JP2013171256A - Optical scanning device - Google Patents
Optical scanning device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013171256A JP2013171256A JP2012036672A JP2012036672A JP2013171256A JP 2013171256 A JP2013171256 A JP 2013171256A JP 2012036672 A JP2012036672 A JP 2012036672A JP 2012036672 A JP2012036672 A JP 2012036672A JP 2013171256 A JP2013171256 A JP 2013171256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning device
- rotating shaft
- optical
- optical scanning
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
Description
本発明は、画像形成装置が備える光学走査装置に関するものである。 The present invention relates to an optical scanning device provided in an image forming apparatus.
画像形成装置が備える光学走査装置としては、各光学部品を光学箱に収容する構成を採用するものが知られている。光学部品としては、レーザ光を出射する光源、レーザ光を偏向する回転多面鏡及び回転多面鏡を制御駆動するための回路基板を備える光偏向装置などがある。画像形成装置は、この光学走査装置から出射されるレーザ光を感光ドラムの被走査面に走査することにより静電潜像を形成し、さらに感光ドラムに現像剤としてのトナー等を供給することにより画像を形成する。
ここで、回転多面鏡の回転軸の軸倒れが生じると、被走査面への走査位置がずれてしまい形成される画像品質を悪化させることになってしまう。
そこで、回転多面鏡の回転軸の軸倒れを補正する手段として、特許文献1が開示されている。以下、図15を用いて、特許文献1に開示される軸倒れを補正するための構成について説明する。図15に示すように、特許文献1に開示される光偏向装置301は、回転多面鏡の回転軸302、回転軸302を軸支する突起部(軸受)303、回路基板304を備えている。そして、突起部303が、回路基板304にかしめて固定されており、光学箱305に嵌合されている。光学箱305には、突起部303と点接触することによって、回転軸302の軸倒れを補正する方向に付勢する嵌合部306が設けられている。この嵌合部306が突起部303を付勢することによって、回路基板304のかしめ部307を変形させて、回転軸302の軸倒れを補正している。
As an optical scanning device included in an image forming apparatus, an apparatus that employs a configuration in which each optical component is accommodated in an optical box is known. Examples of the optical component include a light source that emits laser light, a rotary polygon mirror that deflects the laser light, and an optical deflection device that includes a circuit board for controlling and driving the rotary polygon mirror. The image forming apparatus forms an electrostatic latent image by scanning the scanning surface of the photosensitive drum with the laser beam emitted from the optical scanning device, and further supplies toner or the like as a developer to the photosensitive drum. Form an image.
Here, when the rotation axis of the rotary polygon mirror is tilted, the scanning position on the surface to be scanned is shifted, and the quality of the formed image is deteriorated.
Therefore,
特許文献1においては、光偏向装置301が備える突起部303と光学箱の嵌合部306とを点接触させ、回転軸302の軸倒れの補正した後に、回路基板304を光学箱305にビス締結し、光偏向装置301を光学箱305に固定している。したがって、ビス締結による応力やトルクによって点接触の状態が変化してしまうことが懸念される。すなわち、回転軸302の軸倒れを補正した後にビス締結を行うため、点接触において生じる荷重の大きさや方向に変化が生じ、回転軸302の軸倒れの補正の量と方向についての調整が不安定になる可能性がある。
In
そこで、本発明は、回転多面鏡の回転軸の傾きのより正確な調整が可能な光学走査装置を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an optical scanning device capable of more accurately adjusting the inclination of the rotation axis of the rotary polygon mirror.
本発明は、筐体と、前記筐体の底面に固定される基板と、光源から出射されたレーザ光を被走査面に偏向走査するように回転可能に前記基板に設けられる回転多面鏡と、を備える光学走査装置において、前記基板が前記筐体に固定された後に、前記回転多面鏡の回転軸の傾きが変化するように前記回転軸又は前記基板に設けられ前記回転軸を軸支する軸受を押圧する押圧力を発生させることにより前記回転軸の傾きを調整可能な調整手段を有することを特徴とする。 The present invention includes a housing, a substrate fixed to the bottom surface of the housing, a rotating polygon mirror provided on the substrate so as to be rotatable so as to deflect and scan the laser light emitted from the light source onto the surface to be scanned, In the optical scanning device, the bearing provided on the rotating shaft or the substrate so as to pivotally support the rotating shaft so that the inclination of the rotating shaft of the rotary polygon mirror changes after the substrate is fixed to the housing. It has an adjustment means which can adjust the inclination of the axis of rotation by generating the pressing force which presses.
