JP2013191138A - 自律搬送システムおよび自律搬送制御方法 - Google Patents

自律搬送システムおよび自律搬送制御方法 Download PDF

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幸彦 小野
Kenjiro Yamamoto
健次郎 山本
Kazuto Shirane
一登 白根
Takuya Naka
拓久哉 中
Ryozo Masaki
良三 正木
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Abstract

【課題】搬送台車側に電源を備える必要がないバンパスイッチによって、搬送台車と障害物との接触検知することができる自律搬送システムを提供する。
【解決手段】自律搬送車10と、自律搬送車10が牽引する搬送台車30とを備える自律搬送システム100であって、搬送台車30は、外側部に設けられ流体を封入した弾性を有する配管部2と、配管部2と連通し配管部2の変形に基づき搬送台車30の接触状態を表示するインジケータ4とを有する。自律搬送車10は、インジケータ4を観測するカメラ5と、カメラ5により得られた観測値が、所定の閾値以上であると判定された場合、自律搬送車10の停止または回避行動を駆動手段に指令する制御装置とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、障害物との接触の緩衝手段と検出手段とを有する自律搬送システムおよび自律搬送制御方法に関するものである。
自動搬送車の多くは全方向への接触を感知可能なバンパスイッチが取り付けられている。例えば、特許文献1には枠状に構成されたバンパと、クランク、バネ、センサにより障害物の接触を検知可能な自動搬送車の安全装置が開示されている。
特開昭62−232009号公報
特許文献1に代表されるバンパスイッチを、様々な大きさや形状を有する台車に適用すると、数量の多い1台1台に対し、多くの構成部品を要し、製造工程の増大と、高いコストが課題となっている。また、特許文献1の記載のように、機械接点や導電ゴムを接触検知に用いると、緩衝効果が得られず、別途、緩衝材を取り付けなければならなくなり、煩雑な組立て作業を強いられているのが課題である。
また、自律搬送車によって台車を牽引する自律搬送システムにおいては、台車の陰に存在する工場作業員や障害物を自律搬送車のセンサで検出することは困難である。一方、台車側には電源が備えられていないことが多いことから、電源を必要とする前記のバンパスイッチを取り付けると、コストや管理が必要となり課題となる。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、搬送台車側に電源を備える必要がないバンパスイッチによって、搬送台車と障害物との接触を検知することができる自律搬送システムおよび自律搬送制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の自律搬送システムは、自律搬送機能を備えた車体(例えば、自律搬送車10)と、車体が牽引する台車(例えば、搬送台車30)とを備える自律搬送システムであって、台車は、台車の外側部に設けられ気体または液体の状態である流体を封入した弾性を有する部材(例えば、配管部2)と、部材と連通し部材の変形に基づき台車の接触状態を表示する表示手段(例えば、インジケータ4)とを有し、車体は、表示手段を観測する観測手段(例えば、カメラ5)と、観測手段により得られた観測値が、所定の閾値以上であると判定された場合、車両の停止または回避行動を車体の駆動手段に指令する制御手段(例えば、制御装置103)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、搬送台車側に電源を備える必要がないバンパスイッチによって、搬送台車と障害物との接触を検知することができる。
実施形態1の自律搬送システムの全体構成を示す説明図である。 実施形態1のインジケータの構成を示す説明図である。 本発明に係る無人搬送車の障害物検知の保護制御システムを示す説明図である。 実施形態1のバンパスイッチの取り付け例を示す上面図である。 実施形態1の硬質樹脂管の配置を示す説明図である。 実施形態1のバンパスイッチの機能を示す説明図である。 実施形態1の保護制御システムの機能を示すフロー図である。 複数の台車を連結して牽引する場合の例を示す説明図である。 実施形態2のインジケータの構成を示す説明図である。 実施形態2のインジケータの他の構成を示す説明図である。 実施形態3の自律搬送システムの全体構成を示す説明図である。 実施形態3のバンパスイッチの構成を示す説明図である。 実施形態3のインジケータの構成を示す説明図である。 実施形態3の荷物の出し入れをする際の作業を示す説明図である。 