JP2013172377A - 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】保守の容易な無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線通信装置10は、マスター装置又はスレーブ装置として対向して配置されるP−P通信用の無線通信装置である。無線送受信部120は、指向性アンテナを備えている。記憶部110は、撮像部150で撮像された基準画像データ111及び撮像画像データ112を記憶する。撮像部150は、光軸が指向性アンテナの電波方向と同じ方向に向けられ、対向する他の無線通信装置への見通しに係る画像を撮像する。画像処理部160は、基準画像データ111と撮像画像データ112とを比較する。制御部100は、比較の結果から、障害物が前記電波方向に向かっていることを検知して通知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システムに係り、特に指向性アンテナを用いたP−Pデジタル無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システムに関する。
現代において、デジタル無線システムは、電波帯域を効率的に使える点とその信頼性から基幹的な技術の一つとなっている。
近年、インターネットの普及に伴い無線媒体で高速で大容量の通信を行う要求が高まりつつある。このため、離れた建物等の拠点のLAN(Local Area Network)を、P−P(Point−Point)で接続する無線リピータ等の無線通信装置を用いた無線通信システムが開発され、実用化されている。
P−P通信用の無線通信システムでは、波長が短く指向性が高い、ミリ波帯、準ミリ波帯の搬送波を用いることがある。このような場合、一方の無線通信装置から他の装置までの間に障害物が存在しない「見通し」の確保が必要である。
しかしながら、無線通信システムの設置時には適切であった場合でも、長期間運用を続けると、様々な要因により無線通信に障害が起きることがある。
たとえば、このようなP−P通信用の無線通信システムは、認可固定局とは異なり、自由に移動させて設置して使用する。このため、法律による伝搬路の保護はなく、伝搬路に障害物ができ、通信ができなくなることがある。つまり、無線伝搬路に新しく建物が建設されたり、樹木が成長して遮ったりすると、無線が切断されることがある。
また、ミリ波帯、準ミリ波帯では、搬送波の指向性があるため、まれに激風や、衝撃などにより方向がずれて、無線通信の障害が起こる場合がある。
ここで、例えば、特許文献1を参照すると、アンテナを有する固定通信用無線機にカメラを内蔵し、該カメラのモニタ画面の特定範囲に相手無線局を映すように前記固定通信用無線機の向きを変えることを特徴とする無線通信機が記載されている(以下、従来技術1とする。)。
また、例えば、特許文献2を参照すると、少なくとも2つのアンテナと、上記少なくとも2つのアンテナを介して対向する無線装置と無線通信を行う無線部と、上記少なくとも2つのアンテナの送受信の切替を制御する制御部とを有し、上記制御部は、所定のタイミング信号を受信することで上記少なくとも2つのアンテナの送受信を切替えることを特徴とした無線通信システムが記載されている(以下、従来技術2とする。)。
特開2005−072780号公報 特開2011−176561号公報
ここで、従来の無線通信システムでは、無線通信に障害があった場合、重要な無線回線では、迅速に原因を特定して復旧を行う必要があった。
しかしながら、従来の無線通信システムでは、受信レベルやS/N比の測定のみでモニタリングを行っていた。このため、建物の建設等、障害の真の原因を把握するためには、作業者が無線通信装置の設置場所に行って確認しなければならないという問題があった。そのため、遠方や作業者が容易に立ち入れない場所に無線装置が設置されている等の場合には、障害の確認と復旧に時間がかかっていた。
ところが、従来技術1は、アンテナの方向調整のために映像を観ることができるだけの装置であった。このため、従来技術1は、運用中に無線通信の障害の原因を推定し、又は後で電波状態が悪くなりそうであることを知ることはできなかった。また、従来技術2に関しては、無線通信の障害の原因の推定技術については、開示されていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の無線通信装置は、指向性アンテナを用いた無線送受信手段と、前記指向性アンテナの電波方向と光軸が一致し、前記電波方向に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像することを特徴とする。
本発明の無線通信装置は、前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶する記憶手段と、前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較する画像処理手段と、前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して通知する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の無線通信方法は、無線送受信手段により、指向性が高い電波を送信し、撮像手段により、前記電波の方向と光軸が一致する方向に係る画像を撮像し、前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像することを特徴とする。
