JP2013164820A - 評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置 - Google Patents

評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ストレージの性能評価を支援すること。
【解決手段】多重度を、1秒間当たりにI/O処理の処理時間帯が重なっている数の平均と定義する。この場合、多重度は、例えば、「多重度=平均IOPS×平均レスポンス時間」として求めることができる。この多重度は、各々のI/O要求が並列に処理された場合に各々の処理時間帯が重なる度合いを表すもの、すなわち、I/O要求を格納するキューの長さを表している。このため、多重度が大きいほどストレージ装置の負荷が溜まっていると判断でき、ストレージ装置の性能を評価する指標となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置に関する。
仮想化技術やクラウドコンピューティングの発達により、サーバの統廃合やクラウド化が進んでおり、ストレージに関しても従来環境の統合が行われることが予測される。ストレージを統合する場合に必要とされるのは、あるユーザのデータを他のユーザからアクセスできないように守れるかといったマルチテナント性と、一定の通信品質を保証するQoS(Quality of Service)である。
ハードウェアがユーザ単位で用意される場合、ストレージの性能はハードウェアに依存しており、他のユーザの影響は少ない。一方、ストレージが統合されると、複数のユーザが同じハードウェアを利用することになり、ハードウェア上でのユーザごとの性能予測や性能監視、もしくはソフトウェア的な制御が重要となる。
関連する先行技術としては、例えば、複数のホストからそれぞれ送信されるコマンドに応じた処理を実行する情報処理装置に対する各ホストのコマンドの多重度を動的に決定し、各ホストに割り当てるコマンド多重度を制御するものがある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、ディスク装置への入出力をグループ化した入出力グループがディスクを使用する時間の比率を定義し、定義された時間比率に基づき各入出力グループが連続してディスク装置を使用できるクォンタムを決定する技術がある(例えば、下記特許文献2参照。)。また、ネットワークを介してコピーユニットの多重度を検知し、多重度が不足する場合には、他のストレージ装置に対して複製要求を行う技術がある(例えば、下記特許文献3参照。)。
特開2008−226040号公報 特開2001−43032号公報 特開2003−223286号公報
しかしながら、従来技術では、ストレージを統合して複数のユーザが同じハードウェアを利用する場合のストレージの性能評価を行うことが難しいという問題がある。例えば、統合環境で動作しているシステムと同様のアクセス特性をもつシステムを追加統合する場合、特定の時間帯にアクセスが集中して性能に甚大な影響が出る場合がある。
一側面では、本発明は、ストレージの性能評価を支援することができる評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得し、取得した前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、算出した前記多重度を出力する評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置が提案される。
また、本発明の一側面によれば、第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得し、取得した前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出し、前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、算出した前記多重度を出力する評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置が提案される。
本発明の一側面によれば、ストレージの性能評価を支援することができるという効果を奏する。
図1は、ストレージ装置間のデータ移行例を示す説明図である。 図2は、多重度の計算例を示す説明図である。 図3は、実施の形態にかかるストレージシステム300のシステム構成例を示す説明図である。 図4は、実施の形態にかかる評価支援装置301のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態にかかるストレージ制御装置303のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、統計情報リストの具体例を示す説明図である。 図7は、実施の形態にかかる評価支援装置301の機能的構成例を示すブロック図である。 図8は、RAIDコントローラCiのI/O要求に対する処理手順の一例を示す説明図である。 図9は、WRITEキャッシュ802溢れの計算例を示す説明図である。 図10は、ボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示す説明図である。 図11は、IOPSとレスポンス時間との関係を示す説明図である。 図12は、多重度テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。 図13は、多重度とIOPSとの関係を示す説明図である。 図14は、ディスプレイ409に表示される出力結果の画面例を示す説明図である。 図15は、実施の形態にかかる評価支援装置301の評価支援処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図16は、実施の形態にかかる評価支援装置301の評価支援処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図17は、多重度算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる評価支援方法、評価支援プログラムおよび評価支援装置の実施の形態を詳細に説明する。
(評価支援方法の一実施例)
まず、図1および図2を用いて、本実施の形態において、ストレージ装置の性能評価の指標となる多重度について説明する。
図1は、ストレージ装置間のデータ移行例を示す説明図である。図1において、第1のストレージ装置100は、移行対象データ101を記憶する記憶装置である。移行対象データ101は、C社管理部というユーザによって使用されている情報である。また、ストレージシステム110は、移行先となるシステムであり、第2のストレージ装置111と第3のストレージ装置112とを含む。
第2のストレージ装置111と第3のストレージ装置112とは、移行対象データ101の移行先候補となる記憶装置である。第2のストレージ装置111は、A社管理部というユーザによって使用されているデータを記憶している。第3のストレージ装置112は、B社営業部というユーザによって使用されているデータを記憶している。
移行対象データ101を第2のストレージ装置111または第3のストレージ装置112に移行する場合、移行先のストレージ装置において移行対象データ101を記憶する記憶容量を確保する必要がある。ここでは、第2のストレージ装置111および第3のストレージ装置112が、ともに移行対象データ101を記憶する記憶容量を確保できる場合を想定する。
ここで、第2のストレージ装置111に記憶されているデータは、A社管理部というユーザからのアクセスが朝9時台に集中して発生するという特徴がある。また、第3のストレージ装置112に記憶されているデータは、B社営業部というユーザからのアクセスが営業時間中(例えば、9時〜17時)の各時間帯で平均的に発生するという特徴がある。また、第1のストレージ装置100に記憶されている移行対象データ101は、C社管理部というユーザからのアクセスが朝9時台に集中して発生するという特徴がある。
このため、単純に移行対象データ101を記憶する記憶容量を確保できることから、移行対象データ101を第2のストレージ装置111に移行した場合、朝9時の時間帯にユーザからのアクセスが集中して第2のストレージ装置111の性能に甚大な影響が出る場合がある。すなわち、移行対象データ101を記憶する記憶容量を確保できるか否かという判断だけでは、ストレージ装置の十分な性能予測とはならない。
また、ストレージ装置に対するアクセスによる負荷を表すものとして、IOPS(Input Output Per Second)とI/Oサイズとがある。IOPSは、1秒間に何回I/O要求が発行されたかを表すものである。I/O要求は、WRITE要求またはREAD要求である。I/Oサイズは、I/O要求の発行時にストレージ装置から入出力(書き込み、または、読み出し)される平均のデータ量である。
また、ストレージ装置の性能を表すものとして、ストレージ装置に対するアクセスのレスポンス時間がある。しかし、レスポンス時間は、I/Oサイズが大きくなると大きくなる傾向にある。このため、レスポンス時間は、ストレージ装置が新たな負荷を受け入れられるかどうかを判断する指標としてはよいものとはならない。
また、ストレージ装置の性能を表すものとして、ディスク装置やRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)のビジー率がある。ビジー率は、計測時間に対する処理時間の割合を表すものである。しかし、複数のI/O要求をキューイングして同時に処理することができるストレージ装置では、性能を評価する正確な指標ではない。
そこで、本実施の形態では、ストレージ装置の性能を評価する指標として多重度を用いる。多重度とは、ストレージ装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表すものである。
図2は、多重度の計算例を示す説明図である。図2において、ストレージ装置に対するI/O要求が並列に処理された場合の各々のI/O要求の処理時間帯201〜209が示されている。例えば、処理時間帯201の左側の黒丸は、I/O要求を受け付けた時点を表しており、右側の黒丸はI/O要求に対する応答が返された時点を表している。
ここで、多重度を、1秒間当たりにI/O処理の処理時間帯が重なっている数の平均と定義する。この場合、多重度は下記式(1)を用いて算出することができる。
多重度=平均IOPS×平均レスポンス時間 ・・・(1)
図2の例では、0.02[秒]ごとにI/O要求が発生している。このため、平均IOPSは「50」となる。また、各I/O要求のレスポンス時間は0.06[秒]である。このため、平均レスポンス時間は「0.06」となる。この場合、上記式(1)により、多重度は「3=50×0.06」となる。
