JP2013190244A - 炉外核計装装置 - Google Patents

炉外核計装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013190244A
JP2013190244A JP2012055289A JP2012055289A JP2013190244A JP 2013190244 A JP2013190244 A JP 2013190244A JP 2012055289 A JP2012055289 A JP 2012055289A JP 2012055289 A JP2012055289 A JP 2012055289A JP 2013190244 A JP2013190244 A JP 2013190244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonvolatile memory
rewritable nonvolatile
electrically rewritable
operation panel
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012055289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5787799B2 (ja
Inventor
Tomoyoshi Nagae
友義 長江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012055289A priority Critical patent/JP5787799B2/ja
Priority to US13/585,184 priority patent/US9368239B2/en
Publication of JP2013190244A publication Critical patent/JP2013190244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5787799B2 publication Critical patent/JP5787799B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/10Structural combination of fuel element, control rod, reactor core, or moderator structure with sensitive instruments, e.g. for measuring radioactivity, strain
    • G21C17/108Measuring reactor flux
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
    • G21D3/00Control of nuclear power plant
    • G21D3/001Computer implemented control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

【課題】種々の状況において、メモリへの誤書き込みが防止でき、より安全が確保できる炉外核計装装置を得ることを目的とする。
【解決手段】キーホールを備え、キーホールは、キーロックスイッチが差し込まれている状態において、汎用ロジックにより、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効となるよう構成されるとともに、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効になっているとき、かつ操作パネルとFPGAとがシリアル通信を行い、このシリアル通信のデータ順が所定のデータ順である場合に、CPUが、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを制御することにより、操作パネルから出力された、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き換えデータが、FPGAから電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに送られて、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリのデータを書き換えるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、原子炉容器外の中性子束を監視する炉外核計装装置に関し、特に炉外核計装装置を構成している炉外核計装盤に関するものである。
炉外核計装装置は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)の原子炉
容器外の中性子束を連続監視することにより、起動時および運転時の原子炉の状態を監視して、中性子束の状態に異常が検出された場合は、警報信号及び原子炉を緊急停止させる信号を出力することで、原子炉の保護を行うものである。炉外核計装装置は、主に中性子束を計測して電流値に変換する中性子検出器と、変換された電流値を演算処理して前記信号に変換する炉外核計装盤から構成されている。
一般に、炉外核計装装置の中性子計測範囲は、原子炉の停止状態から出力運転に至るまでの中性子束のレベルに応じて、中性子源領域、中間領域、及び出力領域(運転領域)に分けられる。中性子検出器および炉外核計装盤の構造、機能は領域ごとに異なり、出力領域の演算処理には検出器信号処理回路(I/Eアンプ、つまり、電流/電圧アンプ)が用いられる。
炉外核計装装置は、上記のように中性子検出器と炉外核計装盤とで構成されている。中性子検出器は、原子炉格納容器の内部に設けられる原子炉容器の外部の周囲に複数体設置する。中性子検出器は、原子炉容器から漏洩してくる中性子束を計測して電流値に変換する。この電流値を炉外核計装盤の検出器信号処理回路に入力して、炉出力レベルに応じた出力電圧に変換する。そして、検出器信号処理回路の出力電圧を信号処理カードに入力する。信号処理カードでは、A/D(アナログ/デジタル)変換、工学値変換を行い、各種信号を操作パネルや原子炉保護系システム内の入出力カードに出力する。また、ディジタルデータに変換された測定データは、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)(登録商標)のような電気的に書き換え可能な記憶装置に記憶される。
ここで、中性子検出器自身や検出器信号処理回路の増幅器の経年変化などを補正するために、校正作業が必要となる(例えば特許文献1)。この校正作業は、操作パネルを介して、オペレータによって実行される。このとき、記憶装置に記憶されたデータを書き換える作業が発生する場合がある。
