JP2013179382A - 無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラム - Google Patents

無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用電力を抑制することができる無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラムを提供する。
【解決手段】建物B内に設置され、無線端末装202置との間で無線信号を送受信するための無線基地局装置101であって、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得するための存在判断情報取得部11と、存在判断情報に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させるための省電力制御部12と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラムに関し、特に、無線基地局装置の使用電力を抑制することができる無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラムに関する。
近年、移動通信サービスの加入者数の劇的な増加及びデータ通信による通信トラフィック量の増大から、所望の通信エリアの無線通信の容量を増加するためのセル、すなわち無線端末装置が通信可能なエリアを形成するカバレッジ基地局に加えて、たとえば当該カバレッジ基地局の形成するカバレッジセル内に、カバレッジセルよりも半径の小さいセルを形成するキャパシティブースタ基地局を設ける通信システムが提案されている。
しかしながら、ある無線通信エリアを、カバレッジ基地局及び複数のキャパシティブースタ基地局により構成する場合、カバレッジ基地局のみで構成する場合と比較して、無線通信エリアの使用電力は増加する。
通信システムにおける使用電力の増加は、無線通信事業における事業運営費(OPEX)及び二酸化炭素排出量を増加させるため、使用電力の削減は重要な課題である。たとえば、3GPP, "TS36.300 V9.7.0 Stage 2", 2011-03, P160(非特許文献1)には、ある無線通信エリアを複数の無線基地局装置を用いて構成する場合の電力利用効率改善の一例として、以下のような技術が開示されている。
すなわち、無線通信の容量を補うセルを活用することにより、カバレッジセルを構成する無線基地局装置の通信負荷を軽減すること、当該セルが必要とされていないときには当該セルを消滅させること、及び通信の需要に応じて当該セルを再度形成させることにより、使用電力の節減が実現する。
具体的には、キャパシティブースタ基地局は、他の無線基地局装置からの通信開始指示を受けると、無線端末装置との間の無線信号の送受信を開始する活性(Active)状態へ遷移し、無線端末装置との間の通信トラフィック量が少なくなると、無線端末装置との間の無線信号の送受信を停止する休止(Dormant)状態へ遷移する。
3GPP, "TS36.300 V9.7.0 Stage 2", 2011-03, P160
しかしながら、上述したように無線端末装置との間での通信トラフィック量に基づいた制御だけでは無線基地局装置における使用電力の抑制は十分でない場合があり、無線基地局装置の使用電力をより抑制することのできる技術が望まれている。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、使用電力を抑制することができる無線基地局装置、無線端末装置、及び通信制御プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる無線基地局装置は、建物内に設置され、無線端末装置との間で無線信号を送受信するための無線基地局装置であって、所定の無線端末装置の使用者が上記建物内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得するための存在判断情報取得部と、存在判断情報に基づき、自己の無線基地局装置に省電力動作を実行させるための省電力制御部と、を備える。
この構成によれば、建物内に所定の無線端末装置の使用者が居ない、すなわち、建物内に設置された無線基地局装置を必要としないと判断したときは、その無線基地局装置は省電力動作を実行することができる。よって、無線基地局装置は使用電力をより効果的に抑制することができる。
(2)好ましくは、上記存在判断情報取得部は、上記無線端末装置の位置情報を上記存在判断情報として取得し、上記省電力制御部は、上記位置情報に基づき、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置の位置情報に基づいて、無線端末装置の使用者が建物内に居るか否かを的確に判断することができる。
(3)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記無線端末装置が所定の領域外に存在することを上記位置情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置が例えば建物を含む所定の領域の外に存在する場合に、無線端末装置の使用者が建物内に居ないと判断することができる。
(4)好ましくは、上記存在判断情報取得部は、上記無線端末装置が在圏するセルを示す在圏セル情報を上記存在判断情報として取得し、上記省電力制御部は、上記在圏セル情報に基づき、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置の在圏するセルに基づいて、当該無線端末装置の使用者が建物内に居るか否かを的確に判断することができる。
(5)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記無線端末装置の在圏するセルが所定のセルから他のセルに切り替わったことを上記在圏セル情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置の在圏するセルが例えば建物を含む所定のセルから他のセルに切り替わった場合に、無線端末装置の使用者が建物内に居ないと判断することができる。
(6)好ましくは、上記存在判断情報取得部は、上記使用者が上記建物内に居ることを検知可能なセンサからの情報を上記存在判断情報として取得し、上記省電力制御部は、上記センサからの情報に基づき、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサからの情報に基づいて、無線端末装置の使用者が建物内に居るか否かを的確に判断することができる。
(7)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記センサからの情報により存在確率を算出し、算出した上記存在確率に基づき、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサからの情報に基づいて存在確率を算出することによって、建物内に無線端末装置の使用者が居るか否かの判断をより正確に行うことができる。
(8)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記使用者が上記建物内に居ることを上記センサが所定時間検知していないことを上記センサからの情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサが所定時間検知していない場合に、無線端末装置の使用者が建物内に居ないと判断することができる。
(9)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記使用者が上記建物内に居ないことを上記センサが検知したことを上記センサからの情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置の使用者が建物内に居ないことを検知した場合に、無線端末装置の使用者が建物内に居ないと判断することができるため、上記(8)において説明した省電力制御部のようにセンサからの情報を所定時間待つことなく、迅速に無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。
(10)好ましくは、上記無線端末装置の通信状況を示す通信情報を取得するための通信情報取得部をさらに備え、上記省電力制御部は、上記通信情報に基づき、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置の通信情報に基づいた適切な判断で無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。
(11)より好ましくは、上記省電力制御部は、上記無線端末装置が所定時間通信していないことを上記通信情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置が所定時間使用されていない場合は無線基地局装置の使用が不要であるとして、無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。
(12)好ましくは、上記省電力動作を実行する時刻の設定を受け付けるための設定受付部を更に備え、上記省電力制御部は、上記時刻になると、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線基地局装置を必要としない時間帯に無線基地局装置を省電力動作させることができ、より効果的に無線基地局装置の使用電力を抑制することができる。
(13)好ましくは、上記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させた後、上記存在判断情報に基づき、上記無線端末装置の使用者が上記建物内に居ると判断した場合、上記省電力動作を解除する。
この構成によれば、無線基地局装置を必要と判断したときに無線基地局装置の省電力動作を解除することができる。