この多重度は、各々のI/O要求が並列に処理された場合に各々の処理時間帯が重なる度合いを表すもの、すなわち、I/O要求を格納するキューの長さを表している。このため、多重度が大きいほどストレージ装置の負荷が溜まっていると判断でき、ストレージ装置の性能を評価する指標となる。
(ストレージシステム300のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかるストレージシステム300のシステム構成例について説明する。図3は、実施の形態にかかるストレージシステム300のシステム構成例を示す説明図である。図3において、ストレージシステム300は、評価支援装置301と、複数のサーバ302(図面では3台)と、複数のストレージ制御装置303(図面では3台)と、を含む。
ストレージシステム300において、評価支援装置301、サーバ302およびストレージ制御装置303は、有線または無線のネットワーク310を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク310は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
ここで、評価支援装置301は、ストレージ装置304の性能評価を支援するコンピュータである。サーバ302は、ストレージ装置304に対するI/O要求を行うコンピュータである。具体的には、例えば、サーバ302は、ストレージシステム300のユーザが使用する不図示のクライアント端末からストレージ装置304に対するI/O要求を受け付けて、該I/O要求をストレージ制御装置303に送信する。
ストレージ制御装置303は、ストレージ装置304を制御するコンピュータである。具体的には、例えば、ストレージ制御装置303は、ストレージ装置304に対するI/O要求をサーバ302から受信して、ストレージ装置304に対するデータの書き込み、読み出しを制御する。
ストレージ装置304は、データを記憶する記憶装置であり、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、磁気テープ等の記憶媒体305を含む。また、ストレージ装置304には、データを冗長化して耐障害性を向上させるRAIDの技術が適用されている。
(評価支援装置301のハードウェア構成例)
図4は、実施の形態にかかる評価支援装置301のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、評価支援装置301は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read‐Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、I/F(Interface)408と、ディスプレイ409と、キーボード410と、マウス411と、を備えている。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、評価支援装置301の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク407に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
I/F408は、通信回線を通じてネットワーク310に接続され、このネットワーク310を介して他の装置に接続される。そして、I/F408は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F408には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスプレイ409は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ409は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
キーボード410は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス411は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
なお、評価支援装置301は、上述した構成部のほかに、スキャナやプリンタなどを備えることにしてもよい。また、図3に示したサーバ302は、上述した評価支援装置301と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(ストレージ制御装置303のハードウェア構成例)
図5は、実施の形態にかかるストレージ制御装置303のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、ストレージ制御装置303は、CPU501と、メモリ502と、I/F503と、RAIDコントローラ504と、を備えている。また、各構成部はバス500によってそれぞれ接続されている。
CPU501は、ストレージ制御装置303の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有している。具体的には、例えば、フラッシュROMが各OSのプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。
I/F503は、通信回線を通じてネットワーク310に接続され、このネットワーク310を介して他の装置に接続される。そして、I/F503は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F503には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
RAIDコントローラ504は、CPU501の制御にしたがって、ストレージ装置304に対するアクセスを行う。なお、ストレージ制御装置303は、上述した構成部のほかに、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置を備えることにしてもよい。
(統計情報の具体例)
つぎに、ストレージ装置304の統計情報の具体例について説明する。ストレージ装置304の統計情報は、例えば、30秒間隔のように定期的に収集される。また、ストレージ装置304の統計情報は、例えば、ストレージシステム300の各ユーザに割り当てられているボリュームごとに収集される。
ボリュームとは、ストレージ装置304の管理単位となるものである。ボリュームは、例えば、複数のハードディスクまたはパーティションをグループ化して、仮想的に1つのボリュームとした論理ボリュームであってもよい。また、ストレージシステム300に新たに追加される新規ユーザについても、従来環境において新規ユーザに割り当てられていたボリュームの統計情報が収集される。
図6は、統計情報リストの具体例を示す説明図である。図6において、統計情報リスト600は、統計情報600−1〜600−4を含んでいる。各統計情報600−1〜600−4は、時点と、r/sと、w/sと、rkB/sと、wkB/sとを有している。
ここで、時点は、各統計情報600−1〜600−4が測定された時点(例えば、日時)である。r/sは、1秒当たりにREAD I/Oが発行された平均回数である。w/sは、1秒当たりにWRITE I/Oが発行された平均回数である。rkB/sは、1秒当たりにREAD I/Oによって読み込まれた平均データサイズである(単位:KB/sec)。wkB/sは、1秒当たりにWRITE I/Oによって書き込まれた平均データサイズである(単位:KB/sec)。
統計情報600−1を例に挙げると、時点「t1」に測定されたr/s「55.45[回]」、w/s「18.81[回]」、rkB/s「443.56[KB/sec]」およびwkB/s「300.99[KB/sec]」が示されている。
なお、各統計情報600−1〜600−4には、図6に示した各種情報のほか、avgqu−sz、await、%utilといった情報が含まれていてもよい。avgqu−szは、応答を待っているI/Oコマンドが繋がれているキューの平均キュー長である。awaitは、I/O当たりの平均レスポンス時間である(単位:msec)。%utilは、測定時間の中でI/Oを発行していた時間の割合である(単位:%)。また、各統計情報600−1〜600−4には、各ボリュームに割り当てられているボリュームサイズが含まれていてもよい。
(評価支援装置301の機能的構成例)
図7は、実施の形態にかかる評価支援装置301の機能的構成例を示すブロック図である。図7において、評価支援装置301は、取得部701と、第1の算出部702と、第2の算出部703と、第3の算出部704と、選択部705と、出力部706と、を含む構成である。この制御部となる機能(取得部701〜出力部706)は、具体的には、例えば、図4に示したROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F408により、その機能を実現する。
取得部701は、第1のストレージ装置に記憶されている移行対象データに対するI/O要求の第1の発生回数と、第1のストレージ装置から入出力されたデータの第1のI/Oサイズとを取得する機能を有する。ここで、移行対象データは、例えば、ストレージシステム300に新たに追加される新規ユーザが使用しているデータである。
ここで、第1のストレージ装置は、移行対象データの移行元となる記憶装置である。第1のストレージ装置は、例えば、図3に示したストレージシステム300内のストレージ装置304とは異なる他のストレージ装置、または、該他のストレージ装置に含まれるいずれかのボリュームである。また、第1のストレージ装置は、ストレージシステム300内のいずれかのストレージ装置304、または、ストレージ装置304に含まれるいずれかのボリュームであってもよい。
第1のストレージ装置に対するI/O要求とは、第1のストレージ装置に対するREAD要求およびWRITE要求である。具体的には、例えば、第1の発生回数は、第1のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPS、および第1のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSである。
第1のストレージ装置から入出力されたデータとは、第1のストレージ装置から読み出されたデータ、および第1のストレージ装置に書き込まれたデータである。具体的には、例えば、第1のI/Oサイズは、第1のストレージ装置に対するREAD要求時の平均I/Oサイズ、および第1のストレージ装置に対するWRITE要求時の平均I/Oサイズである。
