JP2013176195A - 二次電池の充電深度管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニッケル水素電池は充電状態によらず電圧の変動が少なく、SOCの全域に渡り二次電池を有効に利用できる。しかしこの反面、SOC変動に対して電圧の変動が少ないので、SOCの計算誤差が大きく、充電状態の正確な把握が困難である。
【解決手段】一日に一度、所定の時間に電池モジュールを構成する単位電池の端子電圧を調べて、電圧のばらつきが一定値以上あるときに、夜間電力を利用して100%充電することにより、SOC計算の誤差を解消する。
【選択図】図5

Description

本発明は、充放電が可能な二次電池の充電状態を管理する方法に関し、詳しくは複数の二次電池から構成される組電池の充電状態を管理する方法に関する。
近年、風力発電や太陽光発電等の自然エネルギーを利用した発電装置がサステイナブル社会の要望を受けて開発され、実用化に供される状況にある。自然エネルギーを利用した発電装置の増加に対応し、電源周波数調整能力の確保を図るために電力貯蔵設備の設置が有力視されている。二次電池を利用した電力貯蔵設備は、半導体制御装置であるインバータを利用しており、その応答性において優れており、自然エネルギーを利用した発電装置の発電量の需給の調整用に好適である。そして、このような電力貯蔵設備には、リチウム二次電池、ニッケル水素電池、鉛電池および電気二重層キャパシタなどの蓄電手段が用いられている。
二次電池は過放電、過充電を行なうと電池性能を劣化させることになるため、二次電池の充電状態(SOC:State Of Charge)を把握して、充放電を制御する必要がある。特に、電力系統において電力平準化や電源品質の確保を行う場合においては、二次電池が、余剰電力を受け入れられるように、また要求があれば直ちに系統に電力を供給できるようにするために、その充電状態は満充電の状態(100%)と、全く充電されていない状態(0%)のおおよそ中間付近(50〜60%)に維持されることが多い。このため、二次電池の充電状態(SOC)をより正確に把握する必要がある。
このような二次電池の充電状態を把握する方法としては、二次電池の端子電圧に基づいて計算する方法が周知である。また、端子電圧は電流値によって変化することから、電流センサにより測定された充放電電流値を積算して充電状態を推定する方法も行なわれている。
特許文献1には、二次電池の残存容量を算出する方法が開示されている。この方法によれば、電圧値から第1の推定SOCを算出し、電流値から電流積算値を算出して、電流積算値を加算して第2の推定SOCを算出して、電圧値から第1の補正係数R1を算出し、電流値から第2の補正係数R2を算出するとともに、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの差にR1とR2とを乗算した補正項により補正してSOCを算出する。
特許文献2には、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定装置が開示されている。この装置によれば、SOC推定値依存ゲイン選択部は、推定SOCに対するSOCの前回推定値の偏差に補正ゲインを乗じて補正値を算出する。そして、SOC推定値依存ゲイン選択部は、SOCの前回推定値が過充電に近い領域に存在し、かつ、SOCの前回推定値をより小さい値に補正する場合、ならびに、SOCの前回推定値が過放電に近い領域に存在し、かつ、SOCの前回推定値をより大きい値に補正する場合において、相対的に小さい補正ゲインを選択する。
特許文献3には、最適なタイミングで均等充電等を実施可能にする技術が開示されている。すなわち、直列接続された複数の電池を充電又は放電する際、いずれか1個の電池の電圧が所定値に至った時点で電圧値と平均電圧とを比較する。両者の差が大きい場合には残存容量に顕著なばらつきが生じていると見なし均等充電を実施すべき旨又は電池を交換すべき旨警告する。通常充電又は放電の際の判定を電圧値と平均電圧により行い、均等充電直後の充電又は放電の際の判定を時刻及び平均時刻により行う。
特開2005−114646号公報 特開2007−212298号公報 特開平8−79978号公報 国際公開2009/107715号公報
風力発電等の自然エネルギーを利用した発電装置は、その性格上、発電量の調整が難しく、また電源品質としても優れたものとはいえない。例えば、ウインドファームにおける個々の風力発電機の出力変動は互いに重畳する傾向があり、風力発電設備の系統への連系量が増大するにつれて、電力系統の周波数に大きな影響を及ぼすことになる。自然エネルギーを用いた発電設備を系統に連系するにあたっては、発電設備の発電量に起因する出力変動を緩和する必要がある。
