JP2013183293A - 多地点会議接続装置、多地点会議システム、多地点会議接続方法および多地点会議接続プログラム - Google Patents

多地点会議接続装置、多地点会議システム、多地点会議接続方法および多地点会議接続プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アスペクト比が異なる場合でも、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなることを抑制する。
【解決手段】合成部130−2は、第2グループ(11:9)に属する「CIF」を第2代表画像サイズとする。一方、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像(画像サイズ1080)はリサイズ部131−2にて画像サイズ「CIF」へリサイズされる(ステップ3)。このとき、アスペクト比が「16:9」である映像の上下に、「11:9」のアスペクト比に合わせるための黒い帯(レターボックス)を挿入する。
そして、ミキシング部132−2にて、「CIF」の映像と、リサイズされた映像とが所定のレイアウトで合成される(ステップS13)。合成映像の画像サイズは「CIF」となる。合成映像はミキシング部132−2から送信部140へ出力され、テレビ会議端末200−2へ送信される。
【選択図】図14

Description

本発明は、多地点に位置する複数の通信端末を用いて会議を行うための多地点会議接続装置、多地点会議システム、多地点会議接続方法および多地点会議接続プログラムに関する。
近年、会議を行う際に、参加者全員が1つの会議室に集まることなく、複数の拠点に設けられた通信端末を用いて行う多地点会議システム(テレビ会議システム)が普及してきている。
この多地点会議システムで用いられる通信端末には、撮影機能および映像表示機能が具備されており、各拠点の映像が互いに送受信されて表示されることにより、あたかも1つの場所で行われている会議のように、当該会議を進行することができる。
説多地点会議システムは、複数のテレビ会議端末とMCU(Multi point Control Unit)から構成される。MCU(多地点会議接続装置)は、互いに異なる拠点に設置されている各テレビ会議端末を接続する。テレビ会議端末は、撮影機能および映像表示機能が具備された、一般的な多地点会議システムで用いられる通信端末である。
MCUは、各テレビ会議端末から送信されてきた映像信号を受信し、合成可能な信号形式にデコードする。合成とは各テレビ会議端末から送信されてきた映像を、あらかじめ設定されたレイアウトで合成することである。そして、合成映像をエンコードし、各テレビ会議端末へ送信する。
MCUと接続する各テレビ会議端末において、それぞれの画像サイズが互いに同じであることが好ましい。しかし実際は、テレビ会議端末の画像サイズが互いに異なることも多い。多地点会議を実現するために各端末の映像を合成する際には、それらを特定の映像サイズに統一するためにリサイズする必要がある。この合成処理において、各端末に応じたレイアウトや符号化を行うことにより、映像を合成する技術が考えられている(例えば、特許文献1)。しかし、この従来技術は画像サイズ毎に合成するものであり、合成処理がその画像サイズの数(種類)分、必要となり、装置に大きな処理負荷がかかってしまうという問題点がある。
特開2009−117896号公報
この従来技術の問題点を改善する技術として、複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズのうちのいずれか1つの画像サイズを代表画像サイズとし、代表画像サイズ以外の画像サイズの映像を代表画像サイズへリサイズして合成し、代表画像サイズと設定された通信端末へ、合成映像を送信し、代表画像サイズ以外の画像サイズが設定された通信端末へは、合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信するものが、考えられる。
代表画像サイズの映像はリサイズする必要がないため、画像サイズ毎に合成処理を要する従来技術に比べて、処理負荷が少ないという効果が得られる。
しかし、この改善技術にも以下のような課題がある。
上記の様に、映像サイズの種類は多数存在する。さらに、アスペクト比が異なる場合もある。アスペクト比が異なる映像を合成する場合、映像を横方向または縦方向に拡大縮小することも考えられるが、映像の正確性が損なわれるだけでなく、処理負荷が増えるため、好ましくない。
そこで、アスペクト比を保持しつつ、レターボックス(映像上下に配置される横長の黒帯)やサイドパネル(映像左右に配置される縦長の黒帯)を挿入して、代表画像サイズのアスペクト比に適合するようにした後、リサイズする。
しかし、画像サイズの組み合わせによっては、レターボックスやサイドパネルによって、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなってしまうという課題が生じる。
本発明は上記課題を解決するものであり、多地点会議を行う際、画像サイズが互いに異なるテレビ会議端末を用いた場合であっても、それによる映像の合成処理の負荷の増加を抑えつつ、更に、アスペクト比が異なる場合でも、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなることを抑制する。
上記課題を解決する本発明は、複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置であって、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって、表示アスペクト比に基づいて分類される第1グループに属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第1代表画像サイズとし、該第1代表画像サイズ以外の画像サイズが設定された通信端末から送信されてきた映像を、該第1代表画像サイズへリサイズし、第1合成映像として合成する第1合成部と、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって、表示アスペクト比に基づいて分類される第2グループに属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第2代表画像サイズとし、該第2代表画像サイズ以外の画像サイズが設定された通信端末から送信されてきた映像を、該第2代表画像サイズへリサイズし、第2合成映像として合成する第2合成部とを含む、各グループに対応して合成映像を作成する複数の合成部と、前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信部と有することを特徴とする多地点会議接続装置である。
