JP2013187668A - 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013187668A
JP2013187668A JP2012050122A JP2012050122A JP2013187668A JP 2013187668 A JP2013187668 A JP 2013187668A JP 2012050122 A JP2012050122 A JP 2012050122A JP 2012050122 A JP2012050122 A JP 2012050122A JP 2013187668 A JP2013187668 A JP 2013187668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
circuit
oscillation
signal
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2012050122A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushige Furuya
安成 降矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012050122A priority Critical patent/JP2013187668A/ja
Publication of JP2013187668A publication Critical patent/JP2013187668A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

【課題】単一の周波数を有する無線信号を外部から送信することにより、内蔵された発振回路の発振周波数等を調整することができる半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】この半導体集積回路装置は、発振周波数が調整可能な発振回路と、周波数設定情報に従って、発振回路における発振周波数を調整する調整回路と、発振回路における発振周波数をスイープさせるように周波数設定情報を調整回路に供給する周波数スイープ回路と、テスト用の無線信号を受信して受信信号を出力する受信回路と、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出する周波数一致検出回路と、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納し、通常動作モードにおいて、格納されている周波数設定情報を調整回路に供給する不揮発性記憶回路とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、発振周波数が調整可能な発振回路を内蔵した半導体集積回路装置、及び、そのような半導体集積回路装置を用いた電子機器等に関する。
一般に、半導体集積回路装置に内蔵された高精度な発振回路の発振周波数を外部から調整するためには、半導体集積回路装置にテスト端子が設けられる。発振回路の発振周波数を調整する際には、例えば、発振周波数の初期値を設定するデータが、外部からテスト端子を介して半導体集積回路装置に入力され、発振回路によって生成される発振信号が、出力端子を介して外部の測定装置に供給される。
次に、測定装置によって測定された発振周波数と目標周波数との誤差に基づいて、発振周波数を修正するために新たなデータが選択され、外部からテスト端子を介して半導体集積回路装置に入力される。最終的に選択されたデータは、半導体集積回路装置に内蔵された不揮発性メモリー等に書き込まれる。
しかしながら、半導体集積回路装置が小型化されて端子数も削減されると、テスト端子を設けることも困難になりつつある。そこで、半導体集積回路装置に内蔵された発振回路の発振周波数を、外部から無線で調整することが考えられる。
関連する技術として、特許文献1には、外装に組み込んだ後で、非接触によってアンテナ同調を調整できる電波修正腕時計が開示されている。この電波修正腕時計は、標準電波を受信するためのアンテナを含み、アンテナの同調周波数を変更可能な同調回路と、同調周波数を変更するための制御信号、及び、同調周波数を設定するための設定情報を無線により受信する無線インターフェース回路と、設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、制御信号に応じて同調回路に同調周波数を変更させると共に、設定情報に基づいて同調回路に同調周波数を設定させる制御部とを外装に組み込んだものである。
また、特許文献2には、温度等によるローカル周波数のずれがあった場合でも、受信感度の劣化を防止することができる無線選択呼び出し受信機及びローカル周波数生成方法が開示されている。この無線選択呼び出し受信機は、受信信号の周波数を所定の周波数に変換するためのローカル周波数信号を生成するローカル周波数生成手段と、受信信号の受信ワード数を検出する受信ワード数検出手段と、受信信号の誤りビット数を検出する誤りビット数検出手段と、受信ワード数に対する誤りビット数の比を算出する誤り率算出手段と、ローカル周波数生成手段を制御する制御手段とを備える。
ここで、制御手段は、今回の受信信号による受信ワード数に対する誤りビット数の比が前回の受信信号による受信ワード数に対する誤りビット数の比よりも大きいか小さいかによって、誤りビット数の比が小さくなるローカル周波数信号を生成するようにローカル周波数生成手段を制御する。
さらに、特許文献3には、同調電圧によって望みの受信範囲に亘り同調ができ、また、信号受信機が公称周波数に同調したときに或る選ばれた値を持つ出力信号を発生する弁別器装置を含む入力段を備える信号受信機を同調させるための同調電圧を発生する同調電圧発生回路が開示されている。