このような自然エネルギーを利用した発電装置による出力変動の緩和に対応するため、電力貯蔵設備を自然エネルギーを用いた発電設備に付随させることがある。更には、電力貯蔵設備を電力系統に連系することにより、電力に余裕があるときに蓄電手段(具体的には二次電池)を充電することにより蓄電し、電力を必要とするときに蓄電された電力を利用することが考えられている。しかし、大きな電力量の調整を行うためには、大容量の二次電池等を必要とし、設備が大型化し、費用も多大となる。限られた設備規模で電力量の調整を行わなければならないという問題点がある。
更に、電源周波数調整能力の確保に支障を来たさないためには、十分な蓄電量を必要とし、この意味において、二次電池の充電状態(SOC;充電深度)を正確に把握する必要がある。ニッケル水素電池は充電状態によらずその出力電圧の変動が小さく、SOCの全域に渡り二次電池を有効に利用できる反面、充電状態を正確に把握することが難しい。
これに比べて、他のタイプの蓄電手段は、SOCの変動に対して電圧の変動が大きい。すなわち、SOCの変動に対する電圧変化(ΔV/ΔSOC)は、ニッケル水素電池で約0.1、鉛蓄電池で約1.5、リチウムイオン電池で約2、電気二重層キャパシタで約3になっている。つまり、同じSOC変化に対するニッケル水素電池の電圧の変化は、鉛蓄電の1/15、リチウムイオン電池の1/20に、電気二重層キャパシタの1/30と小さい(例えば、特許文献4)。一般に、充放電した電流量と電池電圧等を組合せてSOCの推定を行っているが、長期間充放電を繰り返すと推定SOC(充電深度)と真値に誤差が生じ、正確なSOCの推定は難しい。蓄電手段(二次電池)に蓄電されている電力量が不正確であると、電力貯蔵装置の適正な運用に支障を来たす。
特許文献1に開示の技術は、電池電圧と充放電の積算で充電深度を推定するが、電池電圧と電流値により補正係数を変えるものであり、特許文献2は、充放電電流の積算により充電深度を推定し、電池電圧により補正するが安全側に補正するものであり、特許文献3は、セル電圧を監視し、平均電圧との差が大きくなると均等充電する方法であるが、それぞれ次のような課題がある。すなわち、特許文献1,2に開示の技術は常時充電深度の中間域で運用していると適正な補正ができず、特許文献3に開示の技術は電池電圧が短い周期でばらつくと均等充電の回数が多くなり、電池を劣化させるおそれがある。
一般に電力貯蔵設備等産業用に用いられる二次電池は、単位電池を複数個直列に接続して電池モジュールとして構成されたものが多い(例えば、特許文献4)。このような電池モジュールにおいては、その構成要素である単位電池の充電状況のばらつきが問題となる。これは単位電池が直列に接続されている関係上、電池モジュールの性能は充電状態の最も悪い単位電池の影響を受けて、電池モジュールの運用範囲(SOC)が制限される。また、電池電圧がばらつけば一部の単位電池が過充電になるので、ばらつきの巾を判断して均等充電する必要があるが、均等充電は電池の劣化を促進するおそれがある。
以上まとめると、大量の二次電池を用いることなく、適切な規模の二次電池を電力系統に接続して、電源品質の維持を図るためには適切なSOCの把握が必要となるところ、充放電を繰り返す過程でSOCの推定精度が悪くなるという課題がある。一方、過充電(均等充電)するとSOCの推定誤差がなくなるが、均等充電は電池の劣化を促進するおそれがある。
本発明の目的は、上記の課題を解決するために、正確なSOCの管理方法を提供するものであり、併せて電池モジュールを構成する単位電池の充電状態のばらつきを防止して、二次電池をSOCの全領域において有効に利用するとともに、電池の劣化を防止する充電深度の管理方法を提供するものである。これにより、限られた設備容量で適正な電源周波数調整能力の確保を図るとともに、自然エネルギーを用いた発電設備における出力変動を緩和する。
前記した目的を達成するために、本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、二次電池からなる蓄電設備が充放電制御装置を介して電力系統に接続されてなる蓄電システムにおいて、前記電力系統の周波数を測定する周波数計測ステップと、前記周波数計測ステップで求めた実周波数とあらかじめ定めた目標周波数の偏差から必要有効電力を計算する電力需給制御ステップと、前記二次電池のSOCの計算するSOC計算ステップと、前記SOC計算ステップで求めた実SOCとあらかじめ定めた目標SOCの偏差から必要充放電量を計算するSOC制御ステップと、電力需給制御ステップにおける制御偏差が所定の値より大きいときに前記電力需給制御ステップで求めた計算結果を選択し、そうでないときは、前記SOC制御ステップで求めた計算結果を選択するオーバーライドステップを有し、当該オーバーライドステップにおいて選択した計算結果に基づき前記二次電池の充放電制御を行う。(CL1、CL2)
