JP2013165591A - 保護リレーシステム及びその試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験設定中のユニットを試験担当者に認識させることにより、試験の作業効率を高めて保守及び点検性の向上を図る。
【解決手段】試験設定部15は統合ユニット設定及び表示装置25が統合ユニット6を試験可能状態に設定したことを示す試験設定中情報を生成する。統合ユニット6の通信インターフェース部11はプロセスバス16を介して、試験設定中情報と電気量情報を保護ユニット17側に送る。保護ユニット17のリレー演算部23は試験設定中情報と系統情報である電気量情報とを組み合わせて受け取り、リレー演算試験を実行する。プロセスバス及び保護ユニットには保護ユニット表示装置28を接続し、この装置28にて試験設定中情報を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プロセスバスを適用した保護リレーシステム及びその試験方法に関する。
保護リレーシステムでは、電力設備に系統事故が発生した時、その設備を電力系統から迅速に切り離すことで、電力供給の安定化を図っている。近年では、通信技術及びディジタル保護制御技術の発展を受けて、プロセスバスを導入した保護リレーシステムが提案されている。
プロセスバスを導入した保護リレーシステムでは、統合ユニットと保護ユニットとを備え、これら2種類のユニットを、通信インターフェース部を介してプロセスバスに接続している。統合ユニットは電力系統の電気量をディジタルデータに変換するユニットである。統合ユニットは、系統から電気量を取り込むため、変電機器の近傍に配置されることが多い。また、保護ユニットはシステムの主要部であり、統合ユニットからディジタルデータを取り込んでリレー演算を実行し、保護区間内外部判定を行う。保護ユニットは集中監視室等に配置されるのが一般的である。
このような保護リレーシステムでは、プロセスバスを利用して情報を送受信するため、リアルタイムな情報通信や高精度な時刻同期が可能であり、電力系統の高度情報化を進めることができる。また、プロセスバスを用いた保護リレーシステムでは、複数の統合ユニットから1つの保護ユニットに情報を収集して保護性能を高めることが可能である。
ところで、保護リレーシステムでは定期的な保守及び点検を行う上で、各ユニットに内蔵されたリレー要素の動作値試験を行っている。例えば、保護ユニットではリレー演算試験を行うが、この試験には統合ユニットから試験器を用いて電気量情報を入力する必要がある。電気量情報は電力系統から入力しても電力系統以外から入力しても系統情報として扱う。
上記のリレー演算試験以外にも保護ユニットにて実施される試験としては、変電機器の情報が保護ユニットにて正常に表示されるか否かを確認する機器の表示確認及び制御試験がある。機器の表示確認及び制御試験を実施するためには運用情報が必要である。運用情報とは遮断器や断路器等の外部機器に関する情報あるいは統合ユニット以外の装置からの情報である。上記の系統情報及び運用情報はいずれも、試験に使用される情報なので、ここでは、これらの情報を試験用情報と定義する。
特許第3907998号
プロセスバスを用いた保護リレーシステムの試験を行う場合、次のような課題が指摘されている。すなわち、統合ユニットは変電機器の近傍に配置し、保護ユニットは集中管理室等に配置する場合、これらのユニットは物理的に離れている。このため、どのユニットで試験を実施しているのかを試験担当者が確かめる作業が面倒であった。したがって試験時に多大な労力を要することになり、試験担当者の作業負担は大きくなっていた。
本実施形態の保護リレーシステムは、上記の課題を解決するためのものである。本実施形態の目的は、試験設定中のユニットを試験担当者に認識させることにより、試験の作業効率を高めて保守及び点検性の向上を図ることにある。
上記目的を達成するために、実施形態の保護リレーシステムは、次の(a)〜(j)を設けたことを特徴とする。
(a)電力系統の電気量をディジタルデータに変換する統合ユニット。
(b)前記ディジタルデータに基づいてリレー演算を実行し保護区間内外部判定を行う保護ユニット。
(c)前記統合ユニットと前記保護ユニットとを接続するプロセスバス。
(d)前記統合ユニットを試験可能状態に設定する統合ユニット設定装置。
(e)前記統合ユニット設定装置が前記統合ユニットを試験可能状態に設定したことを示す試験設定中情報を生成する試験設定部。
(f)前記保護ユニットの試験に用いられる試験用情報を前記統合ユニットに入力する試験用情報入力部。
(g)前記試験設定部から前記試験設定中情報を、前記試験用情報入力部から前記試験用情報をそれぞれ取り込み、これらの情報を前記プロセスバスに送信する送信部。
(h)前記プロセスバスから前記試験設定中情報及び前記試験用情報を受信する受信部。
(i)前記受信部から前記試験設定中情報及び前記試験用情報を組み合わせて受け取り、前記保護ユニットの試験を実行する試験実行部。
(j)前記保護ユニットが試験設定中であることを表示する保護ユニット表示装置。
第1の実施形態の構成図。 第2の実施形態の構成図。 第3の実施形態の構成図。 第4の実施形態の構成図。 第5の実施形態の構成図。 第6の実施形態の構成図。 第7の実施形態の構成図。 第8の実施形態の構成図。 第9の実施形態の構成図。 第10の実施形態の構成図。
以下、図面を参照して、保護リレーシステムの実施形態について説明する。下記の実施形態は、プロセスバスを用いて保護ユニットと統合ユニットとを接続した保護リレーシステムに適用した技術である。
[第1の実施形態]
図1を用いて、第1の実施形態について説明する。
(保護リレーシステムの概要)
第1の実施形態の特徴的な構成を説明する前に、プロセスバスを適用した保護リレーシステムの概要について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、母線1には計器用変流器2を介して遮断器3及び送電線4が接続されている。また、母線1には計器用変圧器5が接続されている。前記遮断器3の近傍に保護リレーシステムの統合ユニット6が配置されている。保護リレーシステムには、統合ユニット6に加えて保護ユニット17と、遮断器制御ユニット98が設けられている。なお遮断器制御ユニット98は統合ユニット6に含まれる場合もある。
統合ユニット6、保護ユニット17及び遮断器制御ユニット98には、それぞれ通信インターフェース部11、18、99が設置されており、これを介して各ユニット6、17、98がプロセスバス16に対し相互に接続されている。統合ユニット6において、通信インターフェース部11にはA/D変換部9が接続され、A/D変換部9には入力変換器8が接続されている。
保護ユニット17にはリレー演算部23と遮断器情報表示処理部24とが配置されている。遮断器制御ユニット98には遮断器3に対し引き外し指令を出力する接点駆動部100が設けられている。
(保護リレーシステムの通常動作)
