JP2013182352A - 参加せり情報処理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】希望した車両が購入できた以降の関係者の手間を軽減することを可能とした、出品物(中古車)のせり取引を行なうシステムに備えられる参加せり情報処理装置を提供することである。
【解決手段】提案する参加せり情報処理装置は、車両のせり取引を行なうせり応札端末の利用者の会員番号毎に、商談を希望する複数の購入希望車両のせりの情報を記憶した記憶部と、複数の購入希望車両のせりのうちの1つで落札したかどうかを判定する落札判定手段と、該落札判定手段により、せりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりの流札時の商談希望をキャンセルする商談キャンセル手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、出品物(中古車)を出品する複数の出品者と複数の応札者とがネットワークを通してせり取引(オークション:auction)を行い、応札者が所望とする商品を応札するせりシステムに備えられる参加せり情報処理技術に関する。
中古車を出品物とするオークション取引がある。
このオークション取引は、主として業者が応札を行い、1台についてのオークションが平均1分程度で完結するものである。
全国では100程度のオークション取引を行なう会場があり、平日(月〜金)の5日間で毎日ほぼ均等に分散して実施されることから、平日の1日に約20会場で中古車オークションが行なわれていることになる。
このせりシステムは、出品者が出品する出品物(中古車)の情報(年式、車名、走行距離、画像(映像)など)を設定する1台以上の業務端末と、業務端末から設定された出品物(中古車)の情報を受信する業務サーバ・映像サーバと、業務サーバ・映像サーバからオークションの出品物の情報を取得し、当日のスケジュールに沿って、配下の複数のせり応札端末にブロードキャスト(同報)するせり制御装置と、を有する。
1台につき1分程度という短いオークション(せり)の実施時間においては、せり制御装置が出品物(中古車)の価格を決めて、現在価格情報として出品物情報と対応付けて配下の複数のせり応札端末にブロードキャストする。
そして、それら複数のせり応札端末のうちで、現在価格に応札したせり応札端末からの応札情報をカウントし、所定数以上の端末から応札情報を受信したかどうかを判断する。
例えば、1台以上のせり応札端末から応札情報を受信した場合、出品物の価格を一定額(例えば5000円)加算して、その一定額が加算された価格を現在価格情報として出品物情報と対応付けて配下の複数のせり応札端末にブロードキャストする。これを約1分間のせり時間がオーバーするまで繰り返すか、または、上げた価格で応札する応札端末がなくなるまで繰り返す。そして、1つのせりが終了する。
最終的な応札価格が出品者の希望落札価格を上回った場合、そのせりは出品物(中古車)の落札という形で終了するが、最終的な応札価格が出品者の希望落札価格を下回った場合、そのせりは出品物(中古車)の流札という形で終了する。
通常は、せりに参加するに先立って、購入したい出品物(同一車種の中古車)が出品されるせりを絞り込んでおき、その絞り込んだ複数台の中古車が出品されるせりに対し、流札したときに購入できるように商談希望を依頼する。例えば次の(1)〜(5)に示すような流れである。
(1)購入したい出品物(中古車)にせり応札端末から応札を行なうがそのせりが希望落札価格に達せず終了したために流札となる。
(2)せりが流札となったために、商談で購入することが可能となり、出品者が商談担当者に流札となったせりについて、商談希望がある旨を連絡する。
(3)商談担当者が購入希望者(せり応札端末の利用者、会員)に商談可能である旨を連絡する。
(4)商談担当者が出品者と購入希望者の間に入り、交渉を行なう。この交渉の過程で、双方の希望額の提示、購入OK/NGの連絡が行なわれる。
(5)商談担当者は、1つの流札となったせりにつき、商談リストを基に、その商談リストの先頭の者から順に、上記(3)、(4)を行ない、購入OKとなった時点で、その流札となった1つのせりに対する商談が終了する。
せりへの参加者(会員)は通常、同一車種(車名)の車両(中古車)を1台購入できればよい、と考えるケースが多い。
そこで、商談や落札により希望する車種の車両が購入できた場合は、会員は事前に商談希望していた複数のせりのうちの残りのものについて、商談キャンセルの手続き、連絡を行なうことが必要になる。
しかし、購入希望者が自ら商談キャンセルの手続きを行なわなければならず、手間が発生している。
また、購入希望者が上記商談希望していた複数のせりのいずれかで落札するか、落札できずに商談で車両を購入した場合に、上記複数のせりの残りに対し、連絡を忘れて、商談担当者から購入希望者に連絡をとるという手間が発生している。
上記したように、1日ではかなりの数のせりが実施されていて、そのうちの1割が流札で終了するといわれる現状では、希望した車両が購入できた以降の関係者(せり応札端末を利用する会員、商談担当者)の手間を軽減するニーズは多い。
なお、周辺技術として、特許文献1では、インターネットを通して行なうネットオークションにおける処理方法として(オークション終了後の商談においてではなく、オークション時における処理方法として)、複数の商品を同一商品グループに設定し、同一商品グループに登録された商品が落札された場合に、同一商品グループに基づく入札を終了する技術が示されている。
特開2005−228231号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、希望した車両が購入できた以降の関係者の手間を軽減することを可能とした、出品物(中古車)のせり取引を行なうシステムに備えられる参加せり情報処理装置および方法を提供することを目的とする。
提案する参加せり情報処理装置は、車両のせり取引を行なうせり応札端末の利用者の会員番号毎に、商談を希望する複数の購入希望車両のせりの情報を記憶した記憶部を備えた参加せり情報処理装置であり、複数の購入希望車両のせりのうちの1つで落札したかどうかを判定する落札判定手段と、該落札判定手段により、せりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりの流札時の商談希望をキャンセルする商談キャンセル手段と、を備えるものである。
提案する参加せり情報処理装置では、落札判定手段により、せりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりにおいて、その1つ以上の残りのせりの流札時の商談希望をキャンセルしているので、希望した車両が購入できた以降に、関係者(せり応札端末を利用する会員、商談担当者)間で人手による連絡をとる手間が省略でき、システム運営を一層効率化できる。
本発明の一実施形態に係る中古車のせり業務システムおよびせりシステムを含むせりの全体システムを示す図である。 本実施形態に係るせり応札端末の外観斜視図である。 本実施形態に係るせり応札端末のモニター部を上、正面、側面から見た図である。 業務サーバの機能ブロック図である。 出品物情報テーブルのデータ構造を示す図である。 会員毎参加希望せり情報テーブルのデータ構造を示す図である。 スケジュール・テーブルのデータ構造を示す図である。 出品物毎商談リストのデータ構造を示す図である。 検索要求パケットのデータ構造を示す図である。 検索結果パケットのデータ構造を示す図である。 フラグ設定情報パケットのデータ構造を示す図である。 次時間帯せり情報パケットのデータ構造を示す図である。 本実施形態に係る会員が指定した検索条件で業務サーバが行なう検索処理のフローチャートである。 せり制御装置の機能ブロック図である。 次時間帯せり情報テーブルのデータ構造を示す図である。 現在価格情報パケットのデータ構造を示す図である。 せり結果情報パケットのデータ構造を示す図である。 落札通知パケットのデータ構造を示す図である。 せり制御装置側のせり処理のフローチャートである。 せり応札端末の機能ブロック図である。 参加希望せり情報テーブルのデータ構造を示す図である。 表示位置情報テーブル、および、選択枠情報のデータ構造を示す図である。 せり応札情報パケットのデータ構造を示す図である。 せり応札端末側のせり応札処理のフローチャートである。 図15AのステップS25の詳細フローチャートである。 図15AのステップS26の詳細フローチャートである。 図15AのステップS27の詳細フローチャートである。 本実施形態に係るせり結果に基づき業務サーバが行なう商談キャンセル処理のフローチャートである。 図16のステップS68の商談リスト作成処理の詳細フローチャートである。 商談結果情報パケットのデータ構造を示す図である。 本実施形態に係る業務端末からの商談結果に基づき業務サーバが行なう商談キャンセル処理のフローチャートである。 参加希望せり情報テーブルのデータ構造(変形例:フラグ未設定時)を示す図である。 参加希望せり情報テーブルのデータ構造(変形例:フラグ設定時)を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る中古車のせり業務システムおよびせりシステムを含むせりの全体システムを示す図である。