(14)好ましくは、上記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させた後、上記省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、建物内に無線端末装置の使用者が居ない場合であっても無線基地局装置は一時的に通常の動作を実行しているため、無線基地局装置の使用電力を抑制しつつ、建物内に無線端末装置の使用者が居ないことを外部から探知されることを防ぐことができる。
(15)より好ましくは、上記省電力制御部は、ランダムなタイミングで上記省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、建物内に無線端末装置の使用者が居ないことを外部から探知されることをより確実に防ぐことができる。
(16)より好ましくは、上記省電力制御部は、所定のタイミングで上記省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、各環境に応じた適切な設定をすることで、建物内に無線端末装置の使用者が居ないことを外部から探知されることをより効果的に防ぐことができる。
(17)好ましくは、上記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に上記省電力動作を実行させた後、上記無線端末装置の使用者の指示に基づき、上記省電力動作を解除する。
この構成により、無線基地局装置が省電力動作を実行中であっても、無線端末装置の使用者の要望に応じて当該無線基地局装置の使用が可能となる。
(18)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる無線端末装置は、建物内に設置される無線基地局装置との間で無線信号を送受信するための無線端末装置であって、自己の無線端末装置の位置情報を取得するための位置情報取得部と、上記位置情報に基づき、上記無線基地局装置の省電力動作に関する指示を上記無線基地局装置に与えるための指示部と、を備える。
この構成によれば、無線端末装置の使用者が建物内に居ないとき、すなわち、建物内に設置された無線基地局装置を必要としないときは、無線端末装置は、その建物内に設置された無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。よって、無線基地局装置の使用電力をより効果的に抑制することができる。
(19)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信制御プログラムは、建物内に設置され、無線端末装置との間で無線信号を送受信するための無線基地局装置における通信制御プログラムであって、コンピュータに、所定の無線端末装置の使用者が上記建物内にいるか否かを判断するための存在判断情報を取得するステップと、上記存在判断情報に基づき自己の無線基地局装置に省電力動作を実行させるステップと、を実行させる。
この構成によれば、建物内に所定の無線端末装置の使用者が居ないとき、すなわち、建物内に設置された無線基地局装置を必要としないときは、その無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。よって、無線基地局装置は使用電力をより効果的に抑制することができる。
(20)上記課題を解決するために、この発明の別の局面に係わる通信制御プログラムは、建物内に設置される無線基地局装置との間で無線信号を送受信するための無線端末装置における通信制御プログラムであって、コンピュータに、自己の無線端末装置の位置情報を取得するステップと、上記位置情報に基づき、上記無線基地局装置の省電力に関する指示を上記無線基地局装置に与えるステップと、を実行させる。
このような構成によれば、無線端末装置の使用者が建物内に居ないとき、すなわち、建物内に設置された無線基地局装置を必要としないときは、無線端末装置は、その建物内に設置された無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。よって、無線基地局装置の使用電力をより効果的に抑制することができる。
本発明によれば、無線基地局装置の使用電力を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る無線基地局装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る無線基地局装置の制御部の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る無線基地局装置が省電力動作を実行する際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る無線基地局装置が省電力動作を解除する際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例3に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。 本発明の実施形態1の変形例3に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例3に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例4に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。 本発明の実施形態1の変形例4に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例5に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を一時的に解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例6に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を一時的に解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1の変形例7に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態2に係る無線基地局装置の制御部の構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る無線端末装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る無線端末装置における制御部の構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る無線基地局装置が省電力動作を実行する際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る無線基地局装置が省電力動作を解除する際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
無線基地局装置は、自らの形成するセル及び周辺セルについての情報、すなわち無線信号の周波数及び周辺セルのID(identification)等を無線端末装置に通知する。無線端末装置は、無線基地局装置から通知された情報に基づいて、周辺セルの検出及び測定を行う。無線端末装置は、この測定結果に基づいて、周辺セルへの移動を開始する。ここで、無線端末装置の「移動」とは、ハンドオーバを意味することに加えて、アイドル状態の無線端末装置が今後通信を開始する、すなわち通話又はデータ通信を開始する際にどのセルを介して通信を行うかを選択することを意味する。
たとえば、無線端末装置が無線基地局装置と通信しているときには、無線端末装置の移動先は無線基地局装置又はコアネットワークにおける上位装置が決定する。また、たとえば、無線端末装置が無線基地局装置と通信していないときには、無線端末装置の移動先は無線端末装置が決定する。
また、ハンドオーバとは、通話中又はデータ通信中の無線端末装置の通信相手となる無線基地局装置が切り替えられることを意味する。
また、無線端末装置がセルに在圏している、とは、無線端末装置が、当該セルを形成する無線基地局装置を通信先として選択し、かつ当該無線基地局装置と通信可能な状態又は通信中である状態を意味する。
フェムトセル及びアクセスモードは、3GPP(Third Generation Partnership Project) SPEC TS22.220において以下のように説明されている。すなわち、フェムト基地局は、無線インタフェースを介して接続されている無線端末装置を、IPバックホール(backhaul)を用いて、移動通信事業者網に接続する顧客構内装置である。
また、フェムトセルのアクセスモードにおいて、クローズドアクセスモードのフェムト基地局は、関連するCSG(Closed Subscriber Group)メンバーにのみサービスを提供する。また、ハイブリッドモードのフェムト基地局は、関連するCSGメンバー及びCSGノンメンバーにサービスを提供する。また、オープンアクセスモードのフェムト基地局は、通常の基地局として動作する。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいても、このような3GPPの定義を適用してもよい。
また、上記定義と合わせて、あるいは別個に、以下のような定義を適用することも可能である。
マクロ基地局及びピコ基地局は、事業者の管理下にあり、事業者と契約している無線基地局装置が通信可能な無線基地局装置である。また、マクロ基地局及びピコ基地局は、基本的に電源がオフになることはないと考えられる。
また、フェムト基地局は、主に個人又は法人の建物内に設置され、ユーザの事情により移動する又は電源がオフになる可能性がある無線基地局装置である。
また、フェムト基地局は、オープン/ハイブリッド/クローズドのいずれかのアクセスモードで動作する。フェムト基地局は、クローズドアクセスモードで動作する場合には、登録済みのメンバー(端末)のみ接続可能となる。また、クローズドアクセスモードで動作する場合には、登録済みのメンバーにのみサービスを提供する。また、ハイブリッドモードで動作する場合には、登録済みのメンバー、及び未登録のメンバーすなわちノンメンバーの両方にサービスを提供する。また、オープンアクセスモードで動作する場合には、マクロ基地局及びピコ基地局と同じ動作をする。
