JP2013183553A - 小型電動車両用の充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの経済的負担を大きくすることなく、バッテリの劣化を抑え長く利用できるようにする充電器を提供する。
【解決手段】 小型電動車両12のバッテリ11を充電する可搬式の充電器13であって、バッテリ11へ電力を供給可能な出力端子と、バッテリ11の充電容量の上限値以下の、充電を終了する充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリ33と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型電動車両に搭載されるバッテリを充電する小型電動車両用の充電器に関する。
電動二輪車や、人力による駆動力を電動モータで補う電動自転車、あるいは電動車椅子等の小型電動車両に搭載されるバッテリは、大型の電動四輪車に搭載されるバッテリよりも小さい。このため、小型電動車両用のバッテリは、小型電動車両の耐用年数を迎えるよりも早く、その性能が劣化することが多い。
また、このようなバッテリを充電する充電器を、車両とは別体にすることが知られている(特許文献1参照)。充電器を車体と別体にすることにより、任意の場所で充電でき、ユーザの利便性を高めることができる。また、バッテリが搭載された車両を複数台保有したり、あるいは、一台の車両について複数のバッテリを保有してバッテリを交換しながら使うユーザがいる。このようなユーザにとっては、充電器が車両とは別体であるため、複数台のバッテリを一台の充電器で充電するという使い方ができる。
特開2005−104249号公報
ところでバッテリは高価であり、特に前述のように複数台の車両やバッテリを保有しているユーザの経済的負担が大きい。このため、市場からはできるだけバッテリの性能を劣化しにくくすることが望まれている。
そこで本発明は、ユーザの経済的負担を大きくすることなく、バッテリの劣化を抑え長く利用できるようにする充電器を提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明の充電器は、小型電動車両のバッテリを充電する可搬式の充電器であって、
前記バッテリへ電力を供給可能な出力端子と、
前記バッテリの充電容量の上限値以下の、充電を終了する充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリと、を備えている。
本発明の充電器は、前記設定上限値の情報を書き換えるスイッチを備えていても良い。
本発明の充電器は、外部から入力される信号に基づいて前記設定上限値の情報を書き換えるものでも良い。
本発明の充電器は、前記バッテリの充電量が前記設定上限値に達したときに、前記出力端子からの出力を停止する充電停止部を備えていても良い。
本発明の充電器は、前記バッテリの充電量が前記設定上限値に達したときに、充電の停止信号を前記バッテリへ送信するものでも良い。
本発明に係る充電器によれば、予め定められた充電容量の上限値以下の、充電を終了する充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリを設けたことにより、その情報に基づいて充電容量の上限値と同じか上限値より低い設定上限値で充電を終わらせることができる。したがって、充電容量の上限値より低い設定上限値の情報をメモリに書き込むことにより、バッテリ性能の劣化を抑制しながら充電することができ、バッテリを長く使用することができる。
また、この充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリが充電器に設けられているため、本発明の充電器を使用すれば、車両に手を加えたりバッテリを交換することなく、バッテリの性能劣化を抑制することができる。したがって、複数台の車両やバッテリや保有するユーザにとって、車両やバッテリを交換せずにバッテリを長く使用することができるため、経済的負担を抑えることができる。
本実施形態に係る充電器、充電器が接続されるバッテリ及びバッテリが搭載される小型電動車両のシステム構成図である。 バッテリへの充電動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る小型電動車両の充電器の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る充電器、充電器が接続されるバッテリ及びバッテリが搭載される小型電動車両のシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る可搬型の充電器13は、小型電動車両としての車両12に搭載されるバッテリ11を充電可能である。また、本実施形態の充電器13で充電可能なバッテリ11は、電動二輪車や、人力による駆動力を電動モータで補う電動自転車、あるいは電動車椅子等の小型電動車両に交換可能に搭載される。