上記の保護リレーシステムは通常、次のように動作する。計器用変流器2は系統の電流波形信号αを計測し、計器用変圧器5は系統の電圧波形信号βを計測する。統合ユニット6の入力変換器8は計器用変流器2から電流波形信号αを、計器用変圧器5から電圧波形信号βをそれぞれ入力し、これらの信号α、βをA/D変換部9に送る。A/D変換部9は前記波形信号α、βをディジタルデータである電気量情報に変換して、通信インターフェース部11に送る。通信インターフェース部11は電気量情報Aをプロセスバス16へと送信する。
保護ユニット17では、通信インターフェース部18によりプロセスバス16から電気量情報Aを受信し、これをリレー演算部23へ伝える。リレー演算部23は受け取った電気量情報Aに基づいて事故判定の演算処理を行う。リレー演算部23が遮断器3の引外しが必要であると判定すると、通信インターフェース18を経由して引外し出力信号をプロセスバス16へ送信する。
遮断器制御ユニット98では、通信インターフェース部99がプロセスバス16から引外し出力信号を受信すると接点駆動部100が動作し、遮断器3に引き外し指令を出力する。遮断器3はこの引き外し指令に基づいて引外し動作を行う。以上が保護リレーシステムの通常動作である。
(構成)
第1の実施形態の特徴的な構成について説明する。統合ユニット6には試験用端子7a、7bと、運用情報である遮断器情報Bの入力部10と、試験設定中情報Cを生成する試験設定部15とが設けられている。試験設定中情報Cとは、後述する統合ユニット設定及び表示装置25が統合ユニット6を試験可能状態に設定したことを示す情報である。
また、通信インターフェース部11には、遮断器情報Bの送信部12と、系統情報である電気量情報Aの送信部13と、試験設定中情報Cの送信部14が設けられている。試験用端子7a、7bは試験器を用いて電力系統の交流入力電気量を入力する端子である。遮断器情報Bの入力部10は遮断器3に接続され、遮断器情報Bを遮断器3から入力するように構成されている。なお、送信部12〜14はコンピュータをソフトウエアで制御することにより、各情報の送信機能を実現する部分である。
プロセスバス16及び統合ユニット6には、統合ユニット設定及び表示装置25が接続されている。統合ユニット設定及び表示装置25は、リレー演算試験の設定を行うための第1の統合ユニット設定部26と、遮断器情報表示試験の設定を行うための第2の統合ユニット設定部27とを備えている。これら統合ユニット設定部26、27は、試験担当者からの操作を受け付けて統合ユニット6を試験可能状態に設定する設定機能と、設定した試験について表示する表示機能を兼ね備えている。
第1の統合ユニット設定部26は、「試験設定」、「設定」、「解除」と表示した部分を有している。第2の統合ユニット設定部27は、遮断器3の状態を示す「遮断器「入」」、「設定」、「解除」と表示した部分を有している。このうち、統合ユニット設定部26の「試験設定」および統合ユニット設定部27の「遮断器「入」」は、表示状態と表示オフ状態とに切り替え表示可能である。また、統合ユニット設定部26、27における「設定」及び「解除」は、試験担当者からの入力操作を受け付ける部分である。
保護ユニット17側の通信インターフェース部18には、電気量情報Aの受信部19と、遮断器情報Bの受信部20と、試験設定中情報Cの受信部21とが設けられている。受信部19、21にはAND回路22aが接続され、受信部20、21にはAND回路22bが接続されている。AND回路22aにはリレー演算部23が接続され、AND回路22bには遮断器情報表示処理部24が接続されている。なお、受信部19〜21はコンピュータをソフトウエアで制御することにより、各情報の受信機能を実現する部分である。
プロセスバス16及び保護ユニット17には、保護ユニット表示装置28が接続されている。保護ユニット表示装置28には、リレー演算部23の演算結果を示すリレー動作の表示部29と、遮断器情報の表示部30と、試験設定中情報の表示部31とが設けられている。
(試験方法)
第1の実施形態では、保護ユニット17についてリレー演算試験と遮断器情報表示試験とを実施する。リレー演算試験の実行部は保護ユニット17のリレー演算部23であり、試験用情報として系統情報である電気量情報を用いる。また、遮断器情報表示試験の実行部は保護ユニット17の遮断器情報表示処理部24及び保護ユニット表示装置28の遮断器情報表示部30であり、試験用情報には運用情報である遮断器情報を用いる。
リレー演算試験を実施する場合、第1の統合ユニット設定部26の「設定」操作に基づいて、第1の統合ユニット設定部26は統合ユニット6をリレー演算試験の可能状態に設定し、「試験設定」を表示状態にする。第1の統合ユニット設定部26の設定を受けて、統合ユニット6では試験用端子7aが試験器を用いて計器用変流器2の計測した電流波形信号αを取り込み、これを入力変換器8に送る。
また、試験用端子7bが試験器を用いて計器用変圧器5の計測した電圧波形信号βを取り込み、これを入力変換器8に送る。入力変換器8は電流波形信号α及び電圧波形信号βをA/D変換部9に送り、A/D変換部9はこれらの信号α、βを電気量情報Aに変換して通信インターフェース部11に送る。なお、試験状態を解除させる場合には第1の統合ユニット設定部26の「解除」操作に基づいて、第1の統合ユニット設定部26が統合ユニット6におけるリレー演算試験の可能状態を解除し、「試験設定」を表示オフ状態にする。
遮断器情報表示試験を実施する場合は、第2の統合ユニット設定部27の「設定」操作に基づいて、第2の統合ユニット設定部27が統合ユニット6を遮断器情報表示試験の可能状態に設定する。第2の統合ユニット設定部27の設定を受けて、統合ユニット6では、遮断器情報入力部10が遮断器3から遮断器情報Bを入力する。
遮断器情報入力部10は遮断器情報Bを通信インターフェース部11及び第2の統合ユニット設定部27に送る。第2の統合ユニット設定部27は遮断器情報入力部10からの遮断器情報Bを受け、遮断器情報Bとして例えば「遮断器「入」」を表示する。なお、第2の統合ユニット設定部27による「解除」の操作により、第2の統合ユニット設定部27は統合ユニット6における遮断器情報表示試験の可能状態を解除すると共に、遮断器情報Bである「遮断器「入」」を表示オフ状態にする。
第1及び第2の統合ユニット設定部26、27の少なくとも一方が統合ユニット6を試験可能状態に設定すると、試験設定部15は試験設定中情報Cを生成し、これを通信インターフェース部11に送る。通信インターフェース部11では送信部13、12、14がそれぞれ、電気量情報A、遮断器情報B、試験設定中情報Cをプロセスバス16へ送信する。
保護ユニット17側では通信インターフェース部18の受信部19、20、21がそれぞれ、電気量情報A、遮断器情報B、試験設定中情報Cをプロセスバス16から受信する。保護ユニット表示装置28の試験設定中表示部31は試験設定中情報Cを保護ユニット17側から取り込み、これを表示する。
受信部19、21はプロセスバス16から受信した電気量情報A、試験設定中情報CをAND回路22aに送り、AND回路22aはこれらの情報A、Cを組み合わせて、リレー演算部23に出力する。リレー演算部23は電気量情報A及び試験設定中情報Cを受け取ると、試験設定中であることを認識してリレー演算を行う。リレー演算部23は演算結果を保護ユニット表示装置28のリレー動作表示部29に送る。リレー動作表示部29はリレー要素の動作を表示することで、試験結果を提示する。