台車の他の構成を示す説明図である。 図15の台車を牽引して走行する際の処理を示すフロー図である。 工場内の自律搬送システムの走行を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1の自律搬送システムの全体構成を示す説明図である。図1(a)は、自律搬送システム100の側面図であり、図1(b)は、自律搬送システム100の上面図である。図1を参照して、障害物との接触による衝撃の低減、接触検知を行う自律搬送システム100の例を説明する。自律搬送システム100は、自律搬送機能を有する無人搬送車10(車体)と、本実施形態のバンパスイッチ20(緩衝手段)を適用した搬送台車30とを含んで構成される。
本実施形態のバンパスイッチ20(緩衝手段)は、搬送台車30の外周に取り付けられる弾性を有し内部に空気、窒素などの流体2fが流通するゴム管又は軟質ビニール管からなる配管部2と、この配管部2内に流体2fを供給または排出する弁3と、配管部2の先端に配置した流体の圧力監視手段であるインジケータ4(表示手段)とを有している。配管部2が透明である場合には、配管部2内の流体2fの状態を可視化することができる。なお、インジケータ4の詳細については後記する。
図17は、工場内の自律搬送システムの走行を示す説明図である。図17を参照して、工場内での課題について説明する。図17に示すような工場における自律搬送システム100では、走行路として、棚501と棚501の間が狭いケースがあり、棚501間の奥まで搬送台車30を運ぶためには、後退する必要がある。このとき、自律搬送システム100の走行経路上に、工場の作業員502や障害物503が存在する可能性がある場合には、搬送台車30の陰を常に観測しておき衝突を防ぐ必要がある。
図1に戻り、このため、本実施形態では、無人搬送車10には、インジケータ4を観測するカメラ5(観測手段)を有しており、インジケータ4をカメラ5により監視することにより、障害物などをすばやく検知することができる。また、搬送台車30側には、従来必要であった電源装置などが不要である。このため、多数の搬送台車30を必要とする工場などにおいて、安価に障害物との接触の緩衝手段であるバンパスイッチ20を提供することができる。
図1(a)に示すように、インジケータ4の下部付近には、台車連結部13を有している。台車連結部13は、例えば、搬送台車30側にある凸部のピンと、無人搬送車10側にあるピンが入る開口部を有するアングルなどで構成される。また、図1(b)に示すように、カメラ5は、台車連結部13のアングル端の位置に配置されているので、搬送台車30が走行により振られても(図1(b)の矢印Y参照)、インジケータ4の変化をカメラ5で、確実に計測することができる。
図2は、実施形態1のインジケータの構成を示す説明図である。図2は、図1のAA断面視図である。配管部2の分岐管12を介して取り付けられたインジケータ4は、内部がカメラ5で観測できるように、透明管7内に液体6を注入して構成されている。インジケータ4の背面には、目盛板11が配置されている。分岐管12の一端には弁3が設けられており、バンパスイッチ20内の流体20fの補給などのときに用いる。
透明管7の上部端は閉じており、具体的には、透明管7は内径数mmの細管で構成されている。透明管7の内部に留まっている液体6の下端に表面張力が働いているので、液体6は透明管7の内部に維持される。また、配管部2内の流体と、インジケータ4の液体6の上部空間の流体は、異質のものであってもよい。例えば、配管部2内の流体が空気であり、インジケータ4の液体6の上部空間の流体が窒素などの組み合わせがある。
図3は、本発明に係る無人搬送車の障害物検知による保護制御システムを示す説明図である。無人搬送車10の保護制御システムは、障害物までの距離を超音波などにより検知する検知センサ101と、カメラ5とを有し、検知センサ101およびカメラ5との情報に基づき周囲環境を計測する周囲環境計測装置102、駆動モータ105および検知センサ101の情報に基づき自己位置を計測する自己位置計測装置104、周囲環境計測装置102の障害物の検知情報および自己位置計測装置104の位置情報に基づき走行の停止または障害物回避行動の指令をする制御装置103(制御手段)、制御装置103の指令により駆動する駆動モータ105(駆動手段)、および、制御装置103の連結可否指令により搬送台車30と連結、解除(切り離し)を行う連結装置106とを有している。
なお、本実施形態では、保護制御システムとして、周囲環境計測装置102、自己位置計測装置104、制御装置103などと分けて表記しているが、制御装置103に、例えば、周囲環境計測装置102、自己位置計測装置104を含めてもよい。