本発明は、グループ毎に合成処理を行う。同一グループ内の合成の場合、画像サイズ毎に合成処理を行う従来技術に比べて、合成処理の負荷の増加を抑えることができる。
また、異なるグループ間で合成する場合、グループ毎に合成処理を行うため、表示領域が極端に狭くなることを抑制できる。
上記課題を解決する本発明は、撮影機能および映像表示機能を具備した複数の通信端末と、該複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置とから構成された多地点会議システムにおいて、前記多地点会議接続装置は、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成し、該各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、該各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信し、前記複数の通信端末は、前記撮影機能を用いて撮影した映像を前記多地点会議接続装置へ送信し、前記多地点会議接続装置から送信されてきた前記合成映像を前記映像表示機能を用いて表示することを特徴とする多地点会議システムである。
上記課題を解決する本発明は、多地点それぞれに位置する複数の通信端末を用いて会議を行うための多地点会議接続方法であって、多地点会議接続装置が、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズのうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成する合成処理と、前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信処理とを行うことを特徴とする多地点会議接続方法である。
上記課題を解決する本発明は、複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置に、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズのうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成する合成処理と、前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信処理とを実行させることを特徴とする多地点会議接続プログラムである。
本発明によれば、多地点会議を行う際、画像サイズが互いに異なるテレビ会議端末を用いた場合であっても、それによる映像の合成処理の負荷の増加を抑えつつ、更に、アスペクト比が異なる場合でも、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなることを抑制できる。
多地点会議システムの基本構成 MCU(多地点会議接続装置)の内部構成 受信部の内部構成 合成部の内部構成 送信部の内部構成 記憶部の内容 フローチャート(代表画像サイズ以外) フローチャート(代表画像サイズ) 撮影映像(代表画像サイズ) 撮影映像(代表画像サイズ以外) 合成映像 合成映像(別レイアウト) 撮影映像(別グループ) 動作2にかかる概念図 合成映像(16:9) 合成映像(11:9) MCU内部構成(従来技術) MCU内部構成(改善技術) 合成映像(11:9)(改善技術の課題) 多地点会議システムの構成(変形例)
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〜構成〜
図1は、本発明の多地点会議システムの一実施形態の基本構成を示す図である。
本実施形態は、MCU(多地点会議接続装置)100と、テレビ会議端末200−1,200−2とから構成されている。ここでは、2台のテレビ会議端末200−1,200−2間でテレビ会議が行われる場合を例に挙げて示すが、テレビ会議端末が3台以上であっても良い。
MCU(Multi point Control Unit)100は、互いに異なる拠点に設置されているテレビ会議端末200−1とテレビ会議端末200−2とを接続するための多地点会議接続装置である。
テレビ会議端末200−1,200−2は、撮影機能および映像表示機能が具備された、一般的な多地点会議システムで用いられる通信端末である。
図2は、図1に示したMCU100の内部構成の一例を示す図である。
MCU100には、ポート110−1,110−2と、受信部120と、合成部130と、送信部140と、制御部150と、記憶部160とが設けられている。
ポート110−1,110−2は、テレビ会議端末200−1,200−2とそれぞれ接続され、テレビ会議端末200−1,200−2との間で、信号を送受信するためのポート(例えば、接続端子)である。なお、ここでは、ポート110−1とテレビ会議端末200−1とが接続されており、またポート110−2とテレビ会議端末200−2とが接続されている場合を例に挙げて説明する。また、図2に示した形態では、ポートの数が2つである場合を例に挙げて示しているが、3つ以上であっても良い。
受信部120は、テレビ会議端末200−1,200−2から送信されてきた映像信号を、ポート110−1,110−2を介して受信する。また、受信部120は、受信した映像信号を合成部130が合成可能な信号形式にデコードし、デコードした信号を合成部130へ出力する。
図3は、図2に示した受信部120の内部構成の一例を示す図である。
受信部120には、上述したデコード処理を行うデコーダ121が設けられている。
