JP2013176246A - Motor unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、モータユニットに関するものである。 The present invention relates to a motor unit.
スイッチング素子から構成される第1の回路基板を収納するためのケースと、このケースを固定するための固定部材側に設けられるとともに第1の回路基板を冷却するための冷却構造とを備え、上記固定部材は、上記ケースを固定するとともに、制御回路により構成される第2の回路基板を収納し、第2回路基板、固定部材及びケースをボルトで固定させた電気機器が知られている(特許文献1)。 A case for housing the first circuit board composed of the switching elements, and a cooling structure for cooling the first circuit board while being provided on the fixing member side for fixing the case; An electric device is known in which the fixing member fixes the case and houses a second circuit board configured by a control circuit, and the second circuit board, the fixing member, and the case are fixed with bolts (patent). Reference 1).
しかしながら、第2回路基板をケースに固定するために、第2回路基板にボルトを通すための貫通孔を設ける必要があるため、基板が大型化するという問題があった。 However, in order to fix the second circuit board to the case, it is necessary to provide a through hole for passing a bolt through the second circuit board, which causes a problem that the board becomes large.
本発明が解決しようとする課題は、基板の小型化を可能とするモータユニットを提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a motor unit capable of reducing the size of a substrate.
本発明は、モータのロータ及びステータを収容する第1ケースと、モータの回転軸の端部の周囲を覆う第2ケースと、第1ケースと第2ケースとを締結する第1締結部とを備え、第1締結部による第1ケースと第2ケースとの締結により生じた応力で、第1ケースと第2ケースとの間で、駆動回路を実装した基板を狭持させることによって上記課題を解決する。 The present invention includes a first case that houses a rotor and a stator of a motor, a second case that covers the periphery of the end of the rotating shaft of the motor, and a first fastening portion that fastens the first case and the second case. The above-mentioned problem is achieved by sandwiching the substrate on which the drive circuit is mounted between the first case and the second case with the stress generated by the fastening between the first case and the second case by the first fastening portion. Solve.
本発明は、基板をケースに固定するために、ねじ止め用の貫通孔を基板に空けなくてもよいため、基板の面積を小さくすることができ、その結果として、インバータを小型化させることができる。 The present invention does not require a through-hole for screwing in the board to fix the board to the case, so the area of the board can be reduced, and as a result, the inverter can be miniaturized. it can.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係るモータユニットの部分断面図である。本例のモータユニットは、モータとインバータとをケース内に収容することで、一体的に形成した機電一体型のモータユニットであり、例えば電気自動車などの車両等の駆動源となる駆動装置として用いられる。なお、以下、本例のモータユニットを車両に搭載する例を挙げて説明するが、車両以外の装置に搭載してもよい。
<< First Embodiment >>
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a motor unit according to an embodiment of the present invention. The motor unit of this example is an electromechanically integrated motor unit that is integrally formed by housing a motor and an inverter in a case, and is used as a drive device serving as a drive source for vehicles such as electric vehicles It is done. In the following, an example in which the motor unit of this example is mounted on a vehicle will be described, but it may be mounted on a device other than the vehicle.