無人搬送車10は、例えば、搬送台車30の待機場所の所定位置に到達すると、連結装置106に搬送台車30の連結指令をする。また、無人搬送車10は、予め予約された走行路を走行した場合、元の待機場所に戻り、搬送台車30の解除指令をする。そして、無人搬送車10は、次の搬送台車30を連結するために移動する。
図4は、実施形態1のバンパスイッチの取り付け例を示す上面図である。図4に示すように、バンパスイッチ20は、あらかじめ搬送台車30の外周部に硬質樹脂管51〜54を具備することで、配管部2の搬送台車30への取り付けが容易となる。このとき、硬質樹脂管51,52,53,54のサイズ、形状、数については、台車に合わせて変更するとよい。硬質樹脂管51,52,53,54は、伸縮ジャバラで構成してもよい。これにより、台車側と周囲環境側で硬さを変えることができ、バンパスイッチ20は、周囲環境側からの接触のみを検出することができる。
図5は、実施形態1の硬質樹脂管の配置を示す説明図である。図5(a)は、自律搬送システム100の側面図であり、図5(b)は、自律搬送システム100の上面図である。図5(a)に示すように、搬送台車30の側面から荷物を出し入れするために、接触検知を望まない領域がある場合には、その領域を硬質樹脂管55で覆っている。具体的には、図5(a)、図5(b)は、籠が配置された搬送台車30である。硬質樹脂管55のある側の籠の側面が開いており、そこから荷物Lを出し入れする。
硬質樹脂管55を伸縮ジャバラで構成した場合、自律搬送システム100の運用に応じて、接触検知を行う領域をいつでも変更することが可能となる。無人搬送車10には、既に説明したように、インジケータ4を観測するカメラ(観測手段)5を有している。なお、観測手段としては、カメラ5以外のセンサを使用してもよい。
本実施形態では、流体2f(図1(b)参照)として空気を用いて構成しているが、本実施形態では、流体の種類を限定するものではなく、空気、窒素の他、例えば、水、オイルなどを使用できる。流体を空気、窒素として構成した場合、回収作業が不要で、簡易に大気への放出ができ、一層コスト的に安価な流体スイッチ装置を実現できる。
図6は、実施形態1のバンパスイッチの機能を示す説明図である。図6に示すように、搬送台車30と障害物40とが接触すると、配管部2内の内部圧力が上昇する。バンパスイッチ20において、既に説明したように、配管部2の中に常時流体を満たしておき、圧力計となるインジケータ4により配管2内の流体2fの圧力をカメラ5により監視することができる。図7において、無人搬送車10の障害物に対する保護制御の処理フローについて説明する。
図7は、実施形態1の保護制御システムの機能を示すフロー図である。ステップS201において搬送台車30が障害物40に接触すると(ステップS201,Yes)、配管部2は障害物40に押されて変形(圧縮)する(ステップS202)。これにより、配管部2内の圧力上昇がインジケータ4に伝達される(ステップS203)。なお、ステップS201において、接触がなければ(ステップS201,No)、ステップS201に戻る。
ステップ204において、インジケータ4の変化を無人搬送車10のカメラ5で計測(観測)することで、接触の有無を検出することができる。周囲環境計測装置102(図3参照)は、計測したインジケータ4の変化量が所定の閾値以上であれば接触として判断する(ステップS205,Yes)。計測したインジケータ4の変化量が所定の閾値未満であれば(ステップS205,No)、ステップS201に戻る。
そして、接触と判断された場合、制御装置103は、自律車両の停止もしくは障害物回避行動を指令する(ステップS210)。自律車両の停止もしくは障害物回避行動のいずれを指令するかは、予め規定されている走行路の状態により規定しておくのがよい。例えば、障害物の回避行動がとれるだけのスペースがある場合には、障害物回避行動をとると設定しておけばよい。
図8は、複数の台車を連結して牽引する場合の例を示す説明図である。図8に示すように、複数の搬送台車30を連結して牽引する場合にも、それぞれの台車の配管部2を繋げて、先頭の台車のインジケータ4を観測することで、全ての台車の接触検知を行うことが可能となる。
本実施形態によれば、搬送台車30に取り付けた弾性を有し内部に流体が流通する配管部2に対する障害物40の接触に伴って、障害物40の存在を的確、迅速に検出できる。また、搬送台車30の外周部に対する取り付けを速やかに行うことができ、衝突時の緩衝作用を発揮させることもできる。さらに、部品点数も少ないため、受注から納品に至る納期が短期間ですみ、低価格に構成することが可能となる。
<実施形態2>
実施形態2では、配管内の流体2fの圧力ではなく、体積の増減に基づいて接触検知を行うバンパスイッチ20の例を説明する。基本的構成は、図1に示した実施形態1のバンパスイッチ20の場合と同様であるが、特に、インジケータ4が実施形態1の場合(図2参照)と異なる。
