JP2013168346A - 補助光源ユニット及び光学素子 - Google Patents

補助光源ユニット及び光学素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2013168346A
JP2013168346A JP2012068052A JP2012068052A JP2013168346A JP 2013168346 A JP2013168346 A JP 2013168346A JP 2012068052 A JP2012068052 A JP 2012068052A JP 2012068052 A JP2012068052 A JP 2012068052A JP 2013168346 A JP2013168346 A JP 2013168346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
optical element
optical axis
light
source unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012068052A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Kobayashi
大介 小林
Yuki Naoi
由紀 直井
Yuki Ono
雄樹 小野
Masafumi Hashimoto
雅文 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012068052A priority Critical patent/JP2013168346A/ja
Publication of JP2013168346A publication Critical patent/JP2013168346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • G02B3/08Simple or compound lenses with non-spherical faces with discontinuous faces, e.g. Fresnel lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • G02B19/0061Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a LED
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
    • G03B15/05Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B2215/05Combinations of cameras with electronic flash units
    • G03B2215/0564Combinations of cameras with electronic flash units characterised by the type of light source
    • G03B2215/0567Solid-state light source, e.g. LED, laser
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B2215/05Combinations of cameras with electronic flash units
    • G03B2215/0589Diffusors, filters or refraction means
    • G03B2215/0592Diffusors, filters or refraction means installed in front of light emitter

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

【課題】小型を保ちつつ、十分な光量を確保し、製造が容易で低コストである光学素子及び補助光源ユニットを提供する。
【解決手段】LED光源12の発光面(上面12a)の対角長さをS(mm)、LED光源12の発光面から光学素子13の光出射面の最遠方(ここでは部分輪帯RPx、RPyの最先端までの)距離をT(mm)、光透過部13bの最大径をL1(mm)とし、光学素子を、光学素子の光軸OAを法線とする仮想平面に投影した場合において、前記仮想平面に円を描く際、円周が部分輪帯から成る扇部と境界部のみを通過する円の直径の内、最も大きい長さをL2(mm)としたときに、下記の条件式を満たす。1.5<L2/S<4.0(1)S/3<T<2S(2)0.1<L1・T/S<1.05(3)ただし、T=T1+T2T1:LED光源12の発光面から光学素子13の入射面までの厚み(mm)T2:光学素子13の光軸方向の厚み(mm)
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像用の補助光を発光できる補助光源ユニット及び光学素子に関する。
例えば携帯端末等に搭載のカメラを用いて撮像する場合、輝度が低い被写体を撮影するときにも高画質の画像を得るため、補助光(フラッシュ)を発光させたいというニーズがある。しかるに、一般的な携帯端末では搭載スペースが少ないため、補助光源からの光を導く光学系をなるべく小型化したいという要求がある。また、省エネのためにはLED光源を使用したいという要求もあるが、LEDは従来のフラッシュ等に用いられていたXe管に比べ光量が少なく、またランバーシャン型の配光特性を有するため、必要な照度を得るためには、なんらかの工夫が必要である。
ここで、特許文献1には主にLED光源から出射した光を、補助光に適した特性に変換するための光学素子が開示されている。かかる光学素子の入射面と出射面の少なくとも一方には、溝状の微細構造が設けられており、これにより出射光をコントロールするようになっている。
米国特許公開番号第2011/32712号明細書
しかるに、特許文献1の技術によれば、光学素子への入射角全域で光利用効率を確保するためには、光学素子の両面に溝状構造を付加することとされているが、これは製造上難しく、コスト増につながるという問題がある。一方、光学素子の入射面もしくは出射面のみに溝状構造を配置した場合、光線のコントロールが不十分となり、十分な光量が得られないという問題もある。
尚、上述したように製造上の観点から、溝状構造は、光学素子の片面のみに配置することが望ましいのであるが、特許文献1の図6によれば、片面のみに構造を付ける場合、入射側よりも出射側に溝状構造を付けたほうが、光の利用効率が高くなるとされている。しかしながら、出射側に溝状構造をつけた場合であっても、特許文献1の図6に従う限り、入射角40度以上で光の利用効率が低くなるので使い勝手が悪くなる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、撮像用の補助光として適した配光を有する補助光源ユニット用の光学素子であって、小型を保ちつつ、十分な光量を確保し、製造が容易で低コストである光学素子及びそれを用いた補助光源ユニットを提供することを目的とする。
