン112の内周面には外部導体Cに外嵌可能な螺旋溝112aが形成されている。
コネクタボディ103は、同軸ケーブルAのコネクタ連結端Aaの軸方向ケーブル外側から圧着フランジ102に同軸に連結されるものであって、黄銅等の環状導体からなる。コネクタボディ103は、第1のボディ103Aと第2のボディ103Bとを備えている。
第1のボディ103Aの一端側外周面には径方向外側に延びる連結フランジ103aが形成されている。第1のボディ103Aの一端側内周面には、支持体105を収納する第2の収納凹部103eが形成されている。第2の収納凹部103eの一端側端部(第1のボディ一端側端部)は開放され、他端側端部は閉塞されて第1の段部103fが形成されている。第1のボディ103Aの他端内周面には雌ねじ103bが形成されている。雌ねじ103bの内奥(内周面)には、第3のOリング110が嵌着されている。
連結フランジ103aには、連結用の貫通孔103cが形成されている。貫通孔103cはコネクタボディ103の軸方向と平行に形成されている。第1のボディ103Aと圧着フランジ102とは、同軸配置されて連結ネジ109により連結されている。すなわち、第1のボディ103Aと圧着フランジ102とは同軸配置されたうえで、第1のボディ103A側から貫通孔103cに挿入された連結ネジ109が雌ねじ102bに螺合しており、これにより第1のボディ103Aと圧着フランジ102とは同軸に連結している。
第2のボディ103Bの一端側外周面には雄ねじ103dが形成されている。雄ねじ103dは、第1のボディ103Aの雌ねじ103bに螺着可能な形状を有している。第2のボディ103Bは、雄ねじ103dを雌ねじ103bに螺着させることで、第1のボディ103Aに同軸に連結される。第2のボディ103Bの外周部には、第2のボディ103B内に封止ガスを導入するガス導入端子111が設けられている。第2のボディ103Bの一端側内周面には、インシュレータ106Aを収納する第3の収納凹部103gが形成されている。第3の収納凹部103gの一端側端部(第1のボディ一端側端部)は開放され、他端側端部は閉塞されて第2の段部103hが形成されている。
中心コンタクト104は、内部導体Bのコネクタ接続端Baに同軸に嵌着されてコネクタ接続端Baからケーブル軸方向外側に突出するものであって、黄銅等の導体からなる。具体的には中心コンタクト104は、一端側の外周面に連結螺旋溝104aが形成されており、この連結螺旋溝104aを内部導体Bに内嵌螺合させることで中心コンタクト104は内部導体Bに同軸に連結されてコネクタ接続端Baからケーブル軸方向外側に突出している。
支持体105は、外部導体Cに外嵌される黄銅等の環状導体からなる。支持体105は、軸方向に沿った分割面で複数に分割されたうえで環状に一体に連結されている。支持体105の内周面には外部導体Cの螺旋形状と同等形状を有する螺旋溝105aが形成されており、この螺旋溝105aを外部導体Cに外嵌螺合させることで外部導体Cに装着される。さらに支持体105は、一体化された状態においてその両端面が平坦面になっている。支持体105は第1のボディ103Aの第2の収納凹部103eに収納されている。具体的には、支持体105は、その他端の径方向外側を第1の段部103fに当接させ、その他端の径方向内側を若干第1のボディ103Aの内部に突出させ、さらにはその一端を第1のボディ103Aの一端と面一もしくは微少に第1のボディ103Aの一端から突出させた状態で第2の収納凹部103eに収納されている。
インシュレータ106Aは、ポリスチレン等の環状絶縁体からなり、中心コンタクト104に外嵌された状態で中心コンタクト104と第2のボディ103Bとの間に介装されている。具体的には、インシュレータ106Aは、軸方向に沿った分割面で分割された複数の分割体(本実施の形態では二つの分割体)からなり、インシュレータ106Aの外周面に設けられた第4のOリング113によって一体に連結されている。さらに、インシュレータ106Aは、第2のボディ103Bの第3の収納凹部103gの周面と中心コンタクト104との間に形成される環状隙間βと同一の環状形状を有して、この環状隙間βに収納配置されている。特に、インシュレータ106Aの内周面106aは、中心コンタクト104においてインシュレータ106Aが装着される部位の外周面と同等の形状を有しており、インシュレータ106Aは、面接触状態で中心コンタクト104に外嵌されている。さらにインシュレータ106Aは、一体化された状態においてその両端面が平坦面になっている。このような形状を有するインシュレータ106Aが、その他端の径方向外側を第2の段部103hに当接させ、さらには平坦面となったその一端を第2のボディ103Bの一端と面一とした状態で第3の収納凹部103gに収納されている。