第1の発生回数および第1のI/Oサイズは、例えば、第1のストレージ装置の統計情報(図6参照)から算出することができる。具体的には、例えば、取得部701が、図4に示したキーボード410やマウス411を用いたユーザの操作入力により、評価対象となる複数の期間の各々の期間における第1のストレージ装置の統計情報を取得する。また、取得部701が、例えば、ネットワーク310を介して外部装置から第1のストレージ装置の統計情報を取得することにしてもよい。
評価対象となる複数の期間は、任意に設定可能である。例えば、複数の期間を「ある日の1時〜24時」として、各々の期間を「ある日の1時〜24時の各時間帯」としてもよい。この場合、ある日の1時〜24時の各時間帯における第1のストレージ装置の統計情報が取得される。
また、例えば、複数の期間を「ある年の第1週〜第12週」として、各々の期間を「ある年の第1週〜第12週の各週」としてもよい。この場合、ある年の第1週〜第12週の各週における第1のストレージ装置の統計情報が取得される。また、例えば、複数の期間を「ある年の1月〜12月」として、各々の期間を「ある年の1月〜12月の各月」としてもよい。この場合、ある年の1月〜12月の各月における第1のストレージ装置の統計情報が取得される。
そして、取得部701が、取得した統計情報に基づいて、各々の期間におけるr/sの平均を求めることにより、各々の期間における第1のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPSを取得することができる。また、取得部701が、各々の期間におけるw/sの平均を求めることにより、各々の期間における第1のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSを取得することができる。
また、取得部701が、取得した統計情報に基づいて、各々の期間におけるrkB/sをr/sで割った値の平均を求めることにより、各々の期間における第1のストレージ装置に対するREAD要求時の平均I/Oサイズを取得することができる。また、取得部701が、各々の期間におけるwkB/sをw/sで割った値の平均を求めることにより、各々の期間における第1のストレージ装置に対するWRITE要求時の平均I/Oサイズを取得することができる。
また、取得部701は、第2のストレージ装置に対するI/O要求の第2の発生回数と、第2のストレージ装置から入出力されたデータの第2のI/Oサイズとを取得する機能を有する。ここで、第2のストレージ装置は、移行対象データの移行先候補となる記憶装置である。第2のストレージ装置は、例えば、ストレージシステム300内のいずれかのストレージ装置304である。
第2のストレージ装置は、より具体的には、例えば、ストレージシステム300内のいずれかのストレージ装置304に構築されたいずれかのRAIDグループである。RAIDグループとは、ストレージ装置304の複数のハードディスク等をまとめて一台の記憶装置としたものである。
第2のストレージ装置に対するI/O要求とは、第2のストレージ装置に対するREAD要求およびWRITE要求である。具体的には、例えば、第2の発生回数は、第2のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPS、および第2のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSである。
第2のストレージ装置から入出力されたデータとは、第2のストレージ装置から読み出されたデータ、および第2のストレージ装置に書き込まれたデータである。具体的には、例えば、第2のI/Oサイズは、第2のストレージ装置に対するREAD要求時の平均I/Oサイズ、および第2のストレージ装置に対するWRITE要求時の平均I/Oサイズである。
第2の発生回数および第2のI/Oサイズは、例えば、第2のストレージ装置の統計情報(図6参照)から算出することができる。具体的には、例えば、取得部701が、ユーザの操作入力により、評価対象となる複数の期間の各々の期間における第2のストレージ装置の統計情報を取得する。また、取得部701が、例えば、ネットワーク310を介して外部装置から第2のストレージ装置の統計情報を取得することにしてもよい。
なお、第2の発生回数および第2のI/Oサイズを算出する具体的な処理内容は、上述した第1の発生回数および第1のI/Oサイズを算出する処理内容と同様のため説明を省略する。
第1の算出部702は、移行対象データが移行された移行後の第2のストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間を算出する機能を有する。この平均レスポンス時間は、移行対象データが第2のストレージ装置に移行されたと仮定した場合の予測レスポンス時間である。具体的には、例えば、第1の算出部702が、取得された第1の発生回数と、第1のI/Oサイズと、第2の発生回数と、第2のI/Oサイズとに基づいて、移行後の第2のストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間を算出する。
詳細は図10および図11を用いて後述するが、ストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間は、ストレージ装置の平均I/Oサイズや平均IOPSによって変化する。そこで、第1の算出部702が、移行後の第2のストレージ装置の平均I/Oサイズおよび平均IOPSに基づいて上記平均レスポンス時間を算出する。
ここで、移行後の第2のストレージ装置の平均IOPSは、第1の発生回数と第2の発生回数とを足し合わせることにより求めることができる。また、移行後の第2のストレージ装置の平均I/Oサイズは、例えば、第1の発生回数と第1のI/Oサイズとを掛けた値と、第2の発生回数と第2のI/Oサイズとを掛けた値とを足したものを、移行後の第2のストレージ装置の平均IOPSで割ることにより求めることができる。
また、詳細は図10を用いて後述するが、ストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間は、ストレージ装置のボリュームサイズによって変化する。そこで、第1の算出部702は、さらに、第2のストレージ装置の既存ボリュームのボリュームサイズと、新規ボリュームのボリュームサイズとに基づいて、上記平均レスポンス時間を算出することにしてもよい。
ここで、既存ボリュームのボリュームサイズとは、第2のストレージ装置の記憶容量のうち、第2のストレージ装置に記憶されている移行先データの記憶先として割り当てられている記憶領域の記憶容量である。また、新規ボリュームのボリュームサイズとは、第2のストレージ装置の記憶容量のうち、移行対象データの記憶先として割り当てられる記憶領域の記憶容量である。
また、上記平均レスポンス時間は、例えば、各々の期間における上記情報(第1の発生回数、第1のI/Oサイズ、第2の発生回数、第2のI/Oサイズ)に基づいて、各々の期間について算出される。なお、第1の算出部702の具体的な処理内容については、図10および図11を用いて後述する。
第2の算出部703は、算出された平均レスポンス時間と第1および第2の発生回数とに基づいて、移行後の第2のストレージ装置の多重度を算出する機能を有する。ここで、多重度は、移行後の第2のストレージ装置に対する各々のI/O要求が並列に処理された場合に各々のI/O要求の処理時間帯が重なる度合いを表すものである。
具体的には、例えば、まず、第2の算出部703が、第1の発生回数と第2の発生回数とを足し合わせた第3の発生回数を算出する。第3の発生回数は、例えば、第1のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPSと、第2のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPSとを足し合わせたものである。
また、第3の発生回数は、例えば、第1のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSと、第2のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSとを足し合わせたものである。すなわち、第3の発生回数は、移行後の第2のストレージ装置に対するREAD要求の平均IOPS、または、移行後の第2のストレージ装置に対するWRITE要求の平均IOPSを表している。
つぎに、第2の算出部703が、上記式(1)を用いて、各々の期間における、平均レスポンス時間と第3の発生回数とを掛けることにより、各々の期間における移行後の第2のストレージ装置の多重度を算出することができる。なお、多重度の計算例については後述する。
また、取得部701は、移行対象データの移行先候補となる各々のストレージ装置304に対して入力された単位時間当たりのデータ量と、第1のストレージ装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量とを取得する機能を有する。
ここで、ストレージ装置304に対して入力された単位時間当たりのデータ量は、ストレージ装置304の単位時間当たりの書込処理量を表すものである。同様に、第1のストレージ装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量は、第1のストレージ装置の単位時間当たりの書込処理量を表すものである。ストレージ装置304や第1のストレージ装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量は、例えば、WRITEスループットと呼ばれる。
WRITEスループットは、例えば、ストレージ装置304や第1のストレージ装置の統計情報に基づいて算出することができる。具体的には、例えば、取得部701が、ストレージ装置304の統計情報に基づいて、計測時間内の累積I/O量を計測時間で割ることにより、ストレージ装置304のWRITEスループットを取得することができる。なお、計測時間は、任意に設定可能である。
第3の算出部704は、取得された取得結果に基づいて、移行対象データが移行された移行後の各々のストレージ装置304に対して入力された単位時間当たりのデータ量を算出する機能を有する。具体的には、例えば、第3の算出部704が、ストレージ装置304のWRITEスループットと第1のストレージ装置のWRITEスループットとを足し合わせることにより、移行後のストレージ装置304のWRITEスループットを算出する。
選択部705は、算出された算出結果と、ストレージ装置304に対して単位時間当たりに入力可能な最大データ量とに基づいて、複数のストレージ装置304の中から第2のストレージ装置を選択する機能を有する。この算出結果は、移行後のストレージ装置304に対して入力される単位時間当たりのデータ量である。