図9は、実施形態2のインジケータの構成を示す説明図である。分岐管12の先端に取り付けられたインジケータ4は、内部がカメラ5で観測できるように、透明管7内にカメラ5で観測しやすい塗料を含む液体6を注入して構成され、透明管7の両端を空気のみを通し液体を通さないフィルタ8およびフィルタ9で塞ぐようにする。これにより、液体6が配管部2に進入し外部に漏れることを防ぐことができる。
図10は、実施形態2のインジケータの他の構成を示す説明図である。図10に示すように、透明管7の一部をS字に構成することで、インジケータ4を配管部2の一部が損傷した場合でも、液体6が配管部2に進入し外部に漏れることを防ぐことができる。
液体6の塗料に関しては、太陽熱高反射塗料「ATTSU−9(登録商標)」などのように、特定の波長(ここでは赤外線)を選択的に反射する塗料を使用したうえで、自律搬送車10から赤外線を照射する。さらに、自律搬送車10のカメラ5のレンズに赤外線のみを透過するフィルタを取り付けることで、昼夜稼働する無人工場などのように,夜に電灯を消した環境、または、場所によって電灯の色が異なるような環境でも、非常に高い信頼性を持って接触検知を行うことができる。
なお、液体6は、流体2fとは混ざらない物質を用いる。たとえば、流体2fが空気なら液体6には水を使用するとよい。一方、流体2fが水ならば、液体6にはオイルを使用し、フィルタ8,9には、水を通すがオイルを通さないものを使用するとよい。
このバンパスイッチ20において、配管部2の中に常時空気を満たしておき、前記インジケータ4により配管部2内からの空気の入出量を監視する。搬送台車30が図6に示す障害物40に接触すると、障害物40により配管部2が変形する。これにより、配管部2からインジケータ4へと空気が排出され、無人搬送車10のカメラ5によりインジケータ4を観測することで、配管部2の変形が検出することができる。
実施形態2では、障害物との接触による配管内の流体2fの圧力変化はほとんど生じない。そのため、配管部2の負担が小さく、メンテナンスコストを下げることが可能となる。
<実施形態3>
図11は、実施形態3の自律搬送システムの全体構成を示す説明図である。実施形態3は、実施形態1(図1(b)参照)に示したものと基本的には同様であるが、バンパスイッチ20の構成が異なる。実施形態3のバンパスイッチ20は、配管部2とインジケータ4を複数組備えていることである。すなわち、配管部2の気室21,22,23,24が、それぞれのインジケータ31,32,33,34に接続されており、複数のインジケータ31,32,33,34をカメラ5で同時に観測することを可能としたことを特徴とする。
図12は、実施形態3のバンパスイッチの構成を示す説明図である。図12においては、説明のため一組の配管部である気室21とインジケータ31について説明する。気室21と、接触判定のセンサ部分であるインジケータ31、それらを結ぶ配管部26で構成される。これにより、バンパスイッチ20への単なる接触判定だけでなく、バンパスイッチの接触位置を知ることが可能となる。
図13は、実施形態3のインジケータの構成を示す説明図である。図13(a)は、インジケータ31,32,33,34の透明管7(図2参照)の太さが同一の場合であり、図13(b)は、インジケータ31a,32a,33a,34aの透明管7の太さが異なる場合である。図13(b)に示すように、透明管7の太さを変えることで、各部の接触に対する検出感度を変えることができる。
図14は、実施形態3の荷物の出し入れをする際の作業を示す説明図である。図14に示すように、気室22,23の上部から荷物Lの出し入れをする場合、気室22,23に接続されるインジケータ32,33の透明管7を太くし、感度を下げることで、荷物の出し入れ時の誤検出を防ぐことができる。
図15は、台車の他の構成を示す説明図である。図16は、図15の台車を牽引して走行する際の処理を示すフロー図である。図15に示すように、搬送台車30の一部を円弧形状とし、搬送台車30に合わせて、気室21A、24Aの形状を円弧形状としている。緩衝材のチューブで構成される気室は、気室21A,24Aと気室22A,23Aとの弾力性を変更することにより、障害物検知の感度を変更することができる。気室21A,22A,23A,24Aは、それぞれインジケータ31,32,33,34に接続されている。図16の処理フローにおいて、図7の処理フローと比較して、ステップS208が付加されている。
接触を検知したインジケータの情報を無人搬送車10の制御に利用することで、自律搬送システム100は良好な走行をすることができる。例えば、図15のような台車を用い、図16に示すステップS208において、制御装置103(図3参照)は、障害物の接触位置を判断し、接触を検知したバンパスイッチとは逆方向に向きを変えながら、低速で走行させることで、多数の障害物で囲まれた狭路を走行することも可能となる。このとき、走行速度に応じて気室の大きさを調整することで、周囲の人、物体を損傷させてしまう前に、それらを避けることが可能となる。
