JP2013186369A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】明所と暗所との双方で色の見え方に違和感を生じさせない技術の提供。
【解決手段】レンズを通過した光を受光する撮影センサーと、前記撮影センサーが受光した光量に応じて画像データを生成する画像生成部と、照度を測定する照度測定部と、測定された前記照度での視感度に応じた色に前記画像データを編集する画像編集部と、編集された前記画像データが示す画像を表示する表示部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置および画像表示方法に関する。
従来、表示装置に表示する画像の色を補正する各種の画像処理が知られている。例えば、特許文献1においては、バックライトを利用した表示装置において、画像の色の見え方が基準となる視環境における画像の見え方に近づくように色を補正する技術が開示されている。すなわち、照明光の輝度変更により変化した画像の見え方を、基準となる視環境における画像の見え方に近づくように補正し、常に色の見え方が同じになるように構成している。
特開2010−91596号公報
特許文献1に開示された技術においては、利用者の周囲の明るさが大きく変化した場合の違和感を抑制することができなかった。視細胞は錐体と桿体とによって構成され、利用者の周囲が明るい場合には主に錐体によって利用者の周囲が視認され、利用者の周囲が暗くなるにつれて周囲を視認する際に利用される視細胞の主体が徐々に錐体から桿体に移っていく。このような生体の機能により、明所と暗所で人間が色を認識する度合いが変化し、一般的には、明所では緑色に対する視感度が高く、暗所では青色に対する視感度が高くなる。従って、同じ被写体について明暗にかかわらず常に基準の色の見え方に近づくように画像を補正すると、画像と実際の被写体との色の見え方が異なり利用者は違和感を感じる。特に、撮影装置において一方の目で表示部の画像を視認し他方の目で直接被写体を視認する場合、当該他方の目は明暗の視感度の変化に応じた色を視認するため、表示部で表示される画像の色が明所での基準の色であると両目で視認される色が異なり、利用者は違和感を感じる。
本発明は上記課題にかんがみてなされたもので、明所と暗所との双方で色の見え方に違和感を生じさせない技術を提供することを目的とする。
本発明にかかる画像表示装置は、撮影センサーが受光した光量に応じて画像データを生成して当該画像データが示す画像を表示部に表示する画像表示装置であり、照度を測定し、測定された照度での視感度に応じた色に画像データを編集して画像を表示部に表示させる。すなわち、人間の目は明所で緑色に対する視感度が高く、暗所で青色に対する視感度が高くなるため、明るさに応じて色の見え方が大きく変化する。そこで、本発明にかかる画像表示装置においては、視感度に応じた色になるように画像データを編集して表示部に表示する。この結果、視感度に応じた色の見え方に一致あるいは近づくように編集された画像が表示部に表示され、明所と暗所との双方で色の見え方に違和感を生じさせることなく画像を表示することができる。
ここで、受光センサーは1枚以上のレンズを通過した光を受光するセンサーであれば良く、例えば、受光量に応じた情報を出力する受光素子が2次元的に配置されたセンサーによって構成可能である。画像生成部は、露光期間における受光センサーの受光量に応じて画像データを生成することができればよく、むろん、当該画像データの生成に伴って各種の画像処理を実行しても良い。
照度測定部は、利用者の視感度を変化させる度合いを示すパラメータとして照度を特定することができればよく、画像表示装置に備えられたセンサーによって画像表示装置の周囲の照度(画像表示装置に照射される光の照度)を測定してもよいし、被写体の明るさから間接的に照度を測定してもよい。後者としては、例えば、撮影センサーが受光した光量に基づいて照度を測定する構成等を採用可能である。
画像編集部は、測定された照度での視感度に応じた色に画像データを編集することができればよい。すなわち、視認される画像の色の特性を照度毎あるいは視感度毎に予め特定しておき、照度(あるいは照度に対応する視感度)に応じた色の特性となるように画像データを編集する構成とする。例えば、照度毎に予め決められた補正度合いで色チャンネル毎の階調値を補正する構成等を採用可能である。補正は、照度に対応する視感度での色の見え方に近づくように実行されればよく、例えば、基準の状態における色チャンネル毎の階調値(例えば、撮影センサーのデフォルトの出力階調値)に対する補正量を照度に応じて決定し、当該補正量で色チャンネル毎の階調値を補正する構成等を採用可能である。なお、表示部は、編集された画像データが示す画像を表示することができればよく、各種のディスプレイによって構成可能である。