本発明の無線通信方法は、記憶手段に、前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶し、画像処理手段により、前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較し、制御手段により、前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して通知することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、対向して配置される無線通信装置と、前記無線通信装置の保守装置とを備える無線通信システムにおいて、前記無線通信装置は、指向性アンテナを用いた無線送受信手段と、前記指向性アンテナの電波方向と光軸が一致し、前記電波方向に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、前記無線通信装置は、前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶する記憶手段と、前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較する画像処理手段と、前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して前記保守装置へ通知する制御手段とを備え、前記保守装置は、前記無線通信装置で撮像された撮像画像を表示する表示部と、前記撮像画像の電波方向にマークを描画する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、基準画像データ及び撮像画像データを閲覧することで、運用中に無線通信の障害の原因を推定し、又は後で電波状態が悪くなりそうであることを知ることが可能な無線通信装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムXのシステム構成を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信装置10の外観の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信装置10の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守装置20の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信装置10による撮像処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る保守装置20に表示されたアラート情報115の画面例である。
<第1の実施の形態>
〔無線通信システムXの制御構成〕
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係るに無線通信システムXの構成例について説明する。
無線通信システムXは、P−P通信用のマスター装置/スレーブ装置である無線通信装置10、11(拠点間通信手段)が対向通信を行い、外部のネットワークであるネットワーク5、6を無線で接続する。
また、無線通信システムXは、ネットワーク5又はネットワーク6に、保守装置20(データ解析手段)も接続されている。
ネットワーク5、6は、例えば、光ファイバや1000BASE−T等のLAN網や専用線等のIPネットワークである。ネットワーク5、6は、ハブ、ルータ、PC(Personal Computer)、サーバ、スマートフォン、タブレット等の接続先機器と接続することができる。
また、ネットワーク5、6は、ルータ等を用いてインターネットや携帯電話網やPHS網等の他のネットワークと接続することもできる。
無線通信装置10、11は、同様の構成をもつ、P−P通信用の対向型の無線装置である。無線通信装置10、11は、例えば指向性の高い25GHzのミリ波帯、準ミリ波帯等を用いており、拠点間のデータ通信用の無線リピータとして機能する。無線通信装置10、11は、例えば、上述したように、いずれかがマスター装置又はスレーブ装置として設定され、全二重の対向通信を行う。
無線通信装置10、11は、障害物30(物体)が建築された等で、無線通信の障害を検知した場合、画像を含むアラート情報115(警告情報)を、保守装置20に送信する。また、無線通信装置10、11は、所定間隔で定期的に画像を撮像し、画像に異常があれば、アラート情報115を保守装置20に送信する。
以下の説明においては、無線通信装置10を代表例として説明する。
保守装置20は、無線通信システムXの管理者が用いる保守や管理用のPC、汎用機、サーバ等である。
保守装置20は、無線通信装置10、11に対して、撮像された画像データや各種センサのデータや受信信号強度のデータ等の取得をするよう指示することもできる。
〔無線通信装置10の構成〕
次に、図2を参照して、無線通信装置10の外観について説明する。