この方法によれば、二次電池は充放電が可能な単位電池を直列に接続して構成される電池モジュールであってよく、当該電池モジュールを更に直列ならびに並列に接続してなる電池バンクであってもよい。これら電池モジュールもしくは電池バンクは蓄電システムを構成する。
また、この方法によれば、蓄電システムはSOCを目標値に維持管理するSOC制御と、電力系統からの要求に応じて充放電を行う電力需給制御の2つの制御が協働して動作しているといえる。通常はSOC制御が働き、電力系統において多大な電力の出入りがあったときは、SOC制御をオーバーライドする形で電力需給制御が働く。電力需給制御とSOC制御によるカスケード制御が行われているということもできる。
電力需給制御は電力系統の周波数が低下して、発電量を増やす必要が生じたときに、二次電池から必要電力の供給を行い、周波数が上昇して発電量が過剰になったときに、二次電池を充電することにより余剰電力の吸収を図る。なお、SOC制御ステップにおける制御出力となる必要充放電量において、値が正のとき二次電池は充電され、負のときは放電されることとなる。
本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、自然エネルギーを用いた発電機が前記蓄電設備の充放電制御装置を介して前記電力系統に接続されていて、前記充放電制御装置の平均出力の変動が所定の範囲内になるように、前記充放電制御装置の充放電量を計算する出力変動緩和制御ステップと、出力変動緩和制御ステップにおける制御偏差が所定の値より大きいときに前記出力変動緩和制御ステップで求めた計算結果を選択し、そうでないときは、前記SOC制御ステップで求めた計算結果を選択するオーバーライドステップと、を有し、当該オーバーライドステップにおいて選択した計算結果に基づき前記二次電池の充放電制御を行う。(CL3)
この方法によれば、太陽光発電機や風力発電機からの出力が、系統に出力する目標値より大きいときは蓄電設備は充電され、小さければ放電されて発電機の出力変動は緩和される。
本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記二次電池の充放電状態を計測する運用状況計測ステップと、時刻を計時して所定の時刻に前記運用状況計測ステップを起動する計時ステップとを有し、前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、SOCが所定の値で所定の期間が経過しているときに前記目標SOCに所定の加算を行う(CL4)。そして、本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出ステップと、 前記二次電池の電圧値のばらつきを検出する第1ばらつき検出ステップを有し、前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、第1ばらつき検出ステップにおいて検出された二次電池のばらつきが所定の第1の値以上であるときに前記目標SOCに所定加算を行う(CL5)。
蓄電システムを構成する二次電池において、電圧検出ステップは複数の単位電池の個々の電圧を検出するものであってもよい。運用状況計測ステップは、二次電池の充放電状態を計測するものであって、二次電池の入力および出力電力を計測するものであってもよい。さらに、計時ステップはGPS信号から時刻を受信して、所定の時刻にスケジュールされたプログラムによって実行されてもよい。ここにいう「所定」の値は、例えば、計算機内部に蓄えられた定数であってよく、好ましくは、マンマシンインタフェースにより適宜変更可能である。
本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記第1ばらつき検出ステップが、前記蓄電システムを構成する全ての二次電池の電圧の平均値と当該二次電池の電圧の偏差をもって検出する(CL6)。また、前記目標SOCが50%近傍である(CL7)。更に、目標SOCに所定の加算を行った結果、前記SOC制御ステップにおいてSOCの目標値が90%近傍である(CL8)。
この方法によれば、二次電池を構成する単位電池毎に検出されたセル電圧値について、これらの平均値からの偏差を持って当該セル(単位電池)のばらつきを判断する。平均値のかわりに中値を用いてもよい。