[無線通信システムの構成]
図1は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)で規格化されたLTE(Long Term Evolution)に従う移動体通信システムであり、無線基地局装置101を備える。
無線基地局装置101は、例えばフェムト基地局、又はピコ基地局であり、建物B内に設置されている。
無線基地局装置101は、建物B内に存在し、予め登録された無線端末装置202と無線信号を送受信することにより、当該無線端末装置202と通信することが可能である。
ここで、無線端末装置からコアネットワークへの方向を上り方向と称し、コアネットワークから無線端末装置への方向を下り方向と称する。
[無線基地局装置]
図2は、本発明の実施形態1に係る無線基地局装置の構成を示す図である。
図2を参照して、無線基地局装置101は、アンテナ91、サーキュレータ92、無線受信部93、無線送信部94、信号処理部95、及び制御部98を備える。信号処理部95は、受信信号処理部96、及び送信信号処理部97を含む。信号処理部95及び制御部98は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等によって実現される。
サーキュレータ92は、アンテナ91において受信された無線端末装置202からの無線信号を無線受信部93へ出力し、また、無線送信部94から受けた無線信号をアンテナ91へ出力する。
無線受信部93は、サーキュレータ92から受けた無線信号をベースバンド信号又はIF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、この周波数変換した信号をデジタル信号に変換して受信信号処理部96へ出力する。
受信信号処理部96は、無線受信部93から受けたデジタル信号に対してCDMA(Code Division Multiple Access)方式における逆拡散等の信号処理を行ない、この信号処理後のデジタル信号の一部又は全部を所定のフレームフォーマットに変換してコアネットワーク側へ送信する。
送信信号処理部97は、コアネットワーク側から受信した通信データを所定のフレームフォーマットに変換した通信データ又は自ら生成した通信データに対してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式におけるIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)等の信号処理を行ない、この信号処理後のデジタル信号を無線送信部94へ出力する。
無線送信部94は、送信信号処理部97から受けたデジタル信号をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号を無線信号に周波数変換してサーキュレータ92へ出力する。
制御部98は、無線基地局装置101における各ユニット及びコアネットワークとの間で各種情報をやり取りする。
図3は、本発明の実施形態1に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。
図3に示すように、制御部98は、存在判断情報取得部11及び省電力制御部12を有する。存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得する。また、省電力制御部12は、存在判断情報取得部11によって取得される存在判断情報に基づいて、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
[省電力動作]
次に、本発明の実施形態1に係る無線基地局装置が存在判断情報に基づいて省電力動作を実行及び解除する際の動作手順について説明する。
本発明の実施形態1に係る通信システムにおける無線基地局装置及び無線端末装置は、以下の各シーケンス及び各フローチャートの各ステップを含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、例えば記録媒体に格納された状態で流通する。
図4は、本発明の実施形態1に係る無線基地局装置が省電力動作を実行する際の動作手順を定めたフローチャートである。
図4に示すように、まず、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得する(ステップS1)。
次に、省電力制御部12は、存在判断情報取得部11が取得した存在判断情報に基づいて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かの判断をする(ステップS2)。なお、省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が現に建物B内に居ない場合であっても、所定時間内に無線端末装置202の使用者が建物B内に居るようになる可能性が高い場合は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断してもよい。
省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断すると(ステップS2のNo)、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる(ステップS3)。この無線基地局装置101の省電力動作としては、無線基地局装置101における無線信号の送信を停止すること、又は無線基地局装置101における無線信号の送信電力を下げること等を例示することができる。
一方、省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断すると(ステップS2のYes)、無線基地局装置101に省電力動作を実行させずに処理を終了する。
図5は、本発明の実施形態1に係る無線基地局装置が省電力動作を解除する際の動作手順を定めたフローチャートである。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図5に示すように、まず、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを示す存在判断情報を取得する(ステップS11)。
次に、省電力制御部12は、存在判断情報取得部11が取得した存在判断情報に基づいて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かの判断をする(ステップS12)。
省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断した場合(ステップS12のYes)、無線基地局装置101の省電力動作を解除する。これにより、無線基地局装置101は、例えば、省電力動作として無線信号の送信を停止していた場合は無線信号の送信を開始し、省電力動作として無線信号の送信電力を下げていた場合は無線信号の送信電力を通常の状態に戻す。
一方、省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断した場合(ステップS12のNo)は、省電力動作を解除せずに処理を終了する。すなわち、無線基地局装置101は省電力動作を継続する。
図6は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。なお、本実施形態1に係る無線基地局装置は、存在判断情報として無線端末装置202の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて省電力動作を実行する。
図6に示すように、まず、無線端末装置202は、GPS(Global Positioning System)等によって自己の位置情報を取得する(ステップS21)。
次に、無線端末装置202は、取得した自己の位置情報を無線基地局装置101に送信する(ステップS22)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202から取得した無線端末装置202の位置情報に基づき、例えば、無線基地局装置101を中心とした所定の領域内に無線端末装置202が存在するか否かを判断する(ステップS23)。
無線基地局装置101は、ステップS23において、無線端末装置202が所定の領域内に存在しない、すなわち、無線端末装置202が所定の領域外に存在すると判断した場合、無線端末装置202の使用者は建物B内に居ないものとみなして、上位装置に停止許可申請を送信する(ステップS24)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS25)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS26)。
図7は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図7に示すように、無線端末装置202は、GPS等によって自己の位置情報を取得し(ステップS31)、この位置情報を無線基地局装置101に送信する(ステップS32)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202から取得した無線端末装置202の位置情報に基づき、例えば、無線端末装置202が無線基地局装置101を中心とした所定の領域内に存在するか否かを判断する(ステップS33)。
無線基地局装置101は、ステップS33において、無線端末装置202が所定の領域内に存在すると判断した場合、無線端末装置202の使用者は建物B内に居るものとみなして、上位装置に起動許可申請を送信する(ステップS34)。なお、無線端末装置202が所定の領域内にあれば、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ない場合であっても、所定時間内に建物B内に居るようになる可能性が高いため、無線基地局装置101は無線端末装置202の使用者が建物B内に居るものとみなす。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS35)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する(ステップS36)。