モータユニット1は、円筒状のケース10内に、モータ20及びパワーモジュール40等を収容した略円筒状のユニットである。図1では、モータユニット1の中心軸に対して垂直方向で切断した断面のうち、モータユニット1の半分の断面を図示した図である。また、図2は、モータユニット1の中心軸に対して垂直方向に切断した、モータユニット1の断面図であり、図1のII線に沿う断面図である。なお、図2において、引出線221は省略している。
The motor unit 1 is a substantially cylindrical unit in which a
図1に示すように、本例のモータユニット1は、ケース10と、モータ20と、ベアリング31と、ベアリング保持部32と、パワーモジュール40と、ドライバ素子51と、ドライバ基板52と、締結部材61、62を備えている。
As shown in FIG. 1, the motor unit 1 of this example includes a
ケース10は、ケース11とケース12を備えている。ケース10の円状の側面の中心点を通る中心軸と、モータ10のシャフト24の中心軸とが同軸になっている。ケース11は、有底円筒状のケースであり、ケース10の本体部となり、モータのロータ21及びステータ22を収容している。ケース11は、金属製のケースである。ケース11は、軸方向に対して一端側の面は金属製の円形状の部材を有し、一方、他端側の面は開放しており、かつ、ケース12との締結面になっている。
The
ケース12は、モータ20の回転軸となる、シャフト24の中心軸の端部を覆うためのケースである。ケース12は、ケース11と同様に金属製のケースである。ケース12は、本体部となるケース11に対して蓋体になっている。ケース12は、シャフト24の中心軸の端部のうち一方の端部を開放し、当該端部の側面から、後述するベアリング保持部32を介して、覆うように形成されている。またケース12は、モータ20及びインバータを冷却するための冷却器としても機能し、ケース11には、ヒートシンク123が設けられている。また、ケース12は、図示しないシール部材を介して、ケース11及びベアリング保持部32に固定されている。
The
モータ20は、ロータ21と、ステータ22と、ハウジング23と、シャフト24とを備えている。ロータ21は、ロータコア211と永久磁石212とを有している。ロータ21は、シャフト24の中心軸に対して垂直な径方向で、シャフト24の一部の周囲を覆うように、シャフト24に固定されている。ロータコア211は、円筒状で薄型の鋼板である磁性体を複数積層することで形成された積層体である。当該複数の鋼板の中心は、シャフト24を通すための孔が形成されている。またロータコア211には、シャフト24の軸方向に対して垂直な径方向で、外周の付近に、永久磁石212を貫通させるための貫通孔が設けられている。永久磁石212は、シャフト24の軸方向に沿った棒状の磁石であり、ロータコア211の貫通孔に埋め込まれ、ロータコア211に保持されている。
The
ステータ22は、ロータ21の外周と、所定の間隔を設けて、シャフト24の中心軸の径方向に、ロータ21よりも外方に配置されている。ステータ22は、コイル(図示しない)を有していており、後述するパワーモジュール40からの交流電流を当該コイルに流すことで、磁界を発生させて、ロータ21を回転させる。ステータ22のコイルは、コイル引出線221により、パワーモジュール40と電気的に接続している。
The
ハウジング23は、ステータ22を保持するための絶縁部材であって、ケース11に接着剤等で、固定されている。シャフト24は、モータ20の回転軸であって、ベアリング31を介して、ケース10に支持されている。シャフト24の中心軸が、モータ20の回転軸となる。シャフト24は、車両の駆動軸に結合されている。
The
ベアリング31は、シャフト24の軸受となるボールベアリングであり、シャフト24の中心軸でモータ20を滑らかに回転させるように、シャフト24の側面を2箇所で支持している。
The
ベアリング保持部32は、ベアリング31を保持する部材である。ベアリング保持部32は、シャフト24の開放側の端部の周囲を覆うように形成されており、シャフト24の中心軸の径方向において、シャフト24とケース12との間に配置されている。ベアリング31は、シャフト24を通すために形成されたベアリング保持部32の貫通孔に、接着剤等又は当該貫通孔に圧入されることでベアリング保持部32に固定されている。
The
パワーモジュール40は、電力を変換するための複数のスイッチング素子と、複数のスイッチング素子を実装した基板とを有している。スイッチング素子にはIGBTやMOSFET等のトランジスタが用いられている。また、基板は、アルミ製の基板であり、絶縁シート等を介してケース11に固定されている。複数のスイッチング素子はモジュール化されて基板上に実装されている。パワーモジュール40の表面の一部は、ケース11の内方側の側面と絶縁シート等を介して当接されている。そして、パワーモジュール40からの発熱は、この当接面を介して、ケース11に伝わり、金属製のケース11により放熱される。
The
パワーモジュール40は、ドライバ素子51と電気的に接続されるバスバ401と、引出線221を電気的に接続するための端子402とを有している。バスバ401は金属製の板状の部材である。端子402は、パワーモジュール40の出力端子であり、コネクタである。
The
ドライバ素子51は、パワーモジュール40のスイッチング素子のオン及びオフを切り換えるための駆動回路の回路素子である。ドライバ基板52は、樹脂製の板状の基板である。ドライバ基板52上には、印刷や蒸着等で配線パターンが形成され、この配線パターンの上に、ドライバ素子51が実装されている。ドライバ素子51には、必ずしも駆動回路素子の回路素子に限らず、図示しないバッテリから入力される電力を平滑するためのコンデンサ等を含んでもよく、また駆動回路を制御するための制御回路素子を含んでもよい。ドライバ基板52は、駆動回路の回路基板に限らず、制御回路用の制御基板を兼ねてもよい。