尚、本明細書において、以下の式を満たす場合、十分な小型化がなされているものとする。
L2/S<4.0 (5)
但し、
S:LED光源の発光面の最長長さをS(mm)
L2は、光学素子を光学素子の光軸を法線とする仮想平面に投影した場合において、前記仮想平面に円を描く際、円周が部分輪帯から成る扇部と境界部のみを通過する円の直径の内、最も大きい長さと定義する。単位はmmである。
請求項1に記載の補助光源ユニットは、LED光源と、前記LED光源の光出射側に設けられた光学素子とを有し、
前記光学素子の光出射側には、前記LED光源の中央部に対応して設けられた平面又は曲面の光透過部と、前記光透過部の周辺を取り囲む輪帯部とが設けられており、
前記輪帯部は、周方向に4つに分割されており、前記光透過部を挟んで対向する第1の一対の扇部と、前記第1の一対の扇部に挟まれた第2の一対の扇部とを有し、
前記第1の一対の扇部は、光軸側面と光軸外側面とを備えた複数の第1部分輪帯を有し、
前記第2の一対の扇部は、光軸側面と光軸外側面とを備えた複数の第2部分輪帯を有し、
光軸に対する前記第1部分輪帯の光軸外側面の傾き角と、光軸に対する前記第2部分輪帯の光軸外側面の傾き角は、少なくとも一部で異なっており、
前記LED光源の発光面の最長長さをS(mm)、前記LED光源の発光面から前記光学素子の光出射面の最遠方距離をT(mm)、前記光透過部の最大径をL1(mm)、前記光学素子を、前記光学素子の光軸を法線とする仮想平面に投影した場合において、前記仮想平面に円を描く際、円周が部分輪帯から成る扇部(隣接する前記扇部の境界に境界部が存在するときは前記扇部と前記境界部)のみを通過する円の直径の内、最も大きい長さをL2(mm)としたときに、下記の条件式を満たすことを特徴とする。
1.5<L2/S<4.0 (1)
S/3<T<2S (2)
0.1<L1・T/S<1.05 (3)
ただし、T=T1+T2
T1:LED光源12の発光面から光学素子13の入射面までの厚み(mm)
T2:光学素子13の光軸方向の厚み(mm)
本発明の補助光源ユニットは例えば携帯端末などに搭載され、携帯端末のカメラ機能によって被写体を撮像する際に補助光を照射するために用いられる。本発明によれば、前記LED光源の中央付近から出射した光線のうち、光軸近傍方向に出射し前記光学素子の光透過部を通過した光線は、光透過部が平面の場合はそのまま進行し、曲面の場合は該曲面に応じて屈折されて進行し、一方、前記LED光源の周辺部から出射した光線、およびLED光源の中央付近から出射した光線のうち光軸方向からはずれた方向に出射した光線は、前記光学素子の輪帯部を通過することで屈折され、主に中央の被写体の周囲を効果的に照明するために用いられる。このとき、光軸に対する前記第1部分輪帯の光軸外側面の傾き角と、光軸に対する前記第2部分輪帯の光軸外側面の傾き角を、少なくとも一部で異ならせることで、例えば被写界に対して垂直方向より水平方向に広い範囲で振り分けるようにして光線を出射するなど、前記補助光源ユニットから出射される光線の出射角を効果的に調整することが出来、且つ部分輪帯を用いることで前記光学素子を小型化・低背化できる。特に、前記LED光源から前記光学素子に入射する光線の角度分布や位置分布に応じて、前記輪帯部の部分輪帯を配置することで、前記光学素子から出射する光の出射角度を効果的に制御出来る。但し、輪帯の中心は必ずしも光軸上にある必要はない。
更に、式(1)を満たす範囲内で、式(2)の値が下限を上回れば、前記LED光源から前記光学素子を離すことが出来、前記輪帯部の特定の位置に入射する光線の入射方向のバラツキが少なくなり、光線の出射方向の制御が行いやすくなる。一方、式(2)の値が上限を下回れば、ランバーシャン型などの配光を持つ前記LED光源から出射される光線を、前記光学素子で効率的に取り込むことが出来、これにより前記輪帯部に入射する光量を確保でき、高効率の光学系を実現出来る。
更に、本発明では前記輪帯部での屈折効果により、前記光学素子に入射した光線の出射方向を制御しているので、前記輪帯部の特定の位置に入射する光線の入射方向のバラツキが少ないほうが、光線の出射方向の制御が行いやすいという実情がある。しかしながら、LED光源のようなランバーシャン型の配光を持つ光源では、光源の直上で光学素子への入射光の角度分布が広くなるため、前記輪帯部による制御が効果的でないばかりか、前記輪帯部の全反射によって、前記光学素子に入射した光線が前記光源側に戻ってしまうなどの恐れもある。これに対し本発明では、式(3)の条件を加えている。
より具体的には、式(3)の値が下限を上回れば、前記LED光源の直上の一定範囲に前記光透過部が設けることができ、前記輪帯部を離すことで全反射等により光線が上手く制御出来ないという問題を回避することができる。又、前記光学素子を成形する金型の加工量が減らせるという利点もある。一方、式(3)の値が上限を下回れば、前記輪帯部を十分広く設ける事が出来るから、前記LED光源から出射される光線を効果的に制御することが出来る。さらに式(1)、(3)を有することで平面又は曲面の光透過部が適切な大きさにすることができ、これにより不必要に輪帯部を加工する必要がなくなり加工工数減によるコストダウンも期待できる。
請求項2に記載の補助光源ユニットは、請求項1に記載の発明において、以下の式を満たすことを特徴とする。
T2/T<0.5 (4)
式(4)を満たすことで、前記LED光源から出射して前記光学素子に入射する光線の多くが、前記光学素子の光軸に対して傾いて進行するようになるので、これにより空気層を通過する光路長を長く確保することができ、前記光学素子の厚みを抑えることが出来る。
請求項3に記載の補助光源ユニットは、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯の境界である境界部には、山状隆起構造が設けられていることを特徴とする。
一般的に、撮像素子の有効画素領域は矩形状であるため、補助光で照射したい範囲は、被写体領域では矩形領域となる。すなわち、被写体領域である矩形領域の四隅(対角方向)まで或る程度の光量の補助光を到達させることが重要になる。本発明によれば、前記山状隆起構造を設けることで、前記LED光源から出射した光線のうち前記山状隆起構造を通過した光線が、輪帯部で大きく屈折されることなく矩形領域の四隅に向かうようにできるので、矩形領域の対角方向端部での照度が中央部に比べ過度に低下することを防ぐことが出来る。又、前記光学素子を金型により成形する場合、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯の境界部において金型加工が容易となり、製造コストを下げることが出来る。但し、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯とは接していても良い。
請求項4に記載の補助光源ユニットは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯のうち少なくとも一方の光軸外側面の傾き角が、光軸に近い側から周辺部に向け徐々に減少していることを特徴とする。
ランバーシャン型の配光を持つ前記LED光源から出射された光線が光学素子に入射した場合、光線の進行方向と光軸のなす角度は中央の輪帯よりも周辺の輪帯で大きく、光線を照射したい範囲に到達させるために輪帯に必要な屈折力は、中央よりも周辺で大きくなっている。本発明によれば、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯のうち少なくとも一方の光軸外側面の傾き角が、光軸に近い側から周辺部に向け徐々に減少することで、輪帯のもつ屈折力を中央から周辺に向かって徐々に大きくしている。そのため、前記長方形領域に到達する光量を確保しつつ、長方形領域の長手方向端部での照度が中央部に比べ過度に低下することを防ぐことが出来る。
請求項5に記載の補助光源ユニットは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯のうち少なくとも一方の輪帯溝深さが、光軸に近い側から周辺部に向かって増加していることを特徴とする。
前記光学素子を金型から成形する場合において、前記部分輪帯部の光軸外側面の傾き角を小さくしたときでも、前記部分輪帯部に対応する金型を形成する工具先端を極端に細くする必要がなくなり、製造コストを低減しつつ出射光線の角度を調整することが出来る。
請求項6に記載の補助光源ユニットは、前記長さL2で定義される円の周外に第3部分輪帯を有することを特徴とする。
前記第3部分輪帯を設けることによって、限られた光学素子サイズにおいて、光学パワーを有する領域を拡張することができ、光の利用効率を向上させることが可能である。
請求項7に記載の補助光源ユニットは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記光学素子に、前記第1の一対の扇部と前記第2の一対の扇部とを識別する識別マークを形成したことを特徴とする。
第1の一対の扇部と前記第2の一対の扇部とを識別する識別マークを識別することにより、補助光源ユニットを撮像装置と共に機器に組み込む際の組み込み方向を確実に視認でき誤った方向に組み込むことを防止できる。
請求項8に記載の光学素子は、請求項1〜7のいずれかに記載の補助光源ユニットに用いることを特徴とする。
本発明に係る補助光源ユニットは、LED(Light Emitting Diode)光源と、光学素子とを有するものである。
LED光源としては、様々なものを用いることが出来るが、白色LEDが好ましく用いられる。
白色LEDとしては、青色LEDチップと青色LEDチップから発せられた青色光線によって黄色に発光するYAG蛍光体等の蛍光体を組み合わせたものが好ましく用いられるが、青色LEDチップ、緑色LEDチップ及び赤色LEDチップとを組み合わせて白色光を形成する白色LEDであってもよい。白色LEDとしては、例えば特開2008−231218号公報に記載されたものを用いることができるが、これに限られない。
白色LED光源は、LEDチップと、LEDチップを覆うようにしてその上に形成された蛍光体層から構成されていると好ましい。LEDチップの一例としては、第1の所定波長の光を出射するものであり、例えば青色光を出射するようになっている。但し、LEDチップの波長及び蛍光体の出射光の波長は限定されず、LEDチップによる出射光の波長と、蛍光体による出射光の波長とが補色関係にあり合成された光が白色光となる組合せであればものであれば、使用可能である。
なお、このようなLEDチップとしては、公知の青色LEDチップを用いることができる。青色LEDチップとしては、InxGa1−xN系をはじめ既存のあらゆるものを使用することができる。青色LEDチップの発光ピーク波長は440〜480nmのものが好ましい。また、LEDチップの形態としては、基板上にLEDチップを実装し、そのまま上方または側方に放射させるタイプ、又は、サファイア基板などの透明基板上に青色LEDチップを実装し、その表面にバンプを形成した後、裏返して基板上の電極と接続する、いわゆるフリップチップ接続タイプなど、どのような形態のLEDチップでも適用することが可能である。
蛍光体層は、LEDチップから出射される第1の所定波長の光を第2の所定波長に変換する蛍光体を有していると好ましい。一例としては、LEDチップから出射される青色光を黄色光に変換するものがある。
このような蛍光体層に用いられる蛍光体は、Y、Gd、Ce、Sm、Al、La及びGaの原料として酸化物、又は高温で容易に酸化物になる化合物を使用し、それらを化学量論比で十分に混合して原料を得る。又は、Y、Gd、Ce、Smの希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合原料を得る。これにフラックスとしてフッ化アンモニウム等のフッ化物を適量混合して加圧し成形体を得る。成形体を坩堝に詰め、空気中1350〜1450℃の温度範囲で2〜5時間焼成して、蛍光体の発光特性を持った焼結体を得ることができる。
また、LED光源は、単一のLEDチップを有していても良いし、複数のLEDチップを有していても良い。単一のLEDチップを用いる場合、式(1)のLED光源の発光面の最長長さSは、図1(a)に示すように、LEDチップCPの対角線にとる。一方、複数のLEDチップを用いる場合、LED光源の発光面の最長長さSは、図1(b)の点線で示すように、複数のLEDチップCPにまたがって蛍光体層YLが設けられているときは、その直径又は対角長とする。但し、蛍光体層が設けられていない場合には、複数のLEDチップCPに外接する最小円の直径をSとする。尚、LEDチップが長方形の場合、その長手方向を、光学素子の出射光線が広がる方向(以下の実施の形態ではY方向)に一致させるのが好ましい。
LED光源は、高出力LED光源であることが好ましい。ここで、高出力LED光源としては、出力が0.5ワット以上のLEDにより構成することができる。
光学素子は、ガラス又はプラスチックで構成されていると好ましい。レンズを構成するプラスチックとしては、例えばポリカーボネートやアクリルを用いることで、射出成形により製造でき、製造コストを低減させることができる。また、レンズモジュールを低コストかつ大量に基板に実装する方法として、近年では予め半田がポッティングされた基板に対しIC(Integrated Circuit)チップや、その他の電子部品と共に、レンズモジュールを載置したままリフロー処理(加熱処理)し、半田を溶融させることにより電子部品とレンズモジュールとを基板に同時実装するという手法が提案されている。リフロー処理に耐え得る耐熱性に優れた樹脂を用いることで、レンズモジュールを基板上でリフロー処理し低コストでの大量生産を行うことができる。また、ガラスモールドで成形したものであってもよい。またガラス製の板又は樹脂製の板上にエネルギー硬化性樹脂で上述光透過部と輪帯部を成形した後、切断することで多数の光学素子を得ることができ製造コストを低減することができる。