無線通信装置10は、アンテナや各機能部位を内蔵する筐体190と、ポール等への取り付け金具である取り付け部191から主に構成されている。
また、筐体190には、アンテナの指向性方向を確認するためのスコープ部195を備えている。さらに、筐体190には、アンテナの指向性方向と同一方向にカメラの光軸が向くように設定されたカメラ等である撮像部150を備えている。
つまり、撮像部150は、アンテナの指向性のある方向に、例えば数度程度の視野角の画像のみ撮像する。撮像部150は、カメラの光軸を雲台等で変更できないように構成することが好適である。これにより、無線通信装置10に係るプライバシー上の問題を少なくすることができる。
次に、図3を参照して、無線通信装置10の制御構成について詳しく説明する。
無線通信装置10は、筐体190(図1)の内に、機能部位として、主に制御部100(制御手段)、記憶部110(基準画像記憶手段、撮像画像記憶手段)、無線送受信部120(無線送受信手段)、信号強度測定部130(信号強度測定手段)、同期検出部135(同期検出手段)、ネットワーク送受信部140(ネットワーク送受信手段)、撮像部150(撮像手段)、画像処理部160(画像処理手段)、レーザー出力部170(レーザー出力手段)、タイマー部180(タイマー手段)を備えている。それぞれの部位は、例えば共通のバス等で接続される。
制御部100は、GPP(General Purpose Processor)であるCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等の制御演算部位である。
制御部100は、各部を制御し、信号強度測定部130、同期検出部135、タイマー部180からの信号に従って、撮像部150による画像の撮像等を指示する。
また、制御部100は、ネットワーク5を介してインターネット等から情報を取得することもできる。
記憶部110は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD等の記憶手段である。記憶部110は、制御部100が実行するプログラムやデータを記憶している。
これに加え、記憶部110は、各種の設定値や撮像部150で撮像され、画像処理部160で処理された画像データを記憶する。この画像データの詳細については後述する。
また、記憶部110は、例えば、USBメモリやSDカード等の脱着可能な記録媒体を含んでいても良い。この記録媒体にも、画像データを記憶可能である。
無線送受信部120は、アンテナ、RF(無線通信)手段、デジタル変調手段、A/D変換手段、D/A変換手段、イーサネット(登録商標)パケット符号化手段、暗号化手段等を含む無線送受信部位である。
無線送受信部120のアンテナは、搬送波が広がりにくいペンシルビームアンテナ等の指向性アンテナを用いることが好適である。また、無線送受信部120は、電波の送受信を、時分割双方向通信(TDD)や周波数分割双方向通信(FDD)等の方式で行うことができる。
信号強度測定部130は、無線送受信部120からの電波の受信信号強度や受信信号のS/N比等の受信品質に係る受信信号強度の測定を行う部位である。
同期検出部135は、同期検出部では無線信号に含まれる同期信号やプリアンブル等を検出し、無線伝送されて同期信号を復元すると共に、同期信号の復元の有無を検出する部位である。
ネットワーク送受信部140は、ネットワーク5又は6に接続するための、例えば、1000BASE−T/100BASE−TX規格のLANインターフェイス等の部位である。
また、ネットワーク送受信部140は、例えば、イーサネット(登録商標)ケーブル給電方式による電源供給を行うための電源部やバッテリ等を備えていてもよい。
なお、ネットワーク入出力部140は、外部のハブ、ルータ、ロードバランサ等に別途接続されていてもよい。
撮像部150は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)、撮像管等の光撮像素子(カメラ)とA/Dコンバータ等を備えた部位である。撮像部150は、赤外線や可視光用のカラー/モノクロの光信号を、電気信号に変換して画像を撮像することができる。
また、撮像部150は、無線送受信部120の指向性アンテナとカメラの光軸が一致する視野角0.5〜5度程度の所定角度の範囲のみ撮像可能な光学レンズ、ズームレンズ、及び雨水や埃等の侵入を防ぐカバーを備えることもできる。
このように撮像部150は、主に対向する無線通信装置11への電波通信を「見通し」する程度の狭い範囲のみ撮像する。このため、あまり大きな撮像素子を使用する必要がなく、コストを削減することができる。また、プライバシーに配慮することができる。
なお、撮像部150は、無線通信装置10と一体であってもよいし、分離していても良い。また、撮像部150は、静止画像だけでなく動画像を撮像することもできる。
画像処理部160は、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の画像処理用の回路部位である。
画像処理部160は、撮像部150からの電気信号を画像処理して、所定のフォーマット、例えばJPEG/JPEG2000/PNG/BMP等の主に静止画像に変換する。この際、画像処理部160は、画像の容量の圧縮、ベクトルデータ化等を行うこともできる。
