JP2013191307A - 絶縁碍子洗浄具 - Google Patents
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Abstract
【課題】変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、過大な労力を求められたり、洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる。
【解決手段】絶縁碍子の外面に対して着脱自在に取り付けられ、取り付けた状態で回転することにより該絶縁碍子外面を清掃する絶縁碍子洗浄具1であって、開閉自在に連結することにより閉じたときに略円筒体を形成する複数の円弧筒状体2、3を備え、各円弧筒状体は、外側に位置するケース片11、12と、各ケース片の内面に夫々配置されて空気を注入することにより膨張する空気袋体21、22と、該各空気袋体の内側面に配置された洗浄部材31、32と、を備え空気袋体に空気を注入する空気注入手段を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】絶縁碍子の外面に対して着脱自在に取り付けられ、取り付けた状態で回転することにより該絶縁碍子外面を清掃する絶縁碍子洗浄具1であって、開閉自在に連結することにより閉じたときに略円筒体を形成する複数の円弧筒状体2、3を備え、各円弧筒状体は、外側に位置するケース片11、12と、各ケース片の内面に夫々配置されて空気を注入することにより膨張する空気袋体21、22と、該各空気袋体の内側面に配置された洗浄部材31、32と、を備え空気袋体に空気を注入する空気注入手段を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、洗浄液を垂らすことなく効率的に洗浄作業を進めることができる絶縁碍子洗浄具に関する。
変電所や鉄塔上に設置されている絶縁碍子(ブッシング)は、付着した汚れによってその絶縁性が低下することがあるため、絶縁性を維持するために定期的な清掃が必要とされている。
また、変電所に設置されている変圧器、遮断器、開閉器等の機器にあっては、機器本体上に全長2〜4m程度の大型、長尺の絶縁碍子が立設されており、絶縁碍子自体の高さが作業員の身長を大幅に上回る場合には、作業員が絶縁碍子に抱きついて登り、姿勢を安定させて洗浄作業を行う必要がある。この場合にも洗浄作業は効率の悪い作業となっている。
また、鉄塔上に垂直に設置された絶縁碍子を洗浄する際には、専用の梯子を鉄塔上に運び上げて絶縁碍子の一側面に沿って固定し、この梯子を昇降しながら絶縁碍子の洗浄作業を行うこととなる。しかし、梯子と対面した側の絶縁碍子の側面については洗浄作業を実施し易いが、反対側の側面については絶縁碍子に乗り移って作業を行う必要があるため、労苦を伴う危険な作業となっている。
また、変電所に設置されている変圧器、遮断器、開閉器等の機器にあっては、機器本体上に全長2〜4m程度の大型、長尺の絶縁碍子が立設されており、絶縁碍子自体の高さが作業員の身長を大幅に上回る場合には、作業員が絶縁碍子に抱きついて登り、姿勢を安定させて洗浄作業を行う必要がある。この場合にも洗浄作業は効率の悪い作業となっている。
また、鉄塔上に垂直に設置された絶縁碍子を洗浄する際には、専用の梯子を鉄塔上に運び上げて絶縁碍子の一側面に沿って固定し、この梯子を昇降しながら絶縁碍子の洗浄作業を行うこととなる。しかし、梯子と対面した側の絶縁碍子の側面については洗浄作業を実施し易いが、反対側の側面については絶縁碍子に乗り移って作業を行う必要があるため、労苦を伴う危険な作業となっている。
ところで、絶縁碍子を構成する磁器の表面には釉薬が塗布されているため、碍子表面の汚れを落とすための洗浄においてワイヤブラシ等の硬質の洗浄具を使用すると、釉薬が削り取られて電気的性能を劣化させる虞がある。このため、洗浄作業においては、作業員が特殊洗浄剤を塗布したウェスを手で持って力を込めて拭き取っているが、鉄塔等の高所における危険な作業となるため足場や姿勢に制限があり、鉄塔から身を乗り出しての不安定な姿勢での作業となるため力を入れにくく、碍子全体の隅々まで完全に汚れ落しを行うには多大な労力と労苦と時間が必要とされている。
特に、鉄粉等が固着した汚れは、ウェスによる作業では除去し切れないため、割り箸や竹片等からなる柔らかい材質のヘラや、爪を用いて削り取る必要があり、極めて効率の悪い作業となっている。
特に、鉄粉等が固着した汚れは、ウェスによる作業では除去し切れないため、割り箸や竹片等からなる柔らかい材質のヘラや、爪を用いて削り取る必要があり、極めて効率の悪い作業となっている。
