JP2013162916A - 高通気性安全靴 - Google Patents
高通気性安全靴 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013162916A JP2013162916A JP2012027926A JP2012027926A JP2013162916A JP 2013162916 A JP2013162916 A JP 2013162916A JP 2012027926 A JP2012027926 A JP 2012027926A JP 2012027926 A JP2012027926 A JP 2012027926A JP 2013162916 A JP2013162916 A JP 2013162916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outsole
- midsole
- safety shoe
- vent holes
- insole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
【課題】 特別な浸水防止手段を必要とせず安価に製造でき、雨水の浸入を防止しつつ通気性を向上することができる高通気性安全靴を提供する。
【解決手段】 靴底に外側通気孔22を有するアウトソール2と、このアウトソール2上に積層され緩衝性を有するメッシュ状のミッドソール3と、このミッドソール3上に積層され内側通気孔41を有するインソール4とを備えている。また、アウトソール2の内表面には所定の空間を構成する複数の凹部24が形成され、これらの凹部24の底面に外側通気孔22が貫通されているとともに、これらの外側通気孔22の外周を囲むようにして浸水を防止する浸水防止用壁部25が突設されていてもよい。
【選択図】 図2
【解決手段】 靴底に外側通気孔22を有するアウトソール2と、このアウトソール2上に積層され緩衝性を有するメッシュ状のミッドソール3と、このミッドソール3上に積層され内側通気孔41を有するインソール4とを備えている。また、アウトソール2の内表面には所定の空間を構成する複数の凹部24が形成され、これらの凹部24の底面に外側通気孔22が貫通されているとともに、これらの外側通気孔22の外周を囲むようにして浸水を防止する浸水防止用壁部25が突設されていてもよい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、高い通気性を有し、足が蒸れにくい高通気性安全靴に関するものである。
従来、安全靴の素材には、関税の安価なポリウレタンが利用されることが多い。しかしながら、ポリウレタン素材は皮革と異なり通気性が悪いため、足の発汗作用により安全靴の内部が蒸れ易いという問題がある。特に安全靴は重労働の作業において使用される場合が多いことから、すぐに蒸れる状況になり、さらに長時間に渡って作業を行う場合は着用者の不快感が大きくなる。また、蒸れたまま放置したり、繰り返し着用することにより悪臭を発生させる原因や足の皮膚病の原因にもなっている。
このような背景のもと、例えば、特開2001−37503号公報には、先芯の内部に端部を排水孔として該先芯の外表側に開口させた水路を形成し、該先芯を貫通し該水路に至る複数の導気口を間隔を置いて穿設すると共に、該水路と靴内部とを連通する通気孔を該通気孔の水路側開口が前記導気口と対向しないように設けてなる安全靴が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、先芯の外表面に上向きの開口が複数設けられるため、雨天時には雨水がそのまま浸入してしまう。このため、雨水の浸入を防止するには、別途、液体水不透過性かつ水蒸気透過性の膜で開口を被覆したり、開口を閉鎖可能な開閉手段を設けなければならず、構造がより一層複雑になる上、製品コストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、特別な浸水防止手段を必要とせず安価に製造でき、雨水の浸入を防止しつつ通気性を向上することができる高通気性安全靴を提供することを目的としている。
本発明に係る高通気性安全靴は、靴底に外側通気孔を有するアウトソールと、このアウトソール上に積層され緩衝性を有するメッシュ状のミッドソールと、このミッドソール上に積層され内側通気孔を有するインソールとを備えている。
また、本発明の一態様として、前記アウトソールの内表面には所定の空間を構成する複数の凹部が形成され、これらの凹部の底面に前記外側通気孔が貫通されているとともに、これらの外側通気孔の外周を囲むようにして浸水を防止する浸水防止用壁部が突設されていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記インソールの踵部分には、前記ミッドソールと対向する面にクッション部材が設けられていてもよい。
本発明によれば、特別な浸水防止手段を必要とせず安価に製造でき、雨水の浸入を防止しつつ通気性を向上することができる。
以下、本発明に係る高通気性安全靴の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明において、安全靴とは、工事現場や重い機械・部品を扱う工場内、鉱業・建設業、運送業等の足への危険を伴う作業場で使用され着用者の足を保護する全ての靴を含む概念である。
図1および図2に示すように、本実施形態の高通気性安全靴1は、主として、地面に直接接地するアウトソール2と、このアウトソール2上に積層されるミッドソール3と、このミッドソール3上に積層され足に直接接触するインソール4とを有している。以下、各構成についてより詳細に説明する。