本実施形態1に係る無線基地局装置101は、建物B内に設置され、無線端末装置202との間で無線信号を送受信する。そして、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得する。この存在判断情報に基づき、省電力制御部12は、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
建物内に設置される無線基地局装置は、特定の無線端末装置の通信に使用されるため、継続的に動作していると無駄になる場合が多い。しかしながら、上記実施形態1に係る無線基地局装置101では、建物B内に所定の無線端末装置202の使用者が居ないと判断したとき、すなわち、建物B内に設置された無線基地局装置101を必要としないと判断したときは、その無線基地局装置101は省電力動作を実行することができる。よって、無線基地局装置101は使用電力をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態1に係る無線基地局装置では、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の位置情報を存在判断情報として取得し、この位置情報に基づいて、省電力制御部12は無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202の位置情報に基づいて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを的確に判断することができる。
また、本実施形態1に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線端末装置202が所定の領域外に存在することを位置情報が示す場合に、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202が所定の領域外に存在する場合に、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断することができる。
また、本実施形態1に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線基地局装置101に省電力動作を実行させた後、存在判断情報に基づき、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断した場合、省電力動作を解除する。
この構成によれば、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るようになったときに、無線基地局装置101の省電力動作を解除することができるため、必要時に無線基地局装置101を使用することができる。
上記各実施形態1は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、以下に説明する変形例のように上記各実施形態1を変更することができる。
[変形例1]
変形例1に係る無線基地局装置では、存在判断情報として、無線端末装置の在圏するセルを示す在圏セル情報を用いている。なお、その他の構成については、上記実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。
図8は、本発明の実施形態1の変形例1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。
図8に示すように、まず、上記装置は、無線端末装置202が在圏するセルを示す在圏セル情報を作成する(ステップS41)。そして、上位装置は、この在圏セル情報を無線基地局装置101に送信する(ステップS42)。
次に、無線基地局装置101は、上位装置から受信した在圏セル情報に基づき、無線端末装置202の在圏するセルが、所定のセルから他のセルへと切り替わったか否か判断する(ステップS43)。なお、所定のセルとは、具体的には、例えば、マクロ基地局が形成するセルのことであって、このマクロ基地局が形成するセル内に、例えばフェムト基地局又はピコ基地局である無線基地局装置101が設置されている。そして、他のセルとは、このマクロ基地局とは別のマクロ基地局が形成するセルのことである。
無線基地局装置101は、ステップS43において、無線端末装置202の在圏するセルが、所定のセルから他のセルへと切り替わったと判断した場合、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないものとみなして、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS44)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS45)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS46)。
図9は、本発明の実施形態1の変形例1に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図9に示すように、上位装置は、無線端末装置202が在圏するセルを示す在圏セル情報を作成し(ステップS51)、この在圏セル情報を無線基地局装置101に送信する(ステップS52)。
次に、無線基地局装置101は、上位装置から受信した在圏セル情報に基づき、無線端末装置202の在圏するセルが、他のセルから所定のセルへと切り替わったか否か判断する(ステップS53)。
無線基地局装置101は、ステップS53において、無線端末装置202の在圏するセルが、他のセルから所定のセルへと切り替わったと判断した場合、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るものとみなして、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS54)。なお、無線端末装置202が在圏するセルが所定のセルに切り替わると、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ない場合であっても、所定時間内に建物B内に居るようになる可能性が高いため、無線基地局装置101は無線端末装置202の使用者が建物B内に居るものとみなす。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS55)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する(ステップS56)。
以上の変形例1に係る無線基地局装置では、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202が在圏するセルを示す在圏セル情報を存在判断情報として取得し、省電力制御部12は、在圏セル情報に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202の在圏するセルに基づいて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを的確に判断することができる。
また、変形例1に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線端末装置202の在圏するセルが所定のセルから他のセルに切り替わったことを在圏セル情報が示す場合に、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202の在圏するセルが所定のセルから他のセルに切り替わった場合に、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断することができる。
[変形例2]
変形例2に係る無線基地局装置は、存在判断情報として、無線端末装置の使用者が建物内に居ることを検知可能なセンサからの情報を取得し、このセンサからの情報に基づいて省電力動作を実行する。なお、無線端末装置の使用者が建物内に居ることを検知可能なセンサとは、無線端末装置の使用者が建物内に居ることを検知することが主目的のセンサである必要はなく、センサの検知結果に基づいて使用者が建物内に居ることを検知可能であれば、どのようなセンサであってもよい。また、その他の構成については、上記実施形態11と同じであるため、説明を繰り返さない。
図10は、本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムの構成を示す図である。図10に示すように、建物B内には、複数のセンサ303が設置されており、各センサ303からの情報は無線基地局装置101に有線又は無線で送信される。なお、センサ303は複数でなく単一であってもよい。
図11は、本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。
図11に示すように、まず、無線基地局装置101は、各センサ303からの情報を取得する(ステップS61)。
次に、無線基地局装置101は、各センサ303からの情報に基づき、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断する(ステップS62)。
無線基地局装置101は、ステップS62において、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断した場合、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS63)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS64)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS65)。