さらに、画像処理部160は、平均画像を作成し、画像同士の差分(AND、XOR)計算を行うこともできる。また、画像処理部160は、FFT(Fast Fourier Transform)やウェーブレット分析等を用いて画像のノイズ成分や特徴量の分析をすることもできる。これにより、建物の建築や雨といった無線通信の障害の真の原因を推測することが可能となる。
加えて、画像処理部160は、時系列の撮像画像データ112の画像を、動画GIF、AVI、MOV、MPEG等の動画データに変換することも可能である。これにより、建物の建設の進捗等を保守装置20から閲覧可能である。
レーザー出力部170は、例えば、撮像部150で検知可能な赤外線等のレーザー信号を、無線送受信部120のアンテナの電波の方向と同方向に出力する部位である。
レーザー出力部170のレーザー信号を画像処理部160が検知し、「見通し」があるか否かを制御部100が判定することもできる。
タイマー部180は、クオーツを備えたバッテリバックアップ・リアルタイムタイマーやインターバルタイマー等の部位である。タイマー部180は、年/日/時/分/秒等の時刻を計測する。
なお、制御部100は、インターネット等のタイムサーバ等から時刻を取得して、タイマー部180に設定することもできる。
なお、この他にも、無線通信装置10は、降雨、日照、天候、風力、風向、温度、湿度等の周囲環境に係るデータを取得するセンサ類を備えていてもよい。このセンサ類で取得した値も、記憶部110に記憶することができる。
また、無線通信装置10は、保守装置20と直接接続する受信電力モニタ端子、シリアル/USB端子、無線LANインターフェイス等を備えていてもよい。
また、記憶部110は、撮像部150で撮像された画像データとして、基準画像データ111、撮像画像データ112、信号強度撮像閾値113、撮像間隔設定値114、アラート情報115を備えている。
基準画像データ111は、無線通信装置10の設置時に撮像部150で撮像され、画像処理部160で所定のフォーマットに変換された画像に係るデータである。
撮像画像データ112は、所定間隔や無線通信の障害の発生時に撮像され、画像処理部160で平均や差分により画像処理され、所定のフォーマットに変換された画像に係るデータである。画像処理部160は、撮像画像データ112と、基準画像データ111とを比較することができる。
信号強度撮像閾値113は、信号強度やS/N比の低下により撮像を行うための閾値等に係るデータである。信号強度撮像閾値113は、受信信号強度や、同期等の通信異常に係る各種の電波通信の障害原因に対応したデータの相関値も記憶している。信号強度撮像閾値113は、個々の無線通信システムXの特性に応じて設定することができる。また、信号強度撮像閾値113は、無線通信の障害の原因究明のために、所定の条件や値を、保守装置20から設定することもできる。
撮像間隔設定値114は、所定間隔で撮像を行うための時間や、保守装置20への送信のタイミング等に係るデータある。この撮像間隔設定値114も、無線通信システムXの特性や所定値を設定可能である。
アラート情報115は、少なくとも、撮像画像データ112と、無線通信の障害の原因を推定するための原因情報とを含み、保守装置20へ送信するための警告用のデータである。アラート情報115は、その他、場合によって基準画像データ111や、合成画像等を含めてもよい。アラート情報115の詳細については後述する。
〔保守装置20の構成〕
次に、図4を参照して、保守装置20の構成について説明する。
保守装置20は、制御部200(制御手段)、記憶部210(記憶手段)、表示部220(表示手段)、入力部230(入力手段)、ネットワーク送受信部240(ネットワーク送受信手段)を含んで構成されている。
制御部200は、CPU、GPU等の制御演算部位であり、記憶部210の保守用プログラム211を実行する。
記憶部210は、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ等の記憶部位である。記憶部210は、保守用プログラム211がインストールされ記憶されている。また、記憶部210は、無線通信装置10、11から取得したアラート情報115を記憶することができる。
表示部220は、液晶ディスプレイや有機ELティスプレイ等の表示部位である。表示部220は、無線通信装置10、11で撮像された画像やメッセージを表示し、管理者がこれを閲覧することができる。
入力部230は、マウスやタッチパネル等のポンティングデバイス、キーボード等の入力部位である。制御部200は、保守用プログラム211のGUI(Graphical User Interface)を用いて、この入力部230に対する管理者の指示を検知する。
ネットワーク送受信部240は、例えばLAN、無線LAN、WiMAX(登録商標)、携帯電話網やPHS網等へ接続するネットワーク接続部位である。ネットワーク送受信部240は、無線通信装置10、11に撮像の指示を行い、アラート情報115をネットワーク5を介して受信する。
なお、保守装置20は、WAN(Wide Area Network)経由でインターネット網に接続することができる。つまり、保守装置20は、ネットワーク5に接続されていても、WAN経由でネットワーク6にアクセスすることができる。これにより、無線通信装置10、11の間の無線通信に障害が発生しても、無線通信装置10、11の両方からアラート情報115を受信することができる。
