JP2013164157A5 - 配管システム並びに接合器材 - Google Patents

Description

また、継手本体の開口部から弁体を挿入する構造によって、継手本体のコンパクト化と内部構造を簡略化でき、容易に組付けることができる。このため、配管部品の数量を削減しつつ管路を単純化できる。継手本体を配管システムの管路から取り外すことなく管路の接合状態を維持した状態で弁ユニットを組付けてバルブ機能を発揮できる。組付け後には、スペーサを介してブッシュにより弁体が上下方向に位置決めされるため、弁体がぐらついたり開口部側に脱落することを防いでこの弁体を所定位置に保持する。

しかも、構造を簡略化して組付け性を向上でき、弁体の取付けと同時にステム、ステムシール材、弁体シール部材を装着できる。組付け後には、弁体に一体化されたステムにより、このステムの回転操作に比例して正確に弁体を操作できる。

さらには、弁体回転時にボールプランジャが係止部に係止することで弁体を９０°の角度で正確に回転操作でき、簡単に弁開或は弁閉状態まで操作してこの状態を保持できる。このときクリック感が得られるため、弁体の回転状態を容易に確認できる。これにより、弁体の過回動によるシール部材の摩耗を防いで、長期に渡って高い操作性とシール性とを維持できる。さらに、係止部の間隔を別の角度で変更でき、この場合にも継手本体や弁体の形状を変えることなく、弁体を所定角度まで容易に回転できる。

また、回転操作部と支持ステムとの軸径を同一とすることで、ボデー内の流体圧力による受圧推力を相殺し、弁体の操作トルクを、シール部材が継手本体内を摺動する摩擦トルクに抑えることができ、バルブの操作トルクを低くし、アクチュエータを用いて操作する場合、アクチュエータの出力トルクを低くして全体を小型化できる。

配管への接続状態を維持しながらクランプバンドを取り外して開口部から弁ユニットを一体的に簡単に着脱でき、全体をコンパクト化しながら部品点数を抑え、継手本体が１ピース構造であることから弁ユニットを繰り返し着脱した場合でも外部漏れを抑えることができる。

Claims (6)

1. パイプとこのパイプ接合用の少なくとも二つの流出入口を有するワンピース構造の継手本体とを備えた配管システムであって、前記継手本体に少なくとも流路と直交する一つの開口部を設けると共に、貫通孔を有する弁体にシール部材と回転操作部とを組付けて弁ユニットを構成し、この弁ユニットを前記開口部より前記継手本体内に組付けて前記流出入口を開閉可能に設けたことを特徴とする配管システム。
2. 前記弁体の貫通孔と前記流出入口の流路径とを略同一に形成してフルボアタイプとした請求項１に記載の配管システム。
3. 前記継手本体の底部近傍の流出入口周囲を半球面状に形成し、前記開口部より挿入した相似形の半球面状の弁体を装着可能に設けた請求項１又は２に記載の配管システム。
4. 少なくとも二つの流路の流出入口を有する継手本体に少なくとも一つの開口部と、弁体収納部とを設け、前記開口部より貫通孔を有する弁体にシール部材と回転操作部とを組付け構成した弁ユニットを前記弁体収納部に収納可能に設けたことを特徴とする接合器材。
5. 前記開口部に、被蓋用のブッシュを装着可能に設けた請求項４に記載の接合器材。
6. 前記開口部側と流出入口側に設けた接続部をクランプ式フェルール継手とした請求項４又は５に記載の接合器材。