この同調電圧発生回路は、入力段に供給するためのステップ状に増大する出力同調電圧を発生するための階段波電圧発生器装置と、弁別器装置の出力信号に依存して受信機を公称周波数に同調させる方向に階段波電圧発生器装置の出力同調電圧を調整するため、階段波電圧発生器装置に動作上接続することができる周波数制御回路装置と、固定の出力電圧発生のため、階段波電圧発生器装置のステッピング動作を停止させ、また、弁別器装置の出力信号が上記選ばれた値から予め決められたずれの内に入ったときに、出力同調電圧の微調整を可能にするために周波数回路制御装置の階段波電圧発生器装置への動作上の接続を行うシーケンス制御回路とを有する。
特許文献1によれば、非接触でアンテナ同調を調整することができるが、同調周波数を変更するための制御信号、及び、同調周波数を設定するための設定情報を、外部から電波修正腕時計に送信する必要がある。また、特許文献2によれば、受信ワード数に対する誤りビット数の比が小さくなるローカル周波数信号を生成することができるが、受信ワード数検出手段と、誤りビット数検出手段と、誤り率算出手段とが必要になる。一方、特許文献3の同調電圧発生回路は、信号受信機を同調させるための同調電圧を発生するが、発振周波数を外部から無線で調整するものではない。
特許第4611892号公報(段落0007−0009) 特許第3056197号公報(段落0006−0007) 特公昭60−46857号公報(特許請求の範囲第1項)
本発明の幾つかの観点によれば、単一の周波数を有する無線信号を外部から送信することにより、内蔵された発振回路の発振周波数等を調整することができる半導体集積回路装置を提供し、さらに、そのような半導体集積回路装置を用いた電子機器を提供することが可能となる。
以上の課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る半導体集積回路装置は、発振動作によって発振信号を生成し、発振周波数が調整可能な発振回路と、周波数設定情報に従って、発振回路における発振周波数を調整する調整回路と、テストモードにおいて、発振回路における発振周波数をスイープさせるように周波数設定情報を調整回路に供給する周波数スイープ回路と、テスト用の無線信号を受信して受信信号を出力する受信回路と、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出する周波数一致検出回路と、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納し、通常動作モードにおいて、格納されている周波数設定情報を調整回路に供給する不揮発性記憶回路とを具備する。
この半導体集積回路装置は、発振回路によって生成される発振信号を分周して少なくとも1つの分周信号を出力する分周回路と、テストモードにおいて、少なくとも1つの分周信号又は発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときに、それぞれの周波数に対応する情報を不揮発性記憶回路に格納する制御回路とをさらに具備しても良い。
あるいは、この半導体集積回路装置は、1つの端子の状態に基づいて、発振回路の出力動作を制御すると共に、半導体集積回路装置をテストモード又は通常動作モードに設定する制御回路をさらに具備しても良い。その場合に、制御回路が、通常動作モードにおいて、周波数スイープ回路、受信回路、及び、周波数一致検出回路の動作を停止させるようにしても良い。
あるいは、この半導体集積回路装置は、受信回路がテスト用の無線信号を受信しているか否かに従って、半導体集積回路装置をテストモード又は通常動作モードに設定する制御回路をさらに具備しても良い。その場合に、制御回路が、通常動作モードにおいて、周波数スイープ回路の動作を停止させるようにしても良い。
また、本発明の1つの観点に係る電子機器は、上記いずれかの半導体集積回路装置を具備する。
本発明の1つの観点によれば、テスト用の無線信号を受信して受信信号を出力する受信回路を半導体集積回路装置内に設け、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの情報を不揮発性記憶回路に格納するので、単一の周波数を有する無線信号を外部から送信することにより、半導体集積回路装置に内蔵された発振回路の発振周波数等を調整することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図。 図1に示す受信回路の構成例を示す図。 図1に示す周波数スイープ回路と周波数一致検出回路の動作例を説明する図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。半導体集積回路装置1は、例えば、携帯電話、パーソナルコンピューター、及び、その周辺機器等の電子機器に搭載されて、所望の周波数を有する発振信号を生成するために用いられる。
特に、USB(universal serial bus)、LVDS(low voltage differential signaling)、及び、イーサーネット等の双方向有線通信において、送信側及び受信側の各々における基準クロック信号に基づいて通信用クロック信号を生成してデータ通信を行う電子機器に本発明を適用すれば、基準クロック信号の周波数を微調整することが容易になる。
図1に示すように、半導体集積回路装置1は、発振回路10と、調整回路20と、周波数スイープ回路30と、受信回路40と、周波数一致検出回路50と、不揮発性記憶回路60と、制御回路70と、テスト信号検出回路80とを含んでも良い。また、半導体集積回路装置1は、発振信号の出力端子OUTと、アウトプットイネーブル信号の入力端子OEと、電源電位VDD及びVSSが供給される2つの電源端子とを含んでも良い。なお、電源電位VSSは、接地電位としても良い。
