JP2013182593A - 静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路および静電容量型タッチセンサ - Google Patents

静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路および静電容量型タッチセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】 連続リード時のデータと単体リード時のデータとを一致させる。
【解決手段】 複数の検出電極と、駆動信号が印加される駆動電極との間に形成される静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出する静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路であって、複数の検出電極から1つを選択する選択回路と、複数の検出電極のうち選択回路によって選択された検出電極と、駆動電極との間に形成される静電容量に応じた検出信号を出力する検出回路と、選択回路を制御する制御回路と、を有し、制御回路は、選択回路が複数の検出電極のすべてを順次選択する場合には、所定の順序で複数の検出電極から1つずつ選択するように選択回路を制御し、選択回路が複数の検出電極のうちの一部の検出電極のみを選択する場合には、所定の順序において当該一部の検出電極の直前に選択される検出電極を選択した後に、当該一部の検出電極を選択するように選択回路を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路、および静電容量型タッチセンサに関する。
近年、携帯電話機のタッチパネルやノート型パーソナルコンピュータのタッチパッドなど、電子機器の入力装置としてタッチセンサを用いたものが広く採用されている。また、タッチセンサとして、人の指などの接触または接近による静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出する静電容量型タッチセンサが知られている。
静電容量型タッチセンサは、タッチパネルなどの検出電極と駆動電極との間に形成される静電容量に応じた値(センサ出力値)を出力する。しかしながら、当該センサ出力値は、温度や湿度、周囲からの電界などの使用環境によって敏感に変化するため、キャリブレーションなどと呼ばれる補正処理が必要となる。例えば、特許文献1では、タッチパッドに人の指等が触れられていない瞬間を捉えて、短時間でキャリブレーションを行うことができる静電容量型タッチセンサが開示されている。
このようにして、静電容量型タッチセンサの補正処理を行うことによって、タッチ位置を正確に検出することができる。
特開2011−170617号公報
複数のチャネル(検出電極)を有する静電容量型タッチセンサでは、各チャネルを所定の順序で選択しながら順次切り替え、選択されたチャネルのデータを連続して高速に読み出している。また、補正処理を行うか否かの判定などのためにチャネルのデータを読み出す場合には、短時間で行うため、その都度選択された1つのチャネルのデータを読み出している。以下、前者のデータ読み出しを連続リードと称し、後者のデータ読み出しを単体リードと称することとする。
例えば、チャネルCH0ないしCH7を有する静電容量型タッチセンサでは、チャネルCH0ないしCH7のデータ(以下、CH0データないしCH7データと称する)を連続リードした後、1つのチャネルのデータ(例えばCH3データ)を単体リードする。また、次の読み出し周期においては、CH0データないしCH7データを連続リードした後、次の1つのチャネルのデータ(CH4データ)を単体リードする。
しかしながら、連続リード時と単体リード時とでは、チャネルを切り替えるタイミングや、選択されたチャネルと駆動電極との間に形成される電界分布などが異なるため、同じチャネルのデータが同一とはならない。例えば、連続リード時のCH4データと単体リード時のCH4データとは一致しない。特に、静電容量を電圧に変換するCVアンプ(容量・電圧変換回路)を用いた検出回路では、静電容量を敏感に検出することができるため、データの差が顕著となる。
そのため、連続リード時のデータと単体リード時のデータとの差分をチャネルごとにオフセット演算して、両データを一致させる必要がある。また、タッチセンサが用いられるスイッチの形状などによってもオフセット値が異なるため、モジュールごとの調整が必要となる。さらに、オフセット値が温度特性やばらつきを持つ場合には、より調整が困難となる。
前述した課題を解決する主たる本発明は、複数の検出電極と、駆動信号が印加される駆動電極との間に形成される静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出する静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路であって、前記複数の検出電極から1つを選択する選択回路と、前記複数の検出電極のうち前記選択回路によって選択された検出電極と、前記駆動電極との間に形成される静電容量に応じた検出信号を出力する検出回路と、前記選択回路を制御する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記選択回路が前記複数の検出電極のすべてを順次選択する場合には、所定の順序で前記複数の検出電極から1つずつ選択するように前記選択回路を制御し、前記選択回路が前記複数の検出電極のうちの一部の検出電極のみを選択する場合には、前記所定の順序において当該一部の検出電極の直前に選択される検出電極を選択した後に、当該一部の検出電極を選択するように前記選択回路を制御することを特徴とする静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、連続リード時のデータと単体リード時のデータとを一致させ、両データ間のオフセット演算を不要とすることができる。