本発明によれば、回転多面鏡の回転軸の傾きのより正確な調整が可能な光学走査装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the optical scanning device which can adjust the inclination of the rotating shaft of a rotary polygon mirror more correctly can be provided.
(光学走査装置の概略構成)
まず、図1を用いて、本実施例に係る光学走査装置の概略構成について説明する。図1は、本実施例に係る光学走査装置の光学的な構成を示す斜視図である。なお、本実施例に係る光学走査装置は、電子写真プリンタ、デジタル複写機、デジタルFAX等の画像形成装置に用いられる。
(Schematic configuration of optical scanning device)
First, the schematic configuration of the optical scanning device according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a perspective view illustrating an optical configuration of the optical scanning device according to the present embodiment. The optical scanning apparatus according to the present embodiment is used in an image forming apparatus such as an electrophotographic printer, a digital copying machine, or a digital FAX.
本実施例に係る光学走査装置は、図1に示すように、主な構成要素として、光源としてのレーザユニット1、光偏向装置2、Fθレンズ8、折り返しミラー9、BDミラー11、BDセンサ12、シリンドリカルレンズ13を備えている。これらの部品は、筐体としての光学箱に所定の光学的必要性能に応じて高精度に組み付けられている。なお、レーザユニット1を光源装置と呼び替え、光偏向装置2をスキャナモータユニットと呼び替えてもよい。
As shown in FIG. 1, the optical scanning apparatus according to the present embodiment includes, as main components, a
次に、本実施例に係る光学走査装置の動作について説明する。まず、レーザユニット1が、レーザ光Lを出射し、コリメートレンズ(不図示)を通過する。このコリメートレンズを通過したレーザ光(以下、コリメート光という)Lは、シリンドリカルレンズ13を通過し、光偏向装置2によって偏向される。その後、偏向されたコリメート光Lは、Fθレンズ8を通過し、折り返しミラー9によって反射され、最終的に画像形成装置に備えられる被走査体としての感光ドラム10の被走査面に到達する。この際、コリメート光Lは、Fθレンズ8によって、感光ドラム10の長手幅内で最適に絞り込まれている。なお、図1中の一点鎖線は感光ドラム10の被走査面に走査されるコリメート光Lを表すものである。
Next, the operation of the optical scanning device according to the present embodiment will be described. First, the
また、光偏向装置2によって偏向されたコリメート光Lの一部は、BDミラー11によって反射されて、BDセンサ12に入射する。そして、コリメート光Lを検知したBDセンサ12が、レーザユニット1の制御部(不図示)に出力信号を送信する。その出力信号を受信した前記制御部が、レーザユニット1を制御して、出力信号を基準に主走査方向(感光ドラム10の長手方向)の走査線の位置のずれを抑制している。なお、図1中の二点
鎖線はこのBDセンサ12に入射されるコリメート光Lを表すものである。
A part of the collimated light L deflected by the
シリンドリカルレンズ13は、光偏向装置2の反射面の倒れ(いわゆる面倒れ)誤差による感光ドラム10上の副走査方向の走査線の位置ずれを抑制するために用いられている。なお、ここで副走査方向とは、主走査方向に直交する方向であって、用紙等の転写材を送る方向を指す。ここで、シリンドリカルレンズ13によってレーザユニット1から取り出されたレーザ光を光偏向装置2の反射面上では副走査方向に圧縮して結像した線像とする。これにより、光偏向装置2の反射面と感光ドラム10の被走査面が副走査方向では共役関係となるいわゆる面倒れ補正光学系を具備した構成がとられている。