従来の炉外核計装装置において、記憶装置に記憶されたデータを書き換えるためのメモリアクセス構造の一例のブロック図を図5に示す。このメモリアクセス構造は、CPU220、FPGA(Field Programmable Gate Array)230、EEPROM(登録商標)などの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ240を搭載した信号処理カード111と、外部から人間が操作する操作パネル120から構成されている。操作パネル120はこの信号処理カード111とは別の電子基板310に配置されている。
CPU220は、主に信号処理の制御や演算を行う。操作パネル120からの入力は、FPGA230と通信してデータが入力される。この入力は、CPUからのライト信号をFPGA230がソフトウエア処理して、FPGA230が直接不揮発性メモリ240に記憶されているデータを書き換える。
特開2000−266884号公報
従来の炉外核計装装置のデータ書き換えのメモリアクセスは以上のように構成されており、操作パネルからの入力によりデータを書き換える際、FPGAのソフトウエア処理を介しており、CPUからメモリに直接アクセスする構成となっていない。FPGAを介したメモリアクセスの場合、FPGA内部の処理がブラックボックスとなり、回路図だけでは動作が理解できないという問題があった。
また、不揮発性メモリとしてリセット機能が無く、電源起動時などにメモリへの誤書き込みの恐れがあることや、操作パネルを誤って操作した場合にメモリのデータを書き換えてしまう恐れがあった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、種々の状況において、メモリへの誤書き込みが防止でき、より安全が確保できる炉外核計装装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる炉外核計装装置は、原子炉容器の外の中性子束を計測して電流値に変換する中性子検出器と、変換された電流値を電圧値に変換する検出器信号処理回路と、この検出器信号処理回路において変換された電圧値を用いて演算処理して原子炉の運転時の中性子束の状態を出力する信号処理カードと、マンマシンインターフェースを備えた操作パネルと、を備えた炉外核計装装置において、信号処理カードは、CPUと、FPGAと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、キーホールを備え、キーホールにキーロックスイッチが差し込まれている状態において、汎用ロジックにより、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効となるよう構成されるとともに、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効になっているとき、かつ操作パネルとFPGAとがシリアル通信を行い、このシリアル通信のデータ順が所定のデータ順である場合に、CPUが、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを制御することにより、操作パネルから出力された、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き換えデータが、FPGAから電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに送られて、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリのデータを書き換えるようにした。
この発明の炉外核計装装置によれば、種々の状況においてメモリへの誤書き込みが防止でき、信頼性の高い炉外核計装装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1による炉外核計装装置の信号処理カードの概要を示すブロック図である。 炉外核計装装置の一般的な構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による、メモリアクセス動作を説明するフローチャートである。 従来の炉外核計装装置の信号処理カードのメモリアクセス構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態1.
図2は、炉外核計装装置の一般的な構成を示す構成図である。図2において、原子炉格納容器15内に設置される原子炉容器16の外部の周辺に炉外核計装装置14の中性子検出器3が設けられる。中性子検出器3は、原子炉容器16の上部から漏洩する中性子を検出し電流値に変換する上部検出器4と、この原子炉容器16の下部から漏洩する中性子を検出し電流値に変換する下部検出器5を一体にしたものである。上部検出器4で変換された電流値は上部検出器ケーブル6を経由して、通常原子炉格納容器15の外部に設置される炉外核計装装置14の炉外核計装盤1内にある検出器信号処理回路8に入力される。下部検出器5で変換された電流値も同様に、下部検出器ケーブル7を経由して検出器信号処理回路8に入力される。
この検出器信号処理回路8は、上部検出器4に対応した回路と下部検出器5に対応した回路がそれぞれあり、この検出器信号処理回路8により電流値が上部検出器用出力電圧信号9、下部検出器用出力電圧信号10に変換される。この両出力電圧信号9、10を炉外核計装盤1内の信号処理カード11に入力する。信号処理カード11では、A/D(アナログ/デジタル)変換、工学値変換を行い、各種信号を信号処理カード11とは別の電子基板31に配置された操作パネル12や原子炉安全保護盤18とシリアル通信にてデータ通信する。
本発明の実施の形態による、信号処理カード11の詳細を図1に示す。検出器信号処理回路8からの上部検出器用出力電圧信号9、下部検出器用出力電圧信号10はA/D変換器110に入力されてデジタル信号となり、第一のFPGA(Field Programmable Gate Array)231に入力される。また、検出器信号処理回路8は、フロント操作パネル80
において表示器83や入力キー82などのマンマシンインターフェースを備えている。フロント操作パネル80からは、検出器信号処理回路8にある増幅器のゲインなどを設定できるようになっている。このゲイン値はシリアル通信線84を通じて第一のFPGA231にも入力される。表示器83は、ゲイン設定時にゲインを表示したり、工学値やトリップ設定値を表示したりする。
一方、操作パネル12にも、表示器123や入力キー122などのマンマシンインターフェースを備えている。操作パネルからは、トリップ設定値の変更やゲイン設定を行う。また、操作パネル12からは、定期的な調整、校正作業のため、テスト信号を、テスト校正用カード17を介して検出器信号処理回路8に送信して、調整、校正作業も行う。なお、検出器信号処理回路8のフロント操作パネル80からは、上記のように、検出器信号処理回路8にある増幅器のゲインなどを設定する。一方、操作パネル12からは、上部検出器4、下部検出器5などの中性子検出器3そのものの感度が経年変化によって変化したときに、変化分として補正係数を設定する。操作パネル12からは、また、原子炉に所定のレベルを超える異常や故障が発生した場合に緊急停止させるための中性子束高トリップ(高設定)セット値を変更する場合に、トリップセット値を設定する。操作パネル12は、