特許文献1(特開2003−217374公報)に開示された碍子の洗浄装置及び洗浄方法は、流動性の高い液体を洗浄剤として多量に使用するため、多量の水滴が落下し、近隣の住民等に迷惑を及ぼす虞がある。また、接触圧に限界があるため、強固に付着した汚れを落とすことができず、洗浄装置が重量物であるため、運搬、設置、清掃作業に際して多大な労力を要する。更に、碍子の全体、かつ細部まで汚れが落ちているかの確認が困難である。
特許文献2(実登3138011号)に開示されたヤスリ付き手袋は、手袋にサンドペーパーを固定した構成を有する。これはトイレや洗面台の汚れを除去する手段であるが、碍子の清掃にも使用し得る。しかし、碍子表面を損傷する虞のあるサンドペーパーを使用することはできない。サンドペーパーに代えて洗浄剤を使用して人力によって汚れを除去する場合には、接触圧に限界があり、強固な汚れを除去することはできない。また、大型碍子の全体を細部まで洗浄するには適さず、作業員の労力が多大なものとなる。また、手袋を多枚数使用しない限り表面積の大きい碍子を完全に清掃することは難しいため、経済性が悪く、ゴミが増えるという欠点も有する。
特許文献3(特開平11−273479号公報)に開示された懸垂碍子清掃装置は、中央の円弧筒状の背板の両側端縁に夫々同形状の背板を蝶番結合し、これらの背板により碍子を囲んで円筒状に装着する。この円筒体内に配置したノズルから碍子表面に向けて清掃流体を噴射し、廃液は回収する、と記載されている。これにより、碍子清掃作業の機械化を試みている。
特許文献2(実登3138011号)に開示されたヤスリ付き手袋は、手袋にサンドペーパーを固定した構成を有する。これはトイレや洗面台の汚れを除去する手段であるが、碍子の清掃にも使用し得る。しかし、碍子表面を損傷する虞のあるサンドペーパーを使用することはできない。サンドペーパーに代えて洗浄剤を使用して人力によって汚れを除去する場合には、接触圧に限界があり、強固な汚れを除去することはできない。また、大型碍子の全体を細部まで洗浄するには適さず、作業員の労力が多大なものとなる。また、手袋を多枚数使用しない限り表面積の大きい碍子を完全に清掃することは難しいため、経済性が悪く、ゴミが増えるという欠点も有する。
特許文献3(特開平11−273479号公報)に開示された懸垂碍子清掃装置は、中央の円弧筒状の背板の両側端縁に夫々同形状の背板を蝶番結合し、これらの背板により碍子を囲んで円筒状に装着する。この円筒体内に配置したノズルから碍子表面に向けて清掃流体を噴射し、廃液は回収する、と記載されている。これにより、碍子清掃作業の機械化を試みている。
しかし、複雑な機械的構成を有しているため重量物となることが明かであり、運搬、設置等の取扱性が悪い。また、サイズが異なる碍子に適用するためには、装置自体を碍子のサイズと適合させたものと交換する必要がある。また、水を多量に使用するため、高所での作業においては給水手段の設置、確保が必須となり、不便である。
以上のように従来の絶縁碍子の洗浄作業では、作業員が大型の絶縁碍子に抱きついた状態で登ったり、遠方に手を伸ばすために鉄塔等から身を乗り出す等の不安定な姿勢での作業が必要とされていた。また、基本的にはウェスを用いた手作業による作業となるため、作業員の疲労度が多大なものになっていた。
また、絶縁碍子の清掃を機械化する装置も提案されているが、大型化するため高所に上げ下げしたり、運搬したり、設置する作業に多大な労力を要する等の問題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、過大な労力を求められたり、多量の水を使用したり、或いは洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる絶縁碍子洗浄具を提供するものである。
また、絶縁碍子の清掃を機械化する装置も提案されているが、大型化するため高所に上げ下げしたり、運搬したり、設置する作業に多大な労力を要する等の問題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、過大な労力を求められたり、多量の水を使用したり、或いは洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる絶縁碍子洗浄具を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る絶縁碍子洗浄具は、複数の環状凸部と環状凹部を交互に有した絶縁碍子の外面に対して着脱自在に取り付けられ、取り付けた状態で回転することにより該絶縁碍子外面を清掃する絶縁碍子洗浄具であって、開閉自在に連結することにより閉じたときに略円筒体を形成する複数の円弧筒状体を備え、前記各円弧筒状体は、外側に位置するケース片と、該各ケース片の内面に夫々配置されて空気を注入することにより膨