本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記二次電池の充放電状態を計測する運用状況計測ステップと、時刻を計時して所定の時刻に前記運用状況計測ステップを起動する計時ステップと、前記二次電池を過充電する均等充電ステップとを有し、前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、所定の期間均等充電されていないときに二次電池の均等充電を行う(CL9)。そして、本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出ステップと、 前記二次電池の電圧値のばらつきを検出する第2ばらつき検出ステップを有し、前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、第2ばらつき検出ステップにおいて検出された二次電池のばらつきが所定の第2の値以上であるときに二次電池の均等充電を行う(CL10)。
この方法によれば、第2ばらつき検出ステップにおける所定の第2の値(A)は、第1ばらつき検出ステップにおける所定の第1の値(B)よりも大きい(A>B)。
この方法にいう均等充電とは、二次電池の100%SOCに対応する電圧より高い電圧で充電することを意味する。均等充電は過充電であって、二次電池を構成する単位電池に充電のばらつきがある場合、そのばらつきを是正する効果がある。
本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記第2ばらつき検出ステップが、前記蓄電システムを構成する全ての二次電池の電圧の平均値と当該二次電池の電圧の偏差をもって検出する(CL11)。更に、前記第2ばらつき検出ステップにおける前記第2の値が、第1検出ステップにおける前記第1の値よりも小さい(CL12)。また、前記均等充電が、前記二次電池をSOC100%まで定電流で充電して、その後、過電圧で充電する(CL13)。更に、前記均等充電が一定電流で行われる(CL14)。本発明に係る二次電池の充電深度管理方法は、前記二次電池がニッケル水素電池である(CL15)。
この方法によれば、均等充電によりSOCが100%にセットされるので、誤差が累積されることはなく、電圧変動の小さいニッケル水素電池においても、正確に充電深度を管理することが可能となる。
本発明の充電深度管理方法によれば、正確なSOCの管理方法を提供するものであり、併せて電池システムを構成する単位電池の充電状態のばらつきを防止して、二次電池をその全領域において有効に利用するとともに、電池の劣化を防止する充電深度の管理方法を提供する。
二次電池を用いた電力需給制御システムのイメージを示す図面である。 本発明に係る二次電池のSOC特性曲線の例を示すグラフである。 本発明に係る二次電池のSOCの算出方法を説明するためのSOC推定アルゴリズム図である。 本発明に係る充電深度管理方法を用いた場合の電力の需給状況のイメージを示す図面である。 本発明に係る充電深度管理方法の実行手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に従って説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
<第一の実施形態>
電力貯蔵設備に二次電池を用いた電力需給システムのイメージを図1に示す。中央制御室(図示せず)に設置された需給制御システム11には、各種の発電設備(発電所)が接続されていて、各発電設備からは現在の出力(発電量)が中央の需給制御システム11に送られてくる。このような発電設備(発電所)として、水力発電所12、火力発電所13、風力発電所14、太陽光発電所15等がある。需給制御システム11は、刻々変わる電力需要(デマンド)に対して、電力の供給がバランスするよう各発電所12,13に対して、伝送網19を通じて出力指令を送信する。各発電所12,13は需給制御システム11からの出力指令に基づき、発電所の発電電力を調節して、電力網18に電力を供給する。もっとも、風力発電所14や太陽光発電所15のような自然エネルギーを利用した発電所の場合は、電力の調節が難しく、電力系統に対して外乱として作用する。
変電所16に設置された蓄電設備17(電力貯蔵設備)は、二次電池とインバータにより構成されていて、電力需給調整においてピークカットを行い電力の平準化に寄与する。すなわち、電力の平準化を行うことにより、発電設備の効率的な運用を可能にしている。更に二次電池は、発生電力の調節が難しい自然エネルギーを利用した発電設備に対してバッファーとして作用することにより電力品質の維持に貢献する。
本発明は、変電所に設置され、電力貯蔵設備として機能する二次電池に関するものであり、より詳しくは、二次電池の充電深度を管理することにより、二次電池の効率的な運用を可能にする。
二次電池の充電状態を表すSOC特性曲線を図2に示す。縦軸は電池電圧(V)であり、横軸は充電深度(%)である。充電深度が高い領域では電池電圧の変動は大きいが、通常の使用域(20〜80%)では、電圧の変動は小さい。ニッケル水素電池においてはこの傾向は顕著である。しかしながら、SOC100%の近傍では、電圧変動が大きくなっている。このため、SOC100%近傍ではSOCの推定誤差は小さくなる。SOC100%を超える領域は過充電領域となる。