図12は、本発明の実施形態1の変形例2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図12に示すように、まず、無線基地局装置101は、各センサ303からの情報を取得する(ステップS71)。
省電力制御部12は、各センサ303からの情報に基づき、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断する(ステップS72)。
無線基地局装置101は、ステップS72において、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断した場合、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS73)。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS74)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する(ステップS75)。
なお、上述したセンサ303の具体例として、例えば、玄関ドア、屋内ドア、又は窓に設置され、これらの開閉を検知するマグネットセンサ又は加速度センサを挙げることができる。これらのセンサがドア等の開閉を検知した場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断する。一方、これらのセンサがドアなどの開閉を所定時間検知しなかった場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断する。
上述したセンサ303の具体例として、その他にも、トイレ若しくは台所の水道の使用を検知するセンサ、又は電気製品(テレビ、エアコン、電子レンジ、照明、パソコン等)の使用を検知するセンサを挙げることもできる。これらのセンサが、水道の使用、又は電気製品の電源オン若しくは電源オフを検知した場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断する。一方、これらのセンサが、水道の使用、又は電気製品の電源オン若しくは電源オフを所定時間検知しなかった場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断する。
また、上述したセンサ303の具体例として、さらには、床又はソファに設置される圧力センサ、音センサ、においセンサ、温度センサ等を挙げることができる。これらのセンサにより検知した値が設定した閾値以上である場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断する。一方、所定時間検知した結果、これらのセンサにより検知した値が設定した閾値未満である場合、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断する。
また、上述したセンサ303の具体例として、その他にも、赤外線により人体を検知するセンサ等も挙げることができる。このセンサが人体を検知した場合に、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断する。一方、このセンサが所定時間検知しない場合は、無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断する。
また、上述したセンサ303の具体例として、その他にも、建物B内に使用者が居ることのみならず建物B内に無線端末装置202の使用者が居ないことも検知可能な画像センサ等を挙げることもできる。無線基地局装置101は、この画像センサからの情報通りに、建物B内に無線端末装置202の使用者が居るか否かを判断する。
以上の例示したセンサの中から、一つ、又は複数のセンサを組み合わせて建物B内に設置することができる。
また、変形例2に係る無線基地局装置101では、省電力制御部12が、複数のセンサ303からの情報に基づいて、以下に説明するような方法で無線端末装置202の使用者が建物B内に居る確率である存在確率を算出し、この存在確率に基づいて無線基地局装置101に省電力動作を実行させることができる。
まず、学習フェーズにおいて、省電力制御部12は、以下の数式(1)及び数式(2)に基づき、各センサiにおける、センサiが反応したときの存在確率pi、及びセンサiが反応しないときの存在確率qiを学習する。
Figure 2013179382
Figure 2013179382
Figure 2013179382
そして、無線基地局装置101は、各センサiからの情報に基づき、センサiが反応したときは、以下の数式(4)よりセンサiにおける不在確率πiを求め、センサiが反応しないときは、以下の数式(5)よりセンサiにおける不在確率πiを求める。
Figure 2013179382
Figure 2013179382
そして、省電力制御部12は、数式(4)又は数式(5)から求めた各不在確率πiを以下の数式(6)に代入して存在確率pを求め、この存在確率pが閾値を超えた場合は無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断し、閾値を超えない場合は無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断する。
Figure 2013179382
なお、無線端末装置202の使用者が建物B内に居る確率p(存在)は、0:00〜7:00では90%、7:00〜19:00では20%、19:00〜22:00では50%、22:00〜24:00では80%と言ったように、所定時間帯毎の存在確率を用いることができ、これらを学習して更新していくことができる。
なお、上記変形例2において、各センサ303からの情報を一旦センサゲートウェイで集約し、このセンサゲートウェイが各センサ303からの情報に基づいて無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断し、この判断した結果を存在判断情報として無線基地局装置101へ送信してもよい。この場合、無線基地局装置101では、存在判断情報取得部11がセンサゲートウェイからの情報を取得し、取得した存在判断情報に基づいて省電力制御部12が無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
以上の変形例2に係る無線基地局装置では、存在判断情報取得部11は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ることを検知可能なセンサ303からの情報を存在判断情報として取得し、省電力制御部12は、センサ303からの情報に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサ303からの情報に基づいて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを的確に判断することができる。
また、変形例2に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、センサ303からの情報により存在確率を算出し、算出した存在確率に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサ303からの情報に基づいて存在確率を算出することによって、建物B内に無線端末装置202の使用者が居るか否かの判断をより正確に行うことができる。
また、変形例2に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ることをセンサ303が所定時間検知していないことをセンサ303からの情報が示す場合に、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、センサ303が所定時間検知していない場合に、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断することができる。
また、変形例2に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないことをセンサ303が検知したことをセンサ303からの情報が示す場合に、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断した場合に、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断することができる。このため、センサが所定時間検知していないときに使用者が建物B内に居ないと無線基地局装置が判断する場合に比べて、迅速に無線基地局装置101に省電力動作を実行させることができる。
なお、変形例2に係る無線基地局装置101の省電力制御部12は、上記各種センサからの情報、及び上記センサからの情報に基づき算出された存在確率を種々組み合わせて、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かを判断してもよい。
[変形例3]
変形例3に係る無線基地局装置は、無線端末装置の使用者が建物内に居る場合であっても、無線端末装置202が所定時間使用されない場合、省電力動作を実行する。なお、その他の構成については、上記実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。また、本変形例3では、無線端末装置202が使用されない状況として、使用者が就寝している状況を例に説明する。
図13は、本発明の実施形態1の変形例3に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。
図13に示すように、変形例3に係る無線基地局装置101の制御部98は、上記実施形態1において説明した構成に加え、無線端末装置202の通信状況を示す通信情報を取得するための通信情報取得部13をさらに備えている。なお、この通信情報とは、例えば、無線端末装置202が通話及びデータ通信を行っているか否かを示す情報である。また、この無線端末装置202の通信先は、無線基地局装置101であってもよいし、その他の機器、例えば、無線LAN親機等であってもよい。