第二のFPGA232とシリアル通信線124を介してデータ通信を行い、例えば、操作パネル12で設定するゲイン値を第二のFPGA232から電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に書き込む。
このように、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24には、検出器信号処理回路8から受信した設定値データ、操作パネル12から受信した設定値データなどの他、信号処理カード単位で定められた装置番号や、通信接続相手である原子炉安全保護盤18の装置番号などの不変値も記憶されている。
ここで、メモリアクセス構造について説明する。電気的に書き込み可能な不揮発性メモリ24へのデータは、第一のFPGA231および第二のFPGA232から送られる。メモリアクセスコントロールは、CPU22が行うが、電気的に書き込み可能な不揮発性
メモリ24への書き込みが常に可能であると、誤った書き込みが行われる恐れがある。そこで、信号処理カード11には、メモリアクセスを物理的に制限するためのキーホール25が配置されている。キーホール25は、汎用ロジック27を介して電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のアクセスを制限する信号を出力する。汎用ロジック27は、キーホール25が開錠されていなければ、CPU22から第一のFPGA231を介してライト信号が無効となるように、汎用ロジック27によって電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24アクセスが制限される。キーロックスイッチ26によってキーホール25を開錠すると、CPU22から第一のFPGA231を介して送られるライト信号が汎用ロジック27によって有効となり、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に記憶されているデータを書き換えることができる。
なお、キーロックスイッチ26によってキーホール25が開錠されていない場合には、検出器信号処理回路8のフロント操作パネル80のライトプロテクト(WP)ランプ81や、操作パネル12のライトプロテクトランプ121が点灯して、設定値の変更など、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へのデータ書き換えができない状態であることを表示する。さらに、信号処理カード11にもライトプロテクトランプ251を設けておくと、メモリアクセス制限の状態をより確実に認識できる。
図1に示す構成におけるCPU22、第一のFPGA231、第二のFPGA232、および電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24は、図4に示すCPU220、FPGA230、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ240の構成とは異なっている。すなわち、キーホール25の状態が汎用ロジック27を介して電気的書き換え可能な不揮発性メモリ24のライト信号(WR)を制御しているため、ライトプロテクトの状態が回路的に認識可能な構成となっている。
図1、図2および図3を用いて動作を説明する。CPU22は、主に検出器信号処理回路8から入力される中性子検出器3の信号を処理するための信号処理の制御や演算を行う。一方、操作パネル12からの出力は、操作パネル12とシリアル通信配線により接続されている第二のFPGA232とシリアル通信により通信して、第二のFPGA232に入力される。操作パネル12から入力する例として、中性子検出器3の感度が変化した場合に、演算による倍率(補正係数)など、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に記憶されている設定値データを修正するため、新たな設定値データを入力して記憶されている設定値データを書き換える操作がある。このような、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータを、オペレータによって書き換える必要がある事態は、頻繁には発生しない。そこで、このデータの書き換えの操作は、キーロックスイッチ26によってキーホール25を開錠した後にしか実行できないようにした。
また、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に記憶されたデータを書き換える操作以外においても、操作パネル12から、オペレータが入力する場合もある。すなわち、操作パネル12から出力される信号は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に対する信号以外の信号も含まれる。
例えば次のような例がある。図2において検出器信号処理回路8は、電流/電圧変換増幅器により構成されているが、この電流電圧変換増幅器を校正するために、テスト校正用カード17が設けられている。電流電圧変換増幅器を校正する場合、テスト校正用カード17から校正用の信号を出力して電流電圧変換増幅器を校正する。テスト校正を実行する場合、操作パネル12をオペレータが操作して、操作パネル12からテスト校正用カードに指令が送られる。この時、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータを書き換える操作はしない。しかし、オペレータが誤ってデータ書き換えの操作をすることも考えられる。図1の構成にあっては、キーロックスイッチ26によってキーホール25を開
錠しない限り、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリのデータを書き換えることはできない。
以上のように、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に記憶されているデータを書き換える操作の場合だけ、オペレータがキーロックスイッチ26によってキーホール25を開錠した後に、操作パネル12やフロント操作パネル80からデータの書き換え操作を実行する。キーホール25が開錠されると、汎用ロジック27は電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へアクセスを有効にする。この状態で、例えば操作パネル12から第二のFPGA232にデータが送られてくると、CPU22が、ライト信号を第一のFPGA231および汎用ロジック27を介して電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に送ることで、第二のFPGA232から書き換えのデータが電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24受け付けられる。
