JP2013171600A - 不揮発性メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶しているデータが失われることを防止することができる不揮発性メモリ装置を提供すること。
【解決手段】データの書き換えができる不揮発性のデータ用ROM14と、データ用ROM14に対してデータの書き込みが可能なCPU11と、を備え、CPU11は、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってから、データ用ROM14におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると、データ用ROM14に記憶されているデータと同じデータをデータ用ROM14に書き込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性メモリ装置に関するものである。
従来、不揮発性メモリ装置の一例として、特許文献1に開示された不揮発性半導体記憶装置がある。
この不揮発性半導体記憶装置は、データを電気的に書き込み、消去できる不揮発性のメモリ部(以下、メモリ部とも称する)と、このメモリ部に対するデータの書き換え回数を記憶する書き換え回数記憶部と、書き換え回数に対する書き換え時間データを記憶する書き換え時間記憶部と、データ書き換え時に、書き換え回数記憶部に記憶されている書き換え回数を読み出して、この読み出された書き換え回数に対応する書き換え時間データを書き換え時間記憶部から読み出す読み出し回路と、読み出し回路から読み出された書き換え時間データに従って書き換え時間を設定する書き換え時間設定回路と、書き換え時間設定回路により設定された書き換え時間に従ってメモリ部に対するデータの書き換え制御を行うプログラム回路と、を備える。
このようにすることによって、メモリ部に対する一回のデータの書き換え(消去及び書き込み)にかける時間を、書き換え回数に応じて設定することができる。よって、データの書き換え(消去及び書き込み)を適正な深さで行うことができる。また、これに伴って、安定した読み出しができて出力波形に乗るノイズも抑えることができ、且つ、データ保持力の劣化を防止することができる。
特開平3−250496号公報
しかしながら、上記不揮発性半導体記憶装置は、メモリ部に対する一回のデータの書き換え(消去、書き込み)にかける時間を、書き換え回数に応じて設定するものに過ぎない。よって、データの消去及び書き込みを適正な深さで行うことができたとしても、メモリ部におけるデータ保持可能時間を超えると、データが失われることになる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、記憶しているデータが失われることを防止することができる不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の不揮発性メモリ装置は、
データの書き換えができる不揮発性のメモリ部と、
メモリ部に対してデータの書き込みが可能な書き込み部と、を備え、
書き込み部は、メモリ部に対するデータの書き込みを行わなくなってから、メモリ部におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると、メモリ部に記憶されているデータと同じデータをメモリ部に書き込む再書き込みを行うことを特徴とする。
このように、メモリ部に対するデータの書き込みを行わなくなってからの経過時間がメモリ部におけるデータ保持可能時間に達する前に、再書き込みすることによって、メモリ部に記憶されているデータが失われることを防止することができる。つまり、データ保持可能時間を超えることで、データが失われることを防止することができる。言い換えると、メモリ部がデータを記憶しておく時間(データ保持時間)を延長することができる。
ところで、メモリ部への書き込み回数とデータ保持可能時間との関係は、図4に示すような関係を有するものである。この図4に示すグラフからわかるように、メモリ部は、書き込み回数が増えるにつれて、データ保持可能時間が減少する。
そこで、請求項2に示すように、
書き込み部がメモリ部に対してデータを書き込んだ回数をカウントするカウント部と、
カウント部にてカウントされた回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、このデータ保持可能時間よりも短い時間である、書き込み部に対して再書き込みをさせる時間的間隔を設定する設定部と、を備え、
書き込み部は、メモリ部に対するデータの書き込みを行わなくなってからの経過時間が、設定部にて設定された時間的間隔に達すると、メモリ部に対してデータを再書き込みするようにしてもよい。
