JP2013182507A - ベクトル処理装置、ベクトルロード命令実行方法、及びベクトルロード命令実行プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ベクトル処理装置100が、主記憶装置70からベクトルデータをロードするプロセッサネットワーク部40と、ベクトルデータのロードバッファ64への格納及びベクトルレジスタ62への転送を行うベクトルロード管理部65と、ベクトルロード命令にロードバッファ64を確保するとともに、ロードバッファ64に複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、ロードバッファを64一意に識別するロードバッファ番号と仮想番号とを連結して管理するロードバッファ管理部31を備え、ロードバッファ管理部31が、分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置70から返却される前に分岐予測が失敗した場合、仮想番号を連結したロードバッファ番号に係るロードバッファ64を解放する。
【選択図】 図1
Description
本発明の目的は、上述の課題を解決し、ロードバッファの枯渇による性能低下を防ぐ、ベクトル処理装置、ベクトルロード命令実行方法、及びベクトルロード命令実行プログラムを提供することである。
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
次に、本実施の形態によるベクトル処理装置100の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態による第1の効果は、投機的に発行したベクトルロード命令が分岐予測失敗により無効になった場合に、ロードバッファをすぐに解放するため、無効なベクトルロード命令によるロードバッファの枯渇が無くなるため、ロードバッファを有効に活用する事ができるようになることである。
次に、本発明の第2の実施の形態にについて説明を行う。
主記憶装置からベクトルデータをロードするプロセッサネットワーク手段と、
ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行うベクトルロード管理手段と、
ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理するロードバッファ管理手段を備え、
前記ロードバッファ管理手段が、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトル処理装置。
前記ロードバッファ管理手段が、
前記ベクトルデータに前記ロードバッファ番号と前記仮想番号を付加したメモリアクセスリクエストを前記プロセッサネットワーク手段に送信し、
前記プロセッサネットワーク手段が、
前記メモリアクセスリクエストに基づいて前記ベクトルデータの発行を前記主記憶装置にリクエストし、
前記主記憶装置から読み出した前記ベクトルロード命令の各要素に前記ロードバッファ番号及び仮想番号を付して前記ベクトルロード管理手段に送信し、
前記ベクトルロード管理手段が、
受信した前記要素を、前記ロードバッファ番号に係る前記ロードバッファに格納する
ことを特徴とする付記1に記載のベクトル処理装置。
前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、無効化フラグが点灯していた場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送せず、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信し、
前記ロードバッファ管理手段が、
前記ロードバッファの解放通知に基づいて、前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のベクトル処理装置。
前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、分岐レベルが”0”で無効化フラグが点灯していない場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送した後、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信する
ことを特徴とする付記1から付記3の何れか1項に記載のベクトル処理装置。
前記ベクトルロード管理手段が、
前記仮想番号に対応した無効化フラグを管理し、
分岐失敗が報告された時に使用されていた前記仮想番号に対応する無効化フラグに”1”を設定し、
前記要素を受信したとき、当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”0”であった場合、前記ロードバッファに当該要素を書き込み、
当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”1”であった場合、前記ロードバッファへの当該要素の書き込みを行わずに、当該要素を破棄する
ことを特徴とする付記3又は付記4に記載のベクトル処理装置。
前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの要素数を格納する格納手段を含み、
前記ロードバッファに書き込みを行った要素の数だけ前記要素数を減算し、
前記格納手段の値が0になった場合、当該ベクトルデータを前記ベクトルレジスタへ転送可能と判断する
ことを特徴とする付記5に記載のベクトル処理装置。
前記ロードバッファ管理手段が、
前記ロードバッファを確保して前記ベクトルロード命令を投機的に発行している最中に、分岐予測失敗によって投機的に発行しているベクトルロード命令の発行を中断した場合、前記プロセッサネットワーク処理手段に発行した前記メモリリクエストの数を前記ベクトルロード管理手段に通知し、
前記ベクトルロード管理手段は、
該当するベクトルデータの要素数を格納する格納手段の値を、前記メモリリクエストの数に更新する
ことを特徴とする付記6に記載のベクトル処理装置。
前記ロードバッファ管理手段が、
後続のベクトルロード命令のロードバッファを確保した場合、分岐予測が失敗した仮想番号と異なる仮想番号を当該ベクトルロード命令に連結する