発振回路10は、例えば、VCO(voltage controlled oscillator:電圧制御発振器)、VCXO(voltage controlled Xtal oscillator:電圧制御水晶発振器)、又は、TCXO(temperature-compensated Xtal oscillator:温度補償型水晶発振器)等の高精度な発振回路であり、発振動作によって発振信号を生成し、発振周波数が調整可能である。なお、水晶振動子を用いる場合には、水晶振動子を半導体集積回路装置1に内蔵しても良いし、水晶振動子を半導体集積回路装置1の外付け部品としても良い。
また、通常動作モードにおいて、制御回路70は、入力端子OEに供給されるアウトプットイネーブル信号が活性化されているときに、発振信号を出力端子OUTに出力するように発振回路10を制御し、アウトプットイネーブル信号が非活性化されているときに、発振信号を出力端子OUTに出力しないように発振回路10を制御しても良い。
調整回路20は、周波数設定情報に従って、発振回路10における発振周波数を調整する。例えば、調整回路20は、発振回路10に接続された第1の端子を有する複数のキャパシターと、それらのキャパシターの第2の端子と接地電位との間にそれぞれ接続された複数のスイッチ回路と、それらのスイッチ回路を制御するデコーダーとを含んでも良い。その場合には、デコーダーが、周波数設定情報に従って、複数のスイッチ回路をオン又はオフする。
周波数スイープ回路30は、テストモードにおいて、制御回路70の制御の下で、所定の期間において発振回路10における発振周波数をスイープさせるように、周波数設定情報を調整回路20に供給する。一方、外部の送信機からは、発振回路10における発振周波数の目標となる周波数を有する無線信号が送信される。受信回路40は、このテスト用の無線信号を受信して受信信号を出力する。
図2は、図1に示す受信回路の構成例を示す図である。受信回路40は、半導体集積回路装置に内蔵されたアンテナ41と、マッチング回路42と、増幅器43とを含んでも良い。アンテナ41は、例えば、半導体集積回路装置内に形成されたインダクターによって実現することができる。半導体集積回路装置に内蔵されたアンテナ41は超小型であるので、通信距離には制限がある。しかしながら、テスト用の無線信号を送信する外部の送信機と半導体集積回路装置とを密着又は近接させ、及び/又は、送信機から十分大きなレベルの無線信号を送信させることにより、送信機と受信回路40との間で通信を行うことが可能となる。
マッチング回路42は、例えば、インダクターL1及びL2と、キャパシターC1とを含み、アンテナ41と増幅器43の入力端子との間で特性インピーダンスを整合させる。ここで、アンテナ41側からマッチング回路42を通して増幅器43の入力端子を見たときの特性インピーダンスが50Ω程度となるように、インダクターL1及びL2やキャパシターC1の定数を決定しても良い。増幅器43は、ローノイズ型の増幅器であることが望ましく、無線信号を受信するアンテナ41から出力される微小な電圧を増幅して、受信信号を出力する。
再び図1を参照すると、周波数一致検出回路50は、テストモードにおいて、発振回路10から出力される発振信号の周波数と受信回路40から出力される受信信号の周波数とが略一致したことを検出する。ここで、略一致には、両者が完全に一致した場合だけでなく、周波数一致検出回路50が一致と認識できる範囲内に両者が近付いた場合も含まれる。例えば、発振信号の周波数と受信信号の周波数との差が所定の範囲内となった場合には、両者が略一致したということができる。あるいは、発振回路10における発振周波数のスイープが所定の間隔で段階的に行われるときに、発振信号の周波数が受信信号の周波数よりも小さい範囲において受信信号の周波数に最も近い場合、又は、発振信号の周波数が受信信号の周波数よりも大きい範囲において受信信号の周波数に最も近い場合にも、両者が略一致したということができる。
周波数一致検出回路50は、ミキサー51と、ローパスフィルター(LPF)52と、ピーク検出回路53とを含んでも良い。ミキサー51は、発振信号と受信信号とを掛け合わせることにより、発振信号の周波数と受信信号の周波数との差の周波数成分や、発振信号の周波数と受信信号の周波数との和の周波数成分を生成する。ローパスフィルター52は、ミキサー51の出力信号にローパスフィルター処理を施すことにより、発振信号の周波数と受信信号の周波数との差の周波数成分を抽出する。ピーク検出回路53は、例えば、ローパスフィルター52の出力信号をエンベロープ検波して検出電圧を生成し、検出電圧の変化に基づいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出する。
不揮発性記憶回路60は、EPROM(erasable programmable read only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、又は、MONOS(metal-oxide-nitride-oxide semiconductor)等を含み、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納し、通常動作モードにおいて、格納されている周波数設定情報を調整回路20に供給する。
図3は、図1に示す周波数スイープ回路及び周波数一致検出回路の動作例を説明するための図である。半導体集積回路装置がテストモードに移行すると、制御回路70は、発振回路10における発振周波数のスイープを開始するように周波数スイープ回路30を制御する。周波数スイープ回路30は、発振回路10における発振周波数が所定の範囲において所定の間隔でスイープするように、周波数設定情報を変化させながら調整回路20に供給する。
