JP2013189914A - ターボポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボポンプの主軸の回転時及び停止時の両方でシールすることができるシール機構を備えたターボポンプを提供する。
【解決手段】ターボポンプ50、60は、主軸1と、ケーシング2と、インペラ10と、シール機構7を含む。主軸1は、ケーシング2内のタービン翼8により回転する。インペラ10は、主軸1と連動して回転する。シール機構7は、第1のシール機構7Aと、第2のシール機構7Bと、を含む。第1のシール機構7Aは、主軸1の外周面との間に隙間30を設けるように主軸1の外周側に設けられ、主軸1の回転により流体が隙間30を通過することを抑制するフローティングリングシール32を備える。第2のシール機構7Bは、隙間30を通過した流体に対して、主軸1が回転を停止している場合にシールを行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、シール機構を備えたターボポンプに関する。
特許文献1には、回転駆動部に連結している回転軸と、この回転軸が貫通する貫通孔を設けたポンプ基部と、前記回転軸の先端に翼ボスが連結し、前記回転駆動部の駆動により前記回転軸とともに回転するポンプ翼と、このポンプ翼を覆うように前記ポンプ基部に接続して流体室を画成するケーシングと、前記ポンプ基部内に配置され、前記回転軸を支持する軸受けロータ及び軸受けステータと、前記流体室側から前記回転軸側への流体の漏れを防止するメカニカルシールとを備えたターボポンプにおいて、前記軸受けステータは、円筒形状の部材として形成されており、前記メカニカルシールは、前記軸受けステータの端面に当接する弾性体からなる環状の緩衝材と、この緩衝材の前記翼ボス側の端面に当接する固定リングと、この固定リングの端面と摺接することでメカニカルシール摺動面となり、前記翼ボスに当接して前記回転軸の先端側に固定した回転リングとで構成されているとともに、押圧手段の押圧力を作用させることで前記メカニカルシール摺動面を密着させるターボポンプのシール構造が記載されている。
特開2002−285995号公報
特許文献1に記載されているターボポンプのシール構造は、メカニカルシール摺動面があるため、回転軸が高速になるとメカニカルシール摺動面が摩耗するおそれがある。このため、ターボポンプのシール構造は、回転軸が高速回転する場合には、フローティングシールを採用することが多い。フローティングシールは、回転軸とシールリングとの隙間に生じる層流境界層の粘性低層によりシールする。しかしながら、フローティングシールは、回転軸が回転している場合には層流境界層の粘性低層が生じるためシールできるものの、回転軸が停止している場合には、フローティングシールを介して流体がリークするおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、ターボポンプの主軸の回転時及び停止時の両方でシールすることができるシール機構を備えたターボポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、ターボポンプは、ケーシング内のタービン翼により回転する主軸と、前記主軸と連動して回転するインペラと、前記インペラにより加圧された流体が流通する、前記ケーシング内の流路と、前記主軸の外周面との間に隙間を設けるように前記主軸の外周側に設けられ、前記主軸の回転により前記流体が前記隙間を通過することを抑制するフローティングリングシールを備える第1のシール機構と、前記隙間を通過した流体に対して、前記主軸が回転を停止している場合にシールを行う第2のシール機構と、を含むことを特徴とする。
この構成により、主軸が回転している場合は、第1のシール機構が流体をシールし、第2のシール機構は流体をシールしない。このため、第2のシール機構は主軸の回転により摩耗するおそれを低減することができる。そして、ターボポンプは、主軸が回転を停止している場合、第1のシール機構から流体が通過しても第2のシール機構で流体をシールすることができる。その結果、ターボポンプは、ターボポンプの主軸の回転時及び停止時の両方でシールすることができる。
本発明の望ましい態様として、前記第2のシール機構は、前記主軸と連動して回転するメインティングリングと、前記メインティングリングと接触することでシールできるメカニカルシール面を有するメカニカルリングシールと、前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに接触する状態と、前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに非接触となる状態とに相互に変化させる駆動手段と、前記主軸が回転を停止している場合に、前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに接触するように前記駆動手段を制御する制御装置と、を含むことが好ましい。