The
ドライバ素子51は、ドライバ基板52上で、シャフト34の中心軸に対して周方向に、所定の間隔毎に分離して配置されている(図2参照)。
The
またパワーモジュール40は、シャフト34の中心軸の軸方向において、ステータ22とドライバ基板52との間に配置されている。そのため、ドライバ素子51からパワーモジュール40を接続し、ステータ22のコイルまで接続するまでの配線距離を短くすることができる。
The
締結部材61は、ケース11及びケース12を締結することで固定するためのボルトである。ケース12には、締結部材61を貫通させるための貫通孔がケース12の外周付近に設けられ、ケース11には、当該貫通孔と軸心を同一とする、ねじ穴が設けられている。そして、締結部材61を貫通孔に通してねじ穴で締結することで、ケース11及びケース12の締結面で、ケース11、12を固定している。また、ベアリング保持部32には、締結部材62を貫通させるための貫通孔が設けられ、ケース12には、当該貫通孔と軸心を同一とする、ねじ穴が設けられている。そして、締結部材62を、ベアリング保持部32の貫通孔を通して、ケース12のねじ穴に締結されることで、ケース12及びベアリング保持部32が固定される。
The
次に、ドライバ基板52の固定部分の構造について、図1を用いて説明する。ケース11には、ケース12との締結面のうち、ケース10の内方側を切り欠いた切り欠き部112を有している。切り欠き部112は、ドライバ基板52の厚さ(モータ20の回転軸の軸方向の厚さ)に対応するよう、ケース11の締結面111に対して凹部になっている。ここで、ケース11の締結面111及びケース12の締結面121は、締結部材61による締結によって接触する面であって、ケース11の締結面111は、ねじ穴の開口面を含み、ケース12の締結面121は、貫通孔の開口面を含む面である。ケース11の締結面111及び切り欠き部112の表面は、ケース11の表面の一部になるよう形成されている。切り欠き部112と対向するケース12の対向面は、ケース12の締結面121と面一になっている。
Next, the structure of the fixed portion of the
ドライバ基板52は、切り欠き部112の表面と、ケース12の締結面121との間で狭持されることで、ケース10に固定されている。上記の通り、ケース11、12は金属製の部材であり、ドライバ基板52は樹脂製の部材である。言い換えると、ドライバ基板52の弾性率は、ケース10の弾性率よりも低く、ドライバ基板52は、外部からの応力に対して、ケース10よりも変形しやすい。そして、ドライバ基板52の厚さは、シャフト24の中心軸の軸方向への切り欠き部112の厚さより、大きくなるよう形成されている。
The
次に、ドライバ基板52の固定部分の作用について説明する。ドライバ基板52を、切り欠き部112に位置合わせした状態で、締結部材61、62でケース11及びケース12と、ケース12及びベアリング保持部32とを締結させると、ドライバ基板52の表面の内、ケース11及びケース12と接触する部分で、ドライバ基板52は応力を受ける。また、ドライバ基板52は、金属製のケース11、12により圧縮変形して狭持される。すなわち、ドライバ基板52は、締結部材61によるケース11、12の締結により生じた応力によって、ケース11とケース12との間で狭持され、ケース11及びケース12に固定される。また、ドライバ素子51はドライバ基板52に固定されているため、ドライバ素子51はドライバ基板52を介してケース10に固定されることになる。
Next, the operation of the fixed portion of the
また、切り欠き部112の表面のうち、ドライバ基板52の主面と対向する面は、締結部材61、62の軸心の軸方向を、法線方向としている。ケース12の締結面121のうち、ドライバ基板52の主面と対向する面は、締結部材61の軸心の軸方向を、法線方向としている。そのため、ドライバ基板52を切り欠き部112と締結面121との間で狭持させると、締結部材61、62の締め付けの力の方向に対して、ドライバ基板52とケース11、12とのそれぞれの接触面の法線方向が同一方向になる。ゆえに、ケース11、12からドライバ基板52に加わる圧力が大きくなるため、ドライバ基板52をケース11とケース12との間に狭持して、固定させることができる。
In addition, the surface of the
これにより、ケース11、12が、締結面111及び締結面121で締結部材61により締結すると共に、ドライバ基板52がケース11とケース12との間で締め付けられるため、本例は、ボルトなどの部材を用いることなく、ドライバ基板52をケース10に固定することができる。
Accordingly, the
上記の通り、本例において、ドライバ基板52は、締結部61によるケース11及びケース12により生じた応力で、ケース11とケース12との間で狭持されている。これにより、ケース11、12を締結する際の、締結部材61によるボルト軸力(締結部材61の締め付けの力)にて、ドライバ基板52を加圧して、ケース10に固定することができるため、ドライバ基板52に、ボルトの通し孔等を設ける必要なく、ドライバ基板52の小面積化を図ることができる。その結果として、インバータの小型化を図ることができる。
As described above, in this example, the
また本例において、ドライバ基板52は、ケース10の弾性率より低い弾性率の材料で形成されている。これにより、ケース11、12でドライバ基板52を狭持させると、ドライバ基板52が弾性変形するため、ドライバ基板52をケース10に固定することができる。また、ドライバ基板52に寸法誤差がある場合に、ドライバ基板52の弾性変形により、当該寸法誤差が吸収されるため、ドライバ基板52の固定位置の精度を高めることができ、さらにシール性を高めることができる。
