JP2013168335A - コネクタ付電線及びコネクタ - Google Patents

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Yoshiaki Yamano
能章 山野
Shinya Ito
真也 伊東
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了 陣野
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Abstract

【課題】コネクタ付電線において、コネクタのサイズを大きくすることなく、従来よりも太い電線を有する端子付電線をコネクタのキャビティに良好に装着できること。
【解決手段】コネクタ付電線1のコネクタ3における複数のキャビティ4の隔壁は、先端側縦隔壁321及び後端側縦隔壁322を含む。先端側縦隔壁321は、固定された硬質部材からなり、端子付電線2における圧着端子8の接点部82の部分が嵌め入れられるキャビティ4の第一領域を区画する。後端側縦隔壁322は、隣接する2つのキャビティ4の間で変位可能に形成され、端子付電線2における圧着端子8の被覆圧着部81の部分を収容するキャビティ4の第二領域を区画する。太い第一端子付電線2aにおける被覆圧着部81の部分は、後端側縦隔壁322を隣のキャビティ4側へ押し退ける状態で収容される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ付電線及びコネクタに関し、特に、端子付電線が装着されるキャビティを有するコネクタの構造に関する。
従来、自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスは、絶縁電線及びその絶縁電線の端部に取り付けられた圧着端子からなる端子付電線と、その端子付電線の端部に取り付けられたコネクタとを備えるコネクタ付電線として構成される場合が多い。
コネクタ付電線における圧着端子は、通常、電線の端部における絶縁被覆の部分に圧着される被覆圧着部と、電線の端部における絶縁被覆から伸び出た芯線に圧着される芯線圧着部と、相手側端子と接続される接点部とを有する。また、コネクタ付電線のコネクタは、各種の電装機器に接続される。
コネクタ付電線は、要求仕様に応じて、電線の太さが異なる複数種類の端子付電線がコネクタのキャビティ内に装着された状態で提供される場合がある。また、コネクタ付電線は、コネクタ内の複数のキャビティのうちの一部にのみ端子付電線が装着された状態で提供される場合もある。
例えば、特許文献1には、複数の端子付電線をコネクタに装着する技術が示されている。従来の端子付電線においては、導電性に優れた銅を主成分とする芯線を有する絶縁電線である銅電線が採用される場合が多い。
ところで、昨今、車両に搭載される端子付電線において、車両の軽量化などの要請により、アルミニウム電線が採用されつつある。アルミニウム電線は、アルミニウムを主成分とする芯線を有する絶縁電線である。アルミニウム電線は、同等の導電性能を有する銅電線に比べ軽量である。
特開昭62−188186号公報
しかしながら、アルミニウムは銅に比べて電気伝導率が低いため、アルミニウム電線が採用される場合、同等の導電性能を有する銅電線が採用される場合よりも電線が太くなる。そのため、既存のコネクタ付電線における銅電線がアルミニウム電線に置き換えられた場合、アルミニウム電線に取り付けられた圧着端子の被覆圧着部の部分をコネクタのキャビティ内に挿入することができないという問題が生じやすい。
一方、車両に搭載されるコネクタ付電線において、アルミニウム電線のように軽量な導体を有する電線を採用するにあたり、コネクタのサイズを大きくことは許容され難い。また、限りある車両空間に配置されるコネクタ付電線において、電線の種類に関わらずコネクタは極力小さいことが望ましい。
本発明は、コネクタ付電線において、コネクタのサイズを大きくすることなく、従来よりも太い電線を有する端子付電線をコネクタのキャビティに良好に装着できることを目的とする。