車両12は、バッテリ11からの電力により駆動されるモータ63と、モータ63を駆動するモータ駆動回路61と、モータ駆動回路61へ制御指令を送信するモータ駆動指令部62を有している。モータ駆動指令部62は、例えば、アクセルの開度等に応じてモータ駆動回路61へ駆動指令信号を送信する。これにより、モータ駆動回路61は、駆動指令信号に基づいてバッテリ11からの電力をモータ63へ出力し、モータ63を駆動させて車両12を走行させる。
この車両12は、モータ駆動回路61に繋がる電源ラインLv及び通信ラインLcvを備えている。電源ラインLvはバッテリ11の電源ラインLbに接続される。また、通信ラインLcvはバッテリ11の通信インターフェース52に接続される。電源ラインLbと電源ラインLvが互いに接続されると、モータ63へバッテリ11からの電力供給が可能となる。また、通信ラインLcvと通信インターフェース52とが接続されることで、バッテリ11と車両12との通信が可能となる。
バッテリ11は、車両12に交換可能に搭載されている。このバッテリ11は、複数のバッテリセル24、遮断回路22及びバッテリCPU23を備えている。
蓄電可能なバッテリセル24は、例えば、リチウムイオンセルやニッケル水素セルなどを採用することができる。このバッテリセル24は、その両極が電源ラインLbに接続されている。
遮断回路22は、電源ラインLbに設けられている。非充電状態では、この遮断回路22によってバッテリセル24と充電器13との接続が遮断され、充電時のみ接続の遮断が解除される。
また、バッテリ11の電源ラインLbには、電圧検出部25及び電流検出部26が設けられている。電圧検出部25はバッテリセル24の電圧を検出する。また、電流検出部26は電源ラインLbを流れる電流を検出する。これらの電圧検出部25及び電流検出部26の検出信号は、それぞれバッテリCPU23へ送信される。
バッテリ11には、表示装置51、通信インターフェース52,53が設けられている。これらの表示装置51、通信インターフェース52,53は、バッテリCPU23に接続されている。表示装置51には、バッテリCPU23からの表示信号が送信され、バッテリセル24の充電状態等が表示される。また、通信インターフェース52,53は、車両12及び充電器13に接続された際に、これらの車両12及び充電器13との通信を可能とする。
本実施形態に係る充電器13は、車両12のバッテリ11を充電する可搬式の充電器である。充電器13に備えられた出力端子73がバッテリ11と接続されることにより、バッテリ11へ電力が供給可能とされている。
充電器13は、AC/DCコンバータ70、DC/DCコンバータ71及び充電器CPU72を備えている。AC/DCコンバータ70には、図示せぬ外部電源に接続可能なプラグ74が設けられている。
AC/DCコンバータ70及びDC/DCコンバータ71には、電源ラインLcが接続されている。この電源ラインLcには、電圧検出部75及び電流検出部76が設けられている。これらの電圧検出部75及び電流検出部76は、電源ラインLcを流れる充電電圧及び充電電流を検出するもので、それぞれの検出信号は充電器CPU72へ送信される。また、この電源ラインLcは出力端子73に接続されており、バッテリ11のバッテリセル24へ接続可能とされている。
充電器CPU72は、DC/DCコンバータ71へ出力制御信号を送信し、DC/DCコンバータを制御する。DC/DCコンバータ71は、充電器CPU72からの出力制御信号に基づいて電源ラインLcへ出力する充電電圧及び充電電流を所定値とする。
充電器CPU72は、情報記憶部31および充電制御部32を備えている。この充電制御部32には、書換可能なメモリ33が設けられている。メモリ33には、バッテリセル24への充電を停止するときのバッテリセル24の電圧(設定上限電圧)が書き込まれる。
情報記憶部31は、例えば、不揮発性メモリ(EEPROM)から構成される。情報記憶部31は、第一の設定上限電圧V1及び第二の設定上限電圧V2が記憶された上限値記憶部41と、容量情報記憶部42と、履歴記憶部43と、を有している。これら上限値記憶部41、容量情報記憶部42、履歴記憶部43に記憶された情報は、充電制御部32によって引き出し可能とされている。
容量情報記憶部42は、バッテリセル24の予め定められた充電容量の上限値まで充電した時の充電電圧が記憶されている。例えばバッテリセル24としてリチウムイオンセルを用いた場合には、この予め定められた充電容量の上限値まで充電した時の充電電圧は4.2Vである。また、履歴記憶部43は、バッテリセル24の充放電の履歴が記憶されている。
上限値記憶部41に記憶される第一の設定上限電圧V1及び第二の設定上限電圧V2は、バッテリセル24を充電容量の上限まで充電した場合の上限値以下の値である。例えば、バッテリセル24としてリチウムイオンセルを採用した場合には、第一の設定上限電圧V1を4.2V、第二の設定上限電圧V2を3.8Vとすることができる。
充電器CPU72は、充電時に、メモリ33に書き込まれた設定上限電圧に基づいて充電動作を停止する。具体的には、電圧検出部75からの出力が、メモリ33の設定上限電圧と等しくなった場合に、出力を停止するようにDC/DCコンバータ71へ制御信号を送信し、バッテリセル24への充電を停止する。つまり、バッテリセル24は、メモリ33に書き込まれた設定上限電圧までしか充電されない。