なお、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24はリセット機能を有している。電源立ち上げ時は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24の内部回路、およびセットが不安定な低電圧領域を通過して電源電圧が立ち上がるため、電源監視回路28を設けて、正常に電源が起動するまで電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24内部を完全にリセットし立ち上がるようにしている。
このように、キーホール25の物理的なアクセス制限によりメモリアクセスが制限されるため、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータを書き換えるときだけ、確実にデータが書き換えられる。データ書き換え以外のときは、キーホール25によって電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へのアクセス制限が掛かっているため、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータが書き換えられることはない。例えば、電源起動時などの誤書き込みが防止できる。また、操作パネル12やフロント操作パネル80から、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータを書き換える操作以外のときに、誤ってデータを書き換えることも防止できる。
データの書き換え操作を、図3に示すフローチャートにより具体的に説明する。キーホール25が閉錠した状態では、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24への書き込みが禁止されている状態であるため、このことをオペレータに知らせるために、操作パネル12のWP(ライトプロテクト)ランプ121が点灯した状態になっている。オペレータは、データ書き換え操作を実行しようとするとき、まず例えば操作パネル12のWPランプ121が点灯しているかどうか確認する(ST1)。WPランプ121が点灯していることを確認したら、キーロックスイッチ26をキーホール25に差し込んで、キーホール25のロックを解除する(ST2)。ロックを解除すると操作パネル12のWPランプ121が消灯して(ST3)、オペレータにロックが解除されている状態であることを知らせる。ステップST1において、もし操作パネル12のWPランプ121が点灯していない場合は、すでにキーホール25のロックが解除された状態であるため、キーロックスイッチ26によるロックの解除操作は必要ない。
操作パネルのWPランプが消灯していることを確認すると、操作パネルから書き込みデータを設定する(ST4)。設定された設定値が正しい設定値であることを確認して操作パネルのEN(設定)キーを押下げると(ST5)、操作パネル12から設定値データが第二のFPGA232に入力され、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータ書き込みが実行される(ST7)。データ書き込みの実行が終了した後、キーロックスイッチ26をキーホール25から抜くことで、キーホール25がロックされ(ST7)、操作パネルのWPランプが点灯し(ST8)、オペレータにデータ書き込みができない状態になったことを知らせる。
以上のように、キーホール25にキーロックスイッチ26が差し込まれている状態において、汎用ロジック27を介して、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に対する書き込み有効となるよう構成されるとともに、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24の書き込みが有効になっているとき、かつ操作パネル12と第二のFPGA232とがシリアル通信を行い、このシリアル通信のデータ順が所定のデータ順である場合に、CPU22が、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24を制御することにより、操作パネル12から出力された、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に対する書き換えデータが、第二のFPGA232から電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に送られて、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータを書き換えるように構成されている。
以上では、操作パネル12から電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へのデータ書き換えについて説明した。検出器信号処理回路8のフロント操作パネル80から設定するゲイン設定など、フロント操作パネル80から電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へのデータ書き換え時は、データをフロント操作パネル80と第一のFPGA231との間のシリアル通信線84を介してやり取りする。このとき、図1の構成から明らかなように、操作パネル12から電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24へのデータ書き換えと同様に、キーホール25とキーロックスイッチ26によるアクセス制限が有効となっている。
以上のように、本実施の形態では、キーホール25がキーロックスイッチ26によって開錠されている場合にだけ、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24に記憶されているデータを書き換えることができ、キーホール25がキーロックスイッチ26によって開錠されていない場合は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータ書き換えが許可されないように構成した。また、電気的書き換え可能な不揮発性メモリ24にリセット機能が付加されており、電源起動時の不安定な状態ではリセットが働く構成とした。このため、電源起動時や、オペレータの誤操作によって電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ24のデータが書き換えられる恐れがない。
3:中性子検出器 8:検出器信号処理回路
11:信号処理カード 12:操作パネル
14:炉外核計装装置 16:原子炉容器
22:CPU 230、231、232:FPGA
24:電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ
25:キーホール 26:キーロックスイッチ
80:フロント操作パネル