ここで、ストレージ装置304に対して単位時間当たりに入力可能な最大データ量とは、ストレージ装置304の単位時間当たりの最大書込処理量を表すものであり、例えば、最大WRITEスループットと呼ばれる。各々のストレージ装置304の最大WRITEスループットは、例えば、ROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されている。
具体的には、例えば、選択部705が、移行後のストレージ装置304のWRITEスループットが、ストレージ装置304の最大WRITEスループット以下のストレージ装置304を、第2のストレージ装置として選択することにしてもよい。
これにより、移行対象データを移行することにより想定されるWRITEスループットが最大WRITEスループット以下のストレージ装置304を選択することができる。すなわち、移行後のWRITEスループットが最大WRITEスループットを超えるストレージ装置304を移行先候補から排除することができる。なお、WRITEスループットの計算例については、図9を用いて後述する。
この場合、上記第1の算出部702は、選択された第2のストレージ装置に移行対象データが移行された移行後の第2のストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間を算出することにしてもよい。これにより、移行対象データを移行した場合にWRITEスループットが最大WRITEスループットを超えるストレージ装置304についての平均レスポンス時間を算出する無駄な処理を削減することができる。
出力部706は、算出された移行後の第2のストレージ装置の多重度を出力する機能を有する。具体的には、例えば、出力部706が、評価対象となる複数の期間の各々の期間における、移行後の第2のストレージ装置の多重度を出力することにしてもよい。
出力部706の出力形式としては、例えば、ディスプレイ409への表示、I/F408による外部装置への送信、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。また、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域に記憶することとしてもよい。なお、出力結果の画面例については、図14を用いて後述する。
また、上述した説明では、第1の算出部702が、移行対象データが移行された移行後の第2のストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間を算出することにしたが、これに限らない。例えば、取得部701が、既存のレスポンスモデルを用いたシミュレーションによって予測された、移行対象データが移行された移行後の第2のストレージ装置に対するI/O要求の平均レスポンス時間を取得することにしてもよい。
以下の説明では、ストレージシステム300に含まれる複数のストレージ制御装置303を「ストレージ制御装置SC1〜SCn」と表記する場合がある。また、ストレージ制御装置SC1〜SCnのうち任意のストレージ制御装置を「ストレージ制御装置SCi」と表記する(i=1,2,…,n)。また、ストレージ制御装置SCiが備えるRAIDコントローラ504を「RAIDコントローラCi」と表記する。また、RAIDコントローラCiがアクセスするストレージ装置304に構築されているRAIDグループを「RAIDグループG1〜Gm」と表記する。また、RAIDグループG1〜Gmのうち任意のRAIDグループを「RAIDグループGj」と表記する(j=1,2,…,m)。また、評価対象となる複数の期間を「期間T1〜TP」と表記し、期間T1〜TPのうち任意の期間を「期間Tp」と表記する(p=1,2,…,P)。また、特に指定する場合を除いて、第2の記憶装置を、RAIDコントローラCiがアクセスするストレージ装置304に構築されているRAIDグループGjとする。
(RAIDコントローラCiのI/O要求に対する処理手順)
つぎに、図8を用いて、RAIDコントローラCiがRAIDグループGjに対するI/O要求を処理する具体的な処理手順の一例について説明する。
図8は、RAIDコントローラCiのI/O要求に対する処理手順の一例を示す説明図である。図8の(8−1)において、RAIDコントローラCiのREAD要求に対する処理手順が示されている。以下、RAIDコントローラCiのREAD要求に対する処理手順について説明する。
(1)RAIDコントローラCiにより、サーバ302からRAIDグループG1に対するREAD要求を受け付ける。(2)RAIDコントローラCiにより、READキャッシュ801にREAD要求の対象データが記憶されているか否かを判断する。ここでは、READキャッシュ801にREAD要求の対象データが記憶されていない場合を想定する。
(3)RAIDコントローラCiにより、RAIDグループG1からREAD要求の対象データを読み出す。(4)RAIDコントローラCiにより、CPU501を介して、読み出した対象データを含むREAD応答をサーバ302に送信する。
(5)RAIDコントローラCiにより、読み出した対象データをREADキャッシュ801に書き込む。これにより、つぎに同じ対象データのREAD要求を受け付けた場合に、READキャッシュ801から対象データを読み出してREAD応答をサーバ302に送信することができ、応答性能を向上させることができる。
また、図8の(8−2)において、RAIDコントローラCiのWRITE要求に対する処理手順が示されている。以下、RAIDコントローラCiのWRITE要求に対する処理手順について説明する。
(1)RAIDコントローラCiにより、サーバ302からRAIDグループG1に対するWRITE要求を受け付ける。(2)RAIDコントローラCiにより、WRITE要求を受け付けた対象データをWRITEキャッシュ802に書き込む。
(3)RAIDコントローラCiにより、CPU501を介して、WRITE要求に対するWRITE応答をサーバ302に送信する。(4)RAIDコントローラCiにより、WRITEキャッシュ802からWRITE要求を受け付けた対象データを読み出して、RAIDグループG1に書き込む。
このように、RAIDコントローラCiは、WRITE要求を受け付けた場合、ハードディスクに直接アクセスせず、データをWRITEキャッシュ802に一時蓄える。その後、WRITE要求を受け付けた対象データは、WRITE要求とは非同期にハードディスクに送られる。
すなわち、WRITE要求の場合、RAIDコントローラCiは、対象データをWRITEキャッシュ802に蓄えた時点で、WRITE要求に対するWRITE応答を返す。このため、WRITE要求のレスポンス時間は、ほぼゼロであり、それ故に多重度にはほぼ影響しない。
しかし、WRITEキャッシュ802がWRITE要求を受け付けたデータで溢れてしまっている場合がある。この場合、新たなWRITE要求が来てもWRITEキャッシュ802に対象データが乗る容量が確保されない限り、WRITE要求に対するWRITE応答は遅延させられる。
そのため、それまでは数十msec程度のレスポンス時間であったものが、WRITEキャッシュ802が溢れることによって突然数secのレスポンス時間になってしまう。それ故に、WRITE要求を受け付けたデータによってWRITEキャッシュ802が溢れないかどうか判断することが重要になる。
また、図8に示したように、WRITEキャッシュ802は、RAIDグループGjやボリューム単位ではなくRAIDコントローラ単位に存在する。そこで、多重度の計算をする前に、上記第3の算出部704により、RAIDコントローラCiごとにWRITEキャッシュ802が溢れないか計算する。
(WRITEキャッシュ802溢れの計算例)
以下、図9を用いて、上記第3の算出部704によるWRITEキャッシュ802溢れの計算例について説明する。
図9は、WRITEキャッシュ802溢れの計算例を示す説明図である。図9において、あるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG1〜G4が示されている。RAIDグループG1は、ディスク種別が「SSD(Solid State Drive)」であり、RAID種類が「RAID1」である。RAIDグループG1には、ボリュームV1が含まれている。
RAIDグループG2は、ディスク種別が「SAS(Serial Attached SCSI)」であり、RAID種類が「RAID5 3+1」である。RAIDグループG2には、ボリュームV2が含まれている。RAIDグループG3は、ディスク種別が「SAS」であり、RAID種類が「RAID5 4+1」である。RAIDグループG3には、ボリュームV3,V4が含まれている。RAIDグループG4は、ディスク種別が「SATA(Serial ATA)」であり、RAID種類が「RAID5 4+1」である。RAIDグループG4には、ボリュームV5が含まれている。
ここで、RAIDグループG1に対する最大WRITEスループットは100[MB/sec]である。RAIDグループG2に対する最大WRITEスループットは20[MB/sec]である。RAIDグループG3に対する最大WRITEスループットは30[MB/sec]である。RAIDグループG4に対する最大WRITEスループットは15[MB/sec]である。
したがって、第3の算出部704により、各RAIDグループG1〜G4に対する最大WRITEスループットを足し合わせることにより、RAIDコントローラCiにおける最大WRITEスループット「165[MB/sec]」を算出することができる。なお、各RAIDグループG1〜G4に対する最大WRITEスループットは、例えば、ROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されている。
また、ボリュームV1におけるWRITEスループットは50[MB/sec]である。ボリュームV2におけるWRITEスループットは10[MB/sec]である。ボリュームV3におけるWRITEスループットは20[MB/sec]である。ボリュームV4におけるWRITEスループットは15[MB/sec]である。ボリュームV5におけるWRITEスループットは10[MB/sec]である。
第1のストレージ装置のWRITEスループット、すなわち、新たに追加される新規ユーザのWRITEスループットは、20[MB/sec]である。なお、各ボリュームV1〜V5におけるWRITEスループットおよび新規ユーザのWRITEスループットは、各々の統計情報から算出される。
したがって、第3の算出部704により、各ボリュームのWRITEスループットを足し合わせることで、移行対象データを移行することによって想定されるRAIDコントローラCiのWRITEスループット「125[MB/sec]」を算出することができる。
ここで、移行対象データを移行することにより想定されるRAIDコントローラCiのWRITEスループットは、RAIDコントローラCiにおける最大WRITEスループット以下である。このため、選択部705は、移行対象データの移行先候補としてRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG1〜G4を選択することになる。