充電制御部32には、切替スイッチ45が接続されている。この切替スイッチ45によって、メモリ33に入力されていた値を、上限値記憶部41に記憶された第一の設定上限電圧V1または第二の設定上限電圧V2のいずれか一方の値に書き換えることができる。つまり、切替スイッチ45によって、バッテリセル24を第一の設定上限電圧V1まで充電するか、あるいは第二の設定上限電圧V2まで充電するかを選択することができる。
また、充電器13には、表示ドライバ77、表示部78及び通信インターフェース79が設けられている。表示ドライバ77及び通信インターフェース79は、充電器制御部72に接続されている。通信インターフェース79は、バッテリ11に接続された際に、バッテリ11との通信を可能とする。
表示部78は表示ドライバ77に接続されている。充電器CPU72からの表示信号が表示ドライバ77を介して表示部78に入力される。表示部78には、LEDランプを採用することができ、例えばLEDランプの点灯/非点灯によって充電中および充電完了といった充電状態を表示することができる。
次に、本実施形態に係る充電器13によるバッテリ11への充電動作について、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
充電器13が外部電源およびバッテリ11と接続されると、バッテリ11への充電が可能となる。まず、充電器CPU72は、充電器13がバッテリ11に接続されると、バッテリ11の種類等を識別するバッテリIDをバッテリ11から読み出し、このバッテリIDに対応したバッテリセル24の予め定められた充電容量の上限値を容量情報記憶部42から読み出す。そして、この予め定められた充電容量の上限値以下の、第一の設定上限電圧V1および第二の設定上限電圧V2を上限値記憶部41に記憶する。
次に、充電器CPU72の充電制御部32は、切替スイッチ45からの信号を読み込み、設定上限電圧として第一の設定上限電圧V1が設定されているか、第二の設定上限電圧V2が設定されているかを判定する(ステップS01)。
ここで、切替スイッチ45で第一の設定上限電圧V1が選択されている場合には(ステップS01:Yes)、充電制御部32はメモリ33に第一の設定上限電圧V1として例えば4.2Vを書き込む(ステップS02)。これに対して、切替スイッチ45で第二の設定上限電圧V2が選択されている場合には(ステップS01:No)、充電制御部32はメモリ33に第二の設定上限電圧V2として3.8Vを書き込む(ステップS03)。このようにして、充電時の充電を停止する上限電圧である設定上限電圧がメモリ33に書き込まれる。
次に、充電器CPU72は、充電器13とバッテリセル24との接続の遮断を解除するように、バッテリ11の遮断回路22に遮断解除の指令を送信し、バッテリセル24の充電を開始する。なお、本実施形態では、定電流で充電後に定電圧でバッテリ11を充電する。
まず、充電制御部32は、定電流を出力するようにDC/DCコンバータ71を制御し、バッテリセル24に定電流を供給する(ステップS04)。そして充電制御部32は、メモリ33に記憶された設定上限電圧と、電圧検出部25から入力されるバッテリセル24の電圧とを比較し、バッテリセル24の電圧が設定上限電圧となるまで充電する。
充電制御部32は、バッテリセル24の電圧が設定上限電圧未満の場合には充電を継続する(ステップS05:No)。バッテリセル24の電圧が設定上限電圧に到達したら、充電制御部32は定電流の出力を停止するようにDC/DCコンバータ71を制御する(ステップS05:Yes)。
次に充電制御部32は、定電圧を出力するようにDC/DCコンバータ71を制御し、バッテリセル24に定電圧を供給する(ステップS06)。充電制御部32は、バッテリセル24に流れ込む電流が所定の閾値以上の場合には充電を継続する(ステップS07:No)。バッテリセル24に流れ込む電流が所定の閾値未満となったら、充電制御部32は定電圧の出力を停止するようにDC/DCコンバータ71を制御し、バッテリ11の充電を終了する(ステップS07:Yes)。このようにして、本実施形態に係る充電器13によれば、バッテリセル24に予め定められた充電容量の上限値に対して、この上限値以下の設定上限値にて充電を終了することができる。
このように、本実施形態に係る充電器13には、予め定められた充電容量の上限値と同じまたは上限値より小さい、充電を終了する充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリ33が設けられている。これにより、設定上限値として予め定められた充電容量の上限値より低い設定上限値(第二設定充電電圧V2)を選択することにより、バッテリセル24本来の充電容量の上限値よりも低い充電容量で充電を終えることができる。一般に、バッテリセルを本来の予め定められた充電容量の上限値いっぱいまで充電した場合、バッテリ容量などの性能が劣化しやすい。これに対して、本実施形態に係る充電器13によれば、上限値まで充電しないで充電を終了することを選択できるため、バッテリ11の性能を劣化しにくいように使うことができる。