本発明の第1態様に係るコネクタ付電線は、以下に示される各構成要素を備える。第1の構成要素は、電線と該電線の端部における絶縁被覆の部分に圧着された被覆圧着部及び相手側端子と接続される接点部を有する圧着端子とをそれぞれ含む複数の端子付電線である。第2の構成要素は、内部が前記端子付電線の前記圧着端子の部分を収容可能な複数のキャビティに区画されたコネクタである。そして、前記コネクタにおける複数の前記キャビティの隔壁は、以下に示される第一隔壁及び第二隔壁を含む。前記第一隔壁は、固定された硬質部材からなり、前記端子付電線における前記接点部の部分が嵌め入れられる前記キャビティの第一領域を区画する。前記第二隔壁は、隣接する2つの前記キャビティの間で変位可能に形成され、前記端子付電線における前記被覆圧着部の部分を収容する前記キャビティの第二領域を区画する。さらに、複数の前記端子付電線は、前記圧着端子の前記被覆圧着部の部分が、前記コネクタにおける一の前記キャビティの前記第二領域内に、当該キャビティの前記第二隔壁を当該キャビティの前記第一隔壁よりも隣接する前記キャビティ側へ押し退ける状態で収容された第一端子付電線を含む。
また、本発明の第2態様に係るコネクタ付電線は、第1態様に係るコネクタ付電線の一態様である。第2態様に係るコネクタ付電線において、複数の前記電線が以下に示される第二端子付電線をさらに含むことが考えられる。前記第二端子付電線は、前記第一端子付電線の前記電線よりも細い前記電線を備え、前記圧着端子の部分が前記第一端子付電線の前記圧着端子の部分を収容する前記キャビティに隣接する前記キャビティに収容された端子付電線である。
また、本発明は、以上に示された本発明に係るコネクタ付電線が備えるコネクタの発明として捉えられることもできる。
端子付電線において、電線に取り付けられた圧着端子の圧着部の部分は、電線が太くなるほど太くなる。特に、電線に取り付けられた圧着端子の被覆圧着部の部分が、電線の太さに応じて太くなる。
本発明に係るコネクタ付電線において、端子付電線におけるコネクタのキャビティ内に挿入される部分のうち太い被覆圧着部の部分は、隣接する2つのキャビティの間で変位可能な隔壁(第二隔壁)によって仕切られている。そのため、太い電線を有する第一端子付電線における被覆圧着部の部分は、コネクタのキャビティ内に挿入されると、そのキャビティの隔壁(第二隔壁)を隣接するキャビティ側へ押し退ける状態でキャビティ内に収容される。
従って、本発明によれば、コネクタ付電線において、コネクタのサイズを大きくすることなく、従来よりも太い電線を有する端子付電線をコネクタのキャビティに良好に装着できる。
ところで、本発明のコネクタにおいて、太い電線を有する第一端子付電線を収容するキャビティの隣のキャビティの第二領域は、第一端子付電線によって押し退けられた第二隔壁によって狭まっている。そのため、隣り合う2つのキャビティの両方に太い電線を有する第一端子付電線を装着することはできない。
しかしながら、第2態様においては、太い端子付電線(第一端子付電線)の圧着端子の部分と細い端子付電線(第二端子付電線)の圧着端子の部分とが、コネクタにおける隣接するキャビティに収容される。その結果、複数の端子付電線を1つのコネクタに対して高密度で装着することが可能となり、コネクタ付電線を小型化することができる。
本発明の実施形態に係るコネクタ付電線1の分解斜視図である。 コネクタ付電線1が備えるコネクタのキャビティの部分の立断面図である。 コネクタ付電線1におけるコネクタの平断面図及び端子付電線の平面図である。 コネクタ付電線1におけるコネクタのキャビティの部分の平断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施形態に係るコネクタ付電線1の概略構成について説明する。コネクタ付電線1は、例えば、自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスの一部又は全部として提供される。図1に示されるように、コネクタ付電線1は、複数の端子付電線2とそれらが装着されるコネクタ3とを備える。
<端子付電線>
各端子付電線2は、絶縁電線9とその端部に取り付けられた圧着端子8とを備える。絶縁電線9は、アルミニウム又は銅などの金属材料を主成分とする導体である芯線91と、芯線91の周囲を覆う絶縁材料からなる絶縁被覆92とにより構成されている。
なお、図1には2本の端子付電線2が示されているが、コネクタ付電線1が3本以上の端子付電線2を有することも考えられる。
圧着端子8は、銅もしくは黄銅などの銅合金の部材、又はそれらの部材に錫(Sn)メッキもしくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金のメッキが施された導体の部材である。
また、圧着端子8は、絶縁電線9に圧着される圧着部81と相手側端子と接続される接点部82とを備え、さらに、圧着部81は被覆圧着部811及び芯線圧着部812を含む。被覆圧着部811及び芯線圧着部812は、曲がって形成された板状の部分であり、絶縁電線9に圧着される前の状態において、絶縁電線9の端部が挿入される溝を形成している。