具体的には、搬送台車30が障害物40(図6参照)との接触を検知してから、緩衝材(ここでは気質の構成材のチューブ)の緩衝作用を超えて障害物40にダメージを与えるまでには、その緩衝材の大きさ分の猶予があり、その間に旋回もしくは停止すれば、ダメージを与えなくてすむ。逆に、走行速度が前もって決まっている工場搬送のような場面では、前記の接触検知から障害物40にダメージを与えるまでの猶予分(気室の大きさ、緩衝材の材質で決まる)をその速度に応じて決めるとよい。
本実施形態によれば、障害物との接触の緩衝手段と検出手段を、様々な大きさや形状の搬送台車に備える場合に、部材の切断長さ、取り付け形状を変えるだけで速やかに対応可能である。また、バンパスイッチは柔軟な部材の中を常時、気体または液体、またはその両方が満たされており、緩衝効果があるので搬送台車に保護用の部材を付けなくとも良く、また、台車側に電源を備えなくても良い。よって、短納期、安価な台車搬送自律搬送システムを提供できる。
2 配管部(部材)
3 弁
4 インジケータ(表示手段)
5 カメラ(観測手段)
6 液体(指示液)
7 透明管
8,9 フィルタ
10 無人搬送車(車体)
11 目盛板
12 分岐管
13 台車連結部
20 バンパスイッチ
2f 流体
21,22,23,24 気室
30 搬送台車
31,32,33,34 インジケータ
40 障害物
51,52,53,54 硬質樹脂管
100 自律搬送システム
101 検知センサ
102 周囲環境計測装置
103 制御装置(制御手段)
104 自己位置計測装置
105 駆動モータ(駆動手段)

Claims (7)

  1. 自律搬送機能を備えた車体と、前記車体が牽引する台車とを備える自律搬送システムであって、
    前記台車は、前記台車の外側部に設けられ気体または液体の状態である流体を封入した弾性を有する部材と、前記部材と連通し前記部材の変形に基づき台車の接触状態を表示する表示手段とを有し、
    前記車体は、前記表示手段を観測する観測手段と、前記観測手段により得られた観測値が、所定の閾値以上であると判定された場合、前記車両の停止または回避行動を前記車体の駆動手段に指令する制御手段とを有する
    ことを特徴とする自律搬送システム。
  2. 前記部材には、気体が注入されており、
    前記表示手段は、内部に塗料を含む液体が注入された前記部材と連通する透明管を有し、前記透明管の両端部は、前記気体のみが通過するフィルタが設置されており、前記表示手段は、前記液体の動きにより前記台車の接触状態を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自律搬送システム。
  3. 前記部材には、気体が注入されており、
    前記表示手段は、内部に塗料を含む液体が注入された前記部材と連通する透明管を有し、前記表示手段は、前記液体の動きにより前記台車の接触状態を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自律搬送システム。
  4. 前記液体の塗料は、赤外線を反射する塗料であり、
    前記車体は該赤外線を照射し、前記観測手段に赤外線のみを透過するフィルタが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の自律搬送システム。
  5. 前記台車は、前記部材と前記表示手段との組合せを複数設置し、
    前記観測手段は、前記複数の表示手段を観測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自律搬送システム。
  6. 前記制御装置は、前記複数の表示手段の観測結果に基づいて前記車体の自律制御方法を変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の自律搬送システム。
  7. 自律搬送機能を備えた車体と、前記車体が牽引する台車とを備える自律搬送システムの自律搬送制御方法であって、
    前記台車は、前記台車の外側部に設けられ気体または液体の状態である流体を封入した弾性を有する部材と、前記部材と連通し前記部材の変形に基づき台車の接触状態を表示する表示手段とを有し、
    前記車体は、前記表示手段を観測する観測手段により得られた観測値が、所定の閾値以上であると判定された場合、前記車両の停止または回避行動を前記車体の駆動手段に指令する
    ことを特徴とする自律搬送制御方法。
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