In this example, the
また本例は、スイッチング素子をモジュール化したパワーモジュールを備えている。これにより、インバータのうち、特に熱の発する部分が他の回路素子から分離されるため、ケース11、12とドライバ基板52との固定部分における冷却構造を厳しく管理しなくてもよく、固定部分における構造上の自由度を高めることができる。
Further, this example includes a power module in which switching elements are modularized. As a result, the heat generating portion of the inverter is separated from the other circuit elements, so that it is not necessary to strictly manage the cooling structure in the fixing portion between the
また本例において、パワーモジュール40は、モータ20の回転軸の軸方向において、ドライバ基板52とステータ22との間に配置されている。これにより、モータ20からパワーモジュール40を介してドライバ素子51に接続する際の結線作業性及び組立性を向上させることができ、また配線長を短くすることができる。
In this example, the
なお、本例は、切り欠き部112をケース11に設けたが、切り欠き部112をケース12に設けてもよく、またケース11及びケース12にそれぞれ設けてもよい。
In this example, the
また、本例は、パワーモジュール40に含まれる素子と、ドライバ素子51とをモジュール化により一体化させて、ドライバ基板52に相当する樹脂製の基板に、モジュール化した回路素子を実装し、パワーモジュール40及びドライバ素子51を実装した基板を、ケース11、12に狭持させることで、固定してもよい。
Also, in this example, the elements included in the
上記のケース11が本発明の「第1ケース」に相当し、ケース12が本発明の「ケース12」に、締結部材61が「第1締結部」に、締結部材62が「第2締結部」に、ドライバ基板52が「基板」に、ベアリング保持部32が「保持部」に相当する。
The
《第2実施形態》
図3は、発明の他の実施形態に係るモータユニットの部分断面図である。図4はモータユニット1の中心軸に対して垂直方向に切断した、モータユニット1の断面図であり、図3のIV線に沿う断面図である。本例では上述した第1実施形態に対して、ドライバ基板52の構成の一部が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。
<< Second Embodiment >>
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of a motor unit according to another embodiment of the invention. 4 is a cross-sectional view of the motor unit 1 cut in a direction perpendicular to the central axis of the motor unit 1, and is a cross-sectional view taken along line IV of FIG. In this example, a part of the configuration of the
図3及び図4に示すように、シャフト34の軸方向に対して垂直な径方向で、外方及び内方にそれぞれ位置する、ドライバ基板52の端部には、凹部521がそれぞれ形成されている。凹部521は、シャフト34の中心軸の径方向を法線とする、ドライバ基板52の両側面を凹ませることで形成され、当該側面からスリットをいれることで形成されている。ドライバ基板52の厚み方向(シャフト34の中心軸の軸方向)において、凹部521は2枚の板を平行に配置した形状に、凹部521以外のドライバ基板52の部分は、この2枚分の板の厚さよりも厚い、1枚の板を配置した形状になるよう、ドライバ基板52が形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, a
本例のドライバ基板52は、金属製の材料で形成されている。またベアリング保持部32も金属製の材料で形成されている。そのため、ケース10、ベアリング保持部32及びドライバ基板52は、共に金属製であり、単位体積あたりの弾性では、大きな差はない。一方、締結部61、62の中心軸の軸方向(シャフト34の中心軸の軸方向)において、凹部521の厚さは、凹部521以外のドライバ基板52の部分の厚さ、ケース11、12の厚さ、及び、ベアリング保持部32の厚さよりも薄い。そのため、凹部521の剛性がケース10の剛性及びベアリング保持部32の剛性よりも小さくなるよう、凹部521は形成されている。
The
一対の凹部521のうち、シャフト34の中心軸に対して径方向で外方に位置する凹部521は、切り欠き部112に配置され、切り欠き部112の表面とケース12の締結面121との表面との間に狭持されている。一方、一対の凹部521のうち、シャフト34の中心軸に対して径方向で内方に位置する凹部521は、ベアリング保持部32の切り欠き部322に配置され、切り欠き部322の表面とケース12の締結面121との表面との間に狭持されている。
Of the pair of