受信部20、21はプロセスバス16から受信した遮断器情報B、試験設定中情報CをAND回路22bに送る。AND回路22bはこれらの情報B、Cを組み合わせて、遮断器情報表示処理部24に出力する。遮断器情報表示処理部24は試験設定中情報C及び遮断器情報Bを受け取ると、試験設定中であることを認識して遮断器情報表示処理を行い、その処理結果を保護ユニット表示装置28の遮断器情報表示部30に送る。最終的に遮断器情報表示部30が遮断器情報Bを表示し、確認することで、遮断器情報表示試験が完了する。
(作用効果)
第1の実施形態においては、統合ユニット設定及び表示装置25における第1の統合ユニット設定部26が「試験設定」を表示することで、統合ユニット6が試験設定中であることが明確に分かる。また、プロセスバス16を用いることにより、統合ユニット6の試験設定部15で生成した試験設定中情報Cを、統合ユニット6から保護ユニット17へと送信可能である。
このため、保護ユニット17に接続された保護ユニット表示装置28は、試験設定表示部31において試験設定中情報Cを表示することができる。これにより、試験担当者は保護ユニット17に関しても試験設定中であることを的確に把握することができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、試験設定中である統合ユニット6及び保護ユニット17を試験担当者に確実に認識させることができる。すなわち、どのユニットで試験を実施しているのかを試験担当者が確かめる作業が容易であり、したがって、統合ユニット6と保護ユニット17とが物理的に離れていようとも、保護リレーシステムの試験を効率よく行うことができ、システムの保守及び点検業務を簡素化することが可能である。その結果、保護リレーシステムの保守及び点検性が向上し、優れた信頼性を獲得することができる。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態の構成図であり、上記第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。また第2の実施形態での系統情報及び運用情報の定義は第1の実施形態と等価とし、系統情報は電気量情報、運用情報は遮断器情報として説明する。
(構成)
図2に示すように、第2の実施形態は、統合ユニット6に、試験用情報となる記録データの保存部32を備えた点に特徴がある。保存部32はA/D変換部9及び遮断器情報入力部10に接続されている。保存部32はA/D変換部9及び遮断器情報入力部10から電気量情報及び遮断器情報を取り込み、保存している。
保存部32には保存部32から記録データを呼び出す情報呼出部33が接続されている。情報呼出部33は通信インターフェース部11に接続されている。通信インターフェース部11は、統合ユニット6から保護ユニット17へ記録データを送信する第1の記録データDの送信部34及び第2の記録データEの送信部35を備えている。なお、図2以降の図面中において、第1の記録データD及び第2の記録データEは、「記録データ1」及び「記録データ2」として示す。
統合ユニット設定及び表示装置25は、記録データ設定部39と試験起動部38とを設けている。記録データ設定部39は保存部32に保存された記録データを表示し、試験担当者の入力操作を受け付けて任意の記録データを選択する部分である。試験起動部38は、統合ユニット6の通信インターフェース部11から、保護ユニット17の通信インターフェース部18へと、記録データ設定部39にて選択された記録データを送る部分である。
一方、保護ユニット17の通信インターフェース部11は、第1の記録データDの受信部36と、第2の記録データEの受信部37とを設けている。なお、受信部36で受信する第1の記録データDとして、電気量情報を用いるので、第2の実施形態の保護ユニット17では受信部19は省略している。
(試験方法)
第2の実施形態においては、保護ユニット17のリレー演算試験及び遮断器情報表示試験を次のように実施する。まず、統合ユニット設定及び表示装置25の記録データ設定部39は、保存部32に予め保存された記録データを表示し、試験担当者の入力操作に基づいて、電気量情報である第1の記録データDを選択し、遮断器情報である第2の記録データEを選択する。
また、統合ユニット設定及び表示装置25では、第1及び第2の統合ユニット設定部26、27により統合ユニット6をリレー演算試験状態及び遮断器情報表示試験状態に設定する。これら統合ユニット設定部26、27の設定を受けて、統合ユニット6では呼出部33が保存部32から記録データを呼び出し、その中から記録データ設定部39が選択した第1及び第2の記録データD、Eを、通信インターフェース部11に送る。
さらに、統合ユニット設定及び表示装置25の試験起動部38が動作すると、送信部34、35がそれぞれ、第1及び第2の記録データD、Eをプロセスバス16に送信する。なお、統合ユニット6において、入力変換器8、A/D変換部9、遮断器情報入力部10、試験設定部15の設定状態は上記第1の実施形態と同様である。
保護ユニット17の通信インターフェース部18では、受信部21、36、37がそれぞれ、試験設定中情報C、第1及び第2の記録データD、Eを受信する。AND回路22aは受信部36から第1の記録データDを、受信部21から試験設定中情報Cを、それぞれ入力し、これらを組み合わせてリレー演算部23に伝える。リレー演算部23は電気量情報及び試験設定中情報を受け取ることで試験設定中であることを認識し、保護リレー演算を行う。また、保護ユニット17は遮断器情報である第2の記録データEと試験設定中情報Cをもとにして、遮断器情報表示処理部24にて遮断器表示処理を行う。
(作用効果)
以上の常第2の実施形態によれば、保存部32に予め保存された記録データを系統情報や運用情報として使用することで、これらの情報をあらためて取り入れることなく、保護ユニット17のリレー演算試験及び遮断器情報表示試験を実施することができる。そのため、統合ユニット6及び保護ユニット17の保守及び点検作業を所望のタイミングで実施することが可能であり、システム運用者の保守及び点検業務をさらに軽減することができる。
[第3の実施形態]
(構成)
図3は、第3の実施形態の構成図であり、第2の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。第3の実施形態の統合ユニット6は、第2の実施形態の統合ユニット6から遮断器情報入力部10と、第2の記録データ送信部35を省略したものである。また、統合ユニット設定及び表示装置25からは第2の統合ユニット設定部27が省略されている。
プロセスバス16及び保護ユニット17には、保護ユニット表示及び設定装置28Aが接続されている。保護ユニット表示及び設定装置28Aには、上記のリレー動作表示部29に加えて、保護ユニット設定部44が設けられている。保護ユニット設定部44は保護ユニット17をリレー演算試験の可能状態に設定すると共に、設定した試験について表示を実行する部分である。