アウトソール2は、地面に直接接触する部分であり、ゴムや合成樹脂等により形成されている。アウトソール2の底面にあたる靴底には、図3に示すように、複数本の凹溝21が形成されており、滑りにくくする意匠が施されている。また、本実施形態では、足の指周辺が特に蒸れやすいことを考慮して、アウトソール2のつま先側の凹溝21に沿うようにして、アウトソール2を上下方向に貫通する複数個の外側通気孔22が形成されている。このように本実施形態では、蒸れやすい位置と製造コスト、浸水の問題を考慮して、アウトソール2のつま先側にのみ外側通気孔22を形成しているが、踵側にも形成してもよい。
また、アウトソール2の内表面には、図4に示すように、仕切壁23によって所定の空間を構成する複数の凹部24が形成されている。そして、つま先側に設けられた各凹部24の底面に外側通気孔22が貫通されている。また、本実施形態では、図5に示すように、アウトソール2内への浸水を防止するための浸水防止用壁部25が、凹部24の底面から外側通気孔22の外周を囲むようにして上方に突設されている。
なお、本実施形態では、外部からの水が浸入しにくくなるように、外側通気孔22の直径を約3mmとしているが、この大きさに限定されるものではなく、通気作用と浸水防止作用とのバランスを考慮して、適宜増減してもよい。
ミッドソール3は、アウトソール2上に積層され、足への衝撃を吸収する役割等を果たす部分である。本実施形態において、ミッドソール3は、通気性および緩衝性の高いメッシュ状の素材により形成されている。また、ミッドソール3は高さ方向と横方向に網目状が構成されており、横方向の網目の各径よりも高さ方向の網目の各径の方が大きく形成されており、汗の排出、通気性の確保、クッション性等が効果的になされるように構成されている。
インソール4は、ミッドソール3上に積層され、足の裏と直接接触する部分である。本実施形態において、インソール4は、通気性、速乾性および緩衝性に優れた素材により形成されている。また、図2に示すように、インソール4の前方には、複数個の内側通気孔41が形成されている。さらに、インソール4の踵部分には、ミッドソール3と対向する面に弾力性の高いクッション部材42が設けられている。
つぎに、以上の構成を備えた本実施形態の高通気性安全靴1の作用について説明する。
本実施形態の高通気性安全靴1を着用した状態で発汗すると、まず、インソール4が当該汗を吸収し、足との接触面を素早く乾燥させる。つづいて、インソール4は、吸収した汗や体温によって蒸気になった汗をミッドソール3側へ通気または通水させる。また、本実施形態において、インソール4は、つま先側に設けられた内側通気孔41から直接汗や蒸気を効果的に排出する。
インソール4から排出された汗や蒸気は、メッシュ状のミッドソール3によってそのままアウトソール2側へ通過される。特に、着用者が歩行する度に、クッション性の高いインソール4およびミッドソール3が、圧縮状態と通常状態とを繰り返すことによりポンプ作用を奏するため、汗や蒸気を迅速に押し出す。
アウトソール2は、ミッドソール3から排出された汗や蒸気を凹部24へ取り入れつつ、外側通気孔22から排出するとともに、外部の新鮮な空気を高通気性安全靴1の内部へ取り入れる。また、外側通気孔22は靴底に開口されているため、雨天時に雨水が上から浸入することがない。さらに、外側通気孔22はアウトソール2の凹溝21に沿って形成されているため、地面によって閉塞されることがなく、常時、高通気性安全靴1の内部と外気とを連通させ、快適な状態を保持する。
また、本実施形態では、図5に示すように、浸水防止用壁部25が、外側通気孔22の外周を取り囲んで通気路を上方に延長している。このため、外側通気孔22は、凹溝21の高さ、アウトソール2の厚さおよび浸水防止用壁部25の高さを合わせた深さ以下の水深であれば、水たまり等に入ってもアウトソール2内への浸水を防止することができる。
さらに、本実施形態では、インソール4の裏面に設けられたクッション部材42が、インソール4およびミッドソール3のポンプ作用を向上させる。これにより、汗や蒸気の排出が促進され、高通気性安全靴1の内部に発生した高湿な空気が、新鮮な外気と迅速に換気される。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1.高通気性安全靴1の内部を蒸れにくくし、着用者の不快感を低減することができる。
2.高い通気性を保持しつつ、雨水の浸入を防止することができる。
3.浅い水たまり程度であれば、水たまりに入ってもアウトソール2内への浸水を防止することができる。
4.外側通気孔22に対して特別な浸水防止手段を設ける必要がなく、安価に製造することができる。
1.高通気性安全靴1の内部を蒸れにくくし、着用者の不快感を低減することができる。
2.高い通気性を保持しつつ、雨水の浸入を防止することができる。
3.浅い水たまり程度であれば、水たまりに入ってもアウトソール2内への浸水を防止することができる。
4.外側通気孔22に対して特別な浸水防止手段を設ける必要がなく、安価に製造することができる。
なお、本発明に係る高通気性安全靴1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、上述した本実施形態では、スニーカータイプの高通気性安全靴1について説明したが、外観形状はこれに限定されるものではなく、ブーツタイプ、長靴タイプ、半長靴タイプ、短靴タイプ等、あらゆるタイプの安全靴に適用可能である。
1 高通気性安全靴
2 アウトソール
3 ミッドソール
4 インソール
21 凹溝
22 外側通気孔
23 仕切壁
24 凹部
25 浸水防止用壁部