このように、書き込み部がメモリ部に対してデータを書き込んだ回数と、この回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、書き込み部に対して再書き込みをさせる時間的間隔を設定することによって、書き込み回数に応じた時間的間隔を設定することができる。つまり、データが失われることを防止する為に実施する再書き込みの回数を、データ保持可能時間よりも十分短い時間的間隔で再書き込みを行う場合よりも、少なくすることができる。よって、メモリ部の寿命の減少を抑制しつつ、データ保持時間を延長することができる。
また、請求項3に示すように、
書き込み部に対する動作電源の供給及び停止が可能な電源部を備え、
設定部は、設定した時間的間隔で書き込み部へ動作電源を供給するように電源部に対して指示するものであり、
電源部は、設定部からの指示に応じて、書き込み部への動作電源の供給を停止してからの経過時間が、設定部にて設定された時間的間隔に達すると、書き込み部へ動作電源を供給し、
書き込み部は、電源部からの動作電源の供給が停止されているとき、電源部から動作電源が供給されると起動して、メモリ部に対してデータを再書き込みするようにしてもよい。
このように、電源部から動作電源が供給される書き込み部は、動作電源が供給されてない場合、メモリ部への書き込みができない。よって、書き込み部に動作電源が供給されてない状態が、データ保持可能時間を超えて継続されると、メモリ部に記憶されているデータは失われてしまう。
しかしながら、請求項3においては、書き込み部は、電源部からの動作電源供給の停止が継続した場合であっても、この動作電源の供給が停止されてからの経過時間が、設定部にて設定された時間的間隔に達すると、動作電源が供給されて起動する。なお、この設定部にて設定された時間的間隔は、上述のようにデータ保持可能時間よりも短い時間である。よって、書き込み部に動作電源が供給されてない状態が、データ保持可能時間を超えて継続されることを防止することができる。そして、起動した書き込み部は、メモリ部に対してデータを再書き込みする。従って、メモリ部に記憶されているデータが失われることを防止することができる。
また、請求項4に示すように、
書き込み部に対する動作電源の供給及び停止が可能であり、書き込み部に対する動作電源の供給を停止してから、メモリ部におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると書き込み部へ動作電源を供給する電源部を備え、
書き込み部は、電源部からの動作電源の供給が停止されているとき、電源部から動作電源が供給されると起動して、メモリ部に対してデータを再書き込みするようにしてもよい。
なお、請求項4における作用、効果は、請求項3と同様であるため説明を省略する。
実施形態における不揮発性メモリ装置を含むシステムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態におけるデータ保存方法の概略を示すブロック図である。 実施形態における不揮発性メモリ装置の処理動作を示すフローチャートである。 不揮発性メモリ装置の書き込み回数とデータ保持可能時間との関係を示すグラフである。
以下、本発明における不揮発性メモリ装置の実施形態を図に基づいて説明する。本実施形態においては、本発明における不揮発性メモリ装置を車両に搭載されたECU100に適用した例を採用する。
図1に示すよう
に、ECU(Electronic Control Unit)100は、主に、マイコン10とマイコン電源駆動IC(以下、電源駆動ICとも称する)20を備えて構成されている。また、ECU100は、リレー400を介して車両電源200からマイコン10へ電源(動作電源)が供給されることで動作する。
マイコン10は、主に、CPU(CentralProcessing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、プログラム用ROM(Read Only Memory)13、データ用ROM14を備えて構成されている。このマイコン10は、電源駆動IC20、リレー400に電気的に接続されている。
また、マイコン10は、IGSW(ignition switch)300とも電気的に接続されている。そして、マイコン10は、IGSW300のオン、オフを示すIG信号が入力される。よって、マイコン10は、IGSW300がオンであるかオフであるかを認識することができる。
CPU11は、プログラム用ROM13に記憶されているプログラムを実行するものである。例えば、CPU11は、車両電源200から電源が供給されている間、プログラムを実行することで、データ用ROM14に対してデータを書き込んだり、データを読み込んだりすることができる。同様に、データ用ROM14に対してデータを書き込んだり(書き込み部)、データを読み込んだりすることができる。また、CPU11は、データ用ROM14のデータが失われることを防止するために、再書き込みを行う(書き込み部)。再書き込みとは、データ用ROM14に記憶されているデータと同じデータを、再度データ用ROM14に書き込みすることである。なお、CPU11は、車両電源200から電源の供給が停止されると、データ用ROM14に対してデータを書き込むことができない。
