JP2013168854A - 撮影装置、サーバ装置及び管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技大会において、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくする手段を提供する。
【解決手段】 撮影装置は、撮像素子と、位置情報取得部と、通信部と、参加者情報要求部と、参加者情報受信部と、報知制御部とを備える。撮像素子は、被写体光を光電変換して画像を生成する。位置情報取得部は、撮影者側位置情報を取得する。通信部は、外部機器と通信を行なう。参加者情報要求部は、参加者の移動状況を示す参加者情報を、参加者を識別する識別子に応じて参加者情報を提供するサーバ装置に向けて、識別子に基づく特定の参加者の参加者情報を通信部を介して送信要求する。参加者情報受信部は、特定の参加者の参加者情報をサーバ装置から通信部を介して受信する。報知制御部は、特定の参加者の参加者情報と撮影者側位置情報とに基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 撮影装置は、撮像素子と、位置情報取得部と、通信部と、参加者情報要求部と、参加者情報受信部と、報知制御部とを備える。撮像素子は、被写体光を光電変換して画像を生成する。位置情報取得部は、撮影者側位置情報を取得する。通信部は、外部機器と通信を行なう。参加者情報要求部は、参加者の移動状況を示す参加者情報を、参加者を識別する識別子に応じて参加者情報を提供するサーバ装置に向けて、識別子に基づく特定の参加者の参加者情報を通信部を介して送信要求する。参加者情報受信部は、特定の参加者の参加者情報をサーバ装置から通信部を介して受信する。報知制御部は、特定の参加者の参加者情報と撮影者側位置情報とに基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮影装置、サーバ装置及び管理システムに関する。
従来、市民マラソン等の競技大会に参加している参加者等が、コースに設定されている複数の計測地点(例えば5km毎に設けられた計測地点)を通過する予測タイムを、走行中に知ることができる配信方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の配信方法によれば、識別番号が付与された無線IC(Integrated Circuit)タグを参加者が装着し、計測地点の検出器が無線ICタグの識別番号を読み取ることで、通過タイムを計測する。
そして、この配信方法では、通過タイム(スタート地点から当該計測地点までのタイム)に基づいて、その計測地点以降の予測タイムを電子メールで、携帯電話を所持して走行している参加者や、携帯電話を所持して沿道で応援している家族等の関係者に送信する。
しかし、例えば関係者が特定の参加者(お目当ての選手)の予測タイムを知ることができても、市民マラソン等の競技大会の場合、一般的に多数の参加者が数珠繋ぎで走行してくる。そのため、関係者が沿道から特定の参加者を電子カメラ等で撮影しようとすると、その関係者は、その特定の参加者を発見することが困難になりやすい。したがって、その関係者は、その特定の参加者を撮影するシャッタチャンスを逃してしまうことがある。
また、上記の配信方法では、計測地点毎の予測タイムを送信するため、関係者が計測地点から離れた場所の沿道にいる場合、実際に目の前を特定の参加者が通過する予測タイムを把握しづらい。したがって、その関係者は、この場合においても、その特定の参加者を撮影するシャッタチャンスを逃してしまうことがある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技大会において、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくする手段を提供することを目的とする。
第1の発明に係る撮影装置は、撮像素子と、位置情報取得部と、通信部と、参加者情報要求部と、参加者情報受信部と、報知制御部とを備える。撮像素子は、撮影光学系からの被写体光を光電変換して画像を生成する。位置情報取得部は、撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得する。通信部は、外部機器と通信を行なう。参加者情報要求部は、予め定められたコースを移動する競技の参加者の現在位置を示す参加者側位置情報に基づいて作成された参加者の移動状況を示す参加者情報を、参加者を識別する識別子に応じて提供するサーバ装置に向けて、識別子に基づく特定の参加者の参加者情報を通信部を介して送信要求する。参加者情報受信部は、参加者情報要求部によって送信要求された特定の参加者の参加者情報をサーバ装置から通信部を介して受信する。報知制御部は、特定の参加者の参加者情報と撮影者側位置情報とに基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる。
第2の発明に係る撮影装置は、撮像素子と、位置情報取得部と、通信部と、位置情報送信部と、参加者情報要求部と、参加者情報受信部と、報知制御部とを備える。撮像素子は、撮影光学系からの被写体光を光電変換して画像を生成する。位置情報取得部は、撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得する。通信部は、外部機器と通信を行なう。位置情報送信部は、撮影者側位置情報を予め定められたコースを移動する競技の参加者の移動状況を示す参加者情報を、参加者を識別する識別子に応じて提供するサーバ装置に向けて、通信部を介して送信する。参加者情報要求部は、識別子で識別された特定の参加者の参加者情報を、通信部を介してサーバ装置に送信要求する。参加者情報受信部は、撮影者側位置情報を移動状況に関連付けた特定の参加者の参加者情報を、サーバ装置から通信部を介して受信する。報知制御部は、特定の参加者の参加者情報に基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる。
第3の発明は、第2の発明において、特定の参加者の参加者情報は、撮影者側位置情報に基づくコース上の指定位置を、特定の参加者が通過する予測タイムである。報知制御部は、予測タイムと現在時刻とに基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる。
第4の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、報知部は、音を出力するスピーカである。報知制御部は、特定の参加者が撮影者に近づいて来るに従って、スピーカの音のレベルを段階的に上げる。
第5の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、報知部は、光を発光する報知発光部である。報知制御部は、特定の参加者が撮影者に近づいて来るに従って、報知発光部の光を発光する周期を段階的に短くする。
第6の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、表示部をさらに備える。報知部は、画像を表示する表示部である。報知制御部は、特定の参加者の参加者情報を表示部に表示させる。
第7の発明は、第6の発明において、メモリと、画像認識部とをさらに備える。メモリは、参加者を識別する参加者画像を予め記憶する。画像認識部は、撮像素子が生成する構図確認用の動画像から参加者画像を認識して、メモリに記憶されている参加者の画像を照合する。報知制御部は、照合結果に基づいて、一致した参加者について目印表示を表示部にさせる。
第8の発明は、第7の発明において、参加者画像は、参加者の顔である。
第9の発明は、第1から第8の発明の何れかにおいて、撮影装置は、撮影光学系を保持するレンズ鏡筒と、そのレンズ鏡筒に接続可能なカメラボディとを有する。報知制御部は、レンズ鏡筒に設けられる操作環の操作に応じて、報知部の報知内容を変更する。
第10の発明は、第1から第8の発明の何れかにおいて、焦点距離検出部をさらに備える。焦点距離検出部は、焦点距離を検出する。報知制御部は、焦点距離に応じて、報知部の報知内容を変更する。
第11の発明は、第1から第8の発明の何れかにおいて、報知制御部は撮影光学系に用いられる交換レンズの種類に応じて、報知部の報知内容を変更する。
第12の発明に係るサーバ装置は、サーバ側通信部と、参加者側位置情報受信部と、参加者情報作成部と、記録処理部と、送信要求受付部と、参加者情報送信部とを備える。サーバ側通信部は、外部機器と通信を行なう。参加者側位置情報受信部は、予め定められたコースを移動する競技の参加者が携帯している、その参加者の現在位置を示す参加者側位置情報を取得して外部機器に送信する携帯端末から、サーバ側通信部を介して参加者側位置情報を受信する。参加者情報作成部は、参加者側位置情報に基づいて、参加者の移動状況を示す参加者情報を作成する。記録処理部は、参加者を識別する識別子毎に参加者情報をデータベースに記録する。送信要求受付部は、通信機能を有する撮影装置から、サーバ側通信部を介して、識別子に基づく特定の参加者の参加者情報の送信要求を受け付ける。参加者情報送信部は、送信要求受付部が送信要求を受け付けた場合、特定の参加者の参加者情報をデータベースから読み出して、その参加者情報をサーバ側通信部を介して撮影装置に送信する。
第13の発明に係るサーバ装置は、通信部と、参加者側位置情報受信部と、撮影者側位置情報受信部と、通過時間取得部と、参加者情報作成部と、記録処理部と、送信要求受付部と、参加者情報送信部とを備える。サーバ側通信部は、外部機器と通信を行なう。参加者側位置情報受信部は、予め定められたコースを移動する競技の参加者が携帯している、その参加者の現在位置を示す参加者側位置情報を取得して外部機器に送信する携帯端末から、サーバ側通信部を介して参加者側位置情報を受信する。撮影者側位置情報受信部は、撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得して外部に送信する通信機能を有する撮影装置から、サーバ側通信部を介して撮影者側位置情報を受信する。通過時間取得部は、参加者が装着している、その参加者を識別する識別子を介して計測されたコース上の計測地点を通過する時間を、サーバ側通信部を介して取得する。参加者情報作成部は、参加者側位置情報と通過時間とに基づいて、参加者の移動状況を示す参加者情報を作成する。記録処理部は、参加者を識別する識別子毎に参加者情報をデータベースに記録する。送信要求受付部は、撮影装置から、サーバ側通信部を介して、識別子に基づく特定の参加者の参加者情報の送信要求を受け付ける。参加者情報送信部は、送信要求受付部が送信要求を受け付けた場合、特定の参加者の参加者情報をデータベースから読み出して、撮影者側位置情報を移動状況に関連付けた特定の参加者の参加者情報を、サーバ側通信部を介して撮影装置に送信する。