例えば、発振回路10における発振周波数の誤差が最大で±10%である場合に、周波数スイープ回路30は、発振回路10における発振周波数がセンター周波数(スイープ範囲の略中心の周波数)の−10%から+10%までの範囲内でスイープするように、周波数設定情報を変化させながら調整回路20に供給する。
これにより、図3に示すように、発振回路10における発振周波数がf1、f2、f3、・・・と変化する。図3に示す例においては、発振周波数がf1、f2、・・・、f5と変化するにつれて検出電圧が増加し、発振周波数がf5からf6に変化する際に検出電圧が減少している。このように、検出電圧が増加から減少に転じると、周波数一致検出回路50は、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出して、一致検出信号を制御回路70に出力する。
制御回路70は、周波数一致検出回路50から受信した一致検出信号を周波数スイープ回路30に出力する。周波数スイープ回路30は、一致検出信号を受信すると、その時点における発振周波数f6の1つ前の発振周波数f5が、発振周波数f1、f2、f3、・・・の内で最も目標周波数に近い発振周波数であることを認識し、発振周波数f5に対応する周波数設定情報を格納するように不揮発性記憶回路60を制御する。このようにして、不揮発性記憶回路60は、テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納する。
その際に、制御回路70は、周波数設定情報の格納が完了したことを外部に通知するために、それまで出力端子OUTに出力されていなかった発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力するか、又は、それまで出力端子OUTに出力されていた発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力しないように発振回路10を制御しても良い。これにより、オペレーター(又は、外部のICテスター)は、周波数設定情報が不揮発性記憶回路60に格納されたことを認識することができる。
また、半導体集積回路装置が通常動作モードに移行すると、制御回路70の制御の下で、不揮発性記憶回路60が、格納されている周波数設定情報を調整回路20に供給する。これにより、調整回路20が、供給された周波数設定情報に従って発振回路10における発振周波数を調整し、発振回路10が、調整された発振周波数で発振動作を行って発振信号を生成する。
再び図1を参照すると、モード設定の第1の例として、制御回路70は、アウトプットイネーブル信号の入力端子OEの状態に基づいて、発振回路10の出力動作を制御すると共に、半導体集積回路装置1をテストモード又は通常動作モードに設定する。その場合に、制御回路70は、通常動作モードにおいて、周波数スイープ回路30、受信回路40、及び、周波数一致検出回路50の動作を停止させても良い。これにより、消費電力が削減される。
モード設定のために、制御回路70は、入力端子OEに印加される電位を3値検出しても良い。例えば、電源電位VDDが3Vであり電源電位VSSが0Vである場合に、入力端子OEに2Vよりも高い電位が印加されたときに、制御回路70が、半導体集積回路装置1を通常動作モードかつ出力許可状態に設定しても良い。また、制御回路70は、入力端子OEに2Vよりも低く1Vよりも高い電位が印加されたときに、半導体集積回路装置1をテストモードに設定し、入力端子OEに1Vよりも低い電位が印加されたときに、半導体集積回路装置1を通常動作モードかつ出力禁止状態に設定しても良い。
あるいは、半導体集積回路装置1内において、入力端子OEの電位が中点電位(例えば、1.5V)となるように、抵抗を介して入力端子OEにバイアス電位を与えても良い。入力端子OEがオープン状態であり中点電位を維持しているときに、制御回路70が、半導体集積回路装置1をテストモードに設定しても良い。また、制御回路70は、入力端子OEに中点電位よりも所定の値以上高い電位が印加されたときに、半導体集積回路装置1を通常動作モードかつ出力許可状態に設定し、入力端子OEに中点電位よりも所定の値以上低い電位が印加されたときに、半導体集積回路装置1を通常動作モードかつ出力禁止状態に設定しても良い。
モード設定の第2の例として、制御回路70は、受信回路40がテスト用の無線信号を受信しているか否かに従って、半導体集積回路装置1をテストモード又は通常動作モードに設定する。その場合に、制御回路70は、通常動作モードにおいて、周波数スイープ回路30の動作を停止させても良い。これにより、消費電力が削減される。
モード設定のために、受信回路40がテスト用の無線信号を受信しているか否かを検出するテスト信号検出回路80を、半導体集積回路装置1内に設けても良い。テスト信号検出回路80は、受信回路40から出力される受信信号のレベルが所定の値よりも大きいときに、受信検出信号を制御回路70に出力する。あるいは、第1の実施形態においては、周波数一致検出回路50が、検出電圧が所定の値よりも大きいときに、受信検出信号を制御回路70に出力するようにしても良い。
制御回路70は、受信検出信号を受信している間において半導体集積回路装置1をテストモードに設定し、受信検出信号を受信していない間において半導体集積回路装置1を通常動作モードに設定する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。第2の実施形態においては、外部から送信される無線信号を用いて、発振回路10の発振周波数を調整した後に半導体集積回路装置2にデータを入力することが可能である。また、図1に示す第1の実施形態に係る半導体集積回路装置1に対して、分周回路90が追加され、さらに、温度センサー100と、基準電流/基準電圧調整回路110とが追加されても良い。その他の点に関しては、第1の実施形態と同様である。
