JP2013164388A - 磁場測定装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】磁場の測定における感度を高めるとともに高い感度を必要としない測定対象の測定における空間分解能を高める。
【解決手段】第1セルアレイ10aは、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面を有する複数の第1セルを格子状に配置する。第2セルアレイ10bは、第1セルよりも大きい検出面を有する複数の第2セルを第1セル同士の間隙に格子状に配置する。第1照射部20aは複数の第1セルの検出面に光を照射し、第2照射部20bは複数の第2セルの検出面に光を照射する。第1検出部30aは複数の第1セルを透過した光の偏光面の回転角を検出してその回転角に応じた信号を出力し、第2検出部30bは複数の第2セルを透過した光の偏光面の回転角を検出てその回転角に応じた信号を出力する。解析装置40は第1検出部30aまたは第2検出部30bから出力された信号を選択し、その信号を用いて測定対象の磁場の強度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体から発生する磁場を測定する技術に関する。
心臓や脳から発生する微弱な磁場を測定するセンサーとして、SQUID(Superconducting Quantum Interference Device)センサーが知られている(特許文献1〜7参照)。
特開平11−253412号公報 特開2000−41965号公報 特開2008−86675号公報 特開平7−77564号公報 特開2006−754403号公報 特開2006−94984号公報 特開2005−80951号公報
一般に、磁気センサーを用いて磁場を測定するときに、空間分解能を上げるには、磁気センサーを小さくして、単位面積当たりの磁気センサーの数を増やす必要がある。しかし、磁気センサーを小さくすると、感度が低くなるため、微弱な磁場を測定できなくなってしまう。
ところで、磁気センサーによって例えば人間の心臓から発生する磁場の強さ(以下、心磁という)を測定する場合、成人の心磁と、胎児や小児の心磁とでは10倍近く異なる。例えば、一般的に成人の心磁は10−10〜10−9T(テスラ)程度であるのに対し、胎児の心磁は10−11T(テスラ)程度である。そのため、共通の測定装置によって成人の心磁と胎児の心磁の両方を測定するためには、微弱な胎児の心磁に合わせて磁気センサーを大きくしなければならず、成人の心磁を測定するにあたって空間分解能を下げなければならない場合がある。
本発明の目的の1つは、磁場の測定における感度を高めるとともに高い感度を必要としない測定対象の測定における空間分解能を高めることである。
本発明に係る磁場測定装置は、磁場の強度に応じて光の偏光面を回転させる媒体が内部に封入されているセルであって、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面を有する複数の第1セルを、当該測定対象に沿った面上において格子状に配置した第1セルアレイと、前記媒体が内部に封入されているセルであって、前記第1セルよりも大きい前記検出面を有する複数の第2セルを、前記面上であって当該第1セル同士の間隙に格子状に配置した第2セルアレイと、前記複数の第1セルの前記検出面に光を照射する第1照射部と、前記複数の第2セルの前記検出面に光を照射する第2照射部と、前記複数の第1セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第1検出部と、前記複数の第2セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第2検出部と、前記第1検出部または前記第2検出部から出力された信号を用いて前記測定対象の磁場の強度を算出する算出部と、前記算出部が用いる前記信号を選択する選択部とを具備することを特徴とする。この構成によれば、磁場の測定における感度を高めるとともに高い感度を必要としない測定対象の測定における空間分解能を高めることができる。
好ましくは、前記第1検出部および前記第2検出部から出力された各信号に含まれる検出信号の割合を求めて当該各信号をそれぞれ評価する評価部を具備し、前記選択部は、前記算出部が用いる前記信号を、前記評価部による当該信号の評価に基づいて選択するとよい。この構成によれば、空間分解能を高めることができる測定対象を測定結果から判別することができる。
また、好ましくは、前記評価部は、前記各信号に含まれる検出信号の割合が予め定められた閾値を超えているか否かによって当該各信号を評価し、前記選択部は、前記評価部により前記第1検出部から出力された信号に含まれる検出信号の割合が前記閾値を下回っていると評価された場合に、前記第2検出部から出力された信号のみを前記算出部が用いる信号として選択するとよい。この構成によれば、高い感度を必要とする測定対象に対してその測定におけるノイズの影響を抑制することができる。