そして、被覆圧着部811は、それが形成する溝の内側に挿入された絶縁電線9の端部の絶縁被覆92の部分の周囲に沿って曲げられ、かしめられることにより、絶縁電線9の絶縁被覆92の部分に圧着される。同様に、芯線圧着部812は、それが形成する溝の内側に挿入された絶縁電線9の端部の芯線91に向かって曲げられ、かしめられることにより、絶縁電線9の芯線91に圧着される。
図1に示される被覆圧着部811及び芯線圧着部812は、絶縁電線9の両側に起立する一対のかしめ片が重ならない突き合わせタイプである。しかしながら、被覆圧着部811及び芯線圧着部812は、一対のかしめ片が重ねられて絶縁電線9に圧着される重ね合わせタイプであること、或いは、筒状に形成されたクローズドバレルタイプであることも考えられる。
接点部82は、圧着端子8の接続相手となる不図示の相手側端子と嵌り合うことによって相手側端子と直接接触し、相手側端子に接続される部分である。図1に示される接点部82は、相手側端子が嵌め入れられる孔が形成された筒状の部分である。なお、接点部82が、相手側端子の端子挿入孔に嵌め入れられる棒状の導体である場合もある。
コネクタ付電線1において、1つのコネクタ3に装着される複数の端子付電線2には、相対的に太い絶縁電線9aを有する第一端子付電線2aと、相対的に細い絶縁電線9bを有する第二端子付電線2bとが含まれる。
端子付電線2において、絶縁電線9に取り付けられた圧着端子8の圧着部81の部分は、絶縁電線9が太くなるほど太くなる。特に、絶縁電線9に取り付けられた圧着端子8の被覆圧着部811の部分が、絶縁電線9の太さに応じて太くなる。
<コネクタ>
コネクタ3は、非導電材料からなり、複数の端子付電線2における圧着端子8の部分を一定の位置関係に保持する部材である。コネクタは、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)またはABS樹脂などの非導電性の樹脂材料で構成されている。
コネクタ3は、複数の端子付電線2における圧着端子8の部分を一括して囲む外枠部30と、外枠部30の内部を複数のキャビティ4に区画する隔壁部31,32とを有している。各キャビティ4は、各端子付電線2の圧着端子8の部分を収容可能な空間である。
また、隔壁部31,32は、横隔壁部31と縦隔壁部32とを含む。横隔壁部31は、外枠部30内で横方向(幅方向)に沿って形成され、外枠部30内の空間を縦方向(高さ方向)において区画する部材である。一方、縦隔壁部32は、外枠部30内で縦方向(高さ方向)に沿って形成され、外枠部30内の空間を横方向(幅方向)において区画する部材である。
また、コネクタ3は、図示されていない端子ロック機構も備えている。端子ロック機構は、キャビティ4に挿入された端子付電線2の圧着端子8に引っ掛かることにより、圧着端子8がコネクタ3から外れることを防ぐ機構である。例えば、端子ロック機構は、キャビティ4に挿入された圧着端子8の接点部82の一部に引っ掛かる機構である。もちろん、その他の機構によって、端子付電線2がコネクタ3内に固定されてもよい。
以下の説明において、コネクタ3における相手側コネクタと対向する側の端を先端301と称し、その反対側の端を後端302と称する。コネクタ3の後端302は、端子付電線2が挿入される側の端である。
各端子付電線2における圧着端子8の部分は、コネクタ3の各キャビティ4内に収容される。その際、圧着端子8の接点部82は、キャビティ4における先端301側の一部の領域に嵌め入れられ、キャビティ4内に位置決めされる。また、圧着端子8の圧着部81と周囲の隔壁部31,32との位置関係は、端子付電線2が備える絶縁電線9の太さによって変わる。
以下の説明において、各キャビティ4における圧着端子8の接点部82が嵌め入れられる領域のことを先端側領域41と称し、各キャビティ4における圧着端子8の圧着部81を収容する領域のことを後端側領域42と称する。
<キャビティの詳細構造>
次に、主として図2〜4を参照しつつ、コネクタ3におけるキャビティ4の詳細な構造について説明する。図2は、コネクタ3のキャビティ4の部分の立断面図である。図3は、コネクタ3の平断面図及び端子付電線2の平面図である。図4は、コネクタ3のキャビティ4の部分の平断面図である。
図2及び図3に示されるように、コネクタ3において、内部を複数のキャビティ4に区画する縦隔壁部32は、キャビティ4におけるコネクタ3の前端301側の一部の領域を区画する先端側縦隔壁321と、キャビティ4におけるコネクタ3の後端302側の一部の領域を区画する後端側縦隔壁322とにより構成されている。