The
光学走査装置が上記のような動作をすることで、帯電された感光ドラム10上にレーザ光Lが照射され静電潜像が形成される。そして、その静電潜像にトナー等の現像剤が供給されることによって画像が形成されることとなる。ここで、レーザ光Lを反射して偏向する回転多面鏡の回転軸に傾きが生じると、被走査面への走査位置がずれてしまい、形成される画像品質を悪化させることになってしまう。したがって、回転多面鏡の回転軸に傾きが生じた場合は、その補正をすることが望まれる。以下、回転多面鏡の回転軸の軸倒れを調整し補正するための各実施例の構成について説明する。
As the optical scanning device operates as described above, a laser beam L is irradiated onto the charged
(実施例1)
次に、図1及び図2を用いて、実施例1に係る光学走査装置に備えられる光偏向装置2について説明する。図2は、実施例1に係る光偏向装置の内部構成を示す断面図である。実施例1に係る光偏向装置2は、回転軸15を回転中心として回転可能の設けられる回転多面鏡3、回転多面鏡3を取り付けた回転体であるロータ4、略長方形の板状の回路基板5、回転軸15を軸支する軸受14、支持部材16を備えている。この回転多面鏡3が、レーザユニット1から出射されたレーザ光Lを反射することで感光ドラム10の被走査面に偏向走査する。
Example 1
Next, the
また、光偏向装置2は、回路基板5に固定されたステータコア19及びステータコイル20を有するステータ21、弾性体22、固定リング23を備えている。また、ロータ4は、回転軸15と一体である支持部材16にかしめ等で一体的に結合されたヨーク17及びロータマグネット18を備えている。支持部材16は、回転軸15の外周に圧入又は焼嵌め等の方法で固定された真鍮又はアルミ等からなる金属部材である。回転多面鏡3は、弾性体22と固定リング23によって支持部材16に押圧固定され、回転軸15及びロータ4等と一体的に回転する。また、回路基板5の回転多面鏡3が設けられる側の面の反対側の面において軸受14が突出している。この軸受14の突出した部分を突出部とする。また、図1に示すように、回路基板5は、光偏向装置2を駆動するための駆動用IC6、外部と電気的に結線されるコネクタ7等を実装している。
The
次に、図3を用いて、実施例1に係る光偏向装置2の光学箱25への固定手段について説明する。図3は、実施例1に係る光学走査装置の斜視図であって、光偏向装置を光学箱に固定する様子を示す図である。図3において、回転多面鏡3の回転軸15の軸方向をz軸方向とする。また、z軸に直交する方向であって平面形状が略長方形の回路基板5の長手方向をx軸方向、z軸に直交する方向であって平面形状が略長方形の回路基板5の短手方向をy軸方向とする。また、図3中のx軸、y軸、z軸を示す矢印が向いている方向を各軸方向の正の方向とする。
Next, means for fixing the
図3に示すように、回路基板5に設けられたビス孔24にビス26を挿入し締結することによって、光偏向装置2を光学箱25の底面に固定することができる。光学箱25の底面には、ビス締結するための円形の座面27が回路基板5のビス孔24に対応して設けられている。そして、実施例1においては、このように光偏向装置2が光学箱25に固定さ
れた後に、下記で説明する板ばね29が光学箱25の外部から取り付けられることとなる。
As shown in FIG. 3, the
光学箱25の底面には貫通孔28が設けられており、光偏向装置2の回路基板5の裏面から突出する軸受14の突出部が挿入される。ただし、貫通孔28の内径は、軸受14の外径よりも十分に大きく、軸受14を貫通孔28に挿入した状態において隙間を有することとなるため、軸受14を光学箱25に対して嵌合させて位置決めをすることは出来ない。このため、光偏向装置2の位置決めは、光学箱25に設けられる不図示の位置決めピンにより、光偏向装置2の回路基板5の端面を沿わせることによって行う。もしくは、不図示の工具に対して回転多面鏡3の回転中心を位置決めしてもよく、光偏向装置2の光学箱25に対する位置決め方法はひとつに限定されるものではない。
A through
次に、図4、図5を用いて、実施例1に係る光学走査装置の特徴である回転軸15の傾きの調整について説明する。図4は、実施例1に係る光学走査装置の底面斜視図である。図5は、実施例1の変形例を示す底面斜視図である。なお、図3と同様に、図4、図5中のx軸、y軸、z軸を示す矢印が向いている方向を各軸方向の正の方向とする。