本実施形態において、二次電池は、10個の単位電池からなる電池モジュールを48直列したもの1並列から構成されている。この結果二次電池は、定格電圧576V、定格出力250kW、電池容量100kWhの能力を有する。
通常の運用状態においては、電力需要が高いときは、需給制御システム11からの指令を受けて、蓄電設備17が放電することにより電力の需要を満たすように作用する。二次電池の充電は、原則として、電力需要が低い時間帯に行なわれ、好ましくはSOCが40〜60%で運用される。
二次電池のSOCを算出するにあたり、図3に示すアルゴリズムを用いている。図3を用いて、SOCの算出方法を説明する。本実施形態においては二次電池としてニッケル水素電池が用いられていて、ニッケル水素電池には、電圧計(図示せず)、電流計(図示せず)および温度計(図示せず)等が取り付けられており、二次電池の状態が常時監視されている。
電圧、電流、温度等の瞬時値から推定される瞬時SOCをニッケル水素電池の電流積算を用いて補正することによりSOCの推定を行うもので、短期間の計測精度向上と電流センサのゼロ点ドリフトの累積誤差の補正ができ、長期間の運用でも手動による縮正が不要であり、均等充電によるリセット処理回数も大幅に低滅できることを特徴としている。
ニッケル水素電池の充放電特性はSOCの中間域では電圧変化が小さく、瞬時SOCの算出精度には誤差が大きいため、電圧変化が大きい過充電領域で補正をかけることで、電流センサのゼロ点ドリフトの累積誤差等に影響されない正確なSOCの算出を可能としている。また併せて電池の内部圧力のモニタを行うことで、過充電領域で異常充電が起こらないように制御している。
具体的には、図3はSOC推定アルゴリズムにおいて、図中の「充放電効率計算」ブロックは、「補正SOC」と「電池温度」とから充放電効率を計算して、次段の「充放電効率補正」ブロックに出力する。「充放電効率補正」ブロックは、「電池電流」に充放電効率の補正を行う。図中の「瞬時SOC」は、電圧計から読み取られた電圧値から図2のSOC特性を利用して求められたSOCの値である。この「瞬時SOC」と「補正SOC」の差が取られて、「T」で除されて、「充放電効率補正」ブロックの出力と加算されて、「1/s」で示される積分器で積算されて、新しい「補正SOC」となる。
図4は、本発明に係る充電深度管理方法を用いた場合の電力の需給状況のイメージを示す図面である。一般的に、電力需給のピークは日中にあり、工場が活動を休止する正午ごろは一時的に需要が低下するが、13時頃から15時にピークを迎え、その後漸減する。18時頃を過ぎる夜間の時間帯になると電力の需要は底を迎える。翌朝の6時を過ぎ経済活動が活発になると電力需要が伸びて日中のピークを迎える。
二次電池は必要電力の供給を行い、余剰電力の吸収を行う必要があるので、周波数変動に耐えられるように、二次電池の充電深度(SOC)は50%近辺が望ましい。図4において、充電深度が50%を中心に増減しているのは前述した理由による。本発明に係る充電深度の管理においては、電力需要の少ない夜間に、二次電池を満充電することにより、二次電池の充電深度(SOC)の計算誤差を解消する。すなわち、二次電池を満充電すれば、SOCが100%になるので、図3に示すSOCの計算における誤差がゼロとなる。図2に示すように、二次電池が満充電(SOC100%)に近づけば、SOCに対する電圧変化が大きくなり、計算誤差は小さくなる。
更には、二次電池を満充電することにより、二次電池モジュールを構成する単位電池の充電状態のばらつきを防止することが可能となる。特に、図4に示すように、例えば120%電圧で充電すれば、単位電池の充電状態のばらつきは完全に解消することができ、充電深度も誤差なく100%となる。なお、図4において、波線で示されるグラフは、本発明に係る充電深度の管理方法により、夜間電力を利用して二次電池を充電した場合のSOCの変化を示す。
本発明の充電深度管理方法に係る蓄電システムの制御方法について説明する。
電力系統に接続され計測器から系統周波数を読み込む。読み込んだ実周波数とあらかじめ定めた目標周波数の偏差を求めて、ここ制御偏差に制御演算を施す。本実施形態においては制御演算としては比例制御を用いた。制御出力は蓄電システムに対する要求電力となる。すなわち、実周波数が既定値(目標周波数)より小さければ有効電力を出力するように作用する。反対に、実周波数が既定値より大きければ二次電池を充電して有効電力を吸収するように作用する。この制御を電力需給制御と称している。電力需給制御により、系統における周波数調整機能が実現されることとなる。