本発明の第1実施形態における静電容量型タッチセンサの構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第1実施形態における静電容量型タッチセンサの連続リード時の動作を説明する図である。 本発明の第1実施形態における静電容量型タッチセンサの単体リード時の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態における静電容量型タッチセンサの構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態における静電容量型タッチセンサの連続リード時の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態における静電容量型タッチセンサの単体リード時の動作を説明する図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===静電容量型タッチセンサの構成===
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態における静電容量型タッチセンサの構成について説明する。
図1に示されている静電容量型タッチセンサは、チャネル(検出電極)CH0ないしCH7を有し、信号処理回路1a、タッチパネル3、およびマイクロコンピュータ5を含んで構成されている。
信号処理回路1aは、制御回路11、選択回路12、検出回路13、ADC(アナログ・デジタル変換回路)14、および駆動回路15を含み、少なくとも、タッチパネル3が接続される端子20ないし28を備えた集積回路として構成されている。端子20ないし27には、それぞれタッチパネル3のチャネルCH0ないしCH7が接続され、端子28には、タッチパネル3の駆動電極が接続されている。また、信号処理回路1aは、IC(Inter-Integrated Circuit)バスなどを介して、マイクロコンピュータ5と接続されている。
制御回路11は、マイクロコンピュータ5の制御に従って、信号処理回路1a全体の動作を制御する回路である。制御回路11から選択回路12には、制御信号CN0ないしCN7が入力され、制御回路11から検出回路13には、制御信号CNcが入力されている。また、制御回路11からADC14には、制御信号CNaが入力され、制御回路11から駆動回路15には、制御信号CNdが入力されている。
選択回路12は、例えばアナログスイッチなどのスイッチ回路S0ないしS7で構成されている。スイッチ回路S0ないしS7の一端は、それぞれ端子20ないし27に接続され、他端は、いずれも検出回路13の入力端に接続されている。また、スイッチ回路S0ないしS7には、それぞれをオン・オフ制御するための制御信号CN0ないしCN7が入力されている。なお、スイッチ回路S0ないしS7は、それぞれ制御信号CN0ないしCN7がハイ・レベルの間オンとなる。
駆動回路15からは、駆動信号DRVが出力され、当該駆動信号DRVは、端子28を介してタッチパネル3の駆動電極に印加されている。また、検出回路13からは、検出信号Vchが出力され、当該検出信号Vchは、ADC14に入力されている。さらに、ADC14からは、チャネルデータDchが出力され、当該チャネルデータDchは、制御回路11に入力されるとともに、マイクロコンピュータ5によって読み出されている。
===静電容量型タッチセンサの動作===
以下、図2および図3を適宜参照して、本実施形態における静電容量型タッチセンサの動作について説明する。
まず、図2を参照して、CH0データないしCH7データの連続リード時の動作について説明する。
駆動回路15は、制御信号CNdに応じて駆動信号DRVを発生し、タッチパネル3の駆動電極に印加する。また、選択回路12のスイッチ回路S0ないしS7は、それぞれ制御信号CN0ないしCN7に応じてオン・オフ制御される。ここで、図2に示すように、制御信号CN0ないしCN7は、当該順序で1つずつハイ・レベルとなり、スイッチ回路S0ないしS7は、当該順序で1つずつオンとなる。したがって、選択回路12は、タッチパネル3のチャネルCH0ないしCH7を当該順序(所定の順序)で1つずつ選択し、選択されたチャネルCHx(以下、選択チャネルCHxと称する)が検出回路13の入力端に順次接続される。
検出回路13は、例えばCVアンプとして構成され、選択チャネルCHxと駆動電極との間に形成される静電容量を電圧に変換し、当該静電容量に応じた電圧を有する検出信号Vchを出力する。また、ADC14は、検出信号Vchをさらにデジタル信号に変換し、選択チャネルCHxのチャネルデータDchを出力する。したがって、ADC14は、図2に示すように、CH0データないしCH7データを当該順序でチャネルデータDchとして出力する。そして、チャネルデータDchは、マイクロコンピュータ5によって順次読み出される。