ことを特徴とする付記1から付記7の何れか1項に記載のベクトル処理装置。
ベクトル演算を行うベクトル装置によるベクトルロード命令実行方法であって、
プロセッサネットワーク手段が、記憶装置からベクトルデータをロードし、
ベクトルロード管理手段が、ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行い、
ロードバッファ管理手段が、ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理し、
前記ロードバッファ管理手段は、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトルロード命令実行方法。
前記ロードバッファ管理手段は、
前記ベクトルデータに前記ロードバッファ番号と前記仮想番号を付加したメモリアクセスリクエストを前記プロセッサネットワーク手段に送信し、
前記プロセッサネットワーク手段は、
前記メモリアクセスリクエストに基づいて前記ベクトルデータの発行を前記主記憶装置にリクエストし、
前記主記憶装置から読み出した前記ベクトルロード命令の各要素に前記ロードバッファ番号及び仮想番号を付して前記ベクトルロード管理手段に送信し、
前記ベクトルロード管理手段は、
受信した前記要素を、前記ロードバッファ番号に係る前記ロードバッファに格納する
ことを特徴とする付記9に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ベクトルロード管理手段は、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、無効化フラグが点灯していた場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送せず、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信し、
前記ロードバッファ管理手段は、
前記ロードバッファの解放通知に基づいて、前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とする付記9又は付記10に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ベクトルロード管理手段は、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、分岐レベルが”0”で無効化フラグが点灯していない場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送した後、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信する
ことを特徴とする付記9から付記11の何れか1項に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ベクトルロード管理手段は、
前記仮想番号に対応した無効化フラグを管理し、
分岐失敗が報告された時に使用されていた前記仮想番号に対応する無効化フラグに”1”を設定し、
前記要素を受信したとき、当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”0”であった場合、前記ロードバッファに当該要素を書き込み、
当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”1”であった場合、前記ロードバッファへの当該要素の書き込みを行わずに、当該要素を破棄する
ことを特徴とする付記11又は付記12に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ベクトルロード管理手段は、
前記ベクトルデータの要素数を格納手段に格納し、
前記ロードバッファに書き込みを行った要素の数だけ前記要素数を減算し、
前記格納手段の値が0になった場合、当該ベクトルデータを前記ベクトルレジスタへ転送可能と判断する
ことを特徴とする付記13に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ロードバッファ管理手段は、
前記ロードバッファを確保して前記ベクトルロード命令を投機的に発行している最中に、分岐予測失敗によって投機的に発行しているベクトルロード命令の発行を中断した場合、前記プロセッサネットワーク処理手段に発行した前記メモリリクエストの数を前記ベクトルロード管理手段に通知し、
前記ベクトルロード管理手段は、
該当するベクトルデータの要素数を格納する格納手段の値を、前記メモリリクエストの数に更新する
ことを特徴とする付記14に記載のベクトルロード命令実行方法。
前記ロードバッファ管理手段は、
後続のベクトルロード命令のロードバッファを確保した場合、分岐予測が失敗した仮想番号と異なる仮想番号を当該ベクトルロード命令に連結する
ことを特徴とする付記9から付記15の何れか1項に記載のベクトルロード命令実行方法。
ベクトル演算を行うベクトル装置を構成するコンピュータ上で動作するベクトルロード命令実行プログラムであって、
プロセッサネットワーク手段に、記憶装置からベクトルデータをロードするプロセッサネットワーク処理を実行させ、
ベクトルロード管理手段に、ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行うベクトルロード管理処理を実行させ、
ロードバッファ管理手段に、ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理するロードバッファ管理処理を実行させ、
前記ロードバッファ管理処理で、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトルロード命令実行プログラム。
前記ロードバッファ管理処理で、
前記ベクトルデータに前記ロードバッファ番号と前記仮想番号を付加したメモリアクセスリクエストを前記プロセッサネットワーク手段に送信し、
前記プロセッサネットワーク処理で、
前記メモリアクセスリクエストに基づいて前記ベクトルデータの発行を前記主記憶装置にリクエストし、