また、好ましくは、前記第1セルまたは前記第2セルは、位置に応じて密度が異なるように前記面上に配置されているとよい。この構成によれば、磁場の測定における空間分解能を高めつつ、その測定下限を下げることができる。
また、本発明に係るプログラムは、磁場の強度に応じて光の偏光面を回転させる媒体が内部に封入されているセルであって、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面を有する複数の第1セルを、当該測定対象に沿った面上において格子状に配置した第1セルアレイと、前記媒体が内部に封入されているセルであって、前記第1セルよりも大きい前記検出面を有する複数の第2セルを、前記面上であって当該第1セル同士の間隙に格子状に配置した第2セルアレイと、前記複数の第1セルの前記検出面に光を照射する第1照射部と、前記複数の第2セルの前記検出面に光を照射する第2照射部と、前記複数の第1セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第1検出部と、前記複数の第2セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第2検出部とを具備する磁場測定装置を制御するコンピューターを、前記第1検出部および前記第2検出部から出力された各信号に含まれる検出信号の割合を求めて当該各信号をそれぞれ評価する評価部と、前記第1検出部または前記第2検出部から出力された信号を用いて前記測定対象の磁場の強度を算出する算出部と、前記算出部が用いる前記信号を、前記評価部による当該信号の評価に基づいて選択する選択部として機能させるためのプログラムである。この構成によれば、磁場の測定における感度を高めるとともに高い感度を必要としない測定対象の測定における空間分解能を高めることができる。
実施形態に係る磁場測定装置の構成を表すブロック図である。 磁場測定装置の全体構成を示す図である。 被検者の正面側に配置されたセルを+y方向に向かって見た図である。 被検者の正面から磁場を測定する原理を説明する図である。 磁場測定装置に備えられた解析装置の動作を説明するフロー図である。
1.実施形態
(1)構成
図1は、実施形態に係る磁場測定装置1の構成を表すブロック図である。磁場測定装置1は、例えば光ポンピング式の磁気センサーである。磁場測定装置1は、例えば心臓から発生する磁場の強さ(心磁)を測定する心磁計に用いられる。
磁場測定装置1は、第1セルアレイ10a,第2セルアレイ10bと、第1照射部20a,第2照射部20bと、第1検出部30a,第2検出部30bと、解析装置40とを備える。以下、特に区別の必要がない場合はそれぞれ、第1セルアレイ10aおよび第2セルアレイ10bを総称して「セルアレイ10」と、第1照射部20aおよび第2照射部20bを総称して「照射部20」と、第1検出部30aおよび第2検出部30bを総称して「検出部30」と記す。また、第1照射部20a→第1セルアレイ10a→第1検出部30aという検出処理の系列を第1系列と呼び、第2照射部20b→第2セルアレイ10b→第2検出部30bという検出処理の系列を第2系列と呼ぶ。
セルアレイ10は、複数のセル11を有する。セル11は、石英又はガラス等の光透過性を有する材料で形成されている。セル11の内部には、アルカリ金属原子15(例えばセシウム)が封入されている。アルカリ金属原子15は、磁場の強度に応じて光の偏光面を回転させる媒体である。セル11を構成する面には、セル11が測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面12が含まれる。
照射部20は、光源と偏光部と光分配器とを有する。光源は、レーザー光を放射する。偏光部は、偏光板などを備え、光源から放射されたレーザー光を所定方向の直線偏光成分を有する検出光L1に変換する。光分配器は、偏光部により変換された検出光L1をセルアレイ10に含まれるセル11の数に分岐させる。光分配器により複数本に分岐された検出光L1は、例えば光ファイバーにより導かれ、セルアレイ10に含まれる各セル11へと照射される。各セル11に照射された検出光L1はセル11を透過する。このとき、検出光L1の偏光面は、セル11の内部に封入されたアルカリ金属原子15により回転させられる(ファラデー効果)。
検出部30は、セルアレイ10に含まれるセル11と同じ数の検出器31を有する。検出器31は、対応するセル11を透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した回転角に応じた信号を出力する。