張する空気袋体と、該各空気袋体の内側面に配置された洗浄部材と、を備え、前記空気袋体は、前記絶縁碍子の環状凸部、及び環状凹部に夫々整合した環状凹部、及び環状凸部を有し、前記空気袋体に空気を注入する空気注入手段を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記洗浄部材に洗浄剤を供給する洗浄剤注入手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記複数の空気袋体は互いに連通しており、一つの前記空気袋体に対して前記空気注入手段から空気を注入することにより他の前記空気袋体を膨張させることができることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記洗浄部材に洗浄剤を供給する洗浄剤注入手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記複数の空気袋体は互いに連通しており、一つの前記空気袋体に対して前記空気注入手段から空気を注入することにより他の前記空気袋体を膨張させることができることを特徴とする。
本発明によれば、変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、絶縁碍子外面に取り付けて手作業によって回転させるだけの労力を要するだけなので、過大な労力を求められたり、多量の水を使用したり、或いは洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る絶縁碍子洗浄具を絶縁碍子に取り付けた状態を示す説明図、閉止状態における斜視図、及び展開状態を示す斜視図であり、図2は絶縁碍子洗浄具の各構成要素を分解して示す斜視図であり、図3は絶縁碍子洗浄具を絶縁碍子に組み付けた状態を示す断面図である。また、図4は洗浄部材を空気袋体表面に取り付ける構成例を示す拡大断面図であり、図5は空気注入手段の構成例を示す説明図であり、図6は洗浄剤注入手段の構成例を示す説明図である。
絶縁碍子洗浄具1は、軸方向に沿って複数の傘状の環状凸部101、及び環状凹部102を有した絶縁碍子100の外面に対して着脱自在に取り付けられ、絶縁碍子外面に取り付けた状態で手作業により回転、回動させることにより絶縁碍子外面を清掃する手段である。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る絶縁碍子洗浄具を絶縁碍子に取り付けた状態を示す説明図、閉止状態における斜視図、及び展開状態を示す斜視図であり、図2は絶縁碍子洗浄具の各構成要素を分解して示す斜視図であり、図3は絶縁碍子洗浄具を絶縁碍子に組み付けた状態を示す断面図である。また、図4は洗浄部材を空気袋体表面に取り付ける構成例を示す拡大断面図であり、図5は空気注入手段の構成例を示す説明図であり、図6は洗浄剤注入手段の構成例を示す説明図である。
絶縁碍子洗浄具1は、軸方向に沿って複数の傘状の環状凸部101、及び環状凹部102を有した絶縁碍子100の外面に対して着脱自在に取り付けられ、絶縁碍子外面に取り付けた状態で手作業により回転、回動させることにより絶縁碍子外面を清掃する手段である。
絶縁碍子洗浄具1は、複数の円弧筒状体2、3を備え、各円弧筒状体の側端縁2a、3a同士をヒンジ4により連結して開放状態と閉止状態との間を開閉自在にした構成を有する。各円弧筒状部2、3は、図1(a)のように閉じたときに略円筒体を構成する半円筒状のケース片11、12と、各ケース片11、12の内面に夫々着脱自在に取り付けられて空気を注入することにより膨張する空気袋体21、22と、各空気袋体の内側面に配置された洗浄部材31、32と、空気袋体に空気を注入する空気注入手段40と、洗浄部材31、32に洗浄剤を供給する洗浄剤注入手段50と、を概略有する。
ケース片11、12は、軽量、且つ所定以上の剛性、強度を有した軽量な樹脂板を半円筒状(円弧筒状)に成型したものであり、ヒンジ4を中心として開閉することにより、本洗浄具1を絶縁碍子100の外面に対して取付けたり、取外すことを可能としている。ケース片11、12の他端縁には各ケースを閉止状態で固定するためのロック部材15が設けられている。本例のロック部材15は、一方の端縁により回動自在に支持されたフック片15aと、フック片のフック部を掛止する掛止片15bとから構成されている。フック片15aを回動させて掛止片15bと掛止したり掛止解除することによりロック部材15をロック状態、ロック解除状態に切り替えることができる。また、各ケース片11、12の外面には所定の周方向ピッチ(本例では、120度間隔で3個)で操作用のハンドル16を設けている。作業員が片手、又は両手で各ハンドル16を把持して回転、正逆回動させることにより、絶縁碍子の外面を繰り返し隅々まで清掃することができる。この作業は、両腕のみならず身体全体を用いて行うことができるため、疲労度が少なく、効率的な作業となる。