さらに、照度に応じた画像データの編集の構成例として、照度が所定値より低い場合、照度が所定値より高い場合と比較して、画像データの赤色チャンネルの明るさに対する青色チャンネルの明るさの比が大きくなるように編集する構成を採用してもよい。すなわち、照度が低い暗所においては、錐体の感度が低下して桿体の感度が上昇することに応じて青色チャンネルの視感度が相対的に高くなり、赤色チャンネルの視感度が相対的に低くなる。そこで、照度が所定値より低い場合に高い場合よりも(青色チャンネルの明るさ)/(赤色チャンネルの明るさ)が大きくなるように画像データを編集すれば、明暗の変化に伴う視感度の変化に応じた色の見え方の変化に追従するように画像データを編集することができる。
むろん、画像編集の手法としては、他にも種々の手法が存在する。例えば、色チャンネル毎に明所と暗所との明るさの相対的な大きさが異なるように編集してもよく、照度が所定値より低い場合、照度が所定値より高い場合と比較して、青色チャンネルの明るさが大きくなり、赤色チャンネルの明るさが小さくなり、緑色チャンネルの明るさが小さくなるように構成してもよい。また、色チャンネル間の相対的なバランスを調整する構成であってもよく、例えば、照度が所定値より高い場合には画像データを編集せず、照度が所定値より小さい場合には、緑色チャンネルと赤色チャンネルが暗く、青色チャンネルが明るくなるように所定のゲインを乗じて補正するとともに、各色チャンネルに乗じられるゲインの相対的な大きさが青色チャンネルのゲイン>緑色チャンネルのゲイン>赤色チャンネルのゲインとなるように決められている構成等を採用可能である。
さらに、本発明のように、測定された照度での視感度に応じた色となるように画像データを編集して画像を表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような装置、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複合的な機能を有する装置において共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
本発明の実施形態にかかる画像表示装置を含む撮影装置のブロック図である。 視感度を説明する説明図である。 撮影処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)画像表示装置の構成:
(2)撮影処理:
(3)他の実施形態:
(1)画像表示装置の構成:
図1は本発明の一実施形態にかかる画像表示装置を含む撮影装置1を示しており、当該撮影装置1には、光学系10、撮影センサー14、記憶部15、表示部20、記録部30、操作部40、焦点調整部43、絞り調整部45、シャッター制御部50、露光制御部60、CPU70、画像処理部80、照度センサー90が備えられている。CPU70は、所定のプログラムに従って、焦点調整部43、絞り調整部45、シャッター制御部50、露光制御部60、記憶部15、画像処理部80、照度センサー90、表示部20、記録部30、操作部40の動作を制御する。
光学系10は、撮影センサー14に被写体画像を結像させるレンズ11、絞り12、シャッター13を備えている。本実施形態においてレンズ11と絞り12とは鏡筒内に備えられており、当該鏡筒は図示しない筐体に交換可能に取り付けられる。本実施形態において、レンズ11は光軸に平行な方向に沿って並べられた複数枚のレンズを含むが、図1では簡便のために1枚のレンズのみを表現している。各レンズは外縁部で支持されるとともに、光軸方向に1部又は全部のレンズを移動可能とすることで焦点の位置を調整可能である。また、光軸方向に1部又は全部のレンズを移動可能とすることで光学的なズーム動作を行うことが可能である。レンズ11の位置は、焦点調整部43によって制御されるように構成されており、当該焦点調整部43がレンズ位置の調整を指示されると、焦点調整部43がレンズ11を移動させて焦点の位置およびズームの程度を調整する。なお、光学系の構成は他の構成を採用しても良く、例えば、レンズを液体レンズによって構成し、レンズを変形させることで焦点位置を調整し、また、光学的なズーム動作を行う構成としてもよい。