第14の発明は、第13の発明において、参加者情報作成部は、特定の参加者の参加者情報として、撮影者側位置情報に基づくコース上の指定位置を特定の参加者が通過する予測時間を、特定の参加者の参加者側位置情報及び通過時間と、撮影者側位置情報とに基づいて作成する。
第15の発明に係る管理システムは、第1の発明に係る撮影装置と、第12の発明に係るサーバ装置とを備える。
第16の発明に係る管理システムは、第2の発明に係る撮影装置と、第13又は第14の発明に係るサーバ装置とを備える。
本発明によれば、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技大会において、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくする手段を提供できる。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。先ず、本発明の管理システムの一実施形態である管理システム100の構成について説明する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。先ず、本発明の管理システムの一実施形態である管理システム100の構成について説明する。
<管理システム100の構成>
図1は、管理システム100の構成の一例を示す図である。本実施形態における管理システム100は、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技(マラソン)大会で用いることができる。
図1は、管理システム100の構成の一例を示す図である。本実施形態における管理システム100は、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技(マラソン)大会で用いることができる。
管理システム100は、本発明の撮影装置の一実施形態である電子カメラ1と、本発明のサーバ装置の一実施形態である管理サーバ5とを備える。
また、管理システム100は、電子カメラ1や携帯端末8に位置情報を提供するGPS(Global Positioning System)衛星2を利用する。また、管理システム100は、電子カメラ1と無線通信を行なうための基地局4や無線LAN(Local Area Network)装置6を利用する。
さらに、管理システム100では、各参加者(図1では、参加者P1で代表して示す)が使用する無線ICタグ7や携帯端末8を備える。無線ICタグ7は、計測器9を介して無線LAN装置6と情報の送受信を行なう。計測器9は、例えばコース上に敷かれたマット状のものであり、内蔵アンテナを介して無線ICタグ7上の情報を読み書きするリーダ/ライタと、読み取った情報を処理する制御部と、無線LAN装置6を介して管理サーバ5と情報を送受信するための通信部とを備える(図示省略)。
管理システム100において、管理サーバ5は、インターネット網3に接続されている。撮影者P2の電子カメラ1や参加者P1の携帯端末8は、基地局4又は無線LAN装置6を経由してインターネット網3に接続された管理サーバ5との間で通信可能となっている。
管理システム100において、各参加者には、無線ICタグ7が大会本部から貸与されることとする。また、各参加者は、必要に応じて携帯端末8を予め用意する。なお、大会本部が携帯端末8を希望する参加者に貸与するようにしても良い。携帯端末8は、図1に示す通り、腕時計型の携帯端末であって、参加者の腕に装着される。
無線ICタグ7は、図1に示す通り、例えば参加者P1の靴(靴紐)又は、ゼッケンの布の部分等に装着される。この無線ICタグ7には、参加者を識別するための識別番号が付与されている。そして、管理システム100では、参加者が付けるゼッケン番号と識別番号とを予め対応付けている。
また、管理システム100では、特に、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技大会において、例えば各々の参加者の走行時間を管理する。なお、市民マラソン等の場合、多数の参加者が出場するため、全ての参加者は、同時にスタートラインに立てない。そのため、管理システム100では、走行時間として、スタートの号砲が鳴ってからゴールまでの総合タイム(グロスタイム)、実際にスタートラインを通過してからゴールラインまでのタイム(ネットタイム)、ある一定の区間距離(例えば5km毎)毎のタイム(ラップタイム)、撮影者からの要求に応じて、その撮影者が指定した位置(場所)を通過する予測タイム等を管理する。競技中において、大会が提供するホームページ上では、ユーザがゼッケン番号を入力すると、一例として、そのゼッケン番号の参加者のラップタイムを表示する。
以下、管理システム100における電子カメラ1、管理サーバ5、無線ICタグ7及び携帯端末8の各構成について具体的に説明する。
<電子カメラ1>
図2は、電子カメラ1の概略構成例を示す側面図である。電子カメラ1は、図2に示す通り、例えば一眼レフレックスタイプの電子カメラであり、カメラ本体10と撮影レンズユニットU1とを備える。撮影レンズユニットU1は、被写体光をカメラ本体10に導くために、カメラ本体10の前面に形成されたレンズマウント10aに着脱自在に取り付けられる。なお、カメラ本体10と撮影レンズユニットU1とは、撮影レンズユニットU1の装着時にレンズマウント10aの接点を介して電気的に接続される。
図2は、電子カメラ1の概略構成例を示す側面図である。電子カメラ1は、図2に示す通り、例えば一眼レフレックスタイプの電子カメラであり、カメラ本体10と撮影レンズユニットU1とを備える。撮影レンズユニットU1は、被写体光をカメラ本体10に導くために、カメラ本体10の前面に形成されたレンズマウント10aに着脱自在に取り付けられる。なお、カメラ本体10と撮影レンズユニットU1とは、撮影レンズユニットU1の装着時にレンズマウント10aの接点を介して電気的に接続される。
撮影レンズユニットU1は、撮影光学系U2と絞りU3とを備える。撮影光学系U2は、被写体に焦点を合わせるフォーカスレンズや被写体の像をズームするためのズームレンズを含む複数枚のレンズにより構成される。ここでは、説明の便宜上1枚のレンズで図示する。絞りU3は、入射光量を絞り羽根の開閉で調整する。
カメラ本体10は、クイックリターンミラー101、サブミラー101a、拡散スクリーン102、コンデンサレンズ103、ペンタダハプリズム104、測光用プリズム105、測光用レンズ106、測光センサ107、接眼レンズ108、焦点距離検出部109、機械式シャッタ110、撮像素子111及びファインダ112を備える。
クイックリターンミラー101は、図中一点鎖線で示す光軸OA(Optical Axis)上に回動自在に設けられる。被写体の撮影を行なう場合には、クイックリターンミラー101は、回動により図中点線で示す位置に退避する。この際、サブミラー101aは、折り畳まれる。これにより、被写体からカメラ本体10に入射された被写体光は、撮像素子111に導かれる。
一方、被写体の撮影を行なわない場合、クイックリターンミラー101は、光軸OAに対して斜めの位置に配置される。この場合、クイックリターンミラー101は、撮影光学系U2を介してカメラ本体10に入射された被写体光を反射させて拡散スクリーン102に導くと共に、サブミラー101aにも導く。
拡散スクリーン102は、クイックリターンミラー101により導かれた被写体光を拡散し、拡散させた被写体光をコンデンサレンズ103を介してペンタダハプリズム104に導く。ペンタダハプリズム104は、被写体光を反射させて測光用プリズム105へ導くと共に接眼レンズ108へ導く。また、測光用プリズム105は、測光用レンズ106を介して被写体光を測光センサ107に導く。
接眼レンズ108は、ペンタダハプリズム104により導かれた被写体光を被写体の像として結像する。撮影者は、ファインダ112を介して、接眼レンズ108により結像される被写体の像を見ることで、被写体の構図等を確認することができる。
測光センサ107は、被写体輝度(被写体の明るさ)と被写体の色情報とを検出する。具体的には、測光センサ107は、2次元に配列された画素の画像信号(出力信号)を選択的に読み出す撮像領域を有し、被写体光を撮像領域で測光する。測光センサ107の撮像素子が出力する画像信号は、測光センサ107内部でゲイン調整やA/D変換等が施されて、後述するRAM(Random Access Memory)13又はCPU(Central Processing Unit)27内のメモリ(不図示)に一時的に記録される。
焦点距離検出部109は、例えば、位相差方式の焦点検出を行ない、撮影光学系U2の焦点状態を検出する。なお、電子カメラ1は、測光センサ107により検出される被写体輝度に基づいて、コントラスト方式の焦点検出を行ない、撮影光学系U2の焦点状態を検出しても良い。
機械式シャッタ110は、開閉式のシャッタ幕を備え、撮像素子111への入射光を遮光する遮光状態と、撮像素子111に入射光を到達させる非遮光状態とをシャッタ幕の開閉により切り替える。
撮像素子111は、撮影光学系からの被写体光を光電変換して画像を生成する。撮像素子111は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のカラーイメージセンサである。なお、撮像素子111は、CCD(Charge Coupled Device)型のカラーイメージセンサであっても良い。ファインダ112は、例えば覗き窓及び透過型の液晶画面で構成される。