Next, with reference to FIGS. 4 and 5, adjustment of the inclination of the
図4に示すように、光学箱25は、回転軸15の傾きの調整の方向を選択的に変更できるように、貫通孔28の周方向に複数の固定部31(31a、31b、31c、31d、31e、31f、31g、31h)を等間隔に有している。実施例1において、固定部31は、突起であって、樹脂からなる光学箱25と一体成形されている。なお、固定部31は、光学箱25と一体成形されているものに限らず、金属部材等を光学箱25に圧入して設けるもの等であってもよい。
As shown in FIG. 4, the
実施例1において、固定部31は、光学箱25の底面外壁から5〜10mm程度突起した形状をしている。そして、実施例1においては、回転軸15の傾きを調整可能な調整手段としての弾性部材である板ばね29が用いられる。固定部31は、この板ばね29を係止可能に光学箱25から突起している。また、板ばね29は、その両端に固定部31に引っ掛けるための曲げ32が設けられている。また、軸受14は、板ばね29を係止するための拡径部を有している。具体的には、図4に示すように、光学箱25の貫通孔28から外部に突出した軸受14の突出部の先端には、軸受14の板ばね29が係止される部分の外径よりも1mm程度太い外径の係止爪33が設けられている。なお、板ばね29を係止することが可能であれば、拡径部に限らず、縮径部を軸受14に設ける構成でもよい。
In the first embodiment, the fixing portion 31 has a shape protruding from the bottom outer wall of the
図4に示すように、板ばね29は、光偏向装置2の回路基板5を光学箱25にビス締結し固定した後に、光学箱25の外部から、固定部31と軸受14との間に弾性力を発生させるように押圧しつつ取り付けられる。このように、板ばね29を取り付けることにより、軸受14に押圧力が発生し、荷重P1をかけることができ、光偏向装置2を光学箱25にビス締結し固定した後に、回転多面鏡3の回転軸15の傾きの調整をすることが可能となる。実施例1においては、図4に示すように、x軸の正の方向に荷重P1をかけるために固定部31a、固定部31e及び軸受14に板ばね29を押圧しつつ取り付けた。
As shown in FIG. 4, the
なお、図4においては、板ばね29による押圧方向がx軸の正方向となるような構成としたが、板ばね29の固定部31への取り付け方はこれに限らず、複数設けられる固定部31のいずれかを選択することで、その押圧方向を変えることができる。例えば、図5に示すように、固定部31cと固定部31gを選択し、それらを押圧するように板ばね29を取り付ければ、押圧力が働く方向をy軸の負方向として荷重P1をかけることができる。
In FIG. 4, the pressing direction by the
次に、図6、図7を用いて、回転多面鏡3の回転軸15の傾きの補正について具体的に
説明する。図6は、実施例1に係る光学走査装置の断面図である。図7は、回転軸の軸倒れ量と軸受への荷重の関係について示す図である。ここで、図6に示すように、光偏向装置2を光学箱25にビス締結し固定した状態において、回転多面鏡3の回転軸15に軸倒れがx軸の正方向に対してθ発生しているとする。この場合、軸受14の突起部をx軸方向の正の方向に押圧することで、回転軸15の傾きを補正することができる。ずなわち、図4に示すように、固定部31aと31eの2点を選択し、板ばね29を取り付けて軸受14を押圧する。上記のように板ばね29を取り付けると、剛性の低い回路基板5と軸受14の接合部近傍30(図6参照)に微小の撓みが生じ、軸受14が傾き、回転軸15の傾きは所望の値に補正される。
Next, the correction of the inclination of the
また、回転軸15の傾きの調整量に関しては、あらかじめ弾性係数が異なる複数個の板ばねを用意しておき、その中から適切な板ばねを選択することにより調整すればよい。実施例1においては、約1.2kgfの荷重の板ばねを選択した。なお、本発明の発明者の検討により軸受14への荷重と軸倒れ量との関係は図7に示すように相関関係があることがあらかじめ分かっている。
Further, the adjustment amount of the inclination of the
また、軸受14に対して押圧力が発生する回転軸15の軸方向(z軸方向)における位置を変えることによって、回転軸15の傾きの調整量を変更可能することもできる。この点については、以下、図8及び図9を用いて具体的に説明する。図8は、実施例1に係る光学走査装置の断面図であって、図8(a)において、軸受の付け根から遠い位置において板ばねが軸受に当接するもの、図8(b)において、軸受の付け根から近い位置において板ばねが軸受に当接するものを示す。図9は、実施例1に係る光偏向装置の変形例の側面図である。