また、本実施形態において、絞り12は、レンズ11の光軸に対して垂直な平面内で回動可能に支持された複数の遮蔽板によって構成され、複数の遮蔽板が連動して回動することによって光軸に対して垂直な平面内で遮蔽されていない部分の面積を変化させることが可能である。絞り12の開口径は絞り調整部45によって制御されるように構成されており、当該絞り調整部45が絞り12の開口径を指示されると、絞り調整部45が絞り12を駆動させて当該指示された開口径となるように設定する。
シャッター13は機械式のフォーカルプレーン型シャッターであり、撮影センサー14の撮影センサー面に対して平行な平面板状の遮光部としての開閉式(折り畳み式)の複数の遮光幕を備えている。この遮光幕はシャッター制御部50からの制御信号に応じて光軸に対して垂直な方向に移動するように構成されており、通常は遮光幕が光軸に平行な方向の光路を遮らない状態で保持されている。また、遮光幕が光路を遮らない状態で保持されている状態において、所定のトリガが与えられると当該遮光幕が光路を遮らない状態で保持された状態が解除され、遮光幕は光軸に対して垂直な方向に駆動して複数の羽根が光路を遮る状態となる。また、図1においては、シャッター13の移動方向を破線の矢印Amで示している。
撮影センサー14は、ベイヤー配列されたカラーフィルターと、光量に応じた電荷を光電変換によって画素ごとに蓄積する複数の受光素子(フォトダイオード)とを備えるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーである。むろん、撮影センサーはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等の他のセンサーであってもよい。本実施形態にかかる撮影センサー14は、露光制御部60がリセット指示を行うことによって受光素子の受光量に対応した蓄積電荷をリセットするリセット動作を行い、各受光素子での露光を開始することができる。また、撮影センサー14は、露光制御部60が読出指示を行うことによって受光素子の受光量を示す情報の読出を行うことで露光を終了させることができる。さらに、撮影センサー14において、これらの露光の開始および終了はライン毎あるいは一画面毎に制御することが可能である。
本実施形態にかかる撮影装置1によって記録用の画像を撮影する際(通常の撮影)には、機械シャッターであるシャッター13と撮影センサー14の電子シャッターとの組み合わせによって露光時間を制御する。すなわち、本実施形態において通常の撮影の場合には、撮影センサー14における電子シャッターで露光を開始させ、シャッター13で露光を終了させる電子先幕−機械後幕シャッター方式によって露光時間が制御される。具体的には、通常の撮影の場合、電子シャッターによりライン順次で露光が開始され、ライン毎の露光時間が、設定されたシャッター速度となるタイミングで各ラインが遮光されるように機械シャッターによる遮光が開始される。また、撮影装置1においては表示部20においてライブビュー表示を行うことが可能であり、当該ライブビュー表示を行うための画像を撮影する際には、電子シャッター方式によって露光時間が制御される。すなわち、先幕も後幕も電子シャッターによって制御される。
操作部40はシャッターボタンと、絞り12の開口径を設定するための操作部と、シャッター速度を設定するための操作部と、各種の設定メニューを操作するための操作部と、撮影モード(絞り優先モード等)を設定するための操作部とを備えており、利用者は当該操作部40に対する操作によって撮影装置1に対して各種の指示を与えることができる。
表示部20は、図示しないインターフェース回路、液晶パネルドライバー、液晶パネル、図示しない接眼レンズ等を備えている。本実施形態において、表示部20は、撮影対象となる被写体を示す画像を表示して利用者に撮影前の被写体の様子および撮影条件等の情報を把握させるEVF(Electronic View Finder)であり、本実施形態にかかる撮影装置1はEVFを備えたミラーレスデジタルカメラである。
記録部30は、図示しない記録媒体を挿入することが可能であり、記録部30に記録媒体が挿入された状態で、記録媒体に対して情報を記録し、また、記録媒体から情報を読み出すことができる。すなわち、撮影した画像を示す画像データを記録媒体に記録することができる。なお、記憶部15は、撮影センサー14から出力された情報を一時的に記録しておくメモリである。