図14は本発明の実施形態1の変形例3に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。
図14に示すように、まず、無線基地局装置101は、無線端末装置202の通信状況を示す通信情報を取得する(ステップS81)。
次に、無線基地局装置101は、無線端末装置202が所定時間通信を行っていない、すなわち無線端末装置202の使用者が就寝したと判断すると(ステップS82)、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS83)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS84)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS85)。
図15は、本発明の実施形態1の変形例3に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図15に示すように、無線基地局装置101は、建物B内に設置されたセンサからの情報を取得する(ステップS91)。
無線基地局装置101は、センサからの情報に基づき、無線端末装置202の使用者が起床したと判断すると(ステップS92)、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS93)。例えば、無線基地局装置101は、ドアに設置された加速度センサでドアの開閉を検知した場合、又はトイレの水道使用を検知するセンサでトイレの水道使用を検知した場合などに、使用者が起床したと判断する。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS94)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する(ステップS95)。
以上の変形例3に係る無線基地局装置では、無線端末装置202の通信状況を示す通信情報を取得するための通信情報取得部13をさらに備え、省電力制御部12は、通信情報に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202の通信情報に基づいた適切な判断で無線基地局装置101に省電力動作を実行させることができる。
また、変形例3に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線端末装置202が所定時間通信していないことを通信情報が示す場合に、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
この構成によれば、無線端末装置202が所定時間使用されていない場合は無線基地局装置101の使用が不要であるとして、無線基地局装置101に省電力動作を実行させることができる。
なお、上記変形例3に係る無線基地局装置は、センサからの情報に基づき無線端末装置202の使用者が起床したことを判断しているが、無線端末装置202の通信状況を示す通信情報に基づき無線端末装置202の使用者が起床したことを判断してもよい。
[変形例4]
変形例4に係る無線基地局装置は、無線端末装置の使用者が建物内に居る場合であっても、無線端末装置202が使用されない可能性が高い時間帯に、省電力動作を実行する。なお、その他の構成については、上記実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。また、本変形例4では、無線端末装置202が使用されない可能性が高い時間帯として、使用者の就寝時を例に説明する。
図16は、本発明の実施形態1の変形例4に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。
図16に示すように、変形例4に係る無線基地局装置101の制御部98は、上記実施形態1において説明した構成に加え、省電力動作を実行する時刻の設定を受け付けるための設定受付部14をさらに備えている。
図17は本発明の実施形態1の変形例4に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。
図17に示すように、まず、無線基地局装置101は、省電力動作を実行する時刻、すなわち、停止時刻の設定を受け付ける(ステップS95)。なお、この停止時刻は、無線端末装置202の使用者の就寝予定時刻とする。
次に、無線基地局装置101は、停止時刻になったと判断すると(ステップS96)、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS97)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS98)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS99)。
なお、無線基地局装置101が省電力動作を解除する動作は、上記変形例3において説明した動作と同様とすることができる。
この変形例4に係る無線基地局装置101は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るときであっても、無線基地局装置101を使用しない可能性が高い時間帯に省電力動作を行うことができる。よって、より効果的に無線基地局装置の使用電力を抑制することができる。
[変形例5]
変形例5に係る無線基地局装置は、省電力動作を実行した後にこの省電力動作をランダムなタイミングで一時的に解除する。なお、その他の構成については、上記実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。
図18は、本発明の実施形態1の変形例5に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を一時的に解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図18に示すように、省電力動作を実行中の無線基地局装置101は、起動タイマをスタートさせる(ステップS101)。この起動タイマはランダムなタイミングで満了する(ステップS102)。
次に無線基地局装置101は、起動タイマが満了すると、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS103)。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS104)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を一時的に開始する(ステップS105)。
無線基地局装置101は、無線信号の送信を開始すると、次に停止タイマをスタートさせる(ステップS106)。この停止タイマもランダムなタイミングで満了する(ステップS107)。
無線基地局装置101は、停止タイマが満了すると、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS108)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS109)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する、すなわち、省電力動作に戻る(ステップS110)。
以上の変形例5に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線基地局装置101に省電力動作を実行させた後、省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ない場合であっても無線基地局装置101は一時的に通常の動作を実行しているため、無線基地局装置101の使用電力を抑制しつつ、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ないことを外部から探知されることを防ぐことができる。
また、変形例5に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、ランダムなタイミングで省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ないことを外部から探知されることをより適切に防ぐことができる。
[変形例6]
変形例6に係る無線基地局装置は、省電力動作を実行した後に、所定のタイミングで省電力動作を一時的に解除する。なお、その他の構成については、上記実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。
図19は、本発明の実施形態1の変形例6に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を一時的に解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図19に示すように、まず無線基地局装置101は、起動時刻、及び起動時間、すなわち、省電力動作を解除する時間の設定を受け付ける(ステップS111)。
次に、無線基地局装置101は、設定された起動時刻になったと判断すると(ステップS112)、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS113)。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS114)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を一時的に開始する(ステップS115)。
無線基地局装置101は、無線信号の送信を開始すると、次に停止タイマをスタートさせる(ステップS116)。この停止タイマは、ステップS111において受け付けた起動時間が経過した後に満了する(ステップS117)。
無線基地局装置101は、停止タイマが満了すると、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS118)。