保護ユニット設定部44は、統合ユニット6側の統合ユニット設定部26と同様、「試験設定」、「設定」、「解除」という表示部分を有しており、「試験設定」は表示状態と表示オフ状態とに切り替え表示可能である。また、「設定」及び「解除」は試験担当者からの操作を受け付けて設定機能及びその解除機能を実現する部分である。
第3の実施形態の保護ユニット17は、AND回路22cと、OR回路41a、41bと、第2の試験設定中情報Fを生成する第2の試験設定部42と、第2の試験設定中情報Fを保存する保存部43とが設けられている。第3の実施形態では、第2の試験設定部42と、前記保護ユニット設定部44を備えた点に特徴がある。
第2の試験設定部42の生成する第2の試験設定中情報Fは、上記保護ユニット設定部44が保護ユニット17を試験可能状態に設定したことを示す情報である。第2の試験設定中情報Fの保存部43は第2の試験設定部42から第2の試験設定中情報Fを受け取り、AND回路22a、22cに伝える部分である。
OR回路41aは入力側に受信部19及び36が接続され、出力側にAND回路22aが接続されている。OR回路41bは入力側にAND回路22a、22bが接続され、出力側にリレー演算部23が接続されている。AND回路22cは入力側に受信部21、43が接続され、出力側にAND回路22bが接続されている。
(試験方法)
第3の実施形態では、保護ユニット17のリレー演算試験を次のように実施する。すなわち、統合ユニット設定及び表示装置25の記録データ設定部39が保存部32に予め保存された記録データを表示し、試験担当者の入力操作に基づいて、電気量情報である第1の記録データDを選択する。
統合ユニット設定及び表示装置25では、第1の統合ユニット設定部26により統合ユニット6をリレー演算試験状態に設定する。この設定を受けて、統合ユニット6では呼出部33が保存部32から記録データを呼び出し、その中から記録データ設定部39が選択した第1の記録データDを、通信インターフェース部11に送る。
統合ユニット設定及び表示装置25の試験起動部38が動作すると、第1の記録データ送信部34が第1の記録データをプロセスバス16に送信する。なお、統合ユニット6において、試験用端子7、入力変換器8、A/D変換部9、遮断器情報入力部10、試験設定部15の設定状態は上記第1の実施形態と同様である。
保護ユニット表示及び設定装置28Aの保護ユニット設定部44において、試験担当者が「設定」に対し入力操作を行うと、保護ユニット設定部44は保護ユニット17をリレー演算試験の可能状態に設定し、「試験設定」を表示状態にする。なお、試験状態を解除させる場合には試験担当者が保護ユニット設定部44の「解除」を入力操作することで、保護ユニット設定部44が保護ユニット17におけるリレー演算試験の可能状態を解除し、「試験設定」を表示オフ状態にする。
保護ユニット設定部44が保護ユニット17を試験可能状態に設定すると、第2の試験設定部42は保護ユニット17が試験設定中であることを示す第2の試験設定中情報を生成する。そして、第2の試験設定部42は生成した第2の試験設定中情報Fを保存部43に送る。
また、保護ユニット17の通信インターフェース部18では、受信部21、36がそれぞれ、試験設定中情報C及び第1の記録データDを受信する。AND回路22aはOR回路41aを経由して受信部36から第1の記録データDを入力すると共に、受信部43から第2の試験設定中情報Fを入力する。
AND回路22aは電気量情報である第1の記録データDと第2の試験設定中情報Fとを組み合わせ、OR回路41bを経由してリレー演算部23に伝える。リレー演算部23はこれらの情報D、Fを受け取ることで保護ユニット17が試験設定中であることを認識し、保護リレー演算を行う。
AND回路22cは、受信部21を介した統合ユニット6側からの試験設定中情報Cと、保護ユニット17の保存部43からの第2の試験設定中情報Fとを組み合わせ、AND回路22bに出力する。AND回路22bは受信部36からの第1の記録データDと、AND回路22cから試験設定中情報C、Fとを組み合わせてリレー演算部23に伝える。リレー演算部23はこれらの情報D、C、Fを受け取ることでも保護リレー演算を行うことができる。
なお、OR回路41aには受信部19、36を接続しているので、統合ユニット6から受信する電気量情報として、受信部36にて受信した第1の記録データDに代えて、統合ユニット6の試験用端子7a、7bから取り込んだ試験用の電気量情報Aを受信部19に受信し、これを用いてリレー演算を行うことも可能である。
(作用効果)
第3の実施形態では、統合ユニット6から保護ユニット17に送信された電気量情報である記録データD及び試験設定中情報Cと、保護ユニット17で生成された第2の試験設定中情報Fとを組み合わせて、リレー演算部23にてリレー演算試験を行う。このような第3の実施形態によれば、統合ユニット6または保護ユニット17のいずれかの設定だけで、各ユニット6、17が試験設定中であることを試験担当者に認識させることができる。これにより、システムの保守及び点検性がいっそう向上する。
また、第3の実施形態においては、統合ユニット6側と保護ユニット17側とで試験設定中情報C、Fを独立して生成しているので、両者を照合させることで、統合ユニット6及び保護ユニット17のいずれか一方だけに試験設定中情報を生成した場合と比べて、試験対象ユニットに対する試験担当者の注意喚起力が高くなり、試験の効率をより高めることができる。
[第4の実施形態]
(構成)
図4は、第4の実施形態の構成図であり、第3の実施形態3と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。
第4の実施形態において、統合ユニット設定及び表示装置25は、対象保護ユニットの表示及び選択部47を設けている。対象保護ユニットの表示及び選択部47は、複数の保護ユニット17を表示し、表示された中から試験担当者の操作を受け付けて任意の保護ユニットを選択する。対象保護ユニットの表示及び選択部47は、選択された対象保護ユニットに関しての情報Gを統合ユニット6の通信インターフェース部11に送る。また、統合ユニット6の通信インターフェース部11は、対象保護ユニット情報Gの送信部45を設けている。送信部45は前記表示及び選択部47によって選択された対象保護ユニット情報Gをプロセスバス16に送信する。
一方、保護ユニット17の通信インターフェース部18は対象保護ユニット情報Gの受信部46を設けている。また、第4の実施形態の保護ユニット17ではAND回路22cとOR回路41bと第2の試験設定部42を省いている。さらに、第4の実施形態の保護ユニット表示装置28は、第1の実施形態における表示装置28から遮断器情報表示部30を省いている。
(試験方法)
第4の実施形態において、保護ユニット17のリレー演算試験を実施する場合、統合ユニット設定及び表示装置25の記録データ設定部39にて、電気量情報である第1の記録データDを選択する。また、対象保護ユニット表示及び選択部47にて試験対象となる保護ユニット17を選択する。
