JP2013174576A - 慣性センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】クロストーク(Crosstalk)が発生することを防止することができるとともに、最大振幅を示すサンプリングレート(Sampling Rate)時間を減少させることができる慣性センサを提供する。
【解決手段】本発明による慣性センサ100は、メンブレイン110と、メンブレイン110の所定点Cに対して互いに対称になるように第1軸方向(X軸方向)に備えられ、第1軸方向(X軸方向)に膨張及び縮小しながら振動する第1駆動手段141及び第2駆動手段143と、メンブレイン110の所定点Cに対して互いに対称になるように第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)に備えられ、第2軸方向(Y軸方向)に膨張及び縮小しながら振動する第3駆動手段145及び第4駆動手段147と、を含み、第1駆動手段141と第2駆動手段143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動するように、第1駆動手段141と第2駆動手段143の振動周波数が相違することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、慣性センサに関する。
近年、慣性センサは、人工衛星、ミサイル、無人航空機などの軍需用を始め、エアバッグ(Air Bag)、ESC(Electronic Stability Control)、車両用ブラックボックス(Black Box)などの車両用、カムコーダの手振れ防止用、携帯電話やゲーム機のモーションセンシング用、ナビゲーション用など、様々な用途に用いられている。
このような慣性センサは、加速度と角速度を測定するために、通常、メンブレイン(Membrane)などの弾性基板に質量体を接着した構成を採用している。上記の構成により慣性センサは、質量体に印加される慣性力を測定して加速度を算出したり、質量体に印加されるコリオリ力を測定して角速度を算出することができる。
慣性センサを用いて加速度及び角速度を測定する方式を具体的に説明すると、以下の通りである。まず、加速度は、ニュートンの運動法則「F=ma」式によって求めることができる。ここで、「F」は質量体に作用する慣性力、「m」は質量体の質量、「a」は測定しようとする加速度である。このうち、質量体に作用する慣性力(F)を検知して、一定値である質量体の質量(m)で割ることで加速度(a)を求めることができる。また、角速度は、コリオリ力(Coriolis Force)「F=2mΩ×v」式によって求めることができる。ここで、「F」は質量体に作用するコリオリ力、「m」は質量体の質量、「Ω」は測定しようとする角速度、「v」は質量体の運動速度である。このうち、質量体の運動速度(v)と質量体の質量(m)は、既に認知している値であるため、質量体に作用するコリオリ力(F)を検知することで角速度(Ω)を求めることができる。
一方、従来技術による慣性センサは、特許文献1に開示されているように、質量体を駆動させたり、質量体の変位を検知するためにメンブレイン(ダイヤフラム)の上部に圧電体が備えられている。ここで、3軸(X軸、Y軸及びZ軸)方向の角速度(Ω)を測定するためには、少なくとも2軸(例えば、X軸及びZ軸)方向に質量体を振動させなければならない。従って、従来技術による慣性センサは、時分割によりX軸方向に質量体を振動させ、途中で強制的に停止させた後、Z軸方向に質量体を振動させる。しかし、従来技術による慣性センサは、質量体を強制的に停止させた後、Z軸方向に質量体を振動させる時、X軸方向にクロストーク(Crosstalk)が発生するため、角速度(Ω)を正確に測定することが困難であるという問題点が存在する。
このような問題点を解決するために、二つの慣性センサを備え、一つの慣性センサは、X軸方向に質量体を振動させ、他の一つの慣性センサは、Z軸方向に質量体を振動させて角速度(Ω)を測定する方法を考慮することができる。しかし、二つの慣性センサを備える場合、製造工程が複雑であるだけでなく、製造コストが過度にかかるという問題点が存在する。
米国特許出願公開第2011/0146404号明細書
本発明は、上述の従来技術の問題点を解決するためのものであって、本発明の一側面は、角速度(Ω)を測定するために、第1軸方向(X軸方向)に質量体を振動させる途中に第2軸方向(Z軸方向)に質量体を振動させる場合にも、クロストーク(Crosstalk)が発生することを防止することができる慣性センサを提供することをその目的とする。
本発明の実施例による慣性センサは、メンブレインと、前記メンブレインの所定点に対して互いに対称になるように第1軸方向に備えられ、前記第1軸方向に膨張及び縮小しながら振動する第1駆動手段及び第2駆動手段と、前記メンブレインの所定点に対して互いに対称になるように前記第1軸方向に垂直な第2軸方向に備えられ、前記第2軸方向に膨張及び縮小しながら振動する第3駆動手段及び第4駆動手段と、を含み、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動するように、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段の振動周波数が相違することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動すると、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は停止し、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動すると、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段と同一に膨張及び縮小しながら振動することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記メンブレインに備えられた質量体をさらに含み、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動し、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段が停止する時、前記質量体は前記第1軸方向に振動することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記メンブレインに備えられた質量体をさらに含み、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動し、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段が前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段と同一に膨張及び縮小しながら振動する時、前記質量体は前記第1軸方向及び前記第2軸方向の両方に垂直な第3軸方向に振動することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記質量体が前記第1軸方向に振動する時、前記第2軸方向のコリオリ力を検知して 