JP2013174389A - 太陽熱利用給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減すると共に施行工事の容易な太陽熱利用給湯システムを提供する。
【解決手段】太陽熱利用給湯システム1は、太陽熱集熱器2と、太陽熱集熱器2で加熱された熱媒Lを貯留する大気開放型の貯熱槽3と、太陽熱集熱器2内の熱媒Lを貯熱槽3に送る熱媒送り配管4と、貯熱槽3内の熱媒Lを太陽熱集熱器2に戻す熱媒戻し配管5と、一端が給水管11に接続されると共に他端が出湯管13に接続されて貯熱槽3内に配され、給水管11から供給された水と貯熱槽3内の熱媒Lとの間で熱交換させる熱交換器6と、熱媒戻し配管5の途中に設けられ、太陽熱集熱器2と貯熱槽3との間で熱媒Lを循環させる循環ポンプ7と、循環ポンプ7を制御する制御装置8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽熱利用給湯システムに関する。
従来、省エネルギー化の観点から、太陽熱を利用して給湯を行う太陽熱利用給湯システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の太陽熱利用給湯システムは、図2に示すように、太陽熱を利用して熱媒を加熱する太陽熱集熱器501と、貯湯槽503と、貯湯槽503内に配されかつ太陽熱集熱器501で加熱された熱媒と貯湯槽503内の水との間で熱交換させる熱交換器505と、太陽熱集熱器501内の熱媒を熱交換器505に送る熱媒送り配管507と、熱媒戻し配管509の途中に設けられかつ太陽熱集熱器501と熱交換器505との間で熱媒を循環させる循環ポンプ511と、熱媒戻し配管509における貯湯槽503と循環ポンプ511との間に設けられかつ熱媒の膨張・収縮を吸収する膨張タンク(シスターン)513と、循環ポンプ511を制御する制御装置515と、を備えている。
貯湯槽503は、上水道の水を給水する給水管517と接続された給水口を下部に有し、湯水を出湯する出湯管519と接続された出湯口を上部に有している。貯湯槽503は、耐食性に優れた金属(例えば、ステンレス)製の密閉タンクであり、外周部に断熱材を有している。貯湯槽503は、出湯口を有する上部に高温の湯水を集まり易くするために設置幅よりも高さが大きい縦置き型とされ、堅牢な脚部に支持されている。
また、貯湯槽503に水を給水する給水管517には、減圧弁525及び排水弁527が配設されている。減圧弁525は、貯湯槽503内の圧力を一定に維持するため、貯湯槽503への給水圧を調整する弁である。
出湯管519には、温度調節弁533を介して、貯湯槽503から出湯される湯水を必要に応じて加熱する給湯器(補助加熱機)531が接続される。温度調節弁533には、減圧弁525の下流における給水管517から分岐された混合用給水管529が接続され、予め貯湯槽503の温水と給水管517から供給される冷水とを混合して給湯器531に入水する。温度調節弁533と給湯器531との間には、減圧弁525の上流における給水管517から分岐された直接給水用管535と接続された切換弁537が配設される。この切換弁537を使用することで、給湯器531への入水が出湯管519から行われる場合と、給水管517から直接行われる場合とに切り換えることができる。
制御装置515は、貯湯槽503内に設けられて貯湯槽503内の水の温度を検出する水温度センサ521と、太陽熱集熱器501の近傍に配設されて熱媒の温度を検出する熱媒温度センサ523とに接続されている。そして、制御装置515は、水温度センサ521で検出された水の温度と、熱媒温度センサ523で検出された熱媒の温度との差温に基づいて、循環ポンプ511の作動、停止を制御する。
特開平10−89776号公報
しかしながら、上述の如き従来の太陽熱利用給湯システムにおいては、貯湯槽503が縦置き型とされるため、貯湯槽503を支持する脚部を堅牢にする必要がある。そこで、コンクリート基礎上に貯湯槽503を施行しなければならず、施行工事が容易でなく、施行期間の短縮が難しいという問題があった。