一方、二次電池の方から考えてみると、その充電状態はSOC50%であることが望ましい。二次電池により構成される蓄電システムは、電力の供給にも、吸収にも対応する必要があるため、その両方にとり均等な余裕となるSOC50%であることが好ましいからである。したがって、通常時はSOC50%となるように二次電池は制御されているのが好ましくこれをSOC制御で実現している。
しかし、電力需給制御とSOC制御が存在するため制御のコンフリクトを避ける必要がある。本実施形態においては、通常時はSOC制御が動作し、実周波数と目標周波数の偏差が所定の値より大きいときに電力需給制御が働くオーバーライド制御を採用している。オーバーライド制御の代わりに、一次ループとして電力需給制御が働き、その外側の二次ループとしてSOC制御が働くような、いわゆるカスケード制御としてもよい。
電力系統の需給調整を発電機で担っているが、風力発電や太陽光発電等の新エネルギーの大量導入により、需給調整能力が不足するおそれがある。応答性のよい二次電池を導入することにより、需給調整能力が確保できる。
本発明に係る充電深度管理方法の実行手順を、図5のフローチャートで示す。ステップ100において(以下、ステップをSと略す)、誤差補正時間帯か否かが判断される。これは、一日において所定の時間帯に充電深度の管理プログラムが起動される。本実施形態においては、この時間帯として午後11時から翌朝の午前6時と定められているが、この時間帯は電力需給制御時におけるものであり、適宜変更可能である。例えば後述する第2の実施例の出力変動緩和制御においては、太陽光発電所の場合は午後8時から翌朝4時とし、また、風力発電所では凪の時間帯とすることができる。誤差補正時間帯でなければS109に進み、充電深度管理プログラムは終了する。蓄電設備は通常の運用処理が行なわれる。
S100でYESと判断された場合は、S101に進む。S101では、二次電池の電力変動幅が規定値以内か否かが判断される。すなわち、所定のサンプリング期間内に(本実施形態では1分)、二次電池(蓄電設備17)の出力電力の変動が調べられて、規定値以上の電力の変動があれば、S109に進み充電深度管理プログラムは終了する。本実施形態においては、電力変動の規定値として片側1kW(±1kW)とした。
S101でYESと判断された場合は、S102に進む。S102では、規定値以上の電力変動が規定時間継続したか否かが判断される。本実施形態においては、この継続時間は30分としたが、この値は適宜変更可能である。すなわち、1kW以上の電力変動が30分以上継続すれば、次のS103に進み、そうでなければS109に進み充電深度管理プログラムは終了する。
S103において、指定期間が経過しているか否かが判断される。本実施形態において、経過期間は6ヶ月としているが、この期間は適宜変更可能である。過去6月以内に二次電池が本充電深度管理方法により充電が行われておらなければ、S104に進み均等充電が行なわれる。均等充電においては、過充電が行われる。具体的には、SOC100%まで0.2Cの定電流で充電して、その後、1.4Vの一定電圧で充電する。均等充電後S109に進み、充電深度管理プログラムは終了する。
S103でNOと判断された場合は、S105に進む。S105では、単位電池(セル)毎の端子電圧のばらつきが規定値(A)以上か否かが判断される。すなわち、各単位電池の端子電圧が、電池モジュールを構成する全単位電池の端子電圧の平均値よりどの程度ずれているかが調べられる。ばらつきがA(規定値)以上である単位電池が一つもなければ、S106に進み、そうでなければS104に進み、均等充電が行なわれる。本実施形態においてこの規定値(A)は、片側10%(±10%)とした。平均値の代わりに中央値を用いてもよく、また規定値に10%以外の値を用いてもよい。
S105でNOと判断された場合は、S106に進む。S106では、規定SOC範囲内運用期間が所定の設定値以上かどうか判断される。具体的には、SOCが50±20%(30〜70%)の範囲内で運用されている時間が30分以上経過しておれば、S106に進み、SOC100%近辺制御が実行される。ここに、SOC100%近辺制御において、通常時にSOCの目標値が50%であるところ、40%の加算を行い、SOCの目標値を90%とする制御を行う。
S106でNOと判断された場合は、S108に進む。S108では、再度、単位電池(セル)毎の端子電圧のばらつきが規定値(B)以上か否かが判断される。S108における規定値(B)は、S105における規定値(A)より大きい(A>B)。本実施形態においては、片側5%が規定値として選ばれている。セルの端子電圧のばらつきが規定値以上であれば、S106に進み、SOC100%近辺制御が実行される。規定値以内であれば、S109に進み充電深度管理プログラムは終了する。
<第2の実施形態>