また、CPU11は、データ用ROM14に対してデータを書き込んだ回数をカウントする(カウント部)。CPU11は、カウントした回数を示す回数情報をデータ用ROM14に書き込む。そして、CPU11は、カウントした回数と特性データとを用いて、設定時間を設定(算出)する(設定部)。
なお、このCPU11の処理動作、特性データ、設定時間に関しては、後ほど詳しく説明する。また、車両電源200からマイコン10(CPU11)への電源供給を電源オン、車両電源200からマイコン10(CPU11)への電源供給の停止を電源オフとも称する。
RAM12は、CPU11がプログラム実行中のデータを保持(記憶)するための揮発性メモリである。プログラム用ROM13は、プログラムが格納(記憶)されている不揮発性メモリである。
データ用ROM14は、特許請求の範囲におけるメモリ部に相当するものであり、書き換えを複数回行うことが可能な不揮発性メモリである。上述のようにRAM12は、揮発性メモリである。よって、RAM12に記憶されているデータは、電源オフすると失われてしまう。そこで、データ用ROM14は、電源オフしている間、RAM12に記憶されていたデータを保持(記憶)しておくためのものである。
なお、CPU11は、電源オフ時にはプログラムの実行を停止(以下、単にプログラム停止とも称する)する。よって、データ用ROM14は、プログラム停止している間に、RAM12に記憶されていたデータを保持するためのメモリとも言い換えることができる。さらに、データ用ROM14は、バックアップ用又は退避用のメモリとも言い換えることができる。なお、プログラム用ROM13及びデータ用ROM14としては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read OnlyMemory)やフラッシュROMなどを採用することができる。
ところで、データ用ROM14などの不揮発性メモリは、書き込み回数とデータ保持可能時間とが図4に示すような関係を有するものである。このように、データ用ROM14は、書き込み回数が増えるにつれて、データ保持可能時間が減少する特性がある。なお、データ保持可能時間とは、再書き込みなどすることなく、書き込まれたデータを保持できる時間である。また、このデータ用ROM14の特性データ(書き込み回数とデータ保持可能時間との関係を示すデータ)は、プログラム用ROM13に記憶されている。
電源駆動IC20は、車両電源200より常時電源が供給されており、電源オフ時も動作可能である。この電源駆動IC20は、マイコン10(CPU11)に対する電源の供給及び停止が可能なものである(電源部)。詳細には、電源駆動IC20は、マイコン10からの通信線30を介した指示に従い、リレー400を駆動(オン、オフ)するものである。また、電源駆動IC20は、マイコン10の電源オフ時であっても、予めマイコン10から指示された設定時間後に、リレー400を駆動(オン)することも可能なものである(電源部)。言い換えると、電源駆動IC20は、予め指示された設定時間毎にリレー400を駆動(オン)することも可能である。よって、マイコン10は、IGSW300がオフ状態で、且つユーザーによるIGSW300のオン操作がない場合であっても、設定時間毎に電源駆動IC20がリレー400をオンすることにより、電源が供給されて動作可能な構成となっている。
なお、マイコン10より指示された設定時間は、電源駆動IC20の電源が失われたとしても保持される。また、設定時間とは、特許請求の範囲における時間的間隔に相当するものであり、CPU11によって設定されるものである。つまり、電源オフの継続時間がデータ保持可能時間を超えることで、データ用ROM14のデータが失われることを防止するために、CPU11に再書き込みさせる間隔である。
車両電源200は、例えば車載バッテリなどからなるものである。また、IGSW300は、車両のユーザーによって操作されるスイッチである。また、リレー400は、IGSW300又は電源駆動IC20のいずれかによって駆動(オン、オフ)可能な構成となっている。なお、この車両電源200、IGSW300、リレー400は、周知技術であるため詳細な説明は省略する。(電源部)
ここで、図2に基づいて、マイコン10に対する電源供給状態(CPU11によるプログラムの実行状態)毎のデータの保持方法に関して説明する。