前記主記憶装置から読み出した前記ベクトルロード命令の各要素に前記ロードバッファ番号及び仮想番号を付して前記ベクトルロード管理手段に送信し、
前記ベクトルロード管理処理で、
受信した前記要素を、前記ロードバッファ番号に係る前記ロードバッファに格納する
ことを特徴とする付記17に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ベクトルロード管理処理で、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、無効化フラグが点灯していた場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送せず、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信し、
前記ロードバッファ管理処理で、
前記ロードバッファの解放通知に基づいて、前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とする付記17又は付記18に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ベクトルロード管理処理で、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、分岐レベルが”0”で無効化フラグが点灯していない場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送した後、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信する
ことを特徴とする付記17から付記19の何れか1項に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ベクトルロード管理処理で、
前記仮想番号に対応した無効化フラグを管理し、
分岐失敗が報告された時に使用されていた前記仮想番号に対応する無効化フラグに”1”を設定し、
前記要素を受信したとき、当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”0”であった場合、前記ロードバッファに当該要素を書き込み、
当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”1”であった場合、前記ロードバッファへの当該要素の書き込みを行わずに、当該要素を破棄する
ことを特徴とする付記19又は付記20に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ベクトルロード管理処理で、
前記ベクトルデータの要素数を格納手段に格納し、
前記ロードバッファに書き込みを行った要素の数だけ前記要素数を減算し、
前記格納手段の値が0になった場合、当該ベクトルデータを前記ベクトルレジスタへ転送可能と判断する
ことを特徴とする付記21に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ロードバッファ管理処理で、
前記ロードバッファを確保して前記ベクトルロード命令を投機的に発行している最中に、分岐予測失敗によって投機的に発行しているベクトルロード命令の発行を中断した場合、前記プロセッサネットワーク処理手段に発行した前記メモリリクエストの数を前記ベクトルロード管理手段に通知し、
前記ベクトルロード管理処理で、
該当するベクトルデータの要素数を格納する格納手段の値を、前記メモリリクエストの数に更新する
ことを特徴とする付記22に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
前記ロードバッファ管理処理で、
後続のベクトルロード命令のロードバッファを確保した場合、分岐予測が失敗した仮想番号と異なる仮想番号を当該ベクトルロード命令に連結する
ことを特徴とする付記17から付記23の何れか1項に記載のベクトルロード命令実行プログラム。
20:命令制御部
21:命令解読部
22:スカラ処理部
30:メモリアクセス処理部
31:ロードバッファ管理部
311(311−1〜31−n):レジスタ群
3111:ロードバッファ番号フィール
3112:使用中フラグフィールド
3113:分岐レベルフィールド
3114:仮想番号フィールド
3115:無効化フラグフィールド
40:プロセッサネットワーク部
50:ベクトル制御部
60:ベクトル処理部
61:ベクトルパイプライン演算器
62:ベクトルレジスタ
63:ベクトル演算器
64(64−1〜64−n):ロードバッファ
65:ベクトルロード管理部
651(651−1〜651−n):レジスタ群
6511:ロードバッファ番号フィールド
6512:仮想番号フィールド
6513:無効化フラグフィールド
6514:ライト要素数フィールド
6515:リード要素数フィールド
6516:ベクトルレジスタ(VAR)番号フィールド
6517:分岐レベルフィールド
6518:使用可否フラグフィールド
6519:要素数フィールド
65110:要素数カウンタフィールド
652:レジスタ設定部
653:ライト部
654:リード部
66:クロスバスイッチ回路
101〜110:信号線
801:CPU
802:主記憶部
803:通信部
804:入出力インタフェース部
805:入力装置
806:出力装置
807:記憶装置
808:システムバス
Claims (10)
- 主記憶装置からベクトルデータをロードするプロセッサネットワーク手段と、
ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行うベクトルロード管理手段と、
ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理するロードバッファ管理手段を備え、
前記ロードバッファ管理手段が、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトル処理装置。 - 前記ロードバッファ管理手段が、
前記ベクトルデータに前記ロードバッファ番号と前記仮想番号を付加したメモリアクセスリクエストを前記プロセッサネットワーク手段に送信し、
前記プロセッサネットワーク手段が、