Claims (4)

  1. 原子炉容器の外の中性子束を計測して電流値に変換する中性子検出器と、
    変換された電流値を電圧値に変換する検出器信号処理回路と、
    この検出器信号処理回路において変換された電圧値を用いて演算処理して原子炉の運転時の中性子束の状態を出力する信号処理カードと、
    マンマシンインターフェースを備えた操作パネルと、を備えた炉外核計装装置において、前記信号処理カードは、CPUと、FPGAと、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、キーホールを備え、
    前記キーホールにキーロックスイッチが差し込まれている状態において、汎用ロジックにより、前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効となるよう構成されるとともに、
    前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き込みが有効になっているとき、かつ前記操作パネルと前記FPGAとがシリアル通信を行い、このシリアル通信のデータ順が所定のデータ順である場合に、前記CPUが、前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを制御することにより、前記操作パネルから出力された、前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き換えデータが、前記FPGAから前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに送られて、前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリのデータを書き換えることを特徴とする炉外核計装装置。
  2. 前期前記信号処理カードと、前記操作パネルとは、物理的に別個の電子基板で構成され、前記信号処理カードと前記操作パネルとの間がシリアル通信配線で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の炉外核計装装置。
  3. 前記操作パネルから出力される信号は、前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに対する書き換えデータの信号以外の信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の炉外核計装装置。
  4. 前記電気的に書き換え可能な不揮発性メモリは、リセット機能を有することを特徴とする請求項1に記載の炉外核計装装置。
JP2012055289A 2012-03-13 2012-03-13 炉外核計装装置 Active JP5787799B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055289A JP5787799B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 炉外核計装装置
US13/585,184 US9368239B2 (en) 2012-03-13 2012-08-14 Ex-core nuclear instrumentation system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055289A JP5787799B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 炉外核計装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190244A true JP2013190244A (ja) 2013-09-26
JP5787799B2 JP5787799B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=49157644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055289A Active JP5787799B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 炉外核計装装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9368239B2 (ja)
JP (1) JP5787799B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113436766A (zh) * 2021-06-07 2021-09-24 中国核动力研究设计院 一种用于核电厂的堆外核仪表系统设备
JP7378378B2 (ja) 2020-10-13 2023-11-13 三菱電機株式会社 炉外核計装装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107251155B (zh) * 2015-03-05 2019-04-23 三菱电机株式会社 堆外核检测仪表装置
CN107924726B (zh) * 2015-09-08 2020-05-08 三菱电机株式会社 堆芯核仪表装置
WO2019035991A2 (en) * 2017-08-18 2019-02-21 Westinghouse Electric Company Llc METHOD FOR SCALING ISOLATED NUCLEAR INSTRUMENTATION OUTPUT SIGNAL SCALE AND SYSTEM USING THE SAME