画像処理部80は、画像生成部80aおよび画像編集部80bを備え、画像生成部80aは、撮影センサー14から出力された情報に基づいて画素毎、色毎の受光量を示す画像データを生成する処理を実行する回路および当該画像データに対して各種の処理を実行する回路によって構成されている。画像編集部80bは、測定された照度での視感度に応じた色に画像データを編集する処理を実行する回路によって構成されている。
照度センサー90は、撮影装置1の周囲の照度を測定するセンサーであり、CPU70が当該照度センサー90に対して制御信号を出力すると、当該照度センサー90が撮影装置1の周囲の照度を示す情報を画像処理部80に対して出力する。画像編集部80bは、当該照度センサー90が出力する照度に応じた色チャンネル毎のゲインを特定する。また、画像編集部80bは、画像生成部80aにて生成された画像データの各色チャンネルの階調値に対して、当該色チャンネル毎のゲインを乗じ、画像データが示す色が視感度に応じた色になるように当該画像データを編集する。
図2は、明所での視感度と暗所での視感度を示すグラフであり、明所に順応した人間の目の視感度を破線、暗所に順応した人間の目の視感度を実線によって示しており、横軸は光の波長(nm)、縦軸は視感度(lm/W)である。同図2に示すように、人間の目の視感度は明所において555nm付近にピークが存在し、暗所において507nm付近にピークが存在すると言われている。従って、人間が同じ物体を明所と暗所で視認した場合、明所において物体の緑色を感じやすく、暗所においては相対的に物体の青色を感じやすくなる。
このため、明所と暗所との双方において表示部20に同じ色の画像を表示すると、利用者は違和感を覚える。特に、片方の目でEVFを視認し、他方の目で被写体を視認する状態で撮影を行う利用者は、表示部20に表示される被写体の色と目によって直接視認する被写体の色とが、明所あるいは暗所のいずれか一方の状態において異なって見えるため、違和感を覚える。例えば、明所に合わせて色を調整した画像を表示部20に表示させる場合、暗所においては、目によって直接視認する被写体が青みを帯びて視認され、表示部20に表示される画像が緑を帯びて視認され、利用者は違和感を覚える。
そこで、本実施形態においては、画像生成部80aにおいて明所における色の見え方と同等の色となるようにカラーマッチングを行った画像データを生成することとし、照度によって暗所と見なされる場合、画像編集部80bによって暗所用の色に編集した画像データを生成する構成としている。具体的には、画像生成部80aが撮影センサー14の出力情報に基づいて画像データ(RAWデータ)を生成すると、画像編集部80bは照度センサー90の出力信号に基づいて照度が所定値より低いか否かを判定し、照度が所定値より低い場合には当該画像データの色チャンネル毎の階調値に暗所用の色チャンネル毎のゲインを乗じ、照度が所定値より高い場合には当該画像データの色チャンネル毎の階調値に明所用の色チャンネル毎のゲインを乗じる。
ここで、明所用の色チャンネル毎のゲインは実質的に画像の編集を行わず、暗所用の色チャンネル毎のゲインはゲインを乗じた後の画像データの赤色チャンネルの明るさに対する青色チャンネルの明るさの比がゲインを乗じる前よりも大きくなるように設定されている。すなわち、暗所では、編集の結果、青色成分が赤色成分よりも相対的に明るくなり、より青みが強く認識される画像となるように画像データを編集する。
画像編集部80bによる編集が行われると、画像生成部80aは、当該画像データに基づいてさらに画像処理を行う。すなわち、色チャンネル毎のゲインを乗じた後の画像データに対してγ変換やホワイトバランス補正等を行って表示用の画像データを生成する。表示用の画像データが生成されると、CPU70は、当該表示用の画像データを表示部20に受け渡して表示部に画像を表示させる。
当該表示において、画像データは画像編集部80bによる編集を経ているため、撮影装置1が暗所、明所のいずれに存在しても、その状況に順応した人間の目で視認される被写体の色と表示部20に表示される画像の色とが近い色となっており、利用者に違和感を与えることなく表示部20における表示を行うことができる。なお、本実施形態において、記録用の画像データが示す画像は明所で視認されることを想定しており、記録用の画像データに対して画像編集部80bによる編集は行われないが、記録用の画像データが示す画像が暗所で視認されることがあり得る場合には画像編集部80bによる編集を実行するように構成してもよい。