このように、WRITEキャッシュ802溢れとなるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG1〜Gmを移行先候補から除外することにより、各RAIDグループGjの多重度の算出にかかる無駄な処理を削減することができる。
(第1の算出部702の具体的な処理内容)
つぎに、移行対象データが移行された移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を算出する具体的な処理内容の一例について説明する。まず、図10および図11を用いて、RAIDグループGjのレスポンス時間の特性について説明する。
図10は、ボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示す説明図である。図10において、ボリュームサイズ(単位:GB)を横軸とし、レスポンス時間(単位:msec)を縦軸とする直交座標系において、ボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示す点1001〜1024が示されている。
ここで、点1001〜1004は、RAID種類「RAID5 2+1」、I/Oサイズ「16[KB]」のRAIDグループにおけるボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示している。なお、このI/Oサイズは平均I/Oサイズを表している。点1005〜1009は、RAID種類「RAID5 3+1」、I/Oサイズ「16[KB]」のRAIDグループにおけるボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示している。
点1010〜1014は、RAID種類「RAID5 4+1」、I/Oサイズ「8[KB]」のRAIDグループにおけるボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示している。点1015〜1019は、RAID種類「RAID5 4+1」、I/Oサイズ「16[KB]」のRAIDグループにおけるボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示している。点1020〜1024は、RAID種類「RAID5 4+1」、I/Oサイズ「32[KB]」のRAIDグループにおけるボリュームサイズとレスポンス時間との関係を示している。
図10に示すように、RAIDグループに同じ負荷(I/Oサイズ)をかけても、ボリュームサイズが大きくなるとレスポンス時間は増大する傾向にある。また、RAID5の場合、RAIDランクのランク数に反比例してレスポンス時間が増大する傾向にある。さらに、I/Oサイズに反比例してレスポンス時間が増大する傾向にある。
なお、RAIDランクは、例えば、RAIDグループ内でデータが保存されているハードディスクの本数である。このデータは、パリティデータを除く。例えば、データディスクを4本と、パリティディスクを1本の合計5本のハードディスクでRAID5を組む場合(RAID5 4+1)、RAIDランクは「4」となる。
図11は、IOPSとレスポンス時間との関係を示す説明図である。図11において、IOPSを横軸とし、レスポンス時間(単位:msec)を縦軸とする直交座標系において、IOPSとレスポンス時間との関係を示す菱形の複数の点が示されている。
図11に示すように、RAIDグループのIOPSによってもレスポンス時間が変化する。具体的には、レスポンス時間は、ほぼIOPSの指数関数として定義することができる。なお、このRAIDグループは、RAID種類「RAID5 4+1」、I/Oサイズ「16[KB]」のRAIDグループである。
そこで、図10および図11を用いて説明したレスポンス時間の特性を考慮して、以下のようにレスポンスモデルを作成して、移行対象データが移行された移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を算出する。
まず、第1の算出部702は、下記式(2)を用いて、READ要求についてRAIDグループGjが処理することができる最大IOPSを算出する。ただし、Xは、READ要求についてRAIDグループGjが処理することができる最大IOPSである。Cは、定数である。rは、RAIDグループGjのREAD要求時の平均I/Oサイズ(単位:KB)である。Rは、RAIDランクである。vは、RAIDグループGjにおけるボリュームが割り当てられている割合である。
Figure 2013164820
なお、上記定数Cは、ストレージ装置304ごとに異なる値であり、予め実験により算出される。具体的には、例えば、この実験をRAIDグループGjに多重度「30」の負荷をかけることで行えば、多重度「30」の場合の定数Cが求まることになる。
また、上記式(2)における定数Cを多重度「30」の負荷をかけて求めた場合、リトルの公式により、第1の算出部702は、下記式(3)を用いて、RAIDグループGjのレスポンス時間を算出することができる。ただし、Wは、RAIDグループGjに多重度「30」の負荷をかけた場合の平均レスポンス時間(単位:msec)である。
W=30/X ・・・(3)
つぎに、第1の算出部702は、下記式(4)を用いて、係数α1を算出する。下記式(4)は、READのみの場合における任意の負荷に対するRAIDグループGjの平均レスポンス時間を求めるためのものである。より詳細に説明すると、下記式(4)は、例えば、RAIDグループGjへのREAD要求のIOPSを指数として、該IOPSの増加にともなって指数関数的に増加するRAIDグループGjへのREAD要求に対する平均レスポンス時間を表す関数である。
具体的には、例えば、第1の算出部702が、上記式(3)を用いて算出された平均レスポンス時間Wを下記式(4)に代入することにより、係数α1を算出する。ただし、Lは、READ要求時のハードディスクの平均レスポンス時間である。Sは、READ要求時のハードディスクの平均シーク時間である。
Figure 2013164820
つぎに、第1の算出部702は、下記式(5)を用いて、RAIDグループGjに対して任意の負荷をかけた場合の係数αを算出する。具体的には、例えば、第1の算出部702が、上記式(4)を用いて算出された係数α1を下記式(5)に代入することにより、係数αを算出する。
ただし、cは、READ混在率である。READ混在率とは、READのIOPSを、READのIOPSとWRITEのIOPSとを足し合わせたTOTALのIOPSで割った値である。tは、I/Oサイズ比である。I/Oサイズ比は、WRITEのI/OサイズをREADのI/Oサイズで割った値である。Aは、定数である。
Figure 2013164820
そして、第1の算出部702は、下記式(6)を用いて、任意のIOPS(X)の場合のRAIDグループGjのレスポンス時間Wを算出する。具体的には、例えば、第1の算出部702が、上記式(5)を用いて算出された係数αを下記式(6)に代入することにより、RAIDグループGjのレスポンス時間Wを算出する。
Figure 2013164820
なお、上記式(2)〜(6)に代入される各種情報は、例えば、予めRAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されている、または、RAIDグループGjの統計情報から算出することができる。
第1の算出部702は、移行対象データが移行された移行後のRAIDグループGjについて、上述した一連の処理を行うことにより、移行後のRAIDグループGjのレスポンス時間Wを算出することができる。
(RAIDグループGjの性能予測の一例)
つぎに、RAIDグループGjの性能予測の一例について説明する。ここでは、定数Cを「C=9400」とし、ディスクサイズDを「D=450[GB]」とし、READ要求時のハードディスクの平均レスポンス時間Lを「L=2.0[msec]」とし、READ要求時のハードディスクの平均シーク時間Sを「S=3.4[msec]」とする。
また、RAIDグループGjのディスク種別を「SAS」とし、RAID種類を「RAID5 4+1」とする。また、RAIDグループGjには、1[TB]のボリュームV1が含まれている。このボリュームV1は、ストレージシステム300を既に利用していたユーザU1のボリュームとする。
この場合、RAIDランクRは「R=4」となる。また、ボリュームV1のボリュームサイズL1は「L1=1000[GB]」となる。また、RAIDグループGjにおけるボリュームV1が割り当てられているボリューム割合v1は「v1=L1/RD=0.556」である。
また、評価対象となる期間Tpを、ある日の10:00〜11:00の1時間とする。また、期間TpのボリュームV1に対するREAD要求の平均I/Oサイズを「32[KB]」とし、IOPSを「150」とする。また、期間TpのボリュームV1に対するWRITE要求の平均I/Oサイズを「64[KB]」とし、IOPSを「50」とする。この場合、ボリュームV1のREAD混在率c1は「c1=150/(150+50)=0.75」となる。また、ボリュームV1のI/Oサイズ比t1は「t1=64/32=2.0」となる。
ここで、RAIDグループGjに、従来環境にて500[GB]の容量を使っていたユーザU2が新規に参入する場合を想定する。以下、RAIDグループGj内に割り当てられるユーザU2のボリュームを「ボリュームV2」という。ボリュームV2のボリュームサイズL2は「L1=500[GB]」となる。また、RAIDグループGjにおけるボリュームV2が割り当てられているボリューム割合v2は「v2=L2/RD=0.278」となる。
また、期間TpのボリュームV2に対するREAD要求の平均I/Oサイズを「24[KB]」とし、IOPSを「50」とする。また、期間TpのボリュームV2に対するWRITE要求の平均I/Oサイズを「36[KB]」とし、IOPSを「50」とする。この場合、ボリュームV2のREAD混在率c2は「c2=50/(50+50)=0.5」となる。また、ボリュームV2のI/Oサイズ比t2は「t2=36/24=1.5」となる。
この場合、第1の算出部702は、RAIDグループGjにボリュームV2が追加された場合のボリューム割合vを算出する。ここでは、ボリューム割合vは「v=(L1+L2)/RD=0.833」となる。つぎに、第1の算出部702は、ボリュームV2が追加された場合のRAIDグループGjの負荷の状態を表す以下の各値を算出する。
READ IOPS:XR=150+50=200
WRITE IOPS:XW=50+50=100
READ、WRITEを合わせたIOPS:XT=XR+XW=200+100=300
READの平均I/Oサイズ:
r=(32×150+24×50)/(150+50)=30[KB]