また、従来の太陽熱利用給湯システムにおいては、密閉タンクである貯湯槽503への負荷を減らすため、貯湯槽503への給水圧を調整する減圧弁525や、熱媒の膨張・収縮を吸収する膨張タンク513等の多くの部品が必要となり、コストアップの原因となっていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、部品点数を削減すると共に施行工事の容易な太陽熱利用給湯システムを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 太陽熱を利用して熱媒を加熱する太陽熱集熱器と、前記太陽熱集熱器で加熱された熱媒を貯留する大気開放型の貯熱槽と、前記太陽熱集熱器内の熱媒を前記貯熱槽に送る熱媒送り配管と、前記貯熱槽内の熱媒を前記太陽熱集熱器に戻す熱媒戻し配管と、一端が給水管に接続されると共に他端が出湯管に接続されて前記貯熱槽内に配され、前記給水管から供給された水と前記貯熱槽内の熱媒との間で熱交換させる熱交換器と、前記熱媒戻し配管の途中に設けられ、前記太陽熱集熱器と前記貯熱槽との間で熱媒を循環させる循環ポンプと、前記循環ポンプを制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする太陽熱利用給湯システム。
上記(1)の構成の太陽熱利用給湯システムによれば、太陽熱集熱器で加熱された熱媒が大気開放型の貯熱槽に貯留されるので、熱媒の膨張・収縮を吸収する膨張タンクを貯熱槽と循環ポンプとの間に設ける必要がない。また、給水管から供給された水は、貯熱槽内に配された熱交換器を経て出湯管から出湯される。配管パイプにより構成される熱交換器は、従来の貯湯槽に比べて耐圧性が高いので、熱交換器への給水圧を調整する減圧弁を給水管に設ける必要がない。
更に、貯熱槽内に配される熱交換器は、貯熱槽に貯留される熱媒に対して水平方向に延びるように設けることができるので、貯熱槽を設置幅よりも高さが小さい横置き型とすることができる。また、貯熱槽は、耐圧性を要しないので、貯熱槽自体の構造を簡略化したり、合成樹脂で形成して軽量化したりすることもできる。そこで、貯熱槽の脚部を簡素化し、コンクリート基礎を廃止して簡易基礎にすることで施行工事を容易とすることができる。
(2) 上記(1)の構成の太陽熱利用給湯システムであって、前記制御装置は、前記貯熱槽内に設けられて前記貯熱槽内の熱媒の温度を検出する第1センサと、前記太陽熱集熱器近傍に配設されて熱媒の温度を検出する第2センサとに接続され、前記第1センサで検出された熱媒の温度と、前記第2センサで検出された熱媒の温度との差温に基づいて、前記循環ポンプの作動、停止を制御することを特徴とする太陽熱利用給湯システム。
上記(2)の構成の太陽熱利用給湯システムによれば、第1センサで検出された貯熱槽内の熱媒の温度と、第2センサで検出された太陽熱集熱器近傍の熱媒の温度との差温が所定の開始温度以上であるときに集熱運転を開始すれば、エネルギー的に不経済な集熱運転を避けることができると共に、冬季などで屋外に設置される太陽熱集熱器近傍の熱媒の温度が貯湯槽内の熱媒の温度よりも低い場合の集熱運転による貯湯槽内の熱媒の温度低下を防止することができる。
(3) 上記(1)又は(2)の構成の太陽熱利用給湯システムであって、前記出湯管には、前記熱交換器から出湯される湯水を必要に応じて加熱する補助加熱機が温度調節装置を介して接続されており、前記温度調節装置には、前記給水管から分岐された混合用給水管が接続され、予め前記熱交換器から出湯される温水と前記混合用給水管から供給される水とが混合して前記補助過熱機に入水されることを特徴とする太陽熱利用給湯システム。
上記(3)の構成の太陽熱利用給湯システムによれば、熱交換器から出湯される温水と混合用給水管から供給される水とが、温度調節装置によって所定の温度とされてから補助過熱機に入水されるので、補助過熱機は熱交換器から出湯される温水や混合用給水管から供給される水の温度変化に関わらず、使用者が設定した温度の温水を安定的に給湯することができる。
本発明に係る太陽熱利用給湯システムによれば、部品点数を削減すると共に施行工事の容易な太陽熱利用給湯システムを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る太陽熱利用給湯システムの概略構成図である。 従来の太陽熱利用給湯システムの概略構成図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る太陽熱利用給湯システム1は、熱媒Lを強制循環させて熱交換する強制循環式として構成され、太陽熱集熱器2と、大気開放型の貯熱槽3と、熱媒送り配管4と、熱媒戻し配管5と、熱交換器6と、循環ポンプ7と、制御装置8と、給湯器(補助加熱機)10と、温度調節弁(温度調節装置)9と、を備える。