なお、画像生成部80aが実行する画像処理には、AE(Automatic Exposure)処理を行うための評価値とAF(Automatic Focus)処理を行うための評価値を出力する処理が含まれる。すなわち、画像生成部80aは、撮影センサー14による撮影範囲内に設定された所定の測光エリアに含まれる画素の明るさを評価するための評価値(例えば、輝度の平均値等)を特定し、AE処理を行うための評価値として出力することが可能である。また、画像生成部80aは、撮影された画像内に設定された所定の測距エリアに含まれる被写体の合焦度合いを評価するための評価値(例えば、コントラストの大きさを示す値等)を特定し、AF処理を行うための評価値として出力することが可能である。CPU70は、AE処理を行うための評価値に基づいて絞り調整部45、シャッター制御部50、露光制御部60に制御信号を出力し、露出を調整する。また、CPU70は、AF処理を行うための評価値に基づいて焦点調整部43に制御信号を出力し、焦点の位置を調整する。
(2)撮影処理:
次に、本実施形態における撮影処理を詳細に説明する。図3は撮影処理のフローチャートである。本実施形態における撮影装置1においては、表示部20において被写体のライブビュー表示を行い、利用者が当該ライブビュー表示を視認することによって記録用画像の撮影指示等を行う。このため、CPU70は、撮影処理においてステップS100〜S110にてライブビュー表示を行うための準備処理を行う。
具体的には、CPU70は、まず、シャッター13を開放する(ステップS100)。すなわち、CPU70は、シャッター制御部50に制御信号を出力し、シャッター13が光軸に平行な方向の光路を遮らない状態で保持された状態とする。また、CPU70は、絞り12を開放する(ステップS105)。すなわち、CPU70は、絞り調整部45に制御信号を出力し、絞り12の開口径が最大径になるように制御する。なお、ここでは、ライブビュー表示時の撮影センサー14への入射光量を最大にするために絞り12の開口径を最大径にしているが、むろん、ここで絞り12の開口径をより小さくすることによって焦点位置がより明確になるようにする構成等を採用してもよい。
次に、CPU70は、電子先幕、電子後幕で露出調整するように設定する(ステップS110)。すなわち、ライブビュー表示中においては、シャッター13のシャッター13を駆動せず、撮影センサー14においてローリングシャッターによって露光を開始し、終了するモードとなるように設定する。
次に、CPU70は、撮影を行う(ステップS115)。すなわち、CPU70は、露光制御部60に対して制御信号を出力し、予め決められたフレームレートで撮影が行われるように撮影センサー14における露光開始タイミングおよび露光終了タイミングを制御する。この結果、撮影センサー14から受光素子毎の受光量を示す情報が出力されて記憶部15に記憶されるため、画像生成部80aは、当該情報に基づいて画像データを生成する。
次に画像生成部80aは、照度センサー90の出力信号に基づいて撮影装置1の周囲の照度を取得する(ステップS120)。次に画像生成部80aは、照度が所定値より高いか否かを判定する(ステップS125)。ここで、所定値は、ゲインを選択するために予め設定される値である。すなわち、照度が所定値よりも高い場合に明所用のゲインを利用すれば画像データが示す被写体の画像の色と人間の目が視認する被写体の色とが近く、照度が所定値よりも低い場合に暗所用のゲインを利用すれば画像データが示す被写体の画像の色と人間の目が視認する被写体の色とが近くなり、利用者に違和感を与えることがないように設定された値である。
ステップS125において、照度が所定値よりも高いと判定された場合、画像生成部80aおよび画像編集部80bは明所用のゲインで画像データを生成し(ステップS130)、照度が所定値よりも低いと判定された場合、画像生成部80aおよび画像編集部80bは暗所用のゲインで画像データを生成する(ステップS135)。なお、ステップS130,S135において画像編集部80bは、画像データの各色チャンネルに対して明所用のゲインあるいは暗所用のゲインを乗じ、ゲインを乗じた画像データが得られると画像生成部80aが当該画像データに対して上述のγ変換やホワイトバランス補正等を実行する。
本実施形態における明所用のゲインおよび暗所用のゲインは、例えば、以下の表1のような値を採用可能である。
Figure 2013186369