LED光源と光学素子との間にリフレクタ付きスペーサを配置しても良い。ここで、リフレクタとは、LED光源から出射された光を反射するものであり、リフレクタとしては、拡散面を有することが好ましい。
本発明によれば、撮像用の補助光として適した配光を有する補助光源ユニット用の光学素子であって、小型を保ちつつ、十分な光量を確保し、製造が容易で低コストである光学素子及びそれを用いた補助光源ユニットを提供することができる。
LED光源の寸法Sを示す図である。 本実施の形態にかかる補助光源ユニット10の斜視図である。 本実施の形態にかかる補助光源ユニット10を出射面側から見た図である。 図3の構成をIV-IV線で切断して矢印方向に見た図である。 補助光源ユニット10の透視斜視図である。 部分輪帯RPx、RPyの概略断面図である。 部分輪帯RPxの概略断面図である。 別な実施の形態にかかる補助光源ユニットの斜視図である。 山状隆起構造の断面図である。 部分輪帯を転写成形する金型の断面図である。 光学素子の性能評価方法を説明するための図である。 実施例1〜13の出射面側の図である。 実施例14の出射面側の図である。 実施例15の出射面側の図である。 別な実施の形態にかかる補助光源ユニット10’の斜視図である。 補助光源ユニット10’の正面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
図2は、本実施の形態にかかる補助光源ユニット10の斜視図である。図3は、本実施の形態にかかる補助光源ユニット10を出射面側から見た図である。図3中にはL2に該当する部分も図示している。図4は、図3の構成をIV-IV線で切断して矢印方向に見た図である。図5は、補助光源ユニット10の透視斜視図である。尚、光学素子の光軸方向をZ方向とし、Z方向に直交する方向をX方向、Z方向とX方向に直交する方向をY方向とする。
図3,4に示すように、本実施の形態の補助光源ユニット10は、矩形状の基板11に取り付けられたLED光源12と、LED光源12の光出射側に設けられた外形が矩形状の光学素子13と、LED光源12と光学素子13との間に配置されたスペーサ14とからなる。スペーサ14は、図5に示すように、外形が角筒状であり内形が円筒状であって、その下端を基板11の上面に接着剤で固定し、その上端を光学素子13の下面に接着剤で固定している。スペーサ14の内周面14aは、拡散面(白色塗装面)となっている。
基板11は、アルミニウムからなる基板本体と、基板本体上に積層された絶縁層と、絶縁層上に形成されたCu等の導体からなる配線パターンとから概略構成されている。配線パターンには、LED光源12を構成するLEDチップが接続されている。
LED光源12は、LEDチップが、矩形平板状のモールド成型された蛍光体含有透明樹脂体(蛍光体含有透明樹脂)によって完全に被覆されており、LEDチップから出射された光が全て蛍光体含有透明樹脂体を通過するように構成されている。この構成によりたとえば、LEDチップとして青色発光ダイオードを用い、蛍光体含有透明樹脂に含まれる蛍光体として黄色蛍光体を用いることで、白色光を出射できるようになっている。尚、LEDチップは、X方向とY方向にそれぞれ辺を有する矩形状であると好ましい。
光学素子13は、平行平板13a上(光出射側)において、中央部に設けられた円形の平面状(又は曲面状)の光透過部13bと、光透過部13bの周辺を取り囲む輪帯部13cとを形成してなる。光透過部13bの中心を、光学素子13の光軸が通過するようになっている。平行平板13aと、光透過部13b及び輪帯部13cとは一体的に形成されていても良いし、別々に成形された後に接合されても良い。一体的に形成される場合には、光学素子は光透過部及び輪帯部のみから構成されているとする。別々に成形する場合には、材質を変えても良い。輪帯部13cは、直接平行平板13a上に形成されていても良いし、図に示すように間に透明な円盤を介していても良い。尚、光学素子13の製造方法としては、射出成形、削りだし、平行平板上に金型を用いて光透過部13b及び輪帯部13cを形成する方法、ガラスモールド法など種々の態様があるが、本実施の形態では、4分割した扇部に対応する金型により光学素子13を転写成形するものとする。
図3に示すように、輪帯部13cは、周方向に4つに分割されており、光透過部13bを挟んでX方向に対向する(第1の)一対の扇部13cxと、光透過部13bを挟んでY方向に対向し、一対の扇部13cxに挟まれた(第2の)一対の扇部13cyとを有する。扇部13cx、13cyは互いに接している。図4に示すように、一対の扇部13cxは、光軸を中心として、光軸側面IPxと光軸外側面OPxとを備えた複数の第1部分輪帯RPxを有し、一対の扇部13cyは、光軸を中心として、光軸側面IPyと光軸外側面OPyとを備えた複数の第2部分輪帯RPyを有している。本実施の形態では、第1部分輪帯RPxの高さd1と、第2部分輪帯RPyの高さd2は等しい。なお、図4において図示の都合上、扇部13cx、13cyは互いに対向しているかのように示されているが、実際には扇部13cx、13cyが互いに対向することはない。更に、光学素子の光出射側には、(第1の)一対の扇部13cxと、(第2の)一対の扇部13cyを識別するためのボス状の突起部21が形成されている。この突起部21は識別マークであり、この補助光源ユニットを撮像装置と共に機器に組み込む際の輪帯部の方向(本例では一対の扇部13cyのある方向)を示し、組込時にX方向とY方向が確認でき、誤った方向に組み込むことを防止するためのものである。
第1部分輪帯RPx及び第2部分輪帯RPyの断面を概念的に示す図6において、光軸OAに対する第1部分輪帯RPxの光軸外側面OPxの傾き角φ1と、光軸OAに対する第2部分輪帯RPyの光軸外側面OPyの傾き角φ2は、少なくとも一部で異なっている。より好ましくは、第2部分輪帯RPyの光軸外側面OPyの傾き角φ2は、一定であるが、第1部分輪帯RPxの光軸外側面OPxの傾き角φ1は、図7に示すように、中心側から周辺側に向かうに連れて、徐々に小さくなっている。つまり、図2に示すように、第2部分輪帯RPyのピッチは等しいが、第1部分輪帯RPxのピッチは、中心側から周辺側に向かうに連れて、徐々に小さくなっている。尚、第1部分輪帯RPxの光軸側面IPxの傾き角θ1と、第2部分輪帯RPyの光軸側面IPyの傾き角θ2は等しくても良いし、異なっていても良い。本実施の形態では、等しくなっている。