ケース片11、12は、軽量、且つ所定以上の剛性、強度を有した軽量な樹脂板を半円筒状(円弧筒状)に成型したものであり、ヒンジ4を中心として開閉することにより、本洗浄具1を絶縁碍子100の外面に対して取付けたり、取外すことを可能としている。ケース片11、12の他端縁には各ケースを閉止状態で固定するためのロック部材15が設けられている。本例のロック部材15は、一方の端縁により回動自在に支持されたフック片15aと、フック片のフック部を掛止する掛止片15bとから構成されている。フック片15aを回動させて掛止片15bと掛止したり掛止解除することによりロック部材15をロック状態、ロック解除状態に切り替えることができる。また、各ケース片11、12の外面には所定の周方向ピッチ(本例では、120度間隔で3個)で操作用のハンドル16を設けている。作業員が片手、又は両手で各ハンドル16を把持して回転、正逆回動させることにより、絶縁碍子の外面を繰り返し隅々まで清掃することができる。この作業は、両腕のみならず身体全体を用いて行うことができるため、疲労度が少なく、効率的な作業となる。
絶縁碍子100の形状、寸法は、タイプによって種々異なるが、例えば直径が180mm程度、軸方向長が1000〜1100mm程度の絶縁碍子に適用可能な本洗浄具1の外径寸法は、例えば210〜250mm程度であり、軸方向長は15〜30mm程度である。
空気袋体21、22は、ゴム、樹脂等の伸縮変形可能な弾性シートから成る袋体であり、空気を注入することにより膨らんだときに絶縁碍子の外面形状、即ち複数の傘状の環状凸部101と凹部102に対応した環状凹部25と環状凸部26を形成して、凸部101と凹部102に密着するように構成されている。注入する空気量を調整することにより、凸部101、凹部102の形状、寸法が相違する絶縁碍子に対しても柔軟に対応することが可能となっている。
洗浄部材31、32としては、例えば食器類の汚れを落とす際にたわしの一種として使用されるナイロン不織布、或いは硬質スポンジ等々が好ましい。ナイロン不織布は、碍子表面に圧接して摺擦することにより付着した汚れを除去する能力が高い一方で、吸水性があるため流動性の低い洗浄剤を含ませ易いという利点を有する。なお、ナイロン不織布は一例に過ぎず、摩擦抵抗が所定以上であり、吸水性、柔軟性を有した材料であり、且つ碍子表面を損傷しない程度の軟質であれば、どのようなものであってもよい。
但し、洗浄部材31、32を構成するナイロン不織布は、空気袋体21、22を構成するゴム、樹脂程には伸縮性を有していないため、空気袋体21、22の表面に対する固定(接着)の仕方を工夫する必要がある。即ち、空気袋体表面全体にシート状のナイロン不織布を全面的に接着すると空気袋体の膨張、収縮を妨げる虞があるからである。
空気袋体21、22は、ゴム、樹脂等の伸縮変形可能な弾性シートから成る袋体であり、空気を注入することにより膨らんだときに絶縁碍子の外面形状、即ち複数の傘状の環状凸部101と凹部102に対応した環状凹部25と環状凸部26を形成して、凸部101と凹部102に密着するように構成されている。注入する空気量を調整することにより、凸部101、凹部102の形状、寸法が相違する絶縁碍子に対しても柔軟に対応することが可能となっている。
洗浄部材31、32としては、例えば食器類の汚れを落とす際にたわしの一種として使用されるナイロン不織布、或いは硬質スポンジ等々が好ましい。ナイロン不織布は、碍子表面に圧接して摺擦することにより付着した汚れを除去する能力が高い一方で、吸水性があるため流動性の低い洗浄剤を含ませ易いという利点を有する。なお、ナイロン不織布は一例に過ぎず、摩擦抵抗が所定以上であり、吸水性、柔軟性を有した材料であり、且つ碍子表面を損傷しない程度の軟質であれば、どのようなものであってもよい。
但し、洗浄部材31、32を構成するナイロン不織布は、空気袋体21、22を構成するゴム、樹脂程には伸縮性を有していないため、空気袋体21、22の表面に対する固定(接着)の仕方を工夫する必要がある。即ち、空気袋体表面全体にシート状のナイロン不織布を全面的に接着すると空気袋体の膨張、収縮を妨げる虞があるからである。
そこで図4に示すよう小片化したナイロン不織布等から成る洗浄部材小片35を若干の周方向間隔、又は/及び、軸方向間隔を隔てて空気袋体表面に固定(接着)することにより、空気袋体21、22の膨張収縮を妨げることがないように構成することができる。即ち、洗浄部材小片35の間に空気袋体を構成する弾性素材が露出するように構成することにより、弾性素材が伸縮する余地を確保することができる。