CPU11がプログラム実行中(すなわち、電源オンされ、CPU11がプログラムを実行中であるとき)は、プログラムの動作に必要なデータがRAM12に保持される。このRAM12に保持されているデータは、プログラムを実行しているCPU11によって、読み込み・書き込みされ更新される。つまり、CPU11は、プログラムを実行している間、プログラムに基づく動作に必要なデータをRAM12に書き込んだり、RAM12から読み込んだりして、RAM12に記憶されているデータを更新する。
また、CPU11のプログラム停止時(すなわち、IGSW300がオンからオフに切りかわってから、実行しているプログラムを停止するまでの間)は、RAM12に保持されているデータがデータ用ROM14へ書き込まれる(コピーされる、格納される)。このデータ用ROM14に書き込まれたデータは、次回、電源オンされてCPU11がプログラムを実行するまでの間保持される。なお、ここでのプログラム停止時とは、プログラムを停止するための処理を行う時間を示すものである。
そして、CPU11のプログラム開始時(すなわち、電源オフから電源オンに切り替わって、CPU11がプログラムを実行するとき)は、データ用ROM14に保持されているデータがRAM12へ書き込まれる(コピーされる、格納される)。
ここで、図3に基づいて、CPU11の処理動作に関して説明する。この図3に示すフローチャートは、電源オフから電源オンに切り替わりプログラムの実行を開始するとスタートする。
まず、ステップS10,S11では、データ用ROM14に格納されたデータと回数情報とを読み込みRAM12に書き込む。このように、データ用ROM14に格納されたデータを読み込むのは、プログラムを実行する際に用いるためである。また、データ用ROM14に格納された回数情報を読み込むのは、設定時間を算出するためである。
ステップS12では、電源駆動IC20とIGSW300のいずれによって電源オンになったかを判定する。言い換えると、ユーザーがIGSW300を操作(オン)したことによって起動したのか、ユーザーがIGSW300を操作(オン)することなく電源駆動IC20によって起動したのかを判定する。
このとき、CPU11は、IGSW300がオフであることを示すIG信号を取得している(言い換えると、IGSW300がオンであることを示すIG信号を取得していない)場合は電源駆動IC20によって電源オンになったと判定する。つまり、CPU11は、電源が供給されているにもかかわらず、IGSW300がオフであることを示すIG信号を取得している場合は電源駆動IC20によって電源オンになったと判定する。そして、電源駆動IC20によって電源オンになったと判定した場合はステップS16へ進む。
一方、CPU11は、IGSW300がオンであることを示すIG信号を取得している場合はIGSW300によって電源オンになったと判定する。そして、IGSW300によって電源オンになったと判定した場合はステップS13へ進む。
なお、電源駆動IC20は、後ほど説明するステップS18にて、CPU11から設定時間後にリレー400をオフからオンにすることが指示される。そして、電源駆動IC20は、CPU11から指示された設定時間後にリレー400をオフからオンにする。これによって、CPU11は、電源オフ状態であるとき、ユーザーがIGSW300をオフからオンに切り替えなくても、電源駆動IC20に指示してから設定時間後に電源オンになる。
ところで、ここでは、電源駆動IC20によって電源オンになるタイミングは、CPU11が電源駆動IC20に指示してから設定時間後である。つまり、CPU11は、電源駆動IC20に指示してからの経過時間が設定時間に達すると、電源オンになる。しかしながら、CPU11が電源駆動IC20に指示してから電源オフになるまで(S18〜S20)は短時間である。よって、CPU11は、電源オフになってからの経過時間が設定時間に達すると、電源オンになると言い換えることもできる。
ステップS13では、電源駆動IC20に対して即時リレー400をオンするように要求(指示)する。これは、ユーザーがIGSW300をオンからオフに切り替えた際に、直ちに電源オフになることを防止するためである。つまり、ユーザーがIGSW300をオンからオフに切り替えた際に、ステップS16〜S20までの処理(例えばRAM12に保持されているデータをデータ用ROM14へ書き込んだりする処理)を行うために、電源オンを維持するためである。
ステップS14,15では、ユーザーがIGSW300をオンからオフに切り替えるまでの間、プログラムの実行に応じてRAM12のデータを更新する。つまり、CPU11は、プログラムを実行している間、プログラムに基づく動作に必要なデータをRAM12に書き込んだり、RAM12から読み込んだりして、RAM12に記憶されているデータを更新する。CPU11は、IGSW300がオフであることを示すIG信号を取得すると、ステップS16へ進む。