デコーダ121は、デコード処理を行う際、受信した映像信号の画像サイズに応じたデコード処理を行う。この画像サイズは、テレビ会議端末200−1,200−2それぞれにあらかじめ設定されたものであり、テレビ会議端末200−1,200−2から送信されてきた呼制御信号に含まれる(呼制御信号を用いて取得した)情報にて示されているものを用いる。例えば、テレビ会議端末200−1から送信されてきた呼制御信号に含まれる情報にて示されている画像サイズが「1080」である場合、テレビ会議端末200−1からポート110−1を介して送信されてくる映像信号に対して、画像サイズ「1080」に応じたデコード処理を行う。また、テレビ会議端末200−2から送信されてきた呼制御信号に含まれる情報にて示されている画像サイズが「720」である場合、テレビ会議端末200−2からポート110−2を介して送信されてくる映像信号に対して、画像サイズ「720」に応じたデコード処理を行う。これらのデコード処理は、一般的に行われているもので良い。
なお、画像サイズ「1920×1080」を「1080」と称し、画像サイズ「1280×720」を「720」と称する。この「1920×1080」および「1
280×720」として表わされる画像サイズは、一般的な画像(映像)の解像度を示すものでもある。
また、このとき、デコーダ121は、呼制御信号に含まれている、テレビ会議端末200−1,200−2に設定されている映像品質の違いを示す規格として用いられる「i(インターレース方式)」や「p(プログレッシブ方式)」に応じたデコード処理を行う。例えば、テレビ会議端末200−1に設定されている規格が「1080i」である場合、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像に対して、「1080i」に応じたデコード処理を行う。また、テレビ会議端末200−2に設定されている規格が「720p」である場合、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像に対して、「720p」に応じたデコード処理を行う。
また、デコーダ121は、テレビ会議端末200−1,200−2から送信されてきた呼制御信号を制御部150へ出力する。
また、デコーダ121は、デコード処理を施した映像データを合成部130へ出力する。
合成部130は、受信部120から出力されてきた信号を合成する。この合成とは、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像と、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像とを、あらかじめ設定されたレイアウトで合成することである。
合成部130は、画像グループ1〜3に対応する複数の合成部130−1〜3から構成される。各画像サイズは表示アスペクト比に基づいて、例えば下記の様な画像グループに分類される。
第1グループ(16:9グループ):画像サイズ「1080i(1920×1080)」,「720p(1280×720)」
第2グループ(11:9グループ):画像サイズ「CIF(352×288)」,「QCIF(176×144)」
第3グループ(4:3グループ):画像サイズ「VGA(640×480)」,「QVGA(320×240)」
合成部130−1は、第1グループ(16:9)に属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第1代表画像サイズとする。合成部130−2は、第2グループ(11:9)に属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第2代表画像サイズとする。合成部130−3は、第3グループ(4:3)に属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第3代表画像サイズとする。
図4は、図2に示した合成部130−1の内部構成の一例を示す図である。
合成部130−1には、リサイズ部131−1と、ミキシング部132−1とが設けられている。
リサイズ部131−1は、テレビ会議端末200−1,200−2に設定された画像サイズのうちの特定の画像サイズ(第1代表画像サイズ)以外の画像サイズが設定されたテレビ会議端末から送信されてきた映像を、第1代表画像サイズへリサイズしてミキシング部132−1へ出力する。一方、第1代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末から送信されてきた映像については、リサイズは行わずに、ミキシング部132−1へ出力する。
ミキシング部132−1は、リサイズ部131−1から出力されてきた映像を、第1代表画像サイズで合成映像として合成する。つまり、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像と、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像とを、最大の画像サイズ(第1代表画像サイズ)で合成する。このとき、ミキシング部132−1は、これらの映像をあらかじめ設定されたレイアウトで合成する。そのレイアウトについては、後述する。また、ミキシング部132−1は、合成映像を送信部140へ出力する。
合成部130−2および合成部130−3も合成部130−1と同様な構成であり、内部構成の図示を省略する。すなわち、合成部130−2には、リサイズ部131−2と、ミキシング部132−2とが設けられ、合成部130−3には、リサイズ部131−3と、ミキシング部132−3とが設けられている。
また、図2に示した形態では、画像グループ1〜3に対応して合成部が3つである場合を例に挙げて示しているが、4つ以上であっても良い。
なお、代表画像サイズは、アスペクト比の観点によるグループに属する画像サイズのうち最大の画像サイズを用いることが望ましい。それは、この代表画像サイズは、ミキシング部132−1にて映像を合成する際にも使用するため、最大の画像サイズとしておけば、合成した映像の解像度が下がることによる画質の劣化を防ぐことができるからである。