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01178898A (ja) * 1988-01-08 1989-07-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 原子炉保護装置
JPH02231597A (ja) * 1988-11-25 1990-09-13 Toshiba Corp 原子炉出力監視装置
JPH08327775A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Mitsubishi Electric Corp 炉内計測装置
JP2004206633A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及び電子回路
JP2006004436A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 General Electric Co <Ge> 工業プロセスにおける安全制御の方法及び装置
JP2009100449A (ja) * 2007-09-28 2009-05-07 Rohm Co Ltd オシレータ
US20090271151A1 (en) * 2008-04-29 2009-10-29 Caterpillar Inc. Machine data acquisition system with data compression

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3998694A (en) * 1972-03-27 1976-12-21 The Pioneer Educational Society Nuclear reactor and production systems with digital controls
US4774049A (en) * 1986-04-10 1988-09-27 Westinghouse Electric Corp. Two and three dimensional core power distribution monitor and display
JPH05241816A (ja) 1992-02-26 1993-09-21 Star Micronics Co Ltd データ処理装置
JP2000266884A (ja) 1999-03-16 2000-09-29 Mitsubishi Electric Corp 核計測装置
US6462667B1 (en) * 1999-12-06 2002-10-08 Westinghouse Electric Company Llc Energize to actuate engineered safety features actuation system and testing method therefor
US7152002B2 (en) * 2002-06-03 2006-12-19 Sabia, Inc. Method and apparatus for analysis of elements in bulk substance
US7437200B2 (en) 2004-06-18 2008-10-14 General Electric Company Software based control system for nuclear reactor standby liquid control (SLC) logic processor
US7784062B2 (en) 2004-06-18 2010-08-24 General Electric Company Event based operating system, method, and apparatus for instrumentation and control systems
US7822958B1 (en) * 2006-03-10 2010-10-26 Altera Corporation Booting mechanism for FPGA-based embedded system
JP2008305447A (ja) 2007-06-05 2008-12-18 Panasonic Corp 不揮発性メモリ制御装置
FR2937149B1 (fr) * 2008-10-13 2010-12-03 Commissariat Energie Atomique Dispositif de mesure en ligne d'un flux de neutrons rapides et epithermiques

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01178898A (ja) * 1988-01-08 1989-07-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 原子炉保護装置
JPH02231597A (ja) * 1988-11-25 1990-09-13 Toshiba Corp 原子炉出力監視装置
JPH08327775A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Mitsubishi Electric Corp 炉内計測装置
JP2004206633A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及び電子回路
JP2006004436A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 General Electric Co <Ge> 工業プロセスにおける安全制御の方法及び装置
JP2009100449A (ja) * 2007-09-28 2009-05-07 Rohm Co Ltd オシレータ
US20090271151A1 (en) * 2008-04-29 2009-10-29 Caterpillar Inc. Machine data acquisition system with data compression

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7378378B2 (ja) 2020-10-13 2023-11-13 三菱電機株式会社 炉外核計装装置
CN113436766A (zh) * 2021-06-07 2021-09-24 中国核动力研究设计院 一种用于核电厂的堆外核仪表系统设备
CN113436766B (zh) * 2021-06-07 2023-05-26 中国核动力研究设计院 一种用于核电厂的堆外核仪表系统设备

Also Published As

Publication number Publication date
US20130243146A1 (en) 2013-09-19
JP5787799B2 (ja) 2015-09-30
US9368239B2 (en) 2016-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5787799B2 (ja) 炉外核計装装置
JP6073414B2 (ja) 取り外し可能なセキュリティモジュール、および関連する方法
JP5350677B2 (ja) バス信号制御回路、及び、バス信号制御回路を備えた信号処理回路
KR101453184B1 (ko) 중앙 처리 연산 장치 및 이상 검사 방법
EP3255546B1 (en) Controller
CN106961279A (zh) 一种模数转换器及汽车
JP2018067047A (ja) 制御装置
US10037287B2 (en) Method for protecting memory against unauthorized access
BR112015018466B1 (pt) Dispositivo para o reconhecimento de manipulações não autorizadas do estado do sistema de uma unidade de controle e regulagem e usina de tecnologia nuclear
EP3361335B1 (en) Safety controller using hardware memory protection
JP2021172142A (ja) 異常検出装置
US20120246431A1 (en) Electronic equipment system and storage device
US9733109B2 (en) Absolute position-measuring device
CN107315962A (zh) 一种嵌入式平台的可信处理模块
CN112468296B (zh) 一种密钥编程方法、系统、电子设备及存储介质
JP4509489B2 (ja) 安全保護用放射線測定監視装置
JP2007064762A (ja) 半導体装置、テストモード制御回路
JP2018097442A (ja) 電子制御装置
JP6234356B2 (ja) マイコン搭載モジュールが設けられた制御システム
JPH03216746A (ja) メモリ保護装置
JP2006285320A (ja) 安全計装システムおよびプラント制御方法
KR20230007026A (ko) 원자력발전소의 공통원인 고장 감지 장치 및 이의 동작 방법
CN113421676A (zh) 一种核电厂事故规程整定值的确定方法及装置
JP2014145663A (ja) 安全保護システムおよび制御装置
JP3789056B2 (ja) 半導体記憶装置用セキュリティ回路およびセキュリティシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150728

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5787799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250