分周回路90は、制御回路70によって設定される分周比に従って、発振回路10によって生成される発振信号を分周して少なくとも1つの分周信号を出力する。なお、分周比として「1」が設定された場合には、分周回路90は、発振回路10によって生成される発振信号を分周しないで出力する。制御回路70は、テストモードにおいて、少なくとも1つの分周信号又は発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときに、それぞれの周波数に対応する情報を不揮発性記憶回路60に格納する。
発振回路10における発振周波数をf0とした場合に、分周信号又は発振信号の周波数として、例えば、(1/4)f0、(2/4)f0、(3/4)f0、(4/4)f0等を使用することができる。以下においては、説明を簡単にするために、分周比が「1」又は「2」である例について説明する。例えば、発振回路10における発振動作の目標周波数が100MHzである場合に、外部の送信機から送信されるテスト用の無線信号の周波数は50MHz又は100MHzとする。
テストモードにおいて、まず、オペレーターは、発振回路10における発振周波数を調整するために、外部の送信機を用いて100MHzの無線信号を送信すると共に、半導体集積回路装置2をテストモードに移行させる。半導体集積回路装置2がテストモードに移行すると、制御回路70は、分周比を「1」に設定する。
さらに、制御回路70は、第1の実施形態におけるのと同様に、発振回路10における発振周波数のスイープを開始するように周波数スイープ回路30を制御する。周波数スイープ回路30は、例えば、所定の期間において発振回路10における発振周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲内でスイープするように、周波数設定情報を変化させながら調整回路20に供給する。これにより、分周回路90は、周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲内で変化するスイープ信号を出力する。不揮発性記憶回路60は、スイープ信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納する。
その際に、制御回路70は、周波数設定情報の格納が完了したことを外部に通知するために、それまで出力端子OUTに出力されていなかった発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力するか、又は、それまで出力端子OUTに出力されていた発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力しないように発振回路10を制御しても良い。これにより、オペレーターは、周波数設定情報が不揮発性記憶回路60に格納されたことを認識し、次の情報を入力するために、外部の送信機を用いて50MHz又は100MHzの無線信号を送信する。
半導体集積回路装置2内の制御回路70は、所定の期間の経過後に、分周信号及び発振信号の周波数のスイープを開始するように分周回路90及び周波数スイープ回路30を制御する。あるいは、入力端子OEの状態に基づいてテストモード又は通常動作モードが設定される場合に、制御回路70は、所定の期間の経過後に、受信回路40が出力する受信信号のレベルが所定の値よりも大きいことをテスト信号検出回路80が検出したときに、分周信号及び発振信号の周波数のスイープを開始するように分周回路90及び周波数スイープ回路30を制御しても良い。その場合には、テスト用の無線信号の送信が一旦停止されても、送信が再開されるタイミングに合わせてスイープ動作を開始することができる。
例えば、制御回路70は、分周比を「2」に設定すると共に、発振回路10における発振周波数のスイープを開始するように周波数スイープ回路30を制御する。周波数スイープ回路30は、例えば、所定の期間において発振回路10における発振周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲内でスイープするように、周波数設定情報を変化させながら調整回路20に供給する。分周回路90は、発振回路10から出力される発振信号を1/2分周して、周波数が約45MHz〜約55MHzの範囲内で変化するスイープ信号を出力する。
続いて、制御回路70は、分周比を「1」に設定すると共に、発振回路10における発振周波数のスイープを開始するように周波数スイープ回路30を制御する。周波数スイープ回路30は、例えば、所定の期間において発振回路10における発振周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲内でスイープするように、周波数設定情報を変化させながら調整回路20に供給する。分周回路90は、周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲内で変化するスイープ信号を出力する。
分周回路90から出力されるスイープ信号の周波数が約45MHz〜約55MHz及び約90MHz〜約110MHzの範囲内で変化する間に、周波数一致検出回路50は、スイープ信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出して、一致検出信号を出力する。
例えば、制御回路70は、分周比が「2」に設定されてスイープ信号の周波数が約45MHz〜約55MHzの範囲にある間に一致検出信号が出力された場合に、データ「0」が入力されたと判定して、データ「0」を不揮発性記憶回路60に格納する。一方、制御回路70は、分周比が「1」に設定されてスイープ信号の周波数が約90MHz〜約110MHzの範囲にある間に一致検出信号が出力された場合に、データ「1」が入力されたと判定して、データ「1」を不揮発性記憶回路60に格納する。