例えば、テレビ会議端末200−1に設定された画像サイズが「1080」であり、またテレビ会議端末200−2に設定された画像サイズが「720」である場合、どちらも第1グループ(16:9)に属するため、第1代表画像サイズは、「1080」が用いられる。
また、この画像サイズおよびグループ属性は、制御部150から通知されてきたものを使用する。
送信部140は、ミキシング部132−1から出力されてきた合成映像を、ポート110−1,110−2を介してテレビ会議端末200−1,200−2それぞれへ送信する。
図5は、図2に示した送信部140の内部構成の一例を示す図である。
送信部140には、リサイズ部141と、エンコーダ142とが設けられている。
リサイズ部141は、代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されたテレビ会議端末へ送信する合成映像を、当該テレビ会議端末に設定された画像サイズへリサイズしてエンコーダ142へ出力する。一方、代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末へ送信する合成映像については、リサイズは行わずに、エンコーダ142へ出力する。なお、ここで用いる代表画像サイズは、合成部130にて用いた代表画像サイズと同じものである。
エンコーダ142は、リサイズ部141から出力されてきた合成映像を、テレビ会議端末200−1,200−2それぞれへ送信するためのエンコードを行う。例えば、テレビ会議端末200−1の画像サイズが「1080」である場合、画像サイズ「1080」に応じたエンコード処理を行う。また、テレビ会議端末200−2の画像サイズが「720」である場合、画像サイズ「720」に応じたエンコード処理を行う。これらのエンコード処理は、一般的に行われているもので良い。
また、このとき、エンコーダ142は、上述したデコーダ121と同様に、「i(インターレース方式)」や「p(プログレッシブ方式)」に応じたエンコード処理を行う。例えば、テレビ会議端末200−1に設定されている規格が「1080i」である場合、テレビ会議端末200−1へ送信する合成映像に対して、「1080i」に応じたエンコード処理を行う。また、テレビ会議端末200−2に設定されている規格が「720p」である場合、テレビ会議端末200−2へ送信する合成映像に対して、「720p」に応じたエンコード処理を行う。
また、エンコーダ142は、エンコード処理を行った合成映像を、ポート110−1,110−2を介してテレビ会議端末200−1,200−2それぞれへ送信する。
なお、リサイズ部141およびエンコーダ142で使用する画像サイズは、制御部150から通知されてきたものを使用する。
制御部150は、デコーダ121から出力されてきた、テレビ会議端末200−1,200−2それぞれから送信されてきた呼制御信号から、画像サイズおよび該画像サイズの属するグループに係る情報(グループ属性)を抽出し、抽出した画像サイズおよびグループ情報を合成部130および送信部140へ通知する。また、制御部150は、デコーダ121から出力されてきた、テレビ会議端末200−1,200−2それぞれから送信されてきた呼制御信号から、上述した規格を示す情報を抽出し、抽出した情報が示す規格を送信部140へ通知する。
また、制御部150は、呼制御信号から抽出した画像サイズおよびグループ属性をポート110−1,110−2ごとに記憶部160に記憶させておくものであっても良い。この場合、画像サイズを合成部130または送信部140へ通知する必要があるときに、記憶部160から読み出して通知する。
記憶部160は、ポート110−1,110−2ごとに画像サイズを記憶する。
図6は、図2に示した記憶部160に記憶された画像サイズおよびグループ属性の一例を示す図である。
記憶部160には、ポート番号と画像サイズおよびグループ属性とが対応付けられて記憶されている。
ポート番号は、ポート110−1とポート110−2とを識別可能な識別情報である。このポート番号と画像サイズとが対応付けられることにより、当該ポート番号に相当するポートと接続されているテレビ会議端末の画像サイズを認識することができる。
例えば、図6に示すように、ポート番号「110−1」と、画像サイズ「1080」,第1グループとが対応付けられて記憶されている。これは、ポート番号「110−1」であるポート110−1と接続されたテレビ会議端末(ここでは、テレビ会議端末200−1)の画像サイズが「1080」であり、画像サイズ「1080」が第1グループに属することを示している。また、ポート番号「110−2」と、画像サイズ「720」,第1グループとが対応付けられて記憶されている。これは、ポート番号「110−2」であるポート110−2と接続されたテレビ会議端末(ここでは、テレビ会議端末200−2)の画像サイズが「720」であり、画像サイズ「720」が第1グループに属することを示している。
制御部150は、このように記憶部160に記憶されている画像サイズを、ポート番号を検索キーとして読み出すことにより、合成部130および送信部140へ通知することができる。
〜動作1〜
次に、MCU100の動作の一例を説明する。まず、各映像の画像サイズが、同一グループに属する場合の一例について説明する。例えば、テレビ会議端末200−1の画像サイズが「1080」であり、テレビ会議端末200−2の画像サイズが「720」である場合、ともに第1グループ(16:9)に属する。
図7は、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像を受信して合成し、合成映像をテレビ会議端末200−2へ送信するまでの処理を示すフローチャートである。
まず、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像が、ポート110−2にて受信されると(ステップS1)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS2)。この場合、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「720p」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部131−1へ出力されると、本映像は第1代表画像サイズ以外が設定されたテレビ会議端末200−2から送信されてきた(ポート110−2にて受信した)ものであるため、リサイズ部131−1にて画像サイズ「1080」へリサイズされる(ステップ3)。