そして、統合ユニット6の通信インターフェース部11において、送信部14、34、45がそれぞれ、試験設定中情報C、第1の記録データD及び試験対象保護ユニット情報Gを、プロセスバス16を経由して保護ユニット17の通信インターフェース部18へ送信する。通信インターフェース部18では、受信部21、46、36がそれぞれ、試験設定中情報C、対象保護ユニット情報G及び第1の記録データDを受信する。
AND回路22bは受信部21から試験設定中情報Cを、受信部46から対象保護ユニット情報Gをそれぞれ入力し、2つの情報C、Gを組み合わせてAND回路22aに送る。AND回路22aはさらに第1の記録データDを受信部36から取り入れて、合計3つの情報C、D、Gを組み合わせてリレー演算部23に伝える。
リレー演算部23は試験設定中情報Cと対象保護ユニット情報Gとを組合せて選択された対象保護ユニットが試験設定中であることを認識し、さらに電気量情報である第1の記録データDを組み合わせることで保護リレー演算を行う。なお、第4の実施形態でも、上記第3の実施形態と同じくOR回路41aに受信部19、36を接続しているので、受信部36で受信した第1の記録データに代えて、受信部19で受信した電気量情報Aを使用することも可能である。
(作用効果)
第4の実施形態によれば、次のような独自の作用効果がある。すなわち、対象保護ユニット表示及び選択部47により試験対象となる保護ユニット17を事前に選択してから試験を行うことができる。したがって、試験担当者が試験対象となるユニットを誤認することがなく、試験の作業効率がより向上する。
[第5の実施形態]
(構成)
図5は、第5の実施形態の構成図であり、上記第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し、重複する部分については説明を省略する。
第5の実施形態では保護ユニット17はトリップ出力許可部48及びトリップ出力禁止部49を設けた点に特徴がある。トリップ出力許可部48はAND回路22cに対し遮断器3の「使用」指令を出力する。また、トリップ出力禁止部49はAND回路22dに対し遮断器3の「不使用」指令を出力する。
(試験方法)
第5の実施形態においては、リレー演算部23のリレー演算試験を実施する際、遮断器3への引き外し出力信号を許可あるいは禁止する点に特徴がある。保護ユニット17では、統合ユニット6から受信した第1の記録データDと試験設定中情報CをAND回路22aにて組合せてリレー演算部23に取り込む。リレー演算部23はこれらの情報C、Dに基づいてリレー演算試験を行う。ここでリレー演算の試験結果をHとする。このリレー演算試験結果Hと試験設定中情報CとをAND回路22bにて組み合わせて、AND回路22c、22dに送る。
リレー演算試験結果Hが所定の条件を満たしていれば、遮断器3に対する引き外し出力信号を許可する。この場合には、AND回路22cにて試験設定中情報Cとトリップ出力許可部48からの「使用」指令を組み合わせてトリップ出力許可50を出力する。
また、リレー演算試験結果Hが所定の条件を満たしていなければ、遮断器3に対する引き外し出力信号を禁止する。この場合には、AND回路22dにて試験設定中情報Cとトリップ出力禁止部49からの「不使用」指令49を組み合わせてトリップ出力ロック51を出力する。なお、上記第3、第4の実施形態と同じく、OR回路41aに受信部19、36を接続しているので、前記第1の記録データDに代えて、統合ユニット6の試験用端子7a、7bから試験用の電気量情報Aを取り込んでこれを使用することも可能である。
(作用効果)
以上のような第5の実施形態では、リレー演算試験を行う保護ユニット17において、遮断器3への引き外し出力信号を許可あるいは禁止することで、試験に対する試験担当者の注意力を高めることができる。また、試験設定中に、リレー演算部23が動作したとしても、リレー演算試験結果Hが所定の条件を満たしていなければ、遮断器3に対する引き外し出力信号を禁止するので、保護ユニット17の誤動作を確実に防止することができる。したがって、第5の実施形態によれば、遮断器3、統合ユニット6、保護ユニット17を組み合わせた試験を、安全に行うことが可能となる。
[第6の実施形態]
(構成)
図6は、第6の実施形態の構成図であり、上記第5の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。
第6の実施形態において、統合ユニット6には、記録設定が可能である記録起動用リレー52と、記録時刻部53と、記録手動起動部54と、記録トリガ63とを設けている。また、統合ユニット6の通信インターフェース部11には保護ユニット17側からの記録起動信号Lを受信する受信部55を備えている。
さらに、統合ユニット6においてOR回路41cは、記録起動用リレー52からの記録時刻信号Iと、記録時刻部53からの記録手動起動信号Jと、記録手動起動部54からの記録設定信号Kと、受信部55が受信した記録起動信号Lを入力する。OR回路41cはこれらの信号I〜Lのいずれかを記録トリガ63に出力する。また、統合ユニット設定及び表示装置25は、統合ユニット6側の記録時刻部53に記録時刻を設定する記録時刻設定部56と、統合ユニット6側の記録手動起動部54または記録起動用リレー52に対し記録起動指令を出力する記録起動部57とを設けている。
また、保護ユニット17には記録時刻部58と記録手動起動部59とを設けている。保護ユニット17の通信インターフェース部18には記録起動信号L送信用の送信部60を備えている。送信部60は、OR回路41dから、記録時刻部58からの記録時刻信号Jと記録手動起動部59からの記録手動起動信号Kを入力して、これらの信号J、Kを記録起動信号Lとして送信する。また、保護ユニット表示及び設定装置28Aは保護ユニット17側の記録時刻部58に記録時刻を設定する記録時刻の設定部61と、保護ユニット17側の記録手動起動部59に記録手動起動指令を出力する記録起動部62を設けている。
(記録データの保存)
上記第6の実施形態の統合ユニット6は、試験用情報である記録データを次のように保存する点に特徴がある。統合ユニット6においては、記録起動用リレー52からの信号I、記録時刻部53からの記録時刻信号Jと、記録手動起動部54からの記録手動起動信号Kと、受信部55が受信した記録起動信号Lのいずれかにより、記録トリガ63を実行する。これにより、統合ユニット6に入力される系統情報として、電気量データを保存部32へ保存することができる。
また、第6の実施形態では、保護ユニット17にて採用された試験用の記録データを、統合ユニット6側に送り、これを保存することも可能である。すなわち、統合ユニット6から保護ユニット17が受信した電気量情報をもとにリレー演算部23で動作した条件、トリップ出力許可50の条件、記録時刻部58または記録手動起動部59から導かれる条件を、記録起動信号Lとして送信部60から統合ユニット6側へ送信する。
統合ユニット6は記録起動信号Lを受信部55にて受信したことにより、記録トリガ63を行い、保存部32に対し、保護ユニット17側の諸条件下の電気量情報について、試験用の電気量情報として保存することができる。なお、統合ユニット6から保護ユニット17が受信した電気量情報の受信条件に代えて、送信部34及び受信部36による記録データの送受信機能を用いて試験用の電気量情報を保存することも可能である。