洗浄部材小片35の形状、サイズ等々は任意に選定可能であり、汚れの除去漏れのない洗浄効果を考慮して選定する。
表面に洗浄部材31、32を取り付けた空気袋体21、22は、それ自体を各ケース片から取り外して洗浄することができるように、各ケース片11、12の内面に対して両面テープや面ファスナー(マジックテープ(登録商標))等の着脱部材14によって着脱自在に構成することが好ましい。ただ、空気袋体は弾性体から成るため、直接各ケース片11、12の内面に取り付けると安定した固定が難しく、保形性、耐久性が低下する虞がある。
洗浄部材小片35の形状、サイズ等々は任意に選定可能であり、汚れの除去漏れのない洗浄効果を考慮して選定する。
表面に洗浄部材31、32を取り付けた空気袋体21、22は、それ自体を各ケース片から取り外して洗浄することができるように、各ケース片11、12の内面に対して両面テープや面ファスナー(マジックテープ(登録商標))等の着脱部材14によって着脱自在に構成することが好ましい。ただ、空気袋体は弾性体から成るため、直接各ケース片11、12の内面に取り付けると安定した固定が難しく、保形性、耐久性が低下する虞がある。
そこで、図2等に示したようにケース片11、12の内面形状に整合するサイズと所定の剛性を有した樹脂製の背板33を各袋体に対して予め一体化しておくのが好ましい。所定の剛性を有した材料から成る背板33であれば、各ケースの内面に対して強固に固定することができ、この背板33に一体化された空気袋体であれば絶縁碍子との摺擦による強い力が作用しても必要以上に変形したり耐久性が低下することを防止できる。
本例では、各ケース片11、12により夫々支持された空気袋体21、22は、連通チューブ23(例えば、蛇腹状の伸縮式)により連通しており、一方の空気袋体に注入された空気は連通チューブを介して他方に供給されるように構成されている。なお、図2では連通チューブ23が分割されているように図示しているが、実際には連続した一本のチューブとしてもよいし、分割されたチューブを連結可能に構成してもよい。
本例では、各ケース片11、12により夫々支持された空気袋体21、22は、連通チューブ23(例えば、蛇腹状の伸縮式)により連通しており、一方の空気袋体に注入された空気は連通チューブを介して他方に供給されるように構成されている。なお、図2では連通チューブ23が分割されているように図示しているが、実際には連続した一本のチューブとしてもよいし、分割されたチューブを連結可能に構成してもよい。
空気注入手段40は、図5の略図に示すようにケース片11、12のうちの少なくとも何れか一方に貫通形成した注入穴41に逆止弁42を配置した注入部として構成し、例えば足踏み式の簡易ポンプ45を用いて空気袋体内に空気を注入して膨張させる。
逆止弁42は注入される空気のみを受入れ、空気袋体内の空気が外部に出ることを阻止するように構成する。簡易ポンプ45は、蛇腹状の伸縮筒状部45aと、伸縮筒状部に設けた通気穴を開閉する逆止弁45bと、伸縮筒状部45aから延びるチューブ45cとを備える。簡易ポンプ45は、靴底で伸縮筒状部45aの上面を押し下げて圧縮することにより伸縮筒状部内の空気がチューブを介して空気袋体内に供給される一方で、圧縮する力を解除することにより逆止弁45bを設けた通気穴から外気を吸入しつつ伸縮筒状部45aが膨張して原形に復帰する。
空気袋体21、22内の空気を抜気する際には、例えばケース片の他の部位に設けた抜気穴13aを利用する。抜気穴にはこれを開閉するキャップ13bを取り付けておけばよい(図1(b))。
逆止弁42は注入される空気のみを受入れ、空気袋体内の空気が外部に出ることを阻止するように構成する。簡易ポンプ45は、蛇腹状の伸縮筒状部45aと、伸縮筒状部に設けた通気穴を開閉する逆止弁45bと、伸縮筒状部45aから延びるチューブ45cとを備える。簡易ポンプ45は、靴底で伸縮筒状部45aの上面を押し下げて圧縮することにより伸縮筒状部内の空気がチューブを介して空気袋体内に供給される一方で、圧縮する力を解除することにより逆止弁45bを設けた通気穴から外気を吸入しつつ伸縮筒状部45aが膨張して原形に復帰する。
空気袋体21、22内の空気を抜気する際には、例えばケース片の他の部位に設けた抜気穴13aを利用する。抜気穴にはこれを開閉するキャップ13bを取り付けておけばよい(図1(b))。
地上、或いは鉄塔上等において、空気袋体21、22を簡易ポンプ45により適度に膨張させた状態で、絶縁碍子洗浄具1を絶縁碍子外面に取り付けた後で、空気袋体内の空気圧を更に微調整(増大)する必要がある場合には、注入穴41とは別の部位に設けた補助注入穴46に取り付けた補助ポンプ47を利用して空気袋体内に空気を補給する。