〔無線通信装置10による撮像処理〕
次に、図5と図6を参照して、無線通信装置10による撮像処理について説明する。
本発明の実施の形態に係る撮像処理では、無線通信装置10は、まず設置時に初期画像を撮像して記憶する。
そして、無線通信装置10は、送受信時に同期信号検出や受信信号強度の測定を行う。この上で、無線通信装置10は、受信信号強度が異常であれば、撮影を行い、画像情報等を含むアラート情報115(図3)を送信する。
また、無線通信装置10は、タイマーを用いて所定間隔で定期的な撮像も行い、差分画像に異常があれば、アラート情報115を送信する。
また、後述するように、管理者が保守装置20から撮像指示を入力することによって、所望のタイミングで撮像することもできる。
これにより、無線通信の障害時及び所定期間で撮像を行うので、障害の真の原因調査を容易に行うことができるようになる。
以下で、図5のフローチャートを参照して、本実施形態の撮像処理についてステップ毎に詳しく説明する。以下の処理は、無線通信装置10の制御部100が、各部と協同し、ハードウェア資源を用いて実行する。
まず、ステップS101において、制御部100は、初期撮像処理を行う。
この処理において、制御部100は、拠点への設置で初期設定等を行った後、撮像部150により画像を撮像し、基準画像データ111として記憶する。
この際、制御部100は、タイマー部180に、例えば、数時間単位で数日間撮像するようタイマー設定することができる。また、制御部100は、日照や天候が異なる昼間の画像と、夜の画像とを何パターンか取得することもできる。また、制御部100は、撮像された画像を、画像処理部160で平均化して、当該平均画像を、基準画像データ111として記憶することが可能である。
なお、例えば、数ヶ月程度の所定期間が経過した後、制御部100は、また初期撮像処理を行って、基準画像データ111を更新してもよい。
次に、ステップS102において、制御部100は、通信状態チェック処理を行う。
具体的に、制御部100は、信号強度測定部130と同期検出部135とを用いて、無線通信の状態の確認を行う。ここでは、制御部100は、無線通信の障害に係る、通信異常を検出する。
具体的に、信号強度測定部130は、無線送受信部120で受信した電波信号の強さやS/N比等である無線の受信信号強度の測定を行い、制御部100に報知する。
また、同期検出部135は、無線送受信部120で受信した無線信号に含まれる同期信号やプリアンブルを検出し、同期信号を復元すると共に、同期信号の復元の有無を検知する。同期検出部135は、同期信号が復元できなかったときに無線通信の障害が起こっており、通信異常を検出した旨、制御部100に報知する。また、同期検出部135は、連続して所定回、同期信号の復元できなかったときに通信異常を検出した旨、制御部100に報知することもできる。また、同期検出部135は、データ通信の所定時間あたりの伝送データ量についても算出し、制御部100に報知する。
なお、同期検出部135は、同期信号を復元できたときに制御部100に報知することもできる。これらの構成は、個々の無線システムの特性や、無線切断原因究明に必要な情報に応じて実装することができる。
次に、ステップS103にて、制御部100は、受信異常があるか否かを判定する。
具体的には、制御部100は、同期検出部135により通信異常が検出された場合、Yesと判定する。また、制御部100は、信号強度測定部130が測定した受信信号強度が、予め設定された信号強度撮像閾値113を下回ったとき又は上回ったときに、Yesと判定する。それ以外の場合、制御部100は、通常の無線送受信部120による無線の送受信状態であるとして、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS104に進める。
Noの場合、制御部100は、処理をステップS105に進める。
受信異常があった場合、ステップS104において、制御部100は、現状撮像処理を行う。
具体的には、制御部100は、撮像部150へ撮像を指示する。これにより、撮像部150は、静止画像を撮像し、画像処理部160に送信する。
画像処理部160は、当該静止画像を所定フォーマットに変換し、記憶部110の撮像画像データ112として一時的に記憶する。なお、画像処理部160は、撮像画像データ112を、記憶部110の取り外し可能な記録媒体、DRAM、内蔵フラッシュメモリのいずれにも記憶可能である。
その後、制御部100は、処理をステップS106に進める。
受信異常がなかった場合、ステップS105において、制御部100は、タイマー撮像処理を行う。
ここでは、制御部100は、タイマー部180の割り込み等により、撮像部150へ撮像を指示する。これにより、撮像部150は、所定間隔で画像を撮像し、画像処理部160に送信する。画像処理部160は、上述の現状撮像処理と同様の処理により、撮像された画像をフォーマット変換して、撮像画像データ112として記憶する。
また、制御部100は、撮像間隔設定値114に記憶された所定間隔をタイマー部180に設定する。この所定間隔としては、例えば、定期的な撮像(定時観測)のため、1ヶ月〜数ヶ月に1度程度の所定期間を設定できる。