封止用インシュレータ106Bは、フッ素樹脂等の環状絶縁体からなり、中心コンタクト104に外嵌された状態で中心コンタクト104と第2のボディ103Bとの間に介装されて、環状隙間βを封止している。ただし、封止用インシュレータ106Bは分割されることなく一体の環状成形体から構成されている。さらに封止用インシュレータ106Bは、ケーブル軸方向でガス導入端子111の設置位置を挟んでインシュレータ106Aと対向する位置に配置されており、ガス導入端子111の設置位置における環状隙間βを封止しいている。封止用インシュレータ106Bを設けることで、ガス導入端子111から導入される封止ガスは、同軸コネクタ100の外部に抜けることがない。
次に、同軸コネクタ100を同軸ケーブルAに装着する工程を図2〜図6を参照して説明する。まず、図2に示すように、同軸ケーブルAのコネクタ接続端Aaにおいて、所定長さにわたって外被Eを除去し、さらに絶縁体Dを除去する。次に、図3に示すように、コネクタ接続端Aaから同軸ケーブルAに、圧着フランジ102と、ワッシャ114とパッキン112とを外嵌挿入する。パッキン112は、螺合させて外部導体Cに装着する。次に、図4に示すように、外部導体Cのコネクタ接続端Caを、所定の工具を用いて拡開処理する。コネクタ接続端Caは、拡開後の両面がほぼ平坦となるように拡開処理される。次に、中心コンタクト104にインシュレータ106Aと封止用インシュレータ106Bとを装着したうえで、図5に示すように、内部導体Bのコネクタ接続端Baに中心コンタクト104を内嵌螺合させて連結する。次に、図6に示すように、外部導体Cに支持体105を外嵌装着する。支持体105は、分割した状態で外部導体Cに嵌め付け、嵌め付けによって一体化させる。ここで、支持体105は、拡開処理した外部導体Cのコネクタ接続端Caに当接する位置に装着する。次に、予め装着しておいたワッシャ114とパッキン112とを(図3参照)、装着した支持体105に当接する位置まで図中右側(コネクタ接続端側)に移動させる。この状態で、図1に示すように、同軸ケーブルAのケーブル外側から圧着フランジ102にコネクタボディ103を装着する。コネクタボディ103は、予め第1、第2のボディ103A、103Bを連結させておき、この状態で圧着フランジ102に装着する。装着は、連結ネジ109を雌ねじ102bにネジ連結させることで実施する。この装着により次の状態が生じる。
・ワッシャ114が段部102dに当接した状態でワッシャ114とパッキン112とが、圧着フランジ102の第1の収納凹部102cに収納される。
・支持体105が第1のボディ103Aの第2の収納凹部103eに収納される。
・パッキン112と支持体105とが互いに当接した状態で、ワッシャ114とパッキン112と支持体105とが段部102dと第1の段部103fとによって挟持保持される。
・拡開処理された外部導体Cのコネクタ接続端Caと、インシュレータ106Aとが、支持体105と第2の段部103hとに挟持され、これにより、コネクタ接続端(拡開端面)Caが支持体105とインシュレータ106Aとによって挟持保持される。
・コネクタ接続端Caが支持体105とインシュレータ106Aとによって挟持保持される際には、支持体105の他端側端面(インシュレータ側端面)とインシュレータ106Aの一端側端面(支持体側端面)とは、コネクタ接続端Caに面接触する。
以上のようにして、同軸コネクタ100を同軸ケーブルAに装着することにより、外部導体Cのコネクタ接続端(拡開端面)Caが支持体105とインシュレータ106Aとに面接触して強固に挟持された状態で、中心コンタクト104がインシュレータ106Aに面接触して支持されることで、外部導体Cやコネクタボディ103に対する中心コンタクト104の位置決めが確実となる。これにより、中心コンタクト104の位置決め精度が向上し、さらには、中心コンタクト104が強度高く位置固定される。そのため、同軸ケーブルAに同軸コネクタ100が連結された状態で、その連結部位にケーブル軸方向に沿った外力(例えば、同軸コネクタ100を引き抜こうとする外力)が印加されても、外部導体Cと中心コンタクト104との間やコネクタボディ103と中心コンタクト104との間で位置ずれが生じない。このような位置ずれは同軸ケーブル接続部位における電気特性の劣化原因になるうえに、位置ずれ自体や位置ずれによって生じる隙間が同軸コネクタの耐久性劣化や防水性劣化の原因となる。本実施の形態の同軸コネクタ100は、このような位置ずれが生じないので電気特性、耐久性、ならびに防水性に優れたものとなる。
また、インシュレータ106Aは分割されて中心コンタクト104に装着されやすくなっている。分割したインシュレータ106Aを第4のOリング113により締結するので装着作業中にインシュレータ106Aがばらけることもない。