この構成により、メカニカルシール面の摩耗のおそれを低減することができる。その結果、ターボポンプは、ターボポンプの主軸の回転時及び停止時に、シールすることができる。
本発明によれば、ターボポンプの主軸の回転時及び停止時の両方でシールすることができるシール機構を備えたターボポンプを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るターボポンプが適用されるロケットエンジンの概略配管系統図である。 図2は、本実施形態に係るターボポンプの概略構成図である。 図3は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構を説明するための説明図である。 図4は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構の動作を説明するための模式図である。 図5は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構の動作を説明するための模式図である。 図6は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構の動作を説明するためのフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、本実施形態に係るターボポンプが適用されるロケットエンジンの概略配管系統図である。ロケットエンジン100は、燃料の一部をロケット用燃焼器101の冷却材として用いると共に酸化剤及び燃料を加圧、圧送するターボポンプ50及びターボポンプ60の駆動媒体としても用いている。
<ロケットエンジン>
ロケットエンジン100は、酸化剤と燃料とを噴射可能な噴射器102を含み、酸化剤と燃料とが燃焼可能なロケット用燃焼器101を備える。さらに、ロケットエンジン100は、この酸化剤及び燃料をロケット用燃焼器101に供給すると共にロケットエンジン100の各部に循環させる配管系統として、燃料をロケット用燃焼器101に供給する燃料供給ライン90と、酸化剤をロケット用燃焼器101に供給する酸化剤供給ライン91と、ロケット用燃焼器101を冷却する冷却媒体として燃料をロケットエンジン100の各部に循環させる冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92とを備える。
燃料供給ライン90は、複数の配管により構成され、燃料としての液体水素(以下、「LH」と称する。)を貯留する燃料タンクとロケット用燃焼器101の噴射器102とを接続し、燃料供給系を構成する。同様に、酸化剤供給ライン91は、複数の配管により構成され、酸化剤としての液体酸素(以下、「LOx」と称する。)を貯留する酸化剤タンクとロケット用燃焼器101の噴射器102とを接続し、酸化剤供給系を構成する。冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、複数の配管により構成され、一端において燃料供給ライン90から分岐すると共に後述するロケット用燃焼器101における燃焼室103の壁面内の冷却通路105などを経由して他端がロケット用燃焼器101のノズル104内部に接続され、冷却媒体・駆動媒体供給系を構成する。
ロケットエンジン100は、燃料供給ライン90を介して燃料をロケット用燃焼器101に圧送可能な燃料用のターボポンプ50及び酸化剤供給ライン91を介して酸化剤をロケット用燃焼器101に圧送可能な酸化剤用のターボポンプ60と、ロケット用燃焼器101を冷却して気化した燃料と液体燃料とを混合するミキサ70と、酸化剤と燃料との混合気に点火する点火器80とを備える。
燃料用のターボポンプ50は、ポンプ51とタービン52を備える。タービン52は、冷却通路105を通過し気化した燃料としての水素ガス(以下、「GH」と称する。)により回転駆動されることでポンプ51を駆動し、ポンプ51は、燃料供給ライン90のLHを加圧して噴射器102に圧送する。酸化剤用のターボポンプ60は、ポンプ61とタービン62を備える。タービン62は、冷却通路105を通過し気化した燃料としてのGHにより回転駆動されることでポンプ61を駆動し、ポンプ61は、酸化剤供給ライン91のLOxを加圧して噴射器102に圧送する。
燃料供給ライン90は、LHの流動方向に対して上流側から順に、燃料用のターボポンプ50のポンプ51と、主燃料バルブ93と、ミキサ70とを備える。酸化剤供給ライン91は、LOxの流動方向に対して上流側から順に、酸化剤用のターボポンプ60のポンプ61と、主酸化剤バルブ94とを備える。
冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、燃料供給ライン90のLHの流動方向に対してポンプ51の下流側、主燃料バルブ93の上流側で燃料供給ライン90から分岐する。冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、燃料供給ライン90のLHの流動方向に対して上流側から順に、燃焼室冷却バルブ92cと、冷却通路105と、推力制御バルブ95と、燃料用のターボポンプ50のタービン52と、酸化剤用のターボポンプ60のタービン62を備える。
燃料用のターボポンプ50のタービン52と、酸化剤用のターボポンプ60のタービン62とは、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92に直列に配置される。また、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、他端においてノズル104内部に接続する部分の上流側にノズル104を冷却する冷却通路も備えている。なお、燃料用のターボポンプ50及び酸化剤用のターボポンプ60の具体的な構成は、後述する。
また、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、合流管96と、混合比制御管97と、バイパス管98を備える。合流管96は、冷却通路105の下流側、推力制御バルブ95の上流側で冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92の主管から分岐してミキサ70に接続する。混合比制御管97は、酸化剤用のターボポンプ60のタービン62の上流側、燃料用のターボポンプ50のタービン52の下流側で冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92の主管から分岐してタービン62の下流側に接続することで、タービン62をバイパスする。この混合比制御管97は、混合比制御バルブ99を備える。バイパス管98は、合流管96の分岐部の下流側、推力制御バルブ95の上流側で冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92の主管から分岐して酸化剤用のターボポンプ60のタービン62の下流側に接続してタービン52及びタービン62をバイパスする。このバイパス管98は、ウエストバルブ98aを備える。
主燃料バルブ93は、燃料供給ライン90を開閉することで噴射器102へのLHの供給を調節する。主酸化剤バルブ94は、酸化剤供給ライン91を開閉することで噴射器102へのLOxの供給を調節する。燃焼室冷却バルブ92cは、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92を開閉することで冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92におけるLH、GHの循環を調節する。推力制御バルブ95は、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92を開閉することでタービン52に導入される駆動媒体としてのGHの導入量を制御してこのタービン52の回転数を制御する。上記構成により、ポンプ51によるLHの加圧を制御することで、ロケットエンジン100全体での推力が制御される。
混合比制御バルブ99は、混合比制御管97を開閉することでタービン62に導入される駆動媒体としてのGHの導入量を制御してこのタービン62の回転数を制御する。この構成により、ポンプ61によるLOxの加圧を制御することで、ロケット用燃焼器101全体での混合比(LOx/GH)、すなわち、噴射器102から噴射されるLOxとGHとの比率が制御される。ウエストバルブ98aは、冷却通路105を通過することで気化したGHがタービン52、タービン62をバイパスする際に当該バイパス量に応じて開閉する。
ミキサ70は、主燃料バルブ93を通過した極低温のLHと、冷却通路105を通過して気化した高温のGHとを混合し、GHとしてロケット用燃焼器101に供給可能とする。なお、燃料としての水素は、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92における冷却通路105よりも下流側ではGH及びLHの気液二相が存在していることがある。
上記のように構成されるロケットエンジン100は、燃料供給ライン90を介して供給されるLHを燃料用のターボポンプ50によってロケット用燃焼器101に圧送すると共に、酸化剤供給ライン91を介して供給されるLOxを酸化剤用のターボポンプ60によってロケット用燃焼器101に圧送する。