上位装置は、無線基地局装置101から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS119)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する、すなわち、省電力動作に戻る(ステップS120)。
以上の変形例6に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線基地局装置101に省電力動作を実行させた後、省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ない場合であっても無線基地局装置101は一時的に通常の動作を実行しているため、無線基地局装置101の使用電力を抑制しつつ、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ないことを外部から探知されることを防ぐことができる。
また、変形例6に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、所定のタイミングで省電力動作を一時的に解除する。
この構成によれば、各環境に応じた適切な設定をすることで、建物B内に無線端末装置202の使用者が居ないことを外部から探知されることをより効果的に防ぐことができる。
[変形例7]
変形例7に係る無線基地局装置は、無線端末装置の使用者に指示に基づき、省電力動作を解除する。
図20は、本発明の実施形態1の変形例7に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図20に示すように、無線端末装置202の使用者が、省電力動作中の無線基地局装置101を起動させたい場合、無線端末装置202を用いて無線基地局装置101へ起動命令を送信する(ステップS121)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202からの起動命令を受信すると、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS122)。
上位装置は、無線基地局装置101から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS123)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する(ステップS124)。そして、無線基地局装置101は、無線信号の送信を開始すると、無線端末装置202へ起動完了通知を送信する(ステップS125)。
以上の変形例7に係る無線基地局装置では、省電力制御部12は、無線基地局装置101に省電力動作を実行させた後、無線端末装置202の使用者の指示に基づき、省電力動作を解除する。
この構成により、無線端末装置202の使用者の要望に応じて無線基地局装置101の使用が可能となる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。なお、実施形態2に係る無線基地局装置は、無線端末装置の指示に基づき省電力動作を実行する。また、実施形態1と同様の部分については説明を繰り返さない。
図21は、本発明の実施形態2に係る無線基地局装置における制御部の構成を示す図である。
図21に示すように、実施形態2に係る無線基地局装置101の制御部98は、上記実施形態1と異なり、省電力制御部12は有しているが、存在判断情報取得部を有していない。そして、無線基地局装置101の省電力制御部12は、無線端末装置202からの指示に基づき、無線基地局装置101に省電力動作を実行させる。
図22は、本発明の実施形態2に係る無線端末装置の構成を示す図である。
図22を参照して、無線端末装置202は、アンテナ81、サーキュレータ82、無線受信部83、無線送信部84、信号処理部85、制御部88、及び入出力部89を備える。信号処理部85は、受信信号処理部86、及び送信信号処理部87を含む。信号処理部85及び制御部88は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等によって実現される。
サーキュレータ82は、アンテナ81において受信された無線基地局装置101からの無線信号を無線受信部83へ出力し、また、無線送信部84から受けた無線信号をアンテナ81へ出力する。
無線受信部83は、サーキュレータ82から受けた無線信号をベースバンド信号又はIF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、この周波数変換した信号をデジタル信号に変換して受信信号処理部86へ出力する。
受信信号処理部86は、無線受信部83から受けたデジタル信号に対してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式におけるFFT(Fast Fourier Transform)等の信号処理を行ない、この信号処理後のデジタル信号の一部又は全部を制御部88へ出力する。
制御部88は、受信信号処理部86から受けたデジタル信号を、たとえば音声データ及び映像データに変換し、必要に応じてアナログ信号に変換する。そして、制御部88は、スピーカ、マイク、ディスプレイ及びキー入力装置等を含む入出力部89へ出力する。
また、制御部88は、たとえば、音声データ、及びキー入力装置において受け付けた無線端末装置202を制御するための制御信号等を入出力部89から受ける。そして、制御部88は、入出力部89から受けた音声データ及び制御信号に所定の信号処理を行なって通信データを生成し、送信信号処理部87へ出力する。
送信信号処理部87は、制御部88から受けた通信データ、又は自ら生成した通信データに対してCDMA(Code Division Multiple Access)方式における拡散処理等の信号処理を行ない、この信号処理後のデジタル信号を無線送信部84へ出力する。
無線送信部84は、送信信号処理部87から受けたデジタル信号をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号を無線信号に周波数変換してサーキュレータ82へ出力する。
図23は、本発明の実施形態2に係る無線端末装置における制御部の構成を示す図である。
図23に示すように、制御部88は、位置情報取得部21、及び指示部22を含む。位置情報取得部21は、例えばGPS等によって、自己の無線端末装置202の位置情報を取得する。また、指示部22は、位置情報取得部21によって取得された位置情報に基づき、無線基地局装置101の省電力動作に関する指示を無線基地局装置101に与える。
図24は、本発明の実施形態2に係る無線基地局装置が省電力動作を実行する際の動作手順を定めたフローチャートである。
図24に示すように、まず、無線端末装置202における位置情報取得部21は、無線端末装置202の位置情報をGPS等によって取得する(ステップS131)。
次に、無線端末装置202における指示部22は、ステップS131において取得した位置情報に基づき、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かの判断をする(ステップS132)。
具体的には、指示部22は、無線端末装置202が無線基地局装置101を中心とした所定の領域内に存在すると位置情報が示す場合、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断する。一方、指示部22は、無線端末装置202が所定の領域外に存在すると位置情報が示す場合、無線端末装置202の使用者は建物B内に居ないと判断する。なお、無線端末装置202が所定の領域内にあれば、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ない場合であっても、所定時間内に建物B内に居るようになる可能性が高いため、無線基地局装置101は無線端末装置202の使用者が建物B内に居るものとみなす。
指示部22は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断すると(ステップS132のYes)、そのまま処理を終了する。一方、指示部22は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断すると(ステップS132のNo)、無線基地局装置101に対して、省電力動作に関する指示をする(ステップS133)。
無線基地局装置101が無線端末装置202の指示部22による省電力動作の指示を受けると、無線基地局装置101の省電力制御部12が無線基地局装置101に省電力動作を実行させる(ステップS134)。
図25は、本発明の実施形態2に係る無線基地局装置が省電力動作を解除する際の動作手順を定めたフローチャートである。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図25に示すように、無線端末装置202の位置情報取得部21は、無線端末装置202の位置情報をGPS等によって取得する(ステップS141)。
次に、無線端末装置202の指示部22は、ステップS141において取得した位置情報に基づき、無線端末装置202の使用者が建物B内に居るか否かの判断をする(ステップS142)。
指示部22は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ないと判断すると(ステップS142のNo)、そのまま処理を終了する。すなわち、無線基地局装置101は省電力動作を解除しない。
一方、指示部22は、無線端末装置202の使用者が建物B内に居ると判断すると(ステップS142のYes)、無線基地局装置101に対して、省電力動作を解除させるための指示をする(ステップS143)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202の指示部22による指示を受けると、無線基地局装置101の省電力制御部12が無線基地局装置101の省電力動作を解除する(ステップS144)。