すると、ミキシング部132−1にて、当該映像と、テレビ会議端末200−1から送信されてきて後述するステップS11およびS12の処理が行われた映像とが所定のレイアウトで合成される(ステップS4)。合成された合成映像はミキシング部132−1から送信部140へ出力される。
この合成映像が送信部140からテレビ会議端末200−2へ送信される。テレビ会議端末200−2の画像サイズは代表画像サイズではないため、テレビ会議端末200−2へ送信される合成映像は、リサイズ部141にて画像サイズ「720」へリサイズされる(ステップS5)。
リサイズされた合成映像は、エンコーダ142にて、テレビ会議端末200−2に設定されている規格「720p」に応じたエンコード処理が行われる(ステップS6)。
そして、エンコード処理された合成映像が、エンコーダ142からポート110−2を介してテレビ会議端末200−2へ送信される(ステップS7)。
このように送信された合成映像は、テレビ会議端末200−2の画像サイズおよび規格に応じたものとなっているため、テレビ会議端末200−2にて表示することができる。
図8は、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像を受信して合成し、合成映像をテレビ会議端末200−1へ送信するまでの処理を示すフローチャートである。
まず、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像が、ポート110−1にて受信されると(ステップS11)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS12)。この場合、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「1080i」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部131−1へ出力されると、本映像は第1代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末200−1から送信されてきた(ポート110−1にて受信した)ものであるため、リサイズ部131−1におけるリサイズ処理は行われない。
そして、ミキシング部132−1にて、当該映像と、テレビ会議端末200−2から送信されてきて上述したステップS1〜S3の処理が行われた映像とが所定のレイアウトで合成される(ステップS13)。合成された合成映像はミキシング部132−1から送信部140へ出力される。
すると、この合成映像が送信部140からテレビ会議端末200−1へ送信される。テレビ会議端末200−1の画像サイズは第1代表画像サイズであるため、テレビ会議端末200−1へ送信される合成映像は、リサイズ部141におけるリサイズ処理は行われない。
その後、この合成映像は、エンコーダ142にて、テレビ会議端末200−1に設定されている規格「1080i」に応じたエンコード処理が行われる(ステップS14)。
そして、エンコード処理された合成映像が、エンコーダ142からポート110−1を介してテレビ会議端末200−1へ送信される(ステップS15)。
このように送信された合成映像は、テレビ会議端末200−1の画像サイズおよび規格に応じたものとなっているため、テレビ会議端末200−1にて表示することができる。
図7に示したフローチャートによる処理と、図8に示したフローチャートによる処理とを比較すると、第1代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されたテレビ会議端末200−2に対しては、画像サイズを「リサイズ」する必要がある。しかし、第1代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末200−1に対しては、画像サイズを「リサイズ」する必要がない。これにより処理負担が軽減されるというメリットがある。
次に、合成映像のレイアウトについて説明する。
図9は、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像の一例を示す図である。テレビ会議端末200−1からは、テレビ会議端末200−1を用いて会議に参加している男性の映像が送信されてきている。
図10は、図1に示したテレビ会議端末200−2から送信されてきた映像の一例を示す図である。テレビ会議端末200−2からは、テレビ会議端末200−2を用いて会議に参加している女性の映像が送信されてきている。
図11は、2つの映像が合成された合成映像の一例を示す図である。
図11に示すように、合成映像を表示する領域が、互いに同じ大きさの4つの表示領域300−1〜300−4に分割されたレイアウトで、所定の位置に図9に示した映像と、図10に示した映像とが合成される。ここでは、図9に示した映像が表示領域300−1に、また図10に示した映像が表示領域300−2にレイアウトされて合成される。
より詳細には、表示領域300−1に画像サイズ「1080」の映像を配置し、表示領域300−2に画像サイズ「1080」にリサイズされた(S3)映像を配置し、縦横それぞれ1/2に縮小し、画像サイズ「1080」の合成映像を作成する。
図12は、合成映像の他の例を示す図である。
図12に示すように、合成映像を表示する領域が、1つの表示領域301−1と、表示領域301−2の大きさとは異なり、互いに同じ大きさの5つの表示領域301−2〜301−6とに分割されたレイアウトで、所定の位置に図9に示した映像と、図10に示した映像とが合成される。ここでは、図9に示した映像が表示領域301−1に、また図10に示した映像が表示領域301−2にレイアウトされて合成される。
なお、図11および図12に示した以外のレイアウトであっても良い。また、図11および図12に示したように、それぞれの映像が合成される領域があらかじめ設定されているものであっても良いし、外部から設定できるものであっても良い。