補助ポンプ47は作業員による手作業により圧縮されることにより内部の空気を空気袋体内に供給できるように構成されている。即ち、補助ポンプ47は、図6などに示した蛇腹状(アコーディオン状)、その他の圧縮、膨張が容易な構造、材質を有した中空体である本体47aと、本体47aの適所に設けた外気取り込み用の穴に取り付けられた逆止弁47bと、を有する。本体47aの内部は、ケースに設けた補助注入穴46を介して空気袋体内部と連通しており、膨張状態にある補助ポンプ47を加圧して圧縮すると内部の空気が空気袋体内に供給され、加圧力を解除すると逆止弁47bから外気が本体内に吸入される。
なお、補助ポンプ47は、空気袋体内の空気圧を調整して洗浄部材と碍子表面との密着力を調整する手段であるが、図示しないロック手段を設けて補助ポンプ本体47aの開閉位置をロックできるように構成することにより、密着力を数段階的に調整することができる。
補助ポンプ47は作業員による手作業により圧縮されることにより内部の空気を空気袋体内に供給できるように構成されている。即ち、補助ポンプ47は、図6などに示した蛇腹状(アコーディオン状)、その他の圧縮、膨張が容易な構造、材質を有した中空体である本体47aと、本体47aの適所に設けた外気取り込み用の穴に取り付けられた逆止弁47bと、を有する。本体47aの内部は、ケースに設けた補助注入穴46を介して空気袋体内部と連通しており、膨張状態にある補助ポンプ47を加圧して圧縮すると内部の空気が空気袋体内に供給され、加圧力を解除すると逆止弁47bから外気が本体内に吸入される。
なお、補助ポンプ47は、空気袋体内の空気圧を調整して洗浄部材と碍子表面との密着力を調整する手段であるが、図示しないロック手段を設けて補助ポンプ本体47aの開閉位置をロックできるように構成することにより、密着力を数段階的に調整することができる。
次に、洗浄剤注入手段50は、円弧筒状体2、3を絶縁碍子外面に被せて閉じた状態で内部の洗浄部材31、32に対して洗浄剤を外部から供給するための手段である。使用する洗浄剤は流動性の低い、多少の粘度を有したものが好ましく、液体クレンザーのように界面活性剤にケイ酸鉱物等の磨き砂を研磨材として混入したものを用いてもよい。洗浄剤は液体である必要はなく、粉体であってもよいが、使用時に水等に溶かして使用するのが好ましい。本実施形態では流動性の低い液体の洗浄剤を用いた例について説明する。
洗浄剤注入手段50は、図7に示すように、一方のケース片12に設けた外側注入穴51と、ケース片12と対応する背板33に設けた図示しない内側注入穴52と、各注入穴と連通して洗浄部材32に洗浄剤を供給するチューブ53と、外側注入穴51を開閉する図示しない蓋部材と、を有する。チューブの適所には、排出穴を形成して洗浄剤が洗浄部材に供給されるように構成する。チューブ53は環状凹部25と環状凸部26の外面に設けた洗浄部材32に向けてたこ足状に延びるように複数本設けても良いし、一本であってもよい。一本、又は少数のチューブを用いる場合には、チューブを洗浄部材32の諸所に配回すと共に、チューブの各所に設けた穴から洗浄剤を排出させるようにすればよい。
チューブ53を介して洗浄部材32に供給された洗浄剤は、本洗浄具1を絶縁碍子外面に沿って回転させることにより周方向に移動することにより他方の洗浄部材31にも展開、浸透してゆく。
チューブ53を介して洗浄部材32に供給された洗浄剤は、本洗浄具1を絶縁碍子外面に沿って回転させることにより周方向に移動することにより他方の洗浄部材31にも展開、浸透してゆく。
また、外側注入穴51を複数箇所に設けて夫々から洗浄剤を注入するようにしてもよい。
外側注入穴51を介して洗浄剤を注入する際には、洗浄剤を充填した洗浄剤収容器55を用いて作業を行う。洗浄剤収容器55は、外側注入穴51を差し込むノズル55aを有し、ノズル55aを外側注入穴51内に差し込んだ状態で容器本体を加圧圧縮することにより内部の洗浄剤を圧出させて、チューブ53を経由して洗浄部材32に展開させる。
絶縁碍子洗浄具1を絶縁碍子外面に取り付ける前に円弧筒状体2、3を開放した状態で、露出した状態にある洗浄部材31、32に対して予め十分な量の洗浄剤を塗布して吸収させておいてもよいが、洗浄が進行するに連れて洗浄剤が費消されて保持されている量が減少するので、適宜補給する必要がある。
洗浄部材31、32に適量の洗浄剤を含ませた状態で洗浄具1を碍子外面に沿って回転させることにより洗浄が実施されるので、大量の洗浄液を使用する必要がなく、従来のように洗浄液が落下することを防止できる。
外側注入穴51を介して洗浄剤を注入する際には、洗浄剤を充填した洗浄剤収容器55を用いて作業を行う。洗浄剤収容器55は、外側注入穴51を差し込むノズル55aを有し、ノズル55aを外側注入穴51内に差し込んだ状態で容器本体を加圧圧縮することにより内部の洗浄剤を圧出させて、チューブ53を経由して洗浄部材32に展開させる。