図4に示すように、LED光源12の発光面(上面12a)の対角長さをS(mm)、LED光源12の発光面から光学素子13の光出射面の最遠方(ここでは部分輪帯RPx、RPyの最先端までの)距離をT(mm)、光透過部13bの最大径をL1(mm)、光学素子13を、光学素子13の光軸を法線とする仮想平面に投影した場合において、当該仮想平面に円を描く際、円周が部分輪帯から成る扇部13cx、13cy(図8に示す実施の形態のように、隣接する扇部13cx、13cyの境界に境界部15が存在するときは扇部13cx、13cyと境界部15)のみを通過する円の直径の内、最も大きい長さをL2(mm)としたときに、下記の条件式を満たす。
1.5<L2/S<4.0 (1)
S/3<T<2S (2)
0.1<L1・T/S<1.05 (3)
ただし、T=T1+T2
T1:LED光源12の発光面から光学素子13の入射面までの厚み(mm)
T2:光学素子13の光軸方向の厚み(mm)
本実施の形態にかかる補助光源ユニット10を携帯端末等に搭載する場合、X方向を撮像素子の短辺方向(垂直方向)、Y方向を撮像素子の長辺方向(水平方向)になるようにする。携帯端末のカメラ機能を用いて被写体の撮像を行う際には、補助光源ユニット10が発光する。このとき、LED光源から出射し、前記光学素子の光透過部を通過した光線は、光透過部が平面の場合はそのまま進行し、曲面の場合は該曲面に応じて屈折されて進行する。
一方、光学素子13に入射して平行平板13aを通過した光線のうち、一対の扇部13cxに入射した光線は、第1部分輪帯RPxの光軸外側面OPxで屈折した後に、被写体に向かって出射する。又、光学素子13に入射して平行平板13aを通過した光線のうち、一対の扇部13cyに入射した光線は、第2部分輪帯RPyの光軸外側面OPyで屈折した後に、被写体に向かって出射する。このとき、光軸外側面OPxの傾き角φ1は、第2部分輪帯RPyの光軸外側面OPyの傾き角φ2よりも小さいので、X方向(垂直方向)に向かう光線は大きく屈折するのに対して、Y方向(水平方向)に向かう光線は、それよりも小さい角度で屈折することとなる。これにより、補助光源ユニット10から出射された光線は、垂直方向よりも水平方向に広い照射範囲を持つので、撮像画面に合わせた照射を行うことができる。
図8は、別な実施の形態にかかる光学素子13’の斜視図である。本実施の形態では、光透過部13bを挟んでX方向に対向する(第1の)一対の扇部13cxと、光透過部13bを挟んでY方向に対向する(第2の)一対の扇部13cyとの境界部に、それぞれ光軸直交方向にストレートに延在する山状隆起構造15を設けている点が異なる。即ち、山状隆起構造15のある部分には輪帯部が形成されていない。山状隆起構造15は、図9に示す長手直交方向断面で示すように、矩形断面(a)、半円形断面(b)、光出射側の角が円弧で形成された矩形断面(c)など種々の形態を採用できる。
本実施の形態によれば、山状隆起構造15を設けることで、LED光源12から出射した光線のうち山状隆起構造15を通過した光線が、屈折することなく被写体周辺に仮想的に示される矩形領域の四隅に向かうようにできるので、かかる矩形領域の対角方向端部での照度が中央部に比べ過度に低下することを防ぐことが出来る。又、光学素子13’を成形する金型を単一とする場合、部分輪帯をNCマシン等で製作する際に、山状隆起構造15に対応する部分が工具の逃げ部となり、これにより金型加工が容易となり、製造コストを下げることが出来る。
図15は、別な実施の形態にかかる補助光源ユニット10’の斜視図である。図16は、補助光源ユニット10’の正面図である。本実施の形態では、図16に示すように、光学素子13の長さL2で定義される円の周外に(正方形の平行平板13aに四隅に隣接して)、第3部分輪帯13wを有する点が異なる。第3部分輪帯13wにより光軸から離れた方向に進んだ光を屈折し、光の利用効率を上げることができる。第3部分輪帯13wの外周は最大で平行平板13aの縁と平行になるまで拡張されている。また、効率を上げるためにスペーサの内形状を矩形としている。スペーサの内形状を矩形とすることで、光源から出た光のうちより多くが直接光学素子13に入射するようにしている。第3部分輪帯13wは長さL2を直径とする円の周外に形成されるため、第3部分輪帯13wは曲率半径が大きい円弧状に配置されることとなり、近似的に直線的な構造とすることも可能である。平行平板13aの四隅を埋めるように、第3部分輪帯13wを設けても良い。
上述した実施の形態では、部分輪帯RPyの高さを等しくしたが、光軸側から周辺に向かうに連れて徐々に高くなるように異ならせても良い。これを言い換えると、部分輪帯RPyの間の輪帯溝深さが、光軸側から周辺に向かうに連れて徐々に深くなるということである。その効果を、図10を用いて説明する。
図10は、部分輪帯RPyを転写成形する金型の断面図である。図10(a)に示す金型M1では、高さが等しい部分輪帯RPyを転写成形するものであり、このとき転写溝GV1は、中心から周辺側(図で右側)に向かうに連れて、溝幅が徐々に狭くなるために、最も周辺側の転写溝GV1を切削する際には、幅狭の工具を用いなくてはならず、製造コストが増大する。
これに対し、部分輪帯RPyの高さを光軸側から周辺に向かうに連れて徐々に高くなるようにした場合、図10(b)に示す金型M2における部分輪帯RPyを転写成形する転写溝GV2は、中心から周辺側(図で右側)に向かうに連れて深くはなるが、溝幅自体は殆ど変わらない。従って、全ての転写溝GV2を同じ幅の工具を用いて切削できるために、製造コストを低減できるのである。
(実施例)
本発明者は、上述した実施の形態に好適な実施例を作成した。ここで、本発明者らが行った光学素子の性能評価方法を説明する。図11に示すように、縦828mm×横1064mmの矩形スクリーンSCを準備して、補助光源ユニット10に対して1000mm前方に、その光学素子の光軸がスクリーンSCの中央に向くように配置した。かかる状態で、270[Lumen]のLED光源(LEDチップは正方形)を発光させて、スクリーンSC上の照度を測定した。評価は、スクリーンSCに到達する光量を最優先とするものとし、「効率」とは、スクリーンSC内に到達した光量[Lumen]/LED光源の出射光量[Lumen]とする。尚、LED光源は発光面が正方形状のものを用いた。又、スペーサについては内周面の反射率は90%の拡散面で、実施例1〜16、比較例1〜3においては内径3.0mm、実施例17〜19においては内形の矩形の一辺を3.2mmとした。