また、本実施形態に係る充電器13を用いてバッテリ11を充電することにより、通常は第二の設定上限電圧V2である3.8Vで充電し、性能が劣化しにくい状態でバッテリ11を使用し、一方で、特に通常より長距離移動することが想定される場合には、第一の設定上限電圧V1である4.2Vで充電し、走行可能距離を大きくする、といった使い分けをすることが簡単にできる。したがって、ユーザのその時の要望に応じて、性能劣化防止を優先させたり、走行距離を大きくして利便性を高める、といった使い方を提供することができる。
また、この充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリ33が充電器13に設けられているため、充電器を買い換えるだけで、既存のバッテリや車両を用いつつ、既存のバッテリを長く使用することができる。したがって、新聞店や宅配店舗など複数台の小型電動車両を保有しているユーザ、一家庭が複数台の小型電動車両を保有している場合、あるいは、複数台のバッテリを交換しながら使用するユーザにとって、経済的負担を大きくすることなく、長く使用できるバッテリを提供することができる。
また、既存の充電器は、充電制御のための制御回路を備えている。そこで本実施形態に係る充電器13は、この制御回路にメモリ33を追加するという簡単な手法で、バッテリの性能を劣化しにくくできる。つまり、低コストでバッテリを長く使うことができる充電器13を提供することができる。したがって、既にバッテリを保有しているユーザに限らず、新規に充電器とともにバッテリおよび小型電動車両を購入するユーザにとっても、低コストで長くバッテリを使用することができる。
また、本実施形態に係る充電器13は車両12に対して持ち運び可能に搭載されている。これにより、充電器13を車両12から取り外してバッテリ11の充電を行っても、性能が劣化しにくい設定上限値でバッテリ11を充電することができる。なおバッテリ11の充電は、充電器13を車両12に搭載したまま行ってもよい。なお、充電器13は、持ち運び可能であれば車両に搭載しないものであってもよい。
また、本実施形態に係る充電器13によれば、充電を制御する充電制御部32が充電器13に設けられているため、充電器13とバッテリ11とに通電すれば、車両12に通電しなくても充電が可能である。したがって、充電中に車両12へ通電することによる電力ロスをなくすことができる。
また、切替スイッチ45が充電器13に設けられているため、充電器13単体で充電容量の設定上限値を切り替えてこの設定上限値で充電を終了することができる。これにより、充電器13を車両12から取り外してバッテリ11の充電を行っても、車両12を操作することなく、性能が劣化しにくい設定上限値でバッテリ11を充電することができる。つまり、車両12やバッテリ11に設定上限値の情報の切り替え機能を持たせなくても良い。
なお、上記の実施形態では、切替スイッチ45を充電器13に設けた例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、この切替スイッチ45を車両12またはバッテリ11に設け、外部から入力される信号に基づいて設定上限値の情報を書き換えても良い。また、充電の制御を行う制御回路や情報記憶部31も、車両12またはバッテリ11に設けても良い。
また、上記の実施形態では、充電を終了する設定上限値として充電電圧を用いた場合を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、設定上限値としてバッテリセル24に蓄えられた電気量[Ah]を用いることができる。
この場合は、充電器13の容量情報記憶部42に記録されている、バッテリセル24に予め定められている充電容量の上限値(例えば10Ah)以下の、充電を終了する充電容量の設定上限値(例えば10Ahまたは8Ah)をメモリ33に書き込むことができる。
これにより、設定上限値として8Ahを選択した場合には、充電制御部32は、履歴記憶部43の蓄電量とメモリ33の設定上限値(8Ah)とを比較しながら充電し、バッテリセル24の蓄電量がメモリ33の設定上限値に到達したときに充電を終了する。これによっても、充電容量の上限値より小さい設定上限値で充電を行うことが選択的に可能となり、性能が劣化しにくいようにバッテリ11を充電することができる。
また、上述した例では、4.2Vや3.8V、あるいは10Ah、8Ahといった具体的な数値をメモリ33に記憶させた例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、それぞれ性能を劣化させない場合と走行可能距離を長くする場合とを0,1で符号化し、この符号を記憶するといったように、設定上限値に関する情報を書き換え可能なメモリ33に記憶させても良い。