(作用効果)
以上のような第6の実施形態によれば、統合ユニット6及び保護ユニット17の保守及び点検を実施するにあたり、電力系統事故発生時や任意の時刻、人間系による手動機能によって試験用の電気量情報を保存することが可能となる。また、保存された電気量情報を活用することで、容易に保護ユニット17のリレー演算部23の確認試験を行うことが可能となり、システム運用者の保守及び点検業務をいっそう簡素化することができる。
[第7の実施形態]
(構成)
図7は第7の実施形態の構成図であり、上記第6の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。第7の実施形態の統合ユニット6の通信インターフェース部11は、記録起動信号Lの送信部64を備えている。
(記録データの保存)
第7の実施形態において、プロセスバス16は複数の統合ユニット6を接続している。第7の実施形態では、記録トリガ63を実行すると、記録トリガ63の実行を行った以外の統合ユニット6の送信部64が、プロセスバス16に接続された全ての統合ユニット6に対し記録起動信号Lを送信するようになっている。
統合ユニット6の通信インターフェース部11は、送信部64に加えて、記録起動信号Lの受信部55を備えているので、これ以降の作用は第6の実施形態と等価であり、統合ユニット6にて試験用情報の記録データを保存することができる。なお、記録トリガ63は、第6の実施形態と同じく、統合ユニット6に備えた記録起動用リレー52、記録時刻部53、記録手動起動部54、保護ユニット17からの記録起動信号Lの受信部55のいずれかからの信号I〜Lによって実行される。
(作用効果)
上記の第7の実施形態によれば、記録トリガ63を行った以外の統合ユニット6で試験用記録データを保存することが可能となる。したがって、保護設備対象以外の統合ユニット6及び保護ユニット17の記録データを、プロセスバス16に接続された複数の統合ユニット6で保存して、記録データを共有することができる。このため、記録データをより活用することができ、保護ユニット17のリレー演算部23の試験や、変電機器の情報表示試験を容易に実施することが可能となって、システムの保守及び点検性を一層高めることができる。
[第8の実施形態]
(構成)
図8は、第8の実施形態の構成図である。第8の実施形態で定義する系統情報は電力系統または電力系統以外から入力される電気量データとして説明する。
第8の実施形態では、保護ユニット17が1装置、統合ユニット64、68が2装置であり、各々の統合ユニット64、68の系統情報及び運用情報は、同一の計器用変流器2、計器用変圧器5から入力する構成となっている。統合ユニット64は入力変換器8a、A/D変換部9a及び通信インターフェース部11aの他に、保存部32a、呼出部33a、試験用端子7a、7b、試験設定部15a、電気量情報の送信部66、記録データの送信部34a、試験設定中情報Cの送信部67を備えている。
また、統合ユニット68は入力変換器8b、A/D変換部9b及び通信インターフェース部11bの他に、保存部32b、呼出部33b、試験用端子71a、71b、試験設定部15b、電気量情報の送信部69、記録データの送信部70、試験設定中情報Cの送信部71を備えている。
一方、保護ユニット17は統合ユニット64、統合ユニット68とプロセスバス16を介して接続されており、通信インターフェース部18の他に電気量受信72、記録データ受信74、試験設定受信74、電気量受信部75、第4の記録データ受信部76、試験設定受信部77、受信先着判定処理部75を備えている。
(試験方法)
第8の実施形態においてリレー演算部23の試験を行う場合、統合ユニット設定及び表示装置25から統合ユニット64の試験設定を行い、その後、試験用端子7a、7bから交流入力電気量を入力する。これにより、統合ユニット64の送信部66、67は電気量情報A及び試験設定中情報Cを取り込む。
そして、送信部66、67は保護ユニット17の通信インターフェース部18へと電気量情報A及び試験設定中情報Cを、プロセスバス16を経由して送信する。保護ユニット17の受信部72、74は、統合ユニット64からの情報として通信インターフェース部18を介して電気量情報Aと試験設定中情報Cを受信し、電気量情報Aと試験設定中情報Cとを組み合わせて、受信先着判定処理部75に入力する。
また、統合ユニット設定及び表示装置25から、もう一方の統合ユニット68の試験設定を行い、その後、試験用端子71a、71bから交流入力電気量を入力する。これにより、統合ユニット68の送信部69、71は電気量情報A及び試験設定中情報Cを取り込む。そして、送信部69、71は保護ユニット17の通信インターフェース部18に対し電気量情報A及び試験設定中情報Cを、プロセスバス16を経由して送信する。
保護ユニット17の受信部75、77は統合ユニット68からの情報として通信インターフェース部18を介して電気量情報Aと試験設定中情報Cを受信し、電気量情報Aと試験設定中情報Cとを組み合わせて、受信先着判定処理部75に入力する。受信先着判定処理部75は、先着でデータ到着を認識し、先着した電気量情報Aと試験設定中情報Cをリレー演算部23に送る。リレー演算部23は電気量情報Aと試験設定中情報Cを用いてリレー演算試験を行う。なお、統合ユニット64、68の送信部34a、70を用いて、電気量情報Aに代えて保護ユニット17側に記録データを送信するようにしてもよい。
(作用効果)
第8の実施形態には、保護ユニット17側に受信先着判定処理部75を設けたことで、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、受信先着判定処理部75が受信先着判定を行うので、プロセスス16において統合ユニット64、68を複数接続した場合でも、試験担当者は系統情報及び運用情報の到着順を意識することなく、容易に試験、保守、点検を行うことが可能となる。したがって、試験担当者の負担を軽減することが可能となる。
[第9の実施形態]
(構成)
図9は、第9の実施形態の構成図である。上記第6の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。
第9の実施形態の統合ユニット6では、AND回路22eから記録起動用リレー52に対し、試験設定部15からの試験設定中情報Cと、呼出部33からの記録データとを送るようになっている。また、保護ユニット17は試験設定部42a、記録トリガ82、保存部84、呼出部85を備えている。
さらに保護ユニット17ではAND回路22fからリレー演算部23に対し、試験設定部42aからの試験設定中情報Gと呼出部85からの記録データとを送るようになっている。また、プロセスバス16及び保護ユニット17に接続される保護ユニット表示及び設定装置28Aには、保護ユニット設定部44、記録時刻の設定部61と、記録起動部62に加えて、記録データ設定部39が設けられている。記録データ設定部39は保存部84に保存された記録データを表示し、試験担当者の入力操作を受け付けて任意の記録データを選択する部分である。