自然エネルギーを用いた発電所に二次電池を設置して、これらの発電電力量の変動を緩和して、電力系統の周波数変動に対する影響を小さくする。すなわち、自然エルギーを用いた発電機(以下、単に発電機と称する)を二次電池を介して系統に連系する。そして、発電機の発生電力を二次電池に蓄電して、二次電池の出力を制御することにより、日射量や風力等の自然条件に起因する出力変動を緩和する。
発電機の発電量の変動分を二次電池が吸収する(補う)ので、二次電池の出力を発電所の合成出力と称することがある。合成出力の目標値に対して発電機の出力が大きければ二次電池は充電制御し、合成出力の目標値に対して発電機の出力が小さければ二次電池は放電制御を行う。この運用を二次電池SOC20%−80%の範囲内で行う。連続運転を可能とするための余裕度を考慮してSOC50%目標値として、バイアスをかける制御を行う。例えば、低SOC領域(20−50%SOC)においては、合成出力の目標値の範囲内であることを条件に充電バイアスをかけ、SOC50%となるような制御を行う。一方、高SOC領域(50−80%SOC)においては、合成出力の目標値の範囲内であることを条件に、放電バイアスをかけ、SOC50%となるような制御を行う。すなわち、充電深度管理を行わない平時においては、任意の時刻から始まる20分間において、発電所の合成出力(1分間平均値)の「最大値−最小値」が発電所の定格出力の10%以下となるように充放電制御を行う。
風力発電機を例に取り、その作用を説明する。
定格2000kWの風車の、ある1分間の平均出力が2000kWだった場合、以降19分間の最小出力が1800kW以上であれば、風車に併設されている二次電池は充放電を行なう必要はなく(2000kW×10%=200kWであるため)、逆に、上記19分間の間は、風車+二次電池の合成出力を1800kW〜2000kWの範囲で変動させることが可能なので、この範囲で二次電池にバイアスをかけることが可能となる。
例えば、ある1分間の平均出力が2000kWで、その出力が継続している場合、合成出力の目標値を1800kWに設定すれば、風車から蓄電池へ充電を行なうこととなる。風車が定格で発電している場合は、今後風車出力が低下する可能性が高いため、蓄電池のSOCを高めに持っていくことで、風車出力低下時の変動抑制のための放電に備える。
合成出力の目標値は、電力需給調整の技術用件を満たす範囲で、通常は二次電池のSOCを50%に戻すバイアスをかける。例えば、風車定格出力時であれば、将来の風車出力低下時に備えて、二次電池のSOCを高め(80%)に戻すバイアス制御を行う。以上の条件に基づき、合成出力の目標値を随時(1sec)設定し、その合成出力となるよう二次電池に充放電指令を送る。
以上のとおり、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の二次電池の充電深度管理方法によれば、二次電池の充電状態を適正に保持でき、電力系統の需給調整や電力の平準化に有用である。
11 需給制御システム
12 水力発電所
13 火力発電所
14 風力発電所
15 太陽光発電所
16 変電所
17 蓄電設備
18 電力網
19 伝送網

Claims (15)

  1. 二次電池からなる蓄電設備が充放電制御装置を介して電力系統に接続されてなる蓄電システムにおいて、
    前記二次電池のSOCの計算するSOC計算ステップと、
    前記SOC計算ステップで求めた実SOCとあらかじめ定めた目標SOCの偏差から必要充放電量を計算するSOC制御ステップと、
    前記SOC制御ステップにおいて選択した計算結果に基づき前記二次電池の充放電制御を行う二次電池の充電深度管理方法。
  2. 前記電力系統の周波数を測定する周波数計測ステップと、
    前記周波数計測ステップで求めた実周波数とあらかじめ定めた目標周波数の偏差から必要有効電力を計算する電力需給制御ステップと、
    電力需給制御ステップにおける制御偏差が所定の値より大きいときに前記電力需給制御ステップで求めた計算結果を選択し、そうでないときは、前記SOC制御ステップで求めた計算結果を選択するオーバーライドステップと、を有し、
    当該オーバーライドステップにおいて選択した計算結果に基づき前記二次電池の充放電制御を行う請求項1に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  3. 自然エネルギーを用いた発電機が前記蓄電設備の充放電制御装置を介して前記電力系統に接続されていて、
    前記充放電制御装置の平均出力の変動が所定の範囲内になるように、前記充放電制御装置の充放電量を計算する出力変動緩和制御ステップと、
    出力変動緩和制御ステップにおける制御偏差が所定の値より大きいときに前記出力変動緩和制御ステップで求めた計算結果を選択し、そうでないときは、前記SOC制御ステップで求めた計算結果を選択するオーバーライドステップと、を有し、