Further, the amount of adjustment of the inclination of the
図8(a)に示すように、軸受14の付け根から距離l1の位置に板ばね29により荷重P2をかけた場合と、図8(b)に示すように、軸受14の付け根から距離l2(l1>l2)の位置に同じ弾性力の板ばね29により荷重P2をかけた場合について比較する。この場合、図8(b)に示すように軸受14の付け根から距離が短い場合の方が、回転軸15と回路基板5の接合部周りのモーメントは小さくなる。すなわち、図8(b)に示すように軸受14の付け根から距離が短い場合の方が、図8(a)に示すように軸受14の付け根から距離が長い場合に比較して、回転軸15の傾きの調整量が小さくなる。このように、同じ板ばね29を用いて回転軸15の傾を微調整したい場合には、板ばね29の軸受14に対する押圧する位置を回転軸15の軸方向(z軸方向)において変更すればよい。
As shown in FIG. 8 (a), and when a load is applied P 2 by the
その後、所望の位置に取り付けた板ばね29を軸受14又は固定部31のいずれか少なくとも一方に接着剤を用いて接着することで、落下等による外部からの衝撃により板ばね29がz軸方向にずれてしまうことを防止することができる。また、板ばね29のz軸方向におけるずれを防止するため、図9に示すように、軸受70の中程に係止部としての係止爪71を設けてもよい。このように、係止爪71を設けることで、板ばね29を係止しz軸方向におけるずれを抑制することができる。
Thereafter, the
以上説明したように、実施例1に係る光学走査装置においては、回路基板5が光学箱25にビス締結された後に、回転多面鏡3の回転軸15の傾きを調整し補正することができる。また、用いる板ばねの荷重や板ばねを取り付ける位置を適宜変更することによって、回転軸15の傾きの調整の量や向きを変更することができる。また、光学箱25の底面に設けられる貫通孔28の内径は、軸受14の外径に対して十分に大きい。したがって、回転軸15の傾きの調整の前後において、軸受14と光学箱25は非接触であり、軸受14に働く押圧力は光学箱25に直接は伝わらない。すなわち、軸受14と貫通孔28を嵌合させた場合と比較して、荷重に対する回転軸15の傾きの大きさが大きくなるため、小さ
い荷重で軸倒れを補正することができる。
As described above, in the optical scanning device according to the first embodiment, after the
(実施例2)
図10乃至図12を用いて、実施例2に係る光学走査装置について説明する。図10は、実施例2に係る光学走査装置の引張りコイルばねを取り付ける手段について説明する図であって、図10(a)は断面図、図10(b)は底面図である。図11は、実施例2に係る光偏向装置の断面図である。図12は、実施例2に係る光学走査装置の変形例の底面図である。なお、実施例1と同一の構成については、同一の符号を用いてその説明を省略する。
(Example 2)
An optical scanning device according to the second embodiment will be described with reference to FIGS. 10 to 12. 10A and 10B are diagrams for explaining a means for attaching the tension coil spring of the optical scanning device according to the second embodiment. FIG. 10A is a cross-sectional view, and FIG. 10B is a bottom view. FIG. 11 is a cross-sectional view of the optical deflection apparatus according to the second embodiment. FIG. 12 is a bottom view of a modification of the optical scanning device according to the second embodiment. In addition, about the structure same as Example 1, the description is abbreviate | omitted using the same code | symbol.