READ混在率:c=(150+50)/(150+50+50+50)=0.667
WRITEの平均I/Oサイズ:
w=(64×50+36×50)/(50+50)=48[KB]
I/Oサイズ比:t=w/r=48/30=1.6
この場合、第1の算出部702は、上記式(2)を用いて、多重度「30」の場合のREAD IOPS(X30)を算出する。また、第1の算出部702は、上記式(3)を用いて、多重度「30」の場合のREADの平均レスポンス時間W30を算出する。
Figure 2013164820
つぎに、第1の算出部702は、最小応答時間Tminを算出して、上記式(4)を用いて、READのみの場合の計数α1を算出する。
Figure 2013164820
つぎに、第1の算出部702は、上記式(5)を用いて、WRITEを加えた場合の係数αcを算出する。また、第1の算出部702は、上記式(6)を用いて、READ IOPS(XR)の場合のREADの平均レスポンス時間(WR)を算出する。そして、第2の算出部703は、READの平均レスポンス時間(WR)を用いて、READの多重度(NR)を算出する。
Figure 2013164820
このあと、第2の算出部703は、READとWRITEとを合わせた多重度(NT)を算出することになるが、上記選択部705によってRAIDグループGjが選択されている場合、WRITEキャッシュ802が溢れないことが保障されている。このため、WRITEの平均レスポンス時間(WW)は、ほぼゼロである。この場合、以下のとおり、多重度(NT)は多重度(NR)と同じものとなる。なお、WTは、READとWRITEとを合わせた平均レスポンス時間である。
Figure 2013164820
この結果、READの平均レスポンス時間「7.75[msec]」および多重度「1.55」が、予測されるRAIDグループGjの性能および性能評価となる。
以上説明した例は、ある日の10:00〜11:00という1時間平均のデータで予測したものであるが、READ IOPS(XR)、READの平均I/Oサイズ(r)、READ混在率(c)、I/Oサイズ比(t)を違う時間帯のものに置き換えることにより、その時間帯の多重度を求めることができる。また、1時間平均ではなく、1日平均、1週間平均、もしくは1分平均、1秒平均と平均する時間の幅を変えることにより、異なる時間スケールでみた性能評価を行うことができる。
なお、期間TpにおけるRAIDグループGjの多重度は、例えば、図12に示す多重度テーブル1200に記憶される。多重度テーブル1200は、例えば、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置により実現される。ここで、多重度テーブル1200の記憶内容について説明する。
また、上述した説明では、RAIDグループGjにおけるボリュームが割り当てられている割合vを計算によって求めることにしたが、これに限らない。RAIDグループGjにおけるボリュームが割り当てられている割合vとして、所定の定数(例えば、v=0.5)を用いることにしてもよい。
図12は、多重度テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、多重度テーブル1200は、コントローラID、グループID、期間および多重度のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、各RAIDコントローラCiの各RAIDグループGiの期間Tpにおける多重度が記憶されている。
ここで、コントローラIDは、RAIDコントローラCiの識別子である。グループIDは、RAIDグループGjの識別子である。期間は、評価対象となる期間Tpである。多重度は、期間Tpにおける多重度である。例えば、RAIDコントローラC1のRAIDグループG1の期間T1における多重度は「M11」である。
(多重度とIOPSとの関係)
つぎに、図13を用いて、期間TpにおけるRAIDグループGjの多重度とIOPSとの関係について説明する。このRAIDグループGjは、RAID種類「RAID5 4+1」、I/Oサイズ「32[KB]」のRAIDグループである。
図13は、多重度とIOPSとの関係を示す説明図である。図13において、IOPSを横軸とし、多重度を縦軸とする直交座標系において、多重度とIOPSとの関係を示す菱形の複数の点が示されている。図13に示すように、RAIDグループGjの多重度が大きくなるほどIOPSも大きくなっている。
具体的には、例えば、RAIDグループGjの多重度が「30」を超えたぐらいから、RAIDグループGjのIOPSの増加率が高くなっている。このため、多重度の閾値として、例えば、「30」より小さい「20」を設定することにより、新規ユーザのボリュームを追加した場合の多重度が閾値以上となるRAIDグループGjは、移行先候補から除外するといった判断を行うことができる。
(ディスプレイ409の画面例)
つぎに、出力部の出力例について説明する。ここでは、ディスプレイ409に表示される出力結果の画面例について説明する。以下に説明する画面例は、例えば、評価支援装置301が、図12に示した多重度テーブル1200を参照して作成する表示画面である。
図14は、ディスプレイ409に表示される出力結果の画面例を示す説明図である。図14において、ある日の0:00〜24:00の各時間帯の多重度を表すグラフ1410,1420,1430,1440がディスプレイ409に表示されている。
各グラフ1410,1420,1430,1440中の各四角は、0:00〜24:00の各時間帯の多重度を表している。また、各四角の背景色の違いによって多重度の大きさが表現されている。また、四角の中に「×」が示されている時間帯は、多重度が予め設定された閾値(例えば、図13を用いて説明した閾値「20」)を超えた時間帯を表している。
ここで、グラフ1410は、あるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG1の各時間帯の多重度を表している。各時間帯の多重度は、既存ボリュームV1,V2を含むRAIDグループG1に新たなボリュームVを仮想的に追加した場合のものである。グラフ1410によれば、11:00〜12:00の時間帯の多重度が高くなっていることがわかる。
また、グラフ1420は、あるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG2の各時間帯の多重度を表している。各時間帯の多重度は、既存ボリュームV3,V4を含むRAIDグループG2に新たなボリュームVを仮想的に追加した場合のものである。グラフ1420によれば、背景色「黒」の時間帯がないため、他のRAIDグループG1,G3,G4に比べて多重度が高くなっている時間帯がないことがわかる。
また、グラフ1430は、あるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG3の各時間帯の多重度を表している。各時間帯の多重度は、既存ボリュームV5,V6を含むRAIDグループG3に新たなボリュームVを仮想的に追加した場合のものである。グラフ1430によれば、3:00〜4:00の時間帯と10:00〜11:00の時間帯の多重度が閾値を超えている、すなわち、過負荷となっていることがわかる。
また、グラフ1440は、あるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG4の各時間帯の多重度を表している。各時間帯の多重度は、既存ボリュームV7を含むRAIDグループG4に新たなボリュームVを仮想的に追加した場合のものである。グラフ1440によれば、8:00〜9:00の時間帯と9:00〜10:00の時間帯の多重度が閾値を超えている、すなわち、過負荷となっていることがわかる。
これらのことから、ストレージシステム300の管理者は、例えば、容量設計のみを考慮するとRAIDグループG4にボリュームVを追加することが妥当であるが、8:00〜10:00の時間帯に過負荷となることが予想されると判断することができる。このため、管理者は、性能面からみるとRAIDグループG4が、ボリュームVの追加先として適切ではないことを判断することができる。
同様に、管理者は、3:00〜4:00の時間帯と10:00〜11:00の時間帯に過負荷になることが予想されるRAIDグループG3が、ボリュームVの追加先として適切ではないことを判断することができる。また、管理者は、RAIDグループG1に比べてRAIDグループG2のほうが多重度の最大値が低いため、ボリュームVの追加先としてRAIDグループG2が推奨されることを判断することができる。
(評価支援装置301の評価支援処理手順)
つぎに、実施の形態にかかる評価支援装置301の評価支援処理手順について説明する。図15および図16は、実施の形態にかかる評価支援装置301の評価支援処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15のフローチャートにおいて、まず、CPU401により、統計情報を取得したか否かを判断する(ステップS1501)。統計情報は、例えば、移行元となる第1のストレージ装置の統計情報(新規ボリュームの統計情報)と、ストレージシステム300内の各々のストレージ装置304の統計情報とを含む。
ここで、統計情報が取得されるのを待って(ステップS1501:No)、統計情報が取得された場合(ステップS1501:Yes)、CPU401により、RAIDコントローラCiの「i」を「i=1」とする(ステップS1502)。そして、CPU401により、RAIDコントローラC1〜Cnの中からRAIDコントローラCiを選択する(ステップS1503)。
つぎに、CPU401により、各RAIDグループG1〜Gmに対する最大WRITEスループットを足し合わせることにより、RAIDコントローラCiにおける最大WRITEスループットを算出する(ステップS1504)。
そして、CPU401により、各ボリュームのWRITEスループットを足し合わせることにより、移行対象データを移行することにより想定されるRAIDコントローラCiのWRITEスループットを算出する(ステップS1505)。つぎに、CPU401により、算出したWRITEスループットが最大WRITEスループットを超えているか否かを判断する(ステップS1506)。
ここで、最大WRITEスループットを超えていない場合(ステップS1506:No)、ステップS1508に移行する。一方、最大WRITEスループットを超えている場合(ステップS1506:Yes)、CPU401により、RAIDコントローラCiを移行先候補から除外する(ステップS1507)。
そして、CPU401により、RAIDコントローラCiの「i」をインクリメントして(ステップS1508)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1509)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1509:No)、ステップS1503に戻る。