表1A、1Bに、実施例1〜19と比較例1〜3の、式(1)〜(3)に示す値及び図4に示す各部の値を示す。尚、実施例1〜13,比較例1〜3は、山状隆起構造を有しておらず、部分輪帯RPx、RPyの数がそれぞれ5であり、実施例14は、山状隆起構造を有しておらず、部分輪帯RPxの数が15であり、部分輪帯RPyの数が10であり、実施例15〜16は、山状隆起構造を有しており、部分輪帯RPxの数が15であり、部分輪帯RPyの数が10であり、実施例17〜19は、山状隆起構造を有しておらず、部分輪帯RPx、RPyの数がそれぞれ13である。実施例1〜15、実施例17〜18、比較例1〜3は、光透過部13b及び輪帯部13cが一体形成され、それと平行平板13aが接着されている。実施例16と19は平行平板13aと、光透過部13b及び輪帯部13cが全て一体的に形成されている。表中の「掃引角」とは、部分輪帯RPyの角度γ(図3参照)をいう。実施例と比較例とは、Sの値は同じであるが、T、L1(T1+T2)/Sの値を異ならせている。尚、実施例1〜13の出射面側の図を図12に示し、実施例14の出射面側の図を図13に示し、実施例15〜16の出射面側の図を図14に示し、実施例17〜19の出射面側の図を図16に示す。なお、図16は出射面を光軸に垂直な仮想平面に投影した形状に等しいので、図16には長さL2に該当する長さを直径とする円も重複して描いている。
表2A,2Bに、実施例1〜19と比較例1〜3の評価結果を示す。補助光源ユニットの光学素子の性能として、スクリーンSC内に到達した光量[Lumen]/LED光源の出射光量[Lumen]で定義される「効率」が最も重要視される。効率は極力高いことが望ましいが、0.45以上が許容範囲の目安であり、望ましくは0.5以上がよい。又、スクリーンSC上の照度は極力高く維持し、数百Lux以上であることが望まれる。又、スクリーンSCの上下縁及び左右縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して40%程度であることが望まれる。更に、スクリーンSCの対角方向縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して20%程度であることが望まれる。但し、照度は中央から周辺に向かうに連れて単調に減少することが望ましく、その減少度合いは一様であることがよい。
表2A,2Bから明らかであるが、式(1)〜(3)を満たす実施例1〜15においては、「効率」は0.49以上であり、十分に実用的であることがわかった。これに対し、比較例1〜3では、「効率」は0.44以下であり実用に適さないことが分かった。又、スクリーンSCの中心照度が208Lux以上であり、スクリーンSCの上下縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して53〜71%であり、スクリーンSCの左右縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して46〜58%であり、スクリーンSCの対角方向縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して20〜35%であり、十分に実用的であることがわかった。これに対し、比較例1〜3では、スクリーンSCの中心照度が181Lux以下であり、スクリーンSCの上下縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して63〜73%であり、スクリーンSCの上下縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して64〜74%であり、スクリーンSCの対角方向縁の中央の照度は、中心部分の照度に対して36〜44%であり、スクリーン上の照度の均一性は高いが中心照度が低いため、実用に適さないことが分かった。
本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施例は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。例えば、部分輪帯の頂部は尖っておらず、丸みを帯びていても良い。又、光学素子の出射面側に、光学素子をLED光源に取り付ける際の位置決め構造を形成しても良い。位置決め構造は一体成形等によって形成することが可能である。更に、光学素子の周辺部に、X方向又はY方向を示す識別マークは、ボス状のもので例示したが、方向が識別できるものであれば何れの位置に形成してもよく、配光の方向を区別するための識別マークや記号等であっても良い。
10 補助光源ユニット
11 基板
12 光源
12a 上面
13 光学素子
13a 平行平板
13b 光透過部
13c 輪帯部
13cx 第1の扇部
13cy 第2の扇部
14 スペーサ
14a 内周面
15 山状隆起構造
21 突起部
M1、M2 金型
OA 光軸
OPx 光軸外側面
OPy 光軸外側面
RPx 部分輪帯
RPy 部分輪帯
SC スクリーン

Claims (8)

  1. LED光源と、前記LED光源の光出射側に設けられた光学素子とを有し、
    前記光学素子の光出射側には、前記LED光源の中央部に対応して設けられた平面又は曲面の光透過部と、前記光透過部の周辺を取り囲む輪帯部とが設けられており、
    前記輪帯部は、周方向に4つに分割されており、前記光透過部を挟んで対向する第1の一対の扇部と、前記第1の一対の扇部に挟まれた第2の一対の扇部とを有し、
    前記第1の一対の扇部は、光軸側面と光軸外側面とを備えた複数の第1部分輪帯を有し、
    前記第2の一対の扇部は、光軸側面と光軸外側面とを備えた複数の第2部分輪帯を有し、
    光軸に対する前記第1部分輪帯の光軸外側面の傾き角と、光軸に対する前記第2部分輪帯の光軸外側面の傾き角は、少なくとも一部で異なっており、
    前記LED光源の発光面の最長長さをS(mm)、前記LED光源の発光面から前記光学素子の光出射面の最遠方距離をT(mm)、前記光透過部の最大径をL1(mm)、前記光学素子を、前記光学素子の光軸を法線とする仮想平面に投影した場合において、前記仮想平面に円を描く際、円周が前記扇部(隣接する前記扇部の境界に境界部が存在するときは前記扇部と前記境界部)のみを通過する円の直径の内、最も大きい長さをL2(mm)としたときに、下記の条件式を満たすことを特徴とする補助光源ユニット。
    1.5<L2/S<4.0 (1)
    S/3<T<2S (2)
    0.1<L1・T/S<1.05 (3)
    ただし、T=T1+T2
    T1:LED光源12の発光面から光学素子13の入射面までの厚み(mm)
    T2:光学素子13の光軸方向の厚み(mm)
  2. 以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の補助光源ユニット。
    T2/T<0.5 (4)
  3. 前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯の境界である境界部には、山状隆起構造が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補助光源ユニット。
  4. 前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯のうち少なくとも一方の光軸外側面の傾き角が、光軸に近い側から周辺部に向け徐々に減少していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の補助光源ユニット。