実施例1においては、光偏向装置2の回路基板5の裏面から突出する回転軸15を軸支する軸受14が、光学箱25の底面に設けられる貫通孔28に挿入される構成を用いた。これに対して、実施例2においては、図10(a)に示すように、光偏向装置2の回路基板5の裏面から突出する回転軸35の突出部が光学箱25の貫通孔28に挿入される構成を用いる。すなわち、実施例2に係る光偏向装置においては、回転軸35が直接に貫通孔28を貫通し光学箱37の外側に突出する構成をとる。そして、図11に示すように、回転軸35は回路基板60に垂直に固定されており、軸受61が回転する構成となっている。また、実施例1においては、回転軸15の傾きを調整するために板ばね29を用いたが、実施例2においては、調整手段として両端にフックを備える引張りコイルばね39を用いる。
In the first embodiment, a configuration in which the
実施例2においては、光偏向装置36の回路基板60を光学箱37にビス締結し固定した後、光学箱37の外側に突出した回転軸35の突出部と、光学箱37に備えられる固定部38に弾性部材である引張りコイルばね39を取り付ける。図11に示すように、回転軸35は、引張りコイルばね39のフックを掛けるための係止溝40を有している。そして、光学箱37に備えられる固定部38は、引張りコイルばね39のフックが掛かる係止爪41を有している。また、実施例1と同様に、光学箱37に設けられる貫通孔28の内径は回転軸35の外径よりも十分に大きく、回転軸35は隙間を有して挿入されている。
In the second embodiment, the
次に、実施例2における回転多面鏡3の回転軸35の傾きの調整について説明する。光偏向装置2を光学箱37にビス締結し固定した後に、引張りコイルばね39の一方のフックは回転軸35に、他方のフックは光学箱37に設けられた固定部38に取り付けられる。この時、回転軸35の係止溝40と固定部38の係止爪41によって、引張りコイルばね39は係止される。
Next, adjustment of the inclination of the
図10(b)に示すように、引張りコイルばね39を取り付けることにより、回転軸35を引張りコイルばね39を取り付けた固定部38と対向する方向に引張る荷重P3を発生させることができる。さらに、複数の引張りコイルばね39を同時に取り付けることにより、回転軸35にかかる荷重の大きさと方向を調整することができる。例えば、図12に示すように、2つの引張りコイルばね39を同時に取り付ければ、異なる2方向にかかる荷重P3の合力である荷重P4を回転軸35にかけることができる。この場合、荷重P4は、各荷重P3が働く2方向の間の角度を2分割した角度に働く力となる。すなわち、複数の引張りコイルばね39を同時に取り付けることで、回転軸35にかかる荷重の方向を回転軸35と固定部38が対向する方向に限ることなく調整することが可能となる。
As shown in FIG. 10 (b), by attaching the
以上説明したように、実施例2に係る光学走査装置においては、引張ばねコイル39を用いて、回路基板60が光学箱37にビス締結された後に、回転多面鏡3の回転軸35の傾きを調整し補正することができる。また、回転軸35の周方向に複数設けられる固定部38のいずれに引張コイルばね39を取り付けるかを選択して、回転軸35に働く荷重の方向を変更することができる。また、複数の引張りコイルばね39を同時に取り付けるこ
とにより、回転軸35にかかる荷重の大きさと方向を調整することができる。また、回転軸35の係止溝40と固定部38の係止爪41によって、引張りコイルばね39を係止し、回転軸35方向における位置ずれを抑制できる。
As described above, in the optical scanning device according to the second embodiment, after the
(実施例3)
次に、図13及び図14を用いて、実施例3に係る光学走査装置について説明する。図13は、実施例3に係る光学走査装置の斜視図であって、光学箱に光偏向装置を取り付ける様子を示す図である。図14は、実施例3に係る光学走査装置の構成について説明する図であって、図14(a)は、光学走査装置の断面図、図14(b)は、弾性部材の斜視図である。なお、実施例1と同一の構成については、同一の符号を用いてその説明を省略する。
(Example 3)
Next, an optical scanning device according to Example 3 will be described with reference to FIGS. FIG. 13 is a perspective view of the optical scanning device according to the third embodiment, illustrating a state in which the optical deflection device is attached to the optical box. 14A and 14B are diagrams illustrating the configuration of the optical scanning device according to the third embodiment. FIG. 14A is a cross-sectional view of the optical scanning device, and FIG. 14B is a perspective view of an elastic member. . In addition, about the structure same as Example 1, the description is abbreviate | omitted using the same code | symbol.