前記質量体は前記第1軸方向及び前記第2軸方向の両方に垂直な第3軸方向を基準に回転する角速度を測定したり、前記第3軸方向のコリオリ力を検知して前記第2軸方向を基準に回転する角速度を測定することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記質量体が前記第3軸方向に振動する時、前記第1軸方向のコリオリ力を検知して前記第2軸方向を基準に回転する角速度を測定したり、前記第2軸方向のコリオリ力を検知して前記第1軸方向を基準に回転する角速度を測定することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程で、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は持続的に振動することを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は、圧電体を用いて形成されることを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記メンブレインの中央部分の下部に備えられた質量体と、前記メンブレインの縁の下部に備えられたポストと、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明の実施例による慣性センサにおいて、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程が繰り返されることを特徴とする。
本発明によると、慣性センサを用いて角速度(Ω)を測定するために、第1軸方向(X軸方向)に質量体を振動させる途中に第2軸方向(Z軸方向)に質量体を振動させる場合にも、質量体を強制に停止させないため、クロストーク(Crosstalk)が発生することを防止することができる効果がある。
また、本発明によると、第1軸方向(X軸方向)に質量体を振動させる途中に第2方向(Z軸方向)に質量体を振動させる時、振動を持続させることにより、最大振幅を示すサンプリングレート(Sampling Rate)時間を減少させることができる長所がある。
本発明の好ましい実施例による慣性センサの断面図である。 図1に図示された慣性センサの平面図である。 図1に図示された質量体をX軸方向に振動させる過程を図示した断面図である。 図1に図示された質量体をX軸方向に振動させる過程を図示した断面図である。 図1に図示された質量体をZ軸方向に振動させる過程を図示した断面図である。 図1に図示された質量体をZ軸方向に振動させる過程を図示した断面図である。 図1に図示された慣性センサの駆動を図示したグラフである。
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある公知技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施例による慣性センサの断面図であり、図2は、図1に図示された慣性センサの平面図である。
図1及び図2に図示されたように、本実施例による慣性センサ100は、メンブレイン110と、メンブレイン110の所定点Cに対して互いに対称になるように第1軸方向(X軸方向)に備えられ、第1軸方向(X軸方向)に膨張及び縮小しながら振動する第1駆動手段141及び第2駆動手段143と、メンブレイン110の所定点Cに対して互いに対称になるように第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)に備えられ、第2軸方向(Y軸方向)に膨張及び縮小しながら振動する第3駆動手段145及び第4駆動手段147と、を含み、第1駆動手段141と第2駆動手段143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動するように、第1駆動手段141と第2駆動手段143の振動周波数が相違することを特徴とする。
前記メンブレイン110は、板状に形成され、メンブレイン110に備えられた質量体120が変位されることができるように弾性を有する。ここで、メンブレイン110の境界は、正確に区別されないが、メンブレイン110の中央部分113とメンブレイン110の外側に沿って備えられた縁115とに区画することができる。この際、メンブレイン110の中央部分113の下部には、質量体120を備え、メンブレイン110の縁115の下部には、ポスト130を備えることができる。従って、メンブレイン110の縁115は、ポスト130により支持されて固定され、固定されたメンブレイン110の縁115を基準にメンブレイン110の中央部分113には、質量体120の動きに対応する変位が発生する。
質量体120とポスト130について、より具体的に説明すると、質量体120は、メンブレイン110の中央部分113の下部に備えられ、慣性力やコリオリ力によって変位が発生するものである。また、ポスト130は、中空状に形成されてメンブレイン110の縁115の下部を支持することにより、質量体120を変位することができる空間を確保する機能を有する。ここで、質量体120は、例えば、円柱状に形成することができ、ポスト130は、中心に円柱状の空洞が形成された四角柱状に形成することができる。即ち、横断面を基準として、質量体120は、円形に形成され、ポスト130は、中央に円形の開口が備えられた四角形に形成される。但し、質量体120及びポスト130の形状は、これに限定されず、当業界に公知された全ての形状に、質量体120及びポスト130を形成することができるということは勿論である。