前記メモリアクセスリクエストに基づいて前記ベクトルデータの発行を前記主記憶装置にリクエストし、
前記主記憶装置から読み出した前記ベクトルロード命令の各要素に前記ロードバッファ番号及び仮想番号を付して前記ベクトルロード管理手段に送信し、
前記ベクトルロード管理手段が、
受信した前記要素を、前記ロードバッファ番号に係る前記ロードバッファに格納する
ことを特徴とする請求項1に記載のベクトル処理装置。 - 前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、無効化フラグが点灯していた場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送せず、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信し、
前記ロードバッファ管理手段が、
前記ロードバッファの解放通知に基づいて、前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベクトル処理装置。 - 前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの全要素を受信したとき、分岐レベルが”0”で無効化フラグが点灯していない場合は、当該ベクトルデータをベクトルレジスタへは転送した後、当該ベクトルデータを格納するロードバッファの解放通知を前記ロードバッファ管理手段に送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のベクトル処理装置。 - 前記ベクトルロード管理手段が、
前記仮想番号に対応した無効化フラグを管理し、
分岐失敗が報告された時に使用されていた前記仮想番号に対応する無効化フラグに”1”を設定し、
前記要素を受信したとき、当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”0”であった場合、前記ロードバッファに当該要素を書き込み、
当該要素に付加されている仮想番号の無効化フラグが”1”であった場合、前記ロードバッファへの当該要素の書き込みを行わずに、当該要素を破棄する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のベクトル処理装置。 - 前記ベクトルロード管理手段が、
前記ベクトルデータの要素数を格納する格納手段を含み、
前記ロードバッファに書き込みを行った要素の数だけ前記要素数を減算し、
前記格納手段の値が0になった場合、当該ベクトルデータを前記ベクトルレジスタへ転送可能と判断する
ことを特徴とする請求項5に記載のベクトル処理装置。 - 前記ロードバッファ管理手段が、
前記ロードバッファを確保して前記ベクトルロード命令を投機的に発行している最中に、分岐予測失敗によって投機的に発行しているベクトルロード命令の発行を中断した場合、前記プロセッサネットワーク処理手段に発行した前記メモリリクエストの数を前記ベクトルロード管理手段に通知し、
前記ベクトルロード管理手段は、
該当するベクトルデータの要素数を格納する格納手段の値を、前記メモリリクエストの数に更新する
ことを特徴とする請求項6に記載のベクトル処理装置。 - 前記ロードバッファ管理手段が、
後続のベクトルロード命令のロードバッファを確保した場合、分岐予測が失敗した仮想番号と異なる仮想番号を当該ベクトルロード命令に連結する
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のベクトル処理装置。 - ベクトル演算を行うベクトル装置によるベクトルロード命令実行方法であって、
プロセッサネットワーク手段が、記憶装置からベクトルデータをロードし、
ベクトルロード管理手段が、ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行い、
ロードバッファ管理手段が、ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理し、
前記ロードバッファ管理手段は、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトルロード命令実行方法。 - ベクトル演算を行うベクトル装置を構成するコンピュータ上で動作するベクトルロード命令実行プログラムであって、
プロセッサネットワーク手段に、記憶装置からベクトルデータをロードするプロセッサネットワーク処理を実行させ、
ベクトルロード管理手段に、ベクトルデータの前記ロードバッファへの格納及びベクトルレジスタへの転送を行うベクトルロード管理処理を実行させ、
ロードバッファ管理手段に、ベクトルロード命令にロードバッファを確保するとともに、前記ロードバッファに複数個持っている仮想番号の最若番の番号を選択し、前記ロードバッファを一意に識別するロードバッファ番号と前記仮想番号とを連結して管理するロードバッファ管理処理を実行させ、
前記ロードバッファ管理処理で、
分岐予測結果を待たずに実行したベクトルロード命令のロードデータが主記憶装置から返却される前に分岐予測が失敗した場合、前記仮想番号を連結したロードバッファ番号に係る前記ロードバッファを解放する
ことを特徴とするベクトルロード命令実行プログラム。
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WO2008155834A1 (ja) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Fujitsu Limited | 処理装置 |
JP2012083937A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Nec Corp | プロセッサ及びベクトルロード命令の実行方法 |
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2012
- 2012-03-02 JP JP2012047028A patent/JP5648645B2/ja active Active
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