なお、電源駆動IC20による起動の場合(ステップS12で電源駆動IC20による電源供給と判定した場合)は、ステップS13,S14は実施せずに、即時その後の処理(ステップS16〜S20)を実行することになる。つまり、ステップS16〜S20のみを実行する。
ステップS16では、RAM12の回数情報の回数を1加算(カウントアップ)する。つまり、CPU11は、データ用ROM14に対する書き込み回数を更新する。このように、CPU11は、データ用ROM14に対してデータを書き込んだ回数をカウントする(カウント部)。
なお、スタートしてからこの時点までには、まだ、データ用ROM14に対するデータの書き込みは行われていない。CPU11は、後ほど説明するステップS19で、データ用ROM14へのデータの書き込みを行うものである。しかしながら、本実施形態においては、データ用ROM14に対する書き込み回数に応じたデータ保持可能時間に基づいて、設定時間を算出するものである。このために、本実施形態においては、ステップS16で回数情報を更新しておく。なお、CPU11は、この更新した回数情報をRAM12に書き込む。
ステップS17では、設定時間を算出する。このとき、CPU11は、ステップS16でカウントした回数とプログラム用ROM13に記憶された特性データとを用いて設定時間を算出する(設定部)。つまり、CPU11は、カウントした回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて設定時間を算出する。言い換えると、CPU11は、カウントした回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、データ用ROM14に対するデータの再書き込みを実施する時間的間隔を算出する。
この設定時間は、電源オフ(プログラム停止)の継続時間がデータ用ROM14のデータ保持可能時間を超えることで、データ用ROM14のデータが失われることを防止するためのものである。よって、設定時間は、ステップS16でカウントされた回数に対応するデータ保持可能時間よりも短い時間が設定される。設定時間の好ましい例としては、電源オフの継続時間がデータ保持可能時間に達する直前に、電源駆動IC20がリレー400をオフかオンにして(電源オンにして)、CPU11が再書き込みを行うような値である。例えば、データ保持可能時間が43000時間であった場合、設定時間として42999時間などである。
ステップS18では、電源駆動IC20に対して、ステップS17で算出した設定時間後(再書き込みを実施する時間的間隔が経過した後)にリレー400をオフからオンにすることを要求(指示)する。このように指示された電源駆動IC20は、設定時間後に、リレー400をオフからオンにする。よって、CPU11は、電源オフの状態が継続した場合であっても、ステップS17で算出した設定時間後に、電源駆動IC20によってリレー400が駆動(オン)され、車両電源200から電源が供給される。このように、ここでの指示は、設定時間後にリレー400をオフからオンにすることを示すものである。よって、この時点で、電源駆動IC20がリレー400をオフからオンにするものではない。
ステップS19では、ステップS16でのカウントアップが反映された回数情報と、RAM12に記憶されているデータをデータ用ROM14へ書き込む。なお、このとき、ユーザーがIGSW300を操作したことによる起動であった場合(すなわちS13〜S15を実行した場合)、ステップS14で最後にRAM12に書き込まれたデータをデータ用ROM14へ書き込むことになる。つまり、このときは、バックアップ処理と言い換えることができる。
一方、電源駆動IC20による起動であった場合、起動前にデータ用ROM14に格納されていたデータと同じデータがデータ用ROM14に書き込まれることになる(すなわち、再書き込みすることになる)。つまり、このときは、データ用ROM14によるデータの保持時間の延長処理、又は、データ用ROM14のリフレッシュ処理と言い換えることができる。
ステップS20では、CPU11は、データ用ROM14にデータを書き込みすると、電源駆動IC20に対してリレー400をオフするように指示する。このとき、電源駆動IC20は、リレー400を即時オフする。これによって、電源オフになり、実行しているプログラムを停止して、図3に示すフローチャートの処理を終了(エンド)する。
ここまで説明したように、電源駆動IC20は、電源オフの継続時間が設定時間に達すると、リレー400をオフからオンに切り替える。これによって、CPU11は、電源オフの状態から電源オン状態に切り替わる(すなわち起動する)。なお、この設定時間は、データ用ROM14のデータ保持可能時間よりも短い時間である。よって、CPU11に電源が供給されてない状態が、データ用ROM14のデータ保持可能時間を超えて継続されることを防止することができる。