このような第9の実施形態では、統合ユニット6において、内蔵された記録起動用リレー52の保守点検を行う場合、試験設定部15からの試験設定中情報Cと記録データ81とを組み合わせて、記録起動用リレー52の動作確認を行うことができる。また、保護ユニット17では、保護ユニット設定及び表示装置28Aからの設定を受けて、試験設定部42aは試験設定中情報Gを生成する。
また、記録トリガ82により保存部84に保存された記録データは、保護ユニット設定及び表示装置28Aの記録データ設定部39を通じて選択することが可能である。リレー演算部23は試験設定中情報Gと呼出部85からの記録データとを組み合わせて取り込み、リレー演算部23のリレー演算を行うことが可能となる。
(作用効果)
上記の第9の実施形態によれば、統合ユニット6または保護ユニット17の試験設定条件と、各々のユニット6、17で保存された記録データを用いて、統合ユニット6に内蔵された保護リレー要素の試験を行うことが可能となり、システムの保守及び点検性をより高めることができる。
[第10の実施形態]
(構成)
図10は、第10の実施形態の構成図であり、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し重複する説明は省略する。
第10の実施形態では、複数の統合ユニット6c、6d、6eを用いて、保護ユニット17のリレー演算を行う構成である。第10の実施形態の統合ユニット6c、6d、6eは各々、入力変換器8c、8d、8e、A/D変換部9c、9d、9e及び通信インターフェース部11c、11d、11e、試験器を用いて系統情報を入力可能な試験用端子7c、7d、7e、を備えている。統合ユニット6c、6d、6eの各通信インターフェース部11c、11d、11eには電気量情報の送信部86、87、88を設けている。
統合ユニット6eは試験設定部15eを有している。また、統合ユニット6eの試験用端子7eに対し試験用電気量情報を出力する試験用電気量情報出力部を接続している。さらに、統合ユニット6eの通信インターフェース部11eは試験設定中情報の送信部89を備えている。
また、プロセスバス16及び統合ユニット6eに統合ユニット設定及び表示装置25aを接続する。統合ユニット設定及び表示装置25aは試験設定及び表示部26を備えている。一方、保護ユニット17はリレー演算部23の他に統合ユニット6c、6d、6eからの電気量情報Aの受信部90、91、92と、試験設定中情報Cの受信部93とを備えている。
保護ユニット17はリレー演算部23とは別に試験用リレー演算部94を設けている。試験用リレー演算部94は保護ユニット17のリレー演算部に収納されている同一のリレー要素または確認試験用としての最小限のリレー要素のいずれかでもよい。また、プロセスバス16及び保護ユニット17に接続可能な保護ユニット表示装置28は試験用リレー演算部94の演算結果を表示する試験用リレー表示部95を備えている。
(試験方法)
保護ユニット17は統合ユニット6cからの電気量情報Aを受信部90にて受信し、統合ユニット6dからの電気量情報を受信部91にて受信し、統合ユニット6eからの電気量情報A及び試験設定中情報Cを受信部92、93にて受信する。電気量情報Aと試験設定中情報Cと組み合わせて試験用リレー演算部94に送り、試験用リレー演算部94はリレー演算試験を実施する。
保護ユニット表示装置28の試験用リレー表示部95は、試験用リレー演算部94の演算結果を表示する。これにより、試験設定中のリレー動作確認を行うことが可能である。なお、受信部92にて受信された電気量情報Aは、保護ユニット17にて試験設定を行っていない場合は、電気量受信1、電気量受信2及び電気量受信3を組み合わせてリレー演算部23にて、通常のリレー演算を実施することが可能である。
(作用効果)
以上のような第10の実施形態によれば、リレー演算部23により通常の保護リレー演算を継続しつつ、試験用リレー演算部94にてリレー演算試験を実施することができる。このため、試験の実施と平行して、通常の保護リレー演算を継続可能である。
したがって、統合ユニット6をプロセスバス16に対し新たに増設する必要がある場合、試験設定条件や電気量情報、さらに試験用リレーを組み合わせることで、運用中の統合ユニット6及び保護ユニット17の機能に影響を与えることなく、保護機能を維持することが可能となる。その結果、統合ユニットを増設作業が完了するまで保護ユニットが停止される心配がなく、保護リレーシステムは優れた保護機能を維持することができる。
[他の実施形態]
なお、上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、機器情報の表示試験に対象機器としては遮断器に限らず、断路器であってもよい。また、ユニットが試験設定中であることを示す試験設定中情報を示す表示としては、「設定」、「設定中」、「試験設定中」等、適宜選択可能であり、表示の態様も変更可能である。さらに、システムの各種設定や処理については、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムで制御することで実現可能であり、その実現態様は適宜選択である。
6、6c、6d、6e、64、68…統合ユニット
7a、7b、7c、7d、7e…試験用端子
8、8a、8b、8c、8d、8e…入力変換部
9、9a、9b、9c、9d、9e…A/D変換器
10…遮断器情報入力部
11、18…通信インターフェース部
12…遮断器情報の送信部
13…電気量情報の送信部
14…試験設定中情報の送信部
15、15b、15e…試験設定部
16…プロセスバス
17…保護ユニット
19、86、87、88…電気量情報の受信部
20…遮断器情報の受信部
21…試験設定中情報の受信部
23…リレー演算部
24…遮断器情報表示処理部
25…統合ユニット設定及び表示装置
26…第1の統合ユニット設定部
27…第2の統合ユニット設定部
28…保護ユニット表示装置
28A…保護ユニット表示及び設定装置
32、32a、32b、84…保存部
33、33a、33b、85…呼出部
34…第1の記録データの送信部
35…第2の記録データの送信部
36…第1の記録データの受信部
37…第2の記録データの受信部
38…試験起動部
39…記録データ設定部
44…保護ユニット設定部
47…対象保護ユニットの表示及び選択部
48…トリップ出力許可部
49…トリップ出力禁止部
75…受信先着判定処理部

Claims (16)

  1. 電力系統の電気量をディジタルデータに変換する統合ユニットと、
    前記ディジタルデータに基づいてリレー演算を実行し保護区間内外部判定を行う保護ユニットと、
    前記統合ユニットと前記保護ユニットとを接続するプロセスバスと、
    前記統合ユニットを試験状可能態に設定する統合ユニット設定装置と、
    前記統合ユニット設定装置が前記統合ユニットを試験可能状態に設定したことを示す試験設定中情報を生成する試験設定部と、
    前記保護ユニットの試験に用いられる試験用情報を前記統合ユニットに入力する試験用情報入力部と、