図3は、電子カメラ1の筐体の背面図である。電子カメラ1の筐体の上面には、電子カメラ1の電源釦17aと、レリーズ釦18と、ファインダ112とが設けられている。また、電子カメラ1の筐体の背面には、表示モニタ16と、スピーカ24と、マイク25と、報知発光部26と、モード選択釦17b、メニュー釦17c及び選択・決定釦17dが設けられている。
また、本実施形態の操作部17は、電源釦17aと、モード選択釦17bと、メニュー釦17cと、選択・決定釦17dとを含む。モード選択釦17bは、撮影モード若しくは再生モードに切り替える操作を受け付ける。メニュー釦17cは、メニュー画面を立ち上げるための操作を受け付ける。選択・決定釦17dは、電子カメラ1の操作メニューにおける設定条件等の項目選択又は項目決定を受け付ける。
ここで、選択・決定釦17dは、決定釦17eとダイヤル17fとを有する。ダイヤル17fの全体形状は、環状であって、ダイヤル17fの内周側には決定釦17eが配置されている。そして、ダイヤル17fは、メニュー画面等での項目選択の入力を受け付ける。また、決定釦17eは、メニュー画面等での項目決定の入力を受け付ける。
図4は、電子カメラ1の内部構成例を示す図である。電子カメラ1は、上述した通り、カメラ本体10と撮影レンズユニットU1とを備える。
なお、図4では、説明の便宜上、図2に示した絞りU3、拡散スクリーン102、コンデンサレンズ103、測光用プリズム105、測光用レンズ106、測光センサ107、接眼レンズ108及び機械式シャッタ110の図示を省略する。
カメラ本体10は、クイックリターンミラー101と、サブミラー101aと、ペンタダハプリズム104と、焦点距離検出部109と、撮像素子111と、ファインダ112と、信号処理部11と、画像処理部12と、RAM13と、フラッシュメモリ14と、記録インターフェース部(以下、「記録I/F部」という。)15と、表示モニタ16と、操作部17と、レリーズ釦18と、タッチパネル19と、通信インターフェース部(以下、「通信I/F部」という。)20と、内蔵アンテナ21と、GPS受信機22と、音声処理回路23と、スピーカ24と、マイク25と、報知発光部26と、CPU27と、バス28と、レンズマウント10aとを備える。
このうち、信号処理部11、画像処理部12、RAM13、フラッシュメモリ14、記録I/F部15、表示モニタ16及びCPU27は、バス28を介して互いに接続されている。
また、撮像素子111と、操作部17と、レリーズ釦18、タッチパネル19、通信I/F部20、GPS受信機22、音声処理回路23、報知発光部26及び焦点距離検出部109は、CPU27と接続されている。
信号処理部11は、撮像素子111が生成する画像信号に対して信号処理を施す回路である。なお、タイミングジェネレータ(不図示)は、CPU27からの指示に従い撮像素子111及び信号処理部11の各々へ向けて駆動信号を送出し、両者の駆動タイミングを制御する。
また、信号処理部11は、画像信号のゲイン調整やA/D変換などを行なう。信号処理部11が出力する画像信号は、画像データとしてRAM13に一時的に記録される。画像データの種類としては、記録用の画像(以下「撮影画像」という。)、構図確認用のスルー画像等の画像データである。
画像処理部12は、RAM13に記録されている画像データを読み出し、例えば、撮影画像の画像データに対して各種の画像処理(例えば、ホワイトバランス処理等)を施す。RAM13は、揮発性のメモリである。フラッシュメモリ14は、電子カメラ1の制御を行なうプログラム等を予め記憶している不揮発性のメモリである。また、フラッシュメモリ14には、マラソンコースを示すコースマップ等の電子地図が記憶される。
記録I/F部15には、着脱自在の記録媒体M1を接続するためのコネクタ(不図示)が形成されている。そして、記録I/F部15は、CPU27からの指示により、そのコネクタに接続された記録媒体M1にアクセスして撮影画像の記録処理等を行なう。この記録媒体M1は、例えば、不揮発性のメモリカードである。図4では、コネクタに接続された後の記録媒体M1を示している。また、記録媒体M1には、第1実施形態における電子カメラ1のCPU27が使用する制御プログラム等が記録されている。
図5は、記録媒体M1に記録されている制御プログラムの模式図である。第1実施形態では、制御プログラムAをフラッシュメモリ14にインストールして用いる。制御プログラムAについては、CPU27の説明の際、後述する。
表示モニタ16は、例えば液晶表示媒体により構成される。表示モニタ16は、CPU27の指示に応じて各種画像や電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。操作部17は、電子カメラ1を操作するための指示入力を受け付ける。レリーズ釦18は、半押し操作(撮影準備の動作開始)と全押し操作(撮影動作開始)との指示入力とを受け付ける。
タッチパネル19は、例えば感圧(抵抗膜)式のタッチパネルであって、表示モニタ16上に設けられたタッチパネル表面に接触した物体(指先)の位置を検出する。そして、タッチパネル19は、検出した位置を示す信号(位置情報)をCPU27に送信する。なお、タッチパネル19は、感圧(抵抗膜)式に限られず、他の方式(例えば、静電容量式)のタッチパネルであっても良い。
通信I/F部20は、内蔵アンテナ21を介して基地局4又は無線LAN装置6との間で無線通信を行なう。GPS受信機22は、GPS衛星2からの電波を受信して、位置情報(経度、緯度、方位等)をCPU27に出力する。音声処理回路23は、マイク25を介して入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換して音声信号を取得する。また、音声処理部19は、音声信号をスピーカ24を介して音声又は効果音に変換し、その音声又は効果音の出力処理を行なう。報知発光部26は、例えばLED(Light Emitting Diode)により構成される。
CPU27は、電子カメラ1の統括的な制御を行なうプロセッサである。CPU27は、フラッシュメモリ14に予め格納されたプログラムを実行することにより電子カメラ1の各部を制御する。また、CPU27は、現在の時刻を検出する計時機能を有している。
また、第1実施形態では、図5に示す記録媒体M1内の制御プログラムAがCPU27に読み込まれる。そして、CPU27は、制御プログラムAを実行することによって、位置情報取得部27aと、位置情報送信部27bと、参加者情報要求部27cと、参加者情報受信部27dと、報知制御部27eとしても機能する。
位置情報取得部27aは、撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部27aは、GPS受信機22が受信した位置情報(経度、緯度、方位等)に基づいて、例えば電子地図上で照合することにより、撮影者側位置情報を取得する。
位置情報送信部27bは、管理サーバ5に向けて、撮影者側位置情報を通信I/F部20を介して送信する。この管理サーバ5は、識別番号に応じて参加者情報を提供する。参加者情報は、例えば、予め定められたコースを移動する競技の参加者の移動状況を示す。
参加者情報要求部27cは、識別番号で識別された特定の参加者の参加者情報を、通信I/F部20を介して管理サーバ5に送信要求する。
なお、位置情報送信部27bや参加者情報要求部27cは、電子カメラ毎に識別する識別情報(例えば、製造番号)を送信する。これにより、管理サーバ5は、どの電子カメラから送信してきたかを識別することができる。
参加者情報受信部27dは、管理サーバ5から特定の参加者の参加者情報を、通信I/F部20を介して受信する。この特定の参加者の参加者情報は、撮影者側位置情報を移動状況に関連付けた情報である。具体的には、特定の参加者の参加者情報は、一例として、撮影者側位置情報に基づくコース上の指定位置を、特定の参加者が通過する予測タイムである。つまり、撮影者が沿道から応援している場合、特定の参加者の参加者情報は、コース上で参加者がその撮影者の前を通過する予測タイムである。
報知制御部27eは、特定の参加者の参加者情報(予測タイム)に基づいて、特定の参加者が撮影者に近づいて来ることをスピーカ24や報知発光部26に報知させる。或いは、報知制御部27eは、特定の参加者の参加者情報を表示モニタ16に表示させる。
<管理サーバ5>
図6は、管理サーバ5の構成例を説明するブロック図である。管理サーバ5は、例えば電子カメラ1からの要求に応じて、インターネット網3を通じて電子カメラ1からのデータを受信する。
図6は、管理サーバ5の構成例を説明するブロック図である。管理サーバ5は、例えば電子カメラ1からの要求に応じて、インターネット網3を通じて電子カメラ1からのデータを受信する。
ここで、管理サーバ5は、一般のサーバコンピュータに適用可能であり、通信I/F部51と、フラッシュメモリ52と、RAM53と、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)装置(以下「HDD装置」という。)54と、表示モニタ55と、操作部56と、サーバ用CPU57とを備える。
通信I/F部51は、外部と通信を行なう。具体的には、通信I/F部51は、図1に示すインターネット網3を経由して、携帯端末8、計測器9及び電子カメラ1等と通信を行なうための通信インターフェースを有している。また、通信I/F部51は、インターネット網3を経由して、パーソナルコンピュータ(不図示)と通信を行なう。
フラッシュメモリ52は、OS(オペレーティングシステム)プログラムやそのOS上で実行する管理システム100のプログラム等を記録する。RAM53は、データ処理の作業用のバッファメモリである。HDD装置54は、各種データを記憶する。また、HDD装置54は、データベース54aを有する。データベース54aは、参加者情報を記録する。また、HDD装置54には、第1実施形態における管理サーバ5のサーバ用CPU57が使用するサーバ用制御プログラム等が記録されている。
図7は、HDD装置54に記録されているサーバ用制御プログラムの模式図である。第1実施形態では、先ず、サーバ用制御プログラムAをフラッシュメモリ52にインストールして用いる。サーバ用制御プログラムAについては、サーバ用CPU57の説明の際、後述する。