以上、画像サイズが「1080」や「720」である場合を例に挙げて説明した。これらの画像の表示のアスペクト比は「16:9」であり、アスペクト比の観点によるグループは同一グループ(第1グループ)に属する。
〜動作2〜
次に、MCU100の別の動作の例を説明する。すなわち、各映像の画像サイズが、異なるグループに属する場合の一例について説明する。例えば、テレビ会議端末200−1の画像サイズが「1080」である場合、「1080」は第1グループ(16:9)に属し、テレビ会議端末200−2の画像サイズが「CIF」である場合、「CIF」は第2グループ(11:9)に属する。CIF(Common Intermediate Format)は、近年、携帯端末等で使用されている規格である。
図13は、アスペクト比が「11:9」であるテレビ会議端末200−2から送信されてきた映像の一例を示す図である。
図14は、動作2に係る概念図である。図7および図8に示すフローチャートの処理に対応するステップを追記している。
まず、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像(画像サイズ1080)が、ポート110−1にて受信されると(ステップS11)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS12)。この場合、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「1080i」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部131−1へ出力されると、本映像は第1代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末200−1から送信されてきた(ポート110−1にて受信した)ものであるため、リサイズ部131−1におけるリサイズ処理は行われない。
一方、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像(画像サイズCIF)が、ポート110−2にて受信されると(ステップS1)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS2)。この場合、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「CIF」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部131−1へ出力されると、本映像は第1代表画像サイズ以外が設定されたテレビ会議端末200−2から送信されてきた(ポート110−2にて受信した)ものであるため、リサイズ部131−1にて画像サイズ「1080」へリサイズされる(ステップ3)。
このとき、「1080」のアスペクト比は16:9であるのに対して、「CIF」のアスペクト比は「11:9」である。そのため、アスペクト比が「11:9」である映像を「16:9」のアスペクト比の映像へ合わせる必要がある。
アスペクト比が「11:9」である映像を「16:9」のアスペクト比の映像へ合わせるには、横方向に当該映像を引きのばす方法があるが、映像の正確性が損なわれるだけでなく、処理負荷が増えるため、好ましくない。
そこで、アスペクト比が「11:9」である映像の左右に、「16:9」のアスペクト比に合わせるための黒い帯(サイドパネル)を挿入する。
そして、ミキシング部132−1にて、「1080」の映像と、テレビ会議端末200−2から送信され上述したステップS1〜S3の処理が行われた映像とが所定のレイアウトで合成される(ステップS13)。合成映像の画像サイズは「1080」となる。合成映像はミキシング部132−1から送信部140へ出力される。
そして、この合成映像が送信部140からテレビ会議端末200−1へ送信される。テレビ会議端末200−1の画像サイズは第1代表画像サイズであるため、テレビ会議端末200−1へ送信される合成映像は、リサイズ部141におけるリサイズ処理は行われない。
その後、この合成映像は、エンコーダ142にて、テレビ会議端末200−1に設定されている規格「1080i」に応じたエンコード処理が行われる(ステップS14)。
そして、エンコード処理された合成映像が、エンコーダ142からポート110−1を介してテレビ会議端末200−1へ送信される(ステップS15)。
このように送信された合成映像は、テレビ会議端末200−1の画像サイズおよび規格に応じたものとなっているため、テレビ会議端末200−1にて表示することができる。
図15は、テレビ会議端末200−1に表示される合成映像(16:9)である。
上記動作において、合成部130−1は、第1グループ(16:9)に属する「1080」を第1代表画像サイズとしている。
これに対し、合成部130−2は、第2グループ(11:9)に属する「CIF」を第2代表画像サイズとする。
まず、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像(画像サイズCIF)が、ポート110−2にて受信されると(ステップS11)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS12)。この場合、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「CIF」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部132−2へ出力されると、本映像は第2代表画像サイズが設定されたテレビ会議端末200−2から送信されてきた(ポート110−2にて受信した)ものであるため、リサイズ部132−2におけるリサイズ処理は行われない。
一方、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像(画像サイズ1080)が、ポート110−1にて受信されると(ステップS1)、受信した映像についてデコーダ121にてデコード処理が行われる(ステップS2)。この場合、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像に対してデコード処理が行われるため、規格「1080i」に応じたデコード処理が行われる。