解析装置40は、CPU(Central Processing Unit)とメモリーとを有する。メモリーには、CPUに読み込まれて実行されるコンピュータープログラム(以下、単にプログラムという)が記憶されている。このプログラムには、例えばフーリエ変換による周波数解析など、信号中に含まれる検出信号の割合を求める手順が記述されている。『検出信号』とは、検出部30によって出力された信号からノイズを除いた信号であり、測定対象の磁場の強さに由来する信号である。そして、『ノイズ』とは、例えば測定対象の置かれる環境が有している磁場の強さなど、測定対象以外に由来するものである。CPUは、このプログラムを実行することにより、検出部30から出力された信号に含まれる検出信号の割合を求めることで、その信号を評価する。ここでいう評価とは、求めた検出信号の割合が予め定められた閾値を超えたか否かによって行われる。解析装置40のCPUは、このように信号を評価することで、図1に示す評価部41として機能する。
また、このプログラムには、評価部41による信号の評価に基づいて、上述した第1系列、第2系列、およびその組み合わせのいずれかを選択する手順が記述されている。CPUは、このプログラムを実行することにより、第1系列、第2系列、およびその組み合わせのいずれかを選択する。例えば、第1検出部30aから出力された信号に含まれる検出信号の割合が予め定められた閾値を下回っていると評価部41が評価し、かつ、第2検出部30bから出力された信号に含まれる検出信号の割合がその閾値以上である(下回っていない)と評価した場合、CPUは、第2系列のみを選択する。一方、評価部41がいずれの検出部30から出力された信号に含まれる検出信号の割合も、上述した閾値以上であると評価した場合、CPUは、第1系列と第2系列の両方を選択する。選択された系列によって得られる信号は、算出部43によって磁場の強度の算出に用いられる。解析装置40のCPUは、このように系列を選択することで、図1に示す選択部42として機能する。
また、このプログラムには、予め磁場の強度と検出光L1の偏光面の回転角との対応関係を示す情報と、この回転角から磁場の強度を求める手順とが記述されている。CPUは、このプログラムを実行することにより、検出部30から出力された信号を用いて磁場の強度を算出する。このようにして、磁場が測定される。つまり、解析装置40のCPUは、このように磁場の強度を算出することで、図1に示す算出部43として機能する。
図2は、磁場測定装置1の全体構成を示す図である。なお、この図では、照射部20、検出部30及び解析装置40の図示を省略している。磁場測定装置1は、被検者P(人間)を寝かせるのに用いられる寝台2を備える。被検者Pの心磁を測定する場合、通常、被検者Pは、寝台2の上に仰向けの状態で寝かせられる。以下、図において、磁場測定装置1の各構成の配置を説明するため、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、内側が白い円の中に交差する2本の線分を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表している。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。同様に、y、z成分についても、y軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。
セルアレイ10に含まれる複数のセル11は、この被検者Pの正面から心臓H(測定対象の磁場の発生源の一例)を覆うように配置される。なお、「覆う」とは、心臓Hが完全に隠れるように隣接するセル11が隙間なく配置される必要はなく、隣接するセル11とセル11との間に隙間があってもよい。具体的には、複数のセル11は、被検者Pの正面側において被検者Pとの距離が最小限度の距離となるように配置される。この正面側とは、被検者Pから見て−y方向にある領域をいう。
磁場測定装置1は、被検者Pの正面側に配置されるセル11を収容する筐体3を備える。筐体3において、セル11は、その筐体に固定された図示せぬ支持部により支持されている。また、各セル11と被検者Pとの間には、ミラー13が設けられている。筐体3は、被検者Pの正面側において図示せぬアームなどにより支持されている。
図3は、被検者Pの正面側に配置されたセル11を図2に示す+y方向に向かって見た図である。被検者Pの正面側には、16個の第1のセル11aが4行4列の正方格子状に配置されている。そして、9個の第2のセル11bが第1のセル11aにおける対角方向の間隙にそれぞれ配置されて3行3列の正方格子を構成している。つまり、第1のセル11aと第2のセル11bとは、いずれも正方格子を構成しており、互いの対角方向の間隙にそれぞれを構成するセル11が配置される。これら16個の第1のセル11aによって第1セルアレイ10aが構成され、9個の第2のセル11bによって第2セルアレイ10bが構成される。すなわち、第1セルアレイ10aの配置された領域と第2セルアレイ10bの配置された領域とは互いに重複している。