表示モニタ55は、サーバ用CPU57の指示に応じて、管理システム100の操作画面や出力結果等を表示する。操作部56は、管理サーバ5を操作するための指示入力を受け付ける。
サーバ用CPU57は、管理サーバ5の統括的な制御を行なうプロセッサである。サーバ用CPU57は、フラッシュメモリ52に予め記録されたOSプログラムを実行することにより管理サーバ5の各部を制御する。
また、第1実施形態では、フラッシュメモリ52にインストールされたサーバ用制御プログラムAがサーバ用CPU57に読み込まれる。そして、サーバ用CPU57は、サーバ用制御プログラムAを実行することによって、参加者側位置情報受信部57aと、撮影者側位置情報受信部57bと、通過時間取得部57cと、参加者情報作成部57dと、記録処理部57eと、送信要求受付部57fと、参加者情報送信部57gとしても機能する。
参加者側位置情報受信部57aは、図1に示す携帯端末8から通信I/F部51を介して参加者側位置情報を受信する。この携帯端末8は、参加者の現在位置を示す参加者側位置情報を取得して管理サーバ5に送信する。
撮影者側位置情報受信部57bは、電子カメラ1から通信I/F部51を介して撮影者側位置情報を受信する。電子カメラ1は、撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得して管理サーバ5に送信する通信機能を有する。
通過時間取得部57cは、参加者(例えば図1のP1)が装着している無線ICタグ7を介して計測されたコース上の計測地点を通過する時間を、通信I/F部51を介して取得する。
参加者情報作成部57dは、参加者側位置情報と通過時間(通過タイム)とに基づいて、参加者の移動状況を示す参加者情報を作成する。この際、参加者情報作成部57dは、撮影者側位置情報を参加者情報に関連付ける(詳細は、図13に示すシーケンス処理の動作で説明する)。記録処理部57eは、識別番号毎に参加者情報をデータベース54aに記録する。
送信要求受付部57fは、電子カメラ1から、通信I/F部51を介して、識別番号に基づく特定の参加者の参加者情報の送信要求を受け付ける。
参加者情報送信部57gは、送信要求受付部57fが送信要求を受け付けた場合、識別番号に基づいて特定の参加者の参加者情報をデータベース54aから読み出す。そして、参加者情報送信部57gは、その特定の参加者の参加者情報を、通信I/F部51を介して電子カメラ1に送信する。
図8は、データベース54aの一例を説明する図である。図8(a)では、ゼッケン番号と、識別番号と、参加者氏名との対応関係を示している。つまり、データベース54aでは、参加者毎にゼッケン番号を振り分ける共に、このゼッケン番号を無線ICタグ7の識別番号に対応付けている。
また、図8(b)では、識別番号毎に、スタート地点通過タイム(ST)、5km毎のラップタイム、グロスタイム(GT)及びネットタイム(NT)を管理している。後述する記録処理部57eは、参加者情報の一例として、競技の進行に伴ってこれらのタイムを記録していく。
また、図8(c)は、参加者の位置情報のデータベースである。参加者側位置情報受信部57aが参加者側位置情報を受信すると、記録処理部57eは、図8(c)に示す通り、参加者側位置情報として、識別番号、位置情報(緯度/経度)、マラソンコース上のスタート地点からの参加者の移動距離を示す現在位置の情報を記録する。なお、記録処理部57eは、参加者側位置情報を受信する毎に、位置情報、現在位置の情報を上書きしていく。また、記録処理部57eは、参加者情報作成部57dが識別番号に応じて撮影者P2までの予測タイムを算出すると、その予測タイムを記録する。
また、図8(d)は、撮影者の位置情報のデータベースである。撮影者側位置情報受信部57bは、電子カメラ1から通信I/F部51を介して撮影者側位置情報を受信する。記録処理部57eは、図8(d)に示す通り、撮影者側位置情報として、電子カメラ1の識別情報毎に、位置情報(緯度/経度)、マラソンコース上のスタート地点から換算して、撮影者がいる場所を示す現在位置の情報を記録する。したがって、データベース54aでは、必要に応じて、識別番号毎に予測タイム、参加者情報及び撮影者の位置情報等を管理する。なお、説明の便宜上、一例として参加者P1の識別番号を「0000001」とし、電子カメラ1の製造番号に対応付けられた識別情報を「A00001」とする。
<無線ICタグ7>
図9は、無線ICタグ7の構成例を説明するブロック図である。無線ICタグ7は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ形式のICチップである。無線ICタグ7は、マラソンコースに設定されている複数の計測地点で、参加者が通過する時間を計測するために用いられる。複数の計測地点としては、スタートライン、ゴールライン、5km毎に設けられた計測地点等である。
図9は、無線ICタグ7の構成例を説明するブロック図である。無線ICタグ7は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ形式のICチップである。無線ICタグ7は、マラソンコースに設定されている複数の計測地点で、参加者が通過する時間を計測するために用いられる。複数の計測地点としては、スタートライン、ゴールライン、5km毎に設けられた計測地点等である。
無線ICタグ7は、電池を内蔵しない給電方式であって、図1に示す計測器9内のリーダ/ライタからマット状の内蔵アンテナを介してRF磁界の電磁誘導により、電力の供給を受ける。
そして、無線ICタグ7は、図9に示す通り、ICチップの構成として、メモリ71と、無線IC回路72と、内蔵アンテナ73と、制御回路74とを備える。各々の無線ICタグ7のメモリ71には、計測器9内のリーダ/ライタにより、予め参加者を識別するための識別番号が付与されている。つまり、参加者が使用するゼッケン番号と識別番号とが対応付けられている。
無線IC回路72は、内蔵アンテナ73を介して、計測器9内のリーダ/ライタからのRF信号をやりとりする。RF信号にはコマンドデータが含まれている。制御回路74は、コマンドデータに従って、例えばメモリ71から識別番号を読み出す。そして、制御回路74は、無線IC回路72を介して、識別番号をリーダ/ライタに送信する。
<携帯端末8>
図10は、携帯端末8の構成例を説明するブロック図である。携帯端末8は、GPS機能や無線通信機能を有する腕時計型の携帯端末であって、参加者の腕に装着される。これにより、参加者は、携帯端末8を携帯することとなる。
図10は、携帯端末8の構成例を説明するブロック図である。携帯端末8は、GPS機能や無線通信機能を有する腕時計型の携帯端末であって、参加者の腕に装着される。これにより、参加者は、携帯端末8を携帯することとなる。
なお、携帯端末8は、GPS機能や無線通信機能を有していれば、携帯電話、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末であっても良い。
携帯端末8は、図10に示す通り、時刻検出部80と、フラッシュメモリ81と、表示モニタ82と、操作部83と、GPS受信機84と、通信部85と、内蔵アンテナ86と、音声出力部87と、制御部88とを備える。
時刻検出部80は、現在の時刻を検出する計時機能を有している。例えば、時刻検出部80は、標準電波の送信局(不図示)から送信されて来る原子時計による日付・時刻情報のデジタル信号を受信する。そして、時刻検出部80は、自動的に時刻を合わせる電波時計としての機能を有している。また、時刻検出部80は、いわゆるストップウオッチとしての機能を有している。
フラッシュメモリ81は、携帯端末8の制御を行なうプログラム等を予め記憶している不揮発性のメモリである。表示モニタ82は、例えば液晶表示媒体により構成される。表示モニタ82は、制御部88の指示に応じて、例えば携帯端末8の操作メニュー等を表示する。操作部83は、携帯端末8を操作するための指示入力を受け付ける。GPS受信機84は、GPS衛星2(図1参照)からの電波を受信して、位置情報(経度、緯度、方位等)を制御部88に出力する。
通信部85は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)通信を行なうためのWi−Fiルータを有し、内蔵アンテナ86を介して、携帯電話の基地局4と通信を行なう。なお、通信部85は、Wi−Fi通信でアクセスポイント(無線LAN装置6等)へアクセスするための無線LANユニットを備えても良い。本実施形態では、通信部85は、インターネット網3を経由して管理サーバ5の通信I/F部51と通信を行なう。音声出力部87は、音声の出力を行なう。また、音声出力部87は、必要に応じてアラーム音を発する。
制御部88は、携帯端末8の統括的な制御を行なうプロセッサである。制御部88は、電源(不図示)がオンされることにより、フラッシュメモリ81に予め記録されたプログラムを実行して携帯端末8の各部を制御する。また、制御部88は、送信要求受付部88aと、位置情報取得部88bと、位置情報送信部88cとしても機能する。送信要求受付部88aは、通信部85を介して管理サーバ5から現在位置の位置情報の送信要求を受け付ける。位置情報取得部88bは、GPS受信機84から現在位置の位置情報を取得する。位置情報送信部88cは、通信部85を介して管理サーバ5に位置情報を送信する処理を行なう。
<管理システム100の動作>
次に、本実施形態における管理システム100の動作の一例を説明する。
次に、本実施形態における管理システム100の動作の一例を説明する。
図11は、管理システム100における携帯端末8の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、管理システム100における無線ICタグ7の動作の一例を示すフローチャートである。図13は、電子カメラ1と管理サーバ5との間のシーケンスの一例を説明する図である。なお、本実施形態では、42.195kmの市民マラソンを例にして説明する。
以下、携帯端末8の動作、無線ICタグ7の動作、電子カメラ1と管理サーバ5との間のシーケンスの動作について説明する。
<携帯端末8の動作>
携帯端末8側では、スタート開始前に不図示の電源がオンされることにより、制御部88は、通信部85を介して管理サーバ5との間で接続状態を確立する。そして、制御部88は、図11に示すフローの処理を開始させる。