図1に示すように、せりシステム15の上流側に、出品者側せり業務システム10がある。
出品者側せり業務システム10は、m台の業務端末11−1、・・・、11−mと、業務サーバ12と、映像サーバ13とを備える。
m台の業務端末11−1、・・・、11−mから出品者により出品物(中古車)の各種情報が業務サーバ12および映像サーバ13にアップロードされる。
せりシステム15は、n台のせり応札端末18−1、・・・、18−nと、せり制御装置16と、調整人端末(実際はレーン毎に設けられているが、ここでは、簡単に1台とする)17と、せり会場内にせりの状況を表示する表示装置19と、を備える。
せり業務システム10とせりシステム15の各装置は通信ネットワーク14を通して接続されている。
図2は、本実施形態に係るせり応札端末の外観斜視図である。
図2に示すように、せり応札端末は、モニター部21とコントローラ部30とを備えている。
カードリーダ23はモニター部21の表示画面29の下部に設けられ、利用者のクレジットカードなどの与信確認を、通信ネットワークを通して行なう。これにより、落札時のリアルタイム決済を実現する。
テンキーボード24は、利用者がせり応札端末にログインするにあたり、利用者ID、暗証番号、等を入力するものである。
指示手段としてのマウス25は、後述する検索条件指定時、検索要求送信時などにプルダウンメニュー(不図示)からの選択、送信ボタン(不図示)押下などに使用するものである。
また、モニター部21の両脇に設けられた応札ボタン器具22−1、22−2の先端の応札ボタンを押下することで、表示画面29の左側、右側のいずれか対応する側にせり情報が表示されているせりに対し応札ボタンが押下されたときの現在価格で応札することができる。
図3(a)は、本実施形態に係るせり応札端末のモニター部を上から見た図であり、図3(b)は、モニター部を正面から見た図であり、図3(c)は、モニター部を側面から見た図である。
図3(b)に示すように、せり応札端末のモニター部21の表示画面29には、左右に2つのせり情報(連続した2レーン分のせり情報)を表示する表示枠27、28が設けられている。
なお、複数の中古車のせりが同一時間帯に実施される場合に、それら中古車のせりは複数のレーンで行なわれる、といわれる。
モニター部21の両脇に設置された応札ボタン器具22−1、22−2のそれぞれ先端に設けられた応札ボタン26−1、26−2のいずれかを押下して、表示されている、2レーン分のせり情報のいずれかに応札可能としている。
例えば、8レーンのせりを同時に実施するせり会場の場合、図3(a)に示すテンキーボード24のいずれかのキーに対応付けられたレーン切替ボタンを押下し続けることにより同一時間帯における8レーンのうち固定の2レーンの4組(AレーンとBレーン、CレーンとDレーン、EレーンとFレーン、GレーンとHレーン)を順次切り替えてディスプレイに表示することが可能である。これにより、同一時間帯に実施される複数のレーン(せり)への応札を可能としている。
せり情報表示枠27を例にとり、表示される情報を説明すると、図3(b)に示すように、上部には、レーン情報27−1、出品番号27−2、現在価格情報27−3が表示され、中央部には、出品物に関する情報(車名、走行距離、など)のPDFイメージ27−4が表示され、下部には、出品物の画像情報(出品する中古車を斜め前方や斜め後方から写した静止画像など)27−5が表示される。
図4は、業務サーバの機能ブロック図である。
図4に示すように、業務サーバ12は、通信インターフェイス部32、検索処理部34、検索結果送信部35、次時間帯せり情報送信部36、フラグ設定情報受信部37、せり結果情報受信部38、商談結果情報受信部39、メモリ40、落札者用処理部45、非落札者用処理部46、商談リスト作成部47、を備える。
記憶部であるメモリ40には、出品物情報テーブル41、会員毎参加希望せり情報テーブル42、スケジュール・テーブル43、出品物毎商談リスト44、が記憶される。
出品物情報テーブル41は、図5Aに示すように、出品番号41−1、スタート価格41−2、希望落札価格41−3、走行距離41−4、車名41−5、年式41−6、評価点41−7、色41−8の各項目を有する。
図1の出品者側に設けられた業務端末11−1、・・・、11−mのそれぞれから出品物(中古車)に関する情報がこの出品物情報テーブル41中に登録される。
会員は図1のせり応札端末18−1、・・・、18−nのいずれかからログインして、中古車のせりに参加するが、この際、参加するせりを絞り込むために、会員の検索条件に合う出品物を、業務サーバ12が、この出品物情報テーブル41から検索する。
具体的には、せり応札端末の検索条件指定画面(不図示)からマウス25等により必要な指定を行い、その指定結果を、図6Aに示すような検索要求パケット48として業務サーバ12に送信する。
図6Aに示すように、検索要求パケット48は、(検索要求であることを示す)パケットの識別情報48−1、会員番号48−2、スタート価格(例えば○○万円以下などとプルダウンメニューから選択)48−3、(出品者側で出品物登録時に指定済みの)希望落札価格48−4、走行距離(例えば○万Km以下などとプルダウンメニューから指定)48−5、車名(「車種」という場合もある。「プリウス」、「クラウン」、「アルト」などをプルダウンメニューから指定)48−6、年式(例えば平成○年以降などと指定)48−7、評価点(ここでは、5段階評価)48−8、色(車体の色)48−9、の各項目を備える。
検索要求パケット48中の各項目は当然のこととして、検索条件を示すものである。
せり応札端末から検索要求パケット48を業務サーバ12が通信インターフェイス部32を通して受信すると、検索要求パケット48に指定された検索時の条件をキーとして、検索処理部34が出品物情報テーブル41を検索し、検索結果送信部35が検索結果を、図6Bに示すような検索結果パケット49として検索要求の送信元のせり応札端末に送信する。
図6Bに示すように、検索結果パケット49は、(検索結果であることを示す)パケットの識別情報49−1、出品物毎の出品物情報49−10−1、49−10−2、・・・のそれぞれが有する、出品番号49−2、スタート価格49−3、希望落札価格49−4、走行距離49−5、車名49−6、年式49−7、評価点49−8、色49−9、の各項目を備える。
なお、上記検索結果は、会員が当日参加したいせりを示している会員毎の情報であるので、他のデータとともに、会員毎参加希望せり情報テーブル42に記憶される。換言すると、会員毎参加希望せり情報テーブル42には、利用者の会員番号毎に、その会員番号の利用者が参加するせり情報が記憶されている。
図5Bに示すように、会員毎参加希望せり情報テーブル42は、出品番号42−1、年式42−2、車名42−3、走行距離42−4、商談フラグ42−5、グループフラグ42−6、の各項目を備え、会員番号45に紐付けられている。
なお、ここでは、例えば、年式「平成10年以降」、車名「クラウン」、走行距離「50000Km以下」という条件で検索して得た結果を示している。正確には、図5Aと同様の項目を備えるべきであるが、簡単のため省略した。