絶縁碍子洗浄具1を絶縁碍子外面に取り付ける前に円弧筒状体2、3を開放した状態で、露出した状態にある洗浄部材31、32に対して予め十分な量の洗浄剤を塗布して吸収させておいてもよいが、洗浄が進行するに連れて洗浄剤が費消されて保持されている量が減少するので、適宜補給する必要がある。
洗浄部材31、32に適量の洗浄剤を含ませた状態で洗浄具1を碍子外面に沿って回転させることにより洗浄が実施されるので、大量の洗浄液を使用する必要がなく、従来のように洗浄液が落下することを防止できる。
以上の構成を備えた絶縁碍子洗浄具1を用いて絶縁碍子100の外面を清掃、洗浄する際には、予め各ケース片11、12に対して空気袋体21、22を取り付けることにより、円弧筒状体2、3を組み立てておき、図1(c)の状態にしておく。
次いで、地上、或いは作業現場である鉄塔上、機器上等において、簡易ポンプ45を用いて各空気袋体21、22内に適量の空気を充填して膨らませておく。
次いで、地上、或いは作業現場である鉄塔上、機器上等において、簡易ポンプ45を用いて各空気袋体21、22内に適量の空気を充填して膨らませておく。
円弧筒状体2、3を開放させた状態で、各空気袋体21、22の環状凹部25と環状凸部26とが絶縁碍子側の環状凸部101と環状凹部102に夫々嵌合するように絶縁碍子外面に被せてから、円弧筒状体2、3をヒンジ部4を中心として閉じる方向に回動させ、完全に閉じた状態でロック部材15を用いて閉止状態にロックする。
その後、必要に応じて補助ポンプ47を用いて空気袋体の空気圧を調整し、調整完了したら、洗浄剤注入手段50を利用して洗浄部材31、32に対して洗浄剤を供給する。なお、空気充填前に洗浄剤を供給してもよい。或いは、洗浄剤注入手段を用いずに直接洗浄部材の洗浄剤を含ませておいても良い。
このように絶縁碍子外面に本洗浄具1を装着した状態で、ハンドル16を手で把持して回転、回動させることにより、各空気袋体21、22の環状凹部25と環状凸部26とが、密着状態にある絶縁碍子側の凸部101と凹部102の外面と摺擦して汚れを除去することができる。十分な摩擦抵抗を有した材質から成る洗浄部材31、32と洗浄剤との協働により、碍子表面を傷めることなく、こびりついた鉄粉、その他の汚れを確実に除去することが可能となる。しかも、空気袋体と絶縁碍子の凸部と凹部とは隅々まで密着しているため、凹部の隅々まで汚れを除去することが可能となる。
しかも、洗浄剤として若干の粘性を有したものを適量使用することにより、垂れたり、落下して近隣住民等に迷惑をかけることを防止できる。
その後、必要に応じて補助ポンプ47を用いて空気袋体の空気圧を調整し、調整完了したら、洗浄剤注入手段50を利用して洗浄部材31、32に対して洗浄剤を供給する。なお、空気充填前に洗浄剤を供給してもよい。或いは、洗浄剤注入手段を用いずに直接洗浄部材の洗浄剤を含ませておいても良い。
このように絶縁碍子外面に本洗浄具1を装着した状態で、ハンドル16を手で把持して回転、回動させることにより、各空気袋体21、22の環状凹部25と環状凸部26とが、密着状態にある絶縁碍子側の凸部101と凹部102の外面と摺擦して汚れを除去することができる。十分な摩擦抵抗を有した材質から成る洗浄部材31、32と洗浄剤との協働により、碍子表面を傷めることなく、こびりついた鉄粉、その他の汚れを確実に除去することが可能となる。しかも、空気袋体と絶縁碍子の凸部と凹部とは隅々まで密着しているため、凹部の隅々まで汚れを除去することが可能となる。
しかも、洗浄剤として若干の粘性を有したものを適量使用することにより、垂れたり、落下して近隣住民等に迷惑をかけることを防止できる。
洗浄具1を用いた一回の洗浄作業で洗浄できるのは、洗浄具の軸方向長に見合った絶縁碍子外面の一部に過ぎないため、一回の洗浄作業を終了した後には洗浄具を上方、或いは下方へ移動させて絶縁碍子の他の部位を洗浄する。一回の洗浄作業を終了した後は、ロック部材15を解除して円弧筒状体2、3をヒンジ部4を中心として開放させ、続いて未洗浄箇所を覆うように円弧筒状体2、3を移動させて閉じることにより、引き続きの洗浄作業の実施が可能となる。
作業終了後においては、円弧筒状体2、3を開放して絶縁碍子から取外せば全ての作業が完了する。なお、洗浄具を用いた作業終了後に必要に応じて絶縁碍子外面に残った汚れを拭き取る等の仕上げを行っても良い。
作業終了後においては、円弧筒状体2、3を開放して絶縁碍子から取外せば全ての作業が完了する。なお、洗浄具を用いた作業終了後に必要に応じて絶縁碍子外面に残った汚れを拭き取る等の仕上げを行っても良い。
洗浄部材31、32を洗浄する場合には、背板33に一体化された空気袋体を各ケース片から取り外すことにより、任意の洗浄方法により洗浄することが可能となる。