携帯端末8側では、スタート開始前に不図示の電源がオンされることにより、制御部88は、通信部85を介して管理サーバ5との間で接続状態を確立する。そして、制御部88は、図11に示すフローの処理を開始させる。
ステップS101:制御部88の送信要求受付部88aは、管理サーバ5から現在位置の位置情報の送信要求の受け付けがあるか否かを判定する。具体的には、送信要求受付部88aが送信要求を受け付けた場合(ステップS101:Yes)、制御部88は、ステップS102の処理に移行する。一方、送信要求受付部88aが送信要求を受け付けない場合(ステップS101:No)、制御部88は、ステップS104の処理に移行する。
ステップS102:制御部88の位置情報取得部88bは、GPS受信機84から現在位置の位置情報を取得する。
ステップS103:制御部88の位置情報送信部88cは、位置情報の送信処理を行なう。具体的には、位置情報送信部88cは、参加者P1の位置情報を管理サーバ5に向けて送信する。
ステップS104:制御部88は、電源オフを受け付けたか否かを判定する。電源オフを受け付けていない場合(ステップS104:No)、制御部88は、ステップS101の処理に戻り、ステップS101の処理を繰り返す。一方、電源オフを受け付けた場合(ステップS104:Yes)、制御部88は、図11に示すフローの処理を終了させる。
以上より、参加者が装着している携帯端末8は、スタートからゴールに至るまでの間、管理サーバ5から現在位置の位置情報の送信要求の受け付ける度に、位置情報を管理サーバ5に送信する。
<無線ICタグ7の動作>
次に、管理システム100における無線ICタグ7の動作の一例について説明する。無線ICタグ7側では、上述した通り、図1に示す計測器9内のリーダ/ライタからマット状の内蔵アンテナを介してRF磁界の電磁誘導により、電力の供給を受ける。そのため、無線ICタグ7は、電力の供給を受ける度に、図12に示すフローの処理を開始させる。
次に、管理システム100における無線ICタグ7の動作の一例について説明する。無線ICタグ7側では、上述した通り、図1に示す計測器9内のリーダ/ライタからマット状の内蔵アンテナを介してRF磁界の電磁誘導により、電力の供給を受ける。そのため、無線ICタグ7は、電力の供給を受ける度に、図12に示すフローの処理を開始させる。
ステップS201:制御回路74は、RF信号の受信処理を行なう。具体的には、制御回路74は、無線IC回路72に指示を出して、計測器9内のリーダ/ライタからRF信号を受信させる。そして、制御回路74は、ステップS202の処理に移行する。
ステップS202:制御回路74は、識別番号の読出し処理を行なう。具体的には、制御回路74は、RF信号を解読して、メモリ71から識別番号を読み出す。そして、制御回路74は、ステップS203の処理に移行する。
ステップS203:制御回路74は、参加者情報の送信処理を行なう。具体的には、制御回路74は、無線IC回路72に指示を出して、計測器9内のリーダ/ライタに向けて識別番号を示すRF信号を送信する。そして、制御回路74は、図12に示すフローの処理を終了させる。
以上より、図12に示すフローの処理において、スタートライン通過時であれば、計測器9は、スタートライン通過時の時刻と識別番号とを管理サーバ5に送信する。
上述した通り、市民マラソン等では多数の参加者が出場するため、全ての参加者は、同時にスタートラインに立てない。そこで、スタートライン通過時の時刻と、スタートの号砲がなった時刻との差分により、管理サーバ5では、スタートの号砲が鳴ってからスタートラインを通過するまでのタイムを参加者毎に計算して、データベース54aに記録することができる。
また、参加者が計測地点(5kmのラップ位置)を通過する度に、無線ICタグ7は、図12に示すフローの処理を行なうので、計測器9は、計測地点の通過時の時刻と識別番号とを管理サーバ5に送信する。これにより、管理サーバ5では、5km毎の通過時刻から、5kmの区間毎のラップタイムを参加者毎に計算して、データベース54aに記録することができる。
また、参加者がゴールラインを通過と、無線ICタグ7は、図12に示すフローの処理を行なうので、計測器9は、ゴールライン通過時の時刻と識別番号とを管理サーバ5に送信する。これにより、管理サーバ5では、グロスタイムやネットタイムを参加者毎に計算して、データベース54aに記録することができる。
<電子カメラ1と管理サーバ5との間のシーケンスの動作>
次に、管理システム100における電子カメラ1と管理サーバ5との間のシーケンスの一例を説明する。
次に、管理システム100における電子カメラ1と管理サーバ5との間のシーケンスの一例を説明する。
なお、管理サーバ5は、大会本部により電源がオンされて稼働していることとする。電子カメラ1側では、電源がオンされた後、図2に示す操作部17が、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくするマラソン撮影モードの指示入力を受け付けた場合、CPU27は、図13に示す電子カメラ1側のフローの処理を開始させる。ここで、説明を分かりやすくするため、本実施形態では、図1に示す参加者P1を撮影者P2との関係で説明する。つまり、管理システム100では、撮影者P2にとって、多数の参加者の中から参加者P1を撮影しやすくする手段を提供する。
先ず、管理サーバ5側の処理について説明する。管理サーバ5は、スタートの号砲に連動して、スタート時刻をデータベース54aに記録する。これにより、管理サーバ5は、図13に示す管理サーバ5側のシーケンスの処理を開始させる。ここで、シーケンスの処理には示していないが、サーバ用CPU57は、コースマップ等の送信要求の受付待ち状態に移行する。そして、サーバ用CPU57は、電子カメラ1側からのアクセスがあると、ステップS301の処理に移行する。
ステップS301:サーバ用CPU57は、コースマップ等の送信処理を行なう。具体的には、先ず、サーバ用CPU57の送信要求受付部57fは、電子カメラ1側からの送信要求を受け付ける。これにより、サーバ用CPU57の参加者情報送信部57gは、例えばコースマップ、スタート時刻の情報を電子カメラ1に送信する。そして、サーバ用CPU57は、ステップS302の処理に移行する。
ステップS302:サーバ用CPU57は、電子カメラ1側からの受信処理を行なう。具体的には、サーバ用CPU57の撮影者側位置情報受信部57bは、電子カメラ1から、通信I/F部51を介して撮影者P2の位置情報を受信する。また、送信要求受付部57fは、電子カメラ1から、通信I/F部51を介して、識別番号に基づく参加者P1の参加者情報の送信要求を受け付ける。そして、サーバ用CPU57は、ステップS303の処理に移行する。
ステップS303:サーバ用CPU57は、参加者情報の作成処理を行なう。具体的には、サーバ用CPU57は、参加者P1の携帯端末8に向けて、位置情報の送信要求を行なう。これにより、携帯端末8では、上述した図11に示すステップS101〜S103の処理を行なう。そして、サーバ用CPU57の参加者側位置情報受信部57aは、携帯端末8から、通信I/F部51を介して参加者P1の位置情報を受信する。
ここで、サーバ用CPU57の通過時間取得部57cがコース上の計測地点における参加者P1の通過タイムを、通信I/F部51を介して取得している場合、参加者情報作成部57dは、既に通過した計測地点の通過タイムと、参加者P1の位置情報とに基づいて、参加者P1の移動状況を示す参加者情報を作成する。
具体的には、参加者情報作成部57dは、データベース54aの図8(d)を参照し、撮影者P2の所持する電子カメラ1の識別情報に対応する現在位置(指定位置)の位置情報を読み出す。また、参加者情報作成部57dは、参加者P1の識別番号に基づいて、データベース54aの図8(b)、(c)を参照し、既に通過した計測地点の通過タイムと、参加者P1の位置情報を読み出す。そして、参加者情報作成部57dは、参加者P1の参加者情報として、撮影者P2の位置情報に基づくコース上の指定位置(撮影者P2の前方)を参加者P1が通過する予測タイムを算出する。
さらに、詳しく説明すると、参加者情報作成部57dは、例えば、計測地点の通過タイムを入力データとして、回帰分析(最小自乗法)により、例えば回帰直線を求めて、指定位置の予測タイムを算出する。なお、計測地点の通過タイムのサンプル数が少ない場合には、参加者情報作成部57dは、携帯端末8から送信されてくる位置情報に基づく通過タイムを入力データとして、さらに加えて回帰分析をすることにより、指定位置の予測タイムを算出しても良い。これにより、参加者情報作成部57dは、既に通過した計測地点の通過タイムのみのデータから算出する予測タイムより、精度の高い予測タイムを算出することができる。
記録処理部57eは、一旦、予測タイムをデータベース54aに記録する。そして、サーバ用CPU57は、ステップS304の処理に移行する。
ステップS304:サーバ用CPU57の参加者情報送信部57gは、参加者情報の送信処理を行なう。具体的には、参加者情報送信部57gは、参加者P1の参加者情報をデータベース54aから読み出して、参加者P1の予測タイムを、通信I/F部51を介して電子カメラ1に送信する。サーバ用CPU57は、図13に示す管理サーバ5側のシーケンスの処理を一旦終了させる。なお、サーバ用CPU57は、電子カメラ1から送信要求を受け付けると、再度ステップS302からステップS304の処理を繰り返すこととする。
次に、電子カメラ1側の処理について説明する。
ステップS401:CPU27は、コースマップ等の送信要求を行なう。例えば、操作部17又はタッチパネル19が、撮影者P2によりコースマップの表示の選択入力を受け付けた場合、CPU27は、通信I/F部51を介して、管理サーバ5に向けてコースマップ等の送信要求を行なう。また、参加者P1の識別番号、例えばゼッケン番号を撮影者P2が入力する。そして、CPU27は、ステップS402の処理に移行する。
ステップS402:CPU27は、コースマップ等の受信処理を行なう。具体的には、CPU27は、通信I/F部51を介して、コースマップをダウンロードしてフラッシュメモリ14に記録する。また、CPU27は、スタート時刻の情報も受信する。そして、CPU27は、ステップS403の処理に移行する。