商談フラグとは、せりが流札になったときに出品物(中古車)を購入するための商談に参加希望するかどうかを決めるフラグである。また、グループフラグは、複数のせりを1つのグループとして設定するためのもので、そのグループ内のいずれか1つのせりで出品物が落札(購入)できた場合、残りのせりについて、商談をキャンセルする処理を実施可能とするために設けたものである。
商談フラグ、グループフラグは、後述する商談キャンセル処理を実行するために、業務サーバ12側で設定する必要がある。
その設定方法(初期状態ではオフを示す「0(ゼロ)」に設定されている)としては、せり応札端末のモニター部21を確認しつつ、マウス25等で商談フラグ、グループフラグをオン(「1」)に変更し、その旨を、図6Cに示すように、フラグ設定情報パケット51として業務サーバ12に送信する。
図6Cは、フラグ設定情報パケットのデータ構造を示す図である。
図6Cに示すように、フラグ設定情報パケット51は、(フラグ設定情報であることを示す)パケットの識別情報51−1、会員番号51−2、商談フラグ、グループ・フラグを共にオン(「1」)にした出品の数pだけ続く、出品番号51−3−1、・・・、出品番号51−3−p、の各項目を備える。
図4の業務サーバ12側では、このフラグ設定情報パケット51は、通信インターフェイス部32を通して、フラグ設定情報受信部37に受信され、会員番号51−2の値を持つ、会員毎参加希望せり情報テーブル42の該当部分に書き込まれる。
流札になったせりに対して出品物を購入するために商談に参加を希望する場合、商談リストに登録することになる。商談リストは出品物毎に存在するので正確には出品物毎商談リストというべきである。
図5Dに示すように、出品物毎商談リスト44は、商談に参加する際の優先順位を示す順位44−1、会員番号44−2、の2項目を備え、出品番号44−3に紐付けられている。なお、「順位」は商談を行なう順番を示している。出品物毎商談リスト44の先頭から常に商談を実施するものとすれば必要ない。
図4のせり結果情報受信部38は、通信インターフェイス部32を通して、図10Bで後述するせり結果情報パケット68をせり制御装置16から受信し、後述する商談キャンセル処理を実行すべく、落札者用処理部45、非落札者用処理部46を起動する。
また、せり結果情報パケット68を基に、後述するように、商談リスト作成部47により、図5Dの出品物毎商談リスト44が作成される。即ち、出品物毎商談リスト44は、当該出品物のせりが終了した後に作成される。
利用者(会員)の便宜を図る上でも、当日のせりのスケジュールは必要である。スケジュール情報は、図5Cに示すようなスケジュール・テーブル43として業務サーバ12において管理し、例えば、当日のせり開始前に、せり制御装置16やせり応札端末に送信して共用するようにしておく。
せりが実施される時間帯は例えば30秒程度であるが、1つのせりの開始時刻と次のせりの開始時刻の間隔を例えば1分とし、その1分間について、せりが実施される時間帯として管理する。
これは、具体的には、○時○分から1分間、という時間帯であるが、簡単のため、時間帯を「1」、「2」、「3」、・・・と連続する番号で識別することにする。この取り決めだと、当然、せりとせりの間には30秒の休みが挟まることになる。
正確には、「時間帯識別番号」というべきだが、簡単のため、以下では、単に「時間帯」と呼ぶことにする。そして、複数の中古車のせりが同一時間帯に実施される場合に、それら中古車のせりは複数のレーンで行なわれる、といわれる。
図5Cは、スケジュール・テーブルのデータ構造を示す図である。
図5Cに示すように、スケジュール・テーブル43は、レーン毎にそれぞれの時間帯でどの出品番号の出品物が出品されるかを示すものである。
同一時間帯におけるせりのレーン数としては、1つの会場につき、図5Cでは、一会場8レーンの場合が示されているが、一般には、1つの会場でレーン数は8以外であってよいし、会場毎にレーン数は異なっていてよい。近年では1つの会場当たりのレーン数は増える傾向にある。
また、出品番号を全国で一元管理し、出品番号のみでせりを特定する方法、レーン情報を全国で一元管理し、レーン情報と出品番号の組み合わせでせりを特定する方法、会場のID、レーン情報、出品番号の組み合わせでせりを特定する方法、などがせりの情報を特定する方法として考えられ、そのいずれもが採用可能である。
図4の業務サーバ12の説明に戻る。
本実施形態では、せり制御装置16は、通信トラフィック等の関係から、当日実施される各レーンの各時間帯の各せりの情報を一括して業務サーバ12から取得するのではなく、現在のせりを実施している間に、次の時間帯で各レーンで実施されるせりの情報をその都度、業務サーバ12から取得する。
業務サーバ12側での処理としては、スケジュール・テーブル43を参照し、所定のタイミングで、次時間帯せり情報送信部36が、図6Dに示すような次時間帯せり情報パケット52をせり制御装置16に送信することになる。
図6Dは、次時間帯せり情報パケットのデータ構造を示す図である。
図6Dに示すように、次時間帯せり情報パケット52は、(次時間帯せり情報であることを示す)パケットの識別情報52−1、時間帯の情報52−2、レーン数nlだけ続く、レーン情報、次の時間帯のせりの出品番号、スタート価格(レーン情報52−3−1、次の時間帯のせりの出品番号52−4−1、スタート価格52−5−1、・・・、レーン情報52−3−nl、次の時間帯のせりの出品番号52−4−nl、スタート価格52−5−nl)、の各項目を備える。
図7は、本実施形態に係る会員が指定した検索条件で業務サーバが行なう検索処理のフローチャートである。
図7のステップS11で、検索処理部34は、検索要求(検索要求パケット48)を受信したかどうかを判定する。
ステップS11で検索要求パケット48を受信しないと判定される(ステップS11の判定結果がNoである)間は、ステップS11を繰り返す。
ステップS11で検索要求パケット48を受信したと判定された場合(ステップS11の判定結果がYesの場合)、ステップS12で、検索処理部34により、受信した検索要求パケット48に含まれる条件(パケットの識別情報48−1、会員番号48−2の2項目、を除く残りの項目に設定された有効な値の組み合わせ)をキーとして、出品物情報テーブル41が検索され、ヒットしたレコードが検索結果として抽出される。
そして、ステップS13で、検索処理部34により、抽出された検索結果が、検索要求パケット48に含まれる会員番号に紐付けられる形で、図5Bに示すような会員毎参加希望せり情報テーブル42としてメモリ38内に記憶される。なお、このテーブル42は、出品を識別可能な情報が会員番号と対応付けられている限り、項目数は加減可能である。
続く、ステップS14では、検索結果送信部35により、抽出された検索結果(該当する出品物の情報)を含む(図6Bの)検索結果パケット49が生成され、検索要求の送信元のせり応札端末に送信される。そして、ステップS14の検索要求の受信待ち状態に戻る。
図8は、せり制御装置の機能ブロック図である。
図8に示すように、せり制御装置16は、通信インターフェイス部55、次時間帯判定部56、次時間帯せり情報取得部57、せりスタート判定部58、現在価格情報送信部59、せり応札情報受信部61、せり結果情報送信部62、メモリ63、を備える。
メモリ63内には、次時間帯せり情報テーブル64が記憶される。この次時間帯せり情報テーブル64は、図8には示されていないが、図6Dの次時間帯せり情報パケット52をせり制御装置16で受信したとき、その内容をメモリ63内に記憶したものである。文字通り、「次の」時間帯のせり情報が分かればよいので、受信の都度、直近のもので上書きしている。記憶内容は、パケットの識別情報52−1を除く全項目である。
図9に示すように、次時間帯せり情報テーブル64は、レーン情報64−1、出品番号64−2、スタート価格64−3、の各項目を備え、時間帯64−4に紐付けられている。
上記したように、せり時間を30秒程度とし、現在のせりと、次のせりの開始時刻の間隔を1分とすると、せりとせりの間には30秒ほどの休みがあることになる。主として、この休みの時間中に、次時間帯判定部56は、事前に業務サーバ12から取得したスケジュール・テーブル(不図示)を参照して、例えば現在時刻との比較などから、次の時間帯にせりがあるかどうかを判定する。