ロケットエンジン100は、LOxとGHとをロケット用燃焼器101の燃焼室103内で混合し、この混合気に点火器80により点火することで燃焼させて推力を得る。この間、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92は、燃料用のターボポンプ50により圧送されるLHの一部をロケット用燃焼器101における燃焼室103の壁面に設けられる冷却通路105に導入する。そして、低温のLHは、燃焼室103を冷却する。燃焼室103を冷却することでエネルギーを得たLHは、その温度が上昇しガス化してGHとなる。ガス化したGHの一部は、合流管96を介してミキサ70に導入され、このミキサ70でLHと混合される。
また、残りのGHが燃料用のターボポンプ50のタービン52、酸化剤用のターボポンプ60のタービン62に順に導入され、タービン52、タービン62の駆動媒体として作用し、その膨張エネルギーによりタービン52、タービン62を回転駆動する。これにより、上述のように燃料用のターボポンプ50及び酸化剤用のターボポンプ60は、LH、LOxを圧送する。そして、タービン52、タービン62を回転駆動したGHは、冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン92の他端からノズル104内に廃棄される。
なお、このロケットエンジン100では、密度が高く従って高出力が必要な燃料用のターボポンプ50をGHにより先に駆動し、その後に酸化剤用のターボポンプ60を駆動する。また、燃料用のターボポンプ50、酸化剤用のターボポンプ60を駆動した後のGHの圧力は初めのタービン52入口前の圧力に比較してかなり低下しており、タービン52入口前の圧力と略等しい圧力の燃焼室103内には供給することはできないため、ロケット用燃焼器101の低圧部位としてノズル104内部に排出している。
<ターボポンプ>
図2は、本実施形態に係るターボポンプの概略構成図である。ターボポンプ50またはターボポンプ60は、回転駆動される主軸1と、主軸1に固定されたインペラ10と、主軸1に固定されたタービン翼8と、液体を導入するインデューサ6と、ケーシング2と、主軸1の回転を支持する軸受4及び軸受5と、主軸1とケーシング2との隙間からLOx、LH等の液体(流体)が漏洩することを防止するシール機構7とを含む。ターボポンプ50またはターボポンプ60は、主軸1がインペラ10とタービン翼8とを直列に連結する。
インデューサ6は、軸流型の羽根車であって、ケーシング2内にタービン翼8及びインペラ10と主軸1の同軸上に連結されて収容されている。なお、矢印Piの向きは、燃料タンクまたは酸化剤タンクから供給されるLHまたはLOxの供給方向を示している。高温高圧のガスでタービン翼8を回転させ、連動するインペラ10が回転駆動すると、これと同期してインデューサ6の羽根車が回転する。このため、インデューサ6は、LHまたはLOxをインペラ10の吸込口まで導き、インペラ10の吸込性能を維持させるためにインペラ10の羽根車に発生するキャビテーションを抑制する。
インペラ10は、ケーシング2内で回転させて、遠心ポンプとして作用する。つまり、ポンプ51、61は、インデューサ6を介して吸い込んだ流体を遠心力で加圧する遠心式ポンプである。インペラ10は、インデューサ6を介して吸い込んだLOx、LH等の液体(流体)を加圧し、LOx、LH等の液体にエネルギーを与える。加圧されたLOx、LH等の液体は、矢印Poの方向に排出され、図1に示す燃料供給ライン90または酸化剤供給ライン91に供給される。
タービン52、62は、上述したように図1に示す冷却通路105を通過し気化すると共に、矢印Giの方向から供給されるGHにより回転駆動する。つまり、駆動媒体であるGHは、タービン翼8を押して、主軸1を回転させる。なお、駆動媒体であるGHは、矢印Goの方向に排出され、図1に示すように、燃焼室103に送られる。
図3は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構を説明するための説明図である。図3に示すように、本実施形態に係るターボポンプのシール機構7は、第1のシール機構7Aと、第2のシール機構7Bとを含む。ケーシング2はインペラ10のタービン翼8側に位置する静止壁3を備えている。インペラ10は、インペラ10の外周面を覆うように前シュラウド11及び後シュラウド15を備えている。前シュラウド11の外周面と、対向するケーシング2との隙間には液体が通流する第1流路12が形成されている。第1流路12には、インペラ10の前シュラウド11の内径側に設けた突起部と、この突起部に対向するケーシング2に同様に形成された突起部により絞りが形成されている。