一方、「i」が「n」より大きくなった場合(ステップS1509:Yes)、図16に示すステップS1601に移行する。なお、以下の説明では、ステップS1507において移行先候補から除外されたRAIDコントローラを除く残余のRAIDコントローラを「RAIDコントローラC1〜Cn」と表記する。
図16のフローチャートにおいて、まず、CPU401により、RAIDコントローラCiの「i」を「i=1」とする(ステップS1601)。そして、CPU401により、RAIDコントローラC1〜Cnの中からRAIDコントローラCiを選択する(ステップS1602)。
つぎに、CPU401により、RAIDグループGjの「j」を「j=1」とする(ステップS1603)。そして、CPU401により、RAIDグループG1〜Gmの中からRAIDグループGjを選択する(ステップS1604)。
つぎに、CPU401により、RAIDグループGjに新規ボリュームを追加する空き容量があるか否かを判断する(ステップS1605)。なお、RAIDグループGjの空き容量や新規ボリュームを追加するのに必要となる記憶容量は、例えば、統計情報に含まれている、または、統計情報に含まれている情報から算出することができる。
ここで、空き容量がない場合(ステップS1605:No)、ステップS1607に移行する。一方、空き容量がある場合(ステップS1605:Yes)、CPU401により、多重度算出処理を実行する(ステップS1606)。
つぎに、RAIDグループGjの「j」をインクリメントして(ステップS1607)、「j」が「m」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1608)。ここで、「j」が「m」以下の場合(ステップS1608:No)、ステップS1604に戻る。
一方、「j」が「m」より大きくなった場合(ステップS1608:Yes)、CPU401により、RAIDコントローラCiの「i」をインクリメントして(ステップS1609)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1610)。
ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1610:No)、ステップS1602に戻る。一方、「i」が「n」より大きくなった場合(ステップS1610:Yes)、CPU401により、各期間Tpにおける各RAIDコントローラCiのRAIDグループGjごとの多重度Mjpを出力して(ステップS1611)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、各RAIDグループGjの性能評価の指標となる、各期間Tpにおける各RAIDコントローラCiのRAIDグループGjごとの多重度Mjpを出力することができる。なお、上述した説明では、算出された各RAIDコントローラCiのRAIDグループGjごとの多重度Mjpをすべて出力することにしたが、これに限らない。例えば、多重度Mjpが予め設定された閾値以上となる場合は、RAIDグループGjを移行先候補から除外して、ストレージシステム300の管理者などに提示しないことにしてもよい。
つぎに、図16のステップS1606に示した多重度算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図17は、多重度算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、CPU401により、期間Tpの「p」を「p=1」とする(ステップS1701)。そして、CPU401により、期間T1〜TPの中から期間Tpを選択する(ステップS1702)。
つぎに、CPU401により、RAIDグループGjにおける平均I/Oサイズおよび平均IOPSを算出する(ステップS1703)。そして、CPU401により、RAIDグループGjに新規ボリュームを追加した場合の平均I/Oサイズおよび平均IOPSを算出する(ステップS1704)。
つぎに、CPU401により、RAIDグループGjに新規ボリュームを追加した場合のレスポンス時間を算出する(ステップS1705)。そして、CPU401により、新規ボリュームを含めたボリューム単位の多重度を算出する(ステップS1706)。つぎに、CPU401により、ボリューム単位の多重度を足し合わせることにより、RAIDグループGjの多重度Mjpを算出する(ステップS1707)。
そして、CPU401により、RAIDグループGjの多重度Mjpを多重度テーブル1200に登録する(ステップS1708)。つぎに、CPU401により、期間Tpの「p」をインクリメントして(ステップS1709)、「p」が「P」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1710)。
ここで、「p」が「P」以下の場合(ステップS1710:No)、ステップS1702に戻る。一方、「p」が「P」より大きくなった場合(ステップS1710:Yes)、図16に示したステップS1607に移行する。
これにより、各RAIDグループGjの性能評価の指標となる、各期間Tpにおける各RAIDコントローラCiのRAIDグループGjごとの多重度Mjpを算出することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる評価支援装置301によれば、移行対象データが移行された場合のRAIDグループGjの平均レスポンス時間と、第1および第2の発生回数に基づいて、移行後のRAIDグループGjの多重度を算出することができる。また、評価支援装置301によれば、評価対象となる各々の期間Tpにおける第1および第2の発生回数に基づいて、各々の期間Tpにおける移行後のRAIDグループGjの多重度Mjpを算出することができる。
これにより、各々の期間Tpにおける移行後のRAIDグループGjの性能を評価することができる。また、評価対象となる期間Tpの時間単位(例えば、1分、1時間、1週間、1ヶ月など)を変えることにより、様々な時間単位で移行後のRAIDグループGjの性能を評価することができる。
具体的には、多重度Mjpは、各々のI/O要求が並列に処理された場合に各々の処理時間帯が重なる度合いを表している。このため、I/O要求の処理時間帯がどれだけ重なっているかということで、RAIDグループGjにかかる負荷がどれだけかを評価することができる。換言すれば、多重度Mjpは、キューに溜まっているI/O要求の個数であり、この個数が大きいと負荷が高いといえる。
また、評価支援装置301によれば、第1の発生回数と第1のI/Oサイズと第2の発生回数と第2のI/Oサイズとに基づいて、移行対象データが移行された場合のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を算出することができる。これにより、平均レスポンス時間の変化に影響する平均I/Oサイズおよび平均IOPSに基づいて、移行対象データが移行された場合のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を予測することができる。
また、評価支援装置301によれば、さらに、RAIDグループGjにおける既存ボリュームのボリュームサイズと新規ボリュームのボリュームサイズとに基づいて、移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を算出することができる。これにより、平均レスポンス時間の変化に影響するボリュームサイズに基づいて、移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を予測することができる。
また、評価支援装置301によれば、既存技術により収集可能な統計情報を用いて、移行対象データが移行された場合のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を予測することができる。また、評価支援装置301によれば、例えば、上記式(2)〜(6)を用いた簡単な計算により、移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を予測することができる。
これにより、既存のレスポンスモデルを用いたシミュレーションによって移行後のRAIDグループGjの平均レスポンス時間を予測する場合に比べて、性能評価にかかる処理時間の短縮化を図ることができる。また、時間の経過とともに変動する負荷を考慮して、ほぼリアルタイムに性能を評価することができるようになる。この結果、例えば、あるRAIDグループの負荷が急激に上昇した場合などに、多重度から負荷に余裕があるRAIDグループを見つけ出して迅速に対応することができるようになる。
また、評価支援装置301によれば、移行後のWRITEスループットが、最大WRITEスループットを超えないRAIDグループGjを移行先候補として選択することができる。これにより、WRITEキャッシュ802溢れとなるRAIDコントローラCiがアクセスするRAIDグループG1〜Gmを移行先候補から除外して、各RAIDグループGjの多重度の算出にかかる無駄な処理を削減することができる。
なお、本実施の形態で説明した評価支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本評価支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本評価支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得し、
取得した前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
算出した前記多重度を出力する、
処理を実行することを特徴とする評価支援方法。
(付記2)コンピュータが、
第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得し、
取得した前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出し、
前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
算出した前記多重度を出力する、
処理を実行することを特徴とする評価支援方法。
(付記3)前記コンピュータが、
前記第2の記憶装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量と、前記第1の記憶装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量とを取得し、