次時間帯判定部56が、次の時間帯にせりがあると判定した場合、次時間帯せり情報取得部57が起動される。
次時間帯せり情報取得部57は、図9の次時間帯せり情報テーブル64を参照して、レーン毎に、次時間帯で実行されるせり処理のための準備処理を行なうべく、出品番号64−2、スタート価格64−3を取得する。
せりスタート判定部58は、次時間帯のスタートを判定する。せりスタート判定部58が次時間帯のせりがスタートしたと判定した場合、当然のことではあるが、「次時間帯」は「現時間帯」となる。
せりスタート判定部58が次時間帯のせりがスタートしたと判定すると、当然のことではあるが、「次時間帯」は「現時間帯」となり、現在価格情報送信部59、せり応札情報受信部61、および、せり結果情報送信部62との連携により、「現時間帯」のせり処理が実行される。
すなわち、現在価格情報送信部59により、現在のレーンにおける出品物(中古車)の現在価格が、図10Aの現在価格情報パケット67として、通信インターフェイス部55を通して配下の各せり応札端末にブロードキャストされる。
図10Aは、現在価格情報パケットのデータ構造を示す図である。
図10Aに示すように、現在価格情報パケット67は、(現在価格情報であることを示す)パケットの識別情報67−1、レーン情報67−2、出品番号67−3、現在価格67−4、の各項目を備える。
また、図8において、せり応札情報受信部61は、せり応札端末から集められるせり応札情報パケット(図14で後述)を受信したことに伴う処理を実行する。
具体的には、現在価格に応札したせり応札端末からのせり応札情報をカウントし、所定数以上の端末から応札情報を受信したかどうかを判断する。
例えば、1台以上のせり応札端末から応札情報を受信した場合、出品物の価格を一定額(例えば5000円)加算して、その一定額が加算された価格を現在価格情報として出品物情報と対応付けて配下の複数のせり応札端末にブロードキャストする。これを約1分間のオークション時間がオーバーするまで繰り返すか、または、上げた価格で応札する応札端末がなくなるまで繰り返す。
このようにして、1つのオークションが終了すると、図8のせり結果情報送信部62は、落札されたか、流札されたかを含む図10Bに示すようなせり結果情報パケット68を業務サーバ12に送信する。
図10Bは、せり結果情報パケットのデータ構造を示す図である。
図10Bに示すように、せり結果情報パケット68は、(せり結果情報であることを示す)パケットの識別情報68−1、レーン情報68−2、出品番号68−3、その出品物に対する応札の数(延べ数(tとする):同一せり応札端末からのダブリもカウント)だけ続く、会員番号、応札価格の組(会員番号68−4−1、応札価格68−5−1、・・・、会員番号68−4−t、応札価格68−5−t)、せり結果情報(「落札」または「流札」)68−6、の各項目を備える。
また、本実施形態では、せり制御装置16は、せり結果情報パケット68を業務サーバ12に送信したときに、配下の各せり応札端末に、図10Cに示すような落札通知パケット69をブロードキャストする。
図10Cは、落札通知パケットのデータ構造を示す図である。
図10Cに示すように、落札通知パケット69は、(落札通知であることを示す)パケットの識別情報69−1、出品番号69−2、(落札者の)会員番号69−3、の各項目を備える。なお、会員番号69−3に有効な値(5桁の数字などフォーマットに整合するもの)が設定されている場合は、そのせりは落札されたものとして扱われ、無効な値(フォーマットに整合しない値)が設定されていた場合は、そのせりは流札したものとして扱われる。
図11は、せり制御装置側のせり処理のフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、1つのレーンに注目して、そのレーン内でのせり処理を示すものである。全体としては、レーン数分の処理が並列に実行される。
図11のステップS21で、次時間帯判定部56により、スケジュール・テーブル(図8では不図示)が参照されて、次の時間帯のせりがあるかどうかが判定される。
ステップS21で次の時間帯のせりがないと判定された場合(ステップS21の判定結果がNoの場合)、一連の処理を終了する。
ステップS21で次の時間帯のせりがあると判定された場合(ステップS21の判定結果がYesの場合)、ステップS22で、業務サーバ12から受信した対象レーン内の次の時間帯のせりの情報を、メモリ63内の次時間帯せり情報テーブル64から取得する。
そして、続く、ステップS23で、せりスタート判定部58により、次の時間帯のせりがスタートしたかどうかが判定される。
ステップS23で次の時間帯のせりがスタートしていないと判定される限り(ステップS23の判定結果がNoである間は)、ステップS23の判定処理が繰り返される。
ステップS23で次の時間帯のせりがスタートしたと判定された場合(ステップS23の判定結果がYesである場合)、続くステップS24で、現在価格情報送信部59により、図10Aに示した出品番号と現在価格とを有する現在価格情報パケット67が配下の各せり応札端末にブロードキャストされる。
そして、続く、ステップS25で、せり応札情報受信部61により、応札したせり応札端末のそれぞれから受信したせり応札情報パケット68の数がカウントされる。
そして、ステップS26で、せり応札情報受信部61により、そのカウントした端末数が0(ゼロ)に等しいかどうかが判定される。
ステップS26で端末数が0(ゼロ)に等しくないと判定された場合(ステップS26の判定結果がNoの場合)、1台以上のせり応札端末から応札があったことになる。この場合、続く、ステップS28で、タイムアウトかどうかが判定される。
ステップS28でタイムアウトではないと判定された場合(ステップS28の判定結果がNoの場合)、ステップS29で、現在価格を所定額(例えば5000円)アップして、ステップS24に戻り、現在価格情報送信部59により、そのアップした価格を現在価格とした現在価格情報パケット67が配下の各せり応札端末にブロードキャストされる。
ステップS28でタイムアウトと判定された場合(ステップS28の判定結果がYesの場合)、ステップS31で、現在価格が希望落札価格以上であるかどうかが判定される。
ステップS31で現在価格が希望落札価格以上であると判定された場合(ステップS31の判定結果がYesの場合)、ステップS33に進む。
ステップS31で現在価格が希望落札価格より小さいと判定された場合(ステップS31の判定結果がNoの場合)、ステップS32に進む。
一方、ステップS26で端末数が0(ゼロ)に等しいと判定された場合(ステップS26の判定結果がYesの場合)、ステップS27でタイムアウトかどうかが判定される。
ステップS27でタイムアウトではないと判定された場合(ステップS27の判定結果がNoの場合)、ステップS25に戻り、せり応札端末からの応札をカウントする。
ステップS27でタイムアウトと判定された場合(ステップS27の判定結果がYesの場合)、ステップS30で、現在価格の1つ前の価格(ここでは、5000円減算した価格)が希望落札価格以上であるかどうかが判定される。なお、現在価格がスタート価格の場合は、「現在価格の1つ前の価格」を「スタート価格」と読み替える。
ステップS30で現在価格の1つ前の価格が希望落札価格以上であると判定された場合(ステップS30の判定結果がYesの場合)、ステップS33に進む。
ステップS30で現在価格の1つ前の価格が希望落札価格より小さいと判定された場合(ステップS30の判定結果がNoの場合)、ステップS32に進む。
ステップS30あるいはステップS31のYes判定から制御を渡されたステップS33では、せり結果情報送信部62により、図10Bのせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6に「落札」に相当する値がセットされ、業務サーバ12に送信される。そして、ステップS21に戻る。
ステップS30あるいはステップS31のNo判定から制御を渡されたステップS32では、せり結果情報送信部62により、図10Bのせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6に「流札」に相当する値がセットされ、業務サーバ12に送信される。そして、ステップS21に戻る。