インペラ10の後シュラウド15と、対向する静止壁3との隙間には、液体が通流する第2流路16が形成されている。第2流路16は、第1オリフィス17と第2オリフィス18とを含む多段オリフィスを備えている。第1オリフィス17と第2オリフィス18とは、第2流路16の圧力を調整し、軸方向のバランスを保ち、インペラ10が他部材と接触するおそれを低減する。
また、バランスホール19は、第2流路16と接続し、第2流路16の液体をインペラ10の翼入口に還流させている。バランスホール19は、翼に連通する側が第2流路16に連通する側よりも径方向外側に位置するように傾斜している。このため、バランスホール19から還流する液体は、インペラ10の主流の流入向きを乱す乱流を抑制できる。その結果、ポンプ51、61はポンプ性能を維持することができる。
第2流路16から分枝させた軸受冷却流路21は、軸受4及び軸受5の潤滑及び冷却のため、軸受冷却機構に加圧されたLOx、LH等の液体の一部を導く流路である。軸受4及び軸受5は、主軸1と連結している軸受内輪42と、ケーシング2と連結する軸受外輪43と、軸受内輪42と軸受外輪43との間で自転するとともに、主軸1の回転方向と同じ向きに公転する転動体41とを含む。軸受冷却流路21は、オリフィス22を介して整流空間23に接続している。
整流空間23は、軸受4と隣接する空間であり、第1のシール機構7Aで区画されている。オリフィス22は、周方向に複数空けられた絞りであり、軸受冷却流路21と整流空間23との間に圧力差を生じさせる。これにより、オリフィス22は、外周側から主軸1に向かう噴流c1を生じさせる。
第1のシール機構7Aは、ランナー31と、フローティングリングシール32と、リテーナ33と、フローティングシールハウジング34とを含む。フローティングシールハウジング34は、ケーシング2に固定されており、リテーナ33を介してフローティングリングシール32を支持する。リテーナ33は、フローティングリングシール32を保持する保持部であり、フローティングリングシール32を主軸側に与圧するような機構を有していてもよい。ランナー31は、主軸1の一部であり、主軸1の外周面である。ランナー31は、金属で形成されており、表面を例えば酸化クロムで被覆している。
フローティングリングシール32は、主軸1の外周面との間に隙間30を設けるように主軸1の外周側に設けられている。また、フローティングリングシール32は、主軸1の軸方向と直交する平面に配置された、カーボン製のリングである。隙間30は、ランナー31とフローティングリングシール32とを非接触とする微小量の空間である。主軸1が回転すると隙間30には、層流境界層の粘性低層が発生し、LOx、LH等の液体(流体)が隙間30を通過することを阻害する。このため、第1のシール機構7Aは、主軸1の回転によりLOx、LH等の液体(流体)が隙間30を通過することを抑制することができる。
第2のシール機構7Bは、メインティングリング35と、メカニカルリングシール36と、リテーナ37と、駆動手段であるシリンダ機構38と、メカニカルシールハウジング39とを含む。メインティングリング35は、タービン翼8の基部8Aに固定され、主軸1の回転と連動して回転可能なリング形状をしている。メインティングリング35は、金属で形成されており、表面を例えばクロムで被覆している。
メカニカルシールハウジング39は、ケーシング2に固定されており、リテーナ37及びシリンダ機構38を介してメカニカルリングシール36を支持する。メカニカルリングシール36は、主軸1の軸方向と直交する平面に配置された、カーボン製のリングである。メカニカルリングシール36は、メインティングリングと接触することでシールできるメカニカルシール面36Sを有する。駆動手段であるシリンダ機構38及び駆動手段を制御する制御装置については、後述する。
整流空間23の噴流c1は、軸受4における軸受内輪42及び軸受外輪43の間を通過する。噴流c1は、軸受4を冷却しながら軸受5に向かって送出される冷却流c2となる。冷却流c2は、軸受5における軸受内輪42及び軸受外輪43の間を通過し、軸受5を冷却しながらバランスホール19に向かって送出される冷却流c3となる。冷却流c3は、バランスホール19を介して、インペラ10の翼入口に放出される還流c4の一部となる。
本実施形態に係るターボポンプのシール機構7は、インペラ10により加圧された流体が流通するケーシング2内の流路、つまり軸受冷却流路21及び整流空間23と、タービン52、62側の隔離流路25との間をシールする。なお、シール空間24は、第1のシール機構7Aと、第2のシール機構7Bとの間の領域である。整流空間23と隔離流路25との間には、第1のシール機構7Aによる第1のシールと、第2のシール機構7Bによる第2のシールとがある。次に本実施形態に係るターボポンプのシール機構7の動作について、図4から図6を用いて説明する。