次に、ドライバ基板52の固定部分の作用について説明する。ドライバ基板52を、切り欠き部112、322に位置合わせした状態で、締結部材61、62でケース11及びケース12と、ケース12及びベアリング保持部32とを締結させると、ドライバ基板52の表面のうち、凹部521の表面で締結部材61、62による応力を受ける。そして、厚さの薄い凹部521は、ケース11、12により圧縮変形して狭持される。
Next, the operation of the fixed portion of the
すなわち、ドライバ基板52は、締結部材61によるケース11、12の締結により生じた応力によって、ケース11とケース12との間で狭持され、ケース11及びケース12に固定される。ドライバ基板52は、締結部材62によるケース12、ベアリング保持部32の締結により生じた応力によって、ベアリング保持部32とケース12との間で狭持され、ケース11及びケース12に固定される。
That is, the
上記の通り、本例は、ケース11及びケース12で狭持される部分である凹部521の剛性を、ケース11、12の剛性より低くする。これにより、ケース11、12でドライバ基板52を狭持させると、ドライバ基板52が弾性変形するため、ドライバ基板52をケース10に固定することができる。また、ドライバ基板52に寸法誤差がある場合に、ドライバ基板52の弾性変形により、当該寸法誤差が吸収されるため、ドライバ基板52の固定位置の精度を高めることができ、さらにシール性を高めることができる。
As described above, in this example, the rigidity of the
また本例において、ドライバ基板52は、締結部材62によるケース12及びベアリング保持部32により生じた応力で、ケース11とケース12との間で狭持されている。これにより、ケース11、12を締結する際の、締結部材62によるボルト軸力(締結部材62の締め付けの力)にて、ドライバ基板52を加圧して、ケース10に固定することができるため、ドライバ基板52を固定するための他の部材を用いる必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。
In this example, the
《第3実施形態》
図5は、発明の他の実施形態に係るモータユニットの部分断面図である。図6はモータユニット1の中心軸に対して垂直方向に切断した、モータユニット1の断面図であり、図5のVI線に沿う断面図である。本例では上述した第2実施形態に対して、緩衝部材71、72を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。
<< Third Embodiment >>
FIG. 5 is a partial cross-sectional view of a motor unit according to another embodiment of the invention. 6 is a cross-sectional view of the motor unit 1 cut in a direction perpendicular to the central axis of the motor unit 1, and is a cross-sectional view taken along line VI of FIG. In this example, the point which provides the
図5及び図6に示すように、ドライバ基板52の端部のうち、ケース11とケース12との間の端部には、緩衝部材71が設けられている。また、ドライバ基板52の端部のうち、ベアリング保持部32とドライバ基板52との間の端部には、緩衝部材72が設けられている。
As shown in FIGS. 5 and 6, a
緩衝部材71、72は、ドライバ基板52を固定する際の、ドライバ基板52の変形を緩和させるための部材であって、例えば樹脂などの弾性率の低い材料で形成されている。ドライバ基板52はセラミックにより形成されている。そのため、緩衝部材71、72の弾性率は、ドライバ基板52の弾性率よりも低い。
The
緩衝部材71は、シャフト34の中心軸を含む平面(シャフト34の径方向に沿う平面)で切断した断面において、T字状になるよう形成されている(図5を参照)。第1ケース11の切り欠き部112には緩衝部材71を嵌合するための凹部が設けられている。また当該凹部と対向する位置であって、第2ケース12の締結面121には、緩衝部材71を嵌合するための凹部が設けられている。また、ドライバ基板52の端部のうち、第1ケース11及び第2ケース12で狭持される端部には、緩衝部材71を嵌合するための凹部521が設けられている。すなわち、T字状に形成された緩衝部材71の突起している部分は、第1ケース11の切り欠き部112の凹部、第2ケース12の締結面121の凹部、ドライバ基板52の凹部521にそれぞれ嵌合される。
The
緩衝部材72は、シャフト34の中心軸を含む平面(シャフト34の径方向に沿う平面)で切断した断面において、T字状になるよう形成されている(図5を参照)。ベアリング保持部32の切り欠き部322には緩衝部材72を嵌合するための凹部が設けられている。また当該凹部と対向する位置であって、第2ケース12の締結面には、緩衝部材72を嵌合するための凹部が設けられている。また、ドライバ基板52の端部のうち、第2ケース11及びベアリング保持部32で狭持される端部には、緩衝部材72を嵌合するための凹部521が設けられている。すなわち、T字状に形成された緩衝部材72の突起している部分は、ベアリング保持部32の切り欠き部322の凹部、第2ケース12の締結面の凹部、ドライバ基板52の凹部521にそれぞれ嵌合される。
The