図12は、せり応札端末の機能ブロック図である。
図12に示すように、せり応札端末70は、通信インターフェイス部71、次時間帯判定部72、次時間帯情報設定部74、せりスタート判定部75、応札処理部78、応札情報送信部79、現在価格情報受信部81、メモリ82、を備える。
メモリ82には、スケジュール・テーブル84(これは、図5Cのスケジュール・テーブル43と同じものである)、参加希望せり情報テーブル86(検索要求を行なった結果として受信したものである)、選択枠情報91、表示位置情報テーブル89、が記憶される。
図13Bは、表示位置情報テーブル、および、選択枠情報のデータ構造を示す図である。
ここにいう、表示位置情報テーブルでは、スケジュール・テーブル84を基に、次の時間帯(せりスタート後は「現時間帯」)で、それぞれが固定の表示位置を持っている各レーンにどのせりの情報(出品番号)を表示させるかを示すものである。
図13Bに示すように、表示位置情報テーブル89は、レーン情報89−1、出品番号91−2、現在価格89−3の3項目を備える。
現在価格89−3には当初、スタート価格が設定される。
なお、どの枠番号(選択枠)の左側はどのレーンを表示させ、右側はどのレーンを表示させるか、という固定した表示位置関係はメモリ82内に別途保持されている。
図13Aに示すように、参加希望せり情報テーブル86は、出品番号86−1、年式86−2、車名86−3、走行距離86−4、商談フラグ86−5、グループフラグ86−6、の各項目を備える。
上記したように、せり時間を30秒程度とし、現在のせりの開始時刻と、次のせりの開始時刻の間隔を1分とすると、せりとせりの間には30秒ほどの休みがあることになる。主として、この休みの時間中に、次時間帯判定部72は、事前にせり制御装置16から取得したスケジュール・テーブル84を参照して、例えば現在時刻との比較などから、次の時間帯にせりがあるかどうかを判定する。
次時間帯判定部72が、次の時間帯にせりがあると判定した場合、次時間帯情報設定部74が起動される。
次時間帯情報設定部74は、スケジュール・テーブル84の記憶内容から次の時間帯に各レーンで実施されるせりについての情報(出品番号、スタート価格)を図13Bの表示位置情報テーブル89に設定する。また、選択枠情報91に初期値(例えば「1」)を設定する。
せりスタート判定部75は、次時間帯のスタートを判定する。せりスタート判定部75が次時間帯がスタートしたと判定した場合、当然のことではあるが、「次時間帯」は「現時間帯」となる。
せりスタート判定部75が次時間帯のせりがスタートしたと判定すると、「次時間帯」は「現時間帯」となり、応札処理部78、応札情報送信部79、および、現在価格情報受信部81との連携により、「現時間帯」のせり応札処理が実行される。
すなわち、画面表示更新処理部78−1とせり情報の選択枠切替部78−2、モニター部21の左側側面に設置される左側応札ボタン器具78−3、右側側面に設置される右側応札ボタン器具78−4を備える応札処理部78において、画面表示更新処理部78−1が、せり制御装置16から次々と送信されてくる現在価格情報パケット67の内容で、画面上のせり情報表示枠の表示内容を順次更新する。
また、選択枠切替部78−2は、右向き矢印ボタンや左向き矢印ボタンであり、それら矢印ボタンを利用者(会員)がせり応札端末で押下することで、8レーン(A、B、C、D、E、F、G、H)中から固定で決まられた2レーンの4組((A、B)(C、D)(E、F)(G、H))のどれを表示するかを切り替えるものである。
図13B(b)に示す選択枠情報91は、モニター部21の表示画面29上に表示すべき、選択枠情報(枠番号)を表示していて、これは、例えば次のような固定の対応関係が設定されている。

枠番号「1」・・・Aレーンを画面左側に表示し、Bレーンを画面右側に表示。
枠番号「2」・・・Cレーンを画面左側に表示し、Dレーンを画面右側に表示。
枠番号「3」・・・Eレーンを画面左側に表示し、Fレーンを画面右側に表示。
枠番号「4」・・・Gレーンを画面左側に表示し、Hレーンを画面右側に表示。

例えば、右向き矢印ボタン押下の場合、枠番号を1つだけインクリメントする(ただし、枠番号「4」をインクリメントすると、枠番号「1」になるものとする)。
また、左向き矢印ボタン押下の場合、枠番号を1つだけデクリメントする(ただし、枠番号「1」をデクリメントすると、枠番号「4」になるものとする)。
また、現在選択されている枠で、上記した枠番号とレーンとの固定の関係を基に、現時間帯における各レーンのせりの情報が表示画面の左側、右側にそれぞれ表示される。
そして、左側応札ボタン器具78−3の応札ボタンが押下されたか、右側応札ボタン器具78−4の応札ボタンが押下されたかに応じて、どのレーンのせりに応札したかが決まる。
応札したレーン(せり)に対しては、そのときの現在価格が設定された、図14に示すようなせり応札情報パケット101が応札情報送信部79により作成され、せり制御装置16に送信される。
図14は、せり応札情報パケットのデータ構造を示す図である。
図14に示すように、せり応札情報パケット101は、(せり応札情報であることを示す)パケットの識別情報101−1、(応札した)レーン情報101−2、出品番号101−3、会員番号101−4、応札価格(応札したときの現在価格)101−5、の各項目を備える。
また、図12において、現在価格情報受信部81は、せり制御装置16からの図10Aの現在価格情報パケット67をせりスタートとともに受信して、その現在価格情報パケット67に含まれる出品番号をキーとして、表示位置情報テーブル89を検索し、ヒットした行の現在価格89−3の値を、その現在価格情報パケット67に含まれる現在価格67−4に設定された値で上書きする。
図15Aは、本実施形態に係るせり応札端末側のせり応札処理のフローチャートである。
図15AのステップS41で、参加レーンの設定が行なわれる。ここでは、上述したように、検索要求パケットが業務サーバ12に送信され、検索結果パケットを受け取り、参加希望せり情報テーブル86に格納される。その後、必要に応じて、上記したように、商談フラグ、グループフラグの設定が行なわれる。
なお、レーンと出品番号を直接プルダウンメニューなどから指定してもよい。この場合、業務サーバ12に対して、検索要求パケットの代わりに、指定された複数のレーン番号、出品番号の組に対し、せりの情報を取得するためのせり情報取得パケットを送信することになる。
続く、ステップS42では、次時間帯判定部72によりスケジュール・テーブル84が参照されて、次の時間帯のせりがあるかどうかが判定される。
ステップS42で次の時間帯のせりがないと判定された場合(ステップS42の判定結果がNoの場合)、一連の処理を終了する。
ステップS42で次の時間帯のせりがあると判定された場合(ステップS42の判定結果がYesの場合)、ステップS43で、次時間帯情報設定部74により、スケジュール・テーブル84の記憶内容から次の時間帯に各レーンで実施されるせりについての情報(出品番号、現在価格)が図13Bの表示位置情報テーブル89に設定される。また、選択枠情報91に初期値(例えば「1」)が設定される。
続く、ステップS44では、せりスタート判定部75により、次の時間帯のせりがスタートしたかどうかが判定される。
ステップS44で次の時間帯のせりがスタートしていないと判定される限り(ステップS44の判定結果がNoである間は)、ステップS44の判定処理が繰り返される。
ステップS44で次の時間帯のせりがスタートしたと判定された場合(ステップS44の判定結果がYesである場合)、続くステップS45で、画面表示更新処理部78−1により、選択枠情報91が参照されて、画面表示で、選択枠情報91に設定されている値に応じて、表示画面の左側に表示すべきレーン(せり)の情報と、右側に表示すべきレーン(せり)の情報とが更新される。
続く、ステップS46では、選択枠切替部78−2により表示画面29に表示すべき枠番号の値の切替が利用者(会員)の矢印ボタン押下の有無検出という形で行なわれる。