デコード処理された映像がデコーダ121からリサイズ部131−2へ出力されると、本映像は第2代表画像サイズ以外が設定されたテレビ会議端末200−1から送信されてきた(ポート110−1にて受信した)ものであるため、リサイズ部131−2にて画像サイズ「CIF」へリサイズされる(ステップ3)。
このとき、「CIF」のアスペクト比は「11:9」であるのに対して、「1080」のアスペクト比は16:9である。そのため、アスペクト比が「16:9」である映像を「11:9」のアスペクト比の映像へ合わせる必要がある。
アスペクト比が「16:9」である映像を「11:9」のアスペクト比の映像へ合わせるには、縦方向に当該映像を引きのばす方法があるが、映像の正確性が損なわれるだけでなく、処理負荷が増えるため、好ましくない。
そこで、アスペクト比が「16:9」である映像の上下に、「11:9」のアスペクト比に合わせるための黒い帯(レターボックス)を挿入する。
そして、ミキシング部132−2にて、「CIF」の映像と、テレビ会議端末200−1から送信され上述したステップS1〜S3の処理が行われた映像とが所定のレイアウトで合成される(ステップS13)。合成映像の画像サイズは「CIF」となる。合成映像はミキシング部132−2から送信部140へ出力される。
そして、この合成映像が送信部140からテレビ会議端末200−2へ送信される。テレビ会議端末200−2の画像サイズは第2代表画像サイズであるため、テレビ会議端末200−2へ送信される合成映像は、リサイズ部141におけるリサイズ処理は行われない。
その後、この合成映像は、エンコーダ142にて、テレビ会議端末200−2に設定されている規格「CIF」に応じたエンコード処理が行われる(ステップS14)。
そして、エンコード処理された合成映像が、エンコーダ142からポート110−2を介してテレビ会議端末200−2へ送信される(ステップS15)。
このように送信された合成映像は、テレビ会議端末200−2の画像サイズおよび規格に応じたものとなっているため、テレビ会議端末200−2にて表示することができる。
図16は、テレビ会議端末200−2に表示される合成映像(11:9)である。
以上のように、各映像の画像サイズが異なるグループに属する場合は、グループ毎に代表画像サイズを設定して、合成処理を行う。
〜効果〜
本実施形態と、従来技術および改善技術とを比較することにより、本実施形態の効果について説明する。
図17は、従来技術に係るMCU1001の内部構成の一例を示す図である。MCU1001は、画像サイズ毎に合成処理を行うため、画像サイズに対応する合成部1301−1〜3を備えている。
合成部1301−1は、画像サイズ「1080」で、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像と、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像とを合成する。合成画像は、画像サイズ「1080」であるテレビ会議端末200−1にて表示される。
合成部1301−2は、画像サイズ「720」で、テレビ会議端末200−1から送信されてきた映像と、テレビ会議端末200−2から送信されてきた映像とを合成する。合成画像は、画像サイズ「720」であるテレビ会議端末200−2にて表示される。
合成部1301−3は、他の画像サイズを総括している。
このように、画像サイズ毎に合成処理を行うと、装置に大きな処理負荷がかかる。
図18は、改善技術に係るMCU1002の内部構成の一例を示す図である。MCU1002において、1つの代表画像サイズを設定し、すべての合成処理を合成部1302が行う。これにより、合成処理の負荷の増加を抑えることができる。
しかし、アスペクト比が異なる映像を合成する場合、レターボックスやサイドパネルによって、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなってしまう恐れがある。
図19は、特定端末の映像の表示領域が極端に狭くなってしまう一例である。
本実施形態の動作2と同様に、第1グループ(16:9)に属する画像サイズ「1080」の映像と、第2グループ(11:9)に属する画像サイズ「CIF」の映像を合成する。合成部1302は「1080」を代表画像サイズとする。
テレビ会議端末200−1には、本実施形態と同様に、図15で示す合成映像(16:9)が表示される。
一方、アスペクト比が「16:9」である合成映像の上下に黒い帯(レターボックス)を挿入して、リサイズ「11:9」のアスペクト比に合わせ、図19で示す合成映像(11:9)がテレビ会議端末200−2に表示される。
図19において、とくに、表示領域300−2が極端に狭くなっている。
従来技術および改善技術には、上記のような課題があった。本実施形態は、課題を解決し、以下の効果を得る。
従来技術は画像サイズ毎に合成処理を行うのに対し、本実施形態はグループ毎に合成処理を行う。これにより、動作1で示したように同一グループ内で合成する場合、改善技術と同様に、合成処理の負荷の増加を抑えることができる。
一方、動作2で示したように異なるグループ間で合成する場合、改善技術では、表示領域300−2が極端に狭くなる(図19参照)のに対し、本実施形態では、極端に狭くなることを抑制できる(図16参照)。
〜変形例〜
本願発明は、上記実施形態に限定されず、本願発明の技術思想の範囲で種々の変形が可能である。
図20は、変形例に係る多地点会議システムである。
変形例では、図1に示したシステムに加えて、予約サーバ400が設けられている。
予約サーバ400は、会議の予約を受け付け、管理するサーバである。予約サーバ400は、テレビ会議端末200−1,200−2からあらかじめ送信されてきた内容(会議を行う時間情報や会議を行う端末情報等)を登録して管理する。管理方法は、一般的なものであれば良く、互いに異なる複数の会議が重ならないように制御したり、会議のキャンセルや、時間の延長等を制御したりして管理する。
なお、以上の説明において、送受信される音声信号については、一般的な多地点会議システムにおける音声処理と同じ処理が行われるものであり、本発明に特化したものではないため、記載を省略した。