太陽熱集熱器2は、例えば矩形板状で、縦(屋根流れ方向)2m、横(棟木に沿う方向)1m、厚さ60mmの2平方メートル程度の集熱器面積を有して形成される。太陽熱集熱器2は、その内部に熱媒Lを循環させる内部流路を有しており、太陽熱を利用して熱媒Lを加熱する。一般に、この内部流路が長手側となる向きで屋根面に設置され、複数のものが横並びに連結して使用される。本実施形態では、二台の太陽熱集熱器2が連結して併設されており、太陽熱を利用して熱媒Lを加熱する。
貯熱槽3は、軒下等のスペースに設置され、太陽熱集熱器2で加熱された熱媒Lを貯留する横置き型のタンクであり、200リットル程度の貯液容量を有する。本実施形態の貯熱槽3は、上部開口を備える直方体状の槽本体31と、槽本体31の上部開口を覆う蓋体32とを有し、断熱材を一体成形した合成樹脂で形成されている。蓋体32は、熱媒Lが槽本体31から流出したり、雨水が槽本体31内に流入したりすることがないように槽本体31の上部開口を覆っているが、図示しない空気穴により槽本体31内を大気開放している。
槽本体31の内部には、熱交換器6が設置され、熱交換器6は槽本体31を貫通して給水管11と出湯管13に接続される。貯熱槽3は、太陽熱を利用して太陽熱集熱器2で加熱された熱媒Lを貯留するとともに、給水管11から供給されて熱交換器6を通る水を加熱して出湯管13から湯として出湯する。
槽本体31には、熱媒送り配管4に接続される入口33と、熱媒戻し配管5に接続される出口35とが設けられ、太陽熱集熱器2の図示しない内部流路に連通している。また、槽本体31の下部には、槽本体31内から熱媒Lを抜く際に開かれる排水口(図示せず)が設けられている。槽本体31に貯留された熱媒Lは、太陽熱集熱器2との間を循環することで加熱され、高温となる。
熱媒送り配管4は、一端が下流側の太陽熱集熱器2の排水側となる出入口管21に接続され、他端が槽本体31の入口33に接続される。熱媒戻し配管5は、一端が槽本体31の出口35に接続され、他端が上流側の太陽熱集熱器2の注水側となる出入口管23に接続される。
本実施形態に係る熱交換器6は、ステンレスパイプを折り曲げ形成し、槽本体31の長手方向に沿って水平方向に延びるように配される。本実施形態においては、熱交換器6が槽本体31の長手方向に沿って蛇行しながら水平方向に延びているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、熱交換器6を槽本体31内で螺旋状に配置したり、重畳するように配置したりすることもできる。また、銅パイプなど熱伝導率(熱交換性能)の高い種々な熱交換器を用いることができる。
熱交換器6は、一端が給水管11に接続されると共に他端が出湯管13に接続されており、給水管11から供給された水と貯熱槽3内の高温となった熱媒Lとの間で熱交換させ、温めた湯水を出湯管13に出湯するようになっている。
循環ポンプ7は、熱媒戻し配管5の途中に設けられ、槽本体31から熱媒Lを加圧搬送することにより、熱媒Lを太陽熱集熱器2と貯熱槽3との間を循環させる。
本実施形態において、熱媒Lには、安全性の面からプロピレングリコールを主とした不凍液が使用される。尚、循環ポンプ7を常時又は所定間隔で駆動し、熱媒Lを常に循環させて凍結を防止できる場合には、熱媒Lに水を使用することもできる。
制御装置8は、貯熱槽3近傍に設けられて貯熱槽3内の熱媒Lの温度を検出する第1センサ51と、太陽熱集熱器2近傍に配設されて熱媒Lの温度を検出する第2センサ53とに接続される。そして、制御装置8は、第1センサ51で検出された熱媒Lの温度と、第2センサ53で検出された熱媒Lの温度との差温に基づいて、循環ポンプ7の作動、停止を制御する。
なお、第1センサ51及び第2センサ53は、それぞれ貯熱槽3内及び太陽熱集熱器2内における熱媒Lの温度を検出可能であれば、貯熱槽3内及び太陽熱集熱器2内に設けられても、貯熱槽3近傍の熱媒戻し配管5及び太陽熱集熱器2近傍の熱媒送り配管4に設けられてもよい。