先端側縦隔壁321は、端子付電線2における圧着端子8の接点部82の部分が嵌め入れられるキャビティ4の先端側領域41を区画する隔壁をなす部分である。この先端側縦隔壁321は、硬質な部材からなり、上下の縁が横隔壁部31又は外枠部30と連なって形成されているため、コネクタ3内において一定の位置に固定されている。なお、先端側領域41は、第一領域の一例である。
一方、後端側縦隔壁322は、端子付電線2における圧着端子8の被覆圧着部811を含む部分を収容するキャビティ4の後端側領域42を区画する隔壁をなす部分である。この後端側縦隔壁322は、隣接する2つのキャビティ4の後端側領域42の間で変位可能に形成されている。なお、後端側領域42は、第二領域の一例である。
本実施形態における後端側縦隔壁322は、一端が先端側縦隔壁321と連なり、先端側縦隔壁321によって片持ち梁状に支持されている。即ち、図2に示されるように、後端側縦隔壁322とその上下に位置する外枠部30又は横隔壁部31との間には切れ込み33が形成されている。
従って、図3に示されるように、後端側縦隔壁322は、先端側縦隔壁321との境界部分33が撓むことにより、その境界部分33を中心として隣接する2つのキャビティ4の間で回動可能である。
後端側縦隔壁322が、隣接する2つのキャビティ4の間で変位可能に構成されているため、端子付電線2の圧着端子8における圧着部81の幅が、接点部82の幅より大きく、キャビティ4の先端側領域41の幅よりも大きい場合でも、端子付電線2の圧着端子8の部分全体をキャビティ4内に収容することが可能である。
本実施形態においては、第一端子付電線2aの圧着端子8における圧着部81の幅は、接点部82の幅より大きく、キャビティ4の先端側領域41の幅よりも大きい。一方、第二端子付電線2bの圧着端子8における圧着部81の幅は、キャビティ4の先端側領域41の幅よりも小さく、接点部82の幅よりも小さい。
そして、図4に示されるように、太い第一端子付電線2aにおける圧着端子8の被覆圧着部811の部分は、コネクタ3における一のキャビティ4の後端側領域42内に、当該キャビティ4の後端側縦隔壁322を当該キャビティ4の先端側縦隔壁部311よりも隣接する前記キャビティ側へ押し退ける状態で収容されている。
また、細い第二端子付電線2bにおける圧着端子8の部分は、太い第一端子付電線2aの圧着端子8の部分を収容するキャビティ4に隣接するキャビティ4に収容されている。なお、図1,4に示される例では、第二端子付電線2bは、第一端子付電線2aが装着されているキャビティ4の両隣のキャビティ4の内の一方にのみ装着されている。しかしながら、第二端子付電線2bが、第一端子付電線2aが装着されているキャビティ4の両隣のキャビティ4の両方に装着されることも考えられる。
第一端子付電線2aと第二端子付電線2bとが、コネクタ3における隣接するキャビティ4各々に装着される場合、まず、細い第二端子付電線2bがキャビティ4に装着された後、太い第二端子付電線2bが隣のキャビティ4に装着される。
なお、第一端子付電線2a及び第二端子付電線2bが上記とは逆の順序で装着されると、第一端子付電線2aにより押し退けられた後端側縦隔壁322が、第二端子付電線2bの装着の邪魔になる可能性がある。
コネクタ3においては、キャビティ4の先端側領域41を囲む横隔壁部31及び先端側縦隔壁321が、複数の端子付電線2をコネクタ3内で一定の位置関係に保持するとともに、複数の圧着端子8の接点部82相互間を電気的に絶縁する役割を果たす。キャビティ4の後端側領域42を囲む横隔壁部31及び後端側縦隔壁322は、複数の圧着端子8の圧着部81相互間を電気的に絶縁する役割を果たす。
<効果>
コネクタ付電線1において、端子付電線2におけるコネクタ3のキャビティ4内に挿入される部分のうち太い被覆圧着部811の部分は、隣接する2つのキャビティ4の間で変位可能な後端側縦隔壁322によって仕切られている。そのため、太い絶縁電線9aを有する第一端子付電線2aにおける被覆圧着部811の部分は、コネクタ3のキャビティ4内に挿入されると、そのキャビティ4の後端側縦隔壁322を隣接するキャビティ4側へ押し退ける状態で当該キャビティ4内に収容される。
コネクタ付電線1が採用されることにより、コネクタ3サイズを大きくすることなく、従来よりも太い絶縁電線9aを有する第一端子付電線2aをコネクタ3のキャビティ4に良好に装着できる。