ケース11とケース12とが対向する対向面である締結面111及び締結面121のそれぞれの法線方向(シャフト34の中心軸の軸方向)において、緩衝部材71、72の厚さは、ドライバ基板52の厚さよりも大きい。そのため、緩衝部材71、72とドライバ基板52とを嵌合させた状態で、ケース11、12及びベアリング保持部32でドライバ基板52及び緩衝部材71、72を狭持させると、締結面は緩衝部材71、72と接触するが、ドライバ基板52と接触しない。
In each normal direction of the
次に、ドライバ基板52の固定部分及び緩衝部材71、72の作用について説明する。ドライバ基板52及び緩衝部材71、72を、ケース11とケース12との間で狭持される部分、及び、ケース12とベアリング保持部32との間で狭持される部分に、それぞれ位置合わせし、かつ、ドライバ基板52を緩衝部材71、72にそれぞれ嵌合させた状態で、締結部材61、62で、ケース11及びケース12とケース12及びベアリング保持部32とを締結させる。緩衝部材71、72は、ケース11、12及びベアリング保持部32から応力を受ける。緩衝部材71、72は、ケース11、12、ベアリング保持部32及びドライバ基板52の端部より弾性率の低い材料で形成されているため、ケース11、12及びベアリング保持部32の締結により生じた応力で圧縮変形し狭持され、ケース11と緩衝部材71との間、ケース12と緩衝部材71との間、ベアリング保持部32と緩衝部材72との間、ケース12と緩衝部材72との間は、接触した状態になる。
Next, the operation of the fixed portion of the
ドライバ基板52には、ケース11、12との間、又は、ベアリング保持部32との間で、隙間が形成されているが、ドライバ基板52の端部に形成された凹部521が、緩衝部材71、72と嵌合することで保持されている。これにより、ドライバ基板52は、緩衝部材71、72を介して、ケース11、12の間、及び、ケース12とベアリング保持部32との間に、それぞれ狭持され、ケース11、12及びベアリング保持部32に固定される。
A gap is formed in the
上記のように、本例は、ケース11とケース12により狭持される部分に、ドライバ基板52の弾性率よりも低い弾性率の材料で形成された緩衝部材71、72を備えている。これにより、ケース11とケース12との間、及び、ケース12とベアリング保持部32との間で、ドライバ基板52を狭持させて固定する際に、ドライバ基板52の変形を緩和することができる。
As described above, this example includes the
また本例において、ドライバ基板52は、緩衝部材71、72と嵌合する凹部521を有している。これにより、ケース11とケース12との間、及び、ケース12とベアリング保持部32との間で、ドライバ基板52と緩衝部材71、72との密着性を向上させることができる。
In this example, the
また本例において、ケース11、12の締結面111、121の法線方向において、緩衝部材71、72の厚さはドライバ基板52の厚さより大きい。これにより、ケース11、12の締結面がドライバ基板52に直接接触しない構造になるため、ドライバ基板52の変形を防ぐことができる。
In this example, the thickness of the
なお、本例において、ドライバ基板52とケース11、12との間、又は、ドライバ基板52とベアリング保持部32との間で、隙間が形成されているが、必ずしも当該隙間を設ける必要はなく、本例は、ドライバ基板52とケース11、12との間を接触させてもよく、あるいは、ドライバ基板52とベアリング保持部32との間をさせてもよい。
In this example, a gap is formed between the
また、緩衝部材71、72を円環状に形成した場合、ケース11、12間をシールすることもできる。
Moreover, when the
上記の緩衝部材71、72が本発明の「緩衝部」に相当し、凹部521が本発明の「嵌合部」に相当する。
The
1…モータユニット
10…ケース
11、12…ケース
111、121…締結面
112…切り欠き部
123…ヒートシンク
20…モータ
21…ロータ
211…ロータコア
212…永久磁石
22…ステータ
221…引出線
23…ハウジング
24…シャフト
31…ベアリング
32…ベアリング保持部
322…切り欠き部
40…パワーモジュール
401…バスバ
402…端子
51…ドライバ素子
52…ドライバ基板
521…凹部
61、62…締結部材
71、72…緩衝部材
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
Claims (9)
前記モータのロータ及びステータを収容する第1ケースと、
前記モータの回転軸の端部の周囲を覆う第2ケースと、
前記第1ケースと前記第2ケースとを締結する第1締結部と、
前記インバータのスイッチング素子を駆動させる駆動回路を実装した基板とを備え、
前記基板は、前記第1締結部による前記第1ケースと前記第2ケースとの締結により生じた応力で、前記第1ケースと前記第2ケースとの間で狭持されている
ことを特徴とするモータユニット。 In a motor unit in which a motor and an inverter are housed together,
A first case housing the rotor and stator of the motor;
A second case that covers the periphery of the end of the rotating shaft of the motor;
A first fastening portion for fastening the first case and the second case;
A board on which a drive circuit for driving the switching element of the inverter is mounted;