その際に、制御回路70は、データの格納が完了したことを外部に通知するために、それまで出力端子OUTに出力されていなかった発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力するか、又は、それまで出力端子OUTに出力されていた発振信号を所定の期間だけ出力端子OUTに出力しないように発振回路10を制御しても良い。これにより、オペレーターは、データが不揮発性記憶回路60に格納されたことを認識し、必要に応じてデータの入力を繰り返すことができる。
このようにして外部から無線によって半導体集積回路装置2にデータを入力する機能は、次のような用途に使用することができる。第1の例として、発振回路10において生成される発振信号の振幅を調整するために、発振信号の振幅を設定する振幅設定データが、不揮発性記憶回路60に格納される。調整回路20は、不揮発性記憶回路60に格納された振幅設定データに従って、発振回路10において生成される発振信号の振幅を調整することができる。
第2の例として、発振回路10における発振周波数の温度依存性を補償するために、複数の温度に対応して発振周波数の補償量を表す温特補償データが、不揮発性記憶回路60に格納される。一方、温度センサー100は、半導体集積回路装置2の内部の温度を定期的に検知して、温度データを制御回路70に出力する。制御回路70は、温度センサー100によって検知された温度に対応する発振周波数の補償量を不揮発性記憶回路60から読み出して調整回路20に供給する。調整回路20は、供給された発振周波数の補償量に従って、発振回路10における発振周波数を微調整することができる。
第3の例として、半導体集積回路装置2内のアナログ回路を高精度に動作させるために、基準電流又は基準電圧を設定する基準値設定データが、不揮発性記憶回路60に格納される。基準電流/基準電圧調整回路110は、不揮発性記憶回路60に格納された基準値設定データに従って、半導体集積回路装置2内のアナログ回路に供給される基準電流又は基準電圧を調整することができる。
以上説明した実施形態によれば、半導体集積回路装置が、テスト用の無線信号を受信して発振周波数等を自動調整するので、専用のテスト端子が不要となり、半導体集積回路装置の小型化に有利である。また、量産検査時に、複数の半導体集積回路装置の調整を同時に行うことが可能である。さらに、専用の端子を用いることなく、半導体集積回路装置の記憶回路にデータを書き込むことができるので、端子の数を削減することが可能である。なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
1、2…半導体集積回路装置、10…発振回路、20…調整回路、30…周波数スイープ回路、40…受信回路、41…アンテナ、42…マッチング回路、43…増幅器、50…周波数一致検出回路、51…ミキサー、52…ローパスフィルター、53…ピーク検出回路、60…不揮発性記憶回路、70…制御回路、80…テスト信号検出回路、90…分周回路、100…温度センサー、110…基準電流/基準電圧調整回路、L1、L2…インダクター、C1…キャパシター

Claims (7)

  1. 発振動作によって発振信号を生成し、発振周波数が調整可能な発振回路と、
    周波数設定情報に従って、前記発振回路における発振周波数を調整する調整回路と、
    テストモードにおいて、前記発振回路における発振周波数をスイープさせるように周波数設定情報を前記調整回路に供給する周波数スイープ回路と、
    テスト用の無線信号を受信して受信信号を出力する受信回路と、
    テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したことを検出する周波数一致検出回路と、
    テストモードにおいて、発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときの周波数設定情報を格納し、通常動作モードにおいて、格納されている周波数設定情報を前記調整回路に供給する不揮発性記憶回路と、
    を具備する半導体集積回路装置。
  2. 前記発振回路によって生成される発振信号を分周して少なくとも1つの分周信号を出力する分周回路と、
    テストモードにおいて、少なくとも1つの分周信号又は発振信号の周波数と受信信号の周波数とが略一致したときに、それぞれの周波数に対応する情報を前記不揮発性記憶回路に格納する制御回路と、
    をさらに具備する、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 1つの端子の状態に基づいて、前記発振回路の出力動作を制御すると共に、前記半導体集積回路装置をテストモード又は通常動作モードに設定する制御回路をさらに具備する、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記受信回路がテスト用の無線信号を受信しているか否かに従って、前記半導体集積回路装置をテストモード又は通常動作モードに設定する制御回路をさらに具備する、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記制御回路が、通常動作モードにおいて、前記周波数スイープ回路、前記受信回路、及び、前記周波数一致検出回路の動作を停止させる、請求項3記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記制御回路が、通常動作モードにおいて、前記周波数スイープ回路の動作を停止させる、請求項4記載の半導体集積回路装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体集積回路装置を具備する電子機器。