そして、起動したCPU11は、データ用ROM14に対してデータを再書き込みする。従って、データ用ROM14に記憶されているデータが失われることを防止することができる。言い換えると、データ用ROM14がデータを記憶しておく時間(データ保持時間)を延長することができる。
また、本実施形態のように、CPU11がデータ用ROM14に対してデータを書き込んだ回数と、この回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、設定時間を設定することによって、書き込み回数に応じた設定時間を設定することができる。つまり、その時点のデータ用ROM14におけるデータの保持能力に最適な設定時間を設定することができる。これによって、データ用ROM14のデータが失われることを防止する為に実施する再書き込みの回数を、データ保持可能時間よりも十分短い時間的間隔で再書き込みを行う場合よりも、少なくすることができる。よって、データ用ROM14の寿命の減少を抑制しつつ、データ保持時間を延長することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態においては、電源オフの継続時間が設定時間に達すると、CPU11を起動させてデータ用ROM14に再書き込みする例を採用した。しかしながら、本願発明はこれに限定されるものではない。例えば、CPU11は、微小電源が供給されているが、データ用ROM14への書き込みを行わないことも考えられる。つまり、CPU11がスリープモード(低消費電力モード)中であり、データ用ROM14への書き込みを行っていないことも考えられる。
そこで、本願発明は、データ用ROM14とCPU11とを備え、CPU11は、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってから、データ用ROM14におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると、データ用ROM14に記憶されているデータと同じデータをデータ用ROM14に再書き込みするものであれば採用することができる。この場合、CPU11は、低消費電力モードで、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってからの経過時間をカウントする。そして、CPU11は、カウント結果がデータ用ROM14におけるデータ保持可能時間より短い所定時間に達すると、再書き込みする。
このように、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってからの経過時間がデータ用ROM14におけるデータ保持可能時間に達する前に、データ用ROM14に記憶されているデータと同じデータをデータ用ROM14に再書き込みすることによって、データ用ROM14に記憶されているデータが失われることを防止することができる。つまり、データ保持可能時間を超えることで、データが失われることを防止することができる。言い換えると、データ用ROM14がデータを記憶しておく時間(データ保持時間)を延長することができる。
なお、この場合であっても、CPU11は、自身がデータ用ROM14に対してデータを書き込んだ回数と、この回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて設定時間を算出するようにしてもよい。よって、CPU11は、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってからの継続時間が設定時間に達すると、データ用ROM14に再書き込みするようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、CPU11がデータ用ROM14に対してデータを書き込んだ回数と、この回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、設定時間を算出する例を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。本願発明は、CPU11が、データ用ROM14に対するデータの書き込みを行わなくなってから、データ用ROM14におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると、データ用ROM14に記憶されているデータと同じデータをデータ用ROM14に再書き込みするものであれば、目的は達成可能である。