ステップS403:CPU27は、表示処理を行なう。具体的には、CPU27は、フラッシュメモリ14からコースマップを読み出して、表示モニタ16に表示させる。
図14は、コースマップの表示例を示す図である。CPU27は、スタート時刻も表示モニタ16に表示させても良い。そして、CPU27は、ステップS403の処理に移行する。
なお、ステップS401の処理において、操作部17が撮影者P2により参加者P1のゼッケン番号の入力を受け付けると、CPU27は、コースマップ、参加者P1の現在の移動状況を示す参加者情報の送信要求をする。これにより、CPU27は、参加者情報を受信し(ステップS402)、CPU27は、コースマップに加えて、参加者P1の現在の移動状況を表示モニタ16に表示させる。
図15は、コースマップ及び参加者P1の現在の移動状況の表示例を示す図である。
ステップS404:CPU27は、位置情報及び参加者情報の送信要求を行なう。具体的には、CPU27の位置情報送信部27bは、管理サーバ5に向けて、撮影者P2の位置情報を通信I/F部20を介して送信する。また、CPU27の参加者情報要求部27cは、参加者P1の参加者情報(例えば、ラップタイム)を、通信I/F部20を介して管理サーバ5に送信要求する。
図16は、コース上の指定位置を指定する手段の一例を示す図である。図16(a)では、タッチパネル19が、撮影者P2の指Fによりコース上の指定位置の選択入力を受け付けた状態を模式的に表している。撮影者P2の指Fがタッチパネル19から離れると、CPU27は、表示モニタ16にスタート位置から指定位置までの距離を表示モニタ16に表示させる。図16(b)では、スタート位置から指定位置までの距離の表示の一例を示している。
なお、撮影者P2は、参加者P1を撮影するため、指定位置の近くにいることとする。そのため、撮影者P2の現在位置と指定位置とは、GPS衛星2からの位置情報としてほぼ同じ位置とする。
したがって、位置情報送信部27bは、管理サーバ5に向けて、撮影者P2の位置情報を例えば17.3km地点の位置情報として送信する。そして、CPU27は、ステップS405の処理に移行する。
ステップS405:CPU27の参加者情報受信部27dは、参加者情報の受信処理を行なう。具体的には、参加者情報受信部27dは、予測タイムを、管理サーバ5から通信I/F部20を介して受信する。
ステップS406:CPU27は、表示処理を行なう。具体的には、CPU27は、ゼッケン番号に基づく参加者P1の現在位置と、撮影者P2の前を通過する予測タイムに基づく通過予想時刻とを表示モニタ16に表示させる。なお、CPU27は、通過予想時刻に代えて予測タイムを表示モニタ16に表示させても良い。或いは、CPU27は、予測タイムと通過予想時刻とを表示モニタ16に表示させても良い。ここで、CPU27は、計時機能に基づいて、予測タイムから通過予想時刻を算出する。通過予想時刻を表示させるのは、撮影者P2が予測タイムよりも直感的に分かりやすいからである。
図17は、参加者P1の現在位置と通過予想時刻との表示例を示す図である。撮影者P2は、表示モニタ16を見ることで、視覚的に通過予想時刻等を知ることができる。そして、CPU27は、ステップS407の処理に移行する。
ステップS407:CPU27の報知制御部27eは、報知処理を行なう。具体的には、報知制御部27eは、参加者P1が撮影者P2に近づいて来ることをスピーカ24や報知発光部26に報知させる。この際、報知制御部27eは、通過予想時刻に基づいて参加者P1が撮影者P2に近づいて来るに従って、報知発光部26における光を点灯する周期を段階的に短くする。或いは、報知制御部27eは、通過予想時刻に基づいて参加者P1が撮影者P2に近づいて来るに従って、スピーカ24の音のレベルを段階的に上げる。
或いは、報知制御部27eは、ファインダ112を利用した報知処理を行なっても良い。
図18は、ファインダ112を利用した報知処理の一例を示す図である。図18において、報知制御部27eは、ファインダ112内の液晶表示により、例えば、擬似的にLED112aを表示させて、そのLED112aを点滅させるようにしても良い。これにより、撮影者P2は、ファインダ112内を覗きながら、参加者P1が近づいて来ることを認識できる。
なお、撮影者P2が参加者P1を被写体として撮影した場合、CPU27は、撮影画像をExif(Exchangeable Image File Format)形式の画像ファイルとして記録媒体M1に記録する。この際、CPU27は、ヘッダファイルに記録される撮影日時やGPS情報等から、撮影したときの通過タイムや距離情報(スタート位置から指定位置までの距離)等を算出し、これらの情報を関連付けた別ファイル内に記録しても良い。
以上、市民マラソン等、多数の参加者が出場する競技大会の場合、電子カメラ1の報知制御部27eは、撮影者に対して、特定の参加者が近づいて来ることを報知することができる。つまり、撮影者は、特定の参加者の位置が把握できるので、見逃しにくくなる。また、コースの沿道に大勢の人がいても、撮影者は、例えば報知発光部26の点滅状態で特定の参加者までのおよその距離を判断できる。そのため、撮影者は、特定の参加者を被写体として見つけやすくなる。
したがって、本実施形態の管理システム100では、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくする手段を提供できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と第2実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
次に、第2実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と第2実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
第2実施形態の管理システム100では、撮影者P2側の電子カメラ1が位置情報を管理サーバ5に送信しなくても良い点を特徴とする。
そこで、第2実施形態の電子カメラ1の構成では、第1実施形態で採用した制御プログラムAに代えて、図5に示す制御プログラムBを採用する。つまり、第2実施形態の電子カメラ1では、制御プログラムAと制御プログラムBとを比較して、位置情報送信部27bが不要となる。
具体的には、第2実施形態では、図5に示す制御プログラムBがCPU27に読み込まれる。そして、CPU27は、制御プログラムBを実行することによって、位置情報取得部27aと、参加者情報要求部27cと、参加者情報受信部27dと、報知制御部27eとして機能する。
また、第2実施形態の管理サーバ5の構成では、第1実施形態で採用したサーバ用制御プログラムAに代えて、図7に示すサーバ用制御プログラムBを採用する。つまり、第2実施形態の管理サーバ5の構成では、撮影者P2の位置情報、計測地点の通過タイムを必要としない。そのため、第2実施形態では、サーバ用制御プログラムAとサーバ用制御プログラムBとを比較して、撮影者側位置情報受信部57bと、通過時間取得部57cとが不要となる。
具体的には、第2実施形態では、フラッシュメモリ52にインストールされたサーバ用制御プログラムBがサーバ用CPU57に読み込まれる。そして、サーバ用CPU57は、サーバ用制御プログラムBを実行することによって、参加者側位置情報受信部57aと、参加者情報作成部57dと、記録処理部57eと、送信要求受付部57fと、参加者情報送信部57gとして機能する。なお、第2実施形態では、データベース54aにおいて、図8(d)の表を使用しない。
次に、第2実施形態の管理システム100の動作について説明する。第1実施形態の管理システム100と異なるのは、図13に示す電子カメラ1側のステップS404のフローの処理において、参加者情報(参加者P1の位置情報)の送信要求のみを行なう点である。すなわち、第2実施形態では、電子カメラ1側からは、撮影者P2の位置情報を管理サーバ5に送信しない代わりに、管理サーバ5から参加者P1の位置情報を受信する。
そして、報知制御部27eは、管理サーバ5から送信されてくる参加者P1の位置情報を表示モニタ16に表示させる。報知制御部27eは、例えば、図17において、通過予想時刻を表示させないようにする。
つまり、電子カメラ1側では、位置情報取得部27aが撮影者P2側の位置情報を取得することができるため、撮影者P2は、表示モニタ16上で、参加者P1と撮影者P2との位置情報から、両者がコース上でどのくらい離れているか知ることができる。そのため、報知制御部27eは、参加者P1と撮影者P2との位置情報とに基づいて、例えば、参加者P1が撮影者P2に近づいて来ることをスピーカ24や報知発光部26に報知させることができる。
以上、第2実施形態では、電子カメラ1側から位置情報の送信を必要とせず、撮影者P2は、上記の両者(参加者P1、撮影者P2)がコース上でどのくらい離れているかを知ることができる。そして、参加者P1が撮影者P2に近づいて来ると、電子カメラ1の報知制御部27eが報知するため、撮影者P2は、参加者P1を被写体として見つけやすくなる。これにより、撮影者P2は、多数の参加者の中から特定の参加者を撮影しやすくなる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、上記の実施形態と第3実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
次に、第3実施形態について説明する。なお、上記の実施形態と第3実施形態とでは、同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略し、相違点を主に説明する。
第3実施形態の管理システム100では、参加者P1が撮影者P2に近づいて来ると、電子カメラ1では、スルー画像を解析して、複数の参加者の中から参加者P1を発見して、撮影者P2に報知する手段を提供する。
第3実施形態の管理システム100において、電子カメラ1では、第1実施形態で採用した制御プログラムAに、さらに図5に示す制御プログラムCを追加して採用する。この場合、管理サーバ5では、第1実施形態で採用したサーバ用制御プログラムAを採用する。