実施例1においては、光学箱25の底面に突起する固定部31を設ける構成を採用したが、これに対し、実施例3においては、光学箱44に設けられる貫通孔45の周方向に等間隔に固定部としての切欠き46を設ける構成を採用する。また、実施例1と同様に、光学箱44に設けられる貫通孔45の内径は軸受43の外径よりも十分に大きく、軸受43は貫通孔45に対して十分に隙間を有して挿入されている。また、実施例1においては、調整手段として板ばね29を用いたが、実施例3においては、調整手段としてくさび型の弾性部材47を用いる。
In the first embodiment, a configuration in which the fixing portion 31 protruding on the bottom surface of the
くさび型の弾性部材47は、光偏向装置2を光学箱44にビス48を締結し固定した後、光学箱44の外側から切り欠き46に押し込まれ取り付けられる。このように、弾性部材47を押し込むことにより、軸受43に荷重P5をかけることができ、光偏向装置42を光学箱44にビス締結し固定した後に、回転多面鏡3の回転軸49の傾きを調整することが可能となる。なお、弾性部材47に係止爪を設けて、切欠き46に係止孔を複数設ける構成であってもよい。
The wedge-shaped
図14(b)に示すように、弾性部材47には、くさび型の片方の面に等間隔の複数の係止孔51が設けられている。これに対して、光学箱44に設けられた切欠き46の外壁の一部には、弾性部材47が押し込まれた際の位置を維持するために、係止爪50が設けられている。このような構成によって、切欠き46に対する弾性部材47の係止位置を回転軸49の軸方向に変更すること、すなわち使用する係止孔51の位置を任意に選択し押し込む量を変化させることで、軸受43に対する押圧力の大きさを変更することが可能となっている。また、このように係止爪50が係止孔51に取り付けることによって、落下等による外部からの衝撃荷重が加わった場合にでも、弾性部材が外れてしまうことを抑制することができる。
As shown in FIG. 14B, the
以上説明したように、実施例3に係る光学走査装置においては、くさび型の弾性部材47を用いて、回路基板80が光学箱44にビス締結された後に、回転多面鏡3の回転軸49の傾きを調整し補正することができる。また、軸受43の周方向に複数設けられる切欠き46のいずれに弾性部材47を押し込むかを選択して、軸受43に働く荷重の方向を変更することができる。また、切欠き46に対する弾性部材47の係止位置を回転軸49の軸方向に変更することで、軸受43に対する押圧力の大きさを変更することができる。また、複数の弾性部材47を同時に取り付けることで、回転軸49に働く荷重の方向を回転軸49と切欠き46が対向する方向に限ることなく調整することが可能となる。
As described above, in the optical scanning device according to the third embodiment, after the
レーザユニット…1、光偏向装置…2、回転多面鏡…3、回路基板…5、回転軸…15、光学箱…25、弾性部材…29、レーザ光…L Laser unit ... 1, light deflecting device ... 2, rotary polygon mirror ... 3, circuit board ... 5, rotating shaft ... 15, optical box ... 25, elastic member ... 29, laser beam ... L
Claims (9)
前記筐体の底面に固定される基板と、
光源から出射されたレーザ光を被走査面に偏向走査するように回転可能に前記基板に設けられる回転多面鏡と、
を備える光学走査装置において、
前記基板が前記筐体に固定された後に、前記回転多面鏡の回転軸の傾きが変化するように前記回転軸又は前記基板に設けられ前記回転軸を軸支する軸受を押圧する押圧力を発生させることにより前記回転軸の傾きを調整可能な調整手段を有することを特徴とする光学走査装置。 A housing,
A substrate fixed to the bottom surface of the housing;
A rotating polygon mirror provided on the substrate so as to be rotatable so as to deflect and scan the laser beam emitted from the light source on the surface to be scanned;
In an optical scanning device comprising:
After the substrate is fixed to the housing, a pressing force is generated to press the rotating shaft or a bearing provided on the substrate and supporting the rotating shaft so that the inclination of the rotating shaft of the rotary polygon mirror changes. An optical scanning device comprising adjustment means capable of adjusting the inclination of the rotation shaft by adjusting the rotation axis.