本実施形態の出湯管13には、熱交換器6から出湯される湯水を必要に応じて加熱する給湯器10が温度調節弁9を介して接続されている。温度調節弁9には、給水管11から分岐された混合用給水管41が接続され、予め熱交換器6から出湯される温水と混合用給水管41から供給される水とが所定の温度(例えば、30℃)となるように混合して給湯器10に入水される。尚、温度調節弁9に代えて、温度調節装置であるミキシングユニットを用いることもできる。
温度調節弁9と給湯器10との間には、給水管11から分岐された直接給水用管45と接続された切換弁43が配設される。この切換弁43を使用することで、給湯器10への入水が温度調節弁9から行われる場合と、給水管11から直接行われる場合とに切り換えることができる。
給湯器10は、給湯運転が行われる場合に、必要に応じて給湯用ガスバーナが点火されて加熱され、出湯管13に接続された温度調節弁9から流入した湯水が熱交換されることにより、給湯管47からカランやシャワーヘッド等の図示しない出湯端末に所定の給湯設定温度を有する給湯水が供給される。
次に、上記構成を有する太陽熱利用給湯システム1の作用を説明する。
本実施形態の太陽熱利用給湯システム1において、太陽熱集熱器2に日射が当たると、太陽熱集熱器2内の熱媒Lが加熱される。
制御装置8は、第2センサ53で検出された太陽熱集熱器2内の熱媒Lの温度と、第1センサ51で検出された貯熱槽3内の熱媒Lの温度との温度差が、所定の開始温度以上である場合、集熱運転プログラムを起動し、図示しない太陽電池等の電源により循環ポンプ7を作動して、集熱運転を開始する。
そこで、太陽熱利用給湯システム1は、エネルギー的に不経済な集熱運転を避けることができると共に、冬季などで屋外に設置される太陽熱集熱器2近傍の熱媒Lの温度が貯熱槽3内の熱媒Lの温度よりも低い場合の集熱運転による貯熱槽3内の熱媒Lの温度低下を防止することができる。
集熱運転が開始されると、循環ポンプ7は回転し、熱媒Lを強制的に熱媒戻し配管5、太陽熱集熱器2、熱媒送り配管4、貯熱槽3、循環ポンプ7へと循環させる。その結果、貯熱槽3に貯留された熱媒Lが加熱される。
そして、太陽熱集熱器2内の熱媒Lと貯熱槽3内の熱媒Lとの温度差が、所定の開始温度未満となると、制御装置8は循環ポンプ7を停止して、集熱運転を終了する。
給湯器10への入水が出湯管13から行われるように切換弁43が切り換えられ、太陽熱利用給湯システム1の給湯運転が行われた状態で、給湯器10の下流にある出湯端末が開栓されると、給水管11から給水された水が熱交換器6を経て出湯管13から温度調節弁9に流入されて給湯器10に供給される。ここで、給水管11から熱交換器6に供給された水は、貯熱槽3内の高温となった熱媒Lとの間で熱交換され、温められた湯水が出湯管13に出湯する。
温度調節弁9に流入した湯水は、熱交換器6から出湯される温水と混合用給水管41から供給される水とを所定の温度(例えば、30℃)に混合して給湯器10に供給される。給湯器10は、必要に応じて温度調節弁9から供給された湯水を所定の給湯設定温度に加熱して給湯管47から出湯端末に供給する。
本実施形態の太陽熱利用給湯システム1によれば、熱交換器6から出湯される温水と混合用給水管41から供給される水とが、温度調節弁9によって所定の温度とされてから給湯器10に入水されるので、給湯器10は熱交換器6から出湯される温水や混合用給水管41から供給される水の温度変化に関わらず、使用者が設定した温度の温水を安定的に給湯することができる。
従って、上述した太陽熱利用給湯システム1においては、太陽熱集熱器2で加熱された熱媒Lが大気開放型の貯熱槽3に貯留されるので、熱媒Lの膨張・収縮を吸収する膨張タンクを貯熱槽3と循環ポンプ7との間に設ける必要がない。
また、給水管11から供給された水は、貯熱槽3内に配された熱交換器6を経て出湯管13から出湯される。配管パイプにより構成される熱交換器6は、従来の貯湯槽503(図2参照)に比べて耐圧性が高いので、熱交換器6への給水圧を調整する減圧弁を給水管11に設ける必要がない。
更に、貯熱槽3内に配される熱交換器6は、貯熱槽3に貯留される熱媒Lに対して水平方向に延びるように設けることができるので、貯熱槽3を設置幅よりも高さが小さい横置き型とすることができる。