一方、上述のメンブレイン110、質量体120及びポスト130は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)工程が容易なSOI(Silicon On Insulator)基板を選択的にエッチングして形成することができる。従って、質量体120とメンブレイン110との間、及びポスト130とメンブレイン110との間には、SOI基板のシリコン酸化膜(SiO)117を残存させることができる。但し、メンブレイン110、質量体120及びポスト130は、必ずしもSOI基板をエッチングして形成することに限定されるものではなく、通常のシリコン基板などをエッチングして形成することもできる。
駆動手段140は、第1、2駆動手段141、143及び前記第3、4駆動手段145、147を含み(図2参照)、メンブレイン110に備えられた質量体120を振動させる機能を有する。ここで、第1、2駆動手段141、143は、メンブレイン110の所定点C(例えば、メンブレイン110の中心)に対して互いに対称になるようにX軸方向に備えられ、X軸方向に振動する。また、第3、4駆動手段145、147は、メンブレイン110の所定点Cに対して互いに対称になるようにY軸方向(X軸方向に垂直な方向)に備えられ、Y軸方向に振動する。また、上述の駆動手段140の他に、質量体120の変位を検知するための検知手段150を備えることができる。この際、駆動手段140及び検知手段150は、それぞれ円弧状に形成することができる。例えば、メンブレイン110が所定点Cを取り囲む内側環状領域110aと内側環状領域110aを取り囲む外側環状領域110bとに区画されるときに、内側環状領域110aには、四つに分割された駆動手段140を円弧状に備え、外側環状領域110bには、四つに分割された検知手段150を円弧状に備えることができる。但し、駆動手段140と検知手段150の位置は、互いに変えることができる。例えば、駆動手段140を外側環状領域110bに形成し、検知手段150を内側環状領域110aに形成することができる。
一方、駆動手段140及び検知手段150は、PZT(Lead zirconate titanate)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸塩(PbTiO)、ニオブ酸カリウム(LiNbO)、または二酸化ケイ素(SiO)などの圧電体を用いて形成することができる。このように、圧電体を用いて駆動手段140及び検知手段150を形成する場合、圧電体に電圧が印加されると圧電体が膨張及び縮小する逆圧電効果を利用して質量体120を振動させたり(駆動手段140の場合)、圧電体に応力が印加されると電圧が発生する圧電効果を利用して質量体120の変位を検知することができる(検知手段150の場合)。
図3A及び図3Bは、図1に図示された質量体をX軸方向に振動させる過程を図示した断面図であり、図4A及び図4Bは、図1に図示された質量体をZ軸方向に振動させる過程を図示した断面図である。
図3Aから図4Bを参照して、駆動手段140が膨張及び縮小しながら、メンブレイン110に備えた質量体120を振動させてコリオリ力を発生させ、検知手段150がこのようなコリオリ力を検知して角速度を測定する過程について説明する。
具体的には、図3A及び図3Bに図示されたように、第1、2駆動手段141、143で質量体120をX軸方向に振動させる時、検知手段150でY軸方向のコリオリ力を検知して、質量体120がZ軸方向を基準に回転する角速度(Ω)を測定することができる。または、検知手段150でZ軸方向のコリオリ力を検知して、質量体120がY軸方向を基準に回転する角速度(Ω)を測定することができる。
一方、図4A及び図4Bに図示されたように、第1、2駆動手段141、143及び第3、4駆動手段145、147で質量体120をZ軸方向に振動させる時、検知手段150でX軸方向のコリオリ力を検知して、質量体120がY軸方向を基準に回転する角速度(Ω)を測定することができる。または、検知手段150でY軸方向のコリオリ力を検知して、X軸方向を基準に回転する加速度(Ω)を測定することができる。
上述したように、X、Y、Z軸方向の角速度を測定するためには、質量体120をX軸方向とZ軸方向に振動させなければならない。
以下、第1、2駆動手段141、143及び第3、4駆動手段145、147を用いて質量体120を振動させる過程を詳細に説明する。
図5は、図1に図示された慣性センサの駆動を図示したグラフである。
図5に図示されたように、第1駆動手段141の振動周波数と第2駆動手段143の振動周波数とが相違するため、第1、2駆動手段141、143は、第1時点Tでは互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、第2時点Tでは互いに同一に膨張及び縮小しながら振動することができる。
具体的には、第1、2駆動手段141、143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動する第1時点Tで、第3、4駆動手段145、147は、停止する(図5参照)。このように、メンブレイン110のX軸方向に備えられた第1、2駆動手段141、143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動するため(図3A及び図3B参照)、メンブレイン110に備えられた質量体120は、±X軸方向に変位が発生し、これにより、質量体120は、X軸方向に振動するようになる。
一方、第1、2駆動手段141、143が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する第2時点Tで、第3、4駆動手段145、147は第1、2駆動手段141、143と同一に膨張及び縮小しながら振動する(図5参照)。このように、メンブレイン110のX軸方向に備えられた第1、2駆動手段141、143が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動し、メンブレイン110のY軸方向に備えられた第3、4駆動手段145、147が第1、2駆動手段141、143と同一に膨張及び縮小しながら振動するため(図4A及び図4B参照)、メンブレイン110に備えられた質量体120は、±Z軸方向に変位が発生し、これにより、質量体120は、Z軸方向に振動するようになる。
上述したように、第1、2駆動手段141、143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程で、第1、2駆動手段141、143は、振動を持続的に維持する。従って、慣性センサ100は、質量体120を強制に停止させることなく、質量体120の振動をX軸方向からZ軸方向に自然に転換させることができるため、クロストーク(Crosstalk)が発生することを防止することができる。