このように本発明によれば、変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、過大な労力を求められたり、多量の洗浄液を使用することにより洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる。
即ち、洗浄部材は空気袋体の膨張、収縮によって絶縁碍子の凸部、及び凹部に密着することができるため、種々の異なったサイズ、形状の絶縁碍子に対しても汎用的に適用することができる。しかも、軽量であるため、取扱性が良好である。
このように本発明によれば、変電所や鉄塔上に設置された絶縁碍子を作業員が洗浄する際に、過大な労力を求められたり、多量の洗浄液を使用することにより洗浄液を垂らすことなく効率的に作業を進めることができる。
即ち、洗浄部材は空気袋体の膨張、収縮によって絶縁碍子の凸部、及び凹部に密着することができるため、種々の異なったサイズ、形状の絶縁碍子に対しても汎用的に適用することができる。しかも、軽量であるため、取扱性が良好である。
洗浄部材として適度な摩擦力、摺擦力を有した素材を使用することにより、また空気袋体からの圧力を調整することにより、絶縁碍子表面を傷付けることなく固着した汚れを効率的に除去することができる。
洗浄剤として、流動性の高い液体を用いることなく、しかも適量の洗浄剤で洗浄作業を行うことができるため、洗浄剤の落下を防止できる。
洗浄剤として、流動性の高い液体を用いることなく、しかも適量の洗浄剤で洗浄作業を行うことができるため、洗浄剤の落下を防止できる。
また、本洗浄具を絶縁碍子に組み付けた状態で洗浄剤を外部から供給することができる。この場合には、洗浄具を回転させる過程で洗浄剤が360度の範囲に渡って展開して行き渡ることができる。
また、複数の空気袋体は互いに連通しており、一つの空気袋体に対して気注入手段から空気を注入することにより他の空気袋体を膨張させることができる。このため、鉄塔上の高所などの足場の悪い環境における作業であっても、空気注入作業性を向上させることができる。
また、複数の空気袋体は互いに連通しており、一つの空気袋体に対して気注入手段から空気を注入することにより他の空気袋体を膨張させることができる。このため、鉄塔上の高所などの足場の悪い環境における作業であっても、空気注入作業性を向上させることができる。
1…絶縁碍子洗浄具、2、3…円弧筒状体、4…ヒンジ、11、12…ケース片、13a…抜気穴、13b…キャップ、14…着脱部材、15…ロック部材、15a…フック片、15b…掛止片、16…ハンドル、21、22…空気袋体、23…連通チューブ、25…環状凹部、26…環状凸部、31、32…洗浄部材、33…背板、35…洗浄部材小片、40…空気注入手段、41…注入穴、42…逆止弁、45…簡易ポンプ、45a…伸縮筒状部、45b…逆止弁、45c…チューブ、46…補助注入穴、47…補助ポンプ、47a…補助ポンプ本体、47b…逆止弁、50…洗浄剤注入手段、51…外側注入穴、52…内側注入穴、53…チューブ、55…洗浄剤収容器、55a…ノズル、100…絶縁碍子、101…環状凸部、102…環状凹部。
Claims (3)
- 複数の環状凸部と環状凹部を交互に有した絶縁碍子の外面に対して着脱自在に取り付けられ、取り付けた状態で回転することにより該絶縁碍子外面を清掃する絶縁碍子洗浄具であって、
開閉自在に連結することにより閉じたときに略円筒体を形成する複数の円弧筒状体を備え、
前記各円弧筒状体は、外側に位置するケース片と、該各ケース片の内面に夫々配置されて空気を注入することにより膨張する空気袋体と、該各空気袋体の内側面に配置された洗浄部材と、を備え、
前記空気袋体は、前記絶縁碍子の環状凸部、及び環状凹部に夫々整合した環状凹部、及び環状凸部を有し、
前記空気袋体に空気を注入する空気注入手段を備えていることを特徴とする絶縁碍子洗浄具。 - 前記洗浄部材に洗浄剤を供給する洗浄剤注入手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁碍子洗浄具。
- 前記複数の空気袋体は互いに連通しており、一つの前記空気袋体に対して前記空気注入手段から空気を注入することにより他の前記空気袋体を膨張させることができることを特徴とする請求項1、又は2に記載の絶縁碍子洗浄具。
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- 2012-03-12 JP JP2012054816A patent/JP2013191307A/ja active Pending
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