続く、ステップS47では、そのとき、表示画面29の左側・右側に表示されているせりの情報において、左側応札ボタン器具78−3の応札ボタンが押下されたか、右側応札ボタン器具78−4の応札ボタンが押下されたかに応じて、所望とするせりに応札する応札処理(具体的には、応札ボタン押下検出処理)が行なわれる。
そして、ステップ48では、タイマー(不図示)により、現時間帯のせりがタイムアウトになったかどうかが判定される。
ステップS48で現時間帯のせりがタイムアウトになっていないと判定された場合(ステップS48の判定結果がNoの場合)、ステップS45に戻る。
ステップS48で現時間帯のせりがタイムアウトになったと判定された場合(ステップS48の判定結果がYesの場合)、ステップS42に戻る。
図15Bは、図15AのステップS45の詳細フローチャートである。画面表示更新処理部78−1によるこのような画面表示の更新処理を行なうことで、選択枠情報91に設定された枠番号に相当する各レーン(各せり)の情報が表示画面29の左側、右側にそれぞれ直近の価格情報で更新されて表示されることになる。
図15AのステップS44のYes判定、あるいは、ステップS48のNo判定から図15BのステップS45−1に制御が渡される。
ステップS45−1では、図13Bの選択枠情報91の値が参照され、その値に応じて分岐先が決まる。
すなわち、選択枠情報91の値が「1」の場合、ステップS45−2で、Aレーン、Bレーンをそれぞれ表示画面29の左側、右側とし、図13Bの表示位置情報テーブル89の現在価格89−3に設定される表示対象となっている出品物の直近の価格情報で更新し、ステップS46に進む。
また、選択枠情報91の値が「2」の場合、ステップS45−2で、Cレーン、Dレーンをそれぞれ表示画面29の左側、右側とし、図13Bの表示位置情報テーブル89の現在価格89−3に設定される表示対象となっている出品物の直近の価格情報で更新し、ステップS46に進む。
また、選択枠情報91の値が「3」の場合、ステップS45−3で、Eレーン、Fレーンをそれぞれ表示画面29の左側、右側とし、図13Bの表示位置情報テーブル89の現在価格89−3に設定される表示対象となっている出品物の直近の価格情報で更新し、ステップS46に進む。
また、選択枠情報91の値が「4」の場合、ステップS45−4で、Gレーン、Hレーンをそれぞれ表示画面29の左側、右側とし、図13Bの表示位置情報テーブル89の現在価格89−3に設定される表示対象となっている出品物の直近の価格情報で更新し、ステップS46に進む。
図15Cは、図15AのステップS46の詳細フローチャートである。
図15AのステップS45から制御を渡された図15CのステップS46−1では、選択枠切替部78−2の構成要素としての右向き矢印ボタンが押下されたかどうかが判定される。
ステップS46−1で右向き矢印ボタンが押下されたと判定された場合(ステップS46−1の判定結果がYesの場合)、ステップS46−2で、選択枠情報91に記憶される値を1つだけインクリメントする(「1」ならば「2」、「2」ならば「3」、「3」ならば「4」、「4」ならば「1」)。そして、ステップS46−3に進む。
ステップS46−1で右向き矢印ボタンが押下されていないと判定された場合(ステップS46−1の判定結果がNoの場合)、直ちに、ステップS46−3に進む。
ステップS46−3では、選択枠切替部78−2の構成要素としての左向き矢印ボタンが押下されたかどうかが判定される。
ステップS46−3で左向き矢印ボタンが押下されたと判定された場合(ステップS46−3の判定結果がYesの場合)、ステップS46−4で、選択枠情報91に記憶される値を1つだけデクリメントする(「1」ならば「4」、「2」ならば「1」、「3」ならば「2」、「4」ならば「3」)。そして、図15AのステップS47に進む。
ステップS46−3で左向き矢印ボタンが押下されていないと判定された場合(ステップS46−3の判定結果がNoの場合)、直ちに、図15AのステップS47に進む。
図15Dは、図15AのステップS47の詳細フローチャートである。
図15AのステップS46から制御を渡された図15DのステップS47−1では、モニター部21の左側側面に設置された左側応札ボタン器具78−3の先端の応札ボタンが押下されたかどうかが判定される。
ステップS47−1で左側応札ボタン器具78−3の応札ボタンが押下されたと判定された場合(ステップS47−1の判定結果がYesの場合)、ステップS47−2で、対応するせりに対する応札情報(せり応札情報パケット101)をせり制御装置16に送信する(例えば、選択枠情報91に値「1」が設定されていれば、Aレーンで実施されているせりの情報である)。そして、ステップS47−3に進む。
ステップS47−1で左側応札ボタン器具78−3の応札ボタンが押下されていないと判定された場合(ステップS47−1の判定結果がNoの場合)、直ちに、ステップS47−3に進む。
ステップS47−3では、モニター部21の右側側面に設置された右側応札ボタン器具78−4の先端の応札ボタンが押下されたかどうかが判定される。
ステップS47−3で右側応札ボタン器具78−4の応札ボタンが押下されたと判定された場合(ステップS47−3の判定結果がYesの場合)、ステップS47−4で、対応するせりに対する応札情報(せり応札情報パケット101)をせり制御装置16に送信する(例えば、選択枠情報91に値「1」が設定されていれば、Bレーンで実施されているせりの情報である)。そして、図15AのステップS48に進む。
ステップS47−3で右側応札ボタン器具78−4の応札ボタンが押下されていないと判定された場合(ステップS47−3の判定結果がNoの場合)、直ちに、図15AのステップS48に進む。
上述したように、本実施形態では、希望した車両が購入できた以降の関係者(せり応札端末を利用する会員、商談担当者)の手間を軽減することを課題としている。
システム上で商談フラグを設定するタイミングとしては、代表的には、各せりの開始時刻前に、当日参加するせりについて商談フラグをせり応札端末上からオン(「1」)に設定することが考えられる。以下に、図16を参照しつつ説明する。
図16は、本実施形態に係るせり結果に基づき業務サーバが行なう商談キャンセル処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、図4のせり結果情報受信部38、落札者用処理部45、非落札者用処理部46、および、商談リスト作成部47がメモリ40内の必要な情報にアクセスして実行する。
図16のステップS61で、せり結果情報受信部38により、せり制御装置16から図10Bのせり結果情報パケット68を受信したかどうかが判定される。
ステップS61でせり結果情報パケット68を受信していないと判定される間(ステップS61の判定結果がNoである間)は、ステップS61の判定処理が繰り返される。
ステップS61でせり結果情報パケット68を受信したと判定された場合(ステップS61の判定結果がYesである場合)、ステップS62で、せり結果情報受信部38がせりに参加した会員のリストを作成する。例えば、図10Bのせり結果情報パケット68において、会員番号68−4−1、・・・、68−4−tを先頭からダブリを排除して会員リストを作成すればよい。
続く、ステップS63では、せり結果情報受信部38により、生成した会員リストにおいて、次の位置はあるかどうかが判定される。なお、初回にステップS63が実行される場合、「次の位置」は「先頭位置のレコード」と読み替えるものとする。
ステップS63で次の位置はないと判定された場合(ステップS63の判定結果がNoの場合)、そのせりでは誰も応札せず、生成した会員リストにも誰の会員番号も含まれていないか、または、すでにこの図16のフローの後続のステップを何回か繰り返し、リストの次の位置に会員番号がなくなった場合が考えられる。この場合、せり結果情報受信部38は、ステップS61のせり結果情報パケット68の受信待ち状態に戻る。
ステップS63で次の位置に会員番号があると判定された場合(ステップS63の判定結果がYesの場合)、ステップS64で、せり結果情報受信部38は、ステップS62で作成した会員リストの次の会員(番号)を取得する。
そして、ステップS65で、せり結果情報受信部38により、ステップS64で取得した会員番号の会員が希望車種を落札できたかどうかが判定される。具体的には、ステップS64で取得した会員番号と、ステップS61で今回受信した、図10Bのせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6に設定される会員番号とを比較する。