なお、制御部100は、定時観測においても、数時間単位で昼夜に所定回数撮像した画像を画像処理部160にて平均化することができる。
また、制御部100は、この平均化された画像を、撮像画像データ112に記憶することもできる。
また、制御部100は、保守装置20からの撮像の指示を検知して、撮像部150へ撮像の指示を行うこともできる。
ステップS106において、制御部100は、撮像画像分析処理を行う。
この処理では、制御部100は、画像処理部160に、基準画像111と撮像画像データ112の差分を計算して画像を比較し、画像特徴量の分析を行うよう指示する。画像処理部160は、画像の比較や画像特徴量の分析結果を制御部100に送信する。
制御部100は、画像処理部160の分析結果を基にして、電波通信の障害の原因を推定し、原因情報として記憶部110に記憶する。制御部100は、この推定を、受信信号強度の変化等、電波状況が変動した際にも行うことができる。また、制御部100は、この推定を、まだ顕著に受信異常がない場合でも、例えば、建物が高くなっている等で受信障害が起こることが予測される場合にも行うことができる。
具体的には、制御部100は、画像の比較の分析結果により、装置の方向が外力等の何かの影響で動いた場合、これを認識することができる。
また、制御部100は、画像の比較の分析結果から、障害物となる物体が電波の送受信方向である撮像画像の中心に向かっていることを検知した場合に、これを認識することができる。つまり、制御部100は、建物が建築されて高くなってきたことを検知することができる。また、このように建物等が建設される場合、少しずつ受信信号強度が低下したり、クレーンによる建設資材の通過等で、突発的に通信異常が起こったりする。このために、制御部100は、画像の比較に加えて、通信異常に係るデータと、信号強度撮像閾値113の相関値との比較を行い、所定の条件から、電波通信の障害の原因を推定することもできる。
また、制御部100は、画像の比較の分析結果から、季節の変化により木々の葉が生い茂る等の原因で、無線通信の障害が起こってきたことを認識することもできる。
また、制御部100は、画像特徴量の分析の結果を用いて、電波通信の障害の原因を推定することもできる。つまり、例えば、制御部100は、木々の葉に特徴的な色や画像特徴量を検知すると、これを電波通信の障害の原因と推定することができる。
また、制御部100は、画像特徴量の分析の結果を用いて、降雨による受信信号強度の低下についても推定することができる。制御部100は、例えば、撮像部150のカバーやレンズに付着した雨により、画像のエッジ成分(XOR成分)が少なくなると、画像がぼけているという分析結果を得て、降雨の推定を行うことができる。これに加えて、制御部100は、センサ類により降雨を検知したり、インターネット等から気象情報を得たりすることで、降雨の推定を行うこともできる。
また、制御部100は、撮像画像データ112において、対向する無線通信装置11のレーザー出力部170からの赤外線レーザーの信号を検知できない場合、「見通し」がなくなって障害物(物体)があることを推定することもできる。
制御部100は、これらの推定の結果を、原因情報として記憶部110に記憶する。
次に、ステップS107において、制御部100は、電波信号の受信や分析された画像から電波通信の障害が推定されるか否かを判定する。
ここでは、制御部100は、上述のステップS103で受信異常があったと判定されている場合は、Yesと判定する。また、制御部100は、受信異常はないものの受信障害が予測されると推定される場合にも、Yesと判定する。制御部100は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS108に進める。
Noの場合、制御部100は、本実施形態の撮像処理を終了し、また電波の送受信や通信状態チェック処理を続ける。
受信異常があった又は電波通信の障害が推定される場合、ステップS108において、制御部100は、アラート処理を行う。
ここでは、制御部100は、受信異常や推定の結果に係る原因情報と、撮像画像データ112とをまとめ、アラート情報115としてネットワーク送受信部140から、保守装置20へ送信する。
この際、撮像画像データ112のように容量が大きなファイルは、無線送受信部120による無線通信にできるだけ影響を与えないように送信する。この送信について、制御部100は、FTP等の所定のプロトコルで、イーサネット(登録商標)のパケットへ変換して行う。この際、制御部100は、無線送受信部120での時間あたりの伝送データ量が少ない場合に送信したり、画像データを圧縮して送信したりすることもできる。
なお、基準画像データ111と撮像画像データ112とが、記憶部110の脱着可能な記録媒体に記憶されている場合、これを取り外して保守装置20のカードリーダー等を用いて閲覧することもできる。また、無線通信装置10を、NAS(Network Attached Storage)のように用いて、直接アラート情報115をFTP等で取得することもできる。また、無線通信装置10に、液晶ディスプレイ等の表示部を備えて、アラート情報115の文字や画像を表示することもできる。