さらにまた同軸コネクタ100を同軸ケーブルAに連結した状態で、ガス導入端子111から同軸コネクタ100内に導入した封止ガスは、封止用インシュレータ106Bによって同軸コネクタ100から外部に漏出することが防止される。そして封止ガスは、分割されているインシュレータ106Aの間の隙間から内部導体Bと外部導体Cとの間の隙間αに導入される。
次に、本発明の他の実施の形態の同軸コネクタ200を図7を参照して説明する。同軸ケーブルAの設置環境には、同軸ケーブルAの内部への封止ガス封入が不要である環境もある。そのような設置環境で用いられる同軸コネクタではガス導入端子111が不要となる。図7は、本発明をこのようなガス導入不要の同軸ケーブルA’に連結される同軸コネクタ200を示しており、同軸ケーブル200では、第2のボディ103Bと中心コンタクト104とを、ガス導入端子なしの第2のボディ103B’と中心コンタクト104’とに取り替え、それ以外は同軸コネクタ100の部材をそのまま流用している。これにより、複数種の同軸コネクタにおいて、共通の部材を共用した形態で同軸コネクタを使用することができる。
100、200 同軸コネクタ 102 圧着フランジ
102a フランジ本体 102b 雌ねじ
102c 第1の収納凹部 102d 段部
103 コネクタボディ 103A 第1のボディ
103B 第2のボディ 103a 連結フランジ
103b 雌ねじ 103c 貫通孔
103d 雄ねじ 103e 第2の収納凹部
103f 第1の段部 103g 第3の収納凹部
103h 第2の段部 104 中心コンタクト
104a 連結螺旋溝 105 支持体
106A インシュレータ 106a 内周面
106B 封止用インシュレータ 107 第1のOリング
108 第2のOリング 109 連結ネジ
110 第3のOリング 111 ガス導入端子
112 パッキン 112a 螺旋溝
113 第4のOリング 114 ワッシャ
A 同軸ケーブル Aa コネクタ連結端
B 内部導体 Ba コネクタ連結端
C 外部導体 Ca コネクタ連結端
D 絶縁体 E 外被
α 隙間 β 環状隙間

Claims (4)

  1. コネクタ接続端が拡開処理された外部導体を備える同軸ケーブルに連結される同軸コネクタであって、
    前記同軸ケーブルに外嵌される圧着フランジと、
    前記同軸ケーブルの内部導体に同軸に連結されて当該内部導体のコネクタ接続端からケーブル軸方向外側に突出する中心コンタクトと、
    前記外部導体に外嵌される環状導体からなる支持体と、
    前記中心コンタクトに外嵌される環状絶縁体からなるインシュレータと、
    前記支持体と前記インシュレータとを内嵌した状態で前記圧着フランジに同軸に連結されるコネクタボディと、
    を備え、
    前記インシュレータの内周面を前記中心コンタクトの外周面と同一形状にして前記インシュレータと前記中心コンタクトとを面接触させ、
    前記支持体のインシュレータ側端面と前記インシュレータの支持体側端面との間に前記外部導体の拡開端面を面接触させて挟んだ状態で、前記圧着フランジと前記コネクタボディとを連結して、前記支持体と前記インシュレータとを挟持する、
    ことを特徴とする、同軸コネクタ。
  2. 前記コネクタボディは、
    前記支持体を収納して前記圧着フランジに連結される第1のボディと、
    前記インシュレータを収納して前記第1のボディに同軸に連結される第2のボディと、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記インシュレータは、
    軸方向に沿った分割面で分割された複数の分割体と、
    前記中心コンタクトに装着された前記分割体に外嵌されて当該分割体を締結するOリングと、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタ。
  4. 前記インシュレータよりケーブル軸方向外側で、前記中心コンタクトと前記第2のボディとの間の隙間を封止する封止用インシュレータと、
    前記インシュレータと前記封止用インシュレータとの間に位置する第2のボディの外周部に設けられて、前記第2のボディ内に封止ガスを導入するガス導入端子と、
    をさらに有し、
    前記ガス導入端子から前記第2のボディ内に導入した封止ガスを、前記複数の分割体の間の隙間を介して前記内部導体と前記外部導体との間の隙間に導入する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の同軸コネクタ。
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