JP2013183883A - 歯磨きチューブホルダー - Google Patents

Abstract

【課題】歯磨きチューブの転倒を防止でき、洗面所廻り等の歯磨きチューブが自然に整理整頓でき、尚且つ歯磨きチューブの着脱が容易に行える歯磨きチューブ用ホルダーを提供する。
【解決手段】歯磨きチューブの後縁部を支持し、吐出口を下向きに保持することで歯磨きチューブの転倒防止が可能、そのため見かけ上、整理整頓もでき、且つ容易に歯磨きチューブが着脱可能な歯磨きチューブ用ホルダーを提供する。
【選択図】図５

Description

本発明は、歯磨きチューブホルダーに関し、具体的には、歯磨きチューブの吐出口を下向きにして吊り下げることで、歯磨きチューブを置く際の転倒を防止し、整理整頓も兼ねることに関する。

従来、練り歯磨きが充填されたチューブを保管する場合、使用時に練り歯磨きの絞り出しを容易にするために、チューブの吐出口を下方に向けた状態で保管することが行われている。昨今、歯磨きチューブのキャップ自体が、吐出口を下面にして、歯磨きチューブを倒立状態で置ける様、設置面が大きくしてある物が大半である。しかしながらこのキャップの形状だけでは、歯磨きチューブが容易に転倒し、周りのチューブ類も一緒に倒れて散乱する不具合がある。

特開平９−２３８８１８ 特許公開２０１１−１１５２５４

特許文献１のチューブホルダーは、5の軸間ピッチが固定されており、子供用チューブの様に小さなサイズの場合にすり抜けてしまう不具合も考えられる。更に、倒立状態に置いたチューブ本体の下部が壁側に当たる可能性もあり、チューブ吐出し口から出た薬剤ペーストが壁を汚してしまう問題も考えられる。
特許文献２では、チューブ内に注入された粘性の高い歯磨きペーストを吐出し口まで自然落下させるには、歯磨きチューブを倒立状態に置いても時間のかかる作用であり、それを傾斜台に置いても時間は延長されるものと考えられる。更に、使用する際は、本ホルダーにチューブを搭載したまま使用する。とあるが、手作業でもチューブのペーストを押し出すには、指先へ非常に繊細な神経を必要とされる作業である為、チューブをホルダーに搭載したままでの作業は非常に熟練が必要であると考えられる。尚且つ、チューブのキャップを外したままの状態で次回使用されるまで、吐出し口は空気に触れてることで、ペースト状の薬剤が硬化する事や、衛生面の低下が懸念される。

本発明によれば、チューブの吐出し口とは逆側の後縁部に、市販のペーパークリップ及びこれに相当する器具を取り付け、支持部の溝にチューブ後縁部を挿入することで、チューブ本体を宙吊り状態で維持でき、転倒することを防止できる。更に左右への揺れのみが自由である為、壁への汚れの心配もない。使用時はチューブを引出し、従来の方法で使用できる。

本発明に係る歯磨きチューブ用ホルダーは、図５と図６に示す通り、チューブ後縁部を宙吊りにする為だけの至って簡単な構造である為、チューブが転倒する状態は皆無となる。更にチューブ本体のホルダーへの着脱も円滑であり、見かけ上、チューブが整理整頓されているのも一目で分かる。チューブ使用時のチューブ内の薬剤の吐出しも従来と全く同じ手順（手作業）である為、熟練の必要性も全くなく作業が行える。

ホルダー外観図 ホルダー三面図 クリップとチューブの結合図 図３の完成品をホルダーへ搭載する要領図 図３の完成品をホルダーへ搭載した図 図５のチューブの引掛り部の断面図

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。

図１は、ホルダー外観を示し、ホルダー各部位の名称を説明している。図２は三角法にてホルダー全体を示した図であり、正確な構造を表している。図３は、市販のペーパークリップ５を６のチューブ本体に取り付ける様子を示したものであり、クリップとチューブ本体を総合して７と置き替えている。図４は、ホルダーの櫛歯溝付き上板１の溝へクリップとチューブの７を搭載する様子を示している。図５は、ホルダー全体８の櫛歯溝に、７が搭載完了した状態を示している。図６は、１に７が挿入された様子を断面図として示している。チューブ本体６がクリップ５に把握された状態で、１の櫛歯溝付き上板の溝部に挿入され、クリップの下部が櫛歯の溝上部にて引掛り、チューブの落下を抑えている。１と６との間には隙間があり、チューブの着脱は容易に行える。

以上、説明したように、本発明によると、歯磨きチューブの転倒防止及び、整理整頓更に、使用時の着脱性が容易な歯磨き用チューブホルダーとして利用できる。

１ 櫛歯溝付き上板
２ 両側面フランジ
３ 背板
４ 小フランジ
５ ペーパークリップ
６ チューブ本体
７ ５と６の結合状態
８ ホルダー本体
ａ ホルダー正面図
ｂ ホルダー上面図
ｃ ホルダー側面図

Claims (1)

1. 歯磨きチューブの吐出口を下向きにし、チューブ後縁部で宙吊り状態を保持するための支持部を具備し、チューブの着脱が容易になる様、その支持部が櫛歯形状或いは溝そのものがクリップ状態になっている事が特徴な歯磨きチューブホルダー。