また、制御部100は、定期的に又は管理者の指示により、基準画像データ111、撮像画像データ112、画像の比較や画像特徴量の分析結果、受信信号強度の値等を、保守装置20へ送信することもできる。
ここで、保守装置20の制御部200は、受信したアラート情報115をネットワーク送受信部240で受信して、記憶部210に記憶する。この上で、制御部210は、保守用プログラム221を用いて、アラート情報115に含まれる情報を表示部220に表示する。
図6は、保守装置20の表示部220に表示される画面例500を示す。制御部200は、撮像画像データ112の複数の画像と、基準画像データ111と、これらの差分画像と、動画像等を切り換えて表示できる。また、制御部200は、平均化された画像と、平均化する前の画像とを表示部220に表示することもできる。
また、制御部200は表示部220に対して、画面例500のように、十字マーク550と、メッセージ560、570等を表示する。
十字マーク550は、画面例500の中心に描画され、アンテナの指向性の方向及びアンテナの利得が高い範囲を示す。つまり、管理者は、無線通信装置10の設置時に、十字マーク550を対向する無線通信装置11の方向に合わせて設置している。そして、このように、建物や障害物等の物体が電波通信を妨げそうな場合には、十字マーク550を閲覧して、いち早く認識することができる。
また、メッセージ560、570は、画像の撮像時刻、受信異常、電波通信の障害の推定等に関する情報である。これにより、管理者は、電波通信の障害に係る真の原因をいち早く同定することが可能となる。
なお、十字マーク550やメッセージ560、570は、無線通信装置10の制御部100がアラート情報115に含まれる画像データに描画してもよい。これにより、保守装置20のウェブブラウザ等(図示せず)のみで、障害の把握が可能になる。
また、保守装置20の制御部200は、管理者による指示を検知して、無線通信装置10、11へ撮像の指示を行うことができる。また、保守装置20の制御部200は、基準画像データ111及び撮像画像データ112を、ネットワーク送受信部140経由、直接接続、脱着可能な記録媒体の閲覧等により取得して、表示部220へ表示することも可能である。
以上により、本発明の実施の形態に係る撮像処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
まず、従来技術2に記載されているような、従来のP−P無線通信装置は、鉄塔や屋上等の高所に設置されることが多く、保守要員がいちいち現場に行って原因を把握するのが大変であった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る無線通信システムXは、無線通信装置10、11の設置場所に行くことなく、「見通し」内の障害物や障害物になりつつある建物等の物体の確認をすることができる。また、風等のなんらかの影響で装置の方向がずれた場合にも、現地に行く事無く確認することができる。このため、無線通信システムXの保守がしやすくなり、メンテナンス・コストを削減できる。
また、無線通信システムXは、無線通信装置10、11間の見通しを、一年中必要な時に保守装置20から確認することができ、設置後の建設物が障害になる可能性も判断できる。このため、確実に無線通信の回線を確保することができる。
また、従来技術1は、アンテナの方向調整のために映像を閲覧するだけであった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る無線通信装置10、11は、基準画像データ111と撮像画像データ112とを比較することで、運用中に電波通信の障害の原因を推定し、又は後に電波状態が悪くなりそうなことを推定することができる。これにより、管理者が、設置場所に行かずに、電波通信の障害の真の原因を事前に把握することができ、保守の負荷を軽減することができる。
さらに、無線通信装置10、11の撮像部150は、画角が狭くカメラの光軸を雲台等で変更できないため、プライバシー上の問題が少なく設置対応可能である。
以上説明したように、本発明をまとめると、以下のような特徴を備えている。
本発明の実施の形態に係る無線通信装置10は、指向性アンテナを用いた無線送受信部120と、電波方向と同一方向にカメラの光軸を向けた撮像部150とを備え、制御部100は、定期的に発する撮像の指示、無線送受信部120からの受信信号強度の変化、又は保守装置20からの撮像の指示により撮像部150で画像を撮像させ、撮像画像データ112として記憶することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る無線通信装置10は、基準画像データ111と撮像画像データ112とを比較、又は撮像画像データ112から画像特徴量を算出して分析する画像処理部160を備え、制御部100は、画像の比較や画像特徴量の分析結果から、無線通信の伝搬環境の変化につながる、障害物(物体)の有無を検知、又は後の障害になりそうな建設中のビル等の有無を検知し、保守装置20へ原因の推定を含めてアラート情報115として通知することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る保守装置20は、撮像した画像を表示する際には、対向する無線装置10又は11の所在位置、自装置である無線通信装置10又は11の