    当該オーバーライドステップにおいて選択した計算結果に基づき前記二次電池の充放電制御を行う請求項1に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  4. 前記二次電池の充放電状態を計測する運用状況計測ステップと、
    時刻を計時して所定の時刻に前記運用状況計測ステップを起動する計時ステップと、を有し、
    前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、SOCが所定の値で所定の期間が経過しているときに前記目標SOCに所定の加算を行う請求項2または3に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  5. 前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出ステップと、
    前記二次電池の電圧値のばらつきを検出する第1ばらつき検出ステップを有し、
    前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、第1ばらつき検出ステップにおいて検出された二次電池のばらつきが所定の第1の値以上であるときに前記目標SOCに所定加算を行う請求項2または3に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  6. 前記第1ばらつき検出ステップが、前記蓄電システムを構成する全ての二次電池の電圧の平均値と当該二次電池の電圧の偏差をもって検出する請求項5に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  7. 前記目標SOCが50%近傍である請求項1〜6のいずれか一項に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  8. 請求項2または3において、目標SOCに所定の加算を行った結果、前記SOC制御ステップにおいてSOCの目標値が90%近傍である請求項7に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  9. 前記二次電池の充放電状態を計測する運用状況計測ステップと、
    時刻を計時して所定の時刻に前記運用状況計測ステップを起動する計時ステップと、
    前記二次電池を過充電する均等充電ステップとを有し、
    前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、所定の期間均等充電されていないときに二次電池の均等充電を行う請求項2または3に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  10. 前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出ステップと、
    前記二次電池の電圧値のばらつきを検出する第2ばらつき検出ステップを有し、
    前記計時ステップにより起動された運用状況計測ステップにおいて、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にあり、かつ、二次電池の充放電電力が所定の範囲内にある時間が所定時間以上継続し、かつ、第2ばらつき検出ステップにおいて検出された二次電池のばらつきが所定の第2の値以上であるときに二次電池の均等充電を行う請求項2または3に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  11. 前記第2ばらつき検出ステップが、前記蓄電システムを構成する全ての二次電池の電圧の平均値と当該二次電池の電圧の偏差をもって検出する請求項10に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  12. 前記第2ばらつき検出ステップにおける前記第2の値が、第1検出ステップにおける前記第1の値よりも小さい請求項5、10、11のいずれか一項に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  13. 前記均等充電が、前記二次電池をSOC100%まで定電流で充電して、その後、過電圧で充電する請求項9〜12のいずれか一項に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  14. 前記均等充電が一定電流で行われる請求項9〜12のいずれか一項に記載の二次電池の充電深度管理方法。
  15. 前記二次電池がニッケル水素電池である請求項1〜14のいずれか一項に記載の二次電池の充電深度管理方法。
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