当該表1において明所用のゲインは青色、赤色、緑色の全色チャンネルについて1.0である。従って、ステップS130においては、画像データに対して照度に応じた編集を行わずにγ変換等を実行することになる。一方、暗所用のゲインは青色、赤色、緑色の全色チャンネルについて1.0ではない。従って、ステップS135においては、画像データの全色チャンネルに対して照度に応じた編集を行ってγ変換等を実行することになる。
すなわち、本実施形態は、画像生成部80aが実行するγ変換等によって明所において被写体が視認される場合の色と同等の色となるように画像処理を行う構成であるため、明所用のゲインを全色チャンネルについて1.0とし、明所においては実質的に照度に応じた編集を行わないように構成している。一方、暗所用のゲインは青色、赤色、緑色のそれぞれの色チャンネルについて1.2、0.8、0.9である。従って、ステップS135において、青色チャンネルについては階調値が増加、赤色および緑色チャンネルについて階調値が減少するように編集される。また、赤色、緑色チャンネルについて、減少の度合いは赤色の方が大きい。従って、当該編集の結果、画像は青色成分が増加し、赤色と緑色成分が減少するが、緑色成分の現象は赤色成分よりも相対的に少なくなる。この結果、画像データが示す色は暗所での色の見え方に一致あるいは類似する。
このような補正が行われると、CPU70は、表示部20に画像を表示する(ステップS140)。すなわち、CPU70は、ステップS130あるいはS135にて生成された画像データを表示部20に受け渡す。この結果、表示部20においては、照度に応じて編集が行われた画像が表示される。従って、利用者が、一方の目で表示部20を視認し、他方の目で被写体を視認していたとしても、両者の色が一致あるいは類似する状態となり、利用者が違和感を感じにくい。
次に、CPU70は、露出調整を行う(ステップS145)。すなわち、画像生成部80aは、ステップS130あるいはS135において生成された画像データに基づいてAE処理を行うための評価値を出力する。CPU70は、露光制御部60に対して制御信号を出力して当該評価値が予め決められた適正範囲に含まれる状態となるまでシャッター速度を調整し、露出が適正露出となるようにシャッター速度をフィードバック制御する。
次に、CPU70は、焦点位置調整を行う(ステップS155)。すなわち、本実施形態においては、ライブビュー表示中に焦点を調整するモードが採用されており、画像生成部80aは、ステップS130あるいはS135において生成された画像データに基づいてAF処理を行うための評価値を出力する。CPU70は、当該評価値を取得し、当該評価値に基づいて焦点調整部43に制御信号を出力し、当該評価値が所定の合焦範囲に含まれるように焦点位置をフィードバック制御する。
次に、CPU70は、シャッターボタンが押されたか否かを判定し(ステップS160)、シャッターボタンが押されたと判定されるまでステップS115以降の処理を繰り返す。一方、ステップS160において、シャッターボタンが押されたと判定された場合、CPU70は、記録用の画像を撮影するために撮影条件の設定を行う(ステップS165)。すなわち、CPU70は、ステップS145と同様の露出調整を行って絞り12の開口径とシャッター速度とを決定し、ステップS155と同様の焦点位置調整を行って焦点位置を決定する。
次に、CPU70は、撮影および記録を行う(ステップS170)。すなわち、CPU70は、絞り調整部45に制御信号を出力してステップS165にて決定された開口径となるように絞り12を設定する。また、露光制御部60に対して制御信号を出力して撮影センサー14のライン毎の露光を開始させ、シャッター制御部50に対して制御信号を出力し、各ラインの露光時間がステップS165にて決定されたシャッター速度と一致するようにシャッター13を駆動する。この結果、撮影センサー14は、受光素子の受光量に応じた情報を記憶部15に出力するため、画像生成部80a当該情報に基づいて画像データを生成し、γ変換やホワイトバランス補正等を実行し、生成された画像データを記録部30に対して受け渡す。この結果、記録部30においては、画像データを記録媒体に記録する。なお、ここで、画像編集部80bは、照度に応じた画像の編集を行わない。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、測定された照度での視感度に応じた色となるように画像データを編集して画像を表示する限りにおいて、下記の変形例を適宜組み合わせでも良いし、その他にも種々の実施形態を採用可能である。