図4及び図5は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構の動作を説明するための模式図である。図4及び図5に示すように、シリンダ機構38は、シリンダ132と、シリンダ132内を変位可能なピストン131と、スプリング133と、希ガスタンク134と、制御弁135と、制御装置136とを含む。
希ガスタンク134は、例えばヘリウム等の希ガスを所定の圧力で格納している。希ガスタンク134は、圧力ラインOTを介して、希ガスを制御弁135に供給することができる。シリンダ132には、シリンダ第1室132Aと、シリンダ第2室132Bとがピストン131で区画されている。シリンダ第1室132Aは、圧力ラインO1を介して制御弁135に接続し、希ガスが流通可能となっている。また、シリンダ第2室132Bは、圧力ラインO2を介して制御弁135に接続し、希ガスが流通可能となっている。スプリング133は、弾性力により、予め一方向に与圧することができる。スプリング133は、なくてもよい。
制御装置136は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)とを含んでいるコンピュータシステムである。本実施形態では、制御装置136は、ロケットエンジン100の制御装置であってもよく、ロケットエンジン100の制御装置とは別に、専用の制御装置としてもよい。制御装置136は、CPUの演算結果に基づき、制御指令iにより制御弁135を制御する。これにより、制御装置136は、制御弁135が制御する希ガスの流量に応じて、シリンダ第1室132Aとシリンダ第2室132Bとの圧力差を制御することができる。これにより、シリンダ第1室132Aとシリンダ第2室132Bとの圧力差に応じて、ピストン131の変位が制御される。
シリンダ機構38は、シリンダ第2室132Bがシリンダ第1室132Aよりも高圧となる場合、図4に示すメカニカルリングシール36がメインティングリング35に非接触となる状態とすることができる。この場合、第2シールの開放が行われ、シール空間24と、隔離空間25とは、繋がった状態となる。
また、シリンダ機構38は、シリンダ第1室132Aがシリンダ第2室132Bよりも高圧となる場合、図5に示すメカニカルリングシール36がメインティングリング35に接触する状態とすることができる。この場合、第2シールの閉鎖が行われ、シール空間24と隔離空間25とは、シールされている。
本実施形態に係るターボポンプ50、60では、駆動手段をシリンダ機構38として説明している。駆動手段は、メカニカルリングシール36がメインティングリング35に接触する状態と、メカニカルリングシール36がメインティングリング35に非接触となる状態とに相互に変化させることができれば、シリンダ機構でなくてもよい。例えば、駆動手段は、ベローズで構成してもよい。
図6は、本実施形態に係るターボポンプのシール機構の動作を説明するためのフローチャートである。図6に示すように、まず、ターボポンプ50、60は、主軸1が回転している(ステップS1)。制御装置136は、第2シールの開放を処理する(ステップS2)。つまり、ステップS2において、制御装置136は、シリンダ機構38を制御し、メカニカルリングシール36がメインティングリング35に非接触となる状態とする。これにより、メカニカルシール面36Sの摩耗を低減することができる。
図6に示すように、制御装置136は、主軸1が停止していない場合(ステップS3、No)、第2シールの開放を継続する(ステップS2)。制御装置136は、主軸1が停止する場合(ステップS3、Yes)、ステップS4に進む。そして、制御装置136は、第2シールの閉鎖を処理する(ステップS4)。
ステップS4において、制御装置136は、シリンダ機構38を制御し、メカニカルリングシール36がメインティングリング35に接触となる状態とする。これにより、図5に示すように、メカニカルシール面36Sで、シール空間24と隔離空間25とは隔てられる。
主軸1が停止する場合、図3に示す第1のシール機構7Aは、隙間30には、層流境界層の粘性低層を発生させることができず、LOx、LH等の液体(流体)が隙間30を通過する。しかし、第2のシール機構7Bは、メカニカルシール面36Sで、シール空間24と隔離空間25とをシールしている。このため、ターボポンプ50、60は、隔離空間25に、LOx、LH等の液体(流体)が流入するおそれを低減することができる。