第1のセル11aは、第2のセル11bよりも小さい。第1のセル11aおよび第2のセル11bの各検出面12の大きさは、被検者Pの正面側における磁場の強度に応じて予め設定されている。例えば、第1のセル11aの検出面12は、被検者Pが成人の場合において、その正面側における磁場の強度以上の測定下限を有する最小限度の大きさに設定される。そして、第2のセル11bの検出面12は、被検者Pが小児の場合において、その正面側における磁場の強度以上の測定下限を有する最小限度の大きさに設定される。なお、この測定下限とは、測定できる磁場の最小強度をいう。
第1のセル11aは、例えば、立方体の形状をしている。第2のセル11bは、全体の大きさだけではなく、検出面12の大きさも第1のセル11aより大きい。第2のセル11bは、例えば八角柱の形状をしている。
被検者Pが小児の場合は、被検者Pが成人の場合に比べて心磁のレベルが小さい。つまり、小児の方が成人よりも高い感度のセンサーが必要であり、小児の被検者Pの心磁を測定可能にする測定下限の方が、成人の被検者Pにおける測定下限よりも厳しい(低い)。そのため、小児の被検者Pに合わせた第2のセル11bの方が、成人の被検者Pに合わせた第1のセル11aよりも大きく設計されている。
図4は、被検者Pの正面から磁場を測定する原理を説明する図である。図4では、3次元座標系(右手系)を用いて方向が示されている。なお、上述した第1のセル11aと第2のセル11bとは、いずれを用いた場合にも磁場を測定する原理は同じであるため、ここでは、これらのセルを総称して「セル11」という。また、この図では、説明を分かり易くするために、被検者Pの正面側に配置された複数のセル11のうち一つ(ここでは第1のセル11a)だけを示している。
被検者Pの正面側に配置されたセル11は、xz平面に平行な検出面12を有する。照射部20は、セル11の検出面12に対向する面に検出光L1を照射する。照射部20から照射された検出光L1は、この面から入射してセル11を透過する。セル11を透過した検出光L1は、ミラー13で反射されセル11の検出面12に入射し、セル11を−y方向に透過する。このとき、検出光L1の偏光面は、セル11内のアルカリ金属原子15により、−y方向の磁場の強度に応じて回転角θだけ回転させられる。セル11を透過した検出光L1は反射器32により検出器31に導かれる。検出器31は、検出光L1を受光すると、検出光L1の偏光面の回転角θを検出する。この回転角θは、セル11内の−y方向の磁場の強度に応じた値になる。したがって磁場測定装置1は、この回転角θを検出することにより、セル11内の−y方向の磁場を測定する。
(2)動作
図5は、磁場測定装置1に備えられた解析装置40の動作を説明するフロー図である。解析装置40の図示しない電源が投入されると、解析装置40のCPUは、メモリーからプログラムを読み出す。CPUは、図示しない操作部から受け取る信号を監視してユーザーから測定を開始する旨の指示があるか否かを判定する(ステップS101)。指示がないと判定した場合(ステップS101;NO)、CPUは、ステップS101の判定を続ける。一方、指示があったと判定した場合(ステップS101;YES)、CPUは、第1系列および第2系列にテストを行う旨の指示をする(ステップS102)。第1系列および第2系列は、テストを行う旨の指示を受け取ると、各照射部20によってそれぞれのセルアレイ10を照射し、各セルアレイ10を透過した光の偏光面の回転角を各検出部30によって検出して、それぞれ検出した回転角に応じた信号を解析装置40に出力する。
CPUは、各系列から受け取った信号に含まれる検出信号とノイズの割合を求め、その信号を評価する(ステップS103)。そして、CPUは、第2系列の第2検出部30bから出力された信号に含まれる検出信号の割合が予め定められた閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS104)。第2系列から得られた信号に含まれる検出信号の割合が閾値を下回っていると判定した場合(ステップS104;YES)、CPUは、異常が発生したものとして磁場測定装置1の動作を終了する(ステップS105)。上述したように、第2のセル11bの検出面12は、小児の被検者Pの微弱な心磁でも測定可能なように設計されているので、第2のセル11bを透過した光に基づく信号でさえ閾値以上の検出信号を含んでいない場合には、成人の心磁の測定も困難だからである。なお、この異常終了をする場合、CPUは、ユーザーに向けて、例えば図示しない表示部などに異常が発生した旨の警告を表示させてもよい。