即ち、せり結果情報受信部38は、購入希望車両のせりの1つで希望車両を落札したか否かを判定する落札判定手段として機能する。
ステップS65で希望車種を(自分が)落札できたと判定された場合(ステップS65の判定結果がYesの場合)、すなわち、ステップS64で取得した会員番号と、ステップS61で今回受信したせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の会員番号とが一致した場合、ステップS70で、落札者用処理部45がその会員番号に紐付けられた、図5Bの会員毎参加希望せり情報テーブル42に対し、グループ登録された車種(車名)をキャンセル扱いとする。
具体的には、落札者用処理部45は、グループフラグがオン(「1」)に設定されているすべてのレコードについて、商談フラグとグループフラグの項目の値をすべてオフ(「0(ゼロ)」)に設定する。そして、ステップS63に戻る。
即ち、落札者用処理部45は、落札判定手段であるせり結果情報受信部38により購入希望車両のせりの1つで希望車両を落札したと判定された場合に、落札したせりと同グループとして登録されている残りの購入希望車両のせりに関する流札時の商談希望をキャンセルする商談キャンセル手段として機能する。
ステップS65で希望車種を落札できなかったと判定された場合(ステップS65の判定結果がNoの場合)、すなわち、ステップS64で取得した会員番号と、ステップS61で今回受信したせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の会員番号とが一致しない場合、ステップS67で、非落札者用処理部47により、希望車種は他の落札者がいる車かどうかが判定される。すなわち、今回受信したせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の会員番号に有効な値が設定されているかどうかが判定される。
ステップS67で希望車種は(自分でない)他の落札者がいる車であると判定された場合(ステップS67の判定結果がYesの場合)、すなわち、今回受信したせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の会員番号に有効な値が設定されていた場合、ステップS69で、ステップS64で取得した会員番号に紐付けられた、図5Bの会員毎参加希望せり情報テーブル42に対し、結果情報パケット68の出品番号68−3の行の商談フラグ42−5の値をオフ(「0(ゼロ)」)にし、ステップS63に戻る。
ステップS67で希望車種は他の落札者がいない車であると判定された場合(ステップS67の判定結果がNoの場合)、すなわち、今回受信したせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の会員番号に無効な値が設定されていた場合、ステップS68で、図4の商談リスト作成部47により、商談リスト作成処理が実行され、ステップS63に戻る。
図17は、図16のステップS68の商談リスト作成処理の詳細フローチャートである。
図16のステップS67から制御を渡された図17のステップS68−1では、図16のステップS61で今回受信した、図10Bのせり結果情報パケット68のせり結果情報68−6の値が無効であるかどうかが判定される。
ステップS68−1でせり結果情報68−6の値が無効ではないと判定された場合(ステップS68−1の判定結果がNoの場合)、図16のステップS61に戻る。
ステップS68−1でせり結果情報68−6の値が無効であると判定された場合(ステップS68−1の判定結果がYesの場合)、このせりは流札であったことになり、続く、ステップS68−2で、図10Bのせり結果情報パケット68の末尾の会員番号68−4−tを取得する。
そして、その取得した会員番号68−4−tに紐付けられた、図5Bの会員毎参加希望せり情報テーブル42において、結果情報パケット68の出品番号68−3の行の商談フラグ42−5の値がオン(「1」)であれば、図5Dの出品物毎商談リスト44の先頭行の会員番号44−2の項目に、その会員番号68−4−tの値を設定する。
なお、ステップS68−2で、図5Dに示すように、結果情報パケット68の出品番号68−3の値を図5Dの出品物毎商談リスト44の出品番号44−3に設定する。
そして、続く、ステップS68−3で、(図10Bのパケット68内の会員番号の)現在位置は先頭であるか(これより前には、パケットの識別情報68−1、レーン情報68−2、出品番号68−3のみあるか)が判定される。
ステップS68−3で現在位置は先頭であると判定された場合(ステップS68−3の判定結果がYesの場合)、処理しているパケット68においてこれ以上取得できる会員番号はなくなるので、図16のステップS61に戻る。
ステップS68−3で現在位置は先頭ではないと判定された場合(ステップS68−3の判定結果がNoの場合)、ステップS68−4で、パケット68の会員番号の現在位置から先頭方向に1つさかのぼった会員番号68−4−k(kは1以上、t−1以下)を取得する。
そして、ステップS68−5で、取得した会員番号が現在作成中の図5Dの出品物毎商談リスト44に含まれているかどうかが判定される。
ステップS68−5で取得した会員番号が現在作成中の商談リスト44に含まれていると判定された場合(ステップS68−5の判定結果がYesの場合)、ステップS68−3に戻る。
ステップS68−5で取得した会員番号が現在作成中の商談リスト44に含まれていないと判定された場合(ステップS68−5の判定結果がNoの場合)、ステップS68−6で、その取得した会員番号68−4−kに紐付けられた、図5Bの会員毎参加希望せり情報テーブル42において、結果情報パケット68の出品番号68−3の行の商談フラグ42−5の値がオン(「1」)であれば、図5Dの出品物毎商談リスト44に、会員番号44−2の項目に、その会員番号68−4−tの値を設定した行(レコード)を追加する。そして、ステップS68−3に戻る。
なお、商談キャンセル処理を行なうタイミングとしては、この他に、流札したせりにおける出品物に対して商談を実施して会員が出品物(中古車)を購入するケースが考えられる。
この場合、図18に示すような商談結果情報パケット102が業務端末から業務サーバ12に送信されることになる。
図18は、商談結果情報パケットのデータ構造を示す図である。
図18に示すように、商談結果情報パケット102は、(商談結果情報であることを示す)パケットの識別情報102−1、出品番号102−2、(出品物を購入した会員の)会員番号102−3、の3項目を備える。
図19は、本実施形態に係る業務端末からの商談結果に基づき業務サーバが行なう商談キャンセル処理のフローチャートである。
図19のステップS81で、図4の商談結果情報受信部39により、業務端末から図18の商談結果情報パケット102を受信したかどうかが判定される。
ステップS81で商談結果情報パケット102を受信していないと判定される間(ステップS81の判定結果がNoである間)は、ステップS81の判定処理が繰り返される。
ステップS81で商談結果情報パケット102を受信したと判定された場合(ステップS81の判定結果がYesである場合)、ステップS82で、図18の商談結果情報パケット102の(購入者の)会員番号102−3が取得される。
そして、続く、ステップS83で、その取得された会員番号102−3に紐付けられた、図5Bの会員毎参加希望せり情報テーブル42に対し、グループ登録された車種(車名)に対する商談をキャンセル扱いとする。
すなわち、グループフラグがオン(「1」)に設定されているすべてのレコードについて、商談フラグとグループフラグの項目の値をすべてオフ(「0(ゼロ)」)に設定する。そして、ステップS81に戻る。
なお、以上の説明では、せり応札端末側から会員が商談フラグを事前にオンにすることで、せりが実施される前のタイミングで、各せりが流札になったとき商談に参加するかどうかを決めていた。
以下に、本実施形態の変形例として、商談フラグの設定タイミングを各せりの実施後とした場合の商談キャンセル処理について説明する。