電波方向、又は画角の中心等にマークを表示することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムXは、マスター装置/スレーブ装置である無線装置10、11から構成され、前記無線通信装置10又は11は、無線送信装置からの無線伝達信号を受信する無線送受信部120と、無線の同期信号を検出する同期検出部135と、撮影したデータを一時保管する記憶部110と、撮像を行う撮像部150と、同期信号から撮像のタイミングを判定する制御部100と、を有し、撮像部150は、同期信号の未検出時に撮像を行うことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムXは、マスター装置とスレーブ装置間で上り(スレーブ装置からマスター装置)/下り(マスター装置からスレーブ装置)の無線フレームを送受信し、マスター装置とスレーブ装置に静止画又は動画撮像用の撮像部150を備え、時分割双方向通信(TDD)でデータ送受信することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムXは、マスター装置とスレーブ装置間で上り/下りの無線フレームを送受信し、マスター装置とスレーブ装置に静止画又は動画撮像用の撮像部150を備え、周波数分割双方向通信(FDD)でデータ送受信することを特徴とする。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
5、6 ネットワーク
10、11 無線通信装置
20 保守装置
30 障害物
100、200 制御部
110、210 記憶部
111 基準画像データ
112 撮像画像データ
113 信号強度撮像閾値
114 撮像間隔設定値
115 アラート情報
120 無線送受信部
130 信号強度測定部
135 同期検出部
140、240 ネットワーク送受信部
150 撮像部
160 画像処理部
170 レーザー出力部
180 タイマー部
190 筐体
191 取り付け部
195 スコープ部
211 保守用プログラム
220 表示部
230 入力部
500 画面例
550 十字マーク
560、570 メッセージ
X 無線通信システム

Claims (6)

  1. 指向性アンテナを用いた無線送受信手段と、
    前記指向性アンテナの電波方向と光軸が一致し、前記電波方向に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、
    前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶する記憶手段と、
    前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較する画像処理手段と、
    前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して通知する制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 無線送受信手段により、指向性が高い電波を送信し、
    撮像手段により、前記電波の方向と光軸が一致する方向に係る画像を撮像し、
    前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 記憶手段に、前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶し、
    画像処理手段により、前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較し、
    制御手段により、前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
  5. 対向して配置される無線通信装置と、前記無線通信装置の保守装置とを備える無線通信システムにおいて、
    前記無線通信装置は、
    指向性アンテナを用いた無線送受信手段と、
    前記指向性アンテナの電波方向と光軸が一致し、前記電波方向に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、
    前記撮像手段は、少なくとも、所定間隔の定期的なタイミング、所望のタイミング、及び電波の状態が変化したタイミングのいずれかで画像を撮像する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記無線通信装置は、
    前記撮像手段で撮像された基準画像データ及び撮像画像データを記憶する記憶手段と、
    前記基準画像データと前記撮像画像データとを比較する画像処理手段と、
    前記比較の結果から、物体が電波を遮る方向へ向かっていることを検知して前記保守装置へ通知する制御手段とを備え、
    前記保守装置は、
    前記無線通信装置で撮像された撮像画像を表示する表示部と、
    前記撮像画像の電波方向にマークを描画する制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
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