第2系列から得られた信号に含まれる検出信号の割合が閾値を下回っていない(すなわち、閾値以上である)と判定した場合(ステップS104;NO)、CPUは、第1系列の第1検出部30aから出力された信号に含まれる検出信号の割合が予め定められた閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS106)。第1系列から得られた信号に含まれる検出信号の割合が閾値を下回っていると判定した場合(ステップS106;YES)、CPUは、第2系列のみを選択する(ステップS107)。一方、第1系列から得られた信号に含まれる検出信号の割合が閾値を下回っていないと判定した場合(ステップS106;YES)、CPUは、第1系列および第2系列の両方を選択する(ステップS108)。
CPUは、ステップS107またはステップS108で選択された系列に、上述した偏光面の回転角を検出するよう指示する(ステップS109)。そして、選択された系列の検出部30から偏光面の回転角に応じた信号が出力されると、CPUは、その信号を用いて被検者Pの体内における磁場の強度を算出する(ステップS110)。
なお、磁場測定装置1を心磁計として用いる場合、測定した磁場の強度に基づき心臓Hの表面を流れる電流の分布を推定し、診断に利用することがある。例えば、測定した磁場の強度から磁界分布図を作成し、ビオ・サバールの法則を用いて心起電力を推定する。このとき、測定した磁場から、ある程度の体積を持って流れる電流の大きさと距離を逆問題などにより推定することは困難であるため、磁界分布の波形から電流の位置と大きさを推定する最小ノルム法や波形のカーブフィッティングなどを用いて最適な解を求めるようにしてもよい。
以上の動作により、磁場測定装置1は、被検者Pから発生する磁場の強さに応じて、用いるセルアレイ10を選択するので、磁場の測定の感度は、被検者Pが成人であるか小児であるかに関わらず維持される。また、被検者Pが成人である場合には、第2系列に加えて、小児である場合に用いない第1系列を用いて磁場を測定するため、空間分解能が向上する。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上述した実施形態では、被検者Pの正面側にだけセルアレイ10が配置されていたが、被検者Pの正面側以外の側(例えば、左側面側又は背面側)にもセルアレイ10が配置されてもよい。この構成では多方向から磁場の強度を測定するので、それらに基づいて電流の分布を推定することにより、例えば、異なる位置と大きさを持つ2つの電流双極子をそれぞれ分離することが容易になる。
(2)変形例2
上述した実施形態では、選択部42は、算出部43が磁場の強度の算出に用いる信号を、評価部41による評価に基づいて選択していたが、算出部43が磁場の強度の算出に用いる信号を選択する基準はこれに限られない。例えば、磁場を測定する旨の指示に、被検者Pが成人であるか否かを区別する情報が含まれている場合、選択部42は、その情報に基づいて算出部43が磁場の強度の算出に用いる信号を決めてもよい。具体的に選択部42は、被検者Pが成人である場合に第1系列および第2系列の両方を選択し、被検者Pが小児や胎児である場合に第2系列のみを選択すればよい。この場合、解析装置40のCPUは、評価部41として機能しなくてもよい。
(3)変形例3
上述した実施形態では、評価部41による評価は、求めた検出信号の割合が予め定められた閾値を超えたか否かによって行われていたが、これ以外の基準に沿って行われてもよい。例えば、各検出部30から出力された信号に含まれる検出信号とノイズの割合の比率を求め、その比率が閾値を超えたか否かに基づいて、各信号を評価してもよい。
(4)変形例4
上述した実施形態では、第1のセル11aおよび第2のセル11bのいずれもが正方格子を構成しており、互いの対角方向の間隙にそれぞれを構成するセル11が配置されていたが、セル11の配置はこれに限られない。セル11は、位置に応じて密度が異なるように、測定対象に沿った面上に配置されていてもよい。
例えば、被検者Pの心臓Hから近い領域に第1のセル11aが配置され、心臓Hから遠い領域に第2のセル11bが配置されてもよい。この心臓Hから近い領域とは、心臓Hから所定の範囲内の領域であり、心臓Hから遠い領域とは、それ以外の領域である。これにより、被検者Pの心臓Hに近い領域において空間分解能が向上し、被検者Pの心臓Hから遠い領域において磁場の測定の感度が向上する(測定下限が下がる)。
(5)変形例5
解析装置40のCPUによって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどの、コンピューターが読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。なお、解析装置40のCPUによって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサーなどが用いられる。
(6)変形例6
上述した実施形態では、被検者Pの正面側に複数のセル11が正方格子状に2次元配置されていたが、複数のセル11の配置はこれに限定されない。例えば、セル11は、被検者Pの体の丸みに合わせて配置されていてもよい。
(7)変形例7