また、上述した例では、充電器CPU72は、バッテリ11の個々のバッテリセル24の充電時の電圧を取得し、個々のバッテリセル24の電圧と設定上限値とを比較しながら充電する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、バッテリセル24が10個直列に接続されている場合、10個のバッテリセル24の総電圧と、設定上限値とを比較しながら充電してもよい。この場合、例えばバッテリセル24全体に予め定められている充電容量の上限値は42(10×4.2)Vとなり、設定上限値としては、42Vまたは38(10×3.8)Vを選択することができる。この場合、個々のバッテリセル24の電圧を取得するために、充電制御部32はバッテリ11のバッテリCPU23と通信しなくてもよい。
なお、上述した4.2V、3.8V、10Ah、8Ah、42V、38Vといった数値は単なる例示であって、本発明はこれらの数値に限定されない。
なお、上述の実施形態では、バッテリセル24の充電量が設定上限値に達したときに、充電制御部32は定電圧の充電を停止するようにDC/DCコンバータ71を制御する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、バッテリセル24の充電を定電圧充電のみで充電を行い、バッテリセル24の充電量が設定上限値に達したときに、充電制御部32は出力を停止するようにDC/DCコンバータ71を制御してもよい。
また、上述の実施形態では、バッテリセル24の充電量が設定上限値に達したときに出力端子73からの出力を停止する充電停止部として、充電制御部32がDC/DCコンバータ71を制御する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、バッテリセル24の充電量が設定上限値に達したときに、バッテリ11のバッテリCPU23へ遮断回路22を遮断させるように、充電の停止信号を送信するように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、設定上限値として第一設定上限値と第二設定上限値のいずれか一方をメモリ33に書き込む例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。設定上限値として、予め定められた充電容量の上限値以下の、2つ以上の複数の設定上限値から、いずれか一つの値を設定上限値としてメモリ33に書き込んでも良い。
また、上述の実施形態では、バッテリ11から種類を識別するバッテリIDを読み込み、バッテリ種類に応じて予め定められた充電容量の上限値を容量情報記憶部42から読み出す例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えばコネクタ形状を工夫して充電器13を特定種類のバッテリ11とのみ接続できるように設定することにより、バッテリ11からバッテリIDを読み込まなくてもバッテリ種類に応じて予め定められた充電容量の上限値以下の設定上限値を設定することができる。
なお、上述の実施形態では充電の開始時に選択された設定上限値で充電する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、充電途中に切替スイッチ45を操作して設定上限値を変更し、この設定上限値で充電を終了するように構成してもよい。これにより、充電器13を用いてバッテリ11を充電している途中でも、バッテリセル24本来の充電容量の上限値よりも低い設定上限値を選択し、性能が劣化しにくいようにバッテリ11を充電することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
11:バッテリ、12:小型電動車両、13:充電器、32:充電制御部、33:メモリ、45:切替スイッチ

Claims (5)

  1. 小型電動車両のバッテリを充電する可搬式の充電器であって、
    前記バッテリへ電力を供給可能な出力端子と、
    前記バッテリの充電容量の上限値以下の、充電を終了する充電容量の設定上限値の情報を書き換え可能なメモリと、を備えた、充電器。
  2. 前記充電器は、前記設定上限値の情報を書き換えるスイッチを備える、請求項1に記載の充電器。
  3. 前記充電器は、外部から入力される信号に基づいて前記設定上限値の情報を書き換える、請求項1に記載の充電器。
  4. 前記バッテリの充電量が前記設定上限値に達したときに、前記出力端子からの出力を停止する充電停止部を備えた、請求項1から3のいずれか一項に記載の充電器。
  5. 前記バッテリの充電量が前記設定上限値に達したときに、充電の停止信号を前記バッテリへ送信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の充電器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015139330A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置又は表示方法
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