次に、図6に示すように、制御装置136は、主軸1が回転を再開しない場合(ステップS5、No)、第2シールの閉鎖を継続する(ステップS4)。制御装置136は、主軸1が回転を再開する場合(ステップS5、Yes)、ステップS6に進む。そして、制御装置136は、第2シールの開放を処理する(ステップS6)。ステップS6において、制御装置136は、シリンダ機構38を制御し、メカニカルリングシール36がメインティングリング35に非接触となる状態とする。これにより、メカニカルシール面36Sの摩耗を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るターボポンプ50、60は、主軸1と、ケーシング2と、インペラ10と、シール機構7を含む。主軸1は、ケーシング2内のタービン翼8により回転する。インペラ10は、主軸1と連動して回転する。シール機構7は、第1のシール機構7Aと、第2のシール機構7Bと、を含み、インペラ10により加圧された流体が流通する、ケーシング2内の流路からシールする。第1のシール機構7Aは、主軸1の外周面との間に隙間30を設けるように主軸1の外周側に設けられ、主軸1の回転により前記流体が隙間30を通過することを抑制するフローティングリングシール32を備える。第2のシール機構7Bは、隙間30を通過した流体に対して、主軸1が回転を停止している場合にシールを行う。
この構成により、主軸1が回転している場合は、第1のシール機構7Aが流体をシールし、第2のシール機構7Bは流体をシールしない。このため、第2のシール機構7Bは主軸の回転によりメカニカルシール面36Sが摩耗するおそれを低減することができる。そして、ターボポンプ50、60は、主軸1が回転を停止している場合、第1のシール機構7Aの隙間30から流体が通過しても第2のシール機構7Bで流体をシールすることができる。その結果、ターボポンプ50、60のシール機構7は、主軸1の回転時及び停止時の両方でシールすることができる。また、ターボポンプ50、60は、高速回転可能となるので分子量の小さい流体、例えばLHでもポンプ51、61において圧縮することができる。
1 主軸
2 ケーシング
3 静止壁
4、5 軸受
6 インデューサ
7 シール機構
7A 第1のシール機構
7B 第2のシール機構
8 タービン翼
10 インペラ
11 前シュラウド
12 第1流路
15 後シュラウド
16 第2流路
17 第1オリフィス
18 第2オリフィス
19 バランスホール
21 軸受冷却流路
22 オリフィス
23 整流空間
24 シール空間
25 隔離流路
30 隙間
31 ランナー
32 フローティングリングシール
33 リテーナ
34 フローティングシールハウジング
35 メインティングリング
36 メカニカルリングシール
36S メカニカルシール面
37 リテーナ
38 シリンダ機構
39 メカニカルシールハウジング
41 転動体
42 軸受内輪
43 軸受外輪
50、60 ターボポンプ
51、61 ポンプ
52、62 タービン
70 ミキサ
80 点火器
90 燃料供給ライン
91 酸化剤供給ライン
92 冷却媒体・ターボポンプ駆動媒体供給ライン
93 主燃料バルブ
94 主酸化剤バルブ
95 推力制御バルブ
96 合流管
97 混合比制御管
98 バイパス管
99 混合比制御バルブ
100 ロケットエンジン
101 ロケット用燃焼器
102 噴射器
103 燃焼室
104 ノズル
105 冷却通路
131 ピストン
132 シリンダ
132A シリンダ第1室
132B シリンダ第2室
133 スプリング
134 希ガスタンク
135 制御弁
136 制御装置
c1 噴流
c2、c3 冷却流
c4 還流

Claims (2)

  1. ケーシング内のタービン翼により回転する主軸と、
    前記主軸と連動して回転するインペラと、
    前記インペラにより加圧された流体が流通する、前記ケーシング内の流路と、
    前記主軸の外周面との間に隙間を設けるように前記主軸の外周側に設けられ、前記主軸の回転により前記流体が前記隙間を通過することを抑制するフローティングリングシールを備える第1のシール機構と、
    前記隙間を通過した流体に対して、前記主軸が回転を停止している場合にシールを行う第2のシール機構と、
    を含むことを特徴とするターボポンプ。
  2. 前記第2のシール機構は、
    前記主軸と連動して回転するメインティングリングと、
    前記メインティングリングと接触することでシールできるメカニカルシール面を有するメカニカルリングシールと、
    前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに接触する状態と、前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに非接触となる状態とに相互に変化させる駆動手段と、
    前記主軸が回転を停止している場合に、前記メカニカルリングシールが前記メインティングリングに接触するように前記駆動手段を制御する制御装置と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のターボポンプ。
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