セル11の大きさは、2種類の大きさに限定されない。例えば、3種類の大きさを有するセル11が用いられてもよい。この場合、複数種類のセル11によって構成される各セルアレイ10にそれぞれその種類に応じた系列が割り当てられていればよい。そして、測定対象の磁場の強さまたは各系列から出力される信号に含まれる検出信号の割合に応じて、磁場の強度の算出に用いられる信号を出力する各系列が選択されればよい。
(8)変形例8
セル11の数は、実施形態で説明したものに限定されない。セル11の数は、例えば測定対象の磁場の大きさやその発生源の位置に基づいて決められればよい。セル11の形状は、八角柱および立方体に限定されない。例えば、セル11は直方体又は球体であってもよい。セル11の配置は、正方格子状に限定されない。例えば、複数のセル11が放射線状に配置されていてもよい。また、セル11の形状を正六角柱にしてハニカム構造で配置してもよい。
(9)変形例9
磁場測定装置1が測定する磁場は、心磁に限定されない。例えば、脳から発生する磁場(脳磁)であってもよい。
(10)変形例10
磁場測定装置1の構造は、図2に示すものに限定されない。例えば、寝台2に代えて椅子が用いられてもよい。
(11)変形例11
磁場測定装置1は、ポンプ光と検出光とを用いて磁場を測定してもよい。この場合、磁場測定装置1は、ポンプ光を照射するポンプ光照射部を備える。このポンプ光照射部は、光源と偏光部と光分配器とを有する。光源は、レーザー光を放射する。偏光部は、光源から放射されたレーザー光を、円偏光成分を有するポンプ光に変換する。光分配器は、偏光部により変換されたポンプ光をセルアレイ10に含まれるセル11の数に分岐させる。光分配器により複数本に分岐されたポンプ光は、例えば光ファイバーにより導かれ、セルアレイ10に含まれる各セル11へと照射される。このとき、ポンプ光は検出光L1と直交する方向に照射される。
ポンプ光照射部によってポンプ光が照射されると、セル11内のアルカリ金属原子15の最外殻電子が励起され、スピン偏極が生じる。スピン偏極したアルカリ金属原子15は、磁場により歳差運動をする。1つのアルカリ金属原子15のスピン偏極は、時間の経過とともに緩和するが、ポンプ光がCW(Continuous Wave)光であるので、スピン偏極の形成と緩和は、同時平行的かつ連続的に繰り返される。その結果、原子の集団全体としてみれば、定常的なスピン編極が形成される。照射部20は、セル11の検出面12に検出光L1を照射する。セル11を透過した検出光L1は、検出器31により受光され、その偏光面の回転角θが検出される。これにより、磁場測定装置1は磁場を測定する。
(12)変形例12
磁場測定装置1は、光ポンピング式の磁気センサーに限定されない。例えば、磁場測定装置1は、フラックスゲート磁力計であってもよい。このフラックスゲート磁力計は、高透磁率材料の磁化飽和特性を利用して磁場の1方向成分を測定する。フラックスゲート磁力計の原理は以下の通りである。まず、パーマロイなどの強磁性体の磁芯に1次コイルと2次コイルを巻き、1次コイルに正弦波電流を流すと、磁性体の飽和特性のため2次コイルには正弦波からずれた交流が現れる。外部磁場が無いときは、2次コイルの波形は基本
波と奇数次の高調波のみを含むが、外部磁場が重畳していると偶数次の高調波も含む。従って、元の正弦波の倍周波成分の振幅を抽出することにより、外部磁場のこの磁芯の方向の成分強度が得られる。
このフラックスゲート磁力計は、光ポンピング式の磁気センサーと同様に、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面の大きさにより感度が変わる。つまり、磁場測定装置1は、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面の大きさにより感度が変わるという特性を有する磁気センサーであればよい。また、磁場測定装置1は、心磁計として用いることができるように、心磁などの微弱な磁場を測定できる感度を有していることが好ましい。さらに、磁場測定装置1は、被検者Pの正面だけではなく側面や背面からも磁場を測定できるように、各部の配置に対して自由度を有するような方式で磁場を測定するものであってもよい。
(13)変形例13
上述した実施形態では、磁場測定装置1において、各セル11と被検者Pとの間にはミラー13が設けられていたが、ミラー13を設けない構成であってもよい。この場合、セル11を透過した検出光は、例えば導波路を用いて検出器へ導かれる。あるいは、検出器の磁性の影響が少ない場合には、セル11と被検者Pとの間に検出器を設けてもよい。
(14)変形例14