取得した取得結果に基づいて、前記移行対象データが移行された移行後の前記第2の記憶装置に対して入力される単位時間当たりのデータ量を算出する、処理を実行し、
前記予測応答時間を算出する処理は、
前記移行後の前記第2の記憶装置に対して入力される単位時間当たりのデータ量が、前記第2の記憶装置に対して単位時間当たりに入力可能な最大データ量を超えていない場合に、前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記予測応答時間を算出することを特徴とする付記2に記載の評価支援方法。
(付記4)前記取得する処理は、
評価対象となる複数の期間の各々の期間における前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とを取得し、
前記予測応答時間を算出する処理は、
取得した前記各々の期間における前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記各々の期間における前記予測応答時間を算出し、
前記多重度を算出する処理は、
算出した前記各々の期間における前記予測応答時間と、前記各々の期間における前記第1の発生回数と前記第2の発生回数とに基づいて、前記各々の期間における前記多重度を算出し、
前記出力する処理は、
算出した前記各々の期間における前記多重度を出力する、
ことを特徴とする付記2または3に記載の評価支援方法。
(付記5)前記予測応答時間を算出する処理は、
前記第1の発生回数、前記第1のデータ量、前記第2の発生回数、前記第2のデータ量、および前記第2の記憶装置の記憶容量のうち、前記第2の記憶装置に記憶されている移行先データの記憶先として割り当てられている記憶領域の記憶容量と、前記移行対象データの記憶先として割り当てられる記憶領域の記憶容量とに基づいて、前記予測応答時間を算出することを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の評価支援方法。
(付記6)コンピュータに、
第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得し、
取得した前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
算出した前記多重度を出力する、
処理を実行させることを特徴とする評価支援プログラム。
(付記7)コンピュータに、
第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得し、
取得した前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出し、
前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
算出した前記多重度を出力する、
処理を実行させることを特徴とする評価支援プログラム。
(付記8)第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記多重度を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする評価支援装置。
(付記9)第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出する第1の算出部と、
前記第1の算出部によって算出された前記予測応答時間と、前記第1の発生回数と、前記第2の発生回数とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出する第2の算出部と、
前記第2の算出部によって算出された前記多重度を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする評価支援装置。
100 第1のストレージ装置
110,300 ストレージシステム
111 第2のストレージ装置
112 第3のストレージ装置
301 評価支援装置
302 サーバ
303 ストレージ制御装置
304 ストレージ装置
701 取得部
702 第1の算出部
703 第2の算出部
704 第3の算出部
705 選択部
706 出力部

Claims (9)

  1. コンピュータが、
    第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得し、
    取得した前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
    算出した前記多重度を出力する、
    処理を実行することを特徴とする評価支援方法。
  2. コンピュータが、
    第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得し、
    取得した前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出し、
    前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
    算出した前記多重度を出力する、
    処理を実行することを特徴とする評価支援方法。
  3. 前記コンピュータが、
    前記第2の記憶装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量と、前記第1の記憶装置に対して入力された単位時間当たりのデータ量とを取得し、
    取得した取得結果に基づいて、前記移行対象データが移行された移行後の前記第2の記憶装置に対して入力される単位時間当たりのデータ量を算出する、処理を実行し、
    前記予測応答時間を算出する処理は、
    前記移行後の前記第2の記憶装置に対して入力される単位時間当たりのデータ量が、前記第2の記憶装置に対して単位時間当たりに入力可能な最大データ量を超えていない場合に、前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記予測応答時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の評価支援方法。
  4. 前記取得する処理は、
    評価対象となる複数の期間の各々の期間における前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とを取得し、
    前記予測応答時間を算出する処理は、
    取得した前記各々の期間における前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記各々の期間における前記予測応答時間を算出し、
    前記多重度を算出する処理は、
    算出した前記各々の期間における前記予測応答時間と、前記各々の期間における前記第1の発生回数と前記第2の発生回数とに基づいて、前記各々の期間における前記多重度を算出し、
    前記出力する処理は、
    算出した前記各々の期間における前記多重度を出力する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の評価支援方法。
  5. 前記予測応答時間を算出する処理は、
    前記第1の発生回数、前記第1のデータ量、前記第2の発生回数、前記第2のデータ量、および前記第2の記憶装置の記憶容量のうち、前記第2の記憶装置に記憶されている移行先データの記憶先として割り当てられている記憶領域の記憶容量と、前記移行対象データの記憶先として割り当てられる記憶領域の記憶容量とに基づいて、前記予測応答時間を算出することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の評価支援方法。
  6. コンピュータに、
    第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得し、
    取得した前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
    算出した前記多重度を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする評価支援プログラム。
  7. コンピュータに、
    第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得し、
    取得した前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出し、
    前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出し、
    算出した前記多重度を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする評価支援プログラム。
  8. 第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間と、を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記第1の発生回数と前記第2の発生回数と前記予測応答時間とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記多重度を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする評価支援装置。
  9. 第1の記憶装置に記憶されている移行対象データに対するアクセスの単位時間当たりの第1の発生回数と、前記移行対象データに対するアクセス時に前記第1の記憶装置から入出力されたデータの第1のデータ量と、第2の記憶装置に対するアクセスの単位時間当たりの第2の発生回数と、前記第2の記憶装置に対するアクセス時に前記第2の記憶装置から入出力されたデータの第2のデータ量と、を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記第1の発生回数と前記第1のデータ量と前記第2の発生回数と前記第2のデータ量とに基づいて、前記移行対象データが前記第2の記憶装置に移行された場合の移行後の前記第2の記憶装置に対するアクセスの予測応答時間を算出する第1の算出部と、
    前記第1の算出部によって算出された前記予測応答時間と、前記第1の発生回数と、前記第2の発生回数とに基づいて、前記移行後の前記第2の記憶装置に対する各々のアクセスが並列に処理された場合に前記各々のアクセスの処理時間帯が重なる度合いを表す多重度を算出する第2の算出部と、
    前記第2の算出部によって算出された前記多重度を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする評価支援装置。
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