図20Aおよび図20Bは、本実施形態の変形例における参加希望せり情報テーブルのデータ構造(変形例:フラグ未設定時)を示す図である。
図20Aおよび図20Bを参照すると、図13Aに示す参加希望せり情報テーブル86と比較し、せり結果103−7の項目が追加されている。
図10Cの落札通知パケット69がせり制御装置16から配下の各せり応札端末にブロードキャストされると、本変形例では、その落札通知パケット69を受信したせり応札端末は、落札通知パケット69の出品番号69−2が自端末の図13Aの参加希望せり情報テーブル86に含まれているかどうかを判定する。
落札通知パケット69の出品番号69−2がテーブル86に含まれていないと判定された場合、その受信した落札通知パケット69は破棄される。
落札通知パケット69の出品番号69−2がテーブル86に含まれていると判定された場合、落札通知パケット69の(落札者の)会員番号69−3に設定された値を参照して、図20Aの参加希望せり情報テーブル103のせり結果103−7に反映させる。
例えば、その会員番号69−3に設定された値が有効な値(会員番号のフォーマットを満たしている値(5桁の数字であるなど))であり、自端末にログインしている会員の会員番号と異なっていれば、数字を「*****」などと化けさせて画面29上に(せり参加時の画面表示モード以外の)該当する表示モードのときに表示させる。
自端末にログインしている会員の会員番号と一致していれば、その会員番号を示す数字をそのまま画面29上に該当する表示モードのときに表示させる。
一方、その会員番号69−3に設定された値が無効な値であれば、そのせりは流札になったということを示している。この場合、本変形例の参加希望せり情報テーブルの該当する行(レコード)のせり結果103−7の欄に「流札」と表示される。
例えば、図20Aでは、参加を希望したせり10件がすべて終了した時点で、参加を希望したせり10件のうちの3件(出品番号「0004」、「0026」、「0029」にそれぞれ該当するもの)が流札となっている。
そして、本変形例では、流札となったせりに対してのみ、せり実施後の「商談フラグ」、「グループフラグ」の設定(入力)が可能となるように入力機能を制限している。
図20Aの参加希望せり情報テーブル103に対し、「商談フラグ」、「グループフラグ」を設定したものが図20Bの参加希望せり情報テーブル103である。
この場合、図19のフローチャートに示した方法で業務端末からの商談結果に基づき業務サーバが商談キャンセル処理を実行することになる。この場合、すでに出品物毎商談リスト44が作成されている可能性があるため、参加希望せり情報テーブル103に加えて出品物毎商談リスト44も更新することが望ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、落札判定手段(図4のせり結果情報受信部38および落札者用処理部45)により、せりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりにおいて、その1つ以上の残りのせりの流札時の商談希望をキャンセルしているので、希望した車両が購入できた以降に、関係者(せり応札端末を利用する会員、商談担当者)間で人手による連絡をとる手間が省略でき、システム運営を一層効率化できる。
また、本実施形態の変形例によれば、落札判定手段により、複数の購入希望車両のせりのすべてのせりで車両が落札できなかったと判定された場合に、複数の購入希望車両のせりのうちで、流札したせりをグループとし、商談を実施して購入できた車両があったときに、そのグループの残りの車両につき、図4の商談結果情報受信部39により、商談をキャンセルしているので、希望した車両が購入できた以降に、関係者(せり応札端末を利用する会員、商談担当者)間で人手による連絡をとる手間が省略でき、システム運営を一層効率化できる。
10 出品者側せり業務システム
11−1、11−2、・・・、11−m 業務端末
12 業務サーバ
13 映像サーバ
14 通信ネットワーク
15 せりシステム
16 せり制御装置
17 調整人端末
18−1、18−2、・・・、18−n、70 せり応札端末
19 表示装置
21 モニター部
22−1、22−2 応札ボタン器具
23 カードリーダ
24 テンキーボード
25 マウス
26−1、26−2 応札ボタン
30 コントローラ部
27、28 せり情報の表示枠
27−1 レーン情報
27−2 出品番号
27−3 価格情報
27−4 出品物に関する情報のPDFイメージ
27−5 出品物の画像情報
29 表示画面
32、55、71 通信インターフェイス部
34 検索処理部
35 検索結果送信部
36 次時間帯せり情報送信部
37 フラグ設定情報受信部
38 せり結果情報受信部
39 商談リスト作成部
40、63、82 メモリ
41 出品物情報テーブル
42 会員毎参加希望せり情報テーブル
43、84 スケジュール・テーブル
44 出品物毎商談リスト
45 落札者用処理部
46 非フラグ設定情報パケット
47 商談リスト作成部
48 検索要求パケット
49 検索結果パケット
51 フラグ設定情報パケット
52 次時間帯せり情報パケット
56、72 次時間帯判定部
57 次時間帯せり情報取得部
58、75 せりスタート判定部
59 現在価格情報送信部
61 せり応札情報送信部
62 せり結果情報送信部
64 次時間帯せり情報テーブル
67 現在価格情報パケット
68 せり結果情報パケット
69 落札通知パケット
74 次時間帯情報設定部
78 応札処理部
78−1 画面表示更新処理部
78−2 選択枠切替部
78−3 左側応札ボタン器具
78−4 右側応札ボタン器具
79 応札情報送信部
81 現在価格情報受信部
86、103 参加希望せり情報テーブル
89 表示位置情報テーブル
91 選択枠情報
101 せり応札情報パケット
102 商談結果情報パケット

Claims (4)

  1. 車両のせり取引を行なうせり応札端末の利用者の会員番号毎に、商談を希望する複数の購入希望車両のせりの情報を記憶した記憶部を備えた参加せり情報処理装置において、
    前記複数の購入希望車両のせりのうちの1つで落札したかどうかを判定する落札判定手段と、
    該落札判定手段により、該購入希望車両のせりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりの流札時の商談希望をキャンセルする商談キャンセル手段と、
    を備えることを特徴とする参加せり情報処理装置。
  2. 前記購入希望車両のせりの情報は、流札後の商談に参加希望するかどうかを示す商談フラグと、参加希望するせりのどの範囲をグループ化するかを示すグループフラグとを有し、
    前記商談キャンセル手段は、商談希望をキャンセルする際に、キャンセル対象となるせりの範囲を前記グループフラグを基に判断し、商談フラグとグループフラグとを共にオフとすることを特徴とする請求項1記載の参加せり情報処理装置。
  3. 車両のせり取引を行なうせり応札端末の利用者の会員番号毎に、商談を希望する複数の購入希望車両のせりの情報を記憶した記憶部を備えた参加せり情報処理装置が実行する参加せり情報処理方法において、
    前記参加せり情報処理装置が、複数の購入希望車両のせりのうちの1つで落札したかどうかを判定する落札判定ステップと、
    前記参加せり情報処理装置が、前記落札判定ステップで、前記購入希望車両のせりの1つで車両が落札されたと判定された場合に、残りの購入希望車両のせりの流札時の商談希望をキャンセルする商談キャンセル・ステップと、を備えることを特徴とする参加せり情報処理方法。
  4. 前記購入希望車両のせりの情報は、流札後の商談に参加希望するかどうかを示す商談フラグと、参加希望するせりのどの範囲をグループ化するかを示すグループフラグとを有し、
    前記商談キャンセル・ステップで、商談希望をキャンセルする際に、キャンセル対象となるせりの範囲を前記グループフラグを基に判断し、商談フラグとグループフラグとを共にオフとすることを特徴とする請求項3記載の参加せり情報処理方法。
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