このようにして、本実施形態の静電容量型タッチセンサは、連続リード時には、チャネルCH0ないしCH7を当該順序(所定の順序)で1つずつ選択して順次切り替え、選択チャネルCHx(0≦x≦7)のチャネルデータDchを連続して読み出している。そして、マイクロコンピュータ5において、チャネルデータDchが示す静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出することができる。
次に、図3を参照して、1つのチャネルのデータ(例えばCH4データ)の単体リード時の動作について説明する。なお、本実施形態において、単体リード時の動作は、制御回路11から出力される制御信号CN0ないしCN7や、それらに応じたスイッチ回路S0ないしS7のオン・オフ制御を除いて、連続リード時の動作と同様である。
CH4データのみを単体リードする場合、制御回路11は、図3に示すように、まず制御信号CN3のみをハイ・レベルとし、スイッチ回路S3のみをオンした後に、制御信号CN4のみをハイ・レベルとし、スイッチ回路S4のみをオンする。したがって、選択回路12は、チャネルCH3を選択した後に、チャネルCH4を選択し、ADC14は、図3に示すように、CH3データおよびCH4データを当該順序でチャネルデータDchとして出力する。
このようにして、本実施形態の静電容量型タッチセンサは、CH4データの単体リード時には、チャネルCH3およびCH4を当該順序で選択し、CH3データおよびCH4データを当該順序で読み出している。すなわち、CH4データを読み出す前に、CH3データのダミー読み出しを行っている。そのため、チャネルCH3からチャネルCH4に切り替えるタイミングを連続リード時と一致させ、単体リード時のCH4データを連続リード時のCH4データと一致させることができる。
なお、2つ以上のチャネルのデータのダミー読み出しを行ってもよい。例えば、CH4データの単体リード時に、チャネルCH2ないしCH4を当該順序で選択し、CH2データないしCH4データを当該順序で読み出してもよい。
また、CH4データ以外の単体リード時においても、連続リード時の読み出し順序(所定の順序)において単体リード対象のチャネルの直前に選択されるチャネルと、単体リード対象のチャネルとを連続リード時の読み出し順序で選択することとなる。例えば、CH2データの単体リード時には、チャネルCH1およびCH2を当該順序で選択し、CH1データおよびCH2データを当該順序で読み出すこととなる。
また、2つ以上のチャネルの場合を含めて、一部のチャネルのデータを読み出す場合にも、連続リード時の読み出し順序において当該一部のチャネルの直前に選択されるチャネルを選択した後に、当該一部のチャネルを選択することとなる。例えば、CH6データおよびCH7データを読み出す場合には、チャネルCH5ないしCH7を当該順序で選択し、CH5データないしCH7データを当該順序で読み出すこととなる。
<第2実施形態>
===静電容量型タッチセンサの構成===
以下、図4を参照して、本発明の第2の実施形態における静電容量型タッチセンサの構成について説明する。
図4に示されている静電容量型タッチセンサは、第1実施形態の静電容量型タッチセンサに対して、信号処理回路1aの代わりに信号処理回路1bを含んで構成されている。また、信号処理回路1bは、信号処理回路1aに対して、放電回路16をさらに含んで構成されている。なお、図4において、信号処理回路1bと接続されるマイクロコンピュータ5は省略されている。
放電回路16は、例えばNMOS(N-channel Metal-Oxide Semiconductor:Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタであるトランジスタT0ないしT7と、インバータ(反転回路)I0ないしI7とで構成されている。トランジスタT0ないしT7のソースは、それぞれ端子20ないし27に接続され、ドレインは、いずれもグランド電位(所定の電位)に接続されている。また、トランジスタT0ないしT7のゲートには、それぞれ制御信号CN0ないしCN7の反転信号が入力され、トランジスタT0ないしT7は、それぞれ制御信号CN0ないしCN7がロー・レベルの間オンとなる。
===静電容量型タッチセンサの動作===
以下、図5および図6を適宜参照して、本実施形態における静電容量型タッチセンサの動作について説明する。
まず、図5を参照して、CH0データないしCH7データの連続リード時の動作について説明する。なお、本実施形態における連続リード時の動作は、放電回路16の動作を除いて、第1実施形態における連続リード時の動作と同様である。
制御回路11は、図5に示すように、制御信号CN0ないしCN7を当該順序で1つずつハイ・レベルとし、選択回路12は、タッチパネル3のチャネルCH0ないしCH7を当該順序(所定の順序)で1つずつ選択する。また、トランジスタT0ないしT7のうち、選択チャネルCHxに接続されているトランジスタTxは、ハイ・レベルの制御信号CNxによってオフとなり、それ以外のトランジスタは、ロー・レベルの制御信号によってオンとなる。したがって、放電回路16は、図5に示すように、選択回路12によって選択されている選択チャネルCHxをグランド電位に接続せず、選択されていないチャネルをいずれもグランド電位に接続する。