即ち、従来の貯湯槽503は、出湯口を有する上部に高温の湯水を集まり易くするために設置幅よりも高さが大きい縦置き型とする必要があるが、本実施形態の熱交換器6は、貯熱槽3に貯留される熱媒Lとの間で熱交換できればよく、給水管11及び出湯管13に接続される両端部の取り出し位置は制約を受けず、貯熱槽3の外形状は自由である。
また、貯熱槽3は、耐圧性を要しないので、貯熱槽3自体の構造を簡略化したり、本実施形態の如く合成樹脂で形成して軽量化したりすることもできる。
更に、太陽熱利用給湯システム1は、貯熱槽3を設置幅よりも高さが小さい横置き型の直方体状とすることで、貯熱槽3が転倒し難くなるので、貯熱槽3の脚部を簡素化し、従来のようなコンクリート基礎を廃止して簡易基礎にすることで施行工事を容易とすることができる。
また、貯熱槽3を横置き型とすることで高さが低くなり、意匠性を向上させて家のデザイン性を阻害しないようにできる。
従って、上述した本実施形態に係る太陽熱利用給湯システム1によれば、減圧弁や膨張タンクを不要として部品点数を削減すると共に、貯熱槽3の脚部を簡素化して簡易基礎とすることで、施行工事を容易として施行期間を短縮すること、大幅なコストダウンが可能となる。
なお、本発明の太陽熱利用給湯システムは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態においては、太陽熱集熱器2内の熱媒Lと貯熱槽3内の熱媒Lとの温度差が、所定の開始温度以上である場合に循環ポンプ7が作動される構成としたが、日射があると太陽電池の発電によって循環ポンプが自動的に運転されるように構成することもできる。
また、制御装置による集熱運転方法は、上述した制御装置8の集熱運転方法に限定されるものではなく、例えば、給水管11に設けた給水温度センサや水流量計、熱媒戻し配管5や熱媒送り配管4に設けた熱媒流量計等の値に基づいて、貯熱槽3の熱媒Lから熱交換器6内の水に供給される集熱量を計算しながら循環ポンプ7の回転数を制御するなどの種々の集熱運転方法を採りうることは云うまでもない。
1…太陽熱利用給湯システム
2…太陽熱集熱器
3…貯熱槽
4…熱媒送り配管
5…熱媒戻し配管
6…熱交換器
7…循環ポンプ
8…制御装置
9…温度調節弁(温度調節装置)
10…給湯器(補助加熱機)
11…給水管
13…出湯管
31…槽本体
32…蓋体
51…第1センサ
53…第2センサ
L…熱媒

Claims (3)

  1. 太陽熱を利用して熱媒を加熱する太陽熱集熱器と、
    前記太陽熱集熱器で加熱された熱媒を貯留する大気開放型の貯熱槽と、
    前記太陽熱集熱器内の熱媒を前記貯熱槽に送る熱媒送り配管と、
    前記貯熱槽内の熱媒を前記太陽熱集熱器に戻す熱媒戻し配管と、
    一端が給水管に接続されると共に他端が出湯管に接続されて前記貯熱槽内に配され、前記給水管から供給された水と前記貯熱槽内の熱媒との間で熱交換させる熱交換器と、
    前記熱媒戻し配管の途中に設けられ、前記太陽熱集熱器と前記貯熱槽との間で熱媒を循環させる循環ポンプと、
    前記循環ポンプを制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする太陽熱利用給湯システム。
  2. 前記制御装置は、前記貯熱槽内に設けられて前記貯熱槽内の熱媒の温度を検出する第1センサと、前記太陽熱集熱器近傍に配設されて熱媒の温度を検出する第2センサとに接続され、前記第1センサで検出された熱媒の温度と、前記第2センサで検出された熱媒の温度との差温に基づいて、前記循環ポンプの作動、停止を制御することを特徴とする請求項1に記載の太陽熱利用給湯システム。
  3. 前記出湯管には、前記熱交換器から出湯される湯水を必要に応じて加熱する補助加熱機が温度調節装置を介して接続されており、前記温度調節装置には、前記給水管から分岐された混合用給水管が接続され、予め前記熱交換器から出湯される温水と前記混合用給水管から供給される水とが混合して前記補助過熱機に入水されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽熱利用給湯システム。
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