上述した実施形態では、選択部42は、算出部43が磁場の強度の算出に用いる信号を選択していたが、選択した信号以外の信号の出力を停止させるように磁場測定装置1の各構成を制御してもよい。例えば、選択部42は、選択した信号以外の信号を出力する検出部30に対し、その信号の出力を停止させる指示をしてもよい。また、選択部42は、上記の検出部30が偏光面の回転角を検出した光を透過させたセルアレイ10に向けて検出光を照射する照射部20に対し、その照射を停止させる指示をしてもよい。これにより磁場の強さの算出に用いられない系列が停止するので余分なエネルギーが節約される。
1…磁場測定装置、10…セルアレイ、10a…第1セルアレイ、10b…第2セルアレイ、11…セル、11a…第1セル、11b…第2セル、12…検出面、13…ミラー、15…アルカリ金属原子(媒体)、2…寝台、20…照射部、20a…第1照射部、20b…第2照射部、3…筐体、30…検出部、30a…第1検出部、30b…第2検出部、31…検出器、32…反射器、40…解析装置、41…評価部、42…選択部、43…算出部、H…心臓、L1…検出光、P…被検者。

Claims (5)

  1. 磁場の強度に応じて光の偏光面を回転させる媒体が内部に封入されているセルであって、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面を有する複数の第1セルを、当該測定対象に沿った面上において格子状に配置した第1セルアレイと、
    前記媒体が内部に封入されているセルであって、前記第1セルよりも大きい前記検出面を有する複数の第2セルを、前記面上であって当該第1セル同士の間隙に格子状に配置した第2セルアレイと、
    前記複数の第1セルの前記検出面に光を照射する第1照射部と、
    前記複数の第2セルの前記検出面に光を照射する第2照射部と、
    前記複数の第1セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第1検出部と、
    前記複数の第2セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第2検出部と、
    前記第1検出部または前記第2検出部から出力された信号を用いて前記測定対象の磁場の強度を算出する算出部と、
    前記算出部が用いる前記信号を選択する選択部と
    を具備することを特徴とする磁場測定装置。
  2. 前記第1検出部および前記第2検出部から出力された各信号に含まれる検出信号の割合を求めて当該各信号をそれぞれ評価する評価部
    を具備し、
    前記選択部は、前記算出部が用いる前記信号を、前記評価部による当該信号の評価に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁場測定装置。
  3. 前記評価部は、前記各信号に含まれる検出信号の割合が予め定められた閾値を下回っているか否かによって当該各信号を評価し、
    前記選択部は、前記評価部により前記第1検出部から出力された信号に含まれる検出信号の割合が前記閾値を下回っていると評価された場合に、前記第2検出部から出力された信号のみを前記算出部が用いる信号として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁場測定装置。
  4. 前記第1セルまたは前記第2セルは、位置に応じて密度が異なるように前記面上に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の磁場測定装置。
  5. 磁場の強度に応じて光の偏光面を回転させる媒体が内部に封入されているセルであって、測定対象の磁場の中に配置されたときに磁束が通る検出面を有する複数の第1セルを、当該測定対象に沿った面上において格子状に配置した第1セルアレイと、
    前記媒体が内部に封入されているセルであって、前記第1セルよりも大きい前記検出面を有する複数の第2セルを、前記面上であって当該第1セル同士の間隙に格子状に配置した第2セルアレイと、
    前記複数の第1セルの前記検出面に光を照射する第1照射部と、
    前記複数の第2セルの前記検出面に光を照射する第2照射部と、
    前記複数の第1セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第1検出部と、
    前記複数の第2セルを透過した光の偏光面の回転角を検出し、検出した当該回転角に応じた信号をそれぞれ出力する第2検出部と
    を具備する磁場測定装置を制御するコンピューターを、
    前記第1検出部および前記第2検出部から出力された各信号に含まれる検出信号の割合を求めて当該各信号をそれぞれ評価する評価部と、
    前記第1検出部または前記第2検出部から出力された信号を用いて前記測定対象の磁場の強度を算出する算出部と、
    前記算出部が用いる前記信号を、前記評価部による当該信号の評価に基づいて選択する
    選択部
    として機能させるためのプログラム。
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