また、質量体120の振動をX軸方向からZ軸方向に転換する間、質量体120の振動が持続するため、最大振幅を示すサンプリングレート(Sampling Rate)時間を減少させることができる長所がある。
一方、第1、2駆動手段141、143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後(第1時点T)、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する(第2時点T)過程は、図5の第3時点T及び第4時点Tに図示されたように繰り返すことができる。このように、第1、2駆動手段141、143が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程を繰り返すことにより、質量体120をX軸方向に振動させた後、Z軸方向に振動させる過程を繰り返すことができ、これにより、角速度(Ω)を連続して測定することができる。
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
本発明は、クロストーク(Crosstalk)が発生することを防止することができるとともに、最大振幅を示すサンプリングレート(Sampling Rate)時間を減少させることができる慣性センサに適用可能である。
100 慣性センサ
110 メンブレイン
110a 内側環状領域
110b 外側環状領域
113 中央部分(メンブレインの中央部分)
115 縁(メンブレインの縁)
117 シリコン酸化膜
120 質量体
130 ポスト
140 駆動手段
141 第1駆動手段
143 第2駆動手段
145 第3駆動手段
147 第4駆動手段
150 検知手段
C 所定点(メンブレインの所定点)
第1時点
第2時点
第3時点
第4時点

Claims (10)

  1. メンブレインと、
    前記メンブレインの所定点に対して互いに対称になるように第1軸方向に備えられ、前記第1軸方向に膨張及び縮小しながら振動する第1駆動手段及び第2駆動手段と、
    前記メンブレインの所定点に対して互いに対称になるように前記第1軸方向に垂直な第2軸方向に備えられ、前記第2軸方向に膨張及び縮小しながら振動する第3駆動手段及び第4駆動手段と、を含み、
    前記第1駆動手段と前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動するように、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段の振動周波数が相違することを特徴とする慣性センサ。
  2. 前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動すると、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は停止し、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動すると、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段と同一に膨張及び縮小しながら振動することを特徴とする請求項1に記載の慣性センサ。
  3. 前記メンブレインに備えられた質量体をさらに含み、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動し、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段が停止する時、前記質量体は前記第1軸方向に振動することを特徴とする請求項2に記載の慣性センサ。
  4. 前記メンブレインに備えられた質量体をさらに含み、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに同一に膨張及び縮小しながら振動し、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段が前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段と同一に膨張及び縮小しながら振動する時、前記質量体は前記第1軸方向及び前記第2軸方向の両方に垂直な第3軸方向に振動することを特徴とする請求項2に記載の慣性センサ。
  5. 前記質量体が前記第1軸方向に振動する時、前記第2軸方向のコリオリ力を検知して 前記質量体は前記第1軸方向及び前記第2軸方向の両方に垂直な第3軸方向を基準に回転する角速度を測定したり、前記第3軸方向のコリオリ力を検知して前記第2軸方向を基準に回転する角速度を測定することを特徴とする請求項3に記載の慣性センサ。
  6. 前記質量体が前記第3軸方向に振動する時、前記第1軸方向のコリオリ力を検知して前記第2軸方向を基準に回転する角速度を測定したり、前記第2軸方向のコリオリ力を検知して前記第1軸方向を基準に回転する角速度を測定することを特徴とする請求項4に記載の慣性センサ。
  7. 前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程で、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は持続的に振動することを特徴とする請求項1に記載の慣性センサ。
  8. 前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、前記第3駆動手段及び前記第4駆動手段は、圧電体を用いて形成されることを特徴とする請求項1に記載の慣性センサ。
  9. 前記メンブレインの中央部分の下部に備えられた質量体と、
    前記メンブレインの縁の下部に備えられたポストと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の慣性センサ。
  10. 前記第1駆動手段と前記第2駆動手段が互いに反対に膨張及び縮小しながら振動した後、互いに同一に膨張及び縮小しながら振動する過程が繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の慣性センサ。
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