例えば、電源駆動IC20は、CPU11に対する電源の供給を停止してから、データ用ROM14におけるデータ保持可能時間より短い所定時間(一定時間)が経過すると、リレー400をオフからオンに切り替えることでCPU11へ電源を供給するものであってもよい。そして、この場合であっても、CPU11は、電源オフ状態であるとき、電源駆動IC20がリレー400をオフからオンに切り替えることで電源が供給されると起動して、データ用ROM14に対してデータを再書き込みする。
なお、この場合、CPU11は、書き込み回数のカウント(カウント部)や、この回数とデータ保持可能時間に基づいた設定時間の設定(設定部)を行う必要がない。さらに、プログラム用ROM13に、特性データを記憶しておく必要もない。
10 マイコン、11 CPU、12 RAM、13 プログラム用ROM、14 データ用ROM、20 マイコン電源駆動IC、30 通信線、100 ECU、200 車両電源、300 IGSW、400 リレー

Claims (4)

  1. データの書き換えができる不揮発性のメモリ部と、
    前記メモリ部に対してデータの書き込みが可能な書き込み部と、を備え、
    前記書き込み部は、前記メモリ部に対するデータの書き込みを行わなくなってから、前記メモリ部におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると、前記メモリ部に記憶されているデータと同じデータを当該メモリ部に書き込む再書き込みを行うことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  2. 前記書き込み部が前記メモリ部に対してデータを書き込んだ回数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部にてカウントされた回数に対応するデータ保持可能時間に基づいて、該データ保持可能時間よりも短い時間である、前記書き込み部に対して再書き込みをさせる時間的間隔を設定する設定部と、を備え、
    前記書き込み部は、前記メモリ部に対するデータの書き込みを行わなくなってからの経過時間が、前記設定部にて設定された時間的間隔に達すると、前記メモリ部に対してデータを再書き込みすることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
  3. 前記書き込み部に対する動作電源の供給及び停止が可能な電源部を備え、
    前記設定部は、設定した時間的間隔で前記書き込み部へ動作電源を供給するように前記電源部に対して指示するものであり、
    前記電源部は、前記設定部からの指示に応じて、前記書き込み部への動作電源の供給を停止してからの経過時間が、前記設定部にて設定された時間的間隔に達すると、前記書き込み部へ動作電源を供給し、
    前記書き込み部は、前記電源部からの動作電源の供給が停止されているとき、前記電源部から動作電源が供給されると起動して、前記メモリ部に対してデータを再書き込みすることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性メモリ装置。
  4. 前記書き込み部に対する動作電源の供給及び停止が可能であり、前記書き込み部に対する動作電源の供給を停止してから、前記メモリ部におけるデータ保持可能時間より短い所定時間が経過すると前記書き込み部へ動作電源を供給する電源部を備え、
    前記書き込み部は、前記電源部からの動作電源の供給が停止されているとき、前記電源部から動作電源が供給されると起動して、前記メモリ部に対してデータを再書き込みすることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015203995A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 不揮発性メモリのデータ消失を防止する方法、コンピュータおよびホスト装置。
JP2017134440A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 Necプラットフォームズ株式会社 メモリ制御回路、メモリ制御システム、メモリ制御方法、及び、メモリ制御プログラム

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JP2015203995A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 不揮発性メモリのデータ消失を防止する方法、コンピュータおよびホスト装置。
JP2017134440A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 Necプラットフォームズ株式会社 メモリ制御回路、メモリ制御システム、メモリ制御方法、及び、メモリ制御プログラム

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