JP2012050122A 2012-03-07 2012-03-07 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器 Withdrawn JP2013187668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050122A JP2013187668A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050122A JP2013187668A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013187668A true JP2013187668A (ja) 2013-09-19

Family

ID=49388762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012050122A Withdrawn JP2013187668A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013187668A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285056A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Toshiba Microelectronics Corp 発振器の自動トリミング回路
JP2008048292A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Kenwood Corp 無線受信機及び局部発振器の調整方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285056A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Toshiba Microelectronics Corp 発振器の自動トリミング回路
JP2008048292A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Kenwood Corp 無線受信機及び局部発振器の調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102291087B (zh) 压电振荡器、gps接收装置以及电子设备
US8321169B2 (en) Method and system for compensating temperature readings from a temperature sensing crystal integrated circuit
CN101796728B (zh) 振荡器和使用该振荡器的接收装置及电子设备
US6670852B1 (en) Oscillator tuning method
TW201351874A (zh) 利用共同參考訊號之晶體系統及其方法
CN102931912A (zh) 温度补偿型晶体振荡器
US20100007392A1 (en) Crystal auto-calibration method and apparatus
JP2019004330A (ja) 無線信号処理装置、半導体装置、及び発振周波数変動補正方法
US20160248468A1 (en) Communication device and method for calibrating an oscillator
JP2017010297A (ja) クロック信号生成回路、半導体集積回路装置、及び、電子機器
US8731501B2 (en) Systems and methods for tuning a broadcast radio receiver with digital display
Chance et al. Integrated MEMS oscillator for cellular transceivers
CN107733369B (zh) 温度补偿晶体振荡器
CN109217821B (zh) 频率器件补偿方法、装置、系统及计算机可读存储介质
Lee et al. A design of fast-settling, low-power 4.19-MHz real-time clock generator with temperature compensation and 15-dB noise reduction
CN103368564A (zh) 半导体装置以及变化信息获得程序
JP2016219940A (ja) 温度補償回路およびレーダ装置
JP2006246419A (ja) 電波同調受信回路、電波同調受信装置および電波同調受信方法
US11791770B2 (en) Circuit device and oscillator
JP2013187668A (ja) 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器
US11387781B1 (en) Fast start-up crystal oscillator and fast start-up method thereof
US9628087B2 (en) Radio transmission apparatus
JP5291564B2 (ja) 発振器
US11171625B1 (en) Increasing yield and operating temperature range of transmitters
JP2005167509A (ja) 圧電発振器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20160204