  5. 前記第1部分輪帯と前記第2部分輪帯のうち少なくとも一方の輪帯溝深さが、光軸に近い側から周辺部に向かって増加していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の補助光源ユニット。
  6. 前記長さL2を直径とする円の周外の少なくとも一部に、第3部分輪帯を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の補助光源ユニット。
  7. 前記光学素子に、前記第1の一対の扇部と前記第2の一対の扇部とを識別する識別マークを形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の補助光ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の補助光源ユニットに用いることを特徴とする光学素子。
JP2012068052A 2012-01-18 2012-03-23 補助光源ユニット及び光学素子 Pending JP2013168346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068052A JP2013168346A (ja) 2012-01-18 2012-03-23 補助光源ユニット及び光学素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012008220 2012-01-18
JP2012008220 2012-01-18
JP2012068052A JP2013168346A (ja) 2012-01-18 2012-03-23 補助光源ユニット及び光学素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013168346A true JP2013168346A (ja) 2013-08-29

Family

ID=48798946

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068052A Pending JP2013168346A (ja) 2012-01-18 2012-03-23 補助光源ユニット及び光学素子
JP2013554204A Pending JPWO2013108509A1 (ja) 2012-01-18 2012-12-08 補助光源ユニット、光学素子及び携帯電子機器

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013554204A Pending JPWO2013108509A1 (ja) 2012-01-18 2012-12-08 補助光源ユニット、光学素子及び携帯電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20150003081A1 (ja)
JP (2) JP2013168346A (ja)
WO (1) WO2013108509A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063732A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 株式会社ダイセル フレネルレンズ、及びそれを備えた光学装置
JP2016224394A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日亜化学工業株式会社 光源装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6181377B2 (ja) * 2012-11-07 2017-08-16 株式会社エンプラス 光束制御部材、発光装置、照明装置および成形型
US10030847B2 (en) * 2014-03-10 2018-07-24 Streamlight, Inc. Portable light and optical diffuser therefor
ES2855273T3 (es) * 2014-10-23 2021-09-23 Oy Mtg Meltron Ltd Aparato de iluminación y elemento transmisor para este aparato
JP6728931B2 (ja) * 2016-04-21 2020-07-22 セイコーエプソン株式会社 光源装置およびプロジェクター
DE102016123002A1 (de) * 2016-11-29 2018-05-30 Osram Opto Semiconductors Gmbh Vorrichtung zum ausleuchten eines vorgegebenen flächenbereiches
EP3974712A1 (de) * 2020-09-23 2022-03-30 ZKW Group GmbH Beleuchtungsvorrichtung für einen kraftfahrzeugscheinwerfer
DE102022126304A1 (de) * 2022-10-11 2024-04-11 HELLA GmbH & Co. KGaA Fresnelprojektionslinse mit integrierter Funktion zur Bedienung der Overhead-Sign-Werte

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58166602A (ja) * 1982-03-29 1983-10-01 東芝ライテック株式会社 照明器具
JPS6247907A (ja) * 1985-08-27 1987-03-02 東芝ライテック株式会社 照明器具
JPH0119601B2 (ja) * 1982-03-26 1989-04-12 Toshiba Electric Equip
JP2006297814A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Omron Corp 光プリンタヘッド
JP2010040801A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2011164152A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Stanley Electric Co Ltd ストロボ装置