前記筐体は、前記調整手段を取り付けるための固定部を有しており、
前記調整手段は、弾性部材であって、前記突出部と前記固定部との間に弾性力を発生させるように前記突出部と前記固定部との間に取り付けられることで前記押圧力を発生させることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。 The rotating shaft or the bearing has a protruding portion that protrudes from a surface opposite to the surface on the side of the substrate on which the rotating polygon mirror is provided,
The housing has a fixing portion for attaching the adjusting means,
The adjusting means is an elastic member, and is attached between the protruding portion and the fixed portion so as to generate an elastic force between the protruding portion and the fixed portion, thereby generating the pressing force. The optical scanning device according to claim 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012036672A JP2013171256A (en) | 2012-02-22 | 2012-02-22 | Optical scanning device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012036672A JP2013171256A (en) | 2012-02-22 | 2012-02-22 | Optical scanning device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013171256A true JP2013171256A (en) | 2013-09-02 |
Family
ID=49265189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012036672A Pending JP2013171256A (en) | 2012-02-22 | 2012-02-22 | Optical scanning device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013171256A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116512597A (en) * | 2023-06-01 | 2023-08-01 | 昆山市第一人民医院 | Manufacturing method and device of 3D orthopedic insole |
-
2012
- 2012-02-22 JP JP2012036672A patent/JP2013171256A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116512597A (en) * | 2023-06-01 | 2023-08-01 | 昆山市第一人民医院 | Manufacturing method and device of 3D orthopedic insole |
CN116512597B (en) * | 2023-06-01 | 2023-11-21 | 昆山市第一人民医院 | Manufacturing method and device of 3D orthopedic insole |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9128291B2 (en) | Optical scanning apparatus, image forming apparatus, and support member for an optical scanning apparatus | |
JP5132087B2 (en) | Optical scanning device | |
CN102081230A (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
US20120182735A1 (en) | Light emitting element adjusting and fixing structure, optical scanner, and image forming apparatus | |
JP5850892B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP6682202B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus | |
JP2007304166A (en) | Optical scanner | |
JP2001281587A (en) | Holding structure of light source part for optical scanner | |
JP2013171256A (en) | Optical scanning device | |
JP2010237432A (en) | Optical scanner and image forming apparatus using the same | |
JP2008058353A (en) | Optical scanner and image forming apparatus | |
JP2008003231A (en) | Scanning optical apparatus | |
JP2008145952A (en) | Scanning optical apparatus | |
JP5895451B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP2010243747A (en) | Scanning optical apparatus and method of manufacturing the same | |
JP2007183327A (en) | Scanning optical device and image forming apparatus | |
JP5949110B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP4979081B2 (en) | Optical scanning device | |
JP2011081277A (en) | Scanning optical device | |
JP5106003B2 (en) | Optical scanning device | |
JPH06265809A (en) | Laser scanning optical system | |
JP5818657B2 (en) | Scanning optical device and image forming apparatus using the same | |
JP2003066357A (en) | Optical scanner and image forming device | |
JP5080862B2 (en) | Image writing timing adjusting mechanism and optical scanning device having the same | |
JP2008292539A (en) | Optical scanner |