例えば、上述の実施形態において表示部20は液晶パネルを用いたEVFであったが、表示部20はEVF以外の表示部、例えば、撮影装置1の背面に取り付けられる液晶パネルを用いた表示部であっても良いし、液晶パネル以外の方式を用いたものであっても良い。また、撮影装置1はミラーを備えた一眼レフカメラでも良く、さらにムービーカメラであっても良いし、撮影機能を備えた携帯電話等の装置であっても良い。さらに、上述の撮影センサー14において、カラーフィルターはベイヤー配列であったが、ベイヤー配列以外の配列で構成されたセンサーを利用した画像表示装置に本発明を適用しても良い。例えば、3CCDや3層式センサーを利用した画像表示装置に本発明を適用しても良い。
さらに、上述の実施形態においては、画像生成部80aでの処理によって、明所では実質的に照度に応じた編集を行わないようにしていたが、逆に暗所では実質的に照度に応じた編集を行わないようにしてもよいし、明所でも暗所でも照度に応じた編集を行うようにしてもよい。また、明所又は暗所では、照度に応じた編集を行わないようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、照度に応じたゲインが2種類であったが、より多段階の照度に応じてゲインを変化させてもよいし、連続的にゲインを変化させてもよい。前者としては、例えば、複数の段階(3段階以上)毎の視感度に応じたゲインを予め定義し、測定された照度に応じてゲインを選択する構成等を採用可能である。後者としては、照度とゲインとの連続的な対応関係を予め定義して照度に応じてゲインの値を決定する構成であってもよいし、複数段階の照度に対応するゲインを予め定義しておき、当該定義された照度とゲインの関係に基づいて任意の照度におけるゲインを補間する構成であってもよい。
さらに、照度に応じた画像データの編集はゲインによる編集に限定されない。例えば、編集前の画像データの階調値と編集後の画像データの階調値との対応関係を規定した色変換テーブルに基づいて色変換を行う構成とし、照度に応じて色変換テーブルを選択する構成を採用可能である。この構成によれば、色チャンネル毎の補正量が一律とならないように補正を行うことができる。例えば、編集前の画像データの階調値に補正量が依存するような状態で補正を行うことが可能であり、この場合には画素毎の色の明暗に応じて異なる補正量で補正を行うことが可能である。
また、閾値やゲインや色変換テーブル等の照度に応じた画像データの編集について、ユーザーが編集の程度を調整できるようにしてもよい。色の見え方は個人差による影響があるため、ユーザーが調整できることでより違和感を抑えることができる。
1…撮影装置、10…光学系、11…レンズ、12…絞り、13…シャッター、14…撮影センサー、15…記録部、20…表示部、30…記録部、40…操作部、43…焦点調整部、45…調整部、50…シャッター制御部、60…露光制御部、70…CPU、80…画像処理部、80a…画像生成部、80b…画像編集部、90…照度センサー

Claims (4)

  1. レンズを通過した光を受光する撮影センサーと、
    前記撮影センサーが受光した光量に応じて画像データを生成する画像生成部と、
    照度を測定する照度測定部と、
    測定された前記照度での視感度に応じた色に前記画像データを編集する画像編集部と、
    編集された前記画像データが示す画像を表示する表示部と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記画像編集部は、前記照度が所定値より低い場合と前記照度が前記所定値より高い場合とを比較したとき、前記照度が所定値より低い場合の方が前記画像データの赤色チャンネルの明るさに対する青色チャンネルの明るさの比が大きくなるような編集を行う、
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記照度測定部は、前記画像表示装置の周囲の照度を測定する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像表示装置。
  4. レンズを通過した光を受光する撮影センサーが受光した光量に応じて画像データを生成する画像生成工程と、
    照度を測定する照度測定工程と、
    測定された前記照度での視感度に応じた色に前記画像データを編集する画像編集工程と、
    編集された前記画像データが示す画像を表示する表示工程と、
    を含む画像表示方法。
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