図26は、本発明の実施形態2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を実行する際のシーケンスを示す図である。
図26に示すように、まず、無線端末装置202は、GPS等によって自己の位置情報を取得する(ステップS151)。
次に、無線端末装置202は、取得した自己の位置情報に基づき、無線基地局装置101を中心とした所定の領域内に無線端末装置202が存在するか否かの判断をする(ステップS152)。
無線端末装置202は、ステップS152において、無線端末装置202が所定の領域内にないと判断した場合、無線端末装置202の使用者は建物B内に居ないとして、無線基地局装置101に停止命令を送信する(ステップS153)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202から停止命令を受信すると、上位装置へ停止許可申請を送信する(ステップS154)。
上位装置は、無線端末装置202から停止許可申請を受信して、無線基地局装置101へ停止許可申請に対する停止許可を送信する(ステップS155)。
無線基地局装置101は、上位装置から停止許可を受信すると、無線信号の送信を停止する(ステップS156)。そして、無線基地局装置101は、無線信号の送信を停止すると、無線端末装置202へ停止完了通知を送信する(ステップS157)。
図27は、本発明の実施形態2に係る無線通信システムにおいて、無線基地局装置が省電力動作を解除する際のシーケンスを示す図である。なお、無線基地局装置101は既に省電力動作を実行しているものとして説明する。
図27に示すように、無線端末装置202は、GPS等によって自己の位置情報を取得し(ステップS161)、この位置情報に基づき、無線端末装置202が所定の領域内に存在するか否かを判断する(ステップS162)。
無線端末装置202は、ステップS162において、無線端末装置202が所定の領域内に存在すると判断した場合、無線端末装置202の使用者は建物B内に居るものとみなして、無線基地局装置101に起動命令を送信する(ステップS163)。
無線基地局装置101は、無線端末装置202から起動命令を受信すると、上位装置へ起動許可申請を送信する(ステップS164)。
上位装置は、無線端末装置202から起動許可申請を受信して、無線基地局装置101へ起動許可申請に対する起動許可を送信する(ステップS165)。
無線基地局装置101は、上位装置から起動許可を受信すると、無線信号の送信を開始する、すなわち省電力動作を解除する(ステップS166)。そして、無線基地局装置101は、無線信号の送信を停止すると、無線端末装置202へ起動完了通知を送信する(ステップS167)。
以上の実施形態2に係る無線端末装置では、建物B内に設置される無線基地局装置101との間で無線信号を送受信する。そして、位置情報取得部21は、無線端末装置202の位置情報を取得する。また、指示部22は、位置情報に基づき、無線基地局装置101の省電力動作に関する指示を無線基地局装置101に与える。
この構成によれば、無線端末装置202の使用者が建物内に居ないとき、すなわち、建物B内に設置された無線基地局装置を必要としないときは、無線端末装置は、その建物内に設置された無線基地局装置に省電力動作を実行させることができる。よって、無線基地局装置の使用電力をより効果的に抑制することができる。
11 存在判断情報取得部
12 省電力制御部
13 通信情報取得部
14 設定受付部
21 位置情報取得部
22 指示部
101 無線基地局装置
202 無線端末装置
303 センサ

Claims (20)

  1. 建物内に設置され、無線端末装置との間で無線信号を送受信するための無線基地局装置であって、
    所定の無線端末装置の使用者が前記建物内に居るか否かを判断するための存在判断情報を取得するための存在判断情報取得部と、
    前記存在判断情報に基づき、自己の無線基地局装置に省電力動作を実行させるための省電力制御部と、
    を備える、無線基地局装置。
  2. 前記存在判断情報取得部は、前記無線端末装置の位置情報を前記存在判断情報として取得し、
    前記省電力制御部は、前記位置情報に基づき、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記省電力制御部は、前記無線端末装置が所定の領域外に存在することを前記位置情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項2に記載の無線基地局装置。
  4. 前記存在判断情報取得部は、前記無線端末装置が在圏するセルを示す在圏セル情報を前記存在判断情報として取得し、
    前記省電力制御部は、前記在圏セル情報に基づき、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  5. 前記省電力制御部は、前記無線端末装置の在圏するセルが所定のセルから他のセルに切り替わったことを前記在圏セル情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項4に記載の無線基地局装置。
  6. 前記存在判断情報取得部は、前記使用者が前記建物内に居ることを検知可能なセンサからの情報を前記存在判断情報として取得し、
    前記省電力制御部は、前記センサからの情報に基づき、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  7. 前記省電力制御部は、前記センサからの情報により、前記使用者が建物内に居る確率を示す存在確率を算出し、算出した前記存在確率に基づき、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項6に記載の無線基地局装置。
  8. 前記省電力制御部は、前記使用者が前記建物内に居ることを前記センサが所定時間検知していないことを前記センサからの情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項6又は請求項7に記載の無線基地局装置。
  9. 前記省電力制御部は、前記使用者が前記建物内に居ないことを前記センサが検知したことを前記センサからの情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  10. 前記無線端末装置の通信状況を示す通信情報を取得するための通信情報取得部をさらに備え、
    前記省電力制御部は、前記通信情報に基づき、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  11. 前記省電力制御部は、前記無線端末装置が所定時間通信していないことを前記通信情報が示す場合に、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項10に記載の無線基地局装置。
  12. 前記省電力動作を実行する時刻の設定を受け付けるための設定受付部をさらに備え、
    前記省電力制御部は、前記時刻になると、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させる、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  13. 前記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させた後、前記存在判断情報に基づき、前記無線端末装置の使用者が前記建物内に居ると判断した場合、前記省電力動作を解除する、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  14. 前記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させた後、前記省電力動作を一時的に解除する、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  15. 前記省電力制御部は、ランダムなタイミングで前記省電力動作を一時的に解除する、請求項14に記載の無線基地局装置。
  16. 前記省電力制御部は、所定のタイミングで前記省電力動作を一時的に解除する、請求項14に記載の無線基地局装置。
  17. 前記省電力制御部は、自己の無線基地局装置に前記省電力動作を実行させた後、前記無線端末装置の使用者の指示に基づき、前記省電力動作を解除する、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の無線基地局装置。
  18. 建物内に設置される無線基地局装置との間で無線信号を送受信するための無線端末装置であって、
    自己の無線端末装置の位置情報を取得するための位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づき、前記無線基地局装置の省電力動作に関する指示を前記無線基地局装置に与えるための指示部と、
    を備える、無線端末装置。
  19. 建物内に設置され、無線端末装置との間で無線信号を送受信するための無線基地局装置における通信制御プログラムであって、コンピュータに、
    所定の無線端末装置の使用者が前記建物内にいるか否かを判断するための存在判断情報を取得するステップと、
    前記存在判断情報に基づき自己の無線基地局装置に省電力動作を実行させるステップと、
    を実行させるための、通信制御プログラム。
  20. 建物内に設置される無線基地局装置との間で無線信号を送受信するための無線端末装置における通信制御プログラムであって、コンピュータに、
    自己の無線端末装置の位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報に基づき、前記無線基地局装置の省電力に関する指示を前記無線基地局装置に与えるステップと、
    を実行させるための、通信制御プログラム。
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