上述したMCU100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)をMCU100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをMCU100に読み込ませ、実行するものであっても良い。MCU100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、MCU100に内蔵された記憶部160、ROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、MCU100に設けられた制御部150にて読み込まれ、制御部150の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部150は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
100 MCU
110−1,110−2 ポート
120 受信部
121 デコーダ
130 合成部
130−1 合成部(第1)
130−2 合成部(第2)
130−3 合成部(第3)
131−1〜3 リサイズ部
132−1〜3 ミキシング部
140 送信部
141 リサイズ部
142 エンコーダ
150 制御部
160 記憶部
200−1,200−2 テレビ会議端末
300−1〜300−4,301−1〜301−6 表示領域
400 予約サーバ

Claims (7)

  1. 複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置であって、
    前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって、表示アスペクト比に基づいて分類される第1グループに属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第1代表画像サイズとし、該第1代表画像サイズ以外の画像サイズが設定された通信端末から送信されてきた映像を、該第1代表画像サイズへリサイズし、第1合成映像として合成する第1合成部と、
    前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって、表示アスペクト比に基づいて分類される第2グループに属する画像サイズのうち、いずれか1つの画像サイズを第2代表画像サイズとし、該第2代表画像サイズ以外の画像サイズが設定された通信端末から送信されてきた映像を、該第2代表画像サイズへリサイズし、第2合成映像として合成する第2合成部と
    を含む、各グループに対応して合成映像を作成する複数の合成部と、
    前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信部と
    を有することを特徴とする多地点会議接続装置。
  2. 請求項1に記載の多地点会議接続装置において、
    前記合成部は、前記複数の通信端末それぞれに設定された画像サイズであって、各グループに属する画像サイズのうち、最大の画像サイズを前記代表画像サイズとして用いる
    ことを特徴とする多地点会議接続装置。
  3. 請求項1に記載の多地点会議接続装置において、
    前記合成部は、前記映像を所定のレイアウトで合成する
    ことを特徴とする多地点会議接続装置。
  4. 請求項1に記載の多地点会議接続装置において、
    前記複数の通信端末それぞれから送信されてきた呼制御信号に含まれる前記画像サイズおよび該画像サイズの属するグループに係る情報を前記合成部と前記送信部とへ通知する制御部
    を更に有することを特徴とする多地点会議接続装置。
  5. 撮影機能および映像表示機能を具備した複数の通信端末と、該複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置とから構成された多地点会議システムにおいて、
    前記多地点会議接続装置は、前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成し、該各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、該各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信し、
    前記複数の通信端末は、前記撮影機能を用いて撮影した映像を前記多地点会議接続装置へ送信し、前記多地点会議接続装置から送信されてきた前記合成映像を前記映像表示機能を用いて表示する
    ことを特徴とする多地点会議システム。
  6. 多地点それぞれに位置する複数の通信端末を用いて会議を行うための多地点会議接続方法であって、
    多地点会議接続装置が、
    前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズのうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成する合成処理と、
    前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信処理と
    を行うことを特徴とする多地点会議接続方法。
  7. 複数の通信端末と接続された多地点会議接続装置に、
    前記複数の通信端末から送信されてきた映像を、表示アスペクト比に基づいて分類されるグループ毎に、前記複数の通信端末それぞれにあらかじめ設定された画像サイズであって各グループの属する画像サイズのうちのいずれか1つの代表画像サイズで合成映像として合成する合成処理と、
    前記各代表画像サイズの画像サイズが設定されている通信端末へ、前記各合成映像を送信し、同一グループのうち代表画像サイズ以外の画像サイズが設定されている通信端末へ、該合成映像を該通信端末に設定された画像サイズへリサイズしてから送信する送信処理と
    を実行させることを特徴とする多地点会議接続プログラム。
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