このようにして、本実施形態の静電容量型タッチセンサは、第1実施形態の静電容量型タッチセンサと同様に、連続リード時には、チャネルCH0ないしCH7を当該順序(所定の順序)で1つずつ選択して順次切り替え、選択チャネルCHx(0≦x≦7)のチャネルデータDchを連続して読み出している。そして、マイクロコンピュータ5において、チャネルデータDchが示す静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出することができる。
次に、図6を参照して、1つのチャネルのデータ(例えばCH4データ)の単体リード時の動作について説明する。なお、本実施形態において、単体リード時の動作は、制御回路11から出力される制御信号CN0ないしCN7や、それらに応じたスイッチ回路S0ないしS7、およびトランジスタT0ないしT7のオン・オフ制御を除いて、連続リード時の動作と同様である。
CH4データのみを単体リードする場合、制御回路11は、図6に示すように、制御信号CN4のみをハイ・レベルとし、選択回路12は、チャネルCH4を選択する。また、トランジスタT0ないしT7のうち、トランジスタT4は、チャネルCH4の選択期間のみ、ハイ・レベルの制御信号CN4によってオフとなり、それ以外の期間は、ロー・レベルの制御信号によってオンとなる。さらに、トランジスタT4以外のトランジスタは、ロー・レベルの制御信号によって常にオンとなる。したがって、放電回路16は、図6に示すように、チャネルCH4をその選択期間のみグランド電位に接続せず、それ以外のチャネルを常にグランド電位に接続する。
このようにして、本実施形態の静電容量型タッチセンサは、CH4データの単体リード時には、チャネルCH4を選択し、CH4データのみを読み出している。また、連続リード時および単体リード時のいずれにおいても、選択されていないチャネルをいずれもグランド電位に接続して、残留電荷を確実に放電している。そのため、チャネルCH4と駆動電極との間に形成される電界分布を連続リード時と一致させ、単体リード時のCH4データを連続リード時のCH4データと一致させることができる。なお、選択されていないチャネルをグランド電位以外の所定の電位に接続してもよい。
また、本実施形態の静電容量型タッチセンサは、ダミー読み出しを行わないため、第1実施形態の静電容量型タッチセンサよりも単体リードを短時間で行うことができる。しかしながら、第1実施形態のダミー読み出しは、チャネルの切り替えタイミングを一致させる手段であるのに対して、本実施形態の放電回路16は、電極間の電界分布を一致させる手段であり、課題解決手段が異なる。そのため、両手段を組み合わせて、連続リード時のデータと単体リード時のデータとをより確実に一致させる構成としてもよい。
前述したように、静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路1aにおいて、一部のチャネル(例えばチャネルCH6およびCH7)のデータのみを読み出す場合には、連続リード時の読み出し順序(所定の順序)において当該一部のチャネルの直前に選択されるチャネル(チャネルCH5)を選択した後に、当該一部のチャネルを選択することによって、チャネルを切り替えるタイミングを連続リード時と一致させ、データを連続リード時と一致させることができるため、データ間のオフセット演算を不要とすることができる。
また、1つのチャネル(例えばチャネルCH4)のデータの単体リード時には、連続リード時の読み出し順序において単体リード対象のチャネルの直前に選択されるチャネル(チャネルCH3)と、単体リード対象のチャネルとを連続リード時の読み出し順序で選択することによって、(チャネルCH3からチャネルCH4に)チャネルを切り替えるタイミングを連続リード時と一致させ、連続リード時のデータと単体リード時のデータとを一致させることができる。
また、制御回路11から、スイッチ回路S0ないしS7をそれぞれオン・オフ制御するための制御信号CN0ないしCN7を出力することによって、制御信号CN0ないしCN7に応じて選択された選択チャネルCHxを検出回路13の入力端に接続し、連続リードまたは単体リードを行うことができる。
また、信号処理回路1bの放電回路16を組み合わせて用いることによって、選択チャネルCHxと駆動電極との間に形成される電界分布を連続リード時と単体リード時とで一致させ、連続リード時のデータと単体リード時のデータとをより確実に一致させることができる。
また、前述したように、図1に示した静電容量型タッチセンサにおいて、駆動信号DRVをタッチパネル3の駆動電極に印加しつつ、CH0データないしCH7データを連続リードまたは単体リードし、単体リード時には、単体リード対象のチャネル(例えばチャネルCH4)のデータを読み出す前に、連続リード時の読み出し順序において単体リード対象のチャネルの直前に選択されるチャネル(チャネルCH3)のデータのダミー読み出しを行うことによって、チャネルを切り替えるタイミングを連続リード時と一致させ、連続リード時のデータと単体リード時のデータとを一致させることができるため、データ間のオフセット演算を不要とすることができる。
また、前述したように、静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路1bにおいて、連続リード時および単体リード時のいずれにおいても、選択されていないチャネルをいずれもグランド電位(所定の電位)に接続して、残留電荷を確実に放電することによって、選択チャネルCHxと駆動電極との間に形成される電界分布を連続リード時と単体リード時とで一致させ、連続リード時のデータと単体リード時のデータとを一致させることができるため、データ間のオフセット演算を不要とすることができる。