また、コネクタ3において、太い絶縁電線9aを有する第一端子付電線2aを収容するキャビティ4の隣のキャビティ4の後端側領域42は、第一端子付電線2aによって押し退けられた後端側縦隔壁322によって狭まっている。そのため、隣り合う2つのキャビティ4の両方に太い絶縁電線9aを有する第一端子付電線2aを装着することはできない。
しかしながら、第一端子付電線2aの圧着端子8の部分と第二端子付電線2bの圧着端子8の部分とが、コネクタ3における隣接するキャビティ4に収容されることにより、複数の端子付電線2を1つのコネクタ3に対して高密度で装着することが可能となる。その結果、コネクタ付電線1を小型化することができる。
<その他>
コネクタ3において、後端側縦隔壁322は、以上に示された構造以外の構造により、隣接する2つのキャビティ4の間で変位可能に形成されてもよい。例えば、後端側縦隔壁322が、ゴム又はエラストマーなどの非導電性の弾性部材により形成されることが考えられる。この場合、後端側縦隔壁322は、例えば二色成形によって成形される。
弾性部材からなる後端側縦隔壁322は、上下の縁が横隔壁部31又は外枠部30と連なって形成されていてもよい。弾性部材からなる後端側縦隔壁322は、第一端子付電線2aの圧着端子8の部分に押されて弾性変形することにより、隣接するキャビティ4の後端側領域42へ変位する。
また、コネクタ3において、横隔壁部31が、縦隔壁部32と同様に、固定された先端301側の横隔壁と、隣接する2つのキャビティ4間で変位可能な後端302側の横隔壁部とを含むことも考えられる。
なお、通常、端子付電線2の圧着端子8における圧着部81の高さは、アンビル及びクリンパを備えた圧着装置による圧着の強さによりある程度の範囲で調節可能である。そのため、横隔壁部31の後端302側の一部が変位可能に構成されていなくてもよい場合は多いと考えられる。
1 コネクタ付電線
2 端子付電線
2a 第一端子付電線
2b 第二端子付電線
3 コネクタ
4 キャビティ
8 圧着端子
9 絶縁電線
9a 太い絶縁電線
9b 細い絶縁電線
30 外枠部
31 横隔壁部
32 縦隔壁部
33 境界部分
41 先端側領域(第一領域)
42 後端側領域(第二領域)
81 圧着部
81 被覆圧着部
82 接点部
91 芯線
92 絶縁被覆
301 先端
301 前端
302 後端
311 先端側縦隔壁部
321 先端側縦隔壁(第一隔壁)
322 後端側縦隔壁(第二隔壁)
811 被覆圧着部
812 芯線圧着部

Claims (3)

  1. 電線と該電線の端部における絶縁被覆の部分に圧着された被覆圧着部及び相手側端子と接続される接点部を有する圧着端子とをそれぞれ含む複数の端子付電線と、
    内部が前記端子付電線の前記圧着端子の部分を収容可能な複数のキャビティに区画されたコネクタと、を備え、
    前記コネクタにおける複数の前記キャビティの隔壁は、
    固定された硬質部材からなり、前記端子付電線における前記接点部の部分が嵌め入れられる前記キャビティの第一領域を区画する第一隔壁と、
    隣接する2つの前記キャビティの間で変位可能に形成され、前記端子付電線における前記被覆圧着部の部分を収容する前記キャビティの第二領域を区画する第二隔壁と、を備え、
    複数の前記端子付電線は、
    前記圧着端子の前記被覆圧着部の部分が、前記コネクタにおける一の前記キャビティの前記第二領域内に、当該キャビティの前記第二隔壁を当該キャビティの前記第一隔壁よりも隣接する前記キャビティ側へ押し退ける状態で収容された第一端子付電線を含むことを特徴とするコネクタ付電線。
  2. 複数の前記電線は、
    前記第一端子付電線の前記電線よりも細い前記電線を備え、前記圧着端子の部分が前記第一端子付電線の前記圧着端子の部分を収容する前記キャビティに隣接する前記キャビティに収容された第二端子付電線をさらに含む、請求項1に記載のコネクタ付電線。
  3. 内部が、電線と該電線の端部における絶縁被覆の部分に圧着された被覆圧着部及び相手側端子と接続される接点部とを有する圧着端子とを含む端子付電線における前記圧着端子の部分を収容可能な複数のキャビティに区画されたコネクタであって、
    前記コネクタにおける複数の前記キャビティの隔壁が、
    固定された硬質部材からなり、前記端子付電線における前記接点部の部分が嵌め入れられる前記キャビティの第一領域を区画する第一隔壁と、
    隣接する2つの前記キャビティの間で変位可能に形成され、前記端子付電線における前記被覆圧着部の部分を収容する前記キャビティの第二領域を区画する第二隔壁と、を備えることを特徴とするコネクタ。
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