或いは、電子カメラ1では、第2実施形態で採用した制御プログラムBに、さらに図5に示す制御プログラムCを追加して採用しても良い。この場合、管理サーバ5では、第2実施形態で採用したサーバ用制御プログラムBを採用する。
電子カメラ1では、予め、特定の参加者(例えば参加者P1)の顔の画像をフラッシュメモリ14に記憶しておくことを前提条件とする。
ここで、第3実施形態では、例えば、図5に示す制御プログラムA及び制御プログラムCがCPU27に読み込まれる。そして、CPU27は、制御プログラムA及び制御プログラムCを実行することによって、位置情報取得部27aと、位置情報送信部27bと、参加者情報要求部27cと、参加者情報受信部27dと、報知制御部27eと、画像認識部27fして機能する。或いは、CPU27は、制御プログラムB及び制御プログラムCを実行することによって、位置情報取得部27aと、参加者情報要求部27cと、参加者情報受信部27dと、報知制御部27eと、画像認識部27fして機能させても良い。
ここで、画像認識部27fは、スルー画像を解析して顔を認識する。具体的には、画像認識部27fは、スルー画像の画像データをRAM13から読み出して、その画像データから被写体として人物の顔の領域(顔画像)を抽出する。この場合、人物の顔の領域の抽出は、公知の顔抽出処理により行なうことができる。より詳しくは、画像認識部27fは、スルー画像の画像データから顔の領域を肌色等の輝度信号に基づいて抽出し、顔画像を認識する。
図19は、第3実施形態の処理の流れを示す図である。図19(a)、(b)は、画像認識部27fによる顔認識処理を表している。ここで、画像認識部27fは、上述した通り、スルー画像を解析する。図19(a)では、画像認識部27fが、枠W1〜W4で囲む領域を顔として認識したことを表している。図19(b)では、画像認識部27fの認識結果により、W3で囲む領域の顔が参加者P1であることを認識したことを表している。つまり、画像認識部27fは、抽出した顔画像に基づいて、フラッシュメモリ14に記憶されている顔の画像を照合し、登録画像であるか否かを判定する。そして、画像認識部27fは、登録画像以外は、不要な顔であると認識する。図19(b)では、説明を分かりやすくするため、登録画像以外の枠W1、W2及びW4に×印を付けている。
報知制御部27eは、照合結果に基づいて、一致した顔について目印表示の一例として枠W3を表示モニタ16に表示させる(図19(c)参照)。
そして、報知制御部27eは、参加者P1が近づいて来ることを例えば報知発光部26に報知させる。
以上より、第3実施形態において、電子カメラ1は、スルー画像を解析して複数の参加者の中から参加者P1を発見して撮影者P2に報知することができる。
なお、電子カメラ1は、登録画像の被写体に対してオートフォーカス等の処理を行なっても良い。これにより、撮影者P2は、レリーズ釦18を押すだけで、焦点距離等の撮影条件の設定をせずに写真撮影を行なうことができる。
なお、画像認識部27fは顔認識処理によって参加者P1を認識したが、画像データからゼッケン番号を抽出するようにしても良い。この場合、予め撮影者P2が参加者P1のゼッケン番号を登録しておき、照合結果に基づいて、報知制御部27eは、一致したゼッケン番号について枠W3を表示モニタ16に表示させる。
(実施形態の補足事項)
(1)上記の実施形態では、本発明の適用可能な撮影装置として、一眼レフレックスタイプの電子カメラを例示したが、この方式の電子カメラに限られない。本発明の適用可能な撮影装置は、例えば、レンズ一体型の電子カメラやクイックリターンミラー101のないレンズ交換式の電子カメラが含まれる。また、本発明の適用可能な撮影装置は、カメラ機能を備えた携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)も含まれる。また、電子カメラ機能を備えた携帯電話機の場合、管理サーバ5との通信は、携帯電話の基地局4を介してインターネット網3に接続する構成とすれば良い。
(1)上記の実施形態では、本発明の適用可能な撮影装置として、一眼レフレックスタイプの電子カメラを例示したが、この方式の電子カメラに限られない。本発明の適用可能な撮影装置は、例えば、レンズ一体型の電子カメラやクイックリターンミラー101のないレンズ交換式の電子カメラが含まれる。また、本発明の適用可能な撮影装置は、カメラ機能を備えた携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)も含まれる。また、電子カメラ機能を備えた携帯電話機の場合、管理サーバ5との通信は、携帯電話の基地局4を介してインターネット網3に接続する構成とすれば良い。
(2)上記の実施形態では、報知制御部27eは、例えば、参加者P1が撮影者P2に近づいて来るに従って、スピーカ24の音のレベルを段階的に上げたり、報知発光部26の点滅を早めたりする等の処理を行なった。
ここで、報知制御部27eは、レンズ鏡筒に設けられる操作環の操作に応じて、報知内容を変更しても良い。
図20は、撮影レンズユニット(レンズ鏡筒)U1の側面図を示す図である。レンズ鏡筒U1は、図1に示すカメラ本体10に交換可能に装着される。図20(a)は、撮影レンズユニットU1のワイド状態を示す図である。図20(b)は、撮影レンズユニットU1のテレ状態を示す図である。撮影レンズユニットU1は、直進筒U11、ズーム操作環U12及び固定筒U13を有する。直進筒U11は、光軸に沿って前後に進退する。また、ズーム操作環U12は、ズームレンズ群を移動して焦点距離を変更するときに操作され、直進筒U11を前後に進退させる。具体的には、例えば撮影者P2によってズーム操作環U12が回転操作されると、直進筒U11は、光軸に沿って移動する。
ここで、ワイド状態の場合、テレ状態に比べて遠くの被写体を撮影できるため、報知制御部27eは、テレ状態に比べてより早く、例えばスピーカ24による報知処理を開始しても良い。これにより、撮影者P2は、遠くから近づいて来る参加者P1を撮影しやすくなる。
なお、図20では、ズームレンズ群を移動して焦点距離を変更するときに操作されるズーム操作環U12を例示したが、報知制御部27eは、フォーカスレンズ群を移動して合焦動作をするときに操作されるフォーカス操作環の操作に応じて、報知内容を変更しても良い。
また、報知制御部27eは、撮影光学系U2に用いられる交換レンズに応じて、報知内容を変更しても良い。具体的には、望遠レンズ(例えば焦点距離が70−300mm)を用いた場合、標準レンズ(例えば焦点距離が18−55mm)よりも、遠くの被写体を撮影できるため、報知制御部27eは、標準レンズを用いた場合に比べてより早く、例えばスピーカ24による報知処理を開始しても良い。
また、報知制御部27eは、図4に示す焦点距離検出部109が検出した焦点距離に応じて、例えば、スピーカ24や報知発光部26の報知内容を変更しても良い。これにより、焦点距離が例えば所定の距離より遠方の被写体の場合、報知制御部27eは、その分、より早く、例えばスピーカ24や報知発光部26による報知処理を行なうことができる。
(3)上記の実施形態では、マラソンコースにおいて同じ道で往路と復路とが設定されている場合に、以下の問題が発生することが起こり得る。そこで、この問題及び解決策について説明する。
図16において、表示モニタ16に表示されているコースマップの指定位置を撮影者P2が指Fでタッチした際、指Fがコースマップ上で往路と復路とを同時にタッチしてしまうという問題が起こり得る。この場合、CPU27は、例えば、コースマップを拡大表示させて、往路と復路との何れかをタッチパネル操作により選択させる。これにより、撮影者P2が往路と復路とを同時に指Fでタッチした場合でも、CPU27は、コースマップを拡大表示により、往路と復路との何れかを撮影者P2に選択させることができる。
或いは、参加者P1が指定位置に対して往路をまだ通過していない場合には、CPU27は、表示モニタ16にスタート位置から往路の位置までの距離を表示モニタ16に表示させても良い。一方、参加者P1が指定位置に対して往路を既に通過している場合には、CPU27は、表示モニタ16にスタート位置から復路の位置までの距離を表示モニタ16に表示させても良い。これにより、撮影者P2は、往路側の沿道で撮影するべきか、復路側の沿道で撮影するべきかの指針が得られる。
(4)上記の実施形態では、撮影者P2は、参加者P1を撮影するため、指定位置の近くにいることとした。そのため、撮影者P2の現在位置と指定位置とは、GPS衛星2からの位置情報としてほぼ同じ位置とした。ここで、上記実施形態では、撮影者P2の現在位置と指定位置とが異なっても良い。例えば、撮影者P2が15km付近にいた場合、その撮影者P2が、例えば指定位置(撮影ポイント)として25kmの位置をタッチパネル操作で選択しても良い。撮影者P2の現在位置と指定位置とが異なる場合、CPU27は、指定位置を優先する。
つまり、撮影者P2が撮影したい指定位置を指定した場合、CPU27は、その指定位置を参加者P1が通過する通過予想時刻を表示モニタ16に表示させる。これにより、撮影者P2は、次の指定位置(撮影ポイント)に移動可能か否かを判断することができる。
(5)上記の実施形態では、簡単のため、マラソンコースの高低差については、特に言及しなかった。ここで、5km毎のラップタイムの平均タイムから予測タイムを計算すると、高低差がある場合、実際の場合と誤差が生じる可能性がある。そこで、管理サーバ5の参加者情報作成部57dは、高低差を考慮して平均タイムに重み付け等をすることにより、より精度の高い予測タイムを算出しても良い。
図21は、高低差を考慮した場合の報知処理の一例を示す図である。図21において、CPU27は、表示モニタ16に高低差を考慮した場合の参加者P1と撮影者P2との位置関係を時間経過に応じて表示させる。ここで、表示モニタ16に表示される表において、横軸はマラソンコースの距離、縦軸は標高を表している。図中、Sは、スタート地点を表しており、Gは、ゴール地点を表している。また、撮影者P2は、高低差を視覚的に理解しつつ参加者P1が近づいて来ることを認識できる。
さらに、CPU27は、通過予想時刻を表示させても良い。この通過予想時刻は、高低差が考慮されているので、報知制御部27e、より正確に参加者P1が近づいて来ることを報知することが可能となる。