[請求項A]
複数の検出電極と、駆動信号が印加される駆動電極との間に形成される静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出する静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路であって、/前記複数の検出電極から1つを選択する選択回路と、/前記複数の検出電極のうち前記選択回路によって選択された検出電極と、前記駆動電極との間に形成される静電容量に応じた検出信号を出力する検出回路と、/前記複数の検出電極をそれぞれ所定の電位に接続する放電回路と、/前記選択回路を制御するとともに、前記複数の検出電極のうち、前記選択回路によって選択されている検出電極を前記所定の電位に接続せず、前記選択回路によって選択されていない検出電極を前記所定の電位に接続するように前記放電回路を制御する制御回路と、/を有することを特徴とする静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1a、1b 信号処理回路
3 タッチパネル
5 マイクロコンピュータ
11 制御回路
12 選択回路
13 検出回路
14 ADC(アナログ・デジタル変換回路)
15 駆動回路
16 放電回路
20〜28 端子
S0〜S7 スイッチ回路
T0〜T7 トランジスタ
I0〜I7 インバータ(反転回路)

Claims (5)

  1. 複数の検出電極と、駆動信号が印加される駆動電極との間に形成される静電容量の変化に基づいてタッチ位置を検出する静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路であって、
    前記複数の検出電極から1つを選択する選択回路と、
    前記複数の検出電極のうち前記選択回路によって選択された検出電極と、前記駆動電極との間に形成される静電容量に応じた検出信号を出力する検出回路と、
    前記選択回路を制御する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記選択回路が前記複数の検出電極のすべてを順次選択する場合には、所定の順序で前記複数の検出電極から1つずつ選択するように前記選択回路を制御し、
    前記選択回路が前記複数の検出電極のうちの一部の検出電極のみを選択する場合には、前記所定の順序において当該一部の検出電極の直前に選択される検出電極を選択した後に、当該一部の検出電極を選択するように前記選択回路を制御することを特徴とする静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路。
  2. 前記制御回路は、前記選択回路が前記複数の検出電極のうちの1つの検出電極のみを選択する場合には、前記所定の順序において当該1つの検出電極の直前に選択される検出電極と、当該1つの検出電極とを前記所定の順序で選択するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項1に記載の静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路。
  3. 前記選択回路は、一端がそれぞれ前記複数の検出電極に接続され、他端がいずれも前記検出回路の入力端に接続された複数のスイッチ回路を含み、
    前記制御回路は、前記複数のスイッチ回路をそれぞれオン・オフ制御するための複数の制御信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路。
  4. 前記複数の検出電極をそれぞれ所定の電位に接続する放電回路をさらに有し、
    前記制御回路は、前記複数の検出電極のうち、前記選択回路によって選択されている検出電極を前記所定の電位に接続せず、前記選択回路によって選択されていない検出電極を前記所定の電位に接続するように前記放電回路を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の静電容量型タッチセンサ用の信号処理回路。
  5. 駆動電極と、
    前記駆動電極に駆動信号を印加する駆動回路と、
    複数の検出電極と、
    前記複数の検出電極から1つを選択する選択回路と、
    前記選択回路によって選択された検出電極と、前記駆動電極との間に形成される静電容量に応じた検出信号を出力する検出回路と、
    前記選択回路を制御する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記選択回路が前記複数の検出電極のすべてを順次選択する場合には、所定の順序で前記複数の検出電極から1つずつ選択するように前記選択回路を制御し、
    前記選択回路が前記複数の検出電極のうちの一部の検出電極のみを選択する場合には、前記所定の順序において当該一部の検出電極の直前に選択される検出電極を選択した後に、当該一部の検出電極を選択するように前記選択回路を制御することを特徴とする静電容量型タッチセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019135280A1 (ja) * 2018-01-05 2019-07-11 三菱電機株式会社 タッチパネル装置及びタッチパネル装置のキャリブレーション方法

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