The board is sandwiched between the first case and the second case by a stress generated by the fastening between the first case and the second case by the first fastening portion. Motor unit to be used.
前記基板は、前記緩衝部を介して、前記第1ケースと前記第2ケースとの間で狭持されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータユニット。 The portion further sandwiched between the first case and the second case further includes a buffer portion formed of a material having an elastic modulus lower than that of the substrate,
The motor unit according to any one of claims 1 to 3, wherein the substrate is sandwiched between the first case and the second case via the buffer portion.
ことを特徴とする請求項4記載のモータユニット。 The motor unit according to claim 4, wherein the substrate has a fitting portion that fits with the buffer portion.
請求項4又は5記載のモータユニット。 6. The motor unit according to claim 4, wherein a thickness of the buffer portion is greater than a thickness of the substrate in a normal direction of a facing surface where the first case and the second case face each other.
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のモータユニット。 The motor unit according to claim 1, further comprising a power module in which the switching element is modularized.
ことを特徴とする請求項7記載のモータユニット。 The motor unit according to claim 7, wherein the power module is disposed between the substrate and the stator in an axial direction of a rotation shaft of the motor.
前記第2ケースと前記保持部とを締結する第2締結部とをさらに備え、
前記基板は、前記第2締結部による前記第2ケースと前記保持部との締結により生じた応力で、前記第2ケースと前記第保持部との間で狭持されている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のモータユニット。 A holding portion for holding a bearing of the shaft of the motor;
A second fastening part for fastening the second case and the holding part;
The substrate is sandwiched between the second case and the holding portion by a stress generated by fastening the second case and the holding portion by the second fastening portion. The motor unit as described in any one of Claims 1-8.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012039915A JP2013176246A (en) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | Motor unit |
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Family Applications (1)
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JP2012039915A Pending JP2013176246A (en) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | Motor unit |
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Country | Link |
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-
2012
- 2012-02-27 JP JP2012039915A patent/JP2013176246A/en active Pending
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