(6)従来、計測地点のラップタイムから予測タイムを計算すると、最初の5kmまでは、予測タイムが算出するのが困難であり、また、最初の10kmまでの場合には、5kmの計測地点までのラップタイムに基づいて、予測タイムを算出することになる。そのため、誤差が大きくなるおそれがある。本実施形態では、上述した通り、管理サーバ5が携帯端末8に現在位置の位置情報の送信要求をする毎に、位置情報を携帯端末8から受信してその位置の通過タイムを算出しても良いので、管理サーバ5の参加者情報作成部57dは、精度良く、指定位置の予測タイムを算出することができる。
(7)上記の実施形態では、撮影者P2の所持する電子カメラ1に報知手段を備えた。ここで、本実施形態では、電子カメラ1の報知手段に加え、例えば、参加者P1が撮影者P2に近づいて来ると、管理サーバ5から指示を出すことにより、参加者P1の携帯端末8の音声出力部87からアラーム音を発するようにしても良い。これにより、参加者P1も撮影者P2に近づいて来ていることを知ることができる。
1・・・電子カメラ、5・・・管理サーバ、27a・・・位置情報取得部、27b・・・位置情報送信部、27c・・・参加者情報要求部、27d・・・参加者情報受信部、27e・・・報知制御部、27f・・・画像認識部、27g・・・表示制御部、57a・・・参加者側位置情報受信部、57b・・・撮影者側位置情報受信部、57c・・・通過時間取得部、57d・・・参加者情報作成部、57e・・・記録処理部、57f・・・送信要求受付部、57g・・・参加者情報送信部、100・・・管理システム
Claims (16)
- 撮影光学系からの被写体光を光電変換して画像を生成する撮像素子と、
撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得する位置情報取得部と、
外部機器と通信を行なう通信部と、
予め定められたコースを移動する競技の参加者の現在位置を示す参加者側位置情報に基づいて作成された当該参加者の移動状況を示す参加者情報を、前記参加者を識別する識別子に応じて前記参加者情報を提供するサーバ装置に向けて、前記識別子に基づく特定の参加者の前記参加者情報を前記通信部を介して送信要求する参加者情報要求部と、
前記参加者情報要求部によって送信要求された特定の前記参加者の前記参加者情報を前記サーバ装置から前記通信部を介して受信する参加者情報受信部と、
特定の前記参加者の前記参加者情報と前記撮影者側位置情報とに基づいて、特定の前記参加者が前記撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる報知制御部と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 撮影光学系からの被写体光を光電変換して画像を生成する撮像素子と、
撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得する位置情報取得部と、
外部機器と通信を行なう通信部と、
前記撮影者側位置情報を、予め定められたコースを移動する競技の参加者の移動状況を示す参加者情報を当該参加者を識別する識別子に応じて提供するサーバ装置に向けて、前記通信部を介して送信する位置情報送信部と、
前記識別子で識別された特定の前記参加者の前記参加者情報を、前記通信部を介して前記サーバ装置に送信要求する参加者情報要求部と、
前記撮影者側位置情報を前記移動状況に関連付けた特定の前記参加者の前記参加者情報を、前記サーバ装置から前記通信部を介して受信する参加者情報受信部と、
特定の前記参加者の前記参加者情報に基づいて、特定の前記参加者が前記撮影者に近づいて来ることを報知部に報知させる報知制御部と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 請求項2に記載の撮影装置において、
特定の前記参加者の前記参加者情報は、前記撮影者側位置情報に基づく前記コース上の指定位置を、特定の前記参加者が通過する予測タイムであって、
前記報知制御部は、前記予測タイムと現在時刻とに基づいて、特定の前記参加者が前記撮影者に近づいて来ることを前記報知部に報知させることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の撮影装置において、
前記報知部は、音を出力するスピーカであって、
前記報知制御部は、特定の前記参加者が前記撮影者に近づいて来るに従って、前記スピーカの前記音のレベルを段階的に上げることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の撮影装置において、
前記報知部は、光を発光する報知発光部であって、
前記報知制御部は、特定の前記参加者が前記撮影者に近づいて来るに従って、前記報知発光部の前記光を発光する周期を段階的に短くすることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の撮影装置において、
光電変換された前記画像を表示する表示部をさらに備え、
前記報知部は、前記画像を表示する表示部であって、
前記報知制御部は、特定の前記参加者の前記参加者情報を前記表示部に表示させることを特徴とする撮影装置。 - 請求項6に記載の撮影装置において、
前記参加者を識別する参加者画像を予め記憶するメモリと、
前記参加者を認識する画像認識部とをさらに備え、
前記画像認識部は、前記撮像素子が生成する構図確認用の動画像から参加者を認識して、前記メモリに記憶されている前記参加者画像を照合し、
前記報知制御部は、照合結果に基づいて、一致した参加者について目印表示を前記表示部にさせることを特徴とする撮影装置。 - 請求項7に記載の撮影装置において、
前記参加者画像は、前記参加者の顔の画像であることを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の撮影装置において、
前記撮影装置は、前記撮影光学系を保持するレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒に接続可能なカメラボディとを有し、
前記報知制御部は、前記レンズ鏡筒に設けられる操作環の操作に応じて、前記報知部の報知内容を変更することを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の撮影装置において、
焦点距離を検出する焦点距離検出部をさらに備え、
前記報知制御部は、前記焦点距離に応じて、前記報知部の報知内容を変更することを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の撮影装置において、
前記報知制御部は、前記撮影光学系に用いられる交換レンズの種類に応じて、前記報知部の報知内容を変更することを特徴とする撮影装置。 - 外部機器と通信を行なうサーバ側通信部と、
予め定められたコースを移動する競技の参加者が携帯している、当該参加者の現在位置を示す参加者側位置情報を取得して前記外部機器に送信する携帯端末から、前記サーバ側通信部を介して前記参加者側位置情報を受信する参加者側位置情報受信部と、
前記参加者側位置情報に基づいて、前記参加者の移動状況を示す参加者情報を作成する参加者情報作成部と、
前記参加者を識別する識別子毎に前記参加者情報をデータベースに記録する記録処理部と、
通信機能を有する撮影装置から、前記サーバ側通信部を介して、前記識別子に基づく特定の参加者の前記参加者情報の送信要求を受け付ける送信要求受付部と、
前記送信要求受付部が前記送信要求を受け付けた場合、特定の前記参加者の前記参加者情報を前記データベースから読み出して、該参加者情報を前記サーバ側通信部を介して前記撮影装置に送信する参加者情報送信部と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 外部機器と通信を行なうサーバ側通信部と、
予め定められたコースを移動する競技の参加者が携帯している、当該参加者の現在位置を示す参加者側位置情報を取得して外部機器に送信する携帯端末から、前記サーバ側通信部を介して前記参加者側位置情報を受信する参加者側位置情報受信部と、
撮影者の現在位置を示す撮影者側位置情報を取得して外部機器に送信する通信機能を有する撮影装置から、前記サーバ側通信部を介して前記撮影者側位置情報を受信する撮影者側位置情報受信部と、
前記参加者が装着している、当該参加者を識別する識別子を介して計測された前記コース上の計測地点を通過する時間を、前記サーバ側通信部を介して取得する通過時間取得部と、
前記参加者側位置情報と通過時間とに基づいて、前記参加者の移動状況を示す参加者情報を作成する参加者情報作成部と、
前記参加者を識別する前記識別子毎に前記参加者情報をデータベースに記録する記録処理部と、
前記撮影装置から、前記サーバ側通信部を介して、前記識別子に基づく特定の参加者の前記参加者情報の送信要求を受け付ける送信要求受付部と、
前記送信要求受付部が前記送信要求を受け付けた場合、特定の前記参加者の前記参加者情報を前記データベースから読み出して、前記撮影者側位置情報を前記移動状況に関連付けた特定の前記参加者の前記参加者情報を、前記サーバ側通信部を介して前記撮影装置に送信する参加者情報送信部と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 請求項13のサーバ装置において、
前記参加者情報作成部は、特定の前記参加者の前記参加者情報として、前記撮影者側位置情報に基づく前記コース上の指定位置を特定の前記参加者が通過する予測時間を、特定の前記参加者の前記参加者側位置情報及び前記通過時間と、前記撮影者側位置情報とに基づいて作成することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1に記載の撮影装置と、
請求項12に記載のサーバ装置と、
を備えることを特徴とする管理システム。 - 請求項2に記載の撮影装置と、
請求項13又は請求項14に記載のサーバ装置と、
を備えることを特徴とする管理システム。
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