    前記試験設定部から前記試験設定中情報を、前記試験用情報入力部から前記試験用情報をそれぞれ取り込み、これらの情報を前記プロセスバスに送信する送信部と、
    前記プロセスバスから前記試験設定中情報及び前記試験用情報を受信する受信部と、
    前記受信部から前記試験設定中情報及び前記試験用情報を組み合わせて受け取り、前記保護ユニットの試験を実行する試験実行部と、
    前記保護ユニットが試験設定中であることを表示する保護ユニット表示装置と、を設けたことを特徴とする保護リレーシステム。
  2. 前記統合ユニットが試験設定中であることを表示する統合ユニット表示装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の保護リレーシステム。
  3. 前記統合ユニットは前記試験用情報を保存する保存部と、前記保存部に保存した前記試験用情報の中から所定の試験用情報を呼び出す呼出部と、を設け、
    前記送信部は前記呼出部の呼び出した試験用情報を前記プロセスバスへ送信し、
    前記受信部は前記呼出部の呼び出した試験用情報を前記プロセスバスから受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の保護リレーシステム。
  4. 前記保護ユニットを試験可能状態に設定する保護ユニット設定部と、
    前記保護ユニット設定部が前記保護ユニットを試験可能状態に設定したことを示す第2の試験設定中情報を生成する第2の試験設定部と、を設け、
    前記試験実行部は、前記第2の試験設定中情報及び前記試験用情報を組み合わせて受け取り、前記保護ユニットの試験を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  5. 前記送信部は、保護対象となる保護ユニットに対して前記試験設定中情報及び前記試験用情報を送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  6. 前記保護ユニットは、保護区間内部判定を行った場合には遮断器引きはずし指令を出力し、前記試験設定中の場合は遮断器への引き外し出力信号をロックすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  7. 前記保護ユニットは、保護区間内部判定を行った場合には遮断器引きはずし指令を出力し、前記試験設定中であり且つ前記試験実行部による試験の結果が所定の閾値以内であれば遮断器への引き外し信号出力を出力し、前記試験設定中であり且つ前記試験実行部による試験の結果が所定の閾値から外れれば遮断器への引き外し信号出力をロックすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  8. 前記統合ユニットには記録設定可能な記録起動用リレーと、記録起動手動部と、記録時刻設定部と、前記保護ユニットからの記録起動信号の受信部の少なくとも1つを備え、これらの構成要素のいずれかからの信号をトリガとして、前記試験用情報を保存することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  9. 前記保護ユニットには当該ユニットに内蔵の保護リレー起動による記録設定部と、記録手動起動部と、記録時刻設定部と、記録起動信号の出力部と、遮断器への引き外し指令信号出力部の少なくとも1つを備え、これらの構成要素のいずれかからの信号をトリガとして、前記保護ユニット側で採用された前記試験用情報を保存することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項の記載の保護リレーシステム。
  10. 前記保護ユニットが複数の前記統合ユニットを必要とする場合、任意の統合ユニットにおける前記試験用情報の保存指令信号をもとに、全ての統合ユニットにおける系統情報を保存することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  11. 前記保護ユニットは対象保護区間に対して1系列、前記統合ユニットは対象保護区間に対して複数系列設置し、
    前記任意の統合ユニットから前記試験設定中情報と前記試験用情報を受信することで、当該統合ユニットの前記試験設定部が前記試験設定中情報を生成することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  12. 前記保護ユニットは対象保護区間に対して1系列、前記統合ユニットは対象保護区間に対して複数系列設置し、
    複数の統合ユニットの前記送信部が前記試験設定中情報と前記試験用情報件を送信すると、前記保護ユニットの前記受信部に対する受信到達時間が最速の統合ユニットを判別する最速受信の判別部を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  13. 前記保護ユニットは、前記試験設定中情報と前記試験用情報のみを用いて、当該保護ユニットの試験を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  14. 前記統合ユニットは、前記試験設定中情報と前記試験用情報のみを用いて、当該統合ユニットに内蔵された保護リレー要素の試験設定を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  15. 前記保護ユニットは、前記保護リレー演算部と別に、試験用の保護リレー演算部を備えたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の保護リレーシステム。
  16. 電力系統の電気量をディジタルデータに変換する統合ユニットと、前記ディジタルデータに基づいてリレー演算を実行し保護区間内外部判定を行う保護ユニットと、前記統合ユニットと前記保護ユニットとを接続するプロセスバスとを備えた保護リレーシステムの試験方法であって、
    前記統合ユニットを試験状可能態に設定する統合ユニット設定ステップと、
    前記統合ユニット設定ステップにて前記統合ユニットを試験可能状態に設定したことを示す試験設定中情報を生成する試験設定ステップと、
    前記保護ユニットの試験に用いられる試験用情報を前記統合ユニットに入力する試験用情報入力ステップと、
    前記試験設定ステップで生成した前記試験設定中情報と、前記試験用情報入力ステップで入力した前記試験用情報をそれぞれ取り込み、これらの情報を前記プロセスバスに送信する送信ステップと、
    前記プロセスバスから前記試験設定中情報及び前記試験用情報を受信する受信ステップと、
    前記試験設定中情報及び前記試験用情報を組み合わせて受け取り、前記保護ユニットの試験を実行する試験実行ステップと、
    前記保護ユニットが試験設定中であることを表示する試験設定表示ステップと、を含むことを特徴とする保護リレーシステムの試験方法。
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