JP2011171086A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Minebea Co Ltd 照明装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944702A (ja) * 1982-09-08 1984-03-13 東芝ライテック株式会社 照明器具
ATE508324T1 (de) * 2003-12-22 2011-05-15 Auer Lighting Gmbh Stufenlinsenscheinwerfer
JP5008261B2 (ja) * 2005-02-21 2012-08-22 スタンレー電気株式会社 監視カメラ用投光器
JP5537989B2 (ja) * 2010-02-24 2014-07-02 スタンレー電気株式会社 前照灯及び複焦点レンズ
US20130176727A1 (en) * 2010-09-21 2013-07-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Segmented spotlight having narrow beam size and high lumen output

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0119601B2 (ja) * 1982-03-26 1989-04-12 Toshiba Electric Equip
JPS58166602A (ja) * 1982-03-29 1983-10-01 東芝ライテック株式会社 照明器具
JPS6247907A (ja) * 1985-08-27 1987-03-02 東芝ライテック株式会社 照明器具
JP2006297814A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Omron Corp 光プリンタヘッド
JP2010040801A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Citizen Electronics Co Ltd 発光装置
JP2011164152A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Stanley Electric Co Ltd ストロボ装置
JP2011171086A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Minebea Co Ltd 照明装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063732A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 株式会社ダイセル フレネルレンズ、及びそれを備えた光学装置
JPWO2016063732A1 (ja) * 2014-10-23 2017-08-03 株式会社ダイセル フレネルレンズ、及びそれを備えた光学装置
CN107076883A (zh) * 2014-10-23 2017-08-18 株式会社大赛璐 菲涅尔透镜、以及具备其的光学装置
CN107076883B (zh) * 2014-10-23 2019-07-19 株式会社大赛璐 菲涅尔透镜、以及具备其的光学装置
US10544918B2 (en) 2014-10-23 2020-01-28 Daicel Corporation Fresnel lens and optical device provided with same
JP2016224394A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日亜化学工業株式会社 光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013108509A1 (ja) 2013-07-25
US20150003081A1 (en) 2015-01-01
JPWO2013108509A1 (ja) 2015-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013168346A (ja) 補助光源ユニット及び光学素子
US11339948B2 (en) Light-emitting device and luminaire incorporating same
US8672517B2 (en) Light-emitting module
US8405118B2 (en) Multichip package structure using a constant voltage power supply
US10009527B2 (en) Compact LED lighting unit for use in camera or video flash applications
US9780274B2 (en) Light-emitting apparatus and illumination apparatus
JPWO2012144325A1 (ja) Led照明装置及びled照明装置用レンズ
JP2004281606A (ja) 発光装置およびその製造方法
JP2023054077A (ja) 光源装置
KR20160138679A (ko) 광학 렌즈, 조명 모듈 및 이를 구비한 라이트 유닛
JP6510256B2 (ja) Ledモジュールの製造方法
JP5853441B2 (ja) 発光装置
JP2011065946A (ja) Led照明装置
JP2013115079A (ja) Led用光学素子及びled照明装置
JP2016075833A (ja) フレネルレンズ光学系及びこれを用いた照明装置
KR20130003835A (ko) 카메라 플래시 모듈
US20240030379A1 (en) Light source device
CN108139034B (zh) 发光二极管模块和形成发光二极管模块的方法
KR102385941B1 (ko) 발광 소자 패키지
JP5983966B2 (ja) 補助光源ユニット及び光学素子
US20220328739A1 (en) Light emitting device
JP2017050108A (ja) 発光装置
JP2014146530A (ja) 照明装置及びled用光学素子
JP2017050343A (ja) 発光装置
US20230163035A1 (en) Substrate for light emitting elements, light emitting device including substrate for light emitting elements, and method of producing substrate for light emitting elements

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150518