41 内側通気孔
42 クッション部材
2 アウトソール
3 ミッドソール
4 インソール
21 凹溝
22 外側通気孔
23 仕切壁
24 凹部
25 浸水防止用壁部
41 内側通気孔
42 クッション部材
Claims (2)
- 靴底に外側通気孔を有するアウトソールと、
このアウトソール上に積層され緩衝性を有するメッシュ状のミッドソールと、
このミッドソール上に積層され内側通気孔を有するインソールと
を備えた高通気性安全靴。 - 前記アウトソールの内表面には所定の空間を構成する複数の凹部が形成され、これらの凹部の底面に前記外側通気孔が貫通されているとともに、これらの外側通気孔の外周を囲むようにして浸水を防止する浸水防止用壁部が突設されている、請求項1に記載の高通気性安全靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012027926A JP2013162916A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 高通気性安全靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012027926A JP2013162916A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 高通気性安全靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013162916A true JP2013162916A (ja) | 2013-08-22 |
Family
ID=49174698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012027926A Pending JP2013162916A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 高通気性安全靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013162916A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016533204A (ja) * | 2013-09-23 | 2016-10-27 | 高偉業 | 多重防振吸湿通気インソール及び防振吸湿通気靴 |
-
2012
- 2012-02-13 JP JP2012027926A patent/JP2013162916A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016533204A (ja) * | 2013-09-23 | 2016-10-27 | 高偉業 | 多重防振吸湿通気インソール及び防振吸湿通気靴 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9687040B2 (en) | Footwear with air permeable layer and air permeable portion in a lower peripheral area of the upper arrangement | |
JP4139400B2 (ja) | 通気靴 | |
KR101164463B1 (ko) | 공기순환기능을 가지는 신발 | |
US20120266494A1 (en) | Waterproof sole with high air and vapor permeability | |
KR100930488B1 (ko) | 투습ㆍ충격흡수 구조를 갖는 방수신발 및 제조방법 | |
JP2013162916A (ja) | 高通気性安全靴 | |
JP4307514B1 (ja) | 通気性を有する靴底を備えた靴 | |
KR200487679Y1 (ko) | 통기가 가능한 신발 | |
KR100564792B1 (ko) | 바닥면과 외주연부에 통풍구가 구비된 신발밑창 | |
KR101549567B1 (ko) | 우수한 통풍성을 갖는 방수신발 | |
KR101567716B1 (ko) | 통기성 향상을 위한 솔 조립체 및 이를 포함하는 기능성 신발 | |
JP5248879B2 (ja) | 靴 | |
KR200431288Y1 (ko) | 신발용 쿠션 및 통풍장치 | |
JP2011160943A (ja) | 通気防塵のマッサージ中敷 | |
CN210747501U (zh) | 一种减震透气劳保鞋 | |
KR101591360B1 (ko) | 통풍로를 갖는 안전화용 내답발판 | |
EP2514330B1 (en) | A waterproof sole with high air and vapor permeability | |
KR101067340B1 (ko) | 방수기능을 갖는 봉합식 작업화 | |
KR101544179B1 (ko) | 쿠션 기능이 향상된 신발용 통풍 미드솔 | |
JP3117967U (ja) | 通気機能付靴 | |
KR102167555B1 (ko) | 신발 | |
WO2011141939A1 (en) | Sole structure for a ventilated footwear | |
JP2006081580A (ja) | 履物の通気構造 | |
KR200430914Y1 (ko) | 신발 깔창 | |
KR101